JP2000501263A - インピーダンス手段 - Google Patents

インピーダンス手段

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JP2000501263A JP9520416A JP52041697A JP2000501263A JP 2000501263 A JP2000501263 A JP 2000501263A JP 9520416 A JP9520416 A JP 9520416A JP 52041697 A JP52041697 A JP 52041697A JP 2000501263 A JP2000501263 A JP 2000501263A
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Abstract

(57)【要約】 この発明は、互いに磁気結合(L12)を有するように配置された第1導体(10、L1)と第2導体(40、L2)を備えるインピーダンス手段(5)に関する。またこの発明は前記インピーダンス手段のインピーダンスを制御する方法に関する。この方法は、第1振幅(I1)と第1位相角(θ1)を有する第1電気信号を第1導体(10、L1)に受けて、第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する第2電気信号を生成するステップを含む。この方法は、第2電気信号を第2導体(40、L2)に送出して、前記第2位相角(θ2)を制御することを含む。

Description

【発明の詳細な説明】 インピーダンス手段 発明の技術分野 この発明はインピーダンス手段と、前記インピーダンス手段のインピーダンス を調整する方法に関する。またこの発明はインピーダンス手段を含む電子回路に 関する。またこの発明は集積回路チップに関する。 関連技術の説明 回路構成要素は抵抗部とリアクタンス部を持つインピーダンスZを有する、と 書かれることが多い。言い換えると、構成要素は抵抗RとリアクタンスXを有す る。リアクタンスは容量性または誘導性である。リアクタンスXは容量性成分と 誘導性成分を含み、構成要素のインピーダンスに誘導性および容量性だけでなく 抵抗性を与える。 共振回路は、フィルタや発振器などの電子回路に用いられる構成要素である。 US−A−4,338,582は、インダクタ、バラクタ、電界効果トランジス タに結合する抵抗体を備える共振回路を開示している。電界効果トランジスタは 負性抵抗を示し、バラクタで表される大きな抵抗性成分を補償する。 A.Presserの著書「バラクタ調整可能な高Qマイクロ波フィルタ(Varactor-Tun able,High-Q Microwave Filter)」(RCA Review,Vol.42,pp691-705,1981) にも、能動素子の負性抵抗によりバラクタ損失を補償できると述べられている。 Presser は、負性抵抗を与えるようにフィードバックをかけて接続した電界効果 トランジスタを開示している。この開示された電界効果トランジスタは抵抗損失 を持つバラクタに直列に接続する。 N.M.NguyenとR.G.Meyerの論文「SiIc互換のインダクタとLC受動フ ィルタ(SiIc-Compatible Inductors and LC Passive Filters)」(IEEE Journal of Solid-State Circuits,Vol.25,No.4,1990)は、シリコン基板上にアルミ ニウムで作った四角ならせん形のインダクタを開示している。この開示されたイ ンダクタのインダクタンスは9.7nHで、15.4オームの直列抵抗と、0. 9GHzで4以下の最大Q値を有する。またこの論文は、相互インダクタンスを 有する2個のインダクタを含む低域フィルタを開示している。約3のQ値を用い ることができるが、この開示されたインダクタの性能はやはり金属抵抗により制 限される。 EP,A2,0 356 109は、一次巻線と二次巻線を有する低周波イン ダクタンス変圧器を開示している。センサ変圧器がインダクタンス変圧器の一次 巻線内の電流を検知し、この検知された電流に応じて演算増幅器が二次巻線内の 電流を制御して、一次巻線のインダクタンス効果を増加させる。 概要 この発明は、制御可能なインピーダンスを持つインピーダンス手段を与える問 題に関する。 またこの発明は、高Q値を持つインダクタを与える問題に関する。従来の集積 回路インダクタは特にQ値が低いのが欠点である。従来の技術の別の問題は、集 積回路インダクタの動作周波数が寄生静電容量により制限されるということであ る。 更にこの発明は、高周波で優れた性能特性を持つ集積回路インダクタを与える 問題に関する。 この発明の目的は、回路構成要素のインピーダンスを制御する方法を実現する ことである。このような方法により、回路構成要素の抵抗とリアクタンスを電子 的に調整することができる。このようにインピーダンスを制御することにより、 構成要素のQ値Q0を調整することができるし、また構成要素の共振周波数ω0の 制御と、その構成要素を含む任意の回路の共振周波数の制御を行うことができる 。 この発明の別の目的は、Qを調整することのできるインダクタンス手段を実現 することである。 またこの発明の目的は、抵抗を調整することのできる構成要素を実現すること である。