JP2000357933A - ノイズフィルター用固定具 - Google Patents

ノイズフィルター用固定具

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JP2000357933A
JP2000357933A JP11170231A JP17023199A JP2000357933A JP 2000357933 A JP2000357933 A JP 2000357933A JP 11170231 A JP11170231 A JP 11170231A JP 17023199 A JP17023199 A JP 17023199A JP 2000357933 A JP2000357933 A JP 2000357933A
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JP
Japan
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noise filter
electric wire
outer periphery
axial direction
arm
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Withdrawn
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JP11170231A
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English (en)
Inventor
Katsunori Hamana
克典 浜名
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電線へのノイズフィルターの固定作業性を向
上する。 【解決手段】 電線Wの外周に挿通される基部12と、
該基部12の一側面から突出されると共に、揺動可能に
取り付けられた一対の操作アーム13と、基部12の他
側面から突出されると共に、揺動可能に取り付けられた
一対の係止アーム14と、操作アーム13の揺動により
係止アーム14を連動させる連繋部材15とを備えてい
る。操作アーム13はノイズフィルター1の中心孔1a
の内周に摺接して操作アーム13を軸心側へ揺動させる
一方、上記係止アーム14には上記操作アーム13に連
動して軸心方向へ揺動したとき、電線Wの外周に圧接さ
れて基部12の軸方向への移動を規制する係止部14b
を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ノイズフィルター
用固定具に関し、詳しくは電線の外周にノイズフィルタ
ーを挿通する際の作業性を向上することができるように
するものである。
【0002】
【従来の技術】電磁ノイズを吸収するために、電線の外
周に挿通される一般的なノイズフィルターとしては、フ
ェライト燒結体からなる円筒状のものが知られている
(特開平8−18479号公報参照)。このようなノイ
ズフィルター1は、図4(A)に示すように、電線Wの
外周に挿通される中心孔1aを有する一体のものと、図
4(B)に示すように、半割り部材1bを結合してなる
分割体のものがある。分割体のものは、電線Wに対し所
要位置で両側から挟み込むように装着できるため、作業
性に優れるが、嵌合一体化するための形状が複雑化した
り、別途結合用のケース体を要するためコスト高とな
り、さらに分割による性能低下の可能性もある。このた
め、ノイズフィルターとしては、円筒形状の一体構造の
ものが、より好ましい。
【0003】一体構造のノイズフィルターを電線の外周
に装着するには、図5(A)に示すように、先ず電線W
の一方のA側からノイズフィルター1を挿通し、次い
で、止め具2をA側から所要位置まで挿通する。しかる
後、電線Wの反対側のB側からも同様に止め具2を挿通
すると共に、ノイズフィルターの固定位置まで順送り
し、図5(B)に示すように、ノイズフィルター1を両
側から止め具2で挟み込むことで、電線Wの所要位置に
固定するようにしている。上記止め具2は、図5(C)
に示すように、電線Wの外周に斜め方向から圧接される
複数の板バネ片2aを備えたものであり、板バネ片2a
の食い込み作用により、板バネ片2aの突出方向への止
め具2の移動を阻止可能とするものである。よって、ノ
イズフィルター1の両側に対し、二つの止め具2を逆向
きに、即ち、板バネ片2aが互いに外向きになるように
して挟み込むようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにしてノイズフィルター1を固定する際、止め具2
の電線Wに対する挿通方向は、それぞれ電線Wの相反方
向の端部から挿通しなければならない。従って、電線W
の寸法が長尺の場合、一方の止め具2はB側からの挿通
距離が長くなり、よって、これがノイズフィルター1の
固定作業の作業性を低下させる要因となっていた。
【0005】本発明は上記課題に鑑み、ノイズフィルタ
ーおよびその固定具の挿通方向をすべて同一方向から挿
通可能とすることで、ノイズフィルターの固定作業の作
