JP2000355471A - エレベーター制御装置 - Google Patents

エレベーター制御装置

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JP2000355471A
JP2000355471A JP11169651A JP16965199A JP2000355471A JP 2000355471 A JP2000355471 A JP 2000355471A JP 11169651 A JP11169651 A JP 11169651A JP 16965199 A JP16965199 A JP 16965199A JP 2000355471 A JP2000355471 A JP 2000355471A
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Hiroshi Ando
宏 安藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベーターの保守運転作業の一部を自動作
業とし、特に機械室レスのエレベーターにおいての保守
作業の効率向上と安全確保を行った。 【解決手段】 エレベーターの制御盤内にエレベーター
の保守運転作業を自動的に行うプログラムを登録し、こ
のプログラムは保守作業手順毎に分割して構成され、保
守運転区切りスイッチとして代替えされる乗場釦の操作
により、順次起動することにより効率の良い保守作業を
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベーターの
保守作業の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のエレベーターの構成を示す
昇降路断面図である。また、図5は図4の従来のエレベ
ーターでの保守作業の手順を示したフローチャートであ
る。
【0003】図4において、1はエレベーターの機械
室、2はエレベーターを駆動する巻上機、3はエレベー
ターを駆動制御する制御盤、4は昇降路、5は昇降路4
内を昇降するかご、6はエレベーターの保守作業を行う
保守員である。また、61は利用者がかご5に乗降する
時に待機する乗場、62は乗場61においてかご5に利
用客が乗降するための扉である。
【0004】図5は従来のエレベーターの保守作業の手
順の一例を示したフローチャートである。図4における
機械室1内の巻上機2、制御盤3等の機能動作を確認し
た後、続いて昇降路4内の機器を点検する手順となって
いる。先ず、機械室1での点検として保守員6は、図5
のフローチャートの保守作業の手順ステップ31で、制
御盤3内に設置された図示しない運転スイッチの操作に
よりエレベーターを運転する。この運転動作で巻上機2
の異音発生等、機械室内の機器に異常が無いかを点検す
るものである。
【0005】その後、昇降路4内機器の点検の為、かご
5の天井の上部(以後かご上と記述する)に乗場61か
ら乗り込むため、機械室1で制御盤3を操作する。即
ち、ステップ32でエレベーターを通常より低い速度で
走行させる、いわゆる手動運転モードに切換え、次にス
テップ33で保守員6が乗場61から、かご上に乗り込
める最適な位置まで、巻上げロープ等にあらかじめ印し
たその目印の位置を頼りにかご5を運転する。そして、
保守員6は機械室1から乗場61に移動した後、ステッ
プ34で乗場61から扉62を開け、かご上に乗り込み
かご上でエレベーターを運転操作してかご5を昇降し、
昇降路4内の機器の保守作業を実施する。
【0006】一方近年、ビル建築の設計自由度の向上、
あるいは省スペースを目的として、エレベーターの機械
室スペースを必要としない機械室レスエレベーターが出
現してきている。図6は機械室レスエレベーターの昇降
路断面図の一例である。図6において、7は乗場釦、8
は昇降路のピットである。
【0007】この機械室レスエレベーターの制御盤3
は、図6に示すように昇降路4内のピット8近辺に設置
されるため、例えば保守運転を行うために制御盤でその
運転動作モードを切換えたりする場合に、頻繁に保守員
6がピット8内に出入りする必要が生じてしまうと共
に、ピット8内で作業する保守員6の頭上でかご5を走
行させることとなる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、従来のエレベ
ーターの保守作業においての問題点は、作業内容によっ
て作業する場所とその為にエレベーターを操作する場所
がその都度変化するため、乗場と機械室間、またはかご
と機械室間での保守員の移動作業が生じ、保守作業効率
が悪かった。また、一連の保守作業手順を保守員が記憶
しておく必要があり、保守作業のぬけ等が発生するケー
スがあった。
【0009】更に、機械室レスエレベーターにおいては