この発明の別の目的は、リアクタンスを調整することのできる構成要素 を実現することである。 上の目的を達成するため、この構成要素は第1導体を結合する第1端子と第2 端子を備える。端子20と30の間の構成要素のインピーダンスZeは次式で表 される。 Ze=Re+jXe ただし、Reは構成要素の抵抗、Xeは構成要素のリアクタンスである。 またこの構成要素は第2導体を備える。第2導体は第1導体に電磁的に結合す る。 この発明の方法は、第1導体に第1電気信号を受けるステップを含む。第1電 気信号は第1振幅と第1位相角を有する。信号発生器を設けて第2電気信号を生 成する。信号発生器は第2電気信号を第2導体に与える。第2電気信号は第2振 幅と第2位相角を有する。信号発生器は第2位相角を制御する手段を備える。 構成要素の抵抗Reは、第2位相角と第1位相角との角度差に応じて変わる。 この発明では、第2位相角と第1位相角との角度差を変えることにより構成要素 の抵抗を変えることができる。 第2電気信号は第1電気信号に応じて生成することができる。または、両信号 は第3の電気信号により生成されるという意味で、第2電気信号は第1電気信号 に依存する。 この発明の一実施形態では、制御手段は前記第1電気信号に応じて前記第2信 号を生成するセンサ手段を備える。この発明の一実施形態では、制御手段は調整 信号のための入力も備える。制御手段はこの調整信号に応じて第2位相角を制御 する。 この発明の別の目的は、その値が電子的に調整可能なインダクタンスを有する インダクタンス手段を実現することである。この発明の別の目的は、その値が電 子的に調整可能な抵抗を有するインダクタンス手段を実現することである。これ らの目的は、第2信号の振幅と位相を調整する調整手段を与えることにより達成 される。 この発明の別の目的は、優れた特性を持つインダクタンス手段を備える集積回 路チップを実現することである。この発明の更に別の目的は、300MHz以上 の周波数で動作して優れたQ値を持つ集積回路インダクタンス手段を実現するこ とである。これらの目的は、電磁的に結合する第1および第2導体を有する集積 回路により実現することができる。この発明の一実施形態では、第1導体をらせ ん形に形成し、また第2導体もらせん形に形成する。第1らせん形と第2らせん 形を交互に巻いて、前記インダクタの間を磁気的に結合する。 図面の簡単な説明 この発明の理解を助けるため、いくつかの例と関連する図面を参照して説明す る。 図1Aは誘導性および抵抗性インピーダンスを持つ従来のインダクタの略図で ある。 図1Bは容量性、誘導性および抵抗性インピーダンスを持つ従来のインダクタ の略図である。 図1Cは、従来のインダクタにおいて現れる寄生静電容量の原理を示す。 図2は、この発明のインピーダンス手段の第1実施形態の略ブロック図である 。 図4は、図2のインピーダンス手段の略図である。 図5は、この発明のインピーダンス手段の第2実施形態の略ブロック図である 。 図6Aは、図2、図4、図5に示すインピーダンス手段で実現される抵抗とリ アクタンスのプロットである。 図6Bは、図2、図4、図5に示すインピーダンス手段で実現される、生成さ れた可変抵抗のプロットである。 図7は、この発明のインダクタンス手段を備えるフィルタ回路の略ブロック図 である。 図8は、800MHzから1000MHzまでの周波数範囲内の、この発明の インダクタンス手段を備えるインピーダンス網で表されるインピーダンスの絶対 値を示す。 図9は、第1導体と第2導体とが相互インダクタンスを持つよう配置された集 積変圧器を含む集積回路チップの一部の上面図である。 図10は、図9の集積回路の一部の側断面図である。 図11は、インピーダンス網が図10の集積回路内に設けられている、帯域フ ィルタの等価回路図である。 図12は、この発明の共振器の略ブロック図である。 図13は、図12の共振器の詳細な図である。 実施の形態の詳細な説明 以下の説明では、異なる実施の形態の中の同じ機能は同じ参照番号で示す。第1の実施の形態 図2は、自己インダクタンスL1と、図4の直列抵抗R1で示す実効電力損失と を有するインダクタ10を含む構成要素5の略ブロック図である。インダクタ1 0は第1端子20と第2端子30に結合する。 また構成要素5は、自己インダクタンスL2と、図2の直列抵抗R2で表す抵抗 損失とを有する第2インダクタ40を含む。インダクタ40は第1インダクタ1 0と電磁的に結合するように配置する。言い換えると、第1インダクタ10と第 2インダクタ40の間に相互インダクタンスL12が存在する。インダクタ40は 端子50と端子60を備え、両端子は信号発生器70に接続する。信号発生器7 0は、第1制御信号S85を受ける入力端子80を含む。 信号源86は、値R88を持つ信号源インピーダンス88を通して、第1振動電 る電流I1という第1電気信号をインダクタ10に与えると、信号発生器70は 号を第2インダクタ40に与える。第1制御信号により、第2電気信号の振幅 2電気信号の周波数を制御することもできる。 位相角θ1とは第1位相角度差φ1だけ異なる値になるよう制御することができる 。第1電気角度差φ1は構成要素5のインピーダンスに影響を与える。これにつ いては後で詳細に説明する。 電流I1を図2の回路内の端子20に与えると、応答電圧U1がインダクタ10 の両端に現れる。