JP2000357041A - キー入力装置 - Google Patents

キー入力装置

Info

Publication number
JP2000357041A
JP2000357041A JP11168319A JP16831999A JP2000357041A JP 2000357041 A JP2000357041 A JP 2000357041A JP 11168319 A JP11168319 A JP 11168319A JP 16831999 A JP16831999 A JP 16831999A JP 2000357041 A JP2000357041 A JP 2000357041A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
key
function
input
keys
main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11168319A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4229528B2 (ja
Inventor
Yoshinari Kato
善也 加藤
Shunji Kato
俊司 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP16831999A priority Critical patent/JP4229528B2/ja
Publication of JP2000357041A publication Critical patent/JP2000357041A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4229528B2 publication Critical patent/JP4229528B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キー数が少ない小型のキー入力装置におい
て、入力操作性をより一層向上できるキー入力装置を提
供すること。 【解決手段】 キー入力装置2は、上下4段左右3列の
12個のメインキー21〜32が設けられたメインキー
エリア20と、メインキーエリア20の上側、左側、下
側に配置された複数の機能キー51〜60からなるC字
状の機能キーエリア50とを備える。打鍵頻度の高いメ
インキー21〜32の各列を人差し指、中指、薬指で操
作でき、メインキーエリア20の左側の各機能キー54
〜57は人差し指で打鍵し、左下の機能キー60は親指
で打鍵して入力できる。このため、小指を使わずにすべ
てのキーを打鍵操作でき、小指での打鍵操作に慣れてい
ない初心者であっても入力操作性が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、日本語や英語を入
力するキー入力装置に係わり、詳しくは、携帯電話(P
HS)、電子手帳、腕時計、小型のワードプロセッサ
(ワープロ)やパーソナルコンピュータ(パソコン)等
で入力操作を行えるようにしたキー入力装置に関するも
のである。
【0002】
【背景技術】近年、企業や家庭においてパソコン等の情
報機器が広く利用されるようになっている。このような
情報機器としては、デスクトップ型やノート型のパソコ
ンや、PDA(携帯情報端末)が通常用いられている。
【0003】ところで、これらの情報機器で文字を入力
する場合、通常はキーボードが用いられている。このキ
ーボード入力において、広く用いられているのは、アル
ファベットを用いた入力である。すなわち、アルファベ
ットの26文字を用いた入力は、覚えるキー数が少な
く、ブラインドタッチも容易に行えるため、英文入力だ
けではなく、日本語入力の場合もローマ字入力として広
く利用されている。
【0004】ところで、従来のキーボードは、80個以
上のキーが複雑に並んでおり、小型化が困難であるとい
う問題があった。また、多数のキーを両手を用いて入力
しなければならず、習熟が難しいという問題もあった。
【0005】このため、本出願人は、特願平10−74
107号に記載されたように、上下4段左右3列の12
個のメインキーが設けられたメインキーエリアと、この
メインキーエリアの上側、右側および下側に配置された
複数の機能キーからなるコ字状の機能キーエリアとを有
した小型キーボードを提案している。
【0006】この小型キーボードでは、例えば右手で操
作する場合、メインキーエリアの左右3列の各キーをそ
れぞれ人差し指、中指、薬指で押し、メインキーエリア
の右側にある機能キーを小指で、メインキーエリアの下
側にある機能キーを親指で押すことで、効率的な入力操
作ができるように設計されている。
【0007】この小型キーボードは、入力頻度の高いメ
インキーを、人差し指、中指、薬指の比較的動かし易い
指で押し、頻度の低い機能キーを小指で押すようにして
いるため、効率的な入力操作ができた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特にパ
ソコン等を初めて操作し、キー入力操作自体に慣れてい
ない初心者のなかには、特に比較的動かし難い小指での
打鍵操作が難しく感じる人もおり、このような初心者に
とって、より操作性が高い小型キーボードが求められて
いた。
【0009】本発明の目的は、キー数が少ない小型のキ
ー入力装置(キーボード)において、入力操作性を向上
できるキー入力装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、図面を参照して説明すると、少なくとも上下
4段左右3列の12個のメインキー21〜32が設けら
れたメインキーエリア20と、このメインキーエリア2
0の上側、左側および下側に配置された複数の機能キー
51〜60からなるC字状の機能キーエリア50とを備
えることを特徴とするものである。
【0011】このようなキー入力装置2によれば、機能
キー51〜60をメインキーエリア20の右側ではな
く、左側に配置したので、打鍵頻度の高いメインキー2
1〜32の各列を人差し指、中指、薬指で操作するよう
にし、かつメインキーの左側にある各機能キーの上側の
キー54〜57は人差し指や左手で打鍵し、下側のキー
60は親指で打鍵して入力操作を行うことができる。こ
のため、小指を使わずにすべてのキーを打鍵操作するこ
とができ、特に小指での打鍵操作に慣れていない初心者
に対する入力操作性を向上することができる。
【0012】この際、前記12個のメインキーの内の5
個のキー21〜25には母音を表すアルファベットであ
る「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を入力する
文字キーが個別に設定され、他の7個のキー26〜32
にはアルファベットの他の21個の子音(「KGFSZ
JTDVNCQHBPRMLYWX」)を表す文字が各
キーに3個ずつ設定されていることが好ましい。
【0013】このようなキー入力装置2では、日本語で
も英語でも最も使用頻度の高い母音つまり「A」、
「I」、「U」、「E」、「O」を独立したキーに設定
したため、これらの文字はキーを1回押すだけで入力で
きる。このため、母音入力時の打鍵回数を少なくでき、
操作性が向上し、高速入力も可能となる。
【0014】また、アルファベットの他の21個の文字
を、7個のキー26〜32に3個ずつ配列しているの
で、12個と非常に少ないキー数でアルファベット26
文字を入力することができ、小型で携帯性に優れたキー
入力装置2を形成できる。さらに、子音キーが設定され
た7個のキーには、各々3個ずつ文字を配置しているの
で、各文字の入力を各キーを押す回数で分けている場合
に、各キーを最大3回押せばどの文字でも入力できて操
作性を向上でき、かつ各子音が各キーに均等に配列され
ているので、キー打鍵操作のバランスをよくでき、操作
性をより一層向上できる。
【0015】この際、前記12個のキー21〜32は上
下4段左右3列に配列され、最上段の3個のキー21〜
23には左側から順に「A」、「I」、「U」を入力す
る文字キーが設定され、上から2段目の左から2つのキ
ー24,25には左側から順に「E」、「O」を入力す
る文字キーが設定されていることが好ましい。このよう
な順序で母音が配置されていれば、キー位置を覚えやす
く、より操作性を向上できる。
【0016】また、前記子音が設定された7個のキー2
6〜32は、それぞれ「KGF」、「SZJ」、「TD
V」、「NCQ」、「HBP」、「RML」、「YW
X」の各文字キーの組み合わせで設定されていることが
好ましい。
【0017】このような配置にすれば、ローマ字入力に
おいて前記母音キーと組み合わされることで、「か」行
〜「わ」行を入力する子音「K、S、T、N、H、M、
Y、R、W」を各キーの第1もしくは第2文字キーに設
定できるため、母音に次いで入力頻度の高い清音の子音
を簡単な操作で入力することができ、操作性をより一層
向上することができる。さらに、「カ」行を入力する
「K」キーに濁音の「ガ」行を入力する「G」キーを、
「サ」行を入力する「S」キーに「ザ」行を入力する
「Z」キーを、「タ」行を入力する「T」キーに「ダ」
行を入力する「D」キーを、「ハ」行を入力する「H」
キーに「バ」行を入力する「B」キーをそれぞれ設定し
たので、関連する清音と濁音を同じキーを用いて(キー
を押す回数を変えることなどで)入力することができ
る。このため、濁音の入力操作も覚えやすくなり、高速
に入力することができる。
【0018】前記複数の機能キー51〜60のうちの3
つの機能キー58〜60には、第1、第2および第3の
選択入力機能がそれぞれ設定され、第1選択入力機能
は、その機能キー60と他のキーとが同時に押された際
に、他のキーの第1選択状態に設定された文字や機能を
入力するように働き、第2選択入力機能は、その機能キ
ー59と他のキーとが同時に押された際に、他のキーの
第2選択状態に設定された文字や機能を入力するように
働き、第3選択入力機能は、その機能キー58と他のキ
ーとが同時に押された際に、他のキーの第3選択状態に
設定された文字や機能を入力するように働くように設定
されていることが好ましい。
【0019】このような第1〜3の選択入力機能を有す
るキーが設定されていれば、例えば、日本語入力モード
において、一時的に英字や数字、記号等を入力する際
に、入力モードを変更することなく、各機能キー58〜
60を押しながらメインキー21〜32を押すだけで各
キーに設定された3種類の文字など、例えば英字、数
字、記号を区別して入力でき、入力操作性を向上できる
とともに、少ないキー数でも様々な文字、記号を入力す
ることができる。
【0020】前記第1選択入力機能は、前記複数の機能
キーのうちのメインキーエリアの左側でかつ最下段に設
けられた機能キー60に設定され、第2選択入力機能
は、前記複数の機能キーのうちのメインキーエリアの下
側でかつ第1選択入力機能が設定された機能キーの右側
に配置された機能キー59に設定され、第3選択入力機
能は、前記複数の機能キーのうちのメインキーエリアの
下側でかつ最も右側の列に設けられた機能キー58に設
定されていることが好ましい。他のキーと同時に打鍵さ
れる選択入力機能が設定されたキーを最下段の各キー5
8〜60に設定すれば、これらのキーを親指で打鍵しな
がら他のキーを人差し指、中指、薬指で押すことがで
き、2つのキーを打鍵する操作が容易に行えて、入力操
作性をより一層向上できる。
【0021】前記第1選択入力機能が設定された機能キ
ー60の表面には上矢印が表記され、第2選択入力機能
が設定された機能キー59の表面には下矢印が表記さ
れ、第3選択入力機能が設定された機能キー58の表面
には右上矢印が表記されていることが好ましい。
【0022】この際、前記各メインキー21〜32およ
び機能キー51〜60の表面には、それらのキーが単独
で押された際に入力される文字や機能を示す記号が表記
され、第1選択状態に設定された文字や機能を有するキ
ーには、キー表面の上側にその文字や機能を示す記号が
表記され、第2選択状態に設定された文字や機能を有す
るキーには、キー表面の下側にその文字や機能を示す記
号が表記され、第3選択状態に設定された文字や機能を
有するキーには、キー表面の右上側にその文字や機能を
示す記号が表記されていることが好ましい。
【0023】このように各機能キー58〜60に、上、
下、右上の各矢印キーを設定し、各キー21〜60のキ
ー表面の上側、下側、右上に第1〜3選択状態で入力さ
れる文字や機能を表記すれば、各機能キー58〜60と
同時に他のキーを押した際に何が入力されるかを容易に
把握でき、初心者にとっても使い勝手のよいキー入力装
置とすることができる。
【0024】前記各メインキー21〜32の第1選択状
態には数字が設定され、第2選択状態および第3選択状
態にはそれぞれ各種記号が設定されていることが好まし
い。この場合には、日本語入力モードや英字入力モード
において、一時的に数字や記号を入力する際に、入力モ
ードを変更することなく、各選択キー58〜60を押し
ながらメインキー21〜32を押すだけで数字や記号を
入力でき、入力操作性をより一層向上できる。
【0025】前記複数の機能キーのうちのメインキーエ
リアの左側でかつ最下段に設けられた機能キー60は、
上下方向の寸法が他のキーの2倍の大きさに設定されて
いることが好ましい。機能キー60の上下寸法を大きく
することで、機能キー60を親指の側面で押すことがで
き、ホームポジションに手をおいたときに、無理なく自
然な形で機能キー60を打鍵することができ、入力操作
性をより一層向上することができる。
【0026】前記複数の機能キーのうちのメインキーエ
リアの下側でかつ最も右側の列に設けられた機能キー5
8は、左右方向の寸法が他のキーの2倍の大きさに設定
されていることが好ましい。機能キー58の左右寸法を
大きくすることで、機能キー58を親指を曲げた際の側
面で容易に押すことができ、ホームポジションに手をお
いたときに、無理なく自然な形で機能キー58を打鍵す
ることができ、入力操作性をより一層向上することがで
きる。
【0027】前記第1〜3の選択入力機能が設定された
3つの機能キー58〜60には、それぞれEnter キー入
力機能、変換機能、スペース入力機能が設定されている
ことが好ましい。これらの各機能は、文字入力と交互に
入力される機会が多いが、これらの各機能をメインキー
エリア20の下側に配置された機能キー58〜60に設
定すれば、親指で打鍵することができ、人差し指、中
指、薬指は各メインキー21〜32を押す位置に配置し
たままでよいため、入力操作性をより一層向上できる。
【0028】前記12個のメインキーのうち、メインキ
ーエリア内の左列の上から3個目のキーが人差し指のホ
ームポジションとされ、メインキーエリア内の真ん中列
の上から2個目のキーが中指のホームポジションとさ
れ、メインキーエリア内の右列の上から3個目のキーが
薬指のホームポジションとされていることが好ましい。
