JP2000357861A - 電子回路装置 - Google Patents

電子回路装置

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JP2000357861A
JP2000357861A JP11167527A JP16752799A JP2000357861A JP 2000357861 A JP2000357861 A JP 2000357861A JP 11167527 A JP11167527 A JP 11167527A JP 16752799 A JP16752799 A JP 16752799A JP 2000357861 A JP2000357861 A JP 2000357861A
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Kenji Aoki
賢治 青木
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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 集積回路など電子部品の回路基板への実装を
高集積化されても高精度にできるようにしたこと。 【解決手段】 電子部品たとえば高集積回路素子1を配
線回路基板5に実装する際の位置合わせ基準を、配線回
路基板5のランドにより実施するものである。半導体チ
ップ2がパッケ−ジイングされた集積回路素子1の各リ
−ド6が正しく回路基板5の予め定められた位置すなわ
ちランドパタ−ン6上に位置合わせするために、このラ
ンドパタ−ンの少なくとも1個のランド6A、6Bを、
他のランド6より小さく形成し、このランド6A、6B
を位置合わせ基準として、位置合わせし、はんだ付けす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は集積回路素子など
電子部品の回路基板への実装性を向上させた電子回路装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子部品たとえば、集積回路(LSIと
略す)の高集積化の進展は著しい。現在LSIは集積度
256Mビット, 1Gビットなどの試作も終わり、さら
に高集積化が計画されており、集積度15Gビットまで
製造可能と絶えない開発が続いている。このように集積
度が向上することは、1LSIチップ当たりの電子回路
数や回路構成素子数が著増し、この回路数の増加は、各
回路に設けられる電極パッド数も著増し、高い実装精度
が厳しく求められる。また電極パッド数の増加は各パッ
ド間の間隔も狭小化する。
【0003】このような半導体装置(LSI)採用の電
子回路は、印刷配線基板に実装例えばはんだ付けして電
子回路装置が構成されている。この電子回路装置はさら
に、他の電子回路装置と共に電子機器例えばパソコン構
成機構として組み込まれてシステムとして実用される。
【0004】上記した実装には図9、図10に示すよう
な手段が実用されている。図9は集積回路素子をプリン
ト回路基板に実装した状態を示す図で、(A)図は断面
図、(B)図は(A)図の平面図である。即ち、第1の
従来例は、次のとおりである。半導体ウエハに集積回路
が形成され、この半導体ウエハからスクライブ工程を径
て分離された各半導体チップ41の各電極パッドと夫々
電極リード42とがワイヤリングされた後、樹脂モ−ル
ドされてパッケ−ジング43され半導体素子44が構成
される。
【0005】この半導体素子44は、予め定められた電
子回路の配線が形成されているプリント基板45の予め
定められた回路パタ−ンに実装される。この実装の際の
位置合わせ精度を向上させるための手段が半導体素子4
4およびプリント基板45に設けられている。この位置
合わせ手段は半導体素子45およびプリント基板45間
で嵌合構造が採用されている。
【0006】即ち、半導体素子44のマウント面には、
断面先細り構造の円錐状ボス46が離隔して2ヶ所に設
けられている。これらボス46に嵌合される上記回路基
板45の予め定められた位置には断面台形状の位置合わ
せ用穴47が穿設されている。この穴47に上記ボス4
6が嵌合した時、上記半導体素子41の各電極リード4
2が位置合わせされて、当接する上記回路基板45の位
置にはそれぞれ導電体たとえば銅からなるランド(端
子)48列がパタ−ニングされている。このように半導
体素子44が回路基板45に嵌合手段により位置合わせ
された後、各電極リード42および各端子48がコンタ
クトたとえばはんだ付けされ、実装が完了する。
【0007】さらにまた、第2の従来例は、図9に示す
ように位置合わせ精度を向上させるための手段が施され
