JP2000357275A - 商品情報管理装置 - Google Patents

商品情報管理装置

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JP2000357275A
JP2000357275A JP16865499A JP16865499A JP2000357275A JP 2000357275 A JP2000357275 A JP 2000357275A JP 16865499 A JP16865499 A JP 16865499A JP 16865499 A JP16865499 A JP 16865499A JP 2000357275 A JP2000357275 A JP 2000357275A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本部側で意識しなくても小売店側で新規商品
かそれ以外の通常商品かを管理できるようにする。 【解決手段】 商品ファイル5に追加する商品情報や変
更する商品情報を格納したメンテナンスファイル6を外
部より入力する毎に、そのメンテナンスファイル6に格
納された商品情報と更新前の商品ファイル5に格納され
た商品情報とを照合する。そして、メンテナンスファイ
ル6に存在し商品ファイル5には存在しない商品コード
の商品情報を検出すると、この商品情報を新規商品の情
報として当該商品の取扱開始時から一定期間記憶管理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、小売店で取り扱う
各商品に関する種々の情報を記憶管理して、商品の売上
や発注等の店舗業務を支援する商品情報管理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本部が複数の小売店を統轄する業態,例
えばコンビニエンスストアでは、各小売店にPOS(Po
int Of Sales:販売時点情報管理)ターミナルとストア
コントローラとからなるPOSシステムを構築するとと
もに本部にコンピュータシステムを構築し、各小売店の
POSシステムと本部のコンピュータシステムとをネッ
トワークで接続して、各小売店での商品売上や各小売店
からの商品発注等を本部で一元的に管理するようにして
いる。
【0003】具体的には、本部のコンピュータシステム
から各小売店のストアコントローラに、それぞれ自店舗
で取り扱う各商品の商品コードに対応して商品名称,分
類コード,売価,原価,製造元コード,発注単位等の商
品情報を記憶管理する商品ファイルを配信し、各小売店
ではストアコントローラが上記商品ファイルの商品情報
に基づいて前記POSターミナルで実施される商品の売
上や発注等の店舗業務を支援する。そして、各小売店の
ストアコントローラが取得した商品の売上データや発注
データをネットワークを介して本部のコンピュータシス
テムで収集することにより、本部での一元管理を実現し
ている。ここに、ストアコントローラは、小売店で取り
扱う各商品に関する種々の情報を記憶管理して、商品の
売上や発注等の店舗業務を支援する商品情報管理装置と
して機能する。
【0004】ところで一般に、各小売店では、売上や発
注等の店舗業務を実施する場合に、新たに販売を始めた
新規商品と例えば1か月以上継続して販売している通常
商品とを区別して取り扱うようにしている。そこで従来
は、本部のコンピュータシステムから各小売店のストア
コントローラに配信される商品ファイルの各商品情報に
新規商品か通常商品かを識別するフラグをそれぞれ設定
し、ストアコントローラが商品ファイルをアクセスする
際にそのフラグを元に新規商品か通常商品かを判別し
て、各POSターミナルで実施される店舗業務を支援し
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は本
部側で新規商品と通常商品とを区別してその結果を商品
ファイルにフラグとして設定していたので、本部でフラ
グの設定ミスがあった場合に、各小売店において新規商
品であるべき商品が通常商品として取り扱われたり、逆
に通常商品が新規商品として取り扱われることがあっ
た。
【0006】しかも、ストアコントローラにおいては、
本部から配信された最新の商品ファイルのフラグから情
報管理対象の商品が新規商品であるか否かを判断してい
たので、例えば発注業務において当日より先の日付の発
注日には新規商品でなくなる商品も現時点では新規商品
