JP2000066873A - 自動取引装置 - Google Patents

自動取引装置

Info

Publication number
JP2000066873A
JP2000066873A JP23566798A JP23566798A JP2000066873A JP 2000066873 A JP2000066873 A JP 2000066873A JP 23566798 A JP23566798 A JP 23566798A JP 23566798 A JP23566798 A JP 23566798A JP 2000066873 A JP2000066873 A JP 2000066873A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transaction data
storage unit
transaction
data
financial transaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP23566798A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichi Sekiya
祐一 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP23566798A priority Critical patent/JP2000066873A/ja
Publication of JP2000066873A publication Critical patent/JP2000066873A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取引データの記憶部の利用効率の改善と、デ
ータ圧縮によるCPUの処理負担が取引のためのデータ
処理に及ぼす影響の少ない自動取引装置の提供を目的と
する。 【解決手段】 取引データ用記録領域100の容量に空
きがある限り取引データ200を無圧縮のまま記録し、
空き領域102が少なくなってくると既に記録されてい
るデータ101を圧縮して空き領域を再確保する。これ
により、取引データ用記録領域100の利用効率を高め
ることができるとともに、データ圧縮の起動回数を抑え
て主制御部32のトータル的な処理負荷を軽減すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金融機関等におい
て顧客との各種の取引に利用される自動取引装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、利用者(顧客)の差し出す口座情
報が記録された磁気カードや磁気ストライプ付きの磁気
通帳を受け入れ、ホストコンピュータとの交信を通じて
利用者の要求する現金を自動的に支払ったり受け入れる
現金自動支払機、現金自動預金機、現金自動預出金機等
の自動取引装置(ATM)が、銀行窓口業務を自動化す
る装置として急速に発展し、各金融機関に設置されて利
用者に迅速なサービスを提供している。また、最近で
は、現金を受け入れその受け入れた現金を他の銀行口座
に振り込んだり、カード取引によりの口座から金額を他
の銀行口座に振り込んだりする自動振込取引を行うもの
が開発され、実用化されている。
【0003】このような自動取引装置において、個々の
利用者の取引内容は逐次装置内部の記憶装置例えばハー
ドディスク装置等に電子ジャーナルとして記録される。
したがって、電子ジャーナルを経時的に漏れなく記録す
るためには、ハードディスク装置の容量を監視して容量
が少なくなったならば、ハードディスク装置の中身のバ
ックアップをとって空き領域を確保する必要があった。
或いは、古いデータが記録された領域から新しいデータ
を上書きして行くようにしていた。
【0004】ハードディスク装置の限られた容量を効率
的に用いるために、取引データを圧縮して記録する方法
が考えられる。しかし、データ記録の度に行われる圧縮
処理に費やされるトータル的なCPUの負荷と処理時間
を考えた場合、必ずしも最適な方法とは言い難い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のような事情か
ら、利用者の取引内容(電子ジャーナル)を記録するハ
ードディスク装置等の記憶装置の容量をより効率的に活
用でき、かつCPUの負荷もできだけ軽くすることので
きる方式が望まれている。
【0006】本発明はこのような課題を解決するために
なされてものである。すなわち、本発明は、金融取引デ
ータの記憶部の利用効率をデータ圧縮によって効果的に
高められるとともに、データ圧縮の起動回数を必要最小
限に抑えることでCPUの処理負荷の増大を最小限に抑
えられる自動取引装置の提供を目的とする。
【0007】さらに、本発明は、金融取引データの記憶
部の利用効率の改善化を図れるとともに、データ圧縮に