上に述べたように第2インダクタ40を第2電流I2で励起 したという前提で回路5を分析すると、応答関数U1/I1=Zeが得られる。 ただし、Zeは回路5のインピーダンスである。第2インダクタ40を励起する と、インダクタ40内の電気信号に応じて第1インダクタ10内にフィードバッ ク信号が発生して、端子20と30の間の回路5のインピーダンスZeに影響を 与える。 端子20と30の間の回路5のインピーダンスZeは次式で表される。 Ze=U1/I1=Re+jXe (1) これを分析すると次のようになる。 Re=R1−ωL12(I2/I1)sinφ1 (2) Xe=ωL1+ωL12(I2/I1)cosφ1 (3) 式(2)から明らかなように、抵抗項すなわち実数項Reは角度差φ1=θ2−θ1 に依存する項を含む。 要素sinφ1=sin(θ2−θ1)は角φ1の或る範囲で正の符号を持ち、角 φ1の別の範囲で負の符号を持つ。したがって、抵抗Reは角φ1の関数として変 化する。 同様に、式(3)はリアクタンスXeが角φ1の関数として変化することを表す 。 式(1)、(2)、(3)を書き直すと次のようになる。 Ze=R1+jωL1+ωL12(I2/I1)(−sinφ1+jcosφ1) (4) Ze=R1+jωL1−ωL12(I2/I1)sinφ1 +jωL122/I1cosφ1 (5) 式(5)の最初の2項は角φ1とは関係なく、最後の2項は角φ1の関数である。 式(5)は次のように書き直すことができる。 Ze=R1+jωL1+Rv+jXv (6) ただし、 Rv=−ωL12(I2/I1)sinφ1 (7) Xv=ωL12(I2/I1)cosφ1 (8) 式(6)の項RvとXvは、明らかにφ1に応じて変化する。 端子20と30の間の回路5の全インピーダンスは次の式で表される。 Ze=Z1+Zv (9) ただし、 Z1=R1+jωL1 (10) Zv=Rv+jXv (11) このようにこの発明の回路は、上に述べた第1制御信号によりその値を制御す ることのできる調整可能なインピーダンスZvを与えるという優れた効果を有す る。図4は回路5の略図である。式(9)と図4に示すように、回路5はインピ ーダンスZ1と可変インピーダンスZvの結合を生成する機能を有する。 ここで分かるように、上述の抵抗値Rv(図4参照)を抵抗値R1に近い値で逆 符号になるよう設定してインピーダンス手段5を制御し、制御され改善されたQ 値を持つインピーダンス手段として機能させることができる。 この発明のインピーダンス手段5を用いると負の抵抗値Rvを与えることがで きる。 一般に回路のQは、回路のリアクタンスとその等価直列抵抗との比と定義され る。このQの定義をインピーダンス手段5に適用すると、式(1)と式(6)を 用いて次の式が得られる。 Q5=Xe/Re=(ωL+Xv)/(R1+Rv) (12) 第2電流信号I2の位相角θ2を適当な値にすると、抵抗値Rvは負になって、 比(12)の分母はゼロに近づく。したがってQ値Q5は位相角θ2に応じて調整 可能であり、位相角θ2を適当に選ぶことにより回路のQを大幅に改善すること ができる。 優れた高Q値を有するインピーダンス手段を実現する問題はこのようにして解 決される。 この発明で実現される別の目的は、高い共振周波数を持つ集積回路インダクタ を与えることである。 インダクタの共振周波数は、そのインダクタのインダクタンスと寄生静電容量 の積の平方根の逆に比例する。すなわち、 式(13)から、共振周波数foはLとCpの積により制限されることが分かる 。選択されたインダクタンス値Lにおいて共振周波数fpを増加させるには静電 容量Cpを減少させる必要がある。したがって、選択されたインダクタンス値L における共振周波数は、L/Cpが増加すると増加する。インダクタンス手段5 を用いると、上に述べたように与えられるリアクタンス値は制御可能である。式 (13)のインダクタンス値Lに式(3)のリアクタンス値Xeを代入すると、 共振周波数として次の式が得られる。 (14) 角φ1を範囲−π/2からπ/2までの範囲内で設定すると、インダクタンス 手段5により与えられるインダクタンスは最大になる。これは図6から明らかで ある。したがってインダクタンス値と寄生静電容量との関係は増加し、所定のイ ンダクタンス値における共振周波数を高めることができる。このように、インダ クタンス手段5の共振周波数fo5を単一インダクタの共振周波数より高く設定す ることができる。 手段5内のインダクタ10を非常に低くすると、すなわち抵抗損失を無視でき る程度にすると、手段5はリアクタンス手段として機能する。リアクタンス手段 5のリアクタンスは角φに応じて変動する。第2の実施の形態 この発明のインピーダンス手段の第2の実施の形態を図5に示す。 センサ90を設けて第1指示信号S100を生成し、この第1指示信号をコント ローラ120の第1入力110に送出する。第1指示信号S100は第1電流I1 する情報を含む。 コントローラ120は設定信号S130を受ける第2入力124を備える。設定 信号S130は端子20と30の間の回路5の所望のインピーダンスZeに関する情 報を含む。第1指示信号S100と設定信号S130に応じて、コントローラ120は 第1制御信号S85を生成する。コントローラ120は信号発生器70の入力80 に結合し、信号発生器70に第1制御信号S85を与える。