であるとすると、新規商品として取り扱われてしまって
いた。
【0007】また、本部から配信される商品ファイルは
全国版で作成されるので、特定の地域のみ先行して販売
される商品の商品情報も、遅れて販売される他地域の小
売店に一斉に配信されていた。そして、本部ではこの種
の商品を先行地域で販売が開始されてから一定の期間だ
け新規商品として取り扱うようにしていた。このため、
他の地域で販売が開始されるまでに一定の期間が経過し
ていた場合には、その地域ではこの商品を新規商品扱い
として処理することができなかった。
【0008】そこで本発明は、本部側で意識しなくても
小売店側で新規商品かそれ以外の通常商品かを管理でき
るとともに、新規商品の場合にはその取り扱い期間も管
理できる商品情報管理装置を提供しようとするものであ
る。また、新規商品として取り扱う期間を任意に設定で
きる商品情報管理装置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、各商品の商品コードに対応して商品名称,分類コー
ド,金額等の商品情報を記憶管理する商品ファイルを備
え、この商品ファイルに追加する商品情報や変更する商
品情報を格納したメンテナンスファイルを外部より入力
すると、このメンテナンスファイルに格納された商品情
報に基づいて商品ファイルで記憶管理する商品情報を更
新する商品情報管理装置において、メンテナンスファイ
ルを入力する毎にそのメンテナンスファイルに格納され
た商品情報と更新前の商品ファイルに格納された商品情
報とを照合する商品情報照合手段と、この商品情報照合
手段によりメンテナンスファイルに存在し商品ファイル
には存在しない商品コードの商品情報を検出するとこの
商品情報を新規商品の情報として当該商品の取扱開始時
から一定期間記憶管理する新規商品管理手段とを設けた
ものである。このような構成を有することにより、メン
テナンスファイルには存在し商品ファイルには存在しな
い商品情報が、自動的に新規商品の情報として当該商品
の取扱開始時から一定期間だけ記憶管理される。
【0010】本願請求項2記載の発明は、メンテナンス
ファイルに格納される商品情報に当該商品情報を新規商
品の情報として管理する開始日である新規開始変更日の
情報を選択的に設定する。そして、前記請求項1記載の
発明の新規商品管理手段を、商品情報照合手段によりメ
ンテナンスファイルに存在し商品ファイルには存在しな
い商品コードの商品情報を検出するとこのメンテナンス
ファイルの商品情報に新規開始変更日の情報が設定され
ているか否かを判断し、設定されていない場合にはこの
商品情報を取扱開始時から一定期間新規商品の情報とし
て記憶管理し、設定されている場合にはその新規開始変
更日から一定期間新規商品の情報として記憶管理する手
段としたものである。このような構成を有することによ
り、請求項1記載の発明と同様に、メンテナンスファイ
ルには存在し商品ファイルには存在しない商品情報が、
自動的に新規商品の情報として一定期間だけ記憶管理さ
れるが、この期間の開始日が、メンテナンスファイルの
商品情報に設定された新規開始変更日となる。
【0011】本願請求項3記載の発明は、上記請求項2
記載の発明に、商品情報照合手段によりメンテナンスフ
ァイルと商品ファイルの両方に存在する商品コードの商
品情報を検出すると、メンテナンスファイル側の当該商
品情報に新規開始変更日の情報が設定されているか否か
を判断し、設定されている場合にはその新規開始変更日
から一定期間新規商品の情報として当該商品情報を記憶
管理する新規変更商品管理手段を設けたものである。こ
のような構成を有することにより、メンテナンスファイ
ルと商品ファイルの両方に存在する商品コードの商品情
報のうち、メンテナンスファイル側の商品情報に新規開
始変更日の情報が設定されている商品情報が、新規商品
の情報としてその新規開始変更日から一定期間記憶管理
される。
【0012】本願請求項4記載の発明は、メンテナンス
ファイルに格納される商品情報に新規対象外フラグを選
択的に設定する。そして、前記請求項1記載の発明の新
規商品管理手段を、商品情報照合手段によりメンテナン
スファイルに存在し商品ファイルには存在しない商品コ
ードの商品情報を検出するとこのメンテナンスファイル
の商品情報に新規対象外フラグが設定されているか否か
を判断し、設定されていない場合のみこの商品情報を取
扱開始時から一定期間新規商品の情報として記憶管理す
