JP2000356888A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

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JP2000356888A
JP2000356888A JP11168005A JP16800599A JP2000356888A JP 2000356888 A JP2000356888 A JP 2000356888A JP 11168005 A JP11168005 A JP 11168005A JP 16800599 A JP16800599 A JP 16800599A JP 2000356888 A JP2000356888 A JP 2000356888A
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charging device
charged
planar electrode
electrode
charging
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JP11168005A
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English (en)
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Noriyoshi Tarumi
紀慶 樽見
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 間隔形成手段によって被帯電体と面状電極と
の間に間隔を形成することによって従来の帯電装置にお
ける問題を解決し、被帯電体の均一な帯電と寿命の向上
を可能にして信頼性の優れた帯電装置を提供する。 【解決手段】 感光体ドラム1表面と面状電極26表面
とが対向する位置において、感光体ドラム表面と面状電
極表面との間隔を所望の間隔にするための間隔形成手段
として間隔形成部材Gを設ける。この間隔形成部材は、
面状電極上に設けた凸状部GCから構成し、感光体ドラ
ム表面と前記面状電極とが実施的に接触することがない
ようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタ等で実施される画像形成装置に適用でき
る帯電装置に関するものであり、特に、電子写真方式の
画像形成装置の転写装置、除電装置などを含む帯電装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
など電子写真方式の画像形成装置においては、感光体の
感度付与の目的で該感光体を全面帯電させるための帯電
装置、感光体上に形成されるトナー像を記録媒体へ転写
させるための転写装置、及び転写工程終了後の感光体に
残存するトナー及び電荷を除去し感光体を再使用可能に
初期化する除電装置として、コロナ放電装置が好都合に
使用されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、コロナ放電
装置は、以下に示すように種々の課題を有している。例
えば、高電圧印加をしなければならないこと。リーク防
止のために高絶縁被覆ケーブルを必要としたり、コロナ
ワイアやグリッドを設ける必要があるため、構成が複雑
で大型になりがちなこと。電流の多くがシールド電極へ
流れるため帯電効率が悪く、電流量が大きいため、コス
トが高くなること。オゾンを多く発生すること。又、高
電圧を印加したコロナワイアへは、塵埃が付着しやす
く、コロナワイアあるいはシールド電極は酸化されるな
ど化学変化を生じやすいため、耐久性に問題があるとと
もに、画像ムラの原因となり易いことなど多くの課題を
有している。
【0004】近年、上記コロナ放電装置の課題を解決す
るために、バイアスローラー、あるいは板状電極を電子
写真感光体などの被帯電体に直接接触させて(以下接触
方式という)、バイアス電圧を印加する接触型帯電装置
が普及してきている。しかしながら、この接触型帯電装
置は、被帯電体である電子写真感光体における感光層に
存在するピンホールなど電気的に弱い部分に集中放電
し、帯電ムラを発生させたり、感光層を劣化あるいは破
壊させたりしてしまう恐れがあった。更に、上記接触型
帯電装置に用いられるバイアスローラーあるいは板状電
極は、物理的、電気的均一性が得られにくく、このた
め、被帯電体における帯電ムラが発生し易い。この帯電
ムラを減少させるために、直流バイアス電圧に交流バイ
アス電圧を重畳させることも考えられる。しかしなが
ら、この構成によってある程度の効果が得られるもの
の、騒音や熱発生の問題が生じてしまう。
【0005】また、上記接触帯電装置においては、被帯
電体が電子写真感光体の場合、クリーニング不良により
感光体上にトナーが残留したり、空気中の塵埃などの物
質が感光体表面に付着し易く、帯電ムラの原因となりや
すいという不具合もある。その上、上記接触帯電装置に
おいては、帯電装置と被帯電体との間に機械的な摩擦が
発生する。このため、被帯電体の摩耗、キズ発生が生じ
易く、特に被帯電体が前記電子写真感光体である場合、
該感光体の耐久性を低下させてしまう恐れもある。
【0006】本発明は以上の問題点に鑑みなされたもの
であり、例えば、被帯電体が電子写真感光体である場
合、感光体を帯電することにより感光性を付与する帯電
装置、画像露光により静電潜像を形成し、該静電潜像を
現像装置によりトナー現像することにより感光体上に形
成されたトナー像を普通紙のごとき転写材に転写する転
写装置、又は、転写終了後、感光体及び感光体上に残留
するトナーの電荷を除去し感光体を初期化する除電装置
を有する画像形成装置において、前記帯電装置、転写装
