JP2000358139A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000358139A
JP2000358139A JP11171411A JP17141199A JP2000358139A JP 2000358139 A JP2000358139 A JP 2000358139A JP 11171411 A JP11171411 A JP 11171411A JP 17141199 A JP17141199 A JP 17141199A JP 2000358139 A JP2000358139 A JP 2000358139A
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JP11171411A
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Yukitoshi Kitani
行利 木谷
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 CCD出力を飽和させず、解像度を劣化させ
ずに高S/Nの画像出力モードで動作可能な画像読取装
置を低コストで提供し、高画質の動作モードを、簡単な
操作で、外部の利用機器によっても設定可能とする 【解決手段】 読取り指令(外部PCからも可能)に高
画質モード設定データが付されていると、これを解読し
たCPUは画素クロック選択信号をライン周期切り替え
手段(図示せず)とCCD駆動信号発生回路90に送信
し、高画質の設定に従い長周期のライン周期を持つ長周
期の画素駆動クロックをCCD6に出力するとともに、
画素平均有効信号を画素平均手段91に送信し、そこを
有効とし(2ラインの画素平均処理を施し)、副走査速
度を低速に設定する。この設定モードで一連の読取、画
像信号処理を行い、SCSI等インターフェースを介し
外部PCに画像データを送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像変換にCCD
ラインセンサを用いた画像読取装置に関し、より詳細に
は、CCD出力を飽和させずに、解像度を劣化させるこ
となく高S/Nの画像信号を出力するようにした画像読
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、原稿の画像読取装置に用いら
れているCCDラインセンサは、1次元のライン配列を
とる複数の光電変換素子を、画素クロックにより順次に
駆動することにより、その配列に沿い主走査させるとと
もに、キャリッジに載せた読取光学系を、主走査方向と
交わる方向に移動させることにより、副走査させて、セ
ンサにより原稿面を2次元走査し、面全体を読み取り、
画像変換を行っている。上記の方式によりCCDライン
センサを用いて画像変換を行う画像の読み取りにおい
て、画質を劣化させることなく変換を行う、即ち、出力
される画像信号(画像データ)のS/Nを上げるため
に、次のような方法を採用している。その1つは、光電
変換素子の各画素における受光時間を長く、つまり、画
素クロックの周期を長くして、電荷の蓄積時間を長くす
ることによる。変換出力される画像信号のS/Nは、原
稿画像光の受光量、即ち、CCD蓄積時間(ライン周
期)と受光強度に依存するので、ライン周期を長くして
電荷の蓄積時間を長くするやり方により、S/Nの向上
が可能となる。しかしながら、CCD出力には飽和出力
電圧があり、ライン周期をあまり長くするとCCD出力
が飽和してしまい、あるレベルまでしかライン周期を長
くすることはできない。もう一方の光電変換画素の受光
強度を大きくする、つまり、光源の輝度を高くするやり
方によっても、S/Nを上げることが可能である。しか
しながら、光源の高輝度化は装置の大型化や発熱を生
み、又、装置のコストアップといったマイナス要素を含
んでいるので、この方法の採用にも限界がある。また、
画像信号(データ)のS/Nを向上させるやり方とし
て、さらに、CCDの連続する画素の変換出力に平均化
処理を行うといった方法があるが、この方法も、あまり
多くの画素を用いて平均化処理を行うと、解像度が落ち
る副作用がある。この場合に、平均する画素の数を多く
すると、回路構成が複雑になりコストアップにつながる
問題も併せ持つ。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、S/Nを
向上させる上記した方法のいずれかを用い、目標とする