図6 本発明者は、位相角φを変えながらインピーダンス手段のインピーダンスを測 定する手段5を作成した。測定の結果を図6Aに示す。 この発明を理解しやすくするため、測定結果をインピーダンスZφの抵抗Re とリアクタンスXeを別々にプロットして示す。図6Aでは、軸140は位相角 φ=θ2−θ1を示し、軸150は抵抗ReとリアクタンスXeの値を示す。 図6Aから分かるように、位相角φが0とπの範囲内では測定されたインピー ダンス手段5の抵抗Reは負である。このようにReのプロットは、この発明が回 路抵抗Reを負の値にするという優れた効果を持つことを示す。 抵抗Reの値は位相角φがπ/2のとき最小になる。位相角φが0のときとπ のときは、測定された抵抗Reは直列抵抗R1に相当する。図6AのReのプロッ トと式(6)とを比べると分かるように、抵抗値Reは直列抵抗R1と可変抵抗Rv の和に等しい。 図6AのReのプロットと式(2)とを比べると、位相角φが0のときとπの とき可変抵抗Rvは0であることが分かる。 以上から容易に分かるように、位相角φがn*π(nは整数)から離れると実 際の抵抗Reは減少または増加する。図6Bに、可変抵抗Rvを位相角φの関数と して示す。図6Bから分かるように、位相角φがn*π(nは整数)から離れる とRvは0から離れる。整数とは正と負の自然数0、+1、−1、+2、−2、 +3、−3、...である。位相角φが (p−1)*π<φ<p*π の間は可変抵抗Rvは負である。ただし、pは0でない奇数の整数である。した がって、位相角φが上記の範囲内にあるとき実際の抵抗Rvは減少する。 図6Aから分かるように、リアクタンスXeは位相角φがπのとき最小になる 。リアクタンスXeのプロットと式(6)を比べると、リアクタンスXeはリアク タンスωL1と可変リアクタンスXvの和に等しい。 式(3)を参照して図6のXeのプロットを分析すると、位相角φがπ/2の ときXeはωLに等しいことが分かる。角φがnπ/2のときも同じ結果が得ら れる。ただし、nは奇数の整数である。 インピーダンス手段5に関する上の2つの実施の形態は、集積回路として提供 することができる。この発明のインダクタンス手段を含む集積回路については後 で詳細に説明する。 集積回路はシリコンチップ上に設けてよい。この発明の一態様では、このよう な集積回路は通信システムに用いられる。インピーダンス手段は300MHzか ら30GHzまでの範囲の周波数で動作する。好ましい実施の形態では、インピ ーダンス手段は400MHzから3GHzまでの範囲の周波数で動作する。第3の実施の形態 電子回路理論から、インダクタンスLと静電容量Cを並列に結合するインピー ダンス網は中心周波数fcを有する。インダクタが直列抵抗Rを持つ場合は、中 心周波数は次式で与えられる。 (15) 中心周波数ではインピーダンス網の全インピーダンスは最大になり、他の周波数 では網のインピーダンスはこれより低くなる。 この知識を用いて、本発明者はインピーダンス手段5を含む新規な優れたフィ ルタを設計した。 図7はその例であって、入力を第1増幅段210に結合するフィルタ190を 示す。第1増幅段210の出力220は、インピーダンス網230と第2増幅段 250の入力240に結合する。第2増幅段は出力254を有する。 インピーダンス網230は、前に述べたインピーダンス手段5を含む。インピ ーダンス手段5の端子20は第1増幅器210の出力220に結合し、端子30 は信号接地に結合する。インピーダンス手段5に並列に静電容量手段260が結 合する。 式(3)に示すように、インピーダンス手段5は誘導性リアクタンスを有する よう制御することができる(図6参照)。上に述べたようにインピーダンス手段 5と静電容量260を組み合わせることにより、フィルタ190は帯域特性を持 つ。 帯域フィルタ190を高周波回路に適用すると、広範囲の周波数を含む入力信 号を入力200に与え、フィルタ190により狭い周波数範囲を選択して出力2 54に供給することができる。 単位振幅を有し広いスペクトルに渡る周波数を含む信号を入力200に与える と、出力の信号はインピーダンスが最大のときの中心周波数fcで振幅が最大に なる。 図8は、900MHzから950MHzまでの周波数範囲でインピーダンス網 230が示すインピーダンスの絶対値を示す。 図8から分かるように、インピーダンス網230は中心周波数fcにおいて参 照番号270で示す高いインピーダンスを与える。図8の結果は、図2に示すイ ンピーダンス手段5を図7に示すように接続することにより実現されたものであ る。この例では次の値を用いた。 L1 =5 nH R1 =5 オーム L12 =1.8 nH fc =922.50 MHz φ =4π/45 コンデンサ260の静電容量は6.26pFであった。振幅|I2|と|I1| の関係は周波数と共にいくらか変動する。図6Aから分かるように、φの値を約 4π/45に選ぶと、抵抗値Reは0に近い。図7の端子20と接地との間のイ ンピーダンスの絶対値は中心周波数fcで70キロオームを超える。 容易に分かるように、Vi入力信号の振幅、Vo出力信号の振幅とすると、比| Vo/Vi|の絶対値を示すフィルタの応答曲線は図8に示す曲線に対応する。 応答曲線の半値点は値がピーク値より3dB低い点であって、周波数はそれぞ れf1=922.30MHzとf2=922.70MHzである。 電子回路理論によると、Q値は次式で決定される。 