よるCPUの処理負担が取引のためのデータ処理に及ぼ
す影響の少ない自動取引装置の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1記載
の発明の自動取引装置は、金融取引データを記憶する記
憶部と、前記記憶部内の空き領域の大きさがその不足状
態を判定するための所定条件を満足しているか否かを判
定する判定手段と、前記判定手段によって前記記憶部内
の空き領域が大きさが不足状態にあることが判定された
場合、前記記憶部に記録されている金融取引データを圧
縮する圧縮手段とを具備することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明の自動取引装置は、金
融取引データを記憶する記憶部と、前記記憶部内の空き
領域の大きさがその不足状態を判定するための所定条件
を満足しているか否かを判定する判定手段と、前記判定
手段によって前記記憶部内の空き領域が大きさが不足状
態にあることが判定された場合、取引の発生状況を監視
して一定時間継続して取引が発生しなかったとき、前記
記憶部に記録されている金融取引データを圧縮する圧縮
手段とを具備することを特徴とする自動取引装置。
【0010】本発明はこのように構成されているから、
金融取引データの記憶部の空き領域が少なくなった状態
において、取引の発生しない期間に、記憶部に既に記録
されている無圧縮の金融取引データの圧縮を行うことに
よって、データ圧縮処理と取引処理との同時発生による
競合を高い確率で回避することができ、競合発生による
取引操作への悪影響(たとえば、圧縮処理が完了するま
で取引を待たされることなど)を防止することができ
る。
【0011】請求項3記載の発明の自動取引装置は、金
融取引データを記憶する記憶部と、前記記憶部に新たに
記録すべき金融取引データが発生すると、前記記憶部内
の空き領域のサイズと前記新たな金融取引データのサイ
ズに基づいて前記記憶部内の空き領域に前記新たな金融
取引データを追記できるか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段によって前記記憶部への追記ができないこ
とが判定された場合、前記記憶部に記録されている金融
取引データを圧縮する圧縮手段とを具備することを特徴
とする。
【0012】請求項4記載の発明の自動取引装置は、請
求項3記載の自動取引装置において、前記新たな金融取
引データを圧縮する手段と、前記圧縮によって拡張され
た前記記憶部の空き領域に前記圧縮された新たな金融取
引データを記録する手段とをさらに有することを特徴と
する。
【0013】本発明はこのように構成されているから、
金融取引データの記憶部に次の取引データを記録できる
だけの空き領域がなくなると、既に記憶部に記録されて
いるデータを圧縮して空き領域を再確保することによっ
て、取引データ用記録領域の容量利用効率を高めること
ができるとともに、データ圧縮の起動回数を抑えてCP
Uのトータル的な処理負荷を軽減することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0015】図1は、本発明の実施形態である自動取引
装置の外観を示すものである。同図において、筐体1の
前面には接客操作部2が形成されている。この接客操作
部2の水平面には、紙幣を多数枚一括して投入し得ると
ともに、放出された紙幣を一括して受取る紙幣口3が設
けられており、この紙幣口3には開閉自在な扉4が設け
られている。また、接客操作部2の水平面には、表示面
に透明なタッチセンサパネルを備えたカラーCRT表示
装置5が設けられている。このカラーCRT表示装置5
は、操作手順、その他の情報を文字、文言、イラストあ
るいは画像情報によって画面に表示し、利用者を誘導す
るとともに、数字、カタカナ、アルファベット、確認や
取消しの文字の表示に対応するタッチセンサパネルの部
位を指で触れることにより、取引対象の金融機関、暗証
番号、金額、口座番号、取引の承認、確認あるいは取消
等の所望の情報の入力を行うことができるようになって
いる。
【0016】接客操作部2の垂直面には、その利用者
(顧客)を特定する意味から口座番号などの個人識別情
報が磁気ストライプ(MS)等に記録されている取引媒
体としてのIDカード(所謂キャッシュカード等)およ
び、後述するように振込先の名称、口座番号等が記載さ
れた振込カードを受入れるカード口6、同じく取引媒体
としての磁気通帳あるいは振込カードを受入れる通帳口
7、印字したレシート(明細表)を排出するレシート口
8、硬貨を多数枚一括して投入し得る硬貨投入口9、放
出された硬貨を一括して受取る硬貨受取口10、係員が
操作する係員キー11等が設けられている。
【0017】図2は、上記した自動取引装置の構成を機
能部に分けて示す図である。同図に示すように、この自
動取引装置は、カードリーダユニット21、レシートプ
リンタユニット22、通帳プリンタユニット23、紙幣