制御盤のスイッチ操作を行うために足場の悪いピット内
に保守員が入る機会が増え、通常のエレベーター以上に
保守の作業性が悪化してしまうという問題点があった。
【0010】本発明は、この従来技術の課題を解決する
ためになされたもので、エレベーターの保守に伴う保守
作業の作業効率を上げるためになされたものであり、保
守作業時間の短縮化を目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明における
エレベーター制御装置は、保守点検作業の所定の動作手
順を記憶搭載し、前記動作手順に従ってエレベーターを
運転操作する保守運転動作プログラムと、前記保守運転
動作プログラムを起動する保守モードスイッチと、起動
された一連の前記保守運転動作プログラムを保守動作の
手順毎に分割し、前記分割された保守動作手順のプログ
ラムを手順通りに継続あるいは中断する保守運転区切り
スイッチとを有するようにしたものである。
【0012】請求項2の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守モードスイッチあるいは保守運転区切りス
イッチの少なくとも一つを、エレベーターの乗場、もし
くはかご内に設置するようにしたものである。
【0013】請求項3の発明におけるエレベーター制御
装置は、通常の定格速度で運転する自動運転モードと、
前記自動運転モードより低速度で走行停止運転する手動
運転モードとを切換える手動切換えスイッチを備え、保
守運転プログラムを実行中に前記手動切換えスイッチを
手動側に操作して、前記保守運転プログラムの実行を中
断するようにしたものである。
【0014】請求項4の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守運転動作プログラムは複数の種類からな
り、保守モードスイッチの操作の仕方によって、運転す
る前記保守運転動作プログラムの種類を選択するように
したものである。
【0015】請求項5の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守運転動作プログラムが実施されると、エレ
ベーターの乗場、もしくはかご内に配設の操作釦を保守
運転区切りスイッチに同等の操作釦として認識できるよ
うにしたものである。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
におけるエレベーターの全体図である。図2は、この発
明におけるエレベーター動作プログラムの構成図であ
る。図3は、この発明におけるエレベーターの自動保守
運転動作プログラムのフローチャートであって、一つの
保守作業の一例を示すものである。
【0017】図1は、図6と同様機械室レスエレベータ
ーであって、図1において、2はエレベーターを駆動す
る巻上機、3はエレベーターを駆動制御する制御盤、4
は昇降路、5は昇降路4を昇降するかご、6はエレベー
ターの保守作業を行う保守員、7は乗場に設けられエレ
ベーターのかご5を呼び寄せる乗場呼び釦(乗場釦)、
9は最下階の乗場に設けられた通常のエレベーター運転
動作の制御から自動保守運転動作の制御に切換える保守
モードスイッチ、10は自動保守運転動作の区切り毎
に、その完了状態を制御盤3側に伝え、次の動作に移行
させる保守運転区切りスイッチである。
【0018】尚、保守運転区切りスイッチ10はかご5
に設置することも可能であるが、本図では乗場に設置し
た例を示す。図2において、30は通常のエレベーター
動作プログラム、11は本発明によって追加された複数
の保守運転動作プログラムであり、複数機能パターンの
保守運転動作プログラムが格納されている。
【0019】本図ではN個の保守運転動作プログラムが
格納されている例を示す。詳細は記さないが複数の保守
運転動作プログラム11は制御盤3内の制御基板上のメ
モリ内に格納されており、エレベーター制御盤3内の図
示しない中央演算処理装置から読み出されて実行され
る。
【0020】次に、図1〜図3を用いてその動作を説明
する。例えば保守員6が図2の複数の保守運転動作プロ
グラム11中のエレベーター保守運転動作プログラムを
選択する場合について説明する。例えば、エレベーター
保守運転動作プログラム領域1番目のプログラムは、手
順1でピット8内機器の点検動作の運転を行い、手順2
でかご上へ保守員6が乗り込むためにかご5を乗り込め
る位置へ移動運転させる一連の保守動作の運転プログラ
ムを示すものとする。
【0021】先ず、保守員6は保守作業を開始するにあ
たって最下階の乗場61で保守モードスイッチ9を押下
する。これにより、エレベーター制御盤3内の図示しな
い中央演算処理装置は、図3のステップ12において保
守モードスイッチ9が押下されたかどうかの判定を行