Qo=fc/(f2−f1) したがって、上述のフィルタ190は2300を超えるQo値を持つQを与える 。 この発明のインピーダンス手段5を帯域フィルタのインダクタ手段として用い るとフィルタのQ値が増加するので、フィルタの選択性は非常に向上する。 この新規のフィルタを用いると、抵抗値Reを調整することによりフィルタの Q値を制御できることが分かる。このように、この新規なフィルタは調整可能な Q値を与える。この発明の帯域フィルタのQ値を低い値に設定すると、通過帯域 を広くすることができる。第4の実施の形態 この発明の第4の実施の形態では、インピーダンス手段5を含むフィルタは集 積回路として与えられる。 図9は、インダクタ10と第2インダクタ40が電磁的に結合するよう集積回 路280上に配置された集積素子の上面図である。 両インダクタは、集積回路チップ280の上の第1導体層278内に形成され る。第1導体10は実質的にらせん形の第1導体として形成され、その第1端子 20はらせん形の周辺部にあり、第2端子30はらせん形の内部にある。第2イ ンダクタ40は第2導体で形成され、第1導体と交互に巻かれている。導体10 と40を交互に巻くことにより、両導体間の相互インダクタL12を非常に大きく することができる。図9に示すインダクタは実質的に四角ならせん形に形成され ている。しかし別の実施の形態では、インダクタは実質的に円形のらせん形で交 互に巻かれている。更に別の実施の形態では、インダクタは実質的に8角形のら せん形で交互に巻かれている。 図10は、半導体基板284の表面上に導体10と40を備える半導体チップ 280の一部の横断面図である。半導体基板は、半導体基板内の回路から導体l 0と40を絶縁する酸化物層286を備える。基板は導電層290を備える。ま た基板284は、導体10と40を他の回路要素に接続する導電部と絶縁部を備 える。図10に示すチップの部分は図9の点線A−Aに沿う部分に対応する。イ ンダクタを集積回路で形成すると、インダクタンス値L1に直列および並列に漂 遊静電容量と漂遊抵抗が存在する。これらの損失を図10の点線のコンデンサ3 00、310と点線の抵抗器320、330でそれぞれ示す。図9に示すように 集積回路内に2個のインダクタを設けると、導体10と40の間に漂遊静電容量 (図示せず)が存在する。導体間に漂遊静電容量がある場合は、インダクタ間の 電磁結合は容量性結合を含むので、位相角φを調整するときにこれを考慮に入れ なければならない。導体間に静電容量結合があると、導体40内の電気信号に応 じて第1導体10内に生成されるフィードバック信号の位相は位相角θ2からは ずれる。 図11は、図9と図10で与えられる第1導体10と第2導体40を備えるイ ンピーダンス網230を有する帯域フィルタ190の等価回路図を示す。上に述 べた漂遊抵抗320、330と寄生静電容量300、310は図11の等価回路 内に含まれている。 第2インダクタ40を信号発生器70と共に設けることにより、上述の漂遊お よび損失インピーダンスR1、320、330、300、310で示される電力 損失の一部または全部を補償することができる。この補償は、上に述べた可変Rv とXvを所望の値に合わせることにより実現することができる。集積回路上にイ ンダクタンス手段5を設けるというこの新規な方法により、集積回路の性能を実 質的に改善することができる。 上記の実施の形態は帯域フィルタとしての集積回路の例である。低域フィルタ および高域フィルタだけでなく、1個または複数個のインピーダンス手段5を含 む他の集積回路もこの発明の範囲内にある。この発明のインピーダンス手段は、 無線受信機のフィルタ内に設けることができる。第5の実施の形態 共振理論から、リアクタンス要素を含む回路を或る周波数で振動するように設 定することができる。振動周波数は回路の共振周波数に依存する。共振周波数は 上記の式(13)または式(15)により決定される。 この発明の第5の実施の形態では、第1インダクタ10と第2インダクタ40 を有するインピーダンス手段を含む共振器400が与えられる。第1インダクタ 10と第2インダクタ40の間に相互インダクタンスL12がある。第2インダク タ40は端子50を有する。 この発明の共振器400の原理を示す略ブロック図を図12に示す。信号源4 02は信号源インピーダンス404を通して第1インダクタ10の端子20に結 合する。第1バラクタ410は端子20と信号接地の間に結合する。 信号源412は信号源インピーダンス414を有し、第2インダクタの端子5 0に結合する。第2バラクタ440は端子50と信号接地の間に結合する。 信号源412とインピーダンス414とバラクタ440は、図2に関して説明 した信号源70に対応する。したがって図12は、第1バラクタ410に並列に 接続するこの発明のインダクタンス手段5を示す。 バラクタ440を調整して、位相角度差φを所定の値に設定する静電容量値を 与えることができる。したがって角φを選択して、リアクタンス手段5のリアク タンスを誘導性優位に設定することができる。 共振回路400を起動すると、信号源402により振動が開始する。信号源4 12は信号を生成し、その振幅と位相は端子20の信号の振幅と位相に依存する 。信号源412は例えばバイポーラトランジスタを含み、そのベース80は端子 20に結合し、そのエミッタは端子50に結合する。 