置、除電装置のうちの少なくとも一つで従来の帯電装置
における前記の問題を解決するためのものである。
【0007】従って、本発明の目的とするところは、上
記の様な種々の問題を解消し、信頼性の優れた帯電装置
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の帯電装置は、被帯電体表面に面状電極を
近接させ、該被帯電体電極と該面状電極との間にバイア
ス電圧を印加することにより、該被帯電体表面の帯電あ
るいは除電を行う該面状電極を有する帯電装置におい
て、上記面状電極と、該面状電極と上記被帯電体電極と
の間にバイアス電圧を形成するバイアス電圧印加手段
と、該バイアス電圧印加手段によるバイアス電圧印加に
より該被帯電体を所定の帯電量に均一に帯電あるいは除
電することを可能にすべく該被帯電体表面と該面状電極
表面との間隔を所望の間隔にする間隔形成手段とを設け
たことを特徴とするものである。
【0009】上記目的を達成するために、請求項2の帯
電装置は、請求項1の帯電装置において、前記間隔形成
手段を前記面状電極に設けたことを特徴とするものであ
る。
【0010】上記目的を達成するために、請求項3の帯
電装置は、請求項1、2の帯電装置において、前記面状
電極の表面比抵抗を1012Ωcm以下としたことを特
徴とするものである。
【0011】上記目的を達成するために、請求項4の帯
電装置は、請求項1、2又は3の帯電装置において、前
記面状電極を、導電性微粉体をバインダーに分散させる
ことにより形成したことを特徴とするものである。
【0012】上記目的を達成するために、請求項5の帯
電装置は、請求項3の帯電装置において、前記面状電極
を低抵抗の高分子化合物により形成したことを特徴とす
るものである。
【0013】上記目的を達成するために、請求項6の帯
電装置は、請求項5の帯電装置において、前記面状電極
を有機高分子化合物により形成したことを特徴とするも
のである。
【0014】上記目的を達成するために、請求項7の帯
電装置は、請求項1、2、3、4、5又は6の帯電装置
において、前記間隔形成手段によって形成される間隔
を、5〜100μmとしたことを特徴とするものであ
る。
【0015】上記目的を達成するために、請求項8の帯
電装置は、請求項1、2、3、4、5、6又は7の帯電
装置において、前記面状電極を、回転軸を有する回転可
能なロール状部材の表面部に設けたことを特徴とするも
のである。
【0016】上記目的を達成するために、請求項9の帯
電装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の
帯電装置において、前記被帯電体を、回転可能なドラム
形状としたことを特徴とするものである。
【0017】上記目的を達成するために、請求項10の
帯電装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8又
は9の帯電装置において、前記間隔形成手段を、前記面
状電極表面に設けた凸状部により形成したことを特徴と
するものである。
【0018】上記目的を達成するために、請求項11の
帯電装置は、請求項10の帯電装置において、前記凸状
部を、表面比抵抗が10Ωcm以上の高抵抗体、又は
絶縁体により構成したことを特徴とするものである。
【0019】上記目的を達成するために、請求項12の
帯電装置は、請求項10又は11の帯電装置において、
前記凸状部を、前記面状電極表面に互いに独立して存在
し、且つ、前記被帯電体を均一に帯電可能となる所望の
間隔に離間している多数の凸状単位により構成したこと
を特徴とするものである。
【0020】上記目的を達成するために、請求項13の
帯電装置は、請求項10、11又は12の帯電装置にお
いて、前記凸状部を、粒状体を前記面状電極表面へ被着
させることにより構成したことを特徴とするものであ
る。
【0021】上記目的を達成するために、請求項14の
帯電装置は、請求項10、11又は12の帯電装置にお
いて、上記凸状部を、粒状体のバインダー分散体を前記
面状電極表面に塗設することにより構成したことを特徴
とするものである。
【0022】上記目的を達成するために、請求項15の
帯電装置は、請求項14の帯電装置において、前記凸状
部を構成するバインダーの表面比抵抗を、10〜10
12Ωcmとしたことを特徴とするものである。
【0023】上記目的を達成するために、請求項16の
帯電装置は、請求項13、14又は15の帯電装置にお
いて、前記凸状部を、前記面状電極表面にあらかじめ形
成した接着層に前記粒状体を接着することにより構成し
たこと特徴とするものである。
【0024】上記目的を達成するために、請求項17の
帯電装置は、請求項16の帯電装置において、前記接着
層の表面比抵抗を1012Ωcm以下としたことを特徴
とするものである。
【0025】上記目的を達成するために、請求項18の
帯電装置は、請求項16又は17の帯電装置において、
前記接着層を熱可塑性にしたことを特徴とするものであ
る。
【0026】上記目的を達成するために、請求項19の
帯電装置は、請求項16又は17の帯電装置において、
前記接着層を熱硬化性にしたことを特徴とするものであ
る。
【0027】上記目的を達成するために、請求項20の
帯電装置は、請求項13、14、15、16、17、1
8又は19の帯電装置において、前記粒状体を球形にし
たことを特徴とするものである。
【0028】上記目的を達成するために、請求項21の
帯電装置は、請求項13、14、15、16、17、1
8、19又は20の帯電装置において、前記粒状体を有
機高分子化合物にしたことを特徴とするものである。
【0029】上記目的を達成するために、請求項22の
帯電装置は、請求項8の帯電装置において、前記ロール
状部材を、回転軸、該回転軸に囲繞して設けられたソフ