る手段としたものである。このような構成を有すること
により、メンテナンスファイルには存在し商品ファイル
には存在しない商品情報のうち、メンテナンスファイル
側の商品情報に新規対象外フラグが設定されていない商
品情報が、自動的に新規商品の情報として一定期間だけ
記憶管理される。
【0013】本願請求項5記載の発明は、各商品を分類
する分類コード別に新規商品としての取扱期間を予め設
定したテーブルメモリを設け、前記請求項1乃至4の各
請求項記載の発明において、新規商品管理手段により新
規商品の情報として記憶管理する期間を、その商品が属
する分類コードに対応してテーブルメモリに設定された
取扱期間としたものである。このような構成を有するこ
とにより、新規商品の情報として記憶管理する期間が、
その商品が属する分類コードに応じて可変的に設定され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。図1は本部により統轄される各小
売店にそれぞれ構築されるPOSシステムの概念図であ
り、本発明の商品情報管理装置として機能するストアコ
ントローラ1と、商品の売上業務や発注業務を行なう複
数台のPOS端末2とが、LAN(Local Area Networ
k)などの通信回線3で接続されている。ストアコント
ローラ1には、図2に示すレコードフォーマットの商品
情報レコードを多数記憶する商品ファイル5が搭載され
ている。前記商品情報レコードは1商品毎に構成され、
その商品の商品コードをキーに、商品名称,分類コード
としての部門コード,売価,製造元コード,発注単位等
の商品管理情報と、この商品情報レコードの取扱期間情
報(取扱開始日及び取扱終了日)と、新規商品としての
取扱期間である新規期間情報(新規開始日及び新規終了
日)とを記憶したレコードである。
【0015】また、ストアコントローラ1には、ISD
N(Integrated Services DigitalNetwork :サービス
総合ディジタル網)等の専用通信網4を介して本部のコ
ンピュータシステム(不図示)が接続されている。そし
て、本部のコンピュータシステムから専用通信網4を介
して、図3に示すレコードフォーマットのメンテナンス
レコードを記憶したメンテナンスファイル6が適時配信
されるようになっている。
【0016】前記メンテナンスレコードは商品ファイル
5に追加する商品情報レコードや変更する商品情報レコ
ード毎に構成され、その追加または変更する商品情報レ
コードのキーとなる商品コードに対応して、商品名称,
分類コードとしての部門コード,売価,製造元コード,
発注単位等の商品管理情報と、取扱期間情報(取扱開始
日及び取扱終了日)と、新規対象外フラグと、新規開始
変更日情報とを記憶したレコードである。ここで、新規
対象外フラグは、当該メンテナンスレコードによって追
加または変更される商品情報レコードを新規対象としな
い場合に“1”にセットされるフラグである。新規開始
変更日情報は、当該メンテナンスレコードによって追加
または変更される商品情報レコードを新規商品のレコー
ドとして管理する開始日である。これらの新規対象フラ
グ及び新規開始変更日情報は、本部のコンピュータシス
テム上で任意に設定される。
【0017】図4は前記ストアコントローラ1の要部構
成を示すブロック図であり、制御部本体としてCPU
(Central Processing Unit)11を搭載している。そ
してこのCPU11に、アドレスバス,データバスなど
のバスラインBLを介して、プログラムなどの固定的デ
ータを予め格納したROM(Read Only Memory)12、
前記本部のコンピュータシステムから配信されたメンテ
ナンスファイル6を一時記憶する受信バッファ等の各種
メモリエリアが形成されるRAM(Random Access Memo
ry)13、現在の日付及び時刻を計時する時計部14、
前記通信回線3を介して接続された各POS端末2との
データ通信を制御するPOSインタフェース15、前記
商品ファイル5などのデータファイルを記憶するHDD
(Hard Disc Drive)装置16、フロッピーディスクに
対するデータの書込み及び読み出しを行なうFDD(Fl
oppy Disk Drive)装置17、キーボード,ディスプレ
イ,プリンタなどの各種入出力機器が接続されるI/O
ポート18、前記専用通信網4を介して接続された本部
コンピュータシステムとのデータ通信を制御するホスト