バラクタ410の容量性優位のインピーダンスZcはリアクタンス手段5の誘 導性インピーダンスZeと協同する。共振周波数はバラクタの静電容量とインピ ーダンス手段5のインダクタンスに依存する。すなわち、 (16) 共振周波数forは第1バラクタ410の静電容量Zcを変えることにより調整す ることができる。 第2インダクタ40に与えられる信号I2の位相角θ2は、第2バラクタ440 の静電容量を変えることにより調整することができる。 上に述べたように、位相角θ2の調整は位相角度差φの調整に対応し、インピ ーダンスZeは角φに依存する。したがって、共振器のQ値は、第2バラクタ4 40により電子的に調整することができる。 図13 図13は共振回路400の一実施形態の詳細な図である。 電源450は電源端子460に正の供給電圧+Vccを与える。電源450は負 極を有し、これは負電力端子470に接続する。図の実施の形態では、端子47 0は信号接地に接続する。 トランジスタ480のコレクタは端子460に接続し、そのエミッタは別のト ランジスタ490のベースに接続する。抵抗器500は第1トランジスタ480 のコレクタとベースの間に接続する。別の抵抗器510はトランジスタ480の ベースと接地の間に接続する。 第2トランジスタ490のコレクタは正電力端子460に接続し、そのエミッ タは抵抗器520とコンデンサ530を通して第2インダクタ40の端子50に 接続する。インダクタ40の別の端子60は信号接地に接続する。 第1トランジスタ480のベースは、コンデンサ540を通して第1インダク タ10の端子20に接続する。コンデンサ550と抵抗器560は端子20と信 号接地との間に直列に接続する。可変静電容量手段410は端子20と信号接地 の間に結合する。別の可変容量手段440は端子50と信号接地の間に結合する 。 可変静電容量手段440はバラクタ440である。一実施形態では、バラクタ 440はバラクタダイオード610を備え、そのアノードは信号接地に結合し、 そのカソードはコンデンサ620を通して端子50に結合する。電圧源600は バラクタダイオードに結合して、ダイオードの両端に逆向きにDC電圧を与える 。 したがって、バラクタダイオードが与える静電容量値は電圧源600が与える電 圧に応じて変えることができる。電圧源600は制御入力630を備え、制御信 号に応じてDC電圧を変える。 可変静電容量手段410はバラクタである。一実施形態では、バラクタ410 はバラクタダイオード640を備え、そのアノードは信号接地に結合し、そのカ ソードはコンデンサ650を通して端子20に結合する。DC電圧源660は制 御入力670を備え、制御入力670に与えられる制御信号に応じてダイオード 640の両端に逆電圧を与える。 抵抗器570とコンデンサ580はトランジスタ490のエミッタと信号接地 の間に並列に接続する。トランジスタ490のエミッタは出力端子590に接続 する。 電源450を電力端子460と470の間に接続して供給電圧Vccを与えると 、素子500、510と素子540、550、560、410、10による電圧 分割により、端子20と接地の間に電圧u1が生成される。共振回路は、インダ ク タンス手段5のインダクタンスZe静電容量手段410の静電容量により実質的 に決まる周波数で振動を開始する。 振動中は信号電圧u1は振動する。抵抗器510にかかる電圧はu1に応じて変 わる。トランジスタ480はそのベース電極に与えられる信号を増幅する。増幅 された信号はトランジスタ490のベースに与えられ、トランジスタ490は対 応する信号を端子590に与える。 したがって、端子590に与えられる信号u0は信号電圧u1に対応する増幅さ れた信号である。 トランジスタ490は信号電流iTを与え、この電流は電圧i3と電流i4と電 流i5に分割される。 電流i3に応じて、第2インダクタ40を通して電流i2が流れる。電流i2 の位相角θ2は、静電容量手段440の静電容量に応じて調整することができる 。 第2電流i2の振幅は、トランジスタ480と490を適当な増幅度に設定す ることにより決まる。 したがって電圧u1が振動すると、或る振幅I2と或る位相角θ2を持つ振動電 流i2が第2インダクタ40を流れる。 第1信号u1に応じて第2電流i2を流すことにより、図2と図6に関して上に 述べたように回路の性能は優れたものになる。 共振回路400は、図9に関して上に述べたように、集積されたインダクタを 持つ集積回路として与えられる。
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  1. 【特許請求の範囲】 1. 抵抗(Re)とリアクタンス(Le)を有するインピーダンス手段のイン ピーダンスを制御する方法であって、前記インピーダンス手段(5)は相互に電 磁結合(L12)を行うように配置された第1導体(10,L1)と第2導体( 40、L2)を備え、前記方法は、 第1振幅(I1)と第1位相角(θ1)を有する第1電気信号を第1導体(10 、L1)内に受け、 第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する第2電気信号を生成し、 前記第2電気信号を第2導体(40、L2)に送出し、 前記第2位相角(θ2)を制御して前記抵抗(Re)を変える、 ステップを含む、インピーダンスを制御する方法。 