業性を向上することを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、電線の外周に挿通される筒状のノイズフ
ィルターを所要位置に位置決め固定するための固定具で
あって、上記電線の外周に挿通される挿通孔を有する基
部と、該基部の一側面から軸方向に突出されると共に、
軸心方向に揺動可能に取り付けられた少なくとも一対の
操作アームと、基部の他側面から上記操作アームとは反
対方向に突出されると共に、軸方向に揺動可能に取り付
けられた少なくとも一対の係止アームと、上記操作アー
ムの軸心方向への揺動により係止アームを軸心に対し同
方向へ連動させる連繋部材とを備え、上記操作アームに
は上記ノイズフィルターの中心孔に操作アームが挿入さ
れたとき、中心孔の内周に摺接して操作アームを軸心側
へ揺動させる摺接部を形成する一方、上記係止アームに
は上記操作アームに連動して軸心方向へ揺動したとき、
上記電線の外周に圧接されて上記基部の軸方向への移動
を規制する係止部を形成したことを特徴とするノイズフ
ィルター用固定具を提供している。
【0007】上記係止アームは通常状態において軸心側
に押圧されておらず、よって、電線の外周に挿通孔を通
して固定具を挿通する際に、係止部が電線の外周に引っ
掛かることはない。従って、固定具の向きに関係なく電
線のいずれ側からも固定具を挿通することができる。そ
して、ノイズフィルターの固定に際しては、ノイズフィ
ルターを操作アーム側へ移動させるのみで、操作アーム
は摺接部がノイズフィルターの中心孔の内周と摺接して
軸心方向に強制的に揺動される。これに連動して係止ア
ームも軸心方向へ揺動し、係止部が電線の外周に圧接さ
れることで、固定具と共にノイズフィルターの軸線方向
の移動を規制することができる。
【0008】上記係止部は、上記電線の外周に圧接され
たとき電線外周に対し食い込み可能な爪片から構成して
いる。これにより、固定具が係止アームの突出方向に移
動しようとすると、爪片が電線の外周により食い込むよ
うに作用するため、固定具によるノイズフィルターの位
置ずれ防止を一層効果的にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図3は、ノイズフィルター
用固定具の実施形態を示し、該固定具11は、中心に電
線Wに対する挿通孔12aを形成した円筒状の基部12
と、該基部12に支持されて両側から軸方向に突出する
各一対の操作アーム13および係止アーム14から構成
している。基部12は、固定すべきノイズフィルター1
と略同じ径に設定されると共に、外周には180°位相
する位置に、中心へ向かって切り込まれた一対の溝部1
2bを形成している。
【0010】上記一対の操作アーム13は、図1(B)
に示すように、基端寄りの中間部を支点ピン13aによ
り溝部12b内にそれぞれ軸支することで基部12から
突出する先端方を挿通孔12aの軸心方向に揺動可能に
取り付けている。また、操作アーム13の先端部は軸心
側へ屈曲して導入部13bを形成すると共に、屈曲点の
外面部を摺接部13cとしている。対向する一対の操作
アーム13の間隔は、固定すべきノイズフィルター1の
中心孔1aの径と略同じ寸法に設定され、中心孔1aの
内周で摺接部13cの外面間を押圧可能としている。
【0011】上記操作アーム13の反対側に突出された
一対の係止アーム14は、同様に基端寄りの中間部を支
点ピン14aにより溝部12b内に軸支することで先端
方を軸心方向に揺動可能に取り付けている。係止アーム
14の先端部は、操作アーム13と同様に軸心側へ屈曲
させ、挿通孔12aに挿入された電線Wの外周面を対向
方向から圧接状態で挟持可能な係止部14bを形成して
いる。係止部14bは、具体的には電線Wの外周に圧接
されたとき電線W外周に対し食い込み可能な角部を有す
る爪片14cから構成している。
【0012】上記操作アーム13と係止アーム14にお
いて、溝部12b内に位置する基端部には、両者を連動
可能に連結する連繋部材15によって連動可能とされて
いる。具体的には、本実施形態では操作アーム13の基
端部にリンク15aの一端をピン15bで回動可能に連
結すると共に、リンク15aの他端部をピン15cで係
止アーム14の基端部に連結している。このリンク15
aにより、操作アーム13と係止アーム14を挿通孔1
2aの軸心に対し、同時に接近および離間連動させるリ
ンク機構を構成している。なお、初期状態においては図
3(A)に示すように、操作アーム13は軸心に対し外
方へ開く方向とする一方、係止アーム14は軸心に略平
行する状態となるようにリンク15aによる連結状態を
設定している。
【0013】次に、上記構成からなる固定具11を用い
てノイズフィルター1を電線Wの外周所要位置に固定す
る工程について説明すると、図2(A)、図3(A)に
示すように、先ず、ノイズフィルター1の固定位置に近
い側の電線Wの端部、例えばA側から固定具11を挿通
する。このとき、固定具11は操作アーム13をA側に
向けて挿通され、ノイズフィルター1の図中B側の端面
の位置決め用として機能させる。次いで、図2(B)
(C)に示すように、ノイズフィルター1を同様にA側
から挿通し、最後に従来例で示した一般の止め具2を、
板バネ片2aをA側に向けた状態で同様にA側から挿通
する。
