JP2000353029A - 電子装置の放熱ヒンジ構造 - Google Patents

電子装置の放熱ヒンジ構造

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JP2000353029A
JP2000353029A JP11336337A JP33633799A JP2000353029A JP 2000353029 A JP2000353029 A JP 2000353029A JP 11336337 A JP11336337 A JP 11336337A JP 33633799 A JP33633799 A JP 33633799A JP 2000353029 A JP2000353029 A JP 2000353029A
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勝 大海
Isao Tsukada
勲 塚田
Toru Arimoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒートパイプとヒンジ部材とを容易に連結可
能とし、ひいては電子装置の組立作業を簡略化できる電
子装置の放熱ヒンジ構造を提供する。 【解決手段】 相互に開閉可能な一対のハウジング1,
2の連結箇所に放熱ヒンジ部材7を配設し、同放熱ヒン
ジ部材7に上方に開口するパイプ受容溝10を形成し、
パイプ受容溝10内にヒートパイプ19の蒸発側端部1
9aを配置すると共に、パイプ固定部材20を弾性をも
って被嵌させて蒸発側端部19aを回動可能に保持し
た。よって、組立時においてヒートパイプ19と放熱ヒ
ンジ部材7とを連結するには、ヒートパイプ19をパイ
プ受容溝10内に配置してパイプ固定部材20を嵌め込
むだけで可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばノートブッ
ク型パーソナルコンピュータのように一対のハウジング
がヒンジ機構を介して開閉可能に連結された電子装置に
適用され、内部のCPU等の発熱性部品を放熱させるた
めの放熱ヒンジ構造に関するものである。
【0002】
【関連する背景技術】この種の電子装置の放熱ヒンジ構
造として、例えば、特開平10−187284号公報に
記載されたノートブック型パーソナルコンピュータ(以
下、パソコンと略す)に適用したものを挙げることがで
きる。以下に説明すると、パソコンのCPU側ハウジン
グとディスプレイ側ハウジングは左右一対のヒンジ機構
を介して開閉可能に連結され、そのCPU側ハウジング
内に格納されたCPUが発生した熱をディスプレイ側ハ
ウジングに伝達して放熱させるために、一方のヒンジ機
構を利用している。
【0003】CPU側ハウジング内において、CPU上
の伝熱ブロックにはヒートパイプの蒸発側端部が接続さ
れ、ヒートパイプはCPU側ハウジングに形成された円
孔を介してディスプレイ側ハウジング内に突出してい
る。ディスプレイ側ハウジング内には金属製のヒンジ部
材が固定され、そのヒンジ部材に貫設された挿通部内に
前記ヒートパイプの凝縮側端部が挿入されている。ヒン
ジ部材の挿通部には所謂すり割り加工が施されており、
ヒートパイプの凝縮側端部は、ヒンジ部材自体の弾性力
により挿通部内で適度な摺動抵抗をもって回動可能に保
持されている。
【0004】前記円孔及びヒンジ部材の挿通部は、他方
側のヒンジ機構と開閉軸線を一致して設けられているた
め、両ハウジングの開閉時において、一方のヒンジ機構
では、ヒートパイプの凝縮側端部を中心としてヒンジ部
材が回動することで、ハウジングの開閉を案内すること
になる。周知のようにヒートパイプは、内部に封入され
た作動液の蒸発潜熱を利用して熱伝達を行うように構成
されている。従って、パソコンの作動に伴ってCPUが
発生する熱は、ヒートパイプを経てヒンジ部材に伝達さ
れ、そのヒンジ部材から比較的温度が低いディスプレイ
側ハウジングに放熱される。尚、このパソコンではより
高い放熱効果を得るために、ヒンジ部材から別のヒート
パイプを介してディスプレイ側ハウジングに熱伝達がな
されるように配慮されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したパソコンの放
熱ヒンジ構造では、以下に述べる2点の不具合がある。
1点は、ヒートパイプとヒンジ部材との連結構造に関す
るものであり、上記のようにヒートパイプの凝縮側端部