S/Nに合わせて読み取り条件を設定したり、或いは原
稿の種類や特性に応じてパラメータ値を変更する等の手
段を用いて設定条件を変更して、適当なS/Nを選択す
ることが行われていたが、上記したような問題が生じ、
画質の劣化を起こさないようにS/Nを向上させること
にも限界があった。本発明は、こうした従来技術の問題
点に鑑みてなされたもので、その目的は、CCD出力を
飽和させず、且つ解像度を劣化させることなく高S/N
の画像を出力するモードで動作が可能な画像読取装置を
低コストで提供することにあり、さらに、高画質(高S
/N)の動作モードを設定する場合に、簡単な操作で行
うことができ、又、外部の利用機器によっても設定可能
とすることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、光学
画像を走査する走査手段と、可変設定されるライン周期
を持つ画素クロックにより駆動され、前記走査手段を介
して入力される光学画像を光電変換するラインセンサ
と、該ラインセンサにより変換された画像信号に、画素
単位で複数ラインにわたる信号の平均化処理を施す画像
信号処理手段と、前記走査手段、ラインセンサ及び画像
信号処理装置の動作を制御する制御手段を有する画像読
取装置において、前記制御手段は、読み取り指令に付さ
れた画質モード設定データに応じて、前記ラインセンサ
に設定されるライン周期を変更するとともに、前記画像
信号処理手段において平均化処理を施すか否かを選択す
ることを特徴とする画像読取装置を構成する。
【0005】請求項2の発明は、請求項1記載の画像読
取装置において、前記制御手段は、さらに前記走査手段
に設定される走査速度を、読み取り指令に付された画質
モード設定データに応じて変更することを特徴とするも
のである。
【0006】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
画像読取装置において、前記制御手段は、前記画質モー
ド設定データが高画質モードである場合に、前記ライン
センサのライン周期を長く設定し、前記画像信号処理手
段において平均化処理を施す選択をするとともに、前記
走査手段の走査速度を遅く設定することを特徴とするも
のである。
【0007】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかに記載の画像読取装置において、読み取り指令に付
される前記画質モード設定データが、外部装置から通信
手段を介して入力されることを特徴とするものである。
【0008】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかに記載の画像読取装置において、読み取り指令に付
される前記画質モード設定データが本画像読取装置の操
作入力手段により入力されることを特徴とするものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明による画像読取装置を添付
する図面とともに示す以下の実施例に基づき説明する。
図1は、本発明に係る画像読取装置の装置全体の構成の
概略を示す図である。また、図2は、本発明に係る画像
読取装置の回路全体の構成の概略を示すブロック図であ
る。本実施例の画像読取装置の構成とその動作の概容
を、図1及び図2を参照して、以下に説明する。この画
像読取装置は、読み取り動作を2つのモードで行う。1
つは、原稿台ガラス1上に定置された原稿を読み取るモ
ードで、もう1つは、DF(原稿送り装置)により搬送
される原稿を搬送中に読み取るモードである。前者のモ
ードにおいては、原稿台ガラス1上に置かれた原稿の読
み取り部分が、第1ミラー2と一体に構成された照明ラ
ンプ3により照射される。第1ミラー2、照明ランプ3
及び第2ミラー4、第3ミラー5は、走行体モータ7を
駆動源として、図示のA方向に移動可能となっているの
で、照射光は原稿を走査し、原稿からの反射光は、第1
〜第3ミラー群2、4、5を介して伝達され、レンズ3
1により集束され、CCD6面上に結像することによ
り、原稿像が光電変換される。
【0010】後者のモードにおいては、DFにより原稿
が搬送される、即ち、原稿トレイ8に積載された原稿
は、ピックアップローラ9、レジストローラ対10、搬
送ドラム11、搬送ローラ12により読取位置Bを経
て、搬送ローラ対13及び排紙ローラ対14へ送り込ま
れ、排紙トレイ32上に排出される。読み取り時には、
ランプ3を含む読み取り系は、図示の読取位置B近傍に