ていない例である。すなわち、チップマウンタによる実
装精度を考慮して各端子48の面積を大きくとり、実装
による不良が発生しないように対策している。図10
は、図9における上記位置合わせ精度を向上させるため
の手段が施されていない点を除けば全て同様であるか
ら、同一番号の付与を持って説明に変えている。
【0008】さらに、上記半導体素子41の電極リード
42の先端接着部は図11に示すようにプリント基板4
5表面に設けられたランド48に当接し、はんだ付け4
9されている。さらに、他の電子部品たとえばコンデン
サ51の場合も同様に、図12に示すように、コンデン
サ51の両端に設けられた電極52、53を、プリント
基板45に配線されたランド48上に載置されて、強固
にはんだ付け54されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例では、集積回路のように限りなく開発が続き
高集積化されているため、この高集積化に応じて電極リ
ードの細線化、多リード化、電極リード間の各狭小化な
どの技術トレンドにおいては、嵌合手段であるボス46
を半導体チップ41などの電子部品に設けるスペ−スが
無くなってきている。この実状から第2の従来例の構成
が増加している。
【0010】ところが、さらに、高集積化が進むと、た
とえばCSP実装された集積回路素子が主流となる。こ
の場合はさらに上記したように電極リードの細線化、多
リード化、各電極リード間の狭小化する間隙などから実
装誤差を考慮してランド(端子)48面積を増加するこ
とに限界がある。さらに高集積化されると、このような
従来の実装手段の採用は困難であるという課題がある。
【0011】特に、最先端の実装技術として、CSP
(チップ サイズ パッケージング)実装の採用が主流
になりつつある。この実装構造においては、チップサイ
ズその大きさで回路基板に実装するため、さらに、高密
度化し第1の従来例のような、嵌合手段による位置合わ
せ機構を設置するスペ−スは無い。さらに、上記したよ
うに半導体チップの電極パッド間の間隔が狭小化するた
め、CSP実装するためには、回路基板の各ランド面積
を大きくすることが、できないという課題があった。さ
らに、電子部品をプリント基板に実装し、稼動させる
と、発熱し、この熱が拡散する。この過程での各構成機
構のX−Y方向の熱膨張係数が異なると、この時発生す
る応力が上記はんだ付け部に集中する。さらに、プリン
ト基板45のサイズが大きくなると、プリント基板45
の取り扱い中に、プリント基板45が部分的に撓むこと
がある。この時発生する機械的応力もはんだ付け部分に
集中する。したがって、これら機械的応力と熱応力に対
して接続信頼性を有する接続が要求される。ところが、
集積回路のように高集積化が進むと図10、図11のよ
うな、はんだ付け面積が極度に狭くなり、はんだ付け強
度が劣化し、実用困難になる課題があった。
【0012】この発明は、上記点に鑑みなされたもの
で、電子部品が高集積化や小型化、高密度化しても位置
決めして実装できしかも高い強度のはんだ付けができる
電子回路装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は電子部品を配
線基板に実装する電子回路装置において、回路基板の実
装用ランド(端子)列の実装部を凹状接着部にして、高
い精度の位置決めを可能にし、さらに、強固なはんだ付
け性を実現し、高い接続信頼性を得るようにしたもので
ある。
【0014】この発明の電子回路装置は、請求項1に記
載されているように、複数の電極ピンが設けられた電子
部品と、この電子部品の各電極ピンが実装される位置に
夫々対応してランド列が設けられた回路基板と、前記各
ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた凹状接着部
とを具備してなることを特徴としている。
【0015】この発明の電子回路装置は、請求項2に記
載されているように、複数の電極ピンが設けられた電子
部品と、この電子部品の各電極ピンが実装される位置に
夫々対応してランド列が設けられた回路基板と、前記各
ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた切掻き溝と
を具備してなることを特徴としている。
【0016】この発明の電子回路装置は、請求項3に記
載されているように、複数の電極ピンが設けられた集積
回路素子と、この集積回路素子の各電極ピンが実装され
る位置に夫々対応してランド列が設けられた回路基板
と、前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた
エッチング溝とを具備してなることを特徴としている。
この発明の電子回路装置は、請求項4に記載されている
ように、複数の電極ピンが設けられた集積回路素子と、
この集積回路素子の各電極ピンが実装される位置に夫々
対応してランド列が設けられた回路基板と、前記各ラン
ドの前記電極ピン接着位置に設けられた囲い壁とを具備
してなることを特徴としている。
【0017】この発明の電子回路装置は、請求項5に記
載されているように、複数の電極ピンが設けられた電子
部品と、この電子部品の前記各電極ピンが実装される複
数のランドが設けられた回路基板と、前記各ランドの前
記電極ピン接着位置に設けられた凹状接着部と、この凹
状接着部に嵌合する形状で前記電極ピンの接着位置に設
けられたはんだバンプとを具備してなることを特徴とし
ている。
【0018】
【発明の実施の形態】この実施形態の特徴とするところ
は、電子部品が実装される回路基板の電子部品実装用の
各ランドにおいて、電子部品実装部に凹状の接着部を設
け、この凹状の接着部で電子部品を実装するものであ
る。
【0019】次に、図1乃至図2を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。即ち、電子部品例えば集積
回路素子を回路基板に実装たとえば、はんだ付けする場
合の実施形態を図1乃至図4を参照して具体的に説明す
る。集積回路素子1は、集積度64Mビットなどの高集
積回路素子(VLSI素子)で、フラットパッケージ型
VLSI素子1である。この素子1には、一導電型半導
体ウエハたとえばN型シリコンウエハに周知の半導体プ
ロセスで高集積電子回路が形成される。
【0020】その後このウエハは予め定められたスクラ
イブラインに沿って各半導体チップ毎に分割される。こ
の分割された半導体チップ2には電極リード3がマウン
トされる。この電極リード3は、たとえばリ−ドフレ−
ムであり、このリ−ドフレ−ムに上記半導体チップが接
着された後、ワイヤボンダに搬送し、半導体チップの各
電極パッドと、リ−ドフレ−ムの各リ−ド3とを予め定
められた手順で自動的にワイヤリングする。ワイヤリン
グした後、樹脂モ−ルドし、降温プロセスを径て硬化さ
せてパッケ−ジ4内に設けられた半導体素子1が構成さ
れる。上記リード3は半導体素子1の実装を可能とする
ためには、図2(A)に示すように、リード3の先端接
着部の端部に屈曲部12を形成している。
【0021】この半導体素子1は図1に示すように回路
基板5に実装される。この回路基板5には予め設計され
た電子回路の配線回路たとえば銅薄膜による配線回路パ
タ−ンが形成されている。このパタ−ンの上記半導体素
子1の実装部には、端子たとえばランド6のパタ−ンが
設けられている。この状態が図1に示されている。即
ち、半導体素子1の電極リード3の配列パターンと、回
路基板5に形成される半導体素子1の実装部のランド6
の配列パターンとは1対1に対応している。この図では
説明を判りやすくするために8個のランド6配列の平面
図で示されている。 実際には数十から数百個のランド
6のパターンとなる。ランド6の線幅としては、この実
施形態ではたとえば0.1μm〜0.5μmが選択され
る。このランド6の線幅は、半導体素子1の集積度に基
づく電極ピン(リード)の線幅、ピッチによって選択さ
れる。高集積化に伴ない電極リード3の線幅とランド6
の線幅は等しい大きさになりつつある。すなわち、はん
だ付け部が少なくなる。
【0022】次に、この実装手段を図2を参照して説明
する。すなわち、回路基板5の各半導体素子1の電極リ
ード3の先端には接着手段たとえばはんだバンプ13が
設けられている。このはんだバンプ13が当接するラン
ド6には、凹状接着部たとえば断面U字状切掻き7が設
けられている。この切掻き7は図2(D)に示すよう
に、各ランド6短軸方向に長い直線状である。換え言す
れば、上記短軸方向にリード3の位置合わせ裕度があ
る。これは、製造誤差などによる各ランド6のバラツキ
を吸収するための手段である。したがって、上記裕度の
必要とする大きさによって、溝7の形状は、図3(A)
に示すように矩形状になる。また、上記はんだバンプ1
3がほぼ円錐状であれば、上記溝7の形状は、図3
(B)に示すように円形が望ましい。勿論、上記はんだ
バンプ13がほぼ円錐状に対して、上記溝7の形状を方
形状に構成し、はんだの接着強度を高くしてもよい。そ
の他図3(C)に示すように十字状にしてもよい。この
ような溝7はこの部分ではんだ付けすると共に電子備品
を回路基板5にチップマウンタにより、自動的にマウン
トする際の位置決め用ターゲット(冶具)として利用す
ることが特徴である。図2(C)は半導体素子1を実装
した状態を示す断面図である。この実施形態では、はん