インタフェース19等を接続している。
【0018】前記RAM13には、特に図5に示すよう
に、各商品を分類する部門コード別に日数データをプリ
セットしてなる部門別期間設定テーブル7が形成されて
いる。そして、各小売店において、それぞれ各部門毎に
その部門に属する商品を新規商品扱いする期間(日数)
を決定し、その日数データを自店舗のストアコントロー
ラ1における部門別期間設定テーブル7に設定するよう
にしている。なお、本部において部門別の新規商品扱い
期間を決定して部門別期間設定テーブル7を作成し、こ
のテーブル7を専用通信網4を介してまたはフロッピー
ディスクを介してRAM13にロードしてもよい。
【0019】かかる構成のストアコントローラ1は、本
部のコンピュータシステムから配信されるメンテナンス
ファイル6を専用通信網4を介して受信し受信バッファ
に一時格納すると、前記CPU11が、図6の流れ図に
示す商品ファイル更新処理を実行するように、ROM1
2のプログラムを構成している。
【0020】先ず、CPU11は、ST(ステップ)1
としてCPU内蔵のカウンタnを“0”にリセットす
る。次に、CPU11は、ST2として上記カウンタn
を“1”だけカウントアップしたならば、ST3として
受信バッファに格納したメンテナンスファイル6からカ
ウンタnのカウント値に相当するレコード番号nのメン
テナンスレコードを読み出す。
【0021】ここで、ST4としてメンテナンスファイ
ル6にレコード番号nのレコードが存在し読み出したな
らば、ST5としてこのレコード番号nのメンテナンス
レコードの商品コードを検索キーとして前記商品ファイ
ル5を検索する(商品情報照合手段)。そして、ST6
としてこの検索キーとしての商品コードと一致する商品
コードの商品情報レコードを検出したならば、当該メン
テナンスレコードは当該商品情報レコードの商品情報を
変更するレコードなので、ST7として後述する商品情
報レコード変更処理を実行する。これに対し、ST6に
て検索キーとしての商品コードと一致する商品コードの
商品情報レコードを検出できなかった場合には、当該メ
ンテナンスレコードは商品ファイル5に追加する商品情
報のレコードなので、ST8として後述する商品情報レ
コード追加処理を実行する。
【0022】ST7の商品情報レコード変更処理または
ST8の商品情報レコード追加処理を終了すると、CP
U11はST2の処理に戻り、前記カウンタnをさらに
“1”だけカウントアップして、メンテナンスファイル
6からレコード番号nのメンテナンスレコードを読み出
す。そして、このレコード番号nのメンテナンスレコー
ドの商品コードを検索キーとして前記商品ファイル5を
検索して、一致する商品コードの商品情報レコードを検
出したならば商品情報レコード変更処理を実行し、検出
できなかったならば商品情報レコード追加処理を実行す
る。
【0023】こうして、メンテナンスファイル6から1
レコードを読出す毎に商品情報レコード変更処理または
商品情報レコード追加処理を実行し、ST4にてメンテ
ナンスファイル6にレコード番号nのレコードが存在せ
ず読み出せくなった場合には、ST9として受信バッフ
ァからメンテナンスファイル6を削除して、この商品フ
ァイル更新処理を終了する。
【0024】図7は前記商品情報レコード変更処理の内
容を具体化した流れ図である。すなわちCPU11は、
レコード番号nのメンテナンスレコードの商品コードと
一致する商品情報レコードを商品ファイル5から検出す
ると、この商品情報レコード変更処理を開始する。
【0025】そして先ず、ST11として該当商品情報
レコードの取扱期間情報及び商品管理情報をレコード番
号nのメンテナンスレコードの取扱期間情報及び商品管
理情報に書換える。次に、ST12としてレコード番号
nのメンテナンスレコードに新規対象外フラグがセット
されているか否かを判断する。ここで、新規対象外フラ
グが“1”にセットされている,つまり新規対象外とす
る設定になっていたことを確認した場合には(ST13
のYES)、ST14として該当商品情報レコードの新
規期間情報をクリアして、つまり新規商品としての管理
期間を強制的に終了して、この商品情報レコード変更処
理を終了する。
【0026】これに対し、レコード番号nのメンテナン
スレコードの新規対象外フラグが“1”にセットされて
いない,つまり新規対象外とする設定になっていない場
合には(ST13のNO)、ST15としてこのレコー