ト化層、該ソフト化層上に設けた電極層により構成した
ことを特徴とするものである。
【0030】上記目的を達成するために、請求項23の
帯電装置は、請求項22の帯電装置において、前記ソフ
ト化層を、ゴム材、スポンジゴム、又は樹脂発泡体によ
り構成したことを特徴とするものである。
【0031】上記目的を達成するために、請求項24の
帯電装置は、請求項22又は23の帯電装置において、
前記回転軸及びソフト化層を導電性としたことを特徴と
するものである。
【0032】上記目的を達成するために、請求項25の
帯電装置は、請求項22、23又は24の帯電装置にお
いて、前記電極層を、弾性を有するシリンダにより構成
したことを特徴とするものである。
【0033】上記目的を達成するために、請求項26の
帯電装置は、請求項25の帯電装置において、前記シリ
ンダに、前記回転軸及びソフト化層を挿入したことを特
徴とするものである。
【0034】上記目的を達成するために、請求項27の
帯電装置は、請求項25又は26の帯電装置において、
前記シリンダ外周面上に、前記面状電極を設けたことを
特徴とするものである。
【0035】上記目的を達成するために、請求項28の
帯電装置は、請求項25又は26の帯電装置において、
前記面状電極を前記シリンダと一体に形成したことを特
徴とするものである。
【0036】上記目的を達成するために、請求項29の
帯電装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24、2
5、26、27又は28の帯電装置において、前記面状
電極と前記被帯電体とにおける、前記間隔形成手段によ
り形成された間隔をもって対向している部分が、所定の
幅を有することを特徴とするものである。
【0037】上記目的を達成するために、請求項30の
帯電装置は、請求項8、9、10、11、12、13、
14、15、16、17、18、19、20、21、2
2、23、24、25、26、27、28又は29の帯
電装置において、前記回転可能なロール状部材の表面線
速と被帯電体の表面線速とに線速差を設けたことを特徴
とするものである。
【0038】上記目的を達成するために、請求項31の
帯電装置は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、
9、10、11、12、13、14、15、16、1
7、18、19、20、21、22、23、24、2
5、26、27、28、29又は30の帯電装置におい
て、前記被帯電体が、電子写真方式の装置に用いられる
感光体であることを特徴とするものである。
【0039】請求項1乃至31の帯電装置においては、
間隔形成手段により面状電極表面と被帯電体表面との間
隔が、常に所望の間隔に維持される。このため、面状電
極を被帯電体に接触させる接触方式のように直流バイア
スに交流バイアスを重畳させなくても、直流バイアス電
圧のみの印加で被帯電体を均一に帯電することができる
ようになる。その上、従来の接触方式のように面状電極
と被帯電体との接触による摩擦を生じさせないので、被
帯電体の劣化や損傷を防止でき、該被帯電体の寿命を増
大させるのに有用となる。また、除電についても、同様
にして均一な除電を行うことができるようになるため、
例えば電子写真感光体のような被帯電体の不均一な残留
電荷を除電する場合にも、均一に除電できるようにな
る。
【0040】請求項3乃至31の帯電装置においては、
面状電極の表面比抵抗を1012Ωcm以下の低抵抗に
し、被帯電体をより均一に帯電できるようにする。
【0041】請求項10乃至21、29、30、31の
帯電装置においては、面状電極表面に設けた凸状部によ
り面状電極と被帯電体表面との間隔を均一且つ安定に保
つ。
【0042】請求項18、20、21、29、30、3
1の帯電装置においては、粒状体を接着層に接着すると
き、接着層を加熱して軟化させるか、又は、溶剤を含有
して軟化させ、粒状体を接着するのに好都合な状態にす
る。
【0043】請求項19、20、21、29、30、3
1の帯電装置においては、粒状体を接着層に接着すると
き、加熱による接着層の硬化が不十分な硬化不十分状
態、溶剤を含有して軟化した状態、或いは溶剤を含有し
ない未硬化状態にして、粒状体を接着するのに好都合な
状態にする。
【0044】請求項22乃至31の帯電装置において
は、面状電極を、回転軸に囲繞して設けられたソフト化
層の上層に設け、面状電極と被帯電体との間に間隔形成
手段としての間隔形成部材を挾むような場合でも、間隔
形成部材の接触による衝撃をソフト化層が吸収する。こ
れにより、被帯電体が受ける衝撃を、従来の接触帯電装
置における摩擦接触による衝撃より小さくできる。これ
により、被帯電体の劣化や損傷を防止し、該被帯電体の
寿命を増大させる。また、面状電極が表面部に設けられ
ているロール状部材にはソフト化層が設けられているの
で、被帯電体にロール状部材を当接させて面状電極を撓
ませ、面状電極と被帯電体との対向領域の幅を広くする
ことが可能となる。これにより、対向領域を、対向領域
が幅を有しないで点又は線で対向するのに比して充分広
くすることができる。
【0045】請求項25乃至31の帯電装置において
は、電極層にシリンダを使用して、面状電極の精度を向
上させる。
【0046】請求項29、30、31の帯電装置におい
ては、間隔形成手段により形成された間隔をもって対向
している面状電極と被帯電体との対向領域が所定の幅を
有するようにし、この対向領域が幅を有しないで点又は
線で対向するのに比して、対向領域を充分広くする。
【0047】請求項30、31の帯電装置においては、
回転可能なロール状部材の表面線速と被帯電体の表面線
速とに線速差をつけ、面状電極表面に設けられた間隔形