このように設定すれば、12個のメインキー21〜32
のうち、左側および真ん中の列の下側各2つ計4つのキ
ー27,28,39,31を人差し指で打鍵し、左側お
よび真ん中の列の上側各2つおよび右側上段の1つのキ
ーの計5つのキー21〜25を中指で打鍵し、右側の下
3つのキー26,29,32を薬指で打鍵することがで
きる。この際、各指は、ホームポジションの位置から上
下方向には1つ移動するだけですべてのキーを打鍵でき
るので、指の移動を容易にかつ迅速に行うことができ、
容易にかつ迅速にキー入力操作を行うことができる。さ
らに、動かし難い小指を用いる必要がないため、より操
作性を向上することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下に本発明の第1実施形態を図
面に基づいて説明する。本実施形態は、図1に示すよう
に、パソコン1のキー入力装置2として用いられたもの
である。パソコン1には、マウス3と液晶ディスプレイ
4とが設けられているとともに、複数のキーが配置され
たキー入力装置(キー入力部)2が設けられている。
【0030】キー入力装置2には、略上下6段左右4列
の計22個のキーが配置されており、キー入力装置2の
ほぼ中央のメインキーエリア20には、図2にも示すよ
うに、上下4段左右3列の計12個のメインキー21〜
32が配置されている。また、このメインキーエリア2
0の周囲にC字状に設けられた機能キーエリア50に
は、10個の機能キー51〜60が配置されている。
【0031】なお、各キー21〜32,51〜57,5
9は、平面略正方形に形成されているが、機能キー58
は他のキーを横に2つ並べた大きさ(左右寸法が他のキ
ーの2倍)、つまり横長の平面略長方形状に形成されて
いる。また、機能キー60は、他のキーを上下に2つ並
べた大きさ(上下寸法が他のキーの2倍)、つまり縦長
の平面略長方形状に形成されている。
【0032】メインキー21〜32と機能キー51〜6
0には、各文字や機能が設定されている。すなわち、各
メインキー21〜32のキー表面(キートップ)には、
各キー21〜32を単独で打鍵した際に入力され、ロー
マ字による日本語入力や英語入力に用いられるアルファ
ベット等の文字キーが設定されている。
【0033】ここで、前記メインキー21〜32での文
字キーの配列は、上段側に母音キーが設定され、その下
側には、ローマ字入力において前記母音キーと組み合わ
されることで「か行」〜「わ行」を入力する子音キーが
配列されている。
【0034】本発明の特徴の一つは、日本語の入力とし
てローマ字入力を採用した点である。ローマ字入力は、
カナ文字50音に比べて文字数が少ないため、特にキー
数が少ないキー入力装置2等では、カナ文字50音を各
キーに設定した場合に比べて操作が簡単であり、また最
近のパソコン等の普及に伴い、日本語を入力するユーザ
ーの大半がローマ字を使って入力しているため、取り組
みやすいという利点がある。
【0035】さらに、ローマ字入力では、各文字の出現
頻度には規則性があり、母音の頻度が最も高く、次に子
音が「K、S、T、N…」の50音順にほぼ出現する。
従って、本実施形態では、母音キーを上段のメインキー
21〜25にまとめて設定し、子音キーをその下側のキ
ー26〜32に頻度の高い順に並べたので、頻度に合わ
せて覚えやすく、かつ、打ちやすい順とされている。
【0036】具体的には、各キー21〜25には、文字
配列としてそれぞれ母音を表す「A」、「I」、
「U」、「E」、「O」がそのキーを1回打鍵した際に
入力される第1の文字キーとして配列されている。この
配列は、左から右および第1段から第2段に行くに従っ
て、「A」、「I」、「U」、「E」、「O」となるよ
うに文字の覚えやすさを配慮して設定されている。
【0037】一方、各キー27〜32には、そのキーを
1回打鍵した際に入力される第1の文字キーとして、日
本語の子音を表す「K」、「S」、「T」、「N」、
「H」、「R」の子音キーが配列され、キー26には、
子音キー「Y」が配列されている。これらの配列は、
「か」行、「さ」行、「た」行、「な」行、「は」行、
「ら」行、「や」行の子音がほぼアカサタナ順に並ぶよ
うに配慮して構成されたものである。また、キー32、
26には、そのキーを2回連続して打鍵した際に入力さ
れる第2の文字キーとして、「M」、「W」の子音キー
が配列されている。この配列は、残りの「ま」行、
「わ」行が並ぶようにしたものである。
【0038】また、キー27〜29、31には、そのキ
ーを2回連続して打鍵した際に入力される第2の文字キ
ーとして、「G」、「Z」、「D」、「B」の各子音キ
ーが配列されている。すなわち、「が」行、「ざ」行、
「だ」行、「ば」行を入力する子音「G」、「Z」、
「D」、「B」が清音「か」行、「さ」行、「た」行、
「は」行を入力する「K」、「S」、「T」、「H」に
対応して設定されて清音と濁音とが対応するように配列
されている。
【0039】また、「は」行、「ば」行を入力する
「H」、「B」が設定されたキー31には、第3の文字
キーとして「ぱ」行を入力するための「P」が設定さ
れ、「ぱ」行の入力も覚えやすく、かつ、操作性よく行
えるようになっている。
【0040】また、「な」行を入力する「N」が設定さ
れたキー30は、ローマ字入力においては、撥音「ん」
を入力するキーとしても利用されている。
【0041】さらに、「A」、「E」が設定された母音
キー21、24は、第2の文字キーとして長音「ー」、
促音「っ」がそれぞれ設定された長音設定母音キー、促
音設定母音キーとされている。
【0042】また、キー26〜29には、そのキーを3
回連続して打鍵した際に入力される第3の文字キーとし
て「X」、「F」、「J」、「V」がそれぞれ設定され
ている。さらに、キー30には、英語入力モード時の第
2の文字キーとして「C」が設定され、第3の文字キー
として「Q」が設定されている。また、キー32には、
第3の文字キーとして「L」が設定されている。
【0043】従って、アルファベット26文字に関して
は、12個のメインキー21〜32の内、5個のキー2
1〜25に母音「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」が単独で設定され、他のキー26〜32に、他の
21文字が3文字ずつ設定されている。具体的には、キ
ー26に「YWX」、キー27に「KGF」、キー28
に「SZJ」、キー29に「TDV」、キー30に「N
CQ」、キー31に「HBP」、キー32に「RML」
がそれぞれ設定されている。
【0044】各メインキー21〜32のキートップ上側
(前記単独入力時の文字や機能を示す記号の上側)に
は、第1選択入力機能が設定された機能キー60と同時
に各キー21〜32を打鍵した際に入力される第1選択
状態の文字として、数字「7」、「8」、「9」、
「4」、「5」、「6」、「1」、「2」、「3」、
「0」、およびカンマ「,」、ピリオド「.」が設定さ
れている。
【0045】さらに、各メインキー21〜32のキート
ップ下側(前記単独入力時の文字や機能を示す記号の下
側)には、第2選択入力機能が設定された機能キー59
と同時に打鍵した際に入力される第2選択状態の各種文
字や機能が設定されている。具体的には、メインキー2
1〜26のキートップ下側には、カーソル移動キーとし
て機能する「Home(カーソルを行頭に移動)」、「△
(上矢印、カーソルを1段上に移動)」、「End (カー
ソルを行末に移動)」、「左向きの三角(左矢印、カー
ソルを1列左に移動)」、「▽(下矢印、カーソルを1
列下に移動)」、「右向きの三角(右矢印、カーソルを
一列右に移動)」がそれぞれ設定されている。なお、キ
ー22,24,25,26は、押し続けるとオートリピ
ートが働くように設定されている。また、メインキー2
9、32のキートップ下側には、「PgUp(カーソルを1
ページ上に移動)」、「PgDn(カーソルを1ページ下に
移動)」が設定されている。
【0046】また、メインキー27,28,30,31
のキートップ下側における左側には、記号「/」、
「*」、「−」、「+」がそれぞれ設定され、右側には
記号「“」、「’」、「`」、「^」がそれぞれ設定さ
れている。なお、これらの2つの記号は、機能キー59
を押しながら各メインキー27,28,30,31を1
回打鍵すると、キートップ下側における左側の各記号が
入力され、2回打鍵すると右側の各記号が入力されるよ
うに設定されている。
【0047】さらに、各メインキー21〜32のキート
ップ右上(前記単独入力時の文字や機能を示す記号の右
上側)には、第3選択入力機能が設定された機能キー5
8と同時に打鍵した際に入力される第3選択状態の各種
記号が設定されている。具体的には、メインキー21〜
32のキートップ右上における左側には、記号「(」、
「{」、「「」、「<」、「:」、「!」、「¥」、
「@」、「%」、「_」、「、」、「。」がそれぞれ設
定され、メインキー21〜32のキートップ右上におけ
る右側には、記号「)」、「}」、「」」、
「>」、「;」、「?」、「$」、「&」、「#」、
「〜」、「・」、「│」がそれぞれ設定されている。
【0048】なお、これらの2つの記号は、機能キー5
8を押しながら各メインキー21〜32を1回打鍵する
と、キートップ右上における左側の各記号が入力され、
2回打鍵すると右側の各記号が入力されるように設定さ
れている。
【0049】一方、機能キー51〜60には、入力モー
ドの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定
されている。すなわち、各機能キー51〜60の表面に
は、それらのキーが単独で押された際に入力される機能
を示す記号が表記されている。具体的には、キー54に
は、半角モードと全角モードとを切り替える「半/全」
機能が設定されている。キー51には、1回押すと英字
モードにし、次に押すと数字モードに切り替える「英/
数」機能が設定されている。なお、数字モードになる
と、キー54の上側にある表示灯(数字LED)62が
点灯する。
【0050】キー52には、ひらがなモードへの切替を
行う「かな」機能が設定されている。ひらがなモードに
なった場合も、キー54の上側にある表示灯(かな/カ
ナLED)63が点灯する。キー53には、カーソルの
左の文字を削除するバックスペース「BS」機能が設定
されている。このキー53を押し続けるとオートリピー
トが働き、複数の文字を連続して削除できる。
【0051】キー55には、他のキーと同時に打鍵する
ことで、各種機能(利用しているアプリケーションなど
で設定)を実行する「Alt」機能が設定されている。
キー56には、他のキーと同時に打鍵することで、各種
機能(利用しているアプリケーションなどで設定)を実
行する「Ctrl」機能が設定されている。なお、この
キー56を単独で打鍵した際には、「K」と「F」のよ
うに同じキーに設定された2つの文字を連続して入力す
る際に、打鍵回数を1度確定して区切るための機能が設
定されている。
【0052】キー57には、文字キーと同時に打鍵する
ことで英大文字を入力する機能が設定されている。ま
た、キー57を単独で打鍵した際には、直前に入力され
た文字を繰り返して入力し、同じ文字を連続して入力す
る際の操作性を向上できるリピート機能が設定されてい
る。
【0053】キー60には、空白を入力する「Spac
e」機能が設定されている。なお、キー60を押し続け
ると、オートリピート機能により空白が連続して入力さ
れる。また、かな漢字変換機能が働いており、入力され
た文字が未確定状態で打鍵すると変換機能が働くように
されている。キー59には、入力された文字を漢字等に
変換する「変換(かな漢字変換)」機能が設定されてい
る。さらに続けて押した際には、変換次候補を選択する
機能も設定されている。なお、この際にキー59を押し
続けると、オートリピートが働くようにされている。キ
ー58には、入力した文字の確定、命令の実行、改行入
力などを行う「Enter」機能が設定されている。
【0054】機能キー54,51,52,53のキート
ップ上側には、第1選択入力機能が設定された機能キー
60と同時に各キー54,51,52,53を打鍵した
際に入力される第1選択状態の機能を表す記号として、
「Ins」、「Caps」、「カナ」、「Del」が表
記されている。
【0055】このため、キー54とキー60とを同時に
打鍵すると、「Ins」機能が働いて上書きモードと挿
入モードとが切り替えられる。キー51,60を同時打
鍵すると、「Caps」機能が働いて、英語の小文字と
大文字が切り替えられ、表示灯(LED)61も点灯す
る。キー52,60を同時打鍵すると、「カナ」機能が
働いて、カタカナモードへの切り替えが行われ、LED
63も点灯する。キー53,60を同時打鍵すると、
「Del」機能が働いて、カーソル位置の文字が削除さ
れる。また、そのまま押し続けると、オートリピートが
働き、複数の文字が連続して削除される。
【0056】機能キー54,51,52,53のキート
ップ下側には、第2選択入力機能が設定された機能キー
59と同時に各キー54,51,52,53を打鍵した
際に入力される第2選択状態を表す記号として、「漢
字」、「Tab」、「PrtSc」、「Esc」が表記
されている。このため、キー54とキー59とを同時に
打鍵すると、「漢字」機能が働いて英語の直接入力モー
ドと、日本語入力システムとが切り替えられる。
【0057】キー51,59を同時打鍵すると、「Ta
b」機能が働いて、カーソルを設定されたタブ位置に移
動する。キー52,59を同時打鍵すると、「PrtS
c」機能が働いて、画面の表示内容がクリップボード
(パソコン1のメモリ内に一時的に作成されたデータ記
憶領域)に一時保存される。キー53,59を同時打鍵
すると、「Esc」機能が働いて、命令の取り消しが行
われる。また、アプリケーションによっては、メニュー
の開閉などが行われる。
【0058】さらに、キートップには表記されていない
が、キー60,59を同時に打鍵すると、つまり「上矢
印(第1選択入力機能)」+「変換」を押すと、かな漢
字変換の前候補選択機能が働くようにされている。この
際、押し続けるとオートリピートが働くようになってい
る。また、キー60,58を同時に打鍵すると、つまり
「上矢印(第1選択入力機能)」+「Enter」を押
すと、キー入力装置2を通常のキーボードにおけるテン
キー側のEnterキーとして働くようにされている。
【0059】さらに、キー59,60と文字キー21〜
32を同時に打鍵すると、「F1〜F12」のファンク
ションが入力できるようにされている。これにより、F
1〜F12に所定の機能を割り当てておくことで、その
機能を容易に実行できるようになる。なお、F1〜F9
は、キー59+キー60+「1」〜「9」(キー21〜
29)で入力され、F10は、キー59+キー60+
「0」(メインキー30)で入力され、F11は、キー
59+キー60+「,」(メインキー31)で入力さ