移動され、そこに固定させることにより、原稿を読み取
る用意がなされ、原稿は、搬送中に読取位置Bを通過す
る際に、照明ランプ3により照射され、その反射光は、
第1〜第3ミラーを介して伝達され、レンズ31により
集束され、CCD6面上に結像することにより、原稿像
が光電変換される。なお、DFの動作に関わるピックア
ップローラ9、レジストローラ対10は、給紙モータ
(図示せず)により駆動され、搬送ドラム11、搬送ロ
ーラ12、搬送ローラ対13、排紙ローラ対14は、搬
送モータ(図示せず)により駆動される。
【0011】また、読取位置Cには密着イメージセンサ
15が設置されている。密着イメージセンサ15は、光
源であるLED(図示せず)、レンズ(図示せず)、セ
ンサ素子(図示せず)で構成されている。原稿は、読取
位置Cを通過する際に、読取位置Bで読み取られた反対
の面(裏面)を読取位置Cに設置されている密着イメー
ジセンサ15内のLEDにより照射され、その反射光は
密着イメージセンサ15のレンズにより集束され、セン
サ素子を照射し光電変換される。密着イメージセンサ1
5の原稿を挟んだ対向部には白色ローラ17が設置され
ていて、密着イメージセンサ15による読取時のシェー
ディング補正用白色部材として使用される。
【0012】搬送ローラ対13と排紙ローラ対14の間
には、エンドーサユニット18とエンドーサプラテン1
9が設置されている。エンドーサ18はインクを染み込
ませたアルファベット文字と数字の印からなる印字部
と、印字部をエンドーサプラテン方向に加圧する加圧ソ
レノイド(図示せず)から構成されている。原稿をエン
ドーサ18上に停止させ、エンドーサープラテン19で
加圧方向に固定し、エンドーサ18印字部への加圧によ
り原稿面にアルファベット文字や数字を印字することが
できる。密着イメージセンサ15は、原稿トレイ8、搬
送ドラム11と搬送ローラ12、排紙トレイ32からな
るU状搬送路の内側に配置されている。また、密着イメ
ージセンサ15は、搬送ドラム11と搬送ローラ12部
から排紙トレイ32へ導かれる搬送路におけるほぼ直線
部分に配置されている。
【0013】次に、CCD及び密着イメージセンサによ
る光電読み取りに関わる回路の構成とその動作につい
て、図2を参照して、以下にその概容を説明する。SB
U20上には、読み取られる原稿からの光学画像を光電
変換するCCD6の動作に係わる構成要素が設けられて
いる。そのボードには、少なくとも、CCD6と、CC
D6の駆動信号を発生するCCD駆動信号発生回路と、
基準クロック発信回路(図示せず)が組まれている。C
CD駆動信号発生回路は、SCU21上のNIPU33
から送られるライン周期信号と基準クロック発信回路が
発生する基準クロックに基づき所定のCCD駆動信号を
発生させる。SBU20上のCCD6を駆動することに
より原稿画像が読み取られ、読み取られた画像信号(デ
ータに)には、外部機器で利用し得る形態の画像データ
として出力させるために、1連の処理が施される。その
処理は、次に示す流れに沿い行われる。先ず、SBU2
0上のCCD6に入光した原稿の反射光は、CCD6内
で光の強度に応じた電圧値を持つアナログ信号に変換さ
れる。アナログ信号は、SBU20上でアナログ処理回
路(図示せず)で所定の振幅にゲイン調整された後にA
/Dコンバータに入力されデジタル信号化される。デジ
タル化された画像信号は、SCU21のNIPU33に
入力され、まず、そこに備えられた画素平均手段により
2ラインの画像データを画素単位で平均処理して1ライ
ンの画像データにする(なお、この処理は後で詳述する
ように画素平均有効信号の状態に対応して行う)。その
後、NIPU33で、シェーディング補正、ガンマ補
正、MTF補正等が行なわれた後、2値化され、ページ
同期信号、ライン同期信号、画像クロックとともにビデ
オ信号として出力される。
【0014】NIPU33から出力されたビデオ信号
は、コネクタ34を介してオプションIPU26へ出力
されている。オプションIPU26へ出力されたビデオ
信号は、オプションIPU26内で所定の画像処理が行
なわれ、再びSCU21へ入力される。再びSCU21
へ入力されたビデオ信号は、セレクタ(図示せず)に入
力される。セレクタのもう一方の入力はNIPU33か
ら出力されたビデオ信号となっていて、オプションIP
U26で画像処理するかしないかを選択し、画像データ
を出力側に送信する構成となっている。セレクタから出
力されたビデオ信号は、画像データ記憶手段(DRA