2. 前記第1制御信号を生成するステップは、 前記第1電気信号に応じて前記第1制御信号を生成する、 ことを含む、請求項1に記載のインピーダンスを制御する方法。 3. 前記第2位相角を前記第1位相角に対して調整して前記インピーダンス の抵抗成分を調整する、 ステップを更に含む、請求項1に記載のインピーダンスを制御する方法。 4. 前記第2位相角を前記第1位相角に対して調整して前記第1位相角(θ1 )と前記第2位相角(θ2)の間に位相差を与える、 ステップを更に含む、請求項1に記載のインピーダンスを制御する方法。 5. 前記第2位相角を前記第1位相角に対して調整して前記インピーダンス のリアクタンス成分を調整する、 ステップを更に含む、請求項1に記載のインピーダンスを制御する方法。 6. 前記第2位相角と前記第1位相角の間に所定の差を維持する、ステップ を更に含む、前記請求項のどれかに記載のインピーダンスを制御する方法。 7. 抵抗(Re)とリアクタンス(Le)を有し、相互に電磁結合(L12) を有する第1導体(10,L1)と第2導体(40、L2)を備えるインピーダ ンス手段(5)において、 第1振幅(I1)と第1位相角(θ1)を有する第1信号を生成し、 前記第1信号を前記第1導体(10、L1)に与え、 前記第1信号に対応するフィードフォアワード信号(iT)を生成し、 第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する第2信号を前記フィードフォア ワード信号に応じて生成し、 前記第2信号を前記第2導体(40、L2)に与え、 前記第2位相角(θ2)を制御して前記抵抗(Re)を変える、 ステップを含む方法。 8. 前記第2位相角(θ2)を制御するステップは、 前記第2位相角(θ2)を制御して前記第1位相角(θ1)と前記第2位相角( θ2)の間に位相差(φ)を与える、 ことを含む、請求項7に記載の方法。 9. 前記第2位相角(θ2)を制御するステップは、 制御信号用の入力(630)を有する制御手段(440)に前記フィードフォ アワード信号(iT、i3)を与え、 前記制御信号に応じて前記第2位相角(θ2)に影響を与える、ことを含む、 請求項7に記載の方法。 10. 高周波共振器における、前記請求項のどれかに記載の方法の使用。 11. フィルタにおける、請求項1−9のどれかに記載の方法の使用。 12. 無線受信機における、請求項1−9のどれかに記載の方法の使用。 13. 抵抗(Re)とリアクタンス(Le)を有するインピーダンス手段(5 )であって、 第1振幅(I1)と第1位相角(θ1)を有する第1電気信号を受ける第1導体 (10、L1)と、 第2導体であって、前記第1導体と前記第2導体の間に磁気結合(L12)を 与えるように前記第1導体に対して配置されている第2導体(40、L2)と、 第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する第2電気信号を生成するよう動 作させる信号発生器(70)、 を備え、 前記信号発生器は前記第2導体(40、L2)に結合して、第2電気信号を第 2導体(40、L2)に与え、 ここで前記信号発生器は前記第2位相角(θ2)を制御して前記抵抗(Re)を 変えるように考案されている、 インピーダンス手段(5)。 14. 抵抗(Re)とリアクタンス(Le)を有し、第1振幅(I1)と第1 位相角(θ1)を有する第1電気信号を受ける第1端子(20)と第2端子(3 0)を有する、回路構成要素(5)であって、 第1端子(20)と第2端子(30)に結合する第1導体(10、L1)と、 前記第1導体に電磁結合(L12)する第2導体(40、L2)と、 前記第1電気信号に対応する指示信号(iT)を生成するセンサ(90;48 0、490)と、 コントローラであって、前記構成要素のインピーダンスを制御し、前記指示信 号を受ける第1入力(110)と調整可能な設定信号を受ける第2入力(630 )を有し、第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する第2電気信号を前記指 示信号と前記設定信号に応じて生成するよう考案されている、コントローラ(1 20、70;440、480)を備え、 前記コントローラは前記第2導体(40、L2)に結合して前記第2導体(4 0、L2)に前記第2電気信号を与え、 前記コントローラは前記第2位相角を制御する手段(440)を備える、 回路構成要素。 15. 前記第1導体はインダクタであり、前記第2導体はインダクタである 、請求項13または14に記載の回路構成要素。 16. 前記コントローラは、前記第2電気信号を生成して前記抵抗(Re) を変えるように考案されている、請求項14または15に記載の回路構成要素。 17. 第1端子(20)と第2端子(30)を有し、抵抗(Re)とリアク タンス(Le)を有する、インダクタンス手段(5)であって、 端子(20、30)に結合して、第1振幅(I1)と第1位相角(θ1)を有 する第1振動電気信号を受ける第1インダクタ(10,L1)と、 前記第1インダクタに相互電磁結合(L12)する第2インダクタ(40、L 2)と、 前記第1電気信号に依存して、第2振幅(I2)と第2位相角(θ2)を有する 第2振動電気信号を生成する信号発生器(70;490、450;412、44 0)、 を備え、 前記信号発生器(70;490、450)は前記第2振動電気信号を前記第2 インダクタ(40、L2)に与えて、前記第2振動電気信号に応じて前記第1イ ンダクタ内にフィードバック信号を生成し、 ここで前記信号発生器は前記第2位相角(θ2)を制御する手段(440)を 備える、 インダクタンス手段(5)。 18. 前記制御手段は前記第2位相角(θ2)を制御して前記抵抗(Re)を 変えるように考案されている。 19. 前記信号発生器(70;490、450)は、前記第2電気信号を前 記第2インダクタ(40、L2)に与え、前記第1位相角(θ1)と前記第2位 相角(θ2)の間に位相差(φ)を与えて前記インダクタンス手段の抵抗を制御 するように考案されている、 請求項17または18に記載のインダクタンス手段(5)。 20. 前記制御手段(440)は、前記位相差(φ)を制御してゼロから離 れた所定値に設定して前記抵抗(Re)を変えるように考案されている、請求項 19に記載のインダクタンス手段(5)。 21. 前記制御手段は、前記位相差(φ)を制御してゼロから離れた所定値 に設定して前記抵抗(Re)を減少させるように考案されている、請求項19に 記載のインダクタンス手段(5)。 22. 前記制御手段は、前記位相差(φ)をゼロから離れた値に調整しなが ら制御して前記抵抗(Re)を変えるように考案されている、請求項19に記載 のインダクタンス手段(5)。 23. 前記信号発生器は、前記位相差(φ)をゼロから離れた値に調整しな がら制御して前記抵抗(Re)を減少させるように考案されている、請求項19 に記載のインダクタンス手段(5)。 24. 前記信号発生器は、前記第2電気信号を生成して、前記位相差(φ) をn*π(nは整数)から離れるように制御するよう考案されている、請求項1 9に記載のインダクタンス手段(5)。 25. 前記信号発生器は、前記第2電気信号を生成して、前記位相差(φ) を (p−1)*π<φ<p*π (pは0でない奇数の整数) の間の値になるように制御する、請求項19に記載のインダクタンス手段(5) 。 26. 前記信号発生器は前記第1電気信号に応じて前記第2電気信号を生成 する、請求項19に記載のインダクタンス手段(5)。 27. 前記第1インダクタは第2抵抗値(R1)を有し、 前記電磁的に結合するインダクタは第3抵抗値(Rv)を生成し、 前記第1端子と第2端子の間の前記第1抵抗値(Re)は実質的に前記第1抵 抗値(R1)と前記第2抵抗値(Rv)の和である、 請求項17から26までのどれかに記載のインダクタンス手段(5)。 28. 前記第1インダクタは第2リアクタンス値(X1)を有し、 前記電磁的に結合するインダクタは第3リアクタンス値(Xv)を生成し、 前記第1端子と第2端子の間の前記第1リアクタンス値(Xe)は前記第2リ アクタンス値(X1)と前記第3リアクタンス値(Xv)に依存する、 請求項17から27までのどれかに記載のインダクタンス手段(5)。 29. 前記第1電気信号に応じて前記第2電気信号を生成するセンサ手段( 550,560,480,490)を備える、 請求項17から28までのどれかに記載のインダクタンス手段(5)。 30. 前記制御手段(440)は調整信号用の入力(630)を備え、 前記制御手段(440)は、前記調整信号に応じて前記第2位相角(θ2)を 制御するよう考案されている、 請求項17から29までのどれかに記載のインダクタンス手段(5)。 31. 請求項17から30までのどれかに記載のインダクタンス手段(5) を備える集積回路チップ。 32. 前記第1インダクタはらせん形に形成された導体を含み、 前記第2インダクタはらせん形に形成された導体を含み、 前記第1および第2らせん形は交互に巻かれている、 請求項31に記載の集積回路チップ。 33. 前記第1インダクタはらせん形に形成された導体を含み、 前記第2インダクタはらせん形に形成された導体を含み、 前記第1および第2らせん形は実質的に平らならせん形に形成されている、 請求項31または32に記載の集積回路チップ。 34. 前記らせん形は実質的に円形である、請求項32または33に記載の 集積回路チップ。 35. 前記らせん形は実質的に四角形である、請求項32または33に記載 の集積回路チップ。 36. 電子的に周波数調整可能な共振回路であって、 第1インダクタンス値(Lekv)を有する、請求項17から35までのどれか に記載のインダクタンス手段(5)と、 電子的に調整可能な第1静電容量値を有する静電容量手段、 を備え、 前記静電容量手段は前記インダクタンス手段に結合して、前記第1静電容量値 と前記第1インダクタンス値(Lekv)に依存する選択された周波数で共振する 、電子的に周波数調整可能な共振回路。 37. 前記選択された周波数は前記位相差(φ)に依存する、請求項32、 33、34に記載の電子的に周波数調整可能な共振回路。 38. 請求項17から35までのどれかに記載のインダクタンス手段(5) 、を備える発振回路。 39. 請求項17から35までのどれかに記載のインダクタンス手段(5) 、を備えるフィルタ回路。 40. 前記インダクタンス手段(5)と協同するよう結合された静電容量手 段(260、410)、 を更に備える、請求項39に記載のフィルタ回路。
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