れ、F12は、キー59+キー60+「.」(メインキ
ー32)で入力されるように設定されている。
【0060】次に前述のようなキー配列のキー入力装置
2における入力処理機能について、図3に示すブロック
図を参照して説明する。まず、各キー21〜32、51
〜62が打鍵されたか否かをキー入力検出手段101で
検出する。例えば、一定サイクル(例えば1〜10m
s)でタイマ割込を行い、各キー21〜32、51〜6
2に割り当てられたI/Oポート等をチェックしてキー
入力があるか否かをチェックすればよい。
【0061】キー入力無しと判断されたら、タイマ割込
を一定サイクルで繰り返してキー入力を待つ。一方、キ
ー入力有りと判断されれば、キー入力処理手段102に
おいて入力処理が行われる。なお、キー51〜53を打
鍵して入力モードの切替操作が行われた場合には、モー
ド切替手段103が作動され、キー入力処理手段102
の入力モードが適宜切り替えられて設定される。また、
各モードの切り替えに伴いキー入力装置2の表面に形成
されたモード表示灯61〜63が点灯したり消灯するよ
うにされている。
【0062】キー入力処理手段102では、設定された
入力モードと入力されたキーに応じて所定の文字や数字
等が出力されるように処理する。そして、出力された文
字や数字は、画面制御手段104を介して液晶ディスプ
レイ4に表示される。
【0063】このキー入力装置2における文字、数字、
記号の入力は、具体的には次のようにして行われる。 [かなモード(ひらがなモード・カタカナモード)]ひ
らがなモード時に、メインキー21〜32を押すと、ロ
ーマ字入力によりひらがなが入力される。すなわち、母
音キー21〜25を1回押せば母音が入力され、子音キ
ー26〜32と母音キー21〜25とを押せば「子音+
母音」でローマ字入力によるひらがなが入力される。
【0064】カタカナモード時に、メインキー21〜3
2を押すと、ひらがなモードと同様に、ローマ字入力に
よりカタカナが入力される。
【0065】ひらがなモードおよびカタカナモードで、
母音キー21〜25を押すとその母音が入力される。こ
の際、母音キー(I,U,O)22,23,25を2回
以上連続して押すと、そのアルファベット(母音)が続
けて入力される。一方、長音設定母音キー21および促
音設定母音キー24を2回以上続けて押した場合には、
長音(ー)、促音(っ)が入力される。但し、子音の次
にキー21が2回押された場合には「AA」が入力さ
れ、子音の次にキー24が2回押された場合には「E
E」が入力される。
【0066】また、各子音キー26〜32には、第1文
字〜第3文字の3つの子音がそれぞれ設定されている
が、各キー26〜32を1〜3回押すことで選択して入
力できるようにされている。すなわち、1回押すと各キ
ートップの左側の文字が、2回押すと中央の文字が、3
回押すと右側の文字がそれぞれ入力される。さらに、4
回押した場合には、1回押した状態(左側の文字入力)
に戻る。
【0067】但し、かなモードにおいて、「N」が設定
された子音キー30は、2回、3回押しても「C、Q」
は入力されず、1回打鍵されることで「n」が入力さ
れ、2回打鍵されることで「nn」が入力されて「ん」
に変換され、3回打鍵されることで「nnn」が入力さ
れて「ん+n」に変換される。なお、キー30も連続し
て4回打鍵されると、メインキー30が1回打鍵された
状態に戻る。また、メインキー30が1回打鍵された場
合には、基本的に「n」が入力されるが、そのメインキ
ー30の後に母音以外のメインキーが打鍵された場合に
は、「ん」に変換される。
【0068】さらに、かなモード時に、Shiftキー57
とメインキー21〜32とを組み合わせて押した際に
は、一時的に英字モードに切り替わって、大文字のアル
ファベットが直接入力される。この際、キー30を1〜
3回押した場合も、他のキーと同様に各アルファベット
(N,C,Q)が順次入力される。なお、CapsLockが有
効な場合(大文字モードの場合)、Shiftキー57を押
しながらメインキー21〜32を押すと、一時的に英字
モードに切り替わって、小文字のアルファベットが直接
入力される。
【0069】また、機能キー60(第1選択入力機能キ
ー)を押しながらメインキー21〜32を押すと、数
字、カンマ、ピリオドが入力される。
【0070】[英字モード]英字モード時に、メインキ
ー21〜32を押すと、各アルファベットが入力され
る。この際、母音キー21〜25を連続して2回以上押
すと、そのアルファベットが繰り返し入力される。
【0071】一方、各子音キー26〜32は、1回押す
と各キートップの左側の文字が、2回押すと中央の文字
が、3回押すと右側の文字がそれぞれ入力される。ま
た、4回押すと、1回押された状態に戻る。
【0072】また、英大文字と小文字は、先に入力モー
ドを切り替えて入力することもできるが、通常の英文の
ように、大文字や小文字が混在する場合には操作が煩雑
になる。このため、本実施形態では、英字モードにおい
ては、Shiftキー57を押しながらメインキー21〜3
2を押すことで、大文字および小文字を切り替えて入力
できるようにされている。
【0073】「K」と「F」のように同じキーに設定さ
れた2つの文字を連続して入力する際には、Ctrlキ
ー56を押して離すと、打鍵回数が1度確定されて前後
の文字が区切られる。また、同じ子音を続けて入力する
場合には、Shift キー57を押して離すと、直前の文字
が繰り返し入力される。
【0074】[数字モード]数字モード時に、メインキ
ー21〜32を押すと、各キー21〜32の上側に書か
れた数字および「, 」、「. 」が入力される。複数回押
された場合には、各数字が押された回数分入力される。
【0075】[記号の入力]記号入力用のモードは設定
されていないが、かなモード、英字モード、数字モード
のいずれにおいても、機能キー(第3選択入力機能キ
ー)58を押しながらメインキー21〜32を1〜2回
押すことで、各メインキー21〜32のキートップ右上
側の記号を入力できる。また、機能キー(第2選択入力
機能キー)59を押しながらメインキー21〜32を1
〜2回押すことで、各メインキー21〜32のキートッ
プ下側の記号を入力できる。
【0076】[機能の入力]また、各機能キー51〜6
0に設定されたメインの機能を実行する場合には、各キ
ー51〜60を直接打鍵すればよい。各キー21〜60
の第1,2選択状態に設定された各機能は、機能キー
(第1選択入力機能キー)60や機能キー(第2選択入
力機能キー)59を例えば右手の親指で押しながら、各
キー21〜60を他の指で押して入力する。また、ファ
ンクションは、各キー59,60を同時に押しながら、
メインキー21〜32を押すことで入力する。
【0077】[ショートカットの入力]通常のキーボー
ドでは、Alt、Ctrl、Shiftキーと他のキー
を同時に押すことで各種機能を実現するショートカット
入力が実現されている。本実施形態のキー入力装置2で
も、各Altキー55,Ctrlキー56,Shift
キー57が設けられているので、これらのキー55〜5
7と、各キー21〜60を1〜3回入力することでショ
ートカット入力が実現できる。例えば、通常のキーボー
ドでは、「Ctrl+C」で文字列のコピー機能が実行
される。キー入力装置2においても、「Ctrl+C
(N+N)」つまりCtrlキー56を押しながらキー
30を2回打鍵することで実行できるようにされてい
る。また、プログラムの強制終了は、「Ctrl+Al
t+Del(上矢印+BS)」つまりキー55,56,
60,53を押すことで実行できるようにされている。
【0078】なお、このようなショートカット入力は、
図4に示すように、左手で各機能キー55,56,57
を押しながら、他のキーを右手で押すようにすれば、簡
単に入力することができる。また、Shiftキー57
は、右手の親指で押して入力してもよい。
【0079】また、本実施形態のキー入力装置2におけ
るキー打鍵操作は、例えば、1本の指のみで押していっ
ても、あるいは両手を用いて操作してもよいが、基本的
には、図4,5に示すように、「K」が設定されたキー
27に人差し指、「O」が設定されたキー25に中指、
「T」が設定されたキー29に薬指、変換キー59に親
指を置いた状態をホームポジションとしている。
【0080】そして、人差し指は、メインキー21〜3
2の左下側の4個のキー27,28,30,31を押す
際に用いられ、中指は、母音キー21〜25を押す際に
用いられ、薬指は、最右列の各キー26,29,32を
押す際に用いるようにすればホームポジションからの移
動が少なくなり、入力操作が容易になる。また、親指
は、主に各機能キー58〜60を押す際に用いられる。
なお、これらは、あくまでも基本的な押し方であり、使
用者にとって押しやすいように適宜変更することはかま
わない。例えば、親指でキー58を押し難ければ、これ
らを人差し指や、中指、薬指、さらには小指などを用い
てもよい。
【0081】また、各キー58〜60と隣接するキーを
同時に打鍵する場合には、図6,7に示すように、親指
で2つのキーを打鍵してもよい。例えば、図6(A)の
ように、前候補やファンクション入力する場合、親指で
キー59,60を同時に打鍵すればよい。同様に、ハイ
フンを入力する場合には、図6(B)のように、キー3
0,59を親指で同時打鍵し、読点を入力する場合に
は、図7(C)のように、キー31,58を親指で同時
打鍵し、句点を入力する場合には、図7(D)のよう
に、キー32,58を親指で同時打鍵すればよい。
【0082】このような本実施形態によれば、次のよう
な効果が得られる。 1)キー入力装置2では、機能キー54〜57,60を
メインキー21〜32の左側に配置したので、打鍵頻度
の高いメインキー21〜32の各列を人差し指、中指、
薬指で打鍵し、かつメインキー21〜32の左側にある
各機能キーの上側のキー54〜57は人差し指や左手な
どで打鍵し、下側のキー60は親指で打鍵して入力操作
を行うことができる。このため、小指を使わずにすべて
のキーを打鍵操作することができ、特に小指での打鍵操
作に慣れていない初心者の入力操作性を向上することが
できる。
【0083】2)その上、前記機能キー58〜60は、
人差し指、中指、薬指でメインキー21〜32を打鍵し
ている際に、親指で容易に打鍵することができる位置に
配置されているため、例えば日本語入力時に、人差し
指、中指、薬指でメインキー21〜32を打鍵して文字
を入力しながら、親指で変換キー59(キー60でもよ
い)を打鍵することでかな漢字変換操作を容易に行うこ
とができ、特に日本語入力時の操作性を向上することが
できる。
【0084】3)さらに、Altキー55,Ctrlキ
ー56,Shiftキー57の各機能キー55,56,
57は、キー入力装置2の左列に配置されているので、
これらのキー55〜57を左手で押しながら、人差し
指、中指、薬指でメインキー21〜32を同時に打鍵す
る操作が非常に簡単にでき、ショートカット入力時の操
作性を向上できる。
【0085】4)各キー21〜60の第1〜3選択状態
に設定された文字や機能が、各キー表面の単独入力時の
文字や機能を示す記号の上側、下側、右上に表記され、
それらの機能を選択する第1〜3選択入力機能キー6
0,59,58には、それぞれ上、下、右上の矢印が表
記されているので、各文字や機能を入力する際のキー入
力の組み合わせが非常に分かりやすくなり、初心者でも
容易に入力操作を行うことができる。
【0086】5)複数の文字や記号が設定されたキー
は、そのキー表面にその文字や記号が表記されており、
そのキーを1〜3回押すことで所望の文字や記号を容易
に入力することができる。このため、入力キーが把握し
易くなり、入力操作性をより向上することができる。
【0087】6)文字キー(メインキー)21〜32
は、3列に並べられて人差し指、中指、薬指の3本の指
で打鍵するようにでき、かつ各指はホームポジションか
ら僅かに移動するで担当する各キー21〜32を打鍵で
きる。このため、初心者であっても、キー位置を容易に
覚えることができ、キー入力操作をブラインドタッチで
素早く行うことができる。
【0088】7)さらに、母音キー21〜25を中指で
打鍵し、他のメインキー26〜32を人差し指や薬指で
打鍵すれば、子音と母音とが別の指で交互に押されるた
め、入力操作性が向上し、ブラインドタッチも容易に修
得できる。
【0089】8)機能キー60は、上下寸法が、他のキ
ー21〜32の2つ分と大きなキーとされており、かつ
左列のキーの最下段に配置されているため、ホームポジ
ションの親指で容易に打鍵することができる。これによ
り、日本語入力で頻度の高い変換やスペース入力用のキ
ー60を容易にかつ効率よく打鍵することができ、この
点でも入力操作性を向上できる。
【0090】9)さらに、Enter キー58も左右寸法
が、他のキー21〜32の2つ分と大きなキーとされて
おり、かつメインキーエリア20の下側に配置されてい
るため、親指をEnter キー58に向かって折り曲げるこ
とで容易に打鍵することができる。これにより、Enter
キー58も親指で打鍵することができ、他の指をメイン
キー21〜32から離す必要がないため、入力操作性を
より向上することができる。特に、メインキーエリア2
0の右側に、Enter キーが設けられる場合に比べて、ほ
ぼキー2つ分左側に移動した位置にEnter キー58やAl
t キー59を配置できるため、右手でキー入力装置2を
操作する際に、各機能キー58,59を容易に親指で打
鍵することができ、入力操作性を向上できる。
【0091】10)日本語でも英語でも最も使用頻度の高
い母音つまり「A」、「I」、「U」、「E」、「O」
を独立したキー21〜25に設定したため、これらの文
字はキーを1回押すだけで入力できる。このため、使用
頻度の高い母音入力時の打鍵回数を少なくできる。この
ため、入力操作性を向上できて高速入力を行うことがで
きる。さらに、母音「A」、「I」、「U」、「E」、
「O」が、第1段目から第2段目に向かってかつ左から
右に向かって配置されているため、各母音のキー位置を
覚えやすく、より操作性を向上できる。
【0092】11)また、子音「K」〜「W」が設定され
たキー26〜32と、母音「A」〜「O」が設定された
メインキー21〜25とに分けてキーを設定したので、
「子音+母音」のローマ字入力で日本語を入力すること
ができる。このため、日本語を入力する場合、平均して
2回キーを押す操作を行えば入力することができ、例え
ば10個のキーに「あ」行〜「わ」行を設定し、各キー
を1〜5回押して各文字を入力する50音配列に比べて
入力操作性を向上でき、高速入力を行うことができる。
【0093】12)母音キー21に、長音「ー」を入力す
る第2の文字キーを設定し、キー24に促音「っ」を入
力する第2の文字キーを設定し、このキー21、24を
2〜5回連続して打鍵すると、キー入力処理手段102
によって長音「ー」および促音「っ」を含む文字列を出
力できるようにしたので、日本語入力において使用頻度