ド番号nのメンテナンスレコードの新規開始変更日情報
を調べる。ここで、新規開始変更日情報が設定されてい
ないことを確認した場合には(ST16のYES)、こ
の商品情報レコード変更処理を終了する。
【0027】一方、新規開始変更日情報が設定されてい
ることを確認した場合には(ST16のNO)、ST1
7としてこのレコード番号nのメンテナンスレコードの
部門コードに対応する新規商品扱い期間の日数データを
部門別期間設定テーブル7から読出す。そして、ST1
8としてこの新規開始変更日情報の日付から当該日数デ
ータを加算した日付Dを算出する。しかして、ST19
としてレコード番号nのメンテナンスレコードの商品情
報に基づき書換えた商品ファイル5の商品情報レコード
に、新規期間情報の新規開始日として前記新規開始変更
日情報の日付をセットし、新規終了日としてST18で
算出した日付Dをセットすることにより、当該商品情報
レコードを新規商品の情報として一定期間管理する設定
にしたならば(新規変更商品管理手段)、この商品情報
レコード変更処理を終了する。
【0028】図8は前記商品情報レコード追加処理の内
容を具体化した流れ図である。すなわちCPU11は、
レコード番号nのメンテナンスレコードの商品コードと
一致する商品情報レコードを商品ファイル5から検出で
きない,つまりメンテナンスファイル6に存在し商品フ
ァイル5には存在しない商品コードの商品情報を検出す
ると、この商品情報レコード追加処理を開始する。
【0029】そして先ず、ST21として商品ファイル
5に新規のレコードを確保し、このレコードにレコード
番号nのメンテナンスレコードの商品コード,商品管理
情報,取扱期間情報をセットする。次に、ST22とし
てレコード番号nのメンテナンスレコードの新規対象外
フラグが“1”にセットされているか否かを判断する。
ここで、“1”にセットされている,つまり新規対象外
とする設定になっていたことを確認した場合には(ST
23のYES)、商品ファイル5に追加した商品情報レ
コードの新規期間情報を設定しないまま、この商品情報
レコード追加処理を終了する。
【0030】これに対し、レコード番号nのメンテナン
スレコードの新規対象外フラグが“1”にセットされて
いない,つまり新規対象外とする設定になっていない場
合には(ST23のNO)、ST24としてこのレコー
ド番号nのメンテナンスレコードの新規開始変更日情報
を調べる。ここで、新規開始変更日情報が設定されてい
ないことを確認した場合には(ST25のYES)、S
T26としてこのレコード番号nのメンテナンスレコー
ドの部門コードに対応する新規商品扱い期間の日数デー
タを部門別期間設定テーブル7から読出す。そして、S
T27としてこのレコード番号nのメンテナンスレコー
ドの取扱開始日から当該日数データを加算した日付Dを
算出する。しかして、ST28としてこのレコード番号
nのメンテナンスレコードの商品情報に基づき商品ファ
イル5に追加された商品情報レコードに、新規期間情報
の新規開始日として取扱開始日をセットし、新規終了日
としてST27で算出した日付Dをセットすることによ
り、当該商品情報レコードを新規商品の情報として一定
期間管理する設定にしたならば(新規商品管理手段)、
この商品情報レコード追加処理を終了する。
【0031】一方、新規開始変更日情報が設定されてい
ることを確認した場合には(ST25のNO)、ST2
9としてこのレコード番号nのメンテナンスレコードの
部門コードに対応する新規商品扱い期間の日数データを
部門別期間設定テーブル7から読出す。そして、ST3
0としてこの新規開始変更日情報の日付から当該日数デ
ータを加算した日付Dを算出する。しかして、ST31
としてこのレコード番号nのメンテナンスレコードの商
品情報に基づき商品ファイル5に追加された商品情報レ
コードに、新規期間情報の新規開始日として前記新規開
始変更日情報の日付をセットし、新規終了日としてST
30で算出した日付Dをセットすることにより、当該商
品情報レコードを新規商品の情報として一定期間管理す
る設定にしたならば(新規商品管理手段)、この商品情
報レコード追加処理を終了する。
【0032】このように構成された本実施の形態におい
ては、各小売店に設置されているストアコントローラ1
に実装された商品ファイル5に追加する商品情報のメン
テナンスレコードや変更する商品情報のメンテナンスレ
コードを記憶したメンテナンスファイル6を本部のコン