い、押下された場合にはエレベーターの運転動作を通常
のエレベーター運転から保守運転動作モードへと切換え
ることにより、自動保守運転動作を実行し、次のステッ
プ13へと動作を移す。
【0022】また、押下されなかった場合には、中央演
算処理装置はステップ51へと動作を移し、その後ステ
ップ51で通常のエレベーター運転の継続を指定して、
この保守運転動作モードから、何もせずに抜け出る。次
にステップ13で、前記中央演算処理装置はエレベータ
ー保守運転動作プログラムを一つ選択決定する。
【0023】その保守運転動作プログラムを選択する方
法としては、例えば保守員6が保守モードスイッチ9を
押下した回数(n回)で、図2のエレベーター保守運転
動作プログラム領域において回数nに対応する番号
(n)番目のプログラムを一つ選択するものとする。そ
の後、中央演算処理装置はステップ14へと動作を移
す。
【0024】次に、ステップ14では保守運転動作プロ
グラムを何らかの理由で中断させることのできる、中断
の為への条件を示す。即ち、ステップ14で中央演算処
理装置はエレベーターのかご5を手動で運転するモード
すなわち手動運転モードであるかどうかを判定し、手動
運転モードでない場合には次のステップ15へと動作を
移す。
【0025】また、手動運転モードの場合には、ステッ
プ52へと動作を移しステップ52で、中央演算処理装
置はエレベーターの運転を手動運転へと切換えることに
より、自動保守運転動作を中断させることができる。
【0026】その後、この図3のフローチャートには示
していないがエレベーターの運転モードを、保守員6の
操作によって手動運転モードから自動運転モードに切換
えることで通常のエレベーター運転に戻すことができ
る。
【0027】保守運転動作プログラムは、保守運転区切
りスイッチ10の操作を得て、順次進行させるもので、
次のステップ15では、保守員6によって保守運転区切
りスイッチ10が押下されたかどうかを中央演算処理装
置が判定し、保守運転区切りスイッチ10が押下された
場合には、その後ステップ16へと動作を移す。
【0028】また、保守運転区切りスイッチ10が押下
されなかった場合には、前記のステップ14へと戻り、
エレベーターの運転が手動運転モードかどうかの判定動
作に入り、その後は前述した動作を繰り返し、保守員6
からの指示を待つ。次にステップ16で、中央演算処理
装置は前述したステップ13によってエレベーター保守
運転動作プログラム領域1〜Nの中から一つ選択決定し
たプログラム、例えばエレベーター保守運転動作プログ
ラム領域(n)番目のプログラムの手順1のプログラム
を実行する。
【0029】ここで、例えばエレベーター保守運転動作
プログラム領域(n)番目の手順1のプログラム実行に
よる動作は、ピット8内機器の動作確認のために、エレ
ベーターのかご5を自動的に最上階と2階の間で往復運
転の繰り返しを行い、このエレベーターの動作中に保守
員6は1階の乗場61の扉62を開けた状態で、ピット
8内機器の動作を確認すると共に、エレベーターの運転
動作に伴う、異音の聞き取りの調査を行うものとする。
【0030】この自動保守運転動作を行う手順1のプロ
グラムを実行終了後、中央演算処理装置は次のステップ
17へと動作を移す。ステップ17では、エレベーター
のかご5の運転が手動で運転できるモードすなわち手動
運転モードかどうかを判定し、手動運転モードでない場
合には、次のステップ18へと動作を移し、手動運転モ
ードに切換っている場合には、ステップ52へと動作を
移す。
【0031】また、このステップ52で、中央演算処理
装置は、エレベーターの運転を自動保守運転動作から手
動運転に切換えたことによって、本保守プログラムが中
断される。その後、保守員6は手動運転の操作を終え
て、通常のエレベーター運転へと戻すことができる。
【0032】次に中断させない場合、ステップ18で
は、保守員6によって保守運転区切りスイッチ10が押
下されたかどうかを中央演算処理装置が判定し、保守運
転区切りスイッチ10が押下されることで、次のステッ
プ19へと動作を移すことができる。また、保守運転区
切りスイッチ10が押下されなかった場合は、前記のス
テップ17へと戻り、保守員6からの指示を待つ。
【0033】次にステップ19では、中央演算処理装置
は、前述したエレベーター保守運転動作プログラム領域
(n)番目の手順1のプログラムを終了し、その後、ス
テップ20へと動作を移す。次にステップ20では、中
央演算処理装置はエレベーター保守運転動作プログラム
領域(n)番目の手順2のプログラムを実行する。
【0034】ここで、例えばエレベーター保守運転動作
プログラム領域(n)番目の手順2のプログラムの実行
による動作は、保守員6が保守点検に伴いかご上に乗り