入出金ユニット24、硬貨入出金ユニット25、接客ユ
ニット26、音声案内ユニット27、内部モニタ28、
ハードディスク装置(HDD)29、フロッピーディス
ク装置(FDD)30、LAN接続のための伝送制御部
31、主制御部32、電源部33等から構成されてい
る。
【0018】カードリーダユニット21は、カード口6
から受入れたIDカードの磁気ストライプ (MS)か
ら口座番号などの口座情報を読取るMS情報読取部21
aと、上記磁気カードのエンボス、およびカード口6か
ら受入れた振込情報カードから振込先の名称、口座番号
等の振込情報をイメージデータとして読み込むイメージ
読取部21bを備えている。
【0019】レシートプリンタユニット22は、取引内
容を印字したレシート(明細書)を発行し、レシート口
8から排出する。
【0020】通帳プリンタユニット23は、通帳口7か
ら受入れた通帳の磁気ストライプに対してデータの読取
りあるいは書込みを行うとともに、必要に応じて該通帳
および記録用のジャーナル用紙への取引内容などの印字
を行う。また、振込カードの原券に振込取引の振込情報
を記録し、画像情報を印刷することにより振込カードを
発行し、それを通帳口7から排出したり、あるいは、通
帳口7から受入れた振込カードの磁気ストライプに対し
てデータの読取りあるいは書込みを行う。
【0021】紙幣入出金ユニット24は、紙幣口3に一
括して投入された紙幣を判別・計数して収納するととも
に、必要に応じて、あらかじめ金庫に収納された紙幣を
所定枚数だけ取出して紙幣口3から一括して払出す。
【0022】硬貨入出金ユニット25は、硬貨投入口9
に一括して投入された硬貨を判別・計数して収納すると
ともに、必要に応じて、予め金庫に収納された硬貨を所
定枚数だけ取出して硬貨受取口10から一括して払出
す。
【0023】接客ユニット26は、前記したカラーCR
T表示装置5およびタッチセンサパネルなどから構成さ
れている。音声案内ユニット27は、音声により利用者
の操作を誘導する案内を行う。
【0024】内部モニタ28は、本装置の運用に係る係
員に本装置の状態を通知するとともに、係員による操作
指示の入力を行う。
【0025】ハードディスク装置29およびフロッピー
ディスク装置30は、たとえば、本装置の運用に係る処
理手順のプログラムをはじめとする取引に必要な各種の
情報や取引内容の記録、本装置の稼働状況の記録、本装
置固有に設定された特殊な情報の格納等を行う。ハード
ディスク装置29の記録領域は記録するデータの種類毎
にその容量が設定されている。もちろん、これらの設定
容量は操作員が任意に決めることが可能である。
【0026】伝送制御部31は、伝送路34を通じて接
続された外部装置例えばホストコンピュータとの間での
データ伝送を制御する。
【0027】主制御部32は、当該自動取引装置の全体
的な制御と各種データ処理を行う。主制御部32は、ハ
ードディスク装置29にそれぞれ割り当てられた取引デ
ータ用の記録領域、装置の稼働状況を示すデータ用の記
録領域、その他運用時に記録される各種データの記録領
域の利用効率を高めるために、アプリケーションプログ
ラム或いはファームウェアに従って次のような制御を実
行する。ただし、ここでは、取引データに関する制御に
ついて説明することにする。
【0028】この制御を実行するためには、ハードディ
スク装置29上の取引データ用記録領域のサイズの割り
当てと、非取引時間にデータ圧縮を開始するための条件
(空き領域サイズ、空き領域の割合等)、非取引時間の
データ圧縮の実行モードに移る際の制限時間等の設定を
行うことが必要である。これらの設定は、本自動取引装
置の新規導入時に行ってもよく、あるいは、設定に矛盾
が発生しない範囲で運用開始後に行ってもよい。
【0029】前記の設定が完了した状態において、主制
御部32は以下のルーチンを実行する。図3にこのルー
チンフローを示す。また、図4に本方式のデータ圧縮イ
メージを示す。
【0030】ステップ0は、利用者との取引が行われる
処理である。この取引処理の詳細な手順は本発明と直接
関係はないが、簡単に説明すると例えば次のようなもの
である。
【0031】本自動取引装置の前に利用者が立ったこと
が光センサ等により検知されると、カラーCRT表示装
置5に「出金、入金、残高紹介、通帳記入、振込」な
ど、これから利用者が行いたい取引の種類の選択キーが
表示される。この案内に応じて利用者が「振込」を選択
したとする。するとカラーCRT表示装置5に「現金ま
たはIDカードの引き落とし」の選択キーが表示され
る。利用者は「IDカードの引き落とし」を選択したと
する。カラーCRT表示装置5の表示は「IDカードを
挿入してください」に切り替わる。この案内に従って利
用者はIDカードをカードリーダユニット21にカード
口6より挿入する。カードリーダユニット21内にてI
Dカードの磁気ストライプ部に記録された暗証番号、口
座番号などの口座情報が読み取られ、読み取られた口座