ピュータシステムで作成し、専用通信網4を介して各小
売店のストアコントローラ1に配信する。
【0033】そうすると、このメンテナンスファイル6
を受信した各小売店のストアコントローラ1では、前述
した商品ファイル更新処理が実行される。これにより、
商品ファイル5に追加する商品情報のメンテナンスレコ
ードに基づいて、商品ファイル5に該当する商品情報レ
コードが追加される。また、変更する商品情報のメンテ
ナンスレコードに基づいて、商品ファイル5の該当する
商品情報レコードが変更される。
【0034】この場合において、商品ファイル5に追加
された商品情報レコードは、メンテナンスファイル6に
存在し商品ファイル5には存在しない商品コードのレコ
ードなので、自動的に新規商品のレコードとして管理さ
れる。具体的には、対応するメンテナンスレコードに新
規開始変更日が設定されている場合には、その新規開始
変更日から一定期間だけ新規商品として管理され、新規
開始変更日が設定されていない場合には、当該商品の取
扱開始日から一定期間だけ新規商品として管理される。
ここで、新規商品として管理される一定期間は、その商
品が属する部門に対して予め部門別期間設定テーブル7
上で設定されている日数となる。なお、対応するメンテ
ナンスレコードに新規対象外フラグが設定(“1”にセ
ット)されていた場合には、その商品情報レコードは新
規商品のレコードとして管理されない。
【0035】一方、メンテナンスファイル6のメンテナ
ンスレコードに基づいて変更された商品情報レコード
も、当該メンテナンスレコードの新規対象外フラグが未
設定でかつ新規開始変更日が設定されていた場合には、
その新規開始変更日から一定期間だけ新規商品のレコー
ドとして管理される。この場合の期間もその商品が属す
る部門に対して予め部門別期間設定テーブル7上で設定
された日数となる。なお、メンテナンスレコードの新規
対象外フラグが設定(“1”にセット)されていた場合
で、変更された商品情報レコードに新規期間情報が設定
されていた場合には、その新規期間情報が強制的にクリ
アされる。すなわち、新規商品のレコードとして管理さ
れなくなる。
【0036】このように本実施の形態では、本部のコン
ピュータシステムから受信したメンテナンスファイル6
に格納された商品情報と、このメンテナンスファイル6
のメンテナンスレコードによって更新される前の商品フ
ァイル5に格納された商品情報とを照合し、メンテナン
スファイル6に存在し商品ファイル5には存在しない商
品コードの商品情報を検出すると、この商品情報を自動
的に新規商品の情報として取扱開始時から一定期間記憶
管理するようにしている。したがって、メンテナンスフ
ァイル6を作成する本部において、同ファイル6に格納
する商品情報が新規商品の情報なのか否かを意識して、
当該商品情報に付加されるフラグをセットまたはリセッ
トする必要がなくなる。その結果、本部の設定ミスによ
り各小売店で新規商品であるべき商品が新規商品以外の
通常商品として取り扱われたり、通常商品が新規商品と
して取り扱われたりすることがなくなる。また、新規開
始日から新規終了日までの期間を設定して管理するの
で、例えば発注業務において当日より先の日付の発注日
には新規商品でなくなる商品については、現時点が新規
商品であるとしても通常商品として取り扱われ、店舗業
務を支障なく執り行うことができる。
【0037】また、本実施の形態では、メンテナンスフ
ァイル6に格納される商品情報に新規開始変更日の情報
を選択的に設定するようにしている。そして、メンテナ
ンスファイル6に存在し商品ファイル5には存在しない
商品コードの商品情報を検出すると、このメンテナンス
ファイル6の商品情報に新規開始変更日の情報が設定さ
れているか否かを判断し、設定されていない場合にはこ
の商品情報を取扱開始時から一定期間新規商品の情報と
して記憶管理し、設定されている場合にはその新規開始
変更日から一定期間新規商品の情報として記憶管理する
ようにしている。したがって、本部の設定により新規商
品のレコードとして管理する期間の開始日を任意に変更
することができる。
【0038】また、メンテナンスファイル6と商品ファ
イル5の両方に存在する商品コードの商品情報を検出し
た場合も、メンテナンスファイル6側の当該商品情報に
新規開始変更日の情報が設定されているか否かを判断
し、設定されている場合にはその新規開始変更日から一
定期間新規商品の情報として当該商品情報を記憶管理す
るようにしている。したがって、各小売店においてこれ
までは通常商品のレコードとして管理されていた商品情
報を、本部の設定により新規商品のレコードとして一定
期間管理できるようになる。
【0039】さらに、本実施の形態では、メンテナンス
ファイル6に格納される商品情報に新規対象外フラグを
選択的に設定するようにしている。そして、メンテナン
スファイル6に存在し商品ファイル5には存在しない商
品コードの商品情報を検出すると、このメンテナンスフ
ァイル6の商品情報に新規対象外フラグが設定されてい
るか否かを判断し、設定されていない場合のみこの商品
情報を取扱開始時から一定期間新規商品の情報として記
憶管理するようにしている。したがって、商品ファイル
5に追加される商品情報レコードであっても、本部設定
により新規商品のレコードとして管理しないようにする
ことができる。
【0040】また、メンテナンスファイル6と商品ファ
イル5の両方に存在する商品コードの商品情報を検出し
た場合も、メンテナンスファイル6の商品情報に新規対
象外フラグが設定されているか否かを判断する。そし
て、設定されていた場合には、商品情報ファイル5にお
ける該当商品情報の新規期間情報を強制的にクリアする
ようにしている。したがって、各小売店で新規商品のレ
コードとして管理されている商品情報レコードを、本部
設定により強制的に通常商品のレコードに変更すること
も可能である。
【0041】また、本実施の形態では、各商品を分類す
る部門コード別に新規商品としての取扱期間を予め設定
した部門別期間設定テーブル7を設け、新規商品の情報
として記憶管理する期間を、その商品が属する部門コー
ドに対応して部門別期間設定テーブル7に設定された取
扱期間としている。したがって、新規商品として管理す
る期間を、小売店毎に、商品が属する部門によって可変
的に設定することができる。
【0042】なお、前記一実施の形態では、メンテナン
スファイル6をオンライン配信によりストアコントロー
ラ1に入力したが、メンテナンスファイル6をフロッピ
ーディスクに記録し、FDD17で読取らせることによ
ってストアコントローラ1に入力してもよい。また、フ
ロッピーディスクの代わりにメモリカード,CD−RO
Mなどを用いてもよいのはいうまでもないことである。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、本願請求項1記載
の発明によれば、本部側で意識しなくても小売店側で新
規商品かそれ以外の通常商品かを管理できるとともに、
新規商品の場合にはその取り扱い期間も管理できる商品
情報管理装置を提供できる。また、本願請求項2記載の
発明によれば、上記請求項1記載の発明の効果に加え
て、新規商品として管理する期間の開始日を任意に設定
できる効果を奏し得る。また、本願請求項3記載の発明
によれば、上記請求項2記載の発明の効果に加えて、こ
れまで通常商品として管理していた商品を新たに新規商
品として一定期間管理できる効果を奏し得る。また、本
願請求項4記載の発明によれば、上記請求項1記載の発
明の効果に加えて、新規商品として管理しないように強
制的に設定できる効果を奏し得る。さらに、本願請求項
5記載の発明によれば、上記各請求項記載の効果に加え
て、新規商品として管理する期間をその商品が属する分
類によって任意に可変設定できる効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態であるPOSシステム
の概念図。
【図2】 同実施の形態において商品ファイルに記憶さ
れる商品情報レコードのフォーマットを示す図。
【図3】 同実施の形態においてメンテナンスファイル
に記憶されるメンテナンスレコードのフォーマットを示
す図
【図4】 同実施の形態におけるストアコントローラの
要部構成を示すブロック図。
【図5】 同ストアコントローラのRAMに形成される
部門別期間設定テーブルの構成図。
【図6】 同ストアコントローラのCPUが実行する商
品ファイル更新処理の要部を示す流れ図。
【図7】 図6における商品情報レコード変更処理を具
体化した流れ図。
【図8】 図6における商品情報レコード追加処理を具
体化した流れ図。
【符号の説明】
1…ストアコントローラ 2…POS端末 4…専用通信網 5…商品ファイル 6…メンテナンスファイル 7…部門別期間設定テーブル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各商品の商品コードに対応して商品名