成手段としての間隔形成部材が被帯電体表面に当接して
も、被帯電体表面の当接位置が常に移動するようにす
る。これにより、面状電極表面に設けられた間隔形成部
材の当接痕が被帯電体表面に形成されることを防止す
る。
【0048】請求項31の帯電装置においては、本発明
の帯電装置を電子写真方式の装置に用いる感光体を被帯
電体とし、例えば、電子写真方式の画像形成装置の感光
体上に形成された画像の転写装置、感光体上の残留電荷
を除電する除電装置に用いれば、転写ムラ、除電ムラを
安定して防止できるようになる。
【0049】
【発明の実施の形態】以下、本発明の帯電装置を電子写
真複写機に適用した実施形態について説明する。図1
は、本発明にかかる帯電装置を使用した電子写真複写機
としての画像形成装置の概略構成図である。この画像形
成装置は、被帯電体としての感光体ドラム1の周囲に、
帯電装置2、露光光学系3、現像装置4、転写装置5、
クリーニング装置6等が配設されている。
【0050】上記構成において、感光体ドラム1は帯電
装置2により全面帯電され、露光光学系3により画像光
3aが感光体ドラム1に照射されて、感光体ドラム1に
画像光3aに対応した静電潜像が形成される。該静電潜
像は、現像装置4により可視化され、感光体ドラム1表
面にトナー像が形成される。感光体ドラム1上に形成さ
れたトナー像は、転写位置Tにおいて、転写装置5によ
り転写材P上へ転写される。該トナー像を担持する転写
材Pは、図示されていない定着装置、例えば熱ローラー
定着装置へ搬送され、定着され、永久トナー像が転写材
P上に形成される。転写終了後の感光体ドラム1は、除
電装置7により、感光体ドラム1及び感光体ドラム1上
に残留するトナーの除電が行われ、その後、クリーニン
グ装置6において感光体ドラム1上に残留するトナーが
除去される。更に、感光体ドラム1は必要に応じて、イ
レースランプ8により、履歴現象を防止すべく、特に感
光体ドラム1内部にトラップされている電荷が解放され
る。かくして、感光体ドラム1は初期化され、再使用可
能状態となり、再び画像形成が行われる。
【0051】上記帯電装置2には、表面に面状電極26
を有する帯電ローラ20が使用されている。そして、図
示されていないバイアス電源により、直流バイアス電圧
あるいは、交流バイアス電圧が重畳された直流バイアス
電圧が、感光体ドラム1を画像形成に好都合な全面帯電
を行うべく該帯電ローラ20に与えられる。又、帯電ロ
ーラ20には、必要に応じて、帯電ローラ20に付着し
がちなトナーなどの付着物を除去するクリーニング部材
2bが設けられる。この帯電装置2は、本発明にかかる
ものであるので、後に詳述する。上記露光光学系3は図
示されていない原稿を走査して得られるスリット状の画
像光、又は画像信号を処理変換したレーザー光などの画
像光3aをミラー3bを介して感光体ドラム1へ照射
し、静電潜像を形成するものである。上記現像装置4
は、現像ローラ4aを有し、該現像ローラ4aにより、
現像容器4c内のトナー4bを現像位置Dに搬送して、
感光体ドラム1上の静電潜像を現像して可視像化し、ト
ナー像を形成するものである。上記転写装置5は、バイ
アス電圧が印加された転写ローラ5aを有し、前記現像
装置4により、感光体ドラム1上に形成されたトナー像
を転写材Pに転写するものである。この転写ローラ5a
は、必要に応じて、転写ローラクリーニング装置5bに
より表面がクリーニングされる。そして、転写装置5に
よるトナー像の転写終了後、前記のごとく、除電装置
7、感光体クリーニング装置6、イレースランプ8によ
り感光体ドラム1は初期化され、再び画像形成工程を遂
行する。
【0052】次に、本発明を適用した帯電装置2の構成
について説明する。図2は、本実施形態の帯電装置2に
用いられる帯電ローラ20の断面図である。この帯電ロ
ーラ20は、回転可能なロール状部材表面に面状電極2
6を設け、かつ、感光体ドラム1との間隔を所望の間隔
にするための間隔形成手段を有している。
【0053】先ず、面状電極26を設けることができる
回転可能なロール状部材(以下、ロール状部材という)
について説明する。図2において、このロール状部材
は、回転軸としての軸部21の外周に、両面接着テー
プ、ホットメルト接着剤などの好都合な第一接着剤22
により、前記軸部の周りに設けられるソフト化層として
の弾性体層23が固定されている。この弾性体層23の
外面には第二接着剤24により電極層25が固定されて
いる。この第二接着層24は、必要に応じて設けられる
ものである。
【0054】上記弾性体層23は、被帯電体としての感
光体ドラム1への機械的負荷低減と均一帯電と帯電の速
度向上のために帯電ローラ20と感光体ドラム1との接
触幅を多く取れるようにするためのものである。このた
め、弾性体層23として、スポンジゴム、ウレタンフォ
ームのごとき樹脂発泡体を使用することができる。この
ように弾性体層23を設けることによって、帯電ローラ
20のソフト化を促進し感光体ドラム1との接触圧を大
幅に低減し、感光体ドラム1の損傷、磨耗を防止し、感
光体ドラム1の耐久性を向上させることができる。
【0055】上記電極層25には、好都合な材として、
弾性を有するシリンダ(円筒体)を使用している。この
円筒シリンダは、導電性を有することが好ましい。弾性
シリンダにより形成される電極層25は、前記弾性体層
23が該弾性シリンダへ挿入されることにより、前記弾
性体層上へ設けられている。この場合、必ずしも第二接
着剤は必要でないが、前記シリンダが軸方向へ移動する
ことを防止するため、弾性体層上には、あらかじめ、シ
リコンゴムなどのゴム系、エポキシやウレタンなど樹脂
系接着剤が設けられることが望ましい。特に、シリコン
RTVやエポキシ系など無溶剤の接着剤は望ましい。
【0056】この電極層25には、帯電、除電を達成す