だバンプ13が完全に上記溝7に入り、電極リード3の
先端部がランド6の表面に接触した状態を示している。
すなわち、上記切掻き7の深さを示している。勿論用途
によっては、切掻き7の深さを浅くしてもよい。選択的
事項である。
【0023】次に回路基板5の上記半導体素子1の実装
位置のランド6の列に半導体素子1をに実装(マウン
ト)する工程について図4を参照して説明する。図4は
チップマウンタを説明するための平面図である。
【0024】即ち、上記回路基板5を回路基板ストッカ
21から一枚X−Y−Z−θ搬送ロボット22によりピ
ックアップし、チップマウンタ23のX−Y−Zステー
ジ24上に搬入する。一方半導体素子1は、実装部品載
置位置に設けられているトレイ25に多数入れて用意さ
れている。
【0025】まず上記ステ−ジ24上の回路基板5につ
いて、粗位置合わせし、続いて上記位置決め用ターゲッ
トとして図3に示す溝7により密位置合わせをして待機
する。次に、トレイ25から1個の上記半導体素子1を
ロボット22の操作によりハンドリングして位置合わせ
テ−ブル26上に載置し、粗位置合わせする。この粗位
置合わせ工程を終了した半導体素子1を、位置決めされ
た回路基板5の予め定められた実装位置にロボット22
の操作によりハンドリングする。
【0026】即ち、この時の位置決めは上記したように
図3の溝7を位置決め用タ−ゲットとして位置決め作業
を実行する。すなわち、ランド6の溝7の位置、形状を
予め標準パタ−ンとしてチップマウンタ22のメモリに
予め記憶して置く。そして、上記回路基板5の上記溝7
を、回路基板5の上方に設置されている位置決め用カメ
ラ27により撮像し、この撮像信号から得られた上記溝
7のパタ−ンと上記予め記憶されている標準パターンと
を比較し、ずれ量があれば、このずれ量を相殺するよう
に上記ステ−ジ24の位置をX−Y面内でX−Y−θ制
御して位置合わせする。その後ロボット22の操作によ
り、上記半導体素子1を回路基板5上に相対的に移動す
る。
【0027】たとえばステ−ジ24をZ方向すなわち上
方に移動させて半導体素子1を回路基板5上に載置す
る。この載置は自動的に図1(A)に示すように各ラン
ド6上に位置決めされて搬入された状態となる。その後
上記ステ−ジ24に設けられているヒ−タによりはんだ
溶融温度例えば130℃に加熱し、はんだを溶融し時間
例えば3分間加熱した後、降温プロセスを径て、はんだ
付けプロセスを終了する。 その後、この回路基板5内
で他の実装位置があれば、上記ステ−ジ24を移動させ
て、同様なプロセスを実行する。終了した回路基板5は
ロボット22によりハンドリングし、アンロードして一
枚目を終了する。同様にして、次の回路基板の実装プロ
セスを実行する。
【0028】半導体素子1稼動時に素子1内で発生する
熱が拡散する過程において、X−Y面内での熱膨張係数
が異なることからはんだ付け部に熱応力が集中する。さ
らに、回路基板5のハンドリングのおいても、回路基板
5が大きいと、撓む場合がある。このような機械的応力
歪みに対しても、はんだ付け部に応力が集中する。機械
的応力もはんだ付け部に集中する。この実施形態では、
はんだ付けが凹み内で実施されているため、X−Y面内
の応力作用に対しては、凹みの内側壁面が作用し、強固
に支援され、はんだ付けが剥がれることは大幅に改善さ
れる。
【0029】次に、電子部品として例えば、コンデンサ
を実装する場合の実施形態を、図5を参照して説明す
る。図5は、図2に対応して工程順に示した図である。
同一構成要素については、同一番号を付与して説明して
いる。即ち、コンデンサ15の両端には電極ピンに相当
する電極16、17が設けられている。この電極16,
17の端部側には、(A)図に示すように、はんだバン
プ18、19が設けられて、コンデンサ15が構成され
ている。このコンデンサ15をマウントする場合に、上
記はんだバンプ18、19が、回路基板5のランド6に
当接する位置には、上記した図3の切掻き7が設けられ
ている。このように構成された回路基板5に位置合わせ
して、コンデンサ15をチップマウンタにより実装する
手段は、図4で説明したチップマウンタを用い、同様に
マウントできるので、その説明を省略する。即ち、コン
デンサ15を実装した状態を(C)図は示している。
(C)図では、はんだバンプ18、19が完全に溝7内
に入ってはんだ付けされた状態を示している。したがっ
て、電極16,17がランド6の表面に接触した状態を
示している。(D)図は溝7の溝形状が直線状になって
いることを示し、実装時の調整裕度を示している。上記
実施形態では、ランド6に溝7を彫った例について、説
明したが、電子部品の取着部が凹状接着部であれば、何