はヒンジ部材の挿通部内に保持されているため、パソコ
ンの組立時には、挿通部に対してヒートパイプの凝縮側
端部を開閉軸線に沿って挿入する必要がある。この時点
ではヒートパイプはCPU側ハウジングに、ヒンジ部材
はディスプレイ側ハウジングに組付け済みであることも
相俟って、組立作業が非常に行い難いという問題があっ
た。
【0006】他方の1点は、放熱ヒンジ構造の強度に関
するものであり、上記のように一方のヒンジ機構では、
中空構造で強度的に十分でないヒートパイプにより開閉
を案内することになるため、ヒートパイプの破損を引き
起こす虞があった。そこで、請求項1及び請求項2の発
明は、ヒートパイプとヒンジ部材とを容易に連結可能と
し、ひいては電子装置の組立作業を簡略化することがで
きる電子装置の放熱ヒンジ構造を提供することにある。
【0007】又、請求項3及び請求項4の発明は、ヒン
ジ機構の強度を向上させて、ヒートパイプの破損等の不
具合を未然に防止することができる電子装置の放熱ヒン
ジ構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明では、相互に開閉可能な一対のハウ
ジングの連結箇所に放熱ヒンジ部材を配設し、同放熱ヒ
ンジ部材に、前記両ハウジングの開閉軸線上で回動可能
にヒートパイプを連結して、同ヒートパイプ及び放熱ヒ
ンジ部材を介して一方のハウジングに設けた発熱性部品
の熱を他方のハウジング側に放熱する電子装置の放熱ヒ
ンジ構造において、前記放熱ヒンジ部材に前記ハウジン
グの開閉軸線とほぼ直交する方向に開口形成され、内部
に前記ヒートパイプを配置可能なパイプ受容溝と、前記
放熱ヒンジ部材に対して弾性をもって被嵌して、前記ヒ
ートパイプを前記パイプ受容溝内で回動可能に保持する
パイプ固定部材とを備えたものである。従って、組立時
においてヒートパイプと放熱ヒンジ部材とを連結するに
は、ヒートパイプをパイプ受容溝内に配置してパイプ固
定部材を嵌め込むだけで可能である。
【0009】又、請求項2の発明では請求項1に加え
て、パイプ固定部材に湾曲した押圧部を形成して、パイ
プ受容溝内のヒートパイプを弾性を持って押圧するよう
にしたものである。従って、押圧部の押圧によりヒート
パイプはパイプ受容溝の内壁に常に密着して十分な接触
面積が確保され、放熱ヒンジ部材とヒートパイプとの間
の熱伝達が確実になされる。
【0010】更に、請求項3の発明では、相互に開閉可
能な一対のハウジングの連結箇所に放熱ヒンジ部材を配
設し、同放熱ヒンジ部材に、前記両ハウジングの開閉軸
線上で回動可能にヒートパイプを連結して、同ヒートパ
イプ及び放熱ヒンジ部材を介して一方のハウジングに設
けた発熱性部品の熱を他方のハウジング側に放熱する電
子装置の放熱ヒンジ構造において、前記両ハウジングの
開閉を案内するヒンジ機構を前記ヒートパイプに対して
独立して設けると共に、開閉軸線を前記ヒートパイプの
回動中心と一致させた状態で、前記ヒンジ機構を放熱ヒ
ンジ部材に対して位置決め固定したものである。従っ
て、両ハウジングはヒートパイプとは全く関係なくヒン
ジ機構により開閉を案内され、ヒートパイプに無理な外
力が作用しないことから、その破損が未然に防止され、
且つ、組立時においてヒートパイプの回動中心は自ずと
ヒンジ機構の開閉軸線と一致するため、開閉軸線を中心
としてハウジングが開閉するときにヒートパイプに無理
な力が作用するのが防止される。
【0011】一方、請求項4の発明では、相互に開閉可
能な一対のハウジングの連結箇所に放熱ヒンジ部材を配
設し、同放熱ヒンジ部材に、前記両ハウジングの開閉軸
線上で回動可能にヒートパイプを連結して、同ヒートパ
イプ及び放熱ヒンジ部材を介して一方のハウジングに設
けた発熱性部品の熱を他方のハウジング側に放熱する電
子装置の放熱ヒンジ構造において、放熱ヒンジ部材に対
してヒンジ部材を連結して、両ハウジングの開閉を案内
するヒンジ機構を構成したものである。従って、両ハウ
ジングはヒートパイプとは全く関係なくヒンジ機構によ
り開閉を案内され、ヒートパイプに無理な外力が作用し
ないことから、その破損が未然に防止され、且つ、その
ヒンジ機構の一方として熱伝達のための放熱ヒンジ部材
を利用したため、部品点数が削減される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明をノートブック型パ
ソコンの放熱ヒンジ構造に具体化した一実施例を説明す