情報から当該IDカードが正しいIDカードかどうかが
判定される。正しいIDカードである場合、利用者に暗
証番号の入力を求めるメッセージが与えられる。利用者
より暗証番号が入力されると、この入力された暗証番号
とカードリーダユニット21によってIDカードから読
み取られた暗証番号とが照合される。各暗証番号が一致
すれば、利用者に振込金額の投入を求めるメッセージが
与えられる。利用者が振込金額を紙幣入出金ユニット2
4の紙幣口3より或いは硬貨入出金ユニット25の硬貨
投入口9より投入する。この後、振込先が登録済みか未
登録かを利用者に選択させるためのメッセージがカラー
CRT表示装置5に表示される。振込先が未登録である
場合、利用者は金融機関の選択をガイドする表示に従っ
て、振込先の金融機関の種別、銀行名、支店名等を順に
選択する。このようにして振込先の金融機関が決定する
と、利用者より振込先の口座番号と預金種目が入力さ
れ、続いて受取人名の入力が行われる。この後、紹介電
文の送受信が本自動取引装置とホストコンピュータとの
間で行われ、その後、利用者による振込確認の入力を待
って振込電文の送受信が本自動取引装置とホストコンピ
ュータとの間で行われる。振込手続きが完了した後、振
込カードの発行、IDカードの返却とレシートの発行が
順に行われる。以上が取引の一例である。
【0032】以上の取引で発生した取引データはハード
ディスク装置29に割り当てられた一定容量の取引デー
タ用記録領域に記録される。なお、取引データには、そ
の取引の開始時刻、終了時刻、取引の種類、取引金額、
暗証番号、口座番号その他取引に関する様々な情報を含
んだものである。ただし、本発明は取引データの構造と
は直接関係がないためその詳細な説明は省く。
【0033】取引データは発生した順にハードディスク
装置29の取引データ用記録領域に追記される。この記
録の前に、主制御部32は、まずステップ1において図
4(A)に示すように、ハードディスク装置29の取引
データ用記録領域100のなかの空き領域102のサイ
ズと追加すべき取引データ200のサイズを調べ、追加
取引データ200を無圧縮で取引データ用記録領域10
0の空き領域102に記録できるかどうかを判定する。
追加取引データ200を無圧縮のまま取引データ用記録
領域100に記録できる場合は、ステップ6へ進む。こ
の場合の動作は後で説明する。
【0034】一方、図4(B)に示すように、空き容量
の不足により、追加取引データ200を無圧縮のまま取
引データ用記録領域100に記録できない場合は、取引
データ用記録領域100に既に記録されている無圧縮の
取引データ101をすべて圧縮する。このとき、追加取
引データ200も圧縮する(ステップ2)。なお、圧縮
方式は可逆圧縮方式であれば公知のいかなる方式を用い
ても構わない。
【0035】次に、主制御部32はデータ圧縮が行われ
た後の取引データ用記録領域100’の空き領域10
2’のサイズと圧縮した追加取引データ200’のサイ
ズとを比較し、取引データ用記録領域100’の空き領
域102’に圧縮追加取引データ200’を記録できる
かどうかを判定する(ステップ3)。圧縮追加取引デー
タ200’を取引データ用記録領域100’の空き領域
102’に記録できることが判定された場合は、圧縮追
加取引データ200’の記録を行う(ステップ4)。ま
た、圧縮追加取引データ200’を記録できないことが
判定された場合は、取引データ用記録領域100’に圧
縮追加取引データ200’を上書きする。このデータの
上書きは、たとえば、古い取引データの記録領域を検索
してそこへ行うようにすることが望ましい。
【0036】以上のルーチンは、取引データ用記録領域
の容量に空きがある限り取引データを無圧縮のまま記録
し、空き容量が少なくなってくると既に記録されている
データを圧縮して空き領域を再確保するというものであ
り、これにより、取引データ用記録領域の利用効率を高
めることができるとともに、データ圧縮の起動回数を抑
えて主制御部32のトータル的な処理負荷を軽減するこ
とができるという効果を得ることができる。
【0037】一方、ステップ1において、主制御部32
は追加取引データ200を無圧縮で取引データ用記録領
域100の空き領域102に記録できることを判断する
と、図4(A)に示したように、その追加取引データ2
00を無圧縮で取引データ用記録領域100の空き領域
102に記録する(ステップ6)。次に、取引データ用
記録領域100の空き領域102が、先に設定された
「非取引時間にデータ圧縮を開始するための条件(空き
領域サイズ、空き領域の割合等)」を満足しているかど
うかを判断する(ステップ7)。たとえば、設定条件で
ある空き領域よりも実際の空き領域102が小さければ
「非取引時間のデータ圧縮の実行モード」を有効とす
る。
【0038】この「非取引時間のデータ圧縮の実行モー
ド」では、ステップ9からステップ11に示すように、