が高い長音「ー」および促音「っ」の入力を容易にで
き、文字入力効率を向上できる。特に、これらの長音設
定母音キー21や促音設定母音キー24は、他の母音キ
ー等の後に入力されるのか、あるいは子音キーなどの後
に入力されるのかによって、つまり日本語入力における
文字列の並びを考慮してその出力文字列の組み合わせを
変更しているので、文字入力効率をより向上できる。
【0094】13)「G」、「Z」、「D」、「B」を用
いて濁音を入力したり、「N」を2回押すことで撥音
「ん」を入力したり、「子音+Y+母音」で拗音を入力
しており、従来の一般的なキーボードにおけるローマ字
入力に準じた文字の組み合わせで濁音等を入力している
ので、キー操作を迅速に習得することができ、操作性も
向上できて高速に入力することができる。
【0095】14)さらに、ローマ字入力において、
「カ」行を入力する「K」と「ガ」行を入力する「G」
とをメインキー26に、「サ」行を入力する「S」と
「ザ」行を入力する「Z」とをメインキー27に、タ行
を入力する「T」とダ行を入力する「D」とをメインキ
ー28に、ハ行を入力する「H」とバ行を入力する
「B」とをキー30にそれぞれ設定したので、関連する
清音と濁音を同じキーを用い、メインキーを押す回数を
変えることで入力することができる。このため、濁音用
のキー位置を簡単に把握でき、入力操作も覚えやすくな
り、高速に入力することができる。
【0096】15)従来のキーボードに比べて大幅に少な
い12個のメインキー21〜32を用いてローマ字入力
や英語入力を行うことができるため、キー入力装置2の
小型化が図れ、携帯電話、腕時計等の非常に小型の機器
などにも容易に適用することができるとともに、キーの
位置も覚えやすく、片手でも操作できて初心者でも容易
に習熟することができる。
【0097】次に、本発明の第2実施形態について、図
8〜19を参照して説明する。なお、本実施形態におい
て、前記第1実施形態と同一または相当構成部分には、
同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。本実施
形態のキー入力装置2は、前記第1実施形態のキー入力
装置2に比べて、変換キー60に第1選択入力機能とシ
フト入力機能を兼用する「Shift」機能を設け、機能
キー59に、第2選択入力機能とAlt入力機能とを兼
用する「Alt」機能を設け、第3選択入力機能を無く
した点と、記号や機能の配置キーが一部変更されている
点が相違する。
【0098】各種記号は、各メインキー21〜32のキ
ートップ下側に設定されている。具体的には、メインキ
ー21〜32のキートップ下側の左側には、記
号「(」、「{」、「「」、「<」、「@」、「¥」、
「!」、「−」、「/」、「・」、「。」、「、」がそ
れぞれ設定され、メインキー21〜32のキートップ下
側の中央には、記号「)」、「}」、「」」、「>」、
「*」、「&」、「?」、「+」、
「%」、「:」、「.」、「,」がそれぞれ設定され、
メインキー21〜32のキートップ下側の右側には、記
号「’」、「”」、「^」、「`」、「#」、「$」、
「│」、「=」、「\」、「;」、「_」、「〜」がそ
れぞれ設定されている。
【0099】一方、機能キー51〜60には、入力モー
ドの切り替えや文字入力時に利用される各種機能が設定
されている。キー入力装置2での文字入力モードには、
図9に示すように、メインキー21〜32を押してアル
ファベット、数字、ひらがな、カタカナを直接入力する
「直接入力」と、ひらがな、カタカナ、数字、アルファ
ベットの他に漢字の入力を可能にする「日本語入力シス
テム」とがある。この2つの入力の切り替えは、機能キ
ー59(Alt キー)を押しながら機能キー52(かなキ
ー)を押すことで行われる。
【0100】なお、Alt キー59は、このAltキー59
と各メインキー21〜32、機能キー51〜58とを同
時に押すことで、各キーのキートップ下側に設定されて
いる記号を入力したり、各種機能を実行できるように設
定されている。従って、機能キー52のキートップ下側
には、直接入力と日本語入力システムとの切り替え機能
を表す「漢字」が表記され、この機能キー52(かなキ
ー)と機能キー59(Altキー)とを同時に押すことで
上記入力の切り替えができることが分かるようにされて
いる。
【0101】直接入力および日本語入力の各システムに
おける入力モードにおいては、「かなモード」、「数字
モード」、「英字モード」がある。これらの各モードの
切り替えも、図9に示すような操作で行えるように設定
されている。また、各モードの切り替えに伴いキー入力
装置2の表面に形成されたモード表示灯61〜63が点
灯したり消灯するようにされている。すなわち、「英字
モード」時には、表示灯(Alpha)61が点灯し、「数字
モード」時には、表示灯(NumLock)63が点灯し、また
後述する「大文字モード」時には表示灯(Caps Lock)6
2が点灯する。
【0102】他のモードから「かなモード(ひらがなモ
ード)」への切り替えは、かなキー52を1回押して行
う。すなわち、「数字モード」から「かなモード」へ
は、かなキー52を1回押して行う。この際、表示灯(N
um Lock)63が消灯する。また、「英字モード」から
「かなモード」への切り替えも、かなキー52を1回押
して行う。この際、表示灯61(Alpha)が消灯する。
なお、かなモードの状態で、かなキー52を押すと、
「ひらながモード」と「カタカナモード」が切り替わ
る。
【0103】また、他のモードから英字モードへの切り
替えは、英数キー51を1〜2回押して行う。すなわ
ち、「かなモード」から「英字モード」へは、英数キー
51を2回押して行う。この際、表示灯(Alpha)61
も同時に点灯する。また、「数字モード」から「英字モ
ード」への切り替えは、英数キー51を1回押して行
う。この際、表示灯(Num Lock)63が消灯し、表示灯
(Alpha)61が点灯する。
【0104】さらに、他のモードから数字モードへの切
り替えは、英数キー51を1回押して行う。すなわち、
「かなモード」から「数字モード」へは、英数キー51
を1回押して行う。この際、表示灯(Num Lock)63が
点灯する。さらに、「英字モード」から「数字モード」
へも英数キー51を1回押して行う。この際、表示灯
(Alpha)61が消灯し、表示灯(Num Lock)63が点
灯する。
【0105】全角と半角の切り替えは、機能キー60
(Shiftキー)を押しながら、機能キー52(かなキ
ー)を押すことで行われる。このため、機能キー52
(かなキー)のキートップ上側には、「半角」が表記さ
れている。
【0106】また、英小文字および英大文字の切り替え
は、機能キー60(Shiftキー)を押しながら機能キー
51(英数キー)を押すことで行われる。機能キー60
(Shiftキー)は、機能キー59(Altキー)とは逆に、
機能キー60(Shiftキー)と各メインキー21〜32
および機能キー51〜58とを同時に押すことで、各キ
ーのキートップ上側に設定されている数字を入力した
り、各種機能を実行できるように設定されている。従っ
て、機能キー51のキートップ上側には、英小文字およ
び英大文字の切り替えを表す「Caps(CapsLock)」が表記
され、この機能キー51(英数キー)と機能キー60
(Shiftキー)とを同時に押すことで、上記入力の切り
替えができることが分かるようにされている。具体的に
は、英小文字モードで、機能キー60(Shiftキー)を
押しながら機能キー51(英数キー)を押すと、表示灯
62が点灯し英大文字モードに移行し、英大文字モード
で機能キー60(Shiftキー)を押しながら機能キー5
1(英数キー)を押すと、表示灯62が消灯し、英子文
字モードに移行する。
【0107】以上の各入力モードや、全角半角、小文
字、大文字の切り替えをまとめると、図10のようにな
る。
【0108】以上の機能キーの機能を含む各機能キー5
1〜60を押した際の入力は、一般的なキーボードに設
定された各種機能キーの入力に対応するように設定され
ている。例えば、機能キー53(BSキー)は、「Back
Space」、「Del 」、「Esc 」の入力に用いられる。ま
た、機能キー54〜57は、カーソル移動キーや「Hom
e」、「End 」、「Page Up 」、「Page Down 」のキー
として機能する。機能キー58は、「Enter 」キーとし
て機能する。この場合、カーソル移動キー54〜57や
BS・Del キー53はキーを押し続けると連続入力(オ
ートリピート)となるように設定され、押し続ける時間
に応じた回数分入力される。一方、Enter キー58、Al
t キー59、Space/変換キー60と各メインキー21〜
32は、押し続けた際も連続入力とはならないように設
定されている。
【0109】このキー入力装置2における文字、数字、
記号の入力は、具体的には次のようにして行われる。
[かなモード(ひらがなモード・カタカナモード)]ひ
らがなモード時に、メインキー21〜32を押すと、ロ
ーマ字入力によりひらがなが入力される。すなわち、母
音キー21〜25を1回押せば母音が入力され、子音キ
ー26〜32と母音キー21〜25とを押せば「子音+
母音」でローマ字入力によるひらがなが入力される。
【0110】カタカナモード時に、メインキー21〜3
2を押すと、ひらがなモードと同様に、ローマ字入力に
よりカタカナが入力される。
【0111】ひらがなモードおよびカタカナモードで、
母音キー21〜25を押すとその母音が入力される。こ
の際、母音キー(I,U,O)22,23,25を2回
以上連続して押すと、そのアルファベット(母音)が続
けて入力される。一方、長音設定母音キー21および促
音設定母音キー24を2回以上続けて押した場合には、
図11,12にも示すように、条件に応じて長音、促音
が入力される。
【0112】すなわち、母音キー(I,U,E,O)2
2〜25や、機能キー(BS、←、→)53〜55が打
鍵された後、あるいは機能キー60(Shiftキー)およ
び機能キー54(BSキー)が同時に打鍵された後に、
長音設定母音キー21を2回以上連続して押すと、図1
1の番号〔5〕〜〔8〕に示すように入力される。具体
的には、長音設定母音キー21を、他の母音等の後に2
回連続して押すと長音「ー」が入力され、3回連続して
押すと「母音+長音」つまり「aー」が入力される。さ
らに、4回連続して押すと「長音+母音(ーa)」が入
力され、5回連続して押すと「長音+母音+長音(ーa
ー)」が入力される。また、6回連続して押すと、1回
押された状態に戻る。
【0113】一方、図11の番号〔2〕〜〔4〕に示す
ように、子音キー26〜32を打鍵した後や、英字、数
字、記号の入力の後、または、機能キー(BS、←、
→)53〜55や「Shiftキー60+BSキー53」以
外の機能キーが入力された後のかな入力状態で、長音設
定母音キー21を2回連続して押すと「母音+母音(a
a)」が入力され、3回連続して押すと「母音+長音
(aー)」が入力され、4回連続して押すと「母音+長
音+母音(aーa)」が入力される。また、5回連続し
て押すと、1回押された状態に戻る。
【0114】また、図12の番号〔19〕〜〔20〕に
示すように、母音キー(A,I,U,O)21〜23,
25や、機能キー(BS、←、→)53〜55が打鍵さ
れた後、あるいは「Shiftキー60+BSキー53」が
打鍵された後に、促音設定母音キー24を2回連続して
押すと「ltu (ローマ字入力で促音「っ」に変換され
る)」が入力され、3回連続して押すと「eltu(「e
っ」に変換される)」が入力され、4回連続して押すと
1回押された状態に戻る。
【0115】さらに、図12の番号〔16〕〜〔18〕
に示すように、子音キー26〜32を打鍵した後や、英
字、数字、記号の入力の後、または、機能キー(BS、
←、→)53〜55や「Shiftキー60+BSキー5
3」以外の機能キーが入力された後のかな入力状態で、
促音設定母音キー24を2回連続して押すと「ee(「e
え」に変換される)」が入力され、3回連続して押すと
「eltu(「eっ」に変換される)」が入力され、4回連
続して押すと「eeltu(「eえっ」に変換される)」が
入力される。また、5回連続して押すと、1回押された
状態に戻る。
【0116】また、各子音キー26〜32には、第1文
字〜第3文字の3つの子音がそれぞれ設定されている
が、各キー26〜32を1〜3回押すことで選択して入
力できるようにされている。すなわち、図13,14に
示すように、1回押すと各キートップの左側の文字が、
2回押すと中央の文字が、3回押すと右側の文字がそれ
ぞれ入力される。さらに、4回押した場合には、1回押
した状態(左側の文字入力)に戻る。
【0117】但し、かなモードにおいて、「N」が設定
された子音キー30は、2回、3回押しても「C、Q」
は入力されず、図14の番号[13]〜[15]に示す
ように、1回打鍵されることで「n」が入力され、2回
打鍵されることで「nn」が入力されて「ん」に変換さ
れ、3回打鍵されることで「nnn」が入力されて「ん
+n」に変換される。なお、キー30も連続して4回打
鍵されると、メインキー30が1回打鍵された状態に戻
る。また、メインキー30が1回打鍵された場合には、
基本的に「n」が入力されるが、そのメインキー30の
後に母音以外のメインキーが打鍵された場合には、
「ん」に変換される。
【0118】さらに、かなモード時に、Shiftキー60
とメインキー21〜32とを組み合わせて押した際に
は、図11〜14に示すように、一時的に英字モードに
切り替わって、大文字のアルファベットが直接入力され
る。この際、キー30を1〜3回押した場合も、他のキ
ーと同様に各アルファベット(N,C,Q)が順次入力
される。なお、CapsLockが有効な場合(大文字モードの
場合)、Shiftキー60を押しながらメインキー21〜
32を押すと、一時的に英字モードに切り替わって、小
文字のアルファベットが直接入力される。
【0119】なお、Shiftキー60を押しながらメイン
キー21〜32を押す場合、図12に示すように、Shif
tキー60が離させる直前に押された文字キーが入力さ
れる。
【0120】[英字モード]英字モード時に、メインキ
ー21〜32を押すと、図11〜14に示されるよう
に、各アルファベットが入力される。この際、母音キー
21〜25を連続して2回以上押すと、そのアルファベ
ットが繰り返し入力される。
【0121】一方、各子音キー26〜32は、1回押す
と各キートップの左側の文字が、2回押すと中央の文字
が、3回押すと右側の文字がそれぞれ入力される。ま
た、4回押すと、1回押された状態に戻る。
【0122】また、英大文字と小文字は、先に入力モー
ドを切り替えて入力することもできるが、通常の英文の
ように、大文字や小文字が混在する場合には操作が煩雑
になる。このため、本実施形態では、英字モードにおい
ては、機能キー60(Shiftキー)を押しながらメイン
キー21〜32を押すことで、大文字および小文字を切