べく、バイアス電圧が印加されている。ここで、バイア
ス電源(図示せず)より供給される該バイアス電圧は、
帯電ローラ20の電極層25へ直接印加することもでき
るが、この帯電ローラ20は軸周りに回転運動をしてい
るため、電圧印加不良の発生を防止するためには、軸部
21へ印加することが望ましい。従って、帯電ローラ2
0を形成する軸部21、第一接着層22、弾性体層2
3、第二接着層24は、導電性を有することが望まし
い。
【0057】上記弾性体層23の導電化の方法について
触れておく。この弾性体層23は、スポンジゴム、発泡
樹脂のごとき多孔質弾性体より構成されている。このこ
とを踏まえて、次の様な方法を行うことができる。 カーボンブラック、銀、銅、アルミニュームなどより
なる金属微粉体などの導電性微粉体を、材料の発泡前に
あらかじめ含有させた後、発泡させる方法。 金属の真空蒸着、カーボンブラックなど微粉体の物理
的被着による方法。 前記導電性徴粉体を樹脂、シリコンRTVなどのゴム
材へ、例えばトルエンなどの溶剤の分散煤に分散させた
分散液へ前記弾性体層23を浸積する事により、該弾性
体層23へ該分散液をコートし、乾燥硬化させる方法。 ここで、上記の方法においては、導電性微粉体のバイ
ンダーとして、弾性体層23のソフト性を保持するため
にはゴム材が望ましい。このゴム材としては、特に無溶
剤型のシリコンRTVゴムが望ましいバインダーであ
る。
【0058】上記第二接着層24を導電化する方法とし
ては、帯電ローラ20のソフト性を損なわないようにす
るため、弾性ある導電材を使用することが望ましい。例
えば、弾性体層23を導電化する上記の方法で使用さ
れる導電性微粉体を、弾性の有る樹脂やゴム材などをバ
インダーとして、該バインダーに分散させた材を用いる
ことが望ましい。
【0059】次に、電極層25について説明する。図2
において、電極層25には弾性シリンダを用いている。
以下に、弾性シリンダとして使用するのに好ましいもの
の例をいくつか挙げておく。 電鋳(エレクトロフォーミング)により形成されたN
iシリンダ。 カーボンブラックなどの導電材を含有する導電化樹脂
の押し出し法により形成される樹脂シリンダ。 導電化熱収縮チューブを、型材へ収縮させ、この後、
型材より引き抜いて形成したチューブ材。 この導電化熱収縮チューブとしては、カーボンブラッ
ク、金属あるいは、ITOなど無機化合物などの導電性
徴粉体を、熱収縮チューブ製造前に分散させたポリエチ
レン、塩化ビニル、シリコンゴムなどの樹脂、或いは、
天然ゴム、ウレタンゴム、シリコンゴムなどのゴム材が
好都合に使用できる。円柱状型材へカーボンブラック
など導電材を含有させ樹脂、あるいはゴム材を塗設した
後、乾燥、必要に応じて硬化する。この後、前記円柱状
型材より塗設された樹脂を剥離して、得られた樹脂チュ
ーブあるいはゴムチューブも好都合に使用できる。
【0060】上記構成のロール状部材において、その電
極層25としてのシリンダ表面上に面状電極26が設け
られている。以下に、面状電極26について説明する。
本実施形態においては、面状電極26の表面比抵抗を1
12Ωcm以下にしている。これにより、感光体ドラ
ム1の全面帯電はもちろん、感光体ドラム1上に形成さ
れるトナー像の転写材Pへの転写のためのバイアス電圧
印加や感光体ドラム1の初期化を達成する除電を良好に
行うことが可能である。
【0061】面状電極26に使用する材料としては、樹
脂バインダー中に導電性微粉体を分散させた材料、又
は、低抵抗有機高分子化合物などを使用することができ
る。具体的には、樹脂バインダー中に導書性微粉体を分
散させたものとしては、樹脂バインダーとして、エポキ
シ樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコン樹
脂、フッ素樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリイミド、
ポリアミド等を使用し、導電性微粉体として、カーボン
ブラック、金属微粉体を使用することが考えられる。ま
た、低抵抗有機高分子化合物としては、ナイロン、カゼ
イン、セルロースなどが考えられる。
【0062】尚、上記電極層25を導電性にしているた
め、電極層25が面状電極26を兼ねることが出来る。
この場合は、電極層25上へ面状電極26を設ける必要
がなくなるため、帯電ローラ20の構造を簡素化するこ
とができ、帯電ローラ20を低コストで形成することが
できる。また、電極層25にシリンダを使用しているの
で、、面状電極26の精度を向上させることができ、感
光体ドラム1を精度の良く均一に帯電させることができ
る。
【0063】次に、本実施形態の特徴部である間隔形成
手段について説明する。本実施形態の帯電装置において
は、被帯電体である感光体ドラム1表面と上記面状電極
26表面とが対向する位置において、感光体ドラム1表
面と面状電極26表面との間隔を所望の間隔にするため
の間隔形成手段として間隔形成部材Gを有している。図
2において、間隔形成部材Gは、面状電極26上に設け
た凸状部GCから構成されている。この凸状部GCは、
感光体ドラム1表面の均一帯電を達成するために、感光
体ドラム1表面と前記面状電極26とが実質的に接触す
ることがないよう、感光体ドラム1の帯電すべき全ての
面積に渡って均一な間隔が確実に形成できるようにする
ためのものである。このため、面状電極26上に多数の
凸状部(GC1、GC2、GC3…)が、互いに間隔を
有して設けられている。
【0064】感光体ドラム1表面と面状電極26との間
隔GPは、バイアス電圧印加を良好に行って上記現像部
Dにおける現像で高画質の画像を形成できるようにする
ために、好都合な均一帯電ができるような間隔に設定す
る。更に、感光体ドラム1表面と面状電極26との間隔