【0014】続いて、ノイズフィルター1の所要固定位
置に合わせて固定具11の位置決めを行った後、図2
(D)に示すように、ノイズフィルター1を固定具11
側へ移動させる。これにより、図3(B)に示すよう
に、ノイズフィルター1の中心孔1aの内周壁が操作ア
ーム13の摺接部13cに摺接して、操作アーム13は
軸心方向へ強制的に揺動させられる。操作アーム13の
揺動により、リンク15aを介して係止アーム14も軸
心方向へ揺動連動し、これに伴ない、先端の爪片14c
が電線Wの外周に圧接された状態となる。この状態で
は、固定具11をB側へ移動させようとしても、爪片1
4cが電線Wの外周に食い込む方向に係止アーム14が
揺動するため、ノイズフィルター1のB方向への移動が
規制される。次いで、止め具2をノイズフィルター1の
A側端面に向けて更に挿通すると、板バネ2aの逆止め
作用により、ノイズフィルター1のA側への移動が阻止
され、結局両側から挟持された状態でノイズフィルター
1の所要位置への固定が完了する。
【0015】なお、上記実施形態では、ノイズフィルタ
ー1の位置決め固定に関し、一方を固定具11、他方に
止め具2を使用した例を示したが、両方共固定具11を
使用するようにしてもよい。また、操作アーム13およ
び係止アーム14は、それぞれ一対設けた例を示した
が、2対以上としてもよい。更に、操作アーム13と係
止アーム14を連動させる連繋部材15として、リンク
15aを使用した例を示したが、連繋部材15として、
操作アーム13または係止アーム14の一方の基端部に
ピンを立設し、他方の基端部には、このピンに係合する
長孔を形成することで連動させるような機構としてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、本発明に
係わるノイズフィルター用固定具によれば、電線に対す
るノイズフィルターの挿通方向と同方向からの固定具の
挿通が可能となる。よって、ノイズフィルターの固定位
置に近い側から全ての挿通操作を行うことができるた
め、長尺の電線へのノイズフィルターの固定作業におい
ても、その作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明のノイズフィルター用固定具
の実施形態を示す斜視図、(B)は断面図である。
【図2】 (A)乃至(D)は作動工程を示す図であ
る。
【図3】 (A)(B)は要部の拡大断面図である。
【図4】 (A)(B)は従来のノイズフィルターを示
す図である。
【図5】 (A)乃至(C)は電線へのノイズフィルタ
ーの取付工程の従来例を示す図である。
【符号の説明】
W 電線 1 ノイズフィルター 1a 中心孔 11 固定具 12 基部 12a 挿通孔 13 操作アーム 13c 摺接部 14 係止アーム 14b 係止部 14c 爪片 15 連繋部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線の外周に挿通される筒状のノイズフ
    ィルターを所要位置に位置決め固定するための固定具で
    あって、 上記電線の外周に挿通される挿通孔を有する基部と、該
    基部の一側面から軸方向に突出されると共に、軸心方向
    に揺動可能に取り付けられた少なくとも一対の操作アー
    ムと、 基部の他側面から上記操作アームとは反対方向に突出さ
    れると共に、軸方向に揺動可能に取り付けられた少なく
    とも一対の係止アームと、 上記操作アームの軸心方向への揺動により係止アームを
    軸心に対し同方向へ連動させる連繋部材とを備え、 上記操作アームには上記ノイズフィルターの中心孔に操
    作アームが挿入されたとき、中心孔の内周に摺接して操
    作アームを軸心側へ揺動させる摺接部を形成する一方、
    上記係止アームには上記操作アームに連動して軸心方向
    へ揺動したとき、上記電線の外周に圧接されて上記基部
    の軸方向への移動を規制する係止部を形成したことを特
    徴とするノイズフィルター用固定具。
  2. 【請求項2】 上記係止部は、上記電線の外周に圧接さ
    れたとき電線外周に対し食い込み可能な爪片からなる請
    求項1に記載のノイズフィルター用固定具。
JP11170231A 1999-06-16 1999-06-16 ノイズフィルター用固定具 Withdrawn JP2000357933A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106535542A (zh) * 2015-09-11 2017-03-22 株式会社安川电机 噪声滤波器、电路板和电力转换设备

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106535542A (zh) * 2015-09-11 2017-03-22 株式会社安川电机 噪声滤波器、电路板和电力转换设备
CN106535542B (zh) * 2015-09-11 2019-12-31 株式会社安川电机 噪声滤波器、电路板和电力转换设备

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Effective date: 20060905