り替えて入力できるようにされている。
【0123】具体的には、Capslock有効(大文字モー
ド)では、Shiftキー60を押しながらメインキー21
〜32を押すと英小文字が入力され、Shiftキー60を
押さないでメインキー21〜32を押すと英大文字が入
力される。逆に、Capslock無効(小文字モード)では、
Shiftキー60を押しながらメインキー21〜32を押
すと英大文字が入力され、Shiftキー60を押さないで
メインキー21〜32を押すと英小文字が入力される。
【0124】[数字モード]数字モード時に、メインキ
ー21〜32を押すと、図11〜14に示されるよう
に、各キー21〜32の上側に書かれた数字および「,
」、「. 」が入力される。複数回押された場合には、
各数字が押された回数分入力される。
【0125】なお、数字は日本語や英語などの文中に入
力することも多く、その場合、入力モードを切り替える
のでは操作が煩雑になる。このため、かなモードや英字
モード時に、機能キー58(Enerキー)を押しながらメ
インキー21〜32を押すことで各キー21〜32の上
側に書かれた数字および「, 」、「. 」を入力できるよ
うにされている。この際、Enterキー58を押しなが
ら、2回以上連続してメインキー21〜32を押せば、
各数字が連続して入力される。また、Enterキー58を
押しながら、異なるメインキー21〜32を連続して押
すと、それぞれのキー21〜32の上側の数字、「,
」、「. 」を連続して入力できる。
【0126】[記号の入力]記号入力用のモードは設定
されていないが、かなモード、英字モード、数字モード
のいずれにおいても、機能キー59(Altキー)を押し
ながらメインキー21〜32を押すことで、図11〜1
4に示すように、各メインキー21〜32のキートップ
下側の記号を入力できるようにされている。
【0127】すなわち、Altキー59を押しながらメイ
ンキー21〜32を1回押すと、そのキーのキートップ
下側左の記号が入力される。また、Altキー59を押し
ながらメインキー21〜32を連続して2回押すと、そ
のキーのキートップ下側中央の記号が入力される。さら
に、Altキー59を押しながらメインキー21〜32を
連続して3回押すと、そのキーのキートップ下側右の記
号が入力される。なお、Altキー59を押しながらメイ
ンキー21〜32を連続して4回押すと、そのキーが1
回押された状態に戻る。
【0128】以上の各モードにおいて、メインキー21
〜32を単独で押した場合、Shiftキー60とともに押
した場合、Enterキー58とともに押した場合、Altキー
59とともに押した場合の入力処理をまとめると図15
に示すようになる。
【0129】また、キー入力装置2では、前述した各種
モードの切替操作等も含む、一般的なキーボードを用い
た場合に入力可能な各種機能を実行するためのキー操作
も設定されている。図16,17には、一般的なキーボ
ードにおける機能操作と、本実施形態のキー入力装置2
での機能操作との対応が示されている。キー入力装置2
は、キー数が少ないために、単独のキーのみでは、一般
的なキーボードにおける機能を実現しきれない。このた
め、各機能キー51〜60を単独で押した場合以外に、
各機能キー59(Altキー)や機能キー60(Shiftキ
ー)と組み合わせて押された場合にも各種機能が実行さ
れるように設定されている。
【0130】各機能キー51〜60が単独で押された場
合には、各キー51〜60のキートップに表示された機
能が動作する。例えば、英数キー51は、数字モードへ
の移行や数字モードと英字モード間の切替時に打鍵さ
れ、かなキー52は、かなモードへの移行(数字モー
ド、英字モード時)や、ひらがなモードとカタカナモー
ド間の切替(かなモード時)に打鍵される(図16の
(1)〜(4))。また、カーソル移動キーとして、機
能キー54〜57が割り当てられている(図16の
(6)〜(9))。
【0131】また、機能キー53、58、59、60
は、それぞれ「Back Space」、「Enter」、「前候
補」、「Space/変換」の機能として入力される(図1
6の(5)、(10)〜(12))。
【0132】[変換・次候補・前候補]Shift キー60
によるかな漢字変換は、文字や数字の確定前(Enter キ
ー58で確定する前)に、Shift キー60を単独で押し
て離した際に機能し、入力した文字や数字は適宜漢字や
漢数字などに変換される。さらに、Shift キー60を押
すと、かな漢字変換の次候補が選択される。また、文字
や数字の確定前に、Alt キー59を単独で押して離した
時には、変換の前候補が選択される。これらの各候補
は、Enter キー58を押したり、他の文字キーを入力す
ることで確定する。なお、変換リストの候補には数字が
ふられているため、数字キー(Enter キー58+メイン
キー21〜32)を押しても確定できる。
【0133】Shift キー60は、上述のとおり、さらに
スペース入力の機能も備える。具体的には、直接入力時
や、未確定文字が無い状態でShift キー60を単独で押
して離すと、スペースが入力されるようになっている。
この場合、Shift キー60を押してから一定時間、例え
ば2秒を越えて押し続けるとスペースが連続して入力
(オートリピート)されるようになっている。すなわ
ち、Shift キー60を押してから一定時間(例えば2
秒)以内に他のキーを押せば、上記シフト機能が働く。
逆に、一定時間以内に他のキーが押されない場合、未確
定状態の文字があれば変換機能が働き、未確定状態の文
字がなければスペース入力機能が働くようになってい
る。
【0134】機能キー51〜60がAlt キー59、Shif
t キー60やメインキー21〜32と組み合わされて押
された場合には、キートップ上側もしくは下側に表示さ
れた機能や記号が入力される。例えば、機能キー60
(Shift キー)は、機能キー51〜53と組み合わせて
押されることで、キートップの上側に表示された機能
(Capslockの切替、全角/半角の切替、Delete)を実行
するのに用いられる(図16の(14)〜(16))。
さらに、機能キー60とメインキー21〜32とを組み
合わせて押した際には、かなモード時にはその文字キー
に設定された英大文字が入力され、英字モード時には、
Capslockで設定された大文字あるいは小文字のモードと
は逆のモードの文字が入力される。すなわち、Capslock
が有効であれば、Shift キー60+メインキー21〜3
2で英小文字が入力され、Capslockが無効であれば英大
文字が入力される(図16の(13))。
【0135】また、機能キー59(Alt キー)は、メイ
ンキー21〜32と組み合わせて押されることで、キー
トップの下側に表示された記号キーを、打鍵回数に応じ
て入力したり(図16の(17)〜(19))、他の機
能キー51〜57、60と組み合わせて押されること
で、それぞれ「Tab」、「Alt+漢字(日本語入力システ
ムのオン/オフ)」、「Esc」、「Home」、「End」、
「Page Up」、「Page Down」、「Alt」として機能する
(図17の(20)〜(27))。なお、Alt キー59
+Shift キー60による「Alt 」機能は、一般的な10
6キーボードで「Alt 」を単独で押した状態、例えばWi
ndows (登録商標)のメニューを開く操作に使用するこ
とができる。
【0136】さらに、機能キー59(Altキー)は、機
能キー58(Enterキー)、60(Shiftキー)と複合的
に組み合わされて押されることで、以下に説明するショ
ートカット機能(「Ctrl」+「文字キー」、「Alt 」+
「Ctrl」+「文字キー」)や、ファンクション機能
(「F1」〜「F12」)、強制終了などとして用いら
れる(図17の(28)〜(31))。
【0137】[ファンクション入力・ショートカット入
力]一般のパソコン等では、キーボードの最上段に各種
機能が設定された「F1・F2・F3……」などのファ
ンクションキーを設けている。また、各アプリケーショ
ンで使用頻度の高い機能等を「コントロール(Ctrl)キ
ー」と「文字キー」とを同時に押すことで(例えば、Ct
rl+S)実行できるように設定したショートカット機能
を設けることもある。
【0138】このような機能を実現するために、本実施
形態では、機能キー59(Altキー)と機能キー58(E
nter キー)とを押しながら(Enter キー58の下側に
記載されたFn:ファンクションキー機能を選択して)、
各メインキー21〜32を押すと、各メインキー21〜
32の数字に対応して「F1〜F12」のファンクショ
ンが入力できるようにされている。これにより、F1〜
F12に所定の機能を割り当てておくことで、その機能
を容易に実行できるようになる。なお、F1〜F9は、
Alt キー59+Enter キー58+「1」〜「9」(キー
21〜29)で入力され、F10は、Alt キー59+En
ter キー58+「0」(メインキー30)で入力され、
F11は、Alt キー59+Enter キー58+「,」(メ
インキー31)で入力され、F12は、Alt キー59+
Enter キー58+「.」(メインキー32)で入力され
るように設定されている。
【0139】また、ショートカット入力は、機能キー5
9(Alt キー)と機能キー60(Shift キー)とを押し
ながら(Shift キー60の下側に記載されたCtrl:コン
トロールキー機能を選択して)、各メインキー21〜3
2を押すと、「Ctrl+英字」(例えばCtrl+S)の機能
が働き、各種機能を容易に実行できるようにされてい
る。また、Alt キー59+Shift キー60を押しなが
ら、各メインキー26〜32を2回以上連続して押す
と、その回数に応じた英字による「Ctrl+英字」が入力
される。なお、前述したように、この場合のキー確定
は、文字キーを含む2つ以上のキーが離された時点で発
生する。また、Alt キー59+Shift キー60を押しな
がら他の文字キーを押すと、先に押された文字キーは無
視される。
【0140】さらに、Alt キー59+Shift キー60+
Enterキー58を押しながら各メインキー21〜32を
押すと、「Alt +Ctrl+英字」の機能が動作する。ま
た、Alt キー59+Shift キー60+Enter キー58を
押しながら、各メインキー26〜32を2回以上連続し
て押すと、その回数に応じた英字による「Alt +Ctrl+
英字」が入力される。この場合のキー確定も、文字キー
を含む2つ以上のキーが離された時点で発生する。ま
た、Alt キー59+Shift キー60+Enter キー58を
押しながら他の文字キーを押すと、先に押された文字キ
ーは無視される。
【0141】なお、本実施形態のキー入力装置2におけ
るキー打鍵操作は、例えば、1本の指のみで押していっ
ても、あるいは両手を用いて操作してもよいが、基本的
には、図18,19に示すように、「E」が設定された
キー24に人差し指、「O」が設定されたキー25に中
指、「Y」が設定されたキー26に薬指、変換キー60
に親指を置いた状態をホームポジションとしている。
【0142】そして、最も動かし易い人差し指は、主に
最左列のカーソルキー54〜57と、左から2列目の各
キー51、21,24,27,30の各キーを押す際に
用いられ、中指は、主に左から3列目の各キー52,2
2,25,28,31を押す際に用いられ、薬指は、主
に左から4列目(最右列)の各キー53,23,26,
29,32を押す際に用いられる。また、親指は、主に
各機能キー58〜60を押す際に用いられる。なお、こ
れらは、あくまでも基本的な押し方であり、使用者にと
って押しやすいように適宜変更することはかまわない。
例えば、親指でキー58,59を押し難ければ、これら
を人差し指や、中指、薬指、さらには小指などを用いて
もよい。
【0143】このような本実施形態においても、前記第
1実施形態の1)〜15)の作用効果を奏することができ
る。
【0144】次に、本発明の第3実施形態について、図
20を参照して説明する。なお、本実施形態において、
前記第1,2実施形態と同一または相当構成部分には、
同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。本実施
形態のキー入力装置2は、前記第1実施形態のキー入力
装置2に比べて、機能キー58に「Shift2」機能が設定
され、機能キー60は「Shift1」機能とされている点、
各カーソルキー54〜57に、四則演算等を行うための
記号「/」、「*」、「−」、「+」がそれぞれ設定さ
れている点、およびキー27に設定された記号が左から
「=」、「!」、「?」とされ、キー28に設定された
記号が左から「−」、「+」、「|」とされている点が
相違する。
【0145】本実施形態では、前記第1実施形態と同様
に、かなモード時に、Shift1キー60とメインキー21
〜32とを組み合わせて押した際には、一時的に英字モ
ードに切り替わって、アルファベットが直接入力され
る。また、前記第1実施形態と同様に、かなモード、英
字モード、数字モードのいずれにおいても、機能キー5
9(Altキー)を押しながらメインキー21〜32を押
すことで、各メインキー21〜32のキートップ下側の
記号を入力できるようにされている。
【0146】さらに、数字入力に関しても、基本的には
前記第2実施形態と同様であるが、一部機能が追加され
ている。すなわち、かなモードや英字モード時に、Shif
t2キー(前記実施形態におけるEnter キー)58を押し
ながらメインキー21〜32を押すことで、前記第1実
施形態と同様に、各キー21〜32の上側に書かれた数
字および「, 」、「. 」を入力できるようにされてい
る。さらに、カーソルキー54〜57に設定された記号
「/」、「*」、「−」、「+」も、他の数字と同様
に、Shift2キー58と同時に各キー54〜57を押すこ
とで入力されるようにされている。
【0147】また、全角の数字モード時に、Shift2キー
58と同時に各キー21〜32,54〜57を押すこと
で、半角の数字や四則演算記号が入力されるように構成
されている。
【0148】さらに、マウス3と併用できる機能も追加
されており、通常のキーボードにおけるコントロールキ
ーを押しながらマウスのクリックやドラッグによって実
現される機能(文字列選択やコピー機能)を、機能キー
59(Alt キー)と機能キー60(Shift キー)とを押
しながら(Shift キー60の下側に記載されたCtrl:コ
ントロールキー機能を選択して)、マウスのクリックや
ドラッグを行うことで実現できるようにされている。
【0149】また、通常のキーボードにおけるShift キ
ーを押しながらマウスのクリックやドラッグによって実
現される機能(範囲選択や移動機能)を、Shift1キー6
0とShift2キー58を同時に押しながら、マウスのクリ
ックやドラッグを行うことで実現できるようにされてい