M)を管理するSiBC35に入力され、DRAMで構
成される画像メモリに蓄えられる。画像メモリに蓄えら
れた画像データは、SCSIコントローラ36に送ら
れ、パソコン等の外部装置 へ転送される。
【0015】DFで搬送される原稿の裏面を読み取る密
着イメージセンサによる光電読み取りに係わる電気回路
の構成とその動作について、以下に説明する。密着イメ
ージセンサ15で光電変換されたアナログ画像信号は、
RSBU16上でデジタル変換される。デジタル化され
た画像信号は、RSBU16においてシェーディング補
正が施された後に、RCU23へ送られる。RCU23
は、DRAMで構成される画像メモリと画像データメモ
リを制御するSiBCで構成され、画像データをいった
ん画像メモリに蓄積した後に、SCU21へ転送する。
RCU23からSCU21へ送られた画像データと、
SCU21上のSiBC35から出力される画像データ
は切り替え可能となっており、いずれかの画像データを
選択してSCSIコントローラ36へ転送される。SC
U21上には、CPU37、ROM38、RAM39が
実装されており、CPU37は、SCSIコントローラ
36を制御してパソコン等の外部装置との通信を行な
う。
【0016】また、読み取り時の走査に関わる回路の構
成とその動作を、以下に説明する。CPU37は、ステ
ッピングモータからなる走行体モータ7、給紙モータ、
搬送モータのタイミング制御も行なっている。副走査方
向走査速度切り換え手段は、CPU37、IOB24、
ADU30上に配置され、それぞれのモータを駆動する
モータドライバ(図示せず)から構成され、CPU37
がモータドライバへ送出するモータ駆動クロックの周波
数を制御することにより、副走査方向走査速度の切り換
えを可能としている。具体的には、プログラマブルカウ
ンタ出力をモータ駆動クロックとして出力するCPU3
7により任意にモータ駆動クロック周波数を制御し、走
行体モータ7、搬送モータ(図示せず)の速度を変化さ
せることができる。ADU30は、自動原稿搬送機構
(ADF)部に用いる電装部品の電力供給を中継する機
能を有する。SCU21上のCPU37に接続されてい
る入力ポートは、IOB24を介して本体操作パネル2
8に接続されている。本体操作パネル28上にはスター
トスイッチ(図示せず)とアボートスイッチ(図示せ
ず)が実装されている。それぞれのスイッチが押下され
ると入力ポートを介してCPU37はスイッチがONさ
れたことを検出する。
【0017】本発明においては、上記で構成を例示した
読取装置によって読み取りを行う際に、利用者の選択に
より高画質の読み取りを可能とする手段を構成要素とし
て備えている。図3は、図2における読み取り回路部を
より詳細に示す図で、高画質の読み取りを可能とする手
段を備えた回路構成を示すものである。以下に、図3を
参照して、画像信号変換から画像データ出力までの処理
フローに沿い、回路構成とその動作を説明する。
【0018】SBU20上には赤(R)、青(B)、緑
(G)3ラインのセンサ列から構成されるCCD6と、
R、B、Gそれぞれに対応したアナログASIC52〜
54及び A/Dコンバータ55〜57と、CCD駆動
信号発生回路90と、基準クロック発信回路(図示せ
ず)が実装されている。CCD6の駆動信号を発生する
CCD駆動信号発生回路90は、SCU21上のNIP
U33から送られるライン周期信号と基準クロック発信
回路が発生する基準クロックに基づき所定のCCD駆動
信号を発生する。本発明においては、高画質の読み取り
を行う場合に、長周期の画素クロックと、長い周期のラ
イン周期信号を用いる。このために、基準クロック発信
回路は、通常の画素クロックと、より長い周期の画素ク
ロックを発生させ、高画質の読み取りを行う選択がなさ
れた場合に、CPU37にその設定を行うことにより、
画素クロック選択信号を基準クロック発信回路に出力
し、長い周期の画素クロックを選択する。
【0019】同様に、NIPU33においても、通常の
長さと、より長い周期のライン周期信号を発生させるよ
うになされ、画質の選択がなされた場合に、その指示に
従いCPU37から出力される画素クロック選択信号を
受け、長い周期の画素クロック及びライン周期信号を出
力させる。図4は、読み取り画質の選択により出力され
るライン周期信号を切り替えるライン周期切り替え手段
の回路構成の1例を示す図である。また、図5は、図4
に示すライン周期切り替え手段の入出力信号のタイミン