GPは、空気中のパッシェンの放電開始条件が満たされ
る間隔以上の大きさとなることが望ましい。感光体ドラ
ム1表面と面状電極26との実質的に好ましい間隔GP
は、5〜100μmである。
【0065】凸状部GCの形成方法は、種々考えられ
る。以下に、面状電極26へ凸状部GCを好都合に形成
する方法について説明する。 サンドペーパーなど研磨手段を用いて面状電極26表
面を機械的に粗面化する方法。 無機あるいは有機化合物の微粉末を面状電極26に含
有させる方法。 無機あるいは有機化合物の微粉末を面状電極26表面
へ被着させる方法。 尚、該凸状部GCが被帯電体、例えば感光体ドラム1の
表面に傷など損傷を与え、耐久性を低下させないために
は、面状電極26表面へ被着される前記無機あるいは有
機化合物の微粉末は、球状であることが望ましい。更
に、上記凸状部GCを形成する微粉末に有機高分子化合
物を用いることも好ましい。
【0066】この他、上記凸状部GCを形成する方法と
して、粒状体のバインダー分散体を面状電極26表面に
塗設する方法もある。この際使用するバインダーの表面
比抵抗を10〜1012Ωcmとするのが望ましい。
【0067】また、上記及びの方法において、微粉
末を面状電極26上へ被着させるには、例えば面状電極
26上へ、あらかじめ接着層を設けておき、接着層上へ
前記粒状体を吹き付け接着させることにより達成するこ
とができる。この微粉末を前記面状電極26へ接着させ
るに好ましい接着層材料としては、例えば、エポキシ樹
脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、シリコン樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリカーボネート樹脂など広く選択する
ことができる。尚、前記面状電極26は導電性であるた
め、接着層は、例えば、カーボンブラック、金属微粉末
などの導電性微粉末を含有することにより、導電化され
ていることが望ましい。更に、接着層の表面比抵抗を1
12Ωcm以下とすることも望ましい。
【0068】また、上記接着層に粒状体を被着させると
きには、接着層が粒状体を接着可能な状態になっている
ことが必要である。このため、上記接着層にエポキシ樹
脂など熱硬化樹脂を使用する場合は、硬化前の低粘度状
態であること、トルエンや酢酸ブチルなどの溶剤を含有
させる場合は、被着した粒状体が流動しない程度の粘度
となるように接着層が溶剤を含んでいることが望まし
い。また、接着層にポリエチレンなどの熱可塑性樹脂を
使用する場合は、接着層を前記粒状体が接着可能な粘度
となるよう加熱にすることが望ましい。尚、面状電極2
6上に凸状部GCを形成する方法は、上述の例に限るも
のではない。
【0069】上記凸状部GCは、凸状部GCを通して感
光体ドラム1へ集中放電が発生しない様にするために、
面状電極26よりも高抵抗か、あるいは絶縁性であるこ
とが望ましい。このため、表面比抵抗で10Ωcm以
上の大きさであることが望ましい。
【0070】図3は、以上の構成の帯電ローラ20を有
する帯電装置2を画像形成装置に設けた場合の、帯電ロ
ーラ20と感光体ドラム1の状態を表した図である。こ
の感光体ドラム1は、ハードなドラム状の感光体ドラム
1であり、これに帯電ローラ20が付勢状態でセットさ
れている。この状態において、図3に示すように、帯電
ローラ20に弾性体層23が設けられているため、感光
体ドラム1に対して凸状部GCを介して帯電ローラ20
が弾性変形する。これによって、帯電ローラ20表面
が、帯電位置Cにおいて、感光体ドラム1表面に対して
間隔GPをもって対向し、かつ、間隔GPをもって対向
する領域が所定の幅Wを有するようになる。
【0071】図3の帯電ローラ20を用いることによ
り、面状電極26と感光体ドラム1とが接触しないの
で、集中放電の発生が抑制され、感光体ドラム1の均一
な帯電を安定して達成することができるとともに、感光
体ドラム1の寿命を大幅に向上することができる。ま
た、帯電ローラ20の面状電極26と感光体ドラム1と
の対向領域に幅Wを持たせることにより、感光体ドラム
1の帯電の均一性を向上させることができるとともに、
帯電の速度を上げることができる。
【0072】ここで、本実施形態の画像形成装置におい
ては、帯電ローラ20と感光体ドラム1との表面の線速
に差を付けている。このように、帯電ローラ20と感光
体ドラム1との表面の線速に差を付けることによって、
面状電極26表面に設けた凸状部GCの感光体ドラム1
表面への当接位置が常に移動し、凸状部GCの当接痕が
感光体ドラム1表面に付くことを防止することができ
る。これにより、感光体ドラム1の帯電を不均一にする
恐れのある凸状部GCの当接痕が感光体ドラム1表面に
付かないので、感光体ドラム1の均一な帯電をより確実
に実現させることができる。
【0073】本実施形態においては、感光体ドラム1を
全面帯電する帯電装置2に、本発明の帯電装置を適用し
たものであるが、本実施形態の画像形成装置において
は、帯電装置2のみでなく、転写装置5、必要に応じて
設けられる除電装置7、あるいは、前記イレースランプ
に換わって設ける除電装置7同様の除電装置等にも、表
面部に面状電極26を有する帯電ローラ20を一つ又は
複数個使用することができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1乃至31の帯電装置によれば、
面状電極と被帯電体とが接触しないので、集中放電の発
生が抑制され、被帯電体の均一な帯電を安定して達成す
ることができるとともに、被帯電体の寿命を大幅に向上
することができる。また、被帯電体に近接して設けた面
状電極により、該被帯電体の帯電を行うため、従来のコ
ロナワイアを使用するコロナ帯電装置に比して、印加電