れの構成でも良い。例えば図6に示すように、突起20
により壁を作り、この壁により囲い壁の凹状接着部を形
成してもよい。図6は、図5の実施形態を凹状接着部の
構成を突起20により壁を作り、この壁により凹状接着
部を形成したもので、この接着部の部分以外の部分は同
一構造であるため、同一番号を付与して、その説明を省
略する。 図6において、(A)図は、コンデンサ15
の両端部電極16、17にはんだバンプ18、19を設
けた実装前のコンデンサ15の断面図である。(B)図
は、回路基板5の断面図で、配線のランド6に形成され
る凹状接着部を突起20で構成した状態を示す断面図で
ある。(C)図は、実装状態を示す図で、突起20によ
り形成した凹状接着部にはんだ付けした状態を示してい
る。(D)図は(B)図の平面図である。すなわち、突
起20による壁が直線状に形成された実施形態を示して
いる。
【0030】次に、図7を参照してCSP(CHIP
SIZE PACKAGE)実装された256Mビット
のVLSI素子1の実装に適用した実施形態を説明す
る。
【0031】この実施形態ではBGA型とLGA型何れ
のVLSI素子29でも適用できるが、BGA型CSP
実装VLSI素子1について説明する。CSP実装に
は、ワイヤーボンデイング型CSP、セラミック型CS
P,スルー、ホール型CSP、μBGA型CSPなどい
ろいろあるが、何れも適用可能である。
【0032】フェースアップで実装されたVLSI素子
29でも同様に適用可能である。上記VLSI素子29
には、集積回路(VLSI)回路が形成せれ、このVL
SI回路に接続された電極パッド30が多数設けられ
る。これら各電極パッド30上にはんだバンプ31が設
けられて、はんだバンプパターンが形成されている。こ
のCSP実装されたVLSIの構成は、たとえば、N型
Si基板にVLSI回路が形成された後、表面に再配線
層32を形成し、実装に適合した電極パッド30配列に
銅線による再配線が行われる。この再配線された電極パ
ッド30パターンは各電極パッド30間にはポリイミド
層33が設けられて構成さたものである。
【0033】このはんだバンプ31のパターンが設けら
れたVLSI素子29が上記回路基板5に実装たとえば
チップマウンタに搬入し、位置決めし、はんだバンプ3
1のはんだを溶融してはんだ付け実装される。上記回路
基板5は次のように構成されている。すなわち、樹脂た
とえばガラスエポキシ樹脂製基板表面には、上記はんだ
バンプ31の配列パターンに対応するランド6のパター
ンが設けられている。この各ランド6には、凹状接着部
例えば溝7が設けられている。すなわち、この溝7は、
上記VLSI素子29を回路基板5に実装する際、上記
各はんだバンプ31が当接するランド6の位置に設けら
れている。したがって、上記VLSI素子29を回路基
板5に実装した際、はんだバンプ31が各溝7内にすっ
ぽり入るように構成されている。この状態ではんだバン
プ31を溶融し、はんだ付けが実行される。この実装の
場合も、上記実施形態と同様な作用効果を得ることがで
きる。
【0034】上記溝7の形成手段は、プリント基板製造
工程において、マスク工程により、エッチングすること
により形成できる。すなわち、銅薄膜による配線工程を
終了した後、表面にレジスト膜を塗布たとえばラミネー
トし、このレジスト膜を上記はんだバンプのパターンを
マスクとして、露光装置にて露光し、はんだバンプ位置
のレジスト膜を現像工程にて除去する。この現像後のレ
ジスト膜をマスクとして露出した銅膜をエッチングたと
えば液相エッチングする。エッチング時間を調整するこ
とにより、エッチング深さを制御して、所望する深さの
溝7を形成する。その他ドリルで形成するなど適宜選択
できる。一方、上記実施形態では、電極リード3の先端
部にはんだバンプ13を形成した例について、説明した
が、次のようにしてもい。すなわち、図8に拡大して示
すように、はんばバンプ13を形成する先端部71を、
ランド6に設けられた切掻き7内に挿入される方向に屈
曲させてもよい。そして、この挿入部を実装たとえばは
んだ付けしてもよい。この場合は、電極リード3の先端
部71にはんだバンプ13を形成しなくてもよい。
【0035】上記実施形態では、電子部品として集積回
路素子とコンデンサの実装について説明したが、電子部
品であれば、抵抗、コイル、コネクタなどの実装に適用
しても同様な作用効果が得られることは、説明するまで
もないことである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
電子部品を実装する回路基板の各ランドの実装位置に凹
状の接着部を設け、この凹状の接着部にて実装するの
で、高集積化され、高精細な電極ピンの実装でも、高精