グを示す図で、入力される速い画素クロック1と遅い画
素クロック2及び出力されるライン周期信号の関係が示
される。図4及び図5参照して、ライン周期切り替え手
段の回路構成と、画質の選択により切り替えられるライ
ン周期信号の切り替え動作を説明する。
【0020】図4に示すライン周期切り替え手段は、画
素クロック発生部81とセレクタ82とカウンタ部83
から構成されている。画素クロック発生部81は複数の
周波数のクロック(画素クロック1、2)を同時に発生
し、両方をセレクタ82へ出力する。セレクタ82は画
質の選択の指示に従いCPU37から出力される画素ク
ロック選択信号により、入力するクロックの片方を選択
し、カウンタ部83へ出力する。カウンタ部83は、セ
レクタ82が選択した画素クロックを入力クロックと
し、ラインの始まりでCPU37にて設定されるプリセ
ット値をロードして、カウンタフルになり発生するキャ
リー出力をライン同期信号として出力し、同時にプリセ
ットのロードとして使用する構成になっている。プリセ
ット値は固定であり、高画質カラー読取時に遅いクロッ
クが選択されると、ライン周期は長くなり、白黒読取
(通常カラー読取)時に速いクロックが選択されるとラ
イン周期は短くなる。なお、この例に示したライン周期
切り替え手段への設定値(カウンタ部のプリセット値)
及び画素クロック選択信号(ライン周期切換信号)は、
CPU37により任意に設定できるようになされてい
る。
【0021】CCD6から出力された各色画像信号は、
アナログ処理を行うアナログASIC52〜54にて信
号増幅並びにゲイン補正が行われ、A/Dコンバータ5
5〜57によりデジタル化される。SBU20から出力
するデジタル化された各色画像データはSCU21上の
画像処理ASICであるNIPU33に入力される。N
IPU33においては、入力側に画素平均手段91を備
えており、CPU37から出力される画素平均有効信号
の状態に対応して、2ラインの画像データを画素単位で
平均処理して1ラインの画像データとして出力する機能
を有している。本発明においては、高画質の読み取りを
可能とする手段の1つとして画素平均手段91を備え、
平均処理を施すか否かを利用者が選択し得るようにする
ことを構成要件としている。
【0022】図6は、読み取り画質の選択により平均処
理された画像データを出力する画素平均手段91の回路
構成の1例を示す図である。以下に、図6を参照して、
画素平均手段91の回路構成その動作を説明する。な
お、この処理は各色画像データ毎に行われる。Nライン
目の画像データがライン単位で第1メモリ部92に入
る。次に(N+1)ライン目の画像データが第1メモリ
部92に入ると同時に、第1メモリ部に蓄積されていた
画像データが第2メモリ部93に入る。加算器94は、
第1メモリ部92と第2メモリ部93の同一位置のデー
タを加算する。乗算器95は、加算器94にて加算され
たデータを1/2倍する(右へ1ビットシフト)。1/
2乗算されたデータは、セレクタ96を介して、平均デ
ータとして出力される。一方、第2メモリ部93のデー
タを出力し得るようにしておく。画質の選択がなされた
場合に、その指示に従いCPU37から画素平均有効信
号が出力され、画素平均有効信号の状態に応じてセレク
タ96により平均処理されない第2メモリ部93からの
データと平均処理された乗算器95からのデータを選択
する。
【0023】画素平均手段91からの画像データは、必
要があれば走行体モータ7又は原稿搬送モータ(図示せ
ず)用モータクロックに同期して各色画像処理部58〜
60内でライン間引きが行われ、その後各種画像処理が
施される(図2の説明、参照)。画像処理が行われた各
色画像データは、ライン補間部61を通してライン補間
メモリ62に貯えられ、CCDセンサ間距離を補正すべ
く同一読取ラインに対応したメモリ内アドレスのデータ
が読み出され出力される。この時、各色同時に24ビッ
ト出力するか、各色毎にライン単位で順次8ビット出力
するかが選択され出力されるように構成される。画像デ
ータをSCSIにて外部装置へ出力する場合は、8ビッ
ト線順次出力がSiBC35へ送られ、SCSIコント
ローラ36を介して外部装置へ出力される。画像データ
をネットワークコントローラ27へ送る場合は、拡張I
/Fを介して出力される。この時、ネットワークコント
ローラ27の入力I/F仕様に合わせて24ビット各色
同時出力か、8ビット線順次出力かは、ネットワークコ
ントローラ27からの選択信号(図示せず)に対応して