る。
【0150】さらに、前記実施形態では、例えば、表計
算ソフト等において通常のキーボードでAlt キー+Ente
r キーによって実現されるセル内の改行機能が、機能キ
ー59(Alt キー)と機能キー58(Enter キー)とを
同時に押すことで実現できるようにされている。
【0151】このような本実施形態においても、前記第
1,2実施形態の1)〜15)の効果を奏することができ
る。 16)さらに、2つのシフトキー58,60を設定したの
で、一時的な英語入力や数字入力操作、さらには、半角
数字の入力操作等を、適宜割り当てて実現することがで
き、これらの機能の入力操作性を向上できる。
【0152】17)また、各カーソルキー54〜57に、
四則演算用の記号を設定してシフトキー58を用いて容
易に入力することができるため、特に表計算ソフトでの
入力操作のように、これらの記号を入力する頻度が高い
際に、入力操作性を向上することができる。その上、
「=」記号を、キー27の右側つまりAlt キー59と同
時にキー27を1回打鍵するだけで容易に入力できるよ
うに設定したので、表計算ソフトでの入力操作性をより
一層向上することができる。
【0153】18)さらに、コントロールキー+マウスの
クリック、ドラッグ機能や、シフトキー+マウスのクリ
ック、ドラッグ機能のような、マウス3と併用した際に
実現される機能も設定したため、マウス3と併用してキ
ー入力装置2を利用した際の操作性を向上することがで
きる。
【0154】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の目的を達成できる他の構成等
を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、本発明が適用されるキー入力装置としては、前
記実施形態の構成に限らず、例えば、図21に示すよう
に、機能キー51〜57の位置を変えて、カーソルキー
54〜57をメインキーエリア20の上側に配置し、機
能キー51〜53を左側に配置してもよい。さらに、他
の機能キー58〜60や文字キー21〜32のキー配列
も、各キーエリア20,50内で変えてもよい。
【0155】さらに、図22に示すように、他のキー2
1〜32の2つ分の大きさを有する前記実施形態の機能
キー60を、例えば、Shift キー71およびSpace/変換
キー72に分割して配置してもよい。また、図23に示
すように、他のキー21〜32の2つ分の大きさを有す
る前記実施形態の機能キー58を、例えば、次候補キー
73およびEnter キー74に分割して配置してもよい。
さらに、図24に示すように、各機能キー60,58を
それぞれ、Shift キー71、Space/変換キー72、次候
補キー73、Enter キー74に分割して配置してもよ
い。
【0156】この際、分割して増えたキー71〜74に
設定する機能は適宜選択すればよい。例えば、図22,
24では、キー73に次候補機能を設定していたが、通
常のキーボードにおけるCtrl機能を設定してもよいし、
さらに、各種プログラム用に設定された機能などを適宜
組み込んでもよい。また、キー73側にEnter 機能を設
定し、キー74に次候補機能を設定してもよい。さら
に、キー72にもShift 機能を組み込み、キー71には
新たに無変換機能などを組み込んでもよい。
【0157】さらに、図25に示すように、キー入力装
置2としては、各キー21〜32のキートップ右上に各
種記号を2つずつ配置し、各キー21〜32のキートッ
プ下側に、各種記号や機能キーを設定したものでもよ
い。また、機能キー55〜57に「Alt」、「Ctrl」、
「Shift」といった他のキーと同時に押される機能キー
を独立して設定してもよい。さらに、機能キー58〜6
0に、右上矢印、下矢印、上矢印といった他のキーと同
時に押される機能キーを設定してもよい。さらに、Maci
ntosh (登録商標)等に接続する場合に対応して、キー
54,55のキートップ下側に、コマンドキーやオプシ
ョンキーを設定してもよい。
【0158】さらに、前記実施形態のキー入力装置2
は、日本語入力を行えるように設定されていたが、英語
入力のみを行うキー入力装置としてもよい。この場合に
は、メインキー21〜32と、英語入力用の機能が設定
された機能キー51〜60とを設ければよい。
【0159】また、長音「ー」や促音「っ」が設定され
るキーは、「A」、「E」が設定された母音キー21、
24に限らず、例えば、「I」、「U」、「O」が設定
された他の母音キー22、23、25のいずれかでもよ
い。但し、長音「ー」や促音「っ」は、日本語のローマ
字入力において、連続して打鍵されることが少ない
「A」や「E」のキーに設定した方が、入力操作性を向
上できる点で好ましい。
【0160】さらに、前記実施形態では、母音キー21
〜25の第2の文字キーとして、長音「ー」および促音
「っ」の両方を設定していたが、母音キー21〜25の
第2の文字キーとしてはどちらか1つのみを設定しても
よい。
【0161】さらに、撥音「ん」を入力するキーとして
キー30が設定されていたが、これに限らず、例えば、
キー30以外のキー21〜29、31、32のいずれか
のキーを撥音「ん」を入力するキーとして設定してもよ
い。また、「ん」や「んN」を出力する際の打鍵回数は
適宜設定してもよい。但し、「N」が設定されているキ
ー30を2回打鍵して撥音「ん」を入力するのは、従来
の一般的なキーボードにおけるローマ字入力に準じてい
るので、ローマ字入力において、キー30に設定されて
いた方が、入力操作性を向上できる点で好ましい。
【0162】さらに、各メインキーキー21〜32、機
能キー51〜60,51〜60のキートップに示されて
いる文字キーや記号、数字の配列も前記実施形態のもの
に限らず、例えば、母音キー21〜25が上段側ではな
く下段側や左右の端部側などに配列されたものでもよ
く、これらは実施にあたって適宜設定すればよい。ま
た、機能キーの数も前記実施形態や図22〜24に示す
変形例のように10〜12個に限らず、9個以下でも、
13個以上でもよく、これらは実施にあたって適宜設定
すればよい。
【0163】本発明のキー入力装置が利用される機種や
用途については、パソコン用の入力装置に限らず、ノー
トブック型パソコン、モバイルパソコン、携帯電話、電
子手帳、電卓、携帯情報端末(PDA)およびペンタッ
チ式のキーボードなどの情報処理機器のキー入力装置へ
の利用や、計測機器や制御機器に組み込まれたキー入力
装置、さらにはインターネットテレビリモコンなどの家
電用機器などに利用してもよい。
【0164】
【発明の効果】以上に述べたように、請求項1に記載の
キー入力装置によれば、キー数が少ない小型のキー入力
装置において、各文字などが設定されたメインキーを人
差し指、中指、薬指で打鍵でき、かつ機能キーの一部を
親指で打鍵できて小指を用いずに入力操作を行うことが
できるため、入力操作性をより一層向上できるという効
果がある。
【0165】請求項2に記載のキー入力装置によれば、
日本語でも英語でも最も使用頻度の高い母音つまり
「A」、「I」、「U」、「E」、「O」を独立したキ
ーに設定したため、これらの文字はキーを1回押すだけ
で入力できる。このため、母音入力時の打鍵回数を少な
くでき、操作性が向上し、高速入力も可能となる。ま
た、アルファベットの他の21個の文字を7個のキーに
3個ずつ配列しているので、12個と非常に少ないキー
数でアルファベット26文字を入力することができ、小
型で携帯性に優れたキー入力装置2を形成できる。さら
に、子音キーが設定された7個のキーには、各々3個ず
つ文字を配置しているので、各文字の入力を各キーを押
す回数で分けている場合に、各キーを最大3回押せばど
の文字でも入力できて操作性を向上でき、かつ各子音が
各キーに均等に配列されているので、キー打鍵操作のバ
ランスをよくでき、操作性をより一層向上できる。
【0166】請求項3に記載のキー入力装置によれば、
ローマ字入力において前記母音キーと組み合わされるこ
とで、「か」行〜「わ」行を入力する子音「K、S、
T、N、H、M、Y、R、W」を各キーの第1もしくは
第2文字キーに設定できるため、母音に次いで入力頻度
の高い清音の子音を簡単な操作で入力することができ、
操作性をより一層向上することができる。さらに、
「カ」行を入力する「K」キーに濁音の「ガ」行を入力
する「G」キーを、「サ」行を入力する「S」キーに
「ザ」行を入力する「Z」キーを、「タ」行を入力する
「T」キーに「ダ」行を入力する「D」キーを、「ハ」
行を入力する「H」キーに「バ」行を入力する「B」キ
ーをそれぞれ設定したので、関連する清音と濁音を同じ
キーを用いて(キーを押す回数を変えることなどで)入
力することができる。このため、濁音の入力操作も覚え
やすくなり、高速に入力することができる。
【0167】請求項4に記載のキー入力装置によれば、
第1〜3の選択入力機能を有するキーが設定されている
ため、例えば、日本語入力モードにおいて、一時的に英
字や数字、記号等を入力する際に、入力モードを変更す
ることなく、各機能キーを押しながらメインキーを押す
だけで各キーに設定された3種類の文字など、例えば英
字、数字、記号を区別して入力でき、入力操作性を向上
できるとともに、少ないキー数でも様々な文字、記号を
入力することができる。
【0168】請求項5に記載のキー入力装置によれば、
他のキーと同時に打鍵される選択入力機能が設定された
キーを最下段の各機能キーに設定すれば、これらのキー
を親指で打鍵しながら他のキーを人差し指、中指、薬指
で押すことができ、2つのキーを打鍵する操作が容易に
行えて、入力操作性をより一層向上できる。
【0169】請求項6に記載のキー入力装置によれば、
各機能キーに、上、下、右上の各矢印キーを設定してい
るので、各機能キーがどの選択入力機能を備えているか
を容易に把握でき、初心者にとっても使い勝手のよいキ
ー入力装置とすることができる。
【0170】請求項7に記載のキー入力装置によれば、
各キーのキー表面の上側、下側、右上に第1〜3選択状
態で入力される文字や機能が表記されているので、各機
能キーと同時にそれらのキーを押した際に何が入力され
るかを容易に把握でき、初心者にとっても使い勝手のよ
いキー入力装置とすることができる。
【0171】請求項8に記載のキー入力装置によれば、
日本語入力モードや英字入力モードにおいて、一時的に
数字や記号を入力する際に、入力モードを変更すること
なく、各選択キーを押しながらメインキーを押すだけで
数字や記号を入力でき、入力操作性をより一層向上でき
る。
【0172】請求項9に記載のキー入力装置によれば、
機能キーの上下寸法を大きくすることで、機能キーを親
指の側面で押すことができ、ホームポジションに手をお
いたときに、無理なく自然な形で機能キーを打鍵するこ
とができ、入力操作性をより一層向上することができ
る。
【0173】請求項10に記載のキー入力装置によれ
ば、機能キーの左右寸法を大きくすることで、機能キー
を親指を曲げた際の側面で容易に押すことができ、ホー
ムポジションに手をおいたときに、無理なく自然な形で
機能キーを打鍵することができ、入力操作性をより一層
向上することができる。
【0174】請求項11に記載のキー入力装置によれ
ば、12個のメインキーのうち、左側および真ん中の列
の下側各2つ計4つのキーを人差し指で打鍵し、左側お
よび真ん中の列の上側各2つおよび右側上段の1つのキ
ーの計5つのキーを中指で打鍵し、右側の下3つのキー
を薬指で打鍵することができる。この際、各指は、ホー
ムポジションの位置から上下方向には1つ移動するだけ
ですべてのキーを打鍵できるので、指の移動を容易にか
つ迅速に行うことができ、容易にかつ迅速にキー入力操
作を行うことができる。さらに、動かし難い小指を用い
る必要がないため、より操作性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施形態のキー入力装置を使
ったパソコンを示す全体図である。
【図2】第1実施形態のキー入力装置のキー配列を示す
平面図である。
【図3】第1実施形態のキー入力装置の内部構成を示す
ブロック図である。
【図4】第1実施形態のキー入力装置の操作時における
手の配置例を示す平面図である。
【図5】第1実施形態における各キーを打鍵する指の範
囲を示す図である。
【図6】第1実施形態における各キーを打鍵する指の位
置の一例を示す図である。
【図7】第1実施形態における各キーを打鍵する指の位
置の一例を示す図である。
【図8】本発明の第2実施形態のキー入力装置のキー配
列を示す平面図である。
【図9】第2実施形態における入力モードの切り替え操
作を示す図である。
【図10】第2実施形態における全角モードおよび半角
モードを含む入力モードの切り替え操作を示す図であ
る。
【図11】第2実施形態における各入力モードでの母音
キーの入力操作およびその出力を示す図である。
【図12】第2実施形態における各入力モードでの母音
キーの入力操作およびその出力を示す図である。
【図13】第2実施形態における各入力モードでの子音
キーの入力操作およびその出力を示す図である。
【図14】第2実施形態における各入力モードでの子音
キーの入力操作およびその出力を示す図である。
【図15】第2実施形態における各モードでのメインキ
ーと機能キーとの組み合わせによる機能を示した図であ
る。
【図16】第2実施形態における機能キーと対応する一
般的なキーボードの機能を示す図である。
【図17】第2実施形態における機能キーと対応する一
般的なキーボードの機能を示す図である。
【図18】第2実施形態におけるホームポジションの手
の位置を表す平面図である。
【図19】第2実施形態における各キーを打鍵する指の
範囲を示す図である。
【図20】本発明の第3実施形態におけるキー入力装置
のキー配列を示す平面図である。
【図21】本発明の変形例におけるキー入力装置のキー
配列を示す平面図である。
【図22】本発明の他の変形例におけるキー入力装置の
キー配列を示す平面図である。
【図23】本発明の他の変形例におけるキー入力装置の
キー配列を示す平面図である。
【図24】本発明の他の変形例におけるキー入力装置の
キー配列を示す平面図である。
【図25】本発明の他の変形例におけるキー入力装置の
キー配列を示す平面図である。
【符号の説明】
1 パソコン 2 キー入力装置(キー入力部) 4 液晶ディスプレイ 20 メインキーエリア 50 機能キーエリア 21〜32 メインキー 21〜25 母音が設定された母音キー 26〜32 子音が設定された子音キー 51〜60,71〜74 機能キー 58 機能キーであるEnter キー 60 機能キーである変換キー 101 キー入力検出手段 102 キー入力処理手段 103 モード切替手段 104 画面制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B020 AA15 BB10 CC07 CC12 DD11 FF15