圧を低くすることができ安全性を向上することができ
る。また、コロナ帯電装置に比して人体に有害とされる
オゾンの発生を大幅に抑制できると共に、電流量がを小
さくできるため省エネルギー化に貢献できる。これらに
より、信頼性の優れた帯電装置を提供することができる
という優れた効果がある。
【0075】特に、請求項3乃至31の帯電装置によれ
ば、被帯電体をより均一に帯電できるので、より信頼性
の優れた帯電装置を提供することができるという優れた
効果がある。
【0076】請求項10乃至21、29、30、31の
帯電装置によれば、面状電極と被帯電体表面との間隔を
均一且つ安定に保つことができるので、被帯電体の帯電
を均一且つ安定に行うことができ、より信頼性の優れた
帯電装置を提供することができるという優れた効果があ
る。
【0077】特に、請求項18、20、21、29、3
0、31の帯電装置によれば、軟化した接着層に粒状体
を接着するので、硬化した接着層に粒状体を接着するの
に比して接着が容易となるという優れた効果がある。
【0078】特に、請求項19、20、21、29、3
0、31の帯電装置によれば、硬化不十分状態、軟化状
態、或いは未硬化状態の接着層に粒状体を接着するの
で、硬化した接着層に粒状体を接着するのに比して接着
が容易となるという優れた効果がある。
【0079】特に、請求項22乃至31の帯電装置によ
れば、被帯電体に機械的負荷を与えることが小さく、被
帯電体の劣化や損傷を防止して被帯電体の耐久性を向上
させることができるので、より信頼性の優れた帯電装置
を提供することができるという優れた効果がある。ま
た、面状電極と被帯電体との対向領域を充分広くするこ
とができるので、被帯電体の帯電あるいは除電の均一性
を向上させることができ、より信頼性の優れた帯電装置
を提供することができるという優れた効果もある。更
に、上記対向領域を充分広くすることにより、帯電、除
電の速度を上げることができ、上記電子写真方式の画像
形成装置にこの帯電装置を用いた場合の画像形成速度を
向上させることができるという優れた効果もある。
【0080】請求項25乃至31の帯電装置によれば、
面状電極の精度を向上させることができるので、被帯電
体を精度の良く均一に帯電させることができ、より信頼
性の優れた帯電装置を提供することができるという優れ
た効果がある。
【0081】請求項30及び31の帯電装置によれば、
面状電極表面に設けられた間隔形成部材の当接痕が被帯
電体表面に形成されることを防止して被帯電体の均一な
帯電除電を確実に達成できるようにするので、より信頼
性の優れた帯電装置を提供することができるという優れ
た効果がある。
【0082】特に、請求項31の帯電装置によれば、電
子写真方式の各種装置に用いる帯電装置として、安定し
た性能を発揮することができるという優れた効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる帯電装置を使用した画像形成装
置の概略構成図。
【図2】本実施形態の帯電装置に用いられる帯電ローラ
の断面図。
【図3】本発明にかかる、帯電ローラと感光体ドラムの
対向状態の説明図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電装置 3 露光光学系 4 現像装置 4a 現像ローラ 5 転写装置 5a 転写ローラ 6 感光体クリーニング装置 7 除電装置 8 イレースランプ 20 帯電ローラ 21 軸部 22 第一接着剤 23 弾性体層 24 第二接着剤 25 電極層 26 面状電極 G 間隔形成部材 GC 凸状部 V 電源

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被帯電体表面に面状電極を近接させ、該被
    帯電体電極と該面状電極との間にバイアス電圧を印加す
    ることにより、該被帯電体表面の帯電あるいは除電を行
    う該面状電極を有する帯電装置において、 上記面状電極と、該面状電極と上記被帯電体電極との間
    にバイアス電圧を形成するバイアス電圧印加手段と、該
    バイアス電圧印加手段によるバイアス電圧印加により該
    被帯電体を所定の帯電量に均一に帯電あるいは除電する
    ことを可能にすべく該被帯電体表面と該面状電極表面と
    の間隔を所望の間隔にする間隔形成手段とを設けたこと
    を特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】請求項1の帯電装置において、 前記間隔形成手段を前記面状電極に設けたことを特徴と
    する帯電装置。
  3. 【請求項3】請求項1、2の帯電装置において、 前記面状電極の表面比抵抗を1012Ωcm以下とした
    ことを特徴とする帯電装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2又は3の帯電装置において、 前記面状電極を、導電性微粉体をバインダーに分散させ
    ることにより形成したことを特徴とする帯電装置。
  5. 【請求項5】請求項3の帯電装置において、 前記面状電極を低抵抗の高分子化合物により形成したこ
    とを特徴とする帯電装置。
  6. 【請求項6】請求項5の帯電装置において、 前記面状電極を有機高分子化合物により形成したことを
    特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3、4、5又は6の帯電装
    置において、 前記間隔形成手段によって形成される間隔を、5〜10
    0μmとしたことを特徴とする帯電装置。
  8. 【請求項8】請求項1、2、3、4、5、6又は7の帯
    電装置において、 前記面状電極を、回転軸を有する回転可能なロール状部