選択される。
【0024】次に、画質モード設定を行った場合の読取
装置の動作フローを説明する。図7は、ドライバソフト
により画質モードが設定された場合の読み取り動作のフ
ロー図を示す。図7を参照し、この時の動作を説明する
と、先ず、操作者は、読取装置に接続されたパソコン等
外部装置上のドライバソフトのダイアログボックス画面
で、読取サイズ、解像度等の読取条件の1つとして画質
モードを設定する(S1)。設定された読取条件で、ダ
イアログボックス画面上の読取開始ボタンで読取開始を
指示する(S2)。操作者により読取開始が指示される
と、ドライバソフトはSCSI等のインターフェースを
通して、読取装置内CPU37に読取条件と読取開始を
指示する(S3)。
【0025】読取条件と読取開始を指示されたCPU3
7は、読取条件において高画質モードが設定されたかを
判読し(S4)、高画質モードであれば、画素クロック
選択信号を送信することにより、駆動クロックとして長
周期の画素クロックをCCD駆動信号発生回路90に設
定するとともに、長周期のライン周期信号をライン周期
切り替え手段に設定する。また、さらに、画素平均有効
信号を送信し画素平均手段が有効になるような設定を
し、副走査速度を低速に(なお、副走査速度は、モータ
駆動クロックを変更して走行体モータ7、ADFの搬送
モータを低速運転する)設定する(S5)。ステップS
4の判読結果が高画質モードでなければ、短い周期の画
素クロックと短いライン周期となるような設定を行い、
且つ、画素平均処理を無効に設定し、副走査速度を速く
設定する(S6)。本実施例では、高画質モード時には
ライン周期を1/2にして、更に2ラインの画素平均処
理を行うので、副走査速度は通常モードの1/4とな
る。上記設定が終了したらCPU37は、一連の読取動
作を行い、SCSI等インターフェースを介して、パソ
コン等の外部装置に画像データを送出する(S7)。
【0026】図8は、操作パネルにより画質モードが設
定された場合の読み取り動作のフロー図を示す。図8を
参照し、この時の動作を説明すると、先ず、操作者は、
読取装置上に装備された本体操作パネル28のキー(図
示せず)にて読取サイズ、解像度等の読取条件の1つと
して画質モードを設定する(S11)。その後、操作パ
ネル28上のスタートボタンで読取開始を指示すること
により(S2)、読み取り動作が始まる。読取装置で以
降に行われる動作は、上記したドライバソフトによる手
順と全く変わりがない。従って、ここでは重複した説明
はしない。このように、高画質モード時はライン周期が
長く且つ画素平均処理が施されているので、S/Nを高
くすることが可能となる。
【0027】
【発明の効果】(1)本発明によると、読み取り指令に
付された画質モード設定データに応じて、ラインセンサ
におけるライン周期及び画像信号処理手段における平均
化処理の設定を変更することにより操作者の選んだ画質
モードに合った設定により読み取りがなされ、その要求
に応えることができる。また、高画質モードを選択した
場合に、ライン周期を長くし、且つ画素平均処理を施し
ているので、CCD出力を飽和させずに、低コストで解
像度を劣化させることなく高S/Nの画像を出力でき
る。 (2)上記(1)の効果に加えて、外部装置から通信手
段を介して画質モードの設定を行うので、操作者は読取
装置への操作なしに画質モードを設定することができ
る。 (3)上記(1)の効果に加えて、本読取装置の操作入
力手段へ直接、画質モードの設定を行うので、操作者は
簡単な操作で画質モードを設定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像読取装置の装置構成の全体図
を示す。
【図2】本発明に係る画像読取装置の回路構成の全体ブ
ロック図を示す。
【図3】図2の読み取り回路部をより詳細に示す図で、
高画質の読み取りを可能とする手段を備えた回路構成を
示す。
【図4】画質選択によりライン周期信号出力を切り替え
るライン周期切り替え手段の回路構成の1例を示す。
【図5】図4に示すライン周期切り替え手段の入出力信
号のタイミングを示す。
【図6】画質選択により画像データを平均処理する画素
平均手段の回路構成の1例を示す。
【図7】ドライバソフトにより画質モードが設定された
場合の読み取り動作のフローを示す。
【図8】操作パネルにより画質モードが設定された場合
の読み取り動作のフローを示す。
【符号の説明】
1…原稿台ガラス、 3…照明ランプ、6
…CCD、 8…原稿トレイ、20
…SBU(センサ ボード ユニット)、21…SCU
(スキャナ コントロール ユニット)、33…NIP
U、 35…SiBC、36…SCSI
コントローラ、 52〜54…アナログASIC、5
5〜57…A/Dコンバータ、 58〜60…色画像処
理部、61…ライン補間部、 81…画素ク
ロック発生部、82…セレクタ、 83
…カウンタ部、92…第1メモリ部、 93
…第2メモリ部、94…加算部、 9
5…乗算部、96…セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B047 AA01 AB02 AB04 BA02 BB02 BC05 BC09 BC11 BC18 CB17 DA04 DB01 EB03 5C072 AA01 BA11 CA02 EA05 FB08 FB15 FB19 LA04 NA01 5C077 LL02 MM03 MM05 MM13 MM15 MM21 MP08 NN19 PP46 PQ05 PQ08 PQ18 PQ24 RR01 RR18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学画像を走査する走査手段と、可変設
    定されるライン周期を持つ画素クロックにより駆動さ
    れ、前記走査手段を介して入力される光学画像を光電変
    換するラインセンサと、該ラインセンサにより変換され
    た画像信号に、画素単位で複数ラインにわたる信号の平
    均化処理を施す画像信号処理手段と、前記走査手段、ラ
    インセンサ及び画像信号処理装置の動作を制御する制御
    手段を有する画像読取装置において、前記制御手段は、
    読み取り指令に付された画質モード設定データに応じ
    て、前記ラインセンサに設定されるライン周期を変更す
    るとともに、前記画像信号処理手段において平均化処理
    を施すか否かを選択することを特徴とする画像読取装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、さらに前記走査手段に
    設定される走査速度を、読み取り指令に付された画質モ
    ード設定データに応じて変更することを特徴とする請求
    項1記載の画像読取装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記画質モード設定デ
    ータが高画質モードである場合に、前記ラインセンサの
    ライン周期を長く設定し、前記画像信号処理手段におい
    て平均化処理を施す選択をするとともに、前記走査手段
    の走査速度を遅く設定することを特徴とする請求項1又
    は2記載の画像読取装置。
  4. 【請求項4】 読み取り指令に付される前記画質モード
    設定データが外部装置から通信手段を介して入力される
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画
    像読取装置。
  5. 【請求項5】 読み取り指令に付される前記画質モード
    設定データが本画像読取装置の操作入力手段により入力
    されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の画像読取装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010130108A (ja) * 2008-11-25 2010-06-10 Canon Electronics Inc 画像読取装置及びその制御方法
JP2010170319A (ja) * 2009-01-22 2010-08-05 Mitsubishi Electric Corp 画像取得装置および認証装置
JP2014241644A (ja) * 2014-09-29 2014-12-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像読取装置、画像形成装置、画像処理方法
US9444967B2 (en) 2013-01-29 2016-09-13 Ricoh Company, Ltd. Solid-state image sensing device, image reading apparatus, and image forming apparatus

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