度で比較的強固な実装ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の電子回路装置の1実施形態を説明す
るための平面図である。
【図2】図1の回路基板に半導体素子を実装する実施形
態を説明するためのチップマウンタの図である。
【図3】図2の切掻き形状の他の実施形態を説明するた
めの図である。
【図4】図2の実装工程を説明するためのチップマウン
タの平面図図である。
【図5】図2の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図6】図5の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図7】図2の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図8】図2の他の実施形態を説明するための図であ
る。
【図9】従来の電子回路装置説明図である。
【図10】従来の電子回路装置説明図である。
【図11】従来の電子回路装置説明図である。
【図12】従来の電子回路装置説明図である。
【符号の説明】
1……集積回路素子 2……半導体チップ 3……電極リ−ド 4、……パッケ−ジ 5……回路基板 6……ランド 7……溝 12……屈曲部 13,18,19、31……はんだバンプ 15……コンデンサ 16,17……電極 20……突起 21……回路基板ストッカ 22……ロボット 23……チップマウンタ 24……ステ−ジ 25……トレイ 26……粗位置合わせテ−ブル 27……粗位置合わせ用カメラ 29……VLSI素子 30……電極パッド 71……リード先端部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電極ピンが設けられた電子部品
    と、 この電子部品の各電極ピンが実装される位置に夫々対応
    してランド列が設けられた回路基板と、 前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた凹状
    接着部とを具備してなることを特徴する電子回路装置。
  2. 【請求項2】 複数の電極ピンが設けられた電子部品
    と、 この電子部品の各電極ピンが実装される位置に夫々対応
    してランド列が設けられた回路基板と、 前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた溝と
    を具備してなることを特徴する電子回路装置。
  3. 【請求項3】 複数の電極ピンが設けられた集積回路素
    子と、 この集積回路素子の各電極ピンが実装される位置に夫々
    対応してランド列が設けられた回路基板と、 前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられたエッ
    チング溝とを具備してなることを特徴する電子回路装
    置。
  4. 【請求項4】 複数の電極ピンが設けられた集積回路素
    子と、 この集積回路素子の各電極ピンが実装される位置に夫々
    対応してランド列が設けられた回路基板と、 前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた囲い
    壁とを具備してなることを特徴する電子回路装置。
  5. 【請求項5】複数の電極ピンが設けられた電子部品と、 この電子部品の前記各電極ピンが実装される複数のラン
    ドが設けられた回路基板と、 前記各ランドの前記電極ピン接着位置に設けられた凹状
    接着部と、 この凹状接着部に嵌合する形状で前記電極ピンの接着位
    置に設けられたはんだバンプとを具備してなることを特
    徴する電子回路装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008004809A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Mitsubishi Electric Corp 実装基板
US9502326B2 (en) 2014-12-11 2016-11-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor device
US9824961B2 (en) 2013-11-26 2017-11-21 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Semiconductor device

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