JP2000353267A - 自動取引方法および自動取引装置並びに記録媒体 - Google Patents

自動取引方法および自動取引装置並びに記録媒体

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JP2000353267A
JP2000353267A JP16346499A JP16346499A JP2000353267A JP 2000353267 A JP2000353267 A JP 2000353267A JP 16346499 A JP16346499 A JP 16346499A JP 16346499 A JP16346499 A JP 16346499A JP 2000353267 A JP2000353267 A JP 2000353267A
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cash
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Hideki Taira
秀樹 平
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PFU Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は現金を扱う自動取引装置の運用方法
を改善し、通常の取引と保守での擬似的な取引とを区別
して円滑な取引きを実現する自動取引方法および自動取
引装置並びに記録媒体を提供する。 【解決手段】 本発明では自動取引装置の扉が開かれた
時に、現金徴収メカ部での入出金を停止させ、その後、
扉が閉じられた時に、暗証番号を入力させ、予め登録の
暗証番号と一致したら、現金徴収メカ部での入出金を再
開させた。また、取引開始、取引終了、取引情報取り出
しのコマンドを通常の取引と、保守での擬似的な取引き
とで変えて、保守時の擬似的な取引の場合の取引開始と
取引終了の間の取引情報は通常の取引とは別の格納域に
格納し、取り出しできるようにした。一方、自動取引装
置の扉が閉じられた時に、現金徴収メカ部が初期化済み
かを判別して初期化されていない場合、初期化を自動的
に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は現金を扱う自動取引
装置の運用方法を改善し、通常の取引と保守での擬似的
な取引とを区別して円滑な取引きを実現する自動取引方
法および自動取引装置並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】現金を扱う自動取引装置21は、一般的
に図6のような構成をしている。
【0003】上位制御部22はアプリケーションプログ
ラムと上位制御プログラムを持ち、アプリケーションプ
ログラムが実行されて上位制御プログラムに指示するこ
とで自動取引装置21の持つ各種サービスが提供され
る。また、上位制御プログラムはアプリケーションプロ
グラムの指示に従ってディスプレイ部23の入出力制御
や現金徴収制御部24への各種コマンド発行と現金徴収
制御部24からの応答処理を行う。
【0004】ディスプレイ部23は自動取引装置21の
各種操作メニューや操作結果の表示並びに入力操作に使
用される。
【0005】現金徴収制御部24は、上位制御部22か
らのコマンドを解釈しての現金徴収メカ部26の制御、
上位制御部22への処理結果の応答、現金徴収メカ部2
6から入出金された金額の計算、取引情報の取引情報格
納域25への格納と取り出しを行う。
【0006】取引情報格納域25は自動取引装置21の
入出金データや売上金累計等のデータ格納用に設けられ
た領域である。
【0007】現金徴収メカ部26は、現金の受入れ、払
い出し、保管を行う。
【0008】扉27は自動取引装置21の内部に保管さ
れる現金の補充や回収、保守時に開閉される扉である。
【0009】さて、現金を扱う自動取引装置21では通
常、釣札、釣銭用の現金補充及び売上金の回収が定期的
に必要となる。ここで、管理者の行う現金補充及び回収
に関わる処理を図6の構成図と図7のフローチャートを
基に以下に説明する。
【0010】ステップST31:ディスプレイ部23か
ら取引終了操作を行い、取引を一旦終了させる。
【0011】ステップST32:自動取引装置21の扉
27を開く。
【0012】ステップST33:現金徴収メカ部26に
保管の釣札、釣銭用の現金の補充及び売上金の回収を行
う。
【0013】ステップST34:自動取引装置21の扉
27を閉じる。
【0014】ステップST35:ディスプレイ部23か
ら取引開始操作を行い、取引を再開させる。
【0015】また、自動取引装置21では通常、システ
ム管理上又は保守上の理由から取引情報が内部に格納さ
れる。図6では取引情報格納域25に格納される。
【0016】ここで、取引情報の一例を図8を基に説明
すると、まず、入出金データは紙幣1枚、硬貨1個の投
入や払い出しが行われる都度追加されて格納されるデー
タである。例では上から800円入金され、70円払い
だされ、1000円入金され、700円払いだされたこ
とを示している。これは、システム管理上の用途では利
用者から自動取引装置21に所定の金額を投入したのに
商品が出てこないとか、釣札、釣銭が不足等のクレーム
の確認に利用される。格納されている取引情報をディス
プレイ部23に表示させて利用者の言う入金金額より格
納された取引情報の入金データが少ない場合は投入した
紙幣や硬貨が受入れ経路で止まっている可能性があると
の原因究明に使用できる。
【0017】一方、売上金累計はこの自動取引装置21
での売上げの累計が上書きされて格納される。現金を回
収の都度、消去すれば、自動取引装置21の前回現金回
収時以降の売上金累計を見る場合に利用できる。さらに
無効売上げ金額は現金徴収メカ部26に入金や払出し途
中で異常が発生した場合、その時までに入金された金額
や払い出しが残っている金額で利用者のお金が無効取引
金額として格納される。このデータを管理者がディスプ
レイ部23に表示させて見ることで利用者に損金を起こ
させず、入金額や未払い金を返却できる。
【0018】さて、ここで、取引情報の格納処理を図9
のフローチャートを基に説明すると以下のようになる。
【0019】ステップST41:現金徴収制御部24は
上位制御部22から取引開始コマンドを受信すると、現
金徴収メカ部26での現金受入れ、払い出しを可能とす
る。これによって、取引情報の格納が可能となる。
【0020】ステップST42:現金徴収メカ部26で
の入金又は出金が行われた場合はステップST43に進
み、そうでなければステップST44に分岐する。
【0021】ステップST43:現金徴収制御部24は
現金徴収メカ部26からの入出金データ等の通知を基に
取引情報を取引情報格納域25に格納する。
【0022】ステップST44:現金徴収制御部24は
上位制御部22から取引終了コマンドを受信すると取引
情報の格納処理を終了する。そうでなければステップS
T42に戻る。
【0023】以上のように、自動取引装置21が取引中
の間、取引情報格納域25に取引情報が格納される。
【0024】なお、自動取引装置21では現金徴収メカ
部26等に異常が発生した場合の保守作業において、異
常動作の再現や修復後の確認のため、擬似的に自動取引
装置21に取引きを行わせ、入金や払い出しを行うこと
がある。
【0025】また、自動取引装置21の現金徴収メカ部
26の故障修復を行った場合、現金徴収メカ部26の初
期化を行うことが必要である。
【0026】ここで、現金徴収メカ部26の故障修復後
から取引再開までの処理を図10のフローチャートを基
に以下に説明する。
【0027】ステップST51:保守員は故障修復後、
自動取引装置21の扉27を閉じる。
【0028】ステップST52:管理者はディスプレイ
部23から現金徴収メカ部26の初期化操作を行う。
【0029】ステップST53:現金徴収メカ部26の
初期化が実行される。
【0030】ステップST54:管理者はディスプレイ
部23から取引開始操作を行い、取引開始処理を実行す
る。この結果、自動取引装置21の取引が再開される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法の場合、以下のような問題がある。
【0032】まず、釣札、釣銭用の現金補充や回収作業
に当たっては、一旦取引きを終了させ、作業後、取引き
開始の操作を必要として中断時間が長くなり、利用者の
多い自動取引装置21ではサービス低下を招くという問
題があった。
【0033】また、自動取引装置21の取引情報は保守
作業で障害再現や修復確認のため擬似的に取引きを行わ
せ、入金や払い出しを行った場合も更新や追加が行われ
る。このため、入出金データに保守作業での入出金デー
タが混在して記録されて、区分ができずに利用者クレー
ムの確認用データとして利用できなかったり、売上金累
計に保守作業での擬似的な取引きでの入金も加算され
て、回収された売上金額と合わなくなり、取引情報が通
常取引のデータとして不当になるという問題があった。
【0034】一方、自動取引装置21の現金徴収メカ部
26の故障修復を行った場合、現金徴収メカ部26の初
期化を行うことが必要のため、管理者は取引再開に当た
ってまず初期化操作を行うことが必要でその分、取引再
開に時間がかかるという問題があった。
【0035】そのため本出願の課題を列記すると以下の
通りである。
【0036】自動取引装置の現金の補充、回収に関わる
利用者の待ち時間を短縮できること。
【0037】自動取引装置の取引情報が保守作業での擬
似的な取引によって不当データとならないこと。
【0038】自動取引装置の現金徴収メカ部の故障修復
を行った場合に、修復後の利用可となるまでの時間を短
縮できること。
【0039】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために本発明では、以下の方法を提案した。
【0040】まず、自動取引装置の取引中に扉が開かれ
た時に、現金徴収メカ部での入金や払い出しを停止さ
せ、その後、扉が閉じられた時に、暗証番号を入力さ
せ、予め登録の暗証番号と一致したら、現金徴収メカ部
での入金や払い出しを再開させた。これによって、現金
補充や回収に関わる取引停止、取引開始の操作を不要と
して、現金取引の安全性を確保しながら、利用者の待ち
時間を短縮できるようにしている。
【0041】また、自動取引装置の取引開始、取引終
了、取引情報取り出しのコマンドを通常の取引と、保守
での擬似的な取引きとで変えて、保守での擬似的な取引
の場合の取引開始と取引終了の間の取引情報は通常の取
引とは別の格納域に格納し、取り出しできるようにし
た。これによって通常の取引での取引情報が不当データ
となるのを防止し、かつ、保守でも保守用の取引情報を
利用できるようにしている。
【0042】一方、自動取引装置の扉が閉じられた時
に、現金徴収メカ部が初期化済みかを判別して、初期化
されていない場合は初期化を自動的に行うようにしてい
る。これによって、管理者の初期化操作を不要として、
利用可となるまでの時間をその分短縮できるようにして
いる。
【0043】
【発明の実施の形態】図1は本発明の原理構成図であ
る。
【0044】本発明の自動取引装置1は上位制御部2、
入出力部3、現金徴収制御部4、現金徴収メカ部6、扉
7、扉開閉センサ部9から構成されている。
【0045】上位制御部2はアプリケーションプログラ
ムと上位制御プログラムを持ち、アプリケーションプロ
グラムが実行されて上位制御プログラムに指示すること
で自動取引装置1の持つ各種サービスが提供される。ま
た、上位制御プログラムはアプリケーションプログラム
の指示に従って入出力部3の入出力制御や現金徴収制御
部4への各種コマンド発行と現金徴収制御部4からの応
答処理を行う。
【0046】入出力部3は自動取引装置1の各種操作メ
ニューや操作結果の出力と入力操作に使用される。
【0047】現金徴収制御部4は、上位制御部2からの
コマンドを解釈しての現金徴収メカ部6の制御、上位制
御部2への処理結果の応答、現金徴収メカ部6から入出
金された金額の計算、取引情報の取引情報格納域5又は
保守用取引情報格納域8への格納と取り出しを行う。
【0048】取引情報格納域5は通常の取引における入
出金データや売上金累計等の取引情報格納用に設けられ
た領域である。
【0049】保守用取引情報格納域8は保守作業での擬
似的な取引における入出金データや売上金累計等の取引
情報格納用に設けられた領域である。
【0050】現金徴収メカ部6は、現金の受入れ、払い
出し、保管を行う。
【0051】扉7は自動取引装置1の内部に保管される
現金の補充や回収、保守時に開閉される扉である。
【0052】扉開閉センサ部9は扉の開閉状態を一定時
間間隔で監視し、現金徴収制御部4に報告する。
【0053】ついで、現金を扱う自動取引装置の運用を
改善し、保守と取引きを区別して円滑な取引きを実現す
る自動取引を図1の構成図を基に以下に説明する。
【0054】現金徴収制御部4は、扉開閉センサ部9か
ら扉7が開かれたとの通知を受けると、現金徴収メカ部
6での入金や払い出しを停止させ、上位制御部2に取引
の停止を通知し、その後、扉開閉センサ部9から扉7が
閉じられたとの通知を受けると、上位制御部2に暗証番
号の入力を指示し、入力された暗証番号が予め上位制御
部2内に登録した暗証番号と一致したとの上位制御部2
からの通知を受けると、現金徴収メカ部6での入金や払
い出しを可能とし、上位制御部2に取引再開を促した。
これによって、現金補充や回収に関わる取引停止、取引
開始の操作を不要として、現金取引の安全性を確保しな
がら、利用者の待ち時間を短縮できるようにしている。
【0055】また、現金徴収制御部4は、上位制御部2
から受ける取引開始、取引終了、取引情報取り出しのコ
マンドが通常の取引用のコマンドか、保守での擬似的な
取引き用のコマンドかを判別して、通常の取引用の取引
開始コマンドを受けてから、通常の取引用の取引終了コ
マンドを受けるまでの間は取引情報を取引情報格納域5
に格納し、通常の取引用の取引情報取り出しのコマンド
を受けた場合は取引情報格納域5から該当データを取り
出すようにした。一方、保守での擬似的な取引用の取引
開始コマンドを受けてから、保守での擬似的な取引用の
取引終了コマンドを受けるまでの間は取引情報を保守用
取引情報格納域8に格納し、保守での擬似的な取引用の
取引情報取り出しのコマンドを受けた場合は保守用取引
情報格納域8から該当データを取り出すようにした。こ
れによって通常の取引での取引情報が不当となるのを防
止し、かつ、保守でも保守用の取引情報を利用できるよ
うにしている。
【0056】さらに、現金徴収制御部4は、扉開閉セン
サ部9から扉7が閉じられたとの通知を受けた時、現金
徴収メカ部6が初期化済みかを調べて、初期化されてい
ないと判別した場合は、初期化を行っている。これによ
って、管理者による入出力部3からの初期化操作を不要
として、利用可となるまでの時間をその分短縮できるよ
うにしている。
【0057】なお、現金を扱う自動取引装置の運用方法
を改善し、保守と取引きとを区別して円滑な取引きを実
現できる以下の機能を実現するためのプログラムをコン
ピュータ読み取り可能な種々のプログラム記録媒体に記
録する。
【0058】扉開閉センサ部9が扉7開放を検知した場
合に取引き処理を停止し、扉開閉センサ部9が扉7が閉
じられたことを検知した場合に暗証番号を入力させて、
予め登録の暗証番号と一致した場合に取引き処理を再開
させる機能。
【0059】取引情報を、通常取引の場合は取引情報格
納域5に、保守時の擬似的な取引の場合は保守用取引情
報格納域8に、分けて格納でき、かつ、取引情報格納域
5または保守用取引情報格納域8から選んで取り出しで
きる機能。
【0060】扉開閉センサ部9が扉7が閉じられたこと
を検知した時に、現金徴収メカ部6が初期化済みかを判
別して、初期化されていない場合は初期化を行う機能。
【0061】
【実施例】続いて本発明の一実施例を図面を基に説明す
る。ここでは自動取引装置の一種である証明書自動発行
機を例に説明している。証明書自動発行機とは、大学で
の学生割引証や成績証明書、自治体での住民票、戸籍謄
本等各種証明書が利用者の簡単な操作で発行できる装置
である。
【0062】まずは図2の実施例における証明書自動発
行機11の構成図を説明する。この装置は上位制御部
2、ディスプレイ部12、現金徴収制御部4、現金徴収
メカ部6、扉7、扉開閉センサ部9で構成されている。
【0063】上位制御部2はアプリケーションプログラ
ムと上位制御プログラムを持ち、アプリケーションプロ
グラムが実行されて上位制御プログラムに指示すること
で証明書自動発行機11の持つ各種サービスが提供され
る。また、上位制御プログラムはアプリケーションプロ
グラムの指示に従ってディスプレイ部12の入出力制御
や現金徴収制御部4への各種コマンド発行と現金徴収制
御部4からの応答処理を行う。
【0064】ディスプレイ部12は証明書自動発行機1
1の各種操作メニューや操作結果の表示並びに入力操作
に使用される。
【0065】現金徴収制御部4は、上位制御部2からの
コマンドを解釈しての現金徴収メカ部6の制御、上位制
御部2への処理結果の応答、現金徴収メカ部6から入出
金された金額の計算、取引情報の取引情報格納域5又は
保守用取引情報格納域8への格納と取り出しを行う。
【0066】取引情報格納域5は通常の取引における入
出金データや売上金累計等の取引情報格納用に設けられ
た領域である。
【0067】保守用取引情報格納域8は保守作業での擬
似的な取引における入出金データや売上金累計等の取引
情報格納用に設けられた領域である。
【0068】現金徴収メカ部6は、現金の受入れ、払い
出し、保管を行う。
【0069】扉7は証明書自動発行機11内部に保管さ
れる現金の補充や回収、保守時に開閉される扉である。
【0070】扉開閉センサ部9は扉の開閉状態を一定時
間間隔で監視し、現金徴収制御部4に報告する。
【0071】ついで、図2の構成図と図3のフローチャ
ートを基に本発明の一実施例として、証明書自動発行機
11の現金補充や回収に関わる取引停止、取引開始の操
作を不要として、現金取引の安全性を確保しながら、利
用者の待ち時間を短縮できるようにした処理を説明する
と以下のようになる。
【0072】ステップST01:管理者は証明書自動発
行機11の扉7を開く。現金徴収制御部4は扉開閉セン
サ部9から扉7が開かれたとの通知を受けると、現金徴
収メカ部6での現金の入出金を停止し、上位制御部2に
取引の停止を通知する。
【0073】ステップST02:管理者は現金徴収メカ
部6に保管の釣札、釣銭用の現金の補充及び売上金の回
収を行う。
【0074】ステップST03:証明書自動発行機11
の扉7を閉じる。現金徴収制御部4は扉開閉センサ部9
から扉7が閉じられたとの通知を受けると、上位制御部
2にディスプレイ部12からの暗証番号入力を指示す
る。
【0075】ステップST04:現金徴収制御部4は上
位制御部2から暗証番号入力で予め上位制御部2に登録
の暗証番号と一致したとの通知を受けると現金徴収メカ
部6での入出金停止を解除し、上位制御部2に取引再開
を促し、取引が再開される。
【0076】また、図2の構成図と図4のフローチャー
トを基に本発明のその他の一実施例として、証明書自動
発行機11の取引情報が保守での擬似的な取引きのため
不当データとなるのを防止し、かつ、保守でも保守用の
取引情報を利用できるようにした処理を説明すると以下
のようになる。
【0077】ステップST11:現金徴収制御部4は上
位制御部2から通常の取引用または保守での擬似的な取
引用の取引開始コマンドを受信すると、現金徴収メカ部
6での現金受入れ、払い出しを可能とする。これによっ
て、取引情報の格納が可能となる。
【0078】ステップST12:現金徴収メカ部6での
入金又は出金が行われた場合はステップST13に進
み、そうでなければステップST15に分岐する。
【0079】ステップST13:ステップST11で受
信した取引開始コマンドが通常の取引用の取引開始コマ
ンドの場合はステップST14に進み、保守での擬似的
な取引用の取引開始コマンドの場合はステップST16
に分岐する。
【0080】ステップST14:現金徴収制御部4は現
金徴収メカ部6からの通知データを基に取引情報を取引
情報格納域5に格納する。
【0081】ステップST15:現金徴収制御部4は上
位制御部2から通常の取引用または保守での擬似的な取
引用の取引終了コマンドを受信すると取引情報の格納処
理を終了する。そうでなければステップST12に戻
る。
【0082】ステップST16:現金徴収制御部4は現
金徴収メカ部6からの通知データを基に取引情報を保守
用取引情報格納域8に格納する。しかるのちステップS
T15に戻る。
【0083】上記のとおり、現金徴収制御部4は現金徴
収メカ部6からの通知データを基にした取引情報を、取
引開始に当たって受信した取引開始コマンドが通常の取
引用のコマンドの場合は取引情報格納域5に、保守での
擬似的な取引用のコマンドの場合は保守用取引情報格納
域8に格納して、通常取引で格納された取引情報が不当
データとならないようにしている。
【0084】また、取引情報を取り出すコマンドも取引
情報格納域5の取引情報を取り出すコマンドと、保守用
取引情報格納域8の取引情報を取り出すコマンドとを設
けて選んで使用することで、取引情報を保守時の擬似的
取引でも利用できるようにしている。
【0085】一方、図2の構成図と図5のフローチャー
トを基に本発明のその他の一実施例として、証明書自動
発行機11の現金徴収メカ部6が故障した際、管理者に
よるディスプレイ部12からの初期化操作を不要とし
て、利用可となるまでの時間をその分短縮できるように
した処理を説明すると以下のようになる。
【0086】ステップST21:保守員は故障修復後、
証明書自動発行機11の扉7を閉じる。
【0087】ステップST22:現金徴収制御部4は扉
開閉センサ部9から扉7が閉じられたとの通知を受ける
と、現金徴収メカ部6の初期化が未了かを判別し、未了
であればステップST23に進み、そうでなければステ
ップST24に分岐する。
【0088】ステップST23:現金徴収制御部4は現
金徴収メカ部6に初期化を指示して、初期化を実行させ
る。
【0089】ステップST24:管理者はディスプレイ
部12から取引開始操作を行い、取引開始処理を実行す
る。この結果、証明書自動発行機11の取引が再開され
る。
【0090】本発明は、現金を扱う自動取引装置の自動
取引に適用できる。
【0091】
【発明の効果】本発明は下記の効果を奏する。
【0092】現金補充や回収に伴う利用者の待ち時間が
短縮できる。
【0093】通常の取引で格納された取引情報が不当デ
ータとなるのを防止し、保守でも保守用の取引情報を利
用可能。
【0094】現金徴収メカ部故障時、故障修復後に利用
可となるまでの時間短縮が可能。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】本発明の一実施例の構成図である。
【図3】本発明の一実施例の現金補充及び回収に関わる
処理フローチャートである。
【図4】本発明のその他の一実施例の取引情報格納処理
フローチャートである。
【図5】本発明のその他の一実施例の現金徴収メカ部の
故障修復後から取引再開までの処理フローチャートであ
る。
【図6】従来技術の一例としての自動取引装置構成図で
ある。
【図7】従来技術の一例としての現金補充及び回収に関
わる処理フローチャートである。
【図8】取引情報の一例である。
【図9】従来技術の一例としての取引情報格納処理フロ
ーチャートである。
【図10】従来技術の一例としての現金徴収メカ部の故
障修復後から取引再開までの処理フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 自動取引装置 2 上位制御部 3 入出力部 4 現金徴収制御部 5 取引情報格納域 6 現金徴収メカ部 7 扉 8 保守用取引情報格納域 9 扉開閉センサ部 11 証明書自動発行機 12 ディスプレイ部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】現金を扱う自動取引方法において、 扉開閉センサ部(9)が扉(7)開放を検知した時に現
    金徴収メカ部(6)での入出金を停止させ、扉開閉セン
    サ部(9)が扉(7)が閉じられたことを検知した時に
    暗証番号を入力させて、予め登録の暗証番号と一致した
    場合に現金徴収メカ部(6)での入出金を再開させる手
    順を備えた、ことを特徴とする自動取引方法。
  2. 【請求項2】現金を扱う自動取引方法において、 取引情報を、通常取引の場合は取引情報格納域(5)