込む時に、かご上に保守員6が乗り込める位置まで自動
的にエレベーターのかご5を走行させた後、かご5を自
動的に停止させるものである。
【0035】これにより、保守員6が保守点検に伴いか
ご上に乗り込むことが可能となる。この後、中央演算処
理装置はエレベーター保守運転動作プログラム領域
(n)番目の手順2のプログラムを終了し、次にステッ
プ21へと動作を移す。
【0036】次にステップ21で、保守員6がエレベー
ターのかご上に乗り、かご5を手動で運転するモードす
なわち手動運転モードにすると、中央演算処理装置はエ
レベーター保守運転動作プログラムを終了して、一連の
自動保守運転動作を完了する。本例では、一つの保守運
転動作プログラムが二つの手順プログラムを持っている
例を示したが、一つのみの手順プログラムあるいは二つ
以上の手順プログラムを持っていても良く、この時の一
つ一つの手順プログラムの起動をその都度保守運転区切
りスイッチ10を押下することで対応することができ
る。
【0037】また、本例では、保守運転区切りスイッチ
10を各階に設置したが、保守員6以外の人による保守
運転区切りスイッチ10のいたずら押下によっての保守
運転動作に伴う危険を防止する為に、保守モードスイッ
チ9と、すなわち保守作業を行う階にのみ一つ保守運転
区切りスイッチ10を設置し、いたずらの危険防止によ
る安全性を確保しても良い。
【0038】また、前述の危険を防止する意味で、保守
員6の所持する鍵のみスイッチを押下できる鍵付きの保
守運転区切りスイッチ10に変更しても良い。当然この
時は、保守運転区切りスイッチ10は各階に設けても良
いこととなる。尚、保守モードスイッチ9は本例では、
最下階の乗場に設けた例で説明したが、実際には、他の
階に設置しても良く、例えば最上階に設置しても良い。
また、保守モードスイッチ9をかご5内に設置しても良
い。
【0039】実施の形態2.実施の形態1では、エレベ
ーターの乗場61に保守運転区切りスイッチ10、保守
モードスイッチ9を設置するものとして、説明してきた
が、保守運転区切りスイッチ10は通常の乗場釦7で兼
用することとしてもかまわない。この場合、保守運転区
切りスイッチ10は全ての階において設置不要となり、
保守モードスイッチ9のみを特定の階に一つだけ設置す
れば良いこととなる。
【0040】これは、保守員6が特定の階の保守モード
スイッチ9を押下すると、この時エレベーターの中央演
算処理装置は保守運転動作モードに入ることとなる、す
なわち保守運転動作モード時において押下される乗場釦
7からの信号は保守運転区切りスイッチ10を押下時の
信号と同等の信号と定義しておけば、保守運転動作モー
ド時でない通常のエレベーター運転モード時に押下する
乗場釦7の信号とは区別された異なる信号として見分け
ることができるからである。
【0041】尚、それ以降は、中央演算処理装置は実施
例1と同様の手順で保守運転動作プログラムを進めて行
くことができる。以上により、保守運転区切りスイッチ
10は、乗場釦7もしくは、かご5内の釦で代用するこ
とができたこととなる。
【0042】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に示すような効果を奏する。請求項
1の発明におけるエレベーター制御装置は、保守点検作
業の所定の動作手順を記憶搭載し、前記動作手順に従っ
てエレベーターを運転操作する保守運転動作プログラム
と、前記保守運転動作プログラムを起動する保守モード
スイッチと、起動された一連の前記保守運転動作プログ
ラムを保守動作の手順毎に分割し、前記分割された保守
動作手順のプログラムを手順通りに継続あるいは中断す
る保守運転区切りスイッチとを有するようにしたので、
保守員による保守作業時のスイッチ操作で保守の手順プ
ログラムを最適に実行でき、保守員の最も適した場所及
び、作業順序で保守ができ、例えば乗場と機械室、また
かご室と機械室の間等で移動作業が生じない様に保守が
でき、保守作業効率が向上する。
【0043】更に一連の保守作業手順を保守員が記憶し
ておく必要がなく、保守作業のぬけ等も発生しない。ま
た、機械室レスエレベーターにおいては、比較的足場の
悪いピット内に、できる限り保守員が入らずに保守作業
を進めることができる。
【0044】請求項2の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守モードスイッチあるいは保守運転区切りス
イッチを、エレベーターの乗場もしくは、かご内に配設
するようにしたので、どの階の乗場からでも、保守動作
の為の操作を行うことができ、保守の作業効率を向上で
きる。
【0045】請求項3の発明におけるエレベーター制御
装置は、通常の定格速度で運転する自動運転モードと、
前記自動運転モードより低速度で走行停止運転する手動