る。図1の組立状態の斜視図、及び図2の分解斜視図に
示すように、本実施例のパソコンは、大略的に表現する
とCPU側ハウジング1とディスプレイ側ハウジング2
とを左右一対のヒンジ機構3(図では左側のみを図示)
を介して相互に連結して構成され、図示はしないが、C
PU側ハウジング1上にはキーボードが、ディスプレイ
側ハウジング2上には液晶ディスプレイが設けられてい
る。両ハウジング1,2はヒンジ機構3の開閉軸線Lを
中心として開閉し、キーボード及び液晶ディスプレイを
内包して閉じた格納位置と、キーボード及び液晶ディス
プレイを露出させて開いた使用位置との間で切換可能と
なっている。
【0013】CPU側ハウジング1及びディスプレイ側
ハウジング2はアルミ板を折曲して製作され、それぞれ
キーボードや液晶ディスプレイが配設される側の面を開
口させた薄型の箱状をなしている。両ヒンジ機構3は同
一構成で左右対称の関係にあり、それぞれ固定ヒンジ4
と可動ヒンジ5とから構成されている。以下、左側のヒ
ンジ機構3を例にとって説明すると、固定ヒンジ4はス
テンレス板からL字状に折曲形成され、その一側面がビ
ス6a及びナット6bによってCPU側ハウジング1内
の底面に固定されると共に、他側面にはハウジング1,
2の開閉軸線Lに沿って支軸4aが固着されている。
又、可動ヒンジ5はステンレス板からなり、その基端側
をビス6a及びナット6bによってディスプレイ側ハウ
ジング2内の底面に固定されると共に、先端側が湾曲形
成されて筒状の軸受部5aをなしている。各可動ヒンジ
5の軸受部5aには固定ヒンジ4の支軸4aがそれぞれ
挿入され、支軸4a(即ち、開閉軸線L)を中心とし
て、上記のようにCPU側ハウジング1とディスプレイ
側ハウジング2とが開閉する。
【0014】尚、ハウジング1,2はプラスチックやマ
グネシウム合金等の成型によって製作してもよく、この
場合にはナット6bをハウジング1,2に一体成形して
もよい。又、固定ヒンジ4や可動ヒンジ5は弾性体であ
ればよく、例えば、りん青銅で製作してもよい。パソコ
ンは、CPU側ハウジング1をデスク上に載置した姿勢
でディスプレイ側ハウジング2を上方に開放して使用さ
れるが、軸受部5aの弾性により内部の支軸4aとの間
には適度な摺動抵抗が生じるように配慮されているた
め、ディスプレイ側ハウジング2を任意の角度で固定可
能となっている。
【0015】図2及び図3の拡大断面図に示すように、
左側のヒンジ機構3の左方位置にはアルミダイカスト製
の放熱ヒンジ部材7が配設されて、下部に延設された取
付面7aがビス6a及びナット6bによってCPU側ハ
ウジング1内の底面に固定されている。放熱ヒンジ部材
7には、固定ヒンジ4の支軸4aと同一軸線上に位置決
め孔8が貫設されると共に、その下側には平行に保持孔
9が貫設されている。位置決め孔8には右方より固定ヒ
ンジ4の支軸4aの先端が回動可能に嵌合され、その嵌
合部分を除いて、位置決め孔8は上方に向けて開放され
てパイプ受容溝10を形成している。パイプ受容溝10
の両側には断面円弧状の拡張案内部11が形成され、両
拡張案内部11の下側には掛止溝12が形成されてい
る。尚、放熱ヒンジ部材7は、アルミ押出し材や銅等の
熱伝導性の良好な材質で製作してもよい。
【0016】一方、CPU側ハウジング1内には、演算
処理を行うための電子部品が実装されたプリント基板1
5が格納され、本実施例では、このプリント基板15上
の発熱性部品としてのCPU16に対して放熱対策が施
されている。CPU16上にはほぼ同等の四角形状をな
す伝熱プレート17が密着状態で配設され、伝熱プレー
ト17の一辺は筒状に湾曲形成されて、第1ヒートパイ
プ18の蒸発側端部18aがカシメにより固定されてい
る。第1ヒートパイプ18はCPU側ハウジング1内の
周辺に沿って直角に折曲され、その他端側の凝縮側端部
18bは、前記放熱ヒンジ部材7の保持孔9内に圧入固
定された上で、放熱ヒンジ部材7の側面よりカシメが施
されて離脱を防止されている。
【0017】前記放熱ヒンジ部材7のパイプ受容溝10
内には第2ヒートパイプ19の蒸発側端部19aが配置
され、ステンレス板やりん青銅等の弾性材料より折曲成
形されたパイプ固定金具20が上方から被嵌されてい
る。パイプ固定金具20の両側面の下端には掛止部20
aが形成され、パイプ固定金具20は、自己の弾性で掛
止部20aを放熱ヒンジ部材7の掛止溝12に掛け止め
することにより放熱ヒンジ部材7に固定されている。パ
イプ固定金具20の上面には下方に湾曲する押圧部20
bが形成され、この押圧部20bは第2ヒートパイプ1
9の蒸発側端部19aを弾性をもって上方より押圧し
て、パイプ受容溝10内で回動可能に保持している。
【0018】ここで、本実施例ではヒートパイプとして
第2ヒートパイプ19が機能し、パイプ固定部材として
パイプ固定金具20が機能している。第2ヒートパイプ
19は直角に折曲され、その凝縮側端部19bはディス
プレイ側ハウジング2内の周辺に沿って配置されて、ア
ルミ板から略L字状に折曲された固定板21によりハウ
ジング2に固定されている。
【0019】尚、第1ヒートパイプ19とパイプ受容溝
10やパイプ固定金具20との間は、ハウジング1,2
の開閉時に第1ヒートパイプ19に作用する外力や摩耗
を低減すべく、熱伝導性グリスの充填により摺動抵抗が
極力低減されている。熱伝導性グリスは空気層の介在を
排除して、放熱ヒンジ部材7から第1ヒートパイプ19
への熱伝導効率を向上させる利点もある。
【0020】上記した第1ヒートパイプ18及び第2ヒ
ートパイプ19は、内部に封入された作動液の蒸発潜熱
を利用して熱伝達を行っており、その動作原理は周知の
ものであるため、概略のみを説明する。ヒートパイプ1
8,19は銅、アルミ等の熱伝導性の良好な金属材料か
ら製作されて、その両端は閉塞されて内部に密閉空間を
有している。ヒートパイプ18,19の表面にはニッケ
ルメッキ処理が施され、内部にはグルーブ等のウイック
構造体が内張りされると共に、ヒートパイプ18,19
の材質に適した作動液、例えば水、アセトン、代替フロ
ン等が所定量封入された上で、予め所定圧に減圧されて
いる。
【0021】以上のように構成されたパソコンの作動中
において、以下に述べるようにCPU16の放熱作用が
奏される。パソコンの作動に伴ってCPU16が発熱す
ると、その熱は伝熱プレート17を介して第1ヒートパ
イプ18の蒸発側端部18aに集約されて内部の作動液
を蒸発させる。このときの蒸発によって蒸発側端部18
aの内圧は上昇し、発生した蒸気はより低圧の凝縮側端
部18bへと流れて、凝縮側端部18b内で冷却されて
凝縮する。この凝縮液は毛細管現象によりウイック構造
体内を経て蒸発側端部18aに戻され、再びCPU16
からの熱で蒸発する。このサイクルが繰り返されること
により、蒸発潜熱がCPU16側から第1ヒートパイプ
18を経て放熱ヒンジ部材7に伝達され、更に放熱ヒン
ジ部材7からCPU側ハウジング1へと放熱される。
又、放熱ヒンジ部材7に伝達された熱の一部は、第2ヒ
ートパイプ19で繰り返される同様の熱伝達サイクルを
経てディスプレイ側ハウジング2に伝達される。ディス
プレイ側ハウジング2は内部に電子部品を格納せずに比
較的温度が低いことから、CPU側ハウジング1に比較
してより効率良く放熱が行われる。
【0022】ここで、前記のように第2ヒートパイプ1
9の蒸発側端部19aはパイプ固定金具20の押圧部2
0bに押圧されているため、放熱ヒンジ部材7のパイプ
受容溝10の内壁に常に密着して十分な接触面積が確保
されている。従って、放熱ヒンジ部材7から第2ヒート
パイプ19への熱伝達が確実になされ、ディスプレイ側
ハウジング2においても大きな放熱効果を得ることがで
きる。
【0023】一方、以上の説明から明らかなように、本
実施例では右側のヒンジ機構(図示せず)は無論のこ
と、左側のヒンジ機構3についても、ヒートパイプ1
8,19とは全く関係なく独立してヒンジとしての機能
を奏するように構成されている。つまり、特開平10−
187284号公報記載されるように開閉の案内にヒー
トパイプ18,19を利用していないため、ヒートパイ
プ18,19に無理な外力が作用することがなく、その
破損を未然に防止することができる。この種のノートブ
ック型のパソコンは、例えばディスプレイ側ハウジング
2を把持して持ち上げられる等の予想外の取り扱いを受
けるが、このような取り扱いに対しても十分に耐えるこ
とができる。
【0024】次に、以上のように構成されたパソコンの
放熱ヒンジ構造の組立手順、特に第2ヒートパイプ19
の蒸発側端部19aと放熱ヒンジ部材7との連結手順に
ついて説明する。第2ヒートパイプ19と放熱ヒンジ部
材7とを連結する際には、事前に放熱ヒンジ部材7及び
固定ヒンジ4がCPU側ハウジング1に固定されて、固
定ヒンジ4の支軸4aに可動ヒンジ5の軸受部5aが嵌
め込まれている。又、放熱ヒンジ部材7の保持孔9内に
はCPU16側からの第1ヒートパイプ18の凝縮側端
部18bが圧入されている。一方、第2ヒートパイプ1
9は固定板21によりディスプレイ側ハウジング2に固
定されている。
【0025】この状態で左右の可動ヒンジ3をディスプ
レイ側ハウジング2の正規位置にビス6a及びナット6
bにより固定すると、第2ヒートパイプ19の蒸発側端
部19aは自ずと放熱ヒンジ部材7のパイプ受容溝10
内に上方より配置される。次いで、放熱ヒンジ部材7に
上方よりパイプ固定金具20を嵌め込むと、両側の掛止
部20aは、図4に示すように放熱ヒンジ部材7の拡張
案内部11に案内されてパイプ固定金具20を撓ませな
がら一旦離間した後に、図3に示すように放熱ヒンジ部
材7の掛止溝12に掛け止めされる。その結果、パイプ
固定金具20は放熱ヒンジ部材7に被嵌され、その押圧
部20bに押圧されて第2ヒートパイプ19の蒸発側端
部19aがパイプ受容溝10内に保持される。
【0026】言うまでもなく、上記以外の手順でも組立
可能であるが、その場合であっても第2ヒートパイプ1
9と放熱ヒンジ部材7との連結は上記と同様になされ
る。このように組立時において第2ヒートパイプ19と
放熱ヒンジ部材7とを連結するには、第2ヒートパイプ
19の蒸発側端部19aをパイプ受容溝10内に配置し
て、上方よりパイプ固定金具20を嵌め込むだけでよ
い。従って、ヒートパイプ18,19を開閉軸線Lに沿
って挿入する必要がある公報記載の従来例に比較して、
組立作業が非常に行い易く、ひいてはパソコンの組立作
業を簡略化することができる。
【0027】一方、両ハウジング1,2の開閉時におい
て、第2ヒートパイプ19の蒸発側端部19aはパイプ
受容溝10内で回動しながら放熱ヒンジ部材7との間の
角度変化を吸収している。よって、第2ヒートパイプ1
9の蒸発側端部19aは、開閉中心である固定ヒンジ4
aの支軸4aに対して同一軸線上(即ち、開閉軸線L
上)に位置する必要があり、蒸発側端部19aと支軸4
aとの中心がずれると、開閉の度に第2ヒートパイプ1
9が撓んで破損の虞が生ずる。本実施例では、固定ヒン
ジ4の支軸4aを放熱ヒンジ部材7の位置決め孔8に嵌
合させることにより、支軸4aに対して第2ヒートパイ
プ19の蒸発側端部19aを簡単、且つ確実に一致させ
ることができ、上記したヒートパイプ19の破損等のト
ラブルを回避すると共に、組立作業の簡略化にも大きく
貢献している。
【0028】以上で実施例の説明を終えるが、本発明の
態様はこの実施例に限定されるものではない。例えば図
5に示すように、CPU側ハウジング1に固定された固
定ヒンジ4を省略して支軸4aのみとし、その支軸4a
を放熱ヒンジ部材7の位置決め孔8に圧入固定してもよ
い。この場合には、固定ヒンジ4の機能を放熱ヒンジ部
材7が兼ねることになり、支軸4aの周囲を可動ヒンジ
5の軸受部5aが摺接しながら回動してハウジング1,
2の開閉を案内する。そして、このように固定ヒンジ4
の省略により部品点数が削減されると共に、ヒンジ機構
3を小型化してハウジング1,2内の有効スペースを拡
大できるため、上記実施例で述べた作用効果に加えて、
製造コスト低減の効果、及び基板等の設置レイアウトの
自由度拡大の効果を得ることができる。
【0029】又、上記実施例ではCPU側ハウジング1
に格納されたCPU16の熱を、第1ヒートパイプ1
8、放熱ヒンジ部材7、第2ヒートパイプ19を経てデ
ィスプレイ側ハウジング2に伝達したが、これらの各部
材のレイアウトは種々の態様に変更可能である。例え
ば、公報記載の従来技術と同様に、放熱ヒンジ部材7を
ディスプレイ側ハウジング2に固定し、その放熱ヒンジ
部材7にCPU16側からの第1ヒートパイプ18の凝
縮側端部18bを接続し、第2ヒートパイプ19は省略
してもよい。このように構成しても、放熱ヒンジ部材7
のパイプ受容溝10を開閉軸線Lと一致させておけば支
障なくハウジング1,2を開閉可能であり、且つ、CP
U16の熱を第1ヒートパイプ18及び放熱ヒンジ部材
7を介してディスプレイ側ハウジング2に放熱させるこ
とができる。
【0030】一方、CPU16等の発熱性部品が開閉軸
線Lの近接位置にある場合には、第1ヒートパイプ18
を省略してもよい。図6はこのように構成した場合の一
例であり、放熱ヒンジ部材7に伝熱ブロック31を一体
成形してビス6a及びナット6bによってCPU側ハウ
ジング1に固定している。そして、伝熱ブロック31の
一側をCPU16上に密着させているため、CPU16
の熱は伝熱ブロック31を経て放熱ヒンジ部材7側に伝
達される。伝熱ブロック31は銅、金、銀、グラファイ
ト等の熱伝導性の良好な材質で製作され、且つ、CPU
16から放熱ヒンジ部材7までの熱伝導経路が短いた
め、第1ヒートパイプ18を利用しなくてもCPU16
の熱は十分に放熱ヒンジ部材7側に伝達され、第2ヒー
トパイプ19を経てディスプレイ側ハウジング2に放熱
させることができる。
【0031】又、図7は上記図6の別例であり、この例
では伝熱ブロック41を放熱ヒンジ部材7に対して別部
材としており、伝熱ブロック41の一側を、放熱ヒンジ
部材7の取付面7aと共にビス6a及びナット6bによ
ってCPU側ハウジング1に固定し、伝熱ブロック41
の他側を、伝熱プレート42を介してCPU16上に密
着させている。上記した伝熱ブロック31と同じく、こ
れらの伝熱ブロック41と伝熱プレート42は銅、金、
銀、グラファイト等で製作されているため、CPU16
の熱は伝熱プレート42及び伝熱ブロック41を経て十
分に放熱ヒンジ部材7側に伝達される。そして、これら
図6及び図7の別例においても、放熱ヒンジ部材7に対
する第2ヒートパイプ19の連結状態は上記した実施例
と全く同様であるため、組立時には放熱ヒンジ部材7の
パイプ受容溝10内に第2ヒートパイプ19の蒸発側端
部19aを配置して、上方よりパイプ固定金具20を嵌
め込むだけでよく、極めて簡単に連結することができ
る。
【0032】一方,上記実施例では、CPU16の熱を
ディスプレイ側ハウジング2に伝達することにより放熱
作用を得たが、別の放熱経路を付加してもよい。図8乃
至図11は、図6に示した放熱ヒンジ構造の例を基に、
ヒートシンク50を用いた放熱経路を付加した一例であ
り、以下にその構成を説明する。CPU16上には熱伝
導性ラバー53を介して伝熱ブロック31が配設され、
伝熱ブロック31及び放熱ヒンジ部材7と共にヒートシ
ンク50がアルミダイカストにより一体的に形成されて
いる。これらの部材7,31,50は、前記したビス6
a及びナット6bに加えて、ヒートシンク50のボス部
50aを利用してビス52によりCPU側ハウジング1
に固定されている。尚、ヒートシンク50の材質とし
て、上記した伝熱ブロック31,41と同様に銅、金、
銀、グラファイト等を適用可能なことは無論である。ヒ
ートシンク50には上方に開口する冷却送風路51が形
成され、この冷却送風路51は伝熱ブロック31から右
方に延びて後方に湾曲形成され、CPU側ハウジング1
の側面に形成されたスリット状の排気口54を介して外
部と連通している。冷却送風路51の底壁51a上には
冷却ファン55のモータ55aが配設され、図示はしな
いが、モータ55aは底壁51aに形成された凹部内に
圧入固定されると共に、モータ55aの配線はプリント
基板15に電気的に接続されている。冷却送風路51は
アルミ製のカバー56にて上方より閉塞され、カバー5
6に形成された円形の吸気口56aを介して内部の冷却
ファン55が上方に露出している。
【0033】前記した伝熱ブロック31は十分な板厚に
設定されて所謂ヒートスプレッダーとして蓄熱作用を奏
し、CPU16が発生した熱を速やかに吸収する。又、
冷却送風路51の底壁51aも十分な板厚に設定されて
いることから、伝熱ブロック31に吸収された熱は低壁
51aを経て側壁51bやカバー56、つまり、冷却送
風路51の内壁全体に速やかに伝達される。そして、パ
ソコンの作動時にモータ55aにて冷却ファン55が回
転駆動されると、図10及び図11に矢印で示すよう
に、CPU側ハウジング1内の空気は吸気口56aから
冷却送風路51内に導入されて排気口54から外部に排
出され、冷却送風路51内を通過する際に内壁から熱を
奪って効率良く外部に放熱する。従って、CPU16の
熱をより確実に放熱できる上に、放熱ヒンジ部材7を経
てディスプレイ側ハウジング2側に伝達される熱量が減
少するため、熱伝達に伴う放熱ヒンジ部材7の温度上昇
を想定してハウジング1,2の耐熱性を確保する必要が
なくなり、その材質設定の自由度を拡大できるという効
果も得られる。
【0034】又、熱伝達を向上させるために、例えば図
12及び図13に示すようにヒートシンク60にヒート
パイプ64を内蔵させてもよい。この例では、上記した
例とは逆にヒートシンク60の冷却送風路61を下方に
開口させてカバー62で閉塞し、そのカバー62の吸気
口62aを経て冷却ファン63にて下方より空気を導入
する構成としている。そして、冷却送風路61の上壁6
1aの板厚を大きく設定して、その上壁61aの上面に
冷却送風路61に沿ってパイプ溝61bを形成し、パイ
プ溝61b内に熱伝導性グリスを塗布した上でヒートパ
イプ64を圧入固定する。このように構成すれば、伝熱
ブロック31に吸収された熱をヒートパイプ64を経て
冷却送風路61の内壁全体により迅速に伝達することが
できる。
【0035】更に、上記実施例ではCPU側ハウジング
1とディスプレイ側ハウジング2を放熱性の良好なアル
ミ板から製作してCPU16の放熱に利用したが、ハウ
ジング1,2をプラスチックで製作した場合には、それ
程高い放熱効果を期待できないため、ハウジング1,2
内に設けられている既存のアルミ製の電磁シールド板を
放熱に利用する。具体的には、上記実施例において、第
2ヒートパイプ19の凝縮側端部19bをディスプレイ
側ハウジング2内の電磁シールド板に接続したり、或い
は第1ヒートパイプ18をCPU16から反対側に延設
してキーボード下の電磁シールド板に接続したりして構
成すればよい。後者の場合には、CPU16に接続され
た第1ヒートパイプ18の中央で作動液の蒸発が生じ、
パイプ両端で作動液の凝縮がそれぞれ生じて放熱作用を
奏することになる。
【0036】一方、上記実施例ではCPU16を目的と
して放熱対策を施したが、放熱を要する発熱性部品であ
れば特にCPU16に限定されることはなく、例えばト
ランス、電源部等の放熱に利用してもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明の電
子装置の放熱ヒンジ構造によれば、ヒートパイプをパイ
プ受容溝内に配置してパイプ固定部材を嵌め込むだけ
で、ヒートパイプと放熱ヒンジ部材とを容易に連結で
き、ひいては電子装置の組立作業を大幅に簡略化するこ
とができる。
【0038】又、請求項2の発明の電子装置の放熱ヒン
ジ構造によれば請求項1に加えて、パイプ固定部材の押
圧部によりヒートパイプを弾性を持って押圧するため、
放熱ヒンジ部材とヒートパイプとの間に十分な接触面積
が確保されて熱伝達が確実になされ、大きな放熱効果を
得ることができる。更に、請求項3の発明の電子装置の
放熱ヒンジ構造によれば、ヒートパイプとは全く関係な
くヒンジ機構によりハウジングの開閉を案内するため、
ヒートパイプに無理な外力が作用せずに破損等のトラブ
ルを未然に防止することができ、しかも、組立時におい
てヒートパイプの回動中心が自ずとヒンジ機構の開閉軸
線と一致するため、上記ヒートパイプの破損を一層確実
に防止できると共に、組立作業の簡略化を達成すること
ができる。
【0039】一方、請求項4の発明の電子装置の放熱ヒ
ンジ構造によれば、ヒートパイプとは全く関係なくヒン
ジ機構によりハウジングの開閉を案内するため、ヒート
パイプに無理な外力が作用せずに破損等のトラブルを未
然に防止することができ、しかも、ヒンジ機構の一方と
して放熱ヒンジ部材を利用したため、部品点数の削減を
達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の電子装置の放熱ヒンジ構造の組立状態
を示す部分斜視図である。
【図2】分解状態を示す部分斜視図である。
【図3】放熱ヒンジ部材の詳細を示す拡大断面図であ
る。
【図4】パイプ固定金具を被嵌するときの拡大断面図で
ある。
【図5】固定ヒンジを省略した別例の組立状態を示す部
分斜視図である。
【図6】第1ヒートパイプを省略した別例の組立状態を
示す部分斜視図である。
【図7】第1ヒートパイプを省略した他の別例の組立状
態を示す部分斜視図である。
【図8】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した別例の
組立状態を示す部分斜視図である。
【図9】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した別例の
分解状態を示す部分斜視図である。
【図10】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した別例
を示す部分平面図である。
【図11】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した別例
を示す部分側断面図である。
【図12】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した他の
別例を示す部分平面図である。
【図13】冷却ファンを用いた放熱経路を付加した他の
別例を示す部分側断面図である。
【符号の説明】
1 CPU側ハウジング 2 ディスプレイ側ハウジング 3 ヒンジ機構 7 放熱ヒンジ部材 10 パイプ受容溝 16 CPU(発熱性部品) 19 第2ヒートパイプ 20 パイプ固定金具(パイプ固定部材) 20b 押圧部 L 開閉軸線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 素谷 順二 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 大海 勝 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 塚田 勲 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 有本 徹 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 4E360 AB04 AB05 AB12 BA04 BA15 BB02 BB12 BB16 BB27 BC05 ED02 ED04 ED16 ED17 ED28 GA02 GA06 GA12 GA24 GA53 GB46 5E322 AA11 AB04 AB11 BA01 BA03 BB03 DB10 FA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に開閉可能な一対のハウジングの連
    結箇所に放熱ヒンジ部材を配設し、同放熱ヒンジ部材
    に、前記両ハウジングの開閉軸線上で回動可能にヒート
    パイプを連結して、同ヒートパイプ及び放熱ヒンジ部材
    を介して一方のハウジングに設けた発熱性部品の熱を他
    方のハウジング側に放熱する電子装置の放熱ヒンジ構造
    において、 前記放熱ヒンジ部材に前記ハウジングの開閉軸線とほぼ
    直交する方向に開口形成され、内部に前記ヒートパイプ
    を配置可能なパイプ受容溝と、 前記放熱ヒンジ部材に対して弾性をもって被嵌して、前
    記ヒートパイプを前記パイプ受容溝内で回動可能に保持
    するパイプ固定部材と を備えたことを特徴とする電子装置の放熱ヒンジ構造。
  2. 【請求項2】 前記パイプ固定部材は、前記パイプ受容
    溝内のヒートパイプ側に湾曲して、同ヒートパイプを弾
    性をもって押圧する押圧部が形成されていることを特徴
    とする請求項1に記載の電子装置の放熱ヒンジ構造。
  3. 【請求項3】 相互に開閉可能な一対のハウジングの連
    結箇所に放熱ヒンジ部材を配設し、同放熱ヒンジ部材
    に、前記両ハウジングの開閉軸線上で回動可能にヒート
    パイプを連結して、同ヒートパイプ及び放熱ヒンジ部材
    を介して一方のハウジングに設けた発熱性部品の熱を他
    方のハウジング側に放熱する電子装置の放熱ヒンジ構造
    において、 前記両ハウジングの開閉を案内するヒンジ機構を前記ヒ
    ートパイプに対して独立して設けると共に、開閉軸線を
    前記ヒートパイプの回動中心と一致させた状態で、前記
    ヒンジ機構を放熱ヒンジ部材に対して位置決め固定した
    ことを特徴とする電子装置の放熱ヒンジ構造。
  4. 【請求項4】 相互に開閉可能な一対のハウジングの連
    結箇所に放熱ヒンジ部材を配設し、同放熱ヒンジ部材
    に、前記両ハウジングの開閉軸線上で回動可能にヒート
    パイプを連結して、同ヒートパイプ及び放熱ヒンジ部材
    を介して一方のハウジングに設けた発熱性部品の熱を他
    方のハウジング側に放熱する電子装置の放熱ヒンジ構造
    において、 前記放熱ヒンジ部材を固定したハウジングとは反対側の
    ハウジングにヒンジ部材を固定し、同ヒンジ部材を放熱
    ヒンジ部材に連結して、両ハウジングの開閉を案内する
    ヒンジ機構を構成したことを特徴とする電子装置の放熱
    ヒンジ構造。
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