    に、保守時の擬似的な取引の場合は保守用取引情報格納
    域(8)に、分けて格納でき、かつ、取引情報格納域
    (5)または保守用取引情報格納域(8)から選んで取
    り出しできる、ことを特徴とする自動取引方法。
  3. 【請求項3】現金を扱う自動取引方法において、 扉開閉センサ部(9)が扉(7)が閉じられたことを検
    知した時に、現金徴収メカ部(6)が初期化済みかを判
    別して、初期化されていない場合は初期化を行う、 ことを特徴とする自動取引方法。
  4. 【請求項4】現金を扱う自動取引装置において、 扉開閉センサ部(9)から扉(7)開放を通知された時
    に現金徴収メカ部(6)での入出金を停止し、扉開閉セ
    ンサ部(9)から扉(7)が閉じられたことを通知され
    た時に暗証番号の入力を指示して、予め登録の暗証番号
    と一致した場合に現金徴収メカ部(6)での入出金を再
    開させる現金徴収制御部(4)を備えた、 ことを特徴とする自動取引装置。
  5. 【請求項5】現金を扱う自動取引装置において、 取引情報を、通常取引の場合は取引情報格納域(5)
    に、保守時の擬似的な取引の場合は保守用取引情報格納
    域(8)に、分けて格納でき、かつ、取引情報格納域
    (5)または保守用取引情報格納域(8)から選んで取
    り出しできる現金徴収制御部(4)を備えた、 ことを特徴とする自動取引装置。
  6. 【請求項6】現金を扱う自動取引装置において、 扉開閉センサ部(9)から扉(7)が閉じられたことを
    通知された時に、現金徴収メカ部(6)が初期化済みか
    を判別して、初期化されていない場合は初期化を行う現
    金徴収制御部(4)を備えた、 ことを特徴とする自動取引装置。
  7. 【請求項7】現金を扱う自動取引を実現するプログラム
    を格納する記録媒体において、 コンピュータに、 扉開閉センサ部(9)が扉(7)開放を検知した時に現
    金徴収メカ部(6)での入出金を停止し、扉開閉センサ
    部(9)が扉(7)が閉じられたことを検知した時に暗
    証番号を入力させて、予め登録の暗証番号と一致した場
    合に現金徴収メカ部(6)での入出金を再開させる手順
    を実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
  8. 【請求項8】現金を扱う自動取引を実現するプログラム
    を格納する記録媒体において、 コンピュータに、 取引情報を、通常取引の場合は取引情報格納域(5)
    に、保守時の擬似的な取引の場合は保守用取引情報格納
    域(8)に、分けて格納でき、かつ、取引情報格納域
    (5)または保守用取引情報格納域(8)から選んで取
    り出しできる手順を実行するためのプログラムを記録し
    たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】現金を扱う自動取引を実現するプログラム
    を格納する記録媒体において、 コンピュータに、 扉開閉センサ部(9)が扉(7)が閉じられたことを検
    知した時に、現金徴収メカ部(6)が初期化済みかを判
    別して、初期化されていない場合は初期化を行う手順を
    実行するためのプログラムを記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010033189A (ja) * 2008-07-25 2010-02-12 Oki Electric Ind Co Ltd 自動取引装置
JP2010079663A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Nippon Atm Kk 自動取引装置制御システム
WO2012131876A1 (ja) * 2011-03-28 2012-10-04 グローリー株式会社 貨幣処理装置及び貨幣処理システム

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