    称,分類コード,金額等の商品情報を記憶管理する商品
    ファイルを備え、この商品ファイルに追加する商品情報
    や変更する商品情報を格納したメンテナンスファイルを
    外部より入力すると、このメンテナンスファイルに格納
    された商品情報に基づいて前記商品ファイルで記憶管理
    する商品情報を更新する商品情報管理装置において、 前記メンテナンスファイルを入力する毎にそのメンテナ
    ンスファイルに格納された商品情報と更新前の前記商品
    ファイルに格納された商品情報とを照合する商品情報照
    合手段と、この商品情報照合手段により前記メンテナン
    スファイルに存在し前記商品ファイルには存在しない商
    品コードの商品情報を検出するとこの商品情報を新規商
    品の情報として当該商品の取扱開始時から一定期間記憶
    管理する新規商品管理手段とを具備したことを特徴とす
    る商品情報管理装置。
  2. 【請求項2】 前記メンテナンスファイルに格納される
    商品情報に当該商品情報を新規商品の情報として管理す
    る開始日である新規開始変更日の情報を選択的に設定
    し、前記新規商品管理手段を、前記商品情報照合手段に
    よりメンテナンスファイルに存在し前記商品ファイルに
    は存在しない商品コードの商品情報を検出するとこのメ
    ンテナンスファイルの商品情報に新規開始変更日の情報
    が設定されているか否かを判断し、設定されていない場
    合にはこの商品情報を取扱開始時から一定期間新規商品
    の情報として記憶管理し、設定されている場合にはその
    新規開始変更日から一定期間新規商品の情報として記憶
    管理する手段としたことを特徴とする請求項1記載の商
    品情報管理装置。
  3. 【請求項3】 前記商品情報照合手段により前記メンテ
    ナンスファイルと商品ファイルの両方に存在する商品コ
    ードの商品情報を検出すると、前記メンテナンスファイ
    ル側の当該商品情報に新規開始変更日の情報が設定され
    ているか否かを判断し、設定されている場合にはその新
    規開始変更日から一定期間新規商品の情報として当該商
    品情報を記憶管理する新規変更商品管理手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の商品情報管理装置。
  4. 【請求項4】 前記メンテナンスファイルに格納される
    商品情報に新規対象外フラグを選択的に設定し、前記新
    規商品管理手段を、前記商品情報照合手段によりメンテ
    ナンスファイルに存在し前記商品ファイルには存在しな
    い商品コードの商品情報を検出するとこのメンテナンス
    ファイルの商品情報に新規対象外フラグが設定されてい
    るか否かを判断し、設定されていない場合のみこの商品
    情報を取扱開始時から一定期間新規商品の情報として記
    憶管理する手段としたことを特徴とする請求項1記載の
    商品情報管理装置。
  5. 【請求項5】 各商品を分類する分類コード別に新規商
    品としての取扱期間を予め設定したテーブルメモリを設
    け、前記新規商品管理手段により新規商品の情報として
    記憶管理する期間を、その商品が属する分類コードに対
    応して前記テーブルメモリに設定された取扱期間とする
    ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項記
    載の商品情報管理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003067847A (ja) * 2001-08-22 2003-03-07 Sharp Corp 販売管理支援装置および販売管理システム
JP2008084050A (ja) * 2006-09-28 2008-04-10 Teraoka Seiko Co Ltd 商品発注システム
JP2012216043A (ja) * 2011-03-31 2012-11-08 Toshiba Tec Corp 決済処理装置、プログラム、および決済処理システム

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