    材の表面部に設けたことを特徴とする帯電装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7又は8
    の帯電装置において、 前記被帯電体を、回転可能なドラム形状としたことを特
    徴とする帯電装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7、8
    又は9の帯電装置において、 前記間隔形成手段を、前記面状電極表面に設けた凸状部
    により形成したことを特徴とする帯電装置。
  11. 【請求項11】請求項10の帯電装置において、 前記凸状部を、表面比抵抗が10Ωcm以上の高抵抗
    体、又は絶縁体により構成したことを特徴とする帯電装
    置。
  12. 【請求項12】請求項10又は11の帯電装置におい
    て、 前記凸状部を、前記面状電極表面に互いに独立して存在
    し、且つ、前記被帯電体を均一に帯電可能となる所望の
    間隔に離間している多数の凸状単位により構成したこと
    を特徴とする帯電装置。
  13. 【請求項13】請求項10、11又は12の帯電装置に
    おいて、 前記凸状部を、粒状体を前記面状電極表面へ被着させる
    ことにより構成したことを特徴とする帯電装置。
  14. 【請求項14】請求項10、11又は12の帯電装置に
    おいて、 上記凸状部を、粒状体のバインダー分散体を前記面状電
    極表面に塗設することにより構成したことを特徴とする
    帯電装置。
  15. 【請求項15】請求項14の帯電装置において、 前記凸状部を構成するバインダーの表面比抵抗を、10
    〜1012Ωcmとしたことを特徴とする帯電装置。
  16. 【請求項16】請求項13、14又は15の帯電装置に
    おいて、 前記凸状部を、前記面状電極表面にあらかじめ形成した
    接着層に前記粒状体を接着することにより構成したこと
    特徴とする帯電装置。
  17. 【請求項17】請求項16の帯電装置において、 前記接着層の表面比抵抗を1012Ωcm以下としたこ
    とを特徴とする帯電装置。
  18. 【請求項18】請求項16又は17の帯電装置におい
    て、 前記接着層を熱可塑性にしたことを特徴とする帯電装
    置。
  19. 【請求項19】請求項16又は17の帯電装置におい
    て、 前記接着層を熱硬化性にしたことを特徴とする帯電装
    置。
  20. 【請求項20】請求項13、14、15、16、17、
    18又は19の帯電装置において、 前記粒状体を球形にしたことを特徴とする帯電装置。
  21. 【請求項21】請求項13、14、15、16、17、
    18、19又は20の帯電装置において、 前記粒状体を有機高分子化合物にしたことを特徴とする
    帯電装置。
  22. 【請求項22】請求項8の帯電装置において、 前記ロール状部材を、回転軸、該回転軸に囲繞して設け
    られたソフト化層、該ソフト化層上に設けた電極層によ
    り構成したことを特徴とする帯電装置。
  23. 【請求項23】請求項22の帯電装置において、 前記ソフト化層を、ゴム材、スポンジゴム、又は樹脂発
    泡体により構成したことを特徴とする帯電装置。
  24. 【請求項24】請求項22又は23の帯電装置におい
    て、 前記回転軸及びソフト化層を導電性としたことを特徴と
    する帯電装置。
  25. 【請求項25】請求項22、23又は24の帯電装置に
    おいて、 前記電極層を、弾性を有するシリンダにより構成したこ
    とを特徴とする帯電装置。
  26. 【請求項26】請求項25の帯電装置において、 前記シリンダに、前記回転軸及びソフト化層を挿入した
    ことを特徴とする帯電装置。
  27. 【請求項27】請求項25又は26の帯電装置におい
    て、 前記シリンダ外周面上に、前記面状電極を設けたことを
    特徴とする帯電装置。
  28. 【請求項28】請求項25又は26の帯電装置におい
    て、 前記面状電極を前記シリンダと一体に形成したことを特
    徴とする帯電装置。
  29. 【請求項29】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19、20、21、22、23、24、2
    5、26、27又は28の帯電装置において、 前記面状電極と前記被帯電体とにおける、前記間隔形成
    手段により形成された間隔をもって対向している部分
    が、所定の幅を有することを特徴とする帯電装置。
  30. 【請求項30】請求項8、9、10、11、12、1
    3、14、15、16、17、18、19、20、2
    1、22、23、24、25、26、27、28又は2
    9の帯電装置において、 前記回転可能なロール状部材の表面線速と被帯電体の表
    面線速とに線速差を設けたことを特徴とする帯電装置。
  31. 【請求項31】請求項1、2、3、4、5、6、7、
    8、9、10、11、12、13、14、15、16、
    17、18、19、20、21、22、23、24、2
    5、26、27、28、29又は30の帯電装置におい
    て、 前記被帯電体が、電子写真方式の装置に用いられる感光
    体であることを特徴とする帯電装置。
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JP2013120361A (ja) * 2011-12-08 2013-06-17 Canon Inc 帯電部材及び帯電部材の製造方法

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