取引が行われない時間が設定時間以上継続した場合に取
引データ用記録領域100に記録されている無圧縮の取
引データ101をすべて圧縮する。また、ステップ10
に示すように、設定時間前に次の取引が発生した場合
は、非取引時間のデータ圧縮の実行モードをキャンセル
して次の取引処理に移る。
【0039】このように、本実施形態では、取引データ
用記録領域100の空き領域102が少なくなった場
合、取引の発生しない期間(主制御部32の処理負担が
小さいとき)に、取引データ用記録領域100に既に記
録されている無圧縮データ101の圧縮を行うことによ
って、データ圧縮処理と取引処理との同時発生による競
合を高い確率で回避することができ、競合発生による取
引操作への悪影響(たとえば、圧縮処理が完了するまで
取引を待たされることなど)を防止することができる。
また、取引を実行するために圧縮処理を途中で止めて、
取引が完了した後改めて圧縮処理を起動することも考え
られるが、この場合、最初から圧縮をやり直す必要があ
り、主制御部のトータル的負担増を招くため、望ましく
ない。
【0040】以上の実施形態では、取引データ用記録領
域100の空き容量102が少なくなった場合に、既に
記録済みのデータをすべて圧縮するようにしたが、一回
の圧縮データ量に制限を加えることによって、取引のた
めのデータ処理との競合確率をさらに低減することがで
きる。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
金融取引データの記憶部の空き領域が少なくなった状態
において、取引の発生しない期間に、記憶部に既に記録
されている無圧縮の金融取引データの圧縮を行うことに
よって、データ圧縮処理と取引処理との同時発生による
競合を高い確率で回避することができ、競合発生による
取引操作への悪影響(たとえば、圧縮処理が完了するま
で取引を待たされることなど)を防止することができ
る。
【0042】また、本発明によれば、金融取引データの
記憶部に次の取引データを記録できるだけの空き領域が
なくなると、既に記憶部に記録されているデータを圧縮
して空き領域を再確保することによって、取引データ用
記録領域の容量利用効率を高めることができるととも
に、データ圧縮の起動回数を抑えてCPUのトータル的
な処理負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である自動取引装置の外観を
示す図である。
【図2】図1の自動取引装置の構成を機能部に分けて示
した図である。
【図3】図1の自動取引装置における取引データの圧縮
・記録のルーチンを示すフローチャートである。
【図4】図1の自動取引装置におけるデータ圧縮イメー
ジを示す図である。
【符号の説明】
5 カラーCRT表示装置 29 ハードディスク装置 32 主制御部 100 取引データ用記録領域 101 記録済みの無圧縮取引データ 102 空き領域 200 追加取引データ 100’ 圧縮が行われた後の取引データ用記録領域 101’ 記録済みの圧縮取引データ 102’ 圧縮が行われた後の取引データ用記録領域の
空き領域 200’ 圧縮追加取引データ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金融取引データを記憶する記憶部と、 前記記憶部内の空き領域の大きさがその不足状態を判定
    するための所定条件を満足しているか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段によって前記記憶部内の空き領域の大きさ
    が不足状態にあることが判定された場合、前記記憶部に
    記録されている金融取引データを圧縮する圧縮手段とを
    具備することを特徴とする自動取引装置。
  2. 【請求項2】 金融取引データを記憶する記憶部と、 前記記憶部内の空き領域の大きさがその不足状態を判定
    するための所定条件を満足しているか否かを判定する判
    定手段と、 前記判定手段によって前記記憶部内の空き領域の大きさ
    が不足状態にあることが判定された場合、取引の発生状
    況を監視して一定時間継続して取引が発生しなかったと
    き、前記記憶部に記録されている金融取引データを圧縮
    する圧縮手段とを具備することを特徴とする自動取引装
    置。
  3. 【請求項3】 金融取引データを記憶する記憶部と、 前記記憶部に新たに記録すべき金融取引データが発生す
    ると、前記記憶部内の空き領域のサイズと前記新たな金
    融取引データのサイズに基づいて前記記憶部内の空き領
    域に前記新たな金融取引データを追記できるか否かを判
    定する判定手段と、 前記判定手段によって前記記憶部への追記ができないこ
    とが判定された場合、前記記憶部に記録されている金融
    取引データを圧縮する圧縮手段とを具備することを特徴
    とする自動取引装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の自動取引装置において、 前記新たな金融取引データを圧縮する手段と、 前記圧縮によって拡張された前記記憶部の空き領域に前
    記圧縮された新たな金融取引データを記録する手段とを
    さらに有することを特徴とする自動取引装置。
JP23566798A 1998-08-21 1998-08-21 自動取引装置 Withdrawn JP2000066873A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23566798A JP2000066873A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 自動取引装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23566798A JP2000066873A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 自動取引装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000066873A true JP2000066873A (ja) 2000-03-03

Family

ID=16989425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23566798A Withdrawn JP2000066873A (ja) 1998-08-21 1998-08-21 自動取引装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000066873A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6827276B2 (en) 2002-02-08 2004-12-07 Nec Corporation Data recording and reproducing method and apparatus capable of recompressing individual data blocks
JP2011242993A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6827276B2 (en) 2002-02-08 2004-12-07 Nec Corporation Data recording and reproducing method and apparatus capable of recompressing individual data blocks
JP2011242993A (ja) * 2010-05-18 2011-12-01 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 自動取引装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003346219A (ja) 貨幣取引装置及び貨幣取引方法
JPS5927369A (ja) 封筒預かり機能付き取引処理装置
JPH11110608A (ja) 自動取引装置とこの取引履歴表示方法
JP2000066873A (ja) 自動取引装置
JPS63184870A (ja) 取引処理装置
JPH10105782A (ja) 自動取引装置並びに自動取引装置における操作画面表示方法
JP2962889B2 (ja) 取引処理システム
JP2002342589A (ja) 自動取引装置の取引方法およびそのプログラム並びにその装置
JPH0935126A (ja) 自動取引装置
JP2509529B2 (ja) 現金自動取引装置における現金補充方法
JP2781015B2 (ja) 自動取引システム
JP2001266219A (ja) 自動取引装置及び記録媒体及びプログラム
JP2982012B2 (ja) 現金自動取引装置
JPH0850681A (ja) 自動取引装置
JP2000172943A (ja) 自動取引装置とその取引データの記録方法
JP2005352743A (ja) 自動取引装置
JP3914801B2 (ja) 自動機
JPH09223260A (ja) 自動取引装置
JPH0562057A (ja) 自動取引装置
JPS60156165A (ja) 取引処理装置
JP2000149097A (ja) 自動取引装置およびその制御方法
JPH07311808A (ja) 自動取引装置
JPS62192854A (ja) 自動取引装置
JPH11259726A (ja) 自動取引装置
JP2001283285A (ja) 現金自動取引装置、現金自動取引方法および記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101