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも上下4段左右3列の12個の
    メインキーが設けられたメインキーエリアと、このメイ
    ンキーエリアの上側、左側および下側に配置された複数
    の機能キーからなるC字状の機能キーエリアとを備える
    ことを特徴とするキー入力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のキー入力装置におい
    て、 前記12個のメインキーの内の5個のキーには母音を表
    すアルファベットである「A」、「I」、「U」、
    「E」、「O」を入力する文字キーが個別に設定され、
    他の7個のキーにはアルファベットの他の21個の子音
    を表す文字が各キーに3個ずつ設定されていることを特
    徴とするキー入力装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のキー入力装置におい
    て、 前記子音が設定された7個のキーは、それぞれ「KG
    F」、「SZJ」、「TDV」、「NCQ」、「HB
    P」、「RML」、「YWX」の各文字キーの組み合わ
    せで設定されていることを特徴とするキー入力装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記複数の機能キーのうちの3つの機能キーには、第
    1、第2および第3の選択入力機能がそれぞれ設定さ
    れ、 第1選択入力機能は、その機能キーと他のキーとが同時
    に押された際に、前記他のキーの第1選択状態に設定さ
    れた文字や機能を入力するように働き、 第2選択入力機能は、その機能キーと他のキーとが同時
    に押された際に、前記他のキーの第2選択状態に設定さ
    れた文字や機能を入力するように働き、 第3選択入力機能は、その機能キーと他のキーとが同時
    に押された際に、前記他のキーの第3選択状態に設定さ
    れた文字や機能を入力するように働くことを特徴とする
    キー入力装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載のキー入力装置におい
    て、 前記第1選択入力機能は、前記複数の機能キーのうちの
    メインキーエリアの左側でかつ最下段に設けられた機能
    キーに設定され、 第2選択入力機能は、前記複数の機能キーのうちのメイ
    ンキーエリアの下側でかつ第1選択入力機能が設定され
    た機能キーの右側に配置された機能キーに設定され、 第3選択入力機能は、前記複数の機能キーのうちのメイ
    ンキーエリアの下側でかつ最も右側の列に設けられた機
    能キーに設定されていることを特徴とするキー入力装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載のキー入
    力装置において、 前記第1選択入力機能が設定された機能キーの表面には
    上矢印が表記され、第2選択入力機能が設定された機能
    キーの表面には下矢印が表記され、第3選択入力機能が
    設定された機能キーの表面には右上矢印が表記されてい
    ることを特徴とするキー入力装置。
  7. 【請求項7】 請求項4〜6のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記各メインキーおよび機能キーの表面には、それらの
    キーが単独で押された際に入力される文字や機能を示す
    記号が表記され、 第1選択状態に設定された文字や機能を有するキーに
    は、その文字や機能を示す記号が、キー表面の前記単独
    入力時の文字や機能を示す記号の上側に表記され、 第2選択状態に設定された文字や機能を有するキーに
    は、その文字や機能を示す記号が、キー表面の前記単独
    入力時の文字や機能を示す記号の下側に表記され、 第3選択状態に設定された文字や機能を有するキーに
    は、その文字や機能を示す記号が、キー表面の前記単独
    入力時の文字や機能を示す記号の右上側に表記されてい
    ることを特徴とするキー入力装置。
  8. 【請求項8】 請求項4〜7のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記各メインキーの第1選択状態には数字が設定され、
    第2選択状態および第3選択状態にはそれぞれ各種記号
    や機能が設定されていることを特徴とするキー入力装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかに記載のキー入
    力装置において、 前記複数の機能キーのうちのメインキーエリアの左側で
    かつ最下段に設けられた機能キーは、上下方向の寸法が
    他のキーの2倍の大きさに設定されていることを特徴と
    するキー入力装置。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のキー
    入力装置において、 前記複数の機能キーのうちのメインキーエリアの下側で
    かつ最も右側の列に設けられた機能キーは、左右方向の
    寸法が他のキーの2倍の大きさに設定されていることを
    特徴とするキー入力装置。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のキ
    ー入力装置において、 前記12個のメインキーのうち、メインキーエリア内の
    左列の上から3個目のキーが人差し指のホームポジショ
    ンとされ、メインキーエリア内の真ん中列の上から2個
    目のキーが中指のホームポジションとされ、メインキー
    エリア内の右列の上から3個目のキーが薬指のホームポ
    ジションとされていることを特徴とするキー入力装置。
JP16831999A 1999-06-15 1999-06-15 キー入力装置 Expired - Fee Related JP4229528B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16831999A JP4229528B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 キー入力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16831999A JP4229528B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 キー入力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000357041A true JP2000357041A (ja) 2000-12-26
JP4229528B2 JP4229528B2 (ja) 2009-02-25