運転モードとを切換える手動切換えスイッチを備え、保
守運転プログラムを実行中に前記手動切換えスイッチを
手動側に操作して、前記保守運転プログラムの実行を中
断するようにしたので、保守員の判断により、必要時い
つでも自由に保守運転プログラムを中断することがで
き、保守の作業効率を向上できる。
【0046】請求項4の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守運転動作プログラムが複数の種類からな
り、保守モードスイッチの操作の仕方によって、運転す
る前記保守運転動作プログラムの種類を選択するように
したので、保守員の判断により、ビルの状況、時期等に
合わせて必要な保守運転プログラムを適宜に実行でき、
保守の作業効率を向上させることができる。
【0047】請求項5の発明におけるエレベーター制御
装置は、保守運転動作プログラムが実施されると、エレ
ベーターの乗場、もしくはかご内に設置の操作釦を保守
運転区切りスイッチ同等の操作釦として認識できるよう
にしたので、特別に各乗場やかご内に新規の操作釦を追
加設置する必要がなく、工事費の削減を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるエレベーターの全体図。
【図2】 この発明によるエレベーター動作プログラム
の構成図。
【図3】 この発明による自動保守運転動作プログラム
の一例を示すフローチャート。
【図4】 従来のエレベーターの全体図。
【図5】 従来のエレベーターでの保守手順の一例を示
すフローチャート。
【図6】 従来の機械室レスエレベーターの全体図。
【符号の説明】
3 エレベーターの制御装置、5 エレベーターのか
ご、7 乗場釦、9 保守モードスイッチ、10 保守
運転区切りスイッチ、11 複数の自動保守運転動作プ
ログラム。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保守点検作業の所定の動作手順を記憶搭
    載するエレベーターの制御装置において、前記動作手順
    に従ってエレベーターを運転操作する保守運転動作プロ
    グラムと、前記保守運転動作プログラムを起動する保守
    モードスイッチと、起動された一連の前記保守運転動作
    プログラムを保守動作の手順毎に分割し、前記分割され
    た保守動作手順のプログラムを手順通りに継続あるいは
    中断する保守運転区切りスイッチとを備えたことを特徴
    とするエレベーター制御装置。
  2. 【請求項2】 保守モードスイッチあるいは保守運転区
    切りスイッチの少なくとも一つは、エレベーターの乗
    場、もしくはかご内に設置することを特徴とする請求項
    1記載のエレベーター制御装置。
  3. 【請求項3】 通常の定格速度で運転する自動運転モー
    ドと、前記自動運転モードより低速度で走行停止運転す
    る手動運転モードとを切換える手動切換えスイッチを備
    え、保守運転プログラムを実行中に前記手動切換えスイ
    ッチを手動側に操作して、前記保守運転プログラムの実
    行を中断することを特徴とする請求項1記載のエレベー
    ター制御装置。
  4. 【請求項4】 保守運転動作プログラムは複数の種類か
    らなり、保守モードスイッチの操作の仕方によって、運
    転する前記保守運転動作プログラムの種類を選択するこ
    とを特徴とする請求項1記載のエレベーター制御装置。
  5. 【請求項5】 保守運転動作プログラムが実施される
    と、エレベーターの乗場、もしくはかご内に配設の操作
    釦を保守運転区切りスイッチに同機能の操作釦として認
    識することを特徴とする請求項1記載のエレベーター制
    御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1466853A1 (de) * 2003-04-07 2004-10-13 Inventio Ag Verfahren zur Wartung eines Aufzuges
JP2005272048A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Bunka Shutter Co Ltd エレベータ用防災シャッター装置の手動切換装置
CN100333990C (zh) * 2004-05-12 2007-08-29 株式会社日立制作所 电梯装置
US10703608B2 (en) 2015-07-13 2020-07-07 Otis Elevator Company Deterrent device inhibition key

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