Family

ID=15865838

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16831999A Expired - Fee Related JP4229528B2 (ja) 1999-06-15 1999-06-15 キー入力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4229528B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002069123A1 (fr) * 2001-02-26 2002-09-06 Naoki Kubota Peripherique d'entree, procede d'entree, et ordinateur
JP2010271983A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toshiba Corp 携帯端末
JP2015500539A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 ヤン,ギホ 小型日本語キーボード及び方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002069123A1 (fr) * 2001-02-26 2002-09-06 Naoki Kubota Peripherique d'entree, procede d'entree, et ordinateur
JP2010271983A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Toshiba Corp 携帯端末
JP2015500539A (ja) * 2011-12-16 2015-01-05 ヤン,ギホ 小型日本語キーボード及び方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4229528B2 (ja) 2009-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7170430B2 (en) System, method, and computer program product for single-handed data entry
JP3727399B2 (ja) 画面表示式キー入力装置
JP4242270B2 (ja) コンピューティング・デバイスへのペン入力システムと方法
US7548231B1 (en) Devices having input controls for efficient input of data
CN109844696B (zh) 多语言字符输入装置
US20050283358A1 (en) Apparatus and method for providing visual indication of character ambiguity during text entry
JP4316687B2 (ja) 画面タッチ式入力装置
JP2003015808A (ja) タッチ式キー入力装置
JP5404657B2 (ja) タッチ式文字入力装置及び方法
JP3738066B2 (ja) 画面タッチ式入力装置
JP4410916B2 (ja) キー入力装置および携帯電話機
KR100470525B1 (ko) Ohai기술의 사용자 인터페이스
JP4229528B2 (ja) キー入力装置
JP4614505B2 (ja) 画面表示式キー入力装置
JP3071751B2 (ja) キー入力装置
JP3071772B2 (ja) キ―入力装置
JP2008123114A (ja) 文字入力キーボードを備えた電子機器
JP2013219638A (ja) 文字入力方法と装置
JP3899337B2 (ja) 文字入力システム、文字入力方法、文字入力プログラムおよび記録媒体
Lee et al. Complete as you go: A constructive Korean text entry method for smartwatches
JP2010211447A (ja) 文字入力方法及びそれを用いるキーボード
JP3766695B2 (ja) 画面表示式キー入力装置
JP3766695B6 (ja) 画面表示式キー入力装置
KR20090119184A (ko) 전기전자기기의 버튼효율 증대방법
JP2001184155A (ja) キー入力装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060502

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070827

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080131

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080611

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080617

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081125

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081202

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141212

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees