JP2000352860A - アナログ・ディジタル兼用画像形成装置 - Google Patents

アナログ・ディジタル兼用画像形成装置

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JP2000352860A
JP2000352860A JP11164929A JP16492999A JP2000352860A JP 2000352860 A JP2000352860 A JP 2000352860A JP 11164929 A JP11164929 A JP 11164929A JP 16492999 A JP16492999 A JP 16492999A JP 2000352860 A JP2000352860 A JP 2000352860A
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image
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mirror
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JP11164929A
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English (en)
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Mikiya Okada
三樹也 岡田
Akira Nakajima
章 中島
Kenji Nakanishi
健二 中西
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】装置を大型化させることなく、アナログ方式と
ディジタル方式の両方の画像形成を行うことができる画
像形成装置を提供する。 【解決手段】アナログ方式用の光路の途中に可動ミラー
17を設け、可動ミラー17を基準位置に設置するか、
光路から移動することにより画像形成方式に応じて、簡
単に読み取り光の光路を切り換えることができる。アナ
ログ方式では、原稿台11上の原稿10に、コピーラン
プ13が光を照射し、原稿10からの反射光は、第1ミ
ラー14、ズームレンズ15、第2ミラー16、可動ミ
ラー17、第3ミラー19を経て、感光体ドラム31の
表面に照射される。一方、ディジタル方式では、可動ミ
ラー17は光路上から移動しているため、原稿台11上
の原稿10に、コピーランプ13が光を照射し、原稿1
0からの反射光は、第1ミラー14、ズームレンズ1
5、第2ミラー16を経て、CCD18に照射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、アナログ方式と
ディジタル方式の両方の電子写真プロセスが可能な画像
形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コピー機などの画像形成装置では、画像
情報の加工や高解像度化が可能であることから、一般的
にディジタル方式の画像形成装置が選択されることが多
くなっている。
【0003】図6は、従来のディジタル方式の画像形成
装置41の構成を示す側面図である。画像形成装置41
は、原稿などの画像を読み取るスキャナ部42、画像を
記録用紙に形成する画像形成部43、画像形成部43に
記録用紙を給紙する給紙部44などから構成される。各
部は完全に分離できるユニットになっており、画像形成
装置41は各ユニットを組み合わせる方式が用いられて
いる。
【0004】スキャナ部42は、原稿50を載置する原
稿台51、原稿50に光を照射する光源であるコピーラ
ンプ53、コピーランプ53が原稿台51に載置した原
稿50以外に光を照射するのを防止し、コピーランプ5
3の光を原稿50に集束するレフレクタ52、原稿50
からの反射光を反射する第1ミラー54、第2ミラー5
5、第3ミラー56、反射光の撮像手段である光電変換
素子(以下、CCDと称する。)57を含む構成であ
る。
【0005】画像形成部43は、ドラム形状の感光体ド
ラム71、感光体ドラム71の表面を所定の電位に帯電
させる主帯電器72、静電潜像をトナー像に変換する現
像器73、給紙部44から給紙された記録用紙にトナー
像を転写する転写器74、感光体ドラム71の表面を除
電する除電器75、剰余トナーを回収するクリーニング
部76、画像処理された変調光を感光体ドラム71に照
射するレーザスキャニングユニット(以下、LSUと称
する。)45を含む構成である。
【0006】LSU45は、半導体レーザ61、ポリゴ
ンミラー62、第1f−θレンズ63、第4ミラー6
4、第5ミラー65、第2f−θレンズ66によって構
成される。
【0007】給紙部44は、記録用紙を収納する給紙カ
セット77、画像形成部43に記録用紙を給紙する給紙
ローラ78、トナー像を記録用紙に定着させる定着器4
6、記録用紙を排紙する排紙ローラ79、排紙された記
録用紙を積層する排紙トレイ80を含む構成である。
【0008】図6において、ディジタル方式の画像形成
工程の複写機能を説明する。原稿台51に載置された原
稿50に、コピーランプ53が副走査方向に移動しなが
ら、光を照射する。原稿50からの反射光は、コピーラ
ンプ53と共に副走査方向に移動しながら光を反射する
第1ミラー54・第2ミラー55・第3ミラー56を介
して撮像手段であるCCD57に受光される。CCD5
7の受光信号は、図外の画像処理部で画像処理がなされ
た後、半導体レーザ61に供給される。半導体レーザ6
1から画像情報に対応する変調光がポリゴンミラー6
2、第1f−θレンズ63、第4ミラー64、第5ミラ
ー65、第2f−θレンズ66を経て、感光体ドラム7
1の表面に照射される。感光体ドラム71の表面は、主
帯電器72により所定の電位に帯電され、スキャナ部4
2から照射された光の露光によって、静電潜像を担持す
ることとなる。この静電潜像は現像器73でトナー像に
変換された後、転写器74で給紙カセット77から給紙
ローラ78を介して搬送された記録用紙に転写される。
そして、記録用紙に定着器46でトナー像が定着され
て、記録用紙は排紙ローラ79で排出され、排紙トレイ
80に積層する。また、転写工程を終了した感光体ドラ
ム71の表面は除電器75で除電され、剰余トナーはク
リーニング部76で回収される。
【0009】図7は、従来のアナログ方式の画像形成装
置81の構成を示す側面図である。画像形成装置81
は、図6に示した画像形成装置41と同様に、原稿など
の画像を読み取るスキャナ部82、画像を記録用紙に形
成する画像形成部83、画像形成部83に記録用紙を給
紙する給紙部84などから構成される。各部は完全に分
離できるユニットになっており、画像形成装置81は各
ユニットを組み合わせる方式が用いられている。
【0010】スキャナ部82は、原稿90を載置する原
稿台91、原稿90に光を照射する光源であるコピーラ
ンプ93、コピーランプ93が原稿台91に載置した原
稿90以外に光を照射するのを防止し、コピーランプ9
3の光を原稿90に集束するレフレクタ92、原稿90
からの反射光を反射する第1ミラー94、第2ミラー9
6、画像の倍率を変更するズームレンズ95を含む構成
である。
【0011】画像形成部83は、ドラム形状の感光体ド
ラム101、感光体ドラム101の表面を所定の電位に
帯電させる主帯電器102、静電潜像をトナー像に変換
する現像器103、給紙部84から給紙された記録用紙
にトナー像を転写する転写器104、感光体ドラム10
1の表面を除電する除電器105、剰余トナーを回収す
るクリーニング部106を含む構成である。
【0012】給紙部84は、記録用紙を収納する給紙カ
セット107、画像形成部に記録用紙を給紙する給紙ロ
ーラ108、トナー像を記録用紙に定着させる定着器8
6、記録用紙を排紙する排紙ローラ109、排紙された
記録用紙を積層する排紙トレイ110を含む構成であ
る。
【0013】図7において、アナログ方式の画像形成工
程の複写機能を説明する。原稿台91に載置された原稿
90に、コピーランプ93が副走査方向に移動しなが
ら、光を照射する。原稿90からの反射光は、コピーラ
ンプ93と共に副走査方向に移動しながら光を反射する
第1ミラー94・ズームレンズ95・第2ミラー96を
経て、感光体ドラム101の表面に照射される。その
際、画像の倍率を変更する場合は、ズームレンズ95に
よって画像が変倍される。感光体ドラム101の表面
は、主帯電器102により所定の電位に帯電され、スキ
ャナ部82から照射された光の露光によって、静電潜像
を担持することとなる。この静電潜像は現像器103で
トナー像に変換された後、転写器104で給紙カセット
107から給紙ローラ108を介して搬送された記録用
紙に転写される。そして、記録用紙に定着器86でトナ
ー像が定着されて、記録用紙は排紙ローラ109で排出
され、排紙トレイ110に積層する。また、転写工程を
終了した感光体ドラム101の表面は除電器105で除
電され、剰余トナーはクリーニング部106で回収され
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したように、
ディジタル方式の画像形成装置41では、画像処理を行
った後に、感光体ドラム71上にポリゴンミラー62に
よってスキャンされた変調光を、1ラインずつ書き込ん
で静電潜像を形成する。一方、図7に示したようにアナ
ログ式の画像形成装置81の場合、スキャナ部82で読
み取った画像光を直接感光体ドラム101に照射する。
このように、画像形成工程が異なるため、ディジタル方
式では、アナログ方式のように高速度で画像形成を行う
ことができない。
【0015】また、高速度の画像形成を実現するため
に、ディジタル方式の画像形成装置にアナログ方式の画
像形成装置を組み込むと、前述のように画像形成装置は
各ユニットを組み合わせて形成されるので、装置の大型
化やコストの上昇を招いてしまう。かといって、高速度
の画像形成を実現するために、アナログ方式の画像形成
装置を選択すると、原稿の画像データに対する画像処理
が実施できない。
【0016】本発明の目的は、装置を大型化させること
なく、アナログ方式とディジタル方式の両方の画像形成
を行うことができる画像形成装置を提供することであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するための手段として、以下の構成を備えてい
る。
【0018】(1) 原稿を光学的に読み取るスキャナ部
と、スキャナ部の読み取り光に基づく電子写真方式の画
像形成を行う画像形成部と、を備え、アナログ方式とデ
ィジタル方式の両方の画像形成方式を選択できる画像形
成装置において、前記スキャナ部の読み取り光を画像形
成部に導くアナログ方式用光路の途中で、読み取り光を
撮像手段に導くディジタル方式用光路に切り換える可動
ミラーを有していることを特徴とする。
【0019】この構成においては、読み取り光の光路
は、途中までアナログ方式用とディジタル方式用とに兼
用されるものであり、可動のミラーを移動させることに
より、読み取り光を途中からアナログ方式用光路、ある
いはディジタル方式用光路に切り換えることができる。
したがって、常にディジタル方式で画像形成するのでは
なくアナログ方式でも画像形成することで、ディジタル
方式専用に用いられる半導体レーザやポリゴンミラーな
どの部材の耐久性を向上させることができる。また、ア
ナログ方式・ディジタル方式兼用とすることで、スキャ
ナ部、画像形成部、および給紙部を共用することが可能
になり、装置を小型化できる。
【0020】(2) 前記撮像手段は、可動ミラーに向かう
アナログ方式用光路の延長線上に設けたことを特徴とす
る。
【0021】この構成においては、アナログ方式で画像
形成を行う際の、読み取り光の光路中に可動ミラーが設
けてあり、その光路の延長線上にディジタル方式で画像
形成を行う際に用いられる撮像手段が設けてある。した
がって、光路中から可動ミラーを退避させることで、簡
単にアナログ方式用の光路がディジタル方式用の光路に
切り換わり、光学系をコンパクトにまとめることができ
る。
【0022】(3) 前記画像形成部に対する読み取り光の
露光位置が、アナログ方式とディジタル方式とのどちら
においても同一位置であることを特徴とする。
【0023】この構成においては、画像形成部に設けた
感光体ドラムの読み取り光の露光位置は、アナログ方式
で画像形成する場合と、ディジタル方式で画像形成する
場合とで同一である。したがって、アナログ方式の画像
形成時とディジタル方式の画像形成時とのどちらの場合
でも、同じ画像形成部を使用するので、装置をコンパク
トにできる。
【0024】(4) 前記画像形成部を駆動する手段は、ア
ナログ方式の画像形成時には高速度で駆動し、ディジタ
ル方式の画像形成時には低速度で駆動する駆動手段を設
けたことを特徴とする。
【0025】この構成においては、画像形成部を駆動す
る手段である駆動モータを、アナログ方式の画像形成時
には高速駆動し、ディジタル方式の画像形成時には低速
駆動する。したがって、アナログ方式の画像形成時は高
速で印字ができ、ディジタル方式の画像形成時には低速
で印字ができるので、必要に応じて両方式を使い分ける
ことにより、効率的な印字を行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態に係る画像形成装置の概略の構成例を示す側面図であ
り、アナログ方式の画像形成時の光路を図中に示してい
る。画像形成装置1は、アナログ方式とディジタル方式
の両方の画像形成方式を選択できる画像形成装置であ
る。スキャナ部で読み取った原稿などの画像の読み取り
光を画像形成部に導くアナログ方式用光路の途中に、読
み取り光をCCDなどの撮像手段に導くディジタル方式
用光路に切り換える可動ミラーを設けていることが特徴
である。
【0027】画像形成装置1の構成を説明する。画像形
成装置1は、原稿などの画像を読み取るスキャナ部2、
画像を記録用紙に形成する画像形成部3、画像形成部3
に記録用紙を給紙する給紙部4、各部を制御する図外の
制御部、画像形成部を駆動する駆動モータなどから構成
される。各部は完全に分離できるユニットになってお
り、従来の画像形成装置と同様に、各ユニットを組み合
わせる方式を用いている。
【0028】スキャナ部2は、原稿10を載置する透明
なガラスなどからなる原稿台11、原稿10に光を照射
する光源であるコピーランプ13、コピーランプ13が
原稿台11に載置した原稿10以外に光を照射するのを
防止し、コピーランプ13の光を原稿10に集束するレ
フレクタ12、原稿10からの反射光を反射する第1ミ
ラー14、第2ミラー16、画像の倍率を変更するズー
ムレンズ15、アナログ方式用光路をディジタル方式用
光路に切り換える可動ミラー17、反射光の撮像手段で
あるCCD18を含む構成である。また、画像形成部3
に、可動ミラー17からの反射光を感光体ドラム31の
表面に照射する第3ミラー19を設けている。
【0029】画像形成部3は、ドラム形状の感光体ドラ
ム31、感光体ドラム31の表面を所定の電位に帯電さ
せる主帯電器32、静電潜像をトナー像に変換する現像
器33、給紙部4から給紙された記録用紙にトナー像を
転写する転写器34、感光体ドラム31の表面を除電す
る除電器35、剰余トナーを回収するクリーニング部3
6、画像処理された変調光を感光体ドラム31に照射す
るLSU5を含む構成である。また、感光体ドラム31
の上部に、遮光板30を設置している。遮光板30は、
可動ミラー17が移動する際に、誤って感光体ドラム3
1に光を照射するのを防ぐためのものである。
【0030】LSU5は、半導体レーザ21、ポリゴン
ミラー22、第1f−θレンズ23、第4ミラー24、
第5ミラー25、第2f−θレンズ26によって構成さ
れる。
【0031】給紙部4は、記録用紙を収納する給紙カセ
ット37、画像形成部に記録用紙を給紙する給紙ローラ
38、トナー像を記録用紙に定着させる定着器6、記録
用紙を排紙する排紙ローラ39、排紙された記録用紙を
積層する排紙トレイ40を含む構成である。
【0032】図1において、アナログ方式の画像形成工
程の複写機能を説明する。アナログ方式の画像形成を行
う場合には、スキャナ部2のコピーランプ13から画像
形成部3の感光体ドラム31に至る光路中の所定の基準
位置に可動ミラー17が露出している。原稿台11に載
置された原稿10に、コピーランプ13が副走査方向に
移動しながら、光を照射する。原稿10からの反射光
は、コピーランプ13と共に副走査方向に移動する第1
ミラー14・ズームレンズ15・第2ミラー16を経
て、さらに可動ミラー17、第3ミラー19で反射され
て、感光体ドラム31の表面に照射される。その際、画
像の倍率を変更する場合は、ズームレンズ15によって
画像が変倍される。感光体ドラム31の表面は、主帯電
器32により所定の電位に帯電され、スキャナ部2から
照射された光の露光によって、静電潜像を担持すること
となる。この静電潜像は現像器33でトナー像に変換さ
れた後、転写器34で給紙カセット37から給紙ローラ
38を介して搬送された記録用紙に転写される。そし
て、記録用紙に定着器6でトナー像が定着されて、記録
用紙は排紙ローラ39で排出され、排紙トレイ40に積
層する。また、転写工程を終了した感光体ドラム31の
表面は、除電器35で除電され、剰余トナーはクリーニ
ング部36で回収される。
【0033】図2は、図1に示した画像形成装置の概略
の構成を示す側面図であり、ディジタル方式の画像形成
時の光路を図中に示している。ディジタル方式の画像形
成を行う場合には、スキャナ部2のコピーランプ13か
ら画像形成部3の感光体ドラム31に至る光路中から所
定の退避位置に可動ミラー17が退避している。
【0034】図2において、ディジタル方式の画像形成
工程の複写機能を説明する。原稿台11に載置された原
稿10に、コピーランプ13が副走査方向に移動しなが
ら、光を照射する。原稿10からの反射光は、コピーラ
ンプ13と共に副走査方向に移動する第1ミラー14・
ズームレンズ15・第2ミラー16を経る。この時、画
像はディジタル方式で処理されるので、読み取り光は、
等倍率に設定されたズームレンズ15を通過する。ま
た、可動ミラー17は光路上から退避しているので、第
2ミラー16の反射光を反射しない。そのため、第2ミ
ラー16の反射光は、アナログ方式用の光路の延長線上
に設けた撮像手段であるCCD18に受光される。CC
D18の受光信号は、図外の画像処理部で画像処理がな
された後、半導体レーザ21に供給され、半導体レーザ
21から画像情報に対応する変調光がポリゴンミラー2
2、第1f−θレンズ23、第4ミラー24、第5ミラ
ー25、第2f−θレンズ26を経て感光体ドラム31
の表面に照射される。感光体ドラム31の表面は、主帯
電器32により所定の電位に帯電され、スキャナ部2か
ら照射された光の露光によって、静電潜像を担持するこ
ととなる。この静電潜像は現像器33でトナー像に変換
された後、転写器34で給紙カセット37から給紙ロー
ラ38を介して搬送された記録用紙に転写される。そし
て、記録用紙に定着器6でトナー像が定着されて、記録
用紙は排紙ローラ39で排出され、排紙トレイ40に積
層する。また、転写工程を終了した感光体ドラム31の
表面は除電器35で除電され、剰余トナーはクリーニン
グ部36で回収される。
【0035】図1と図2に示したように、アナログ方式
用の光路の途中に可動ミラー17を設け、可動ミラー1
7を基準位置に設置するか、光路から移動することによ
り画像形成方式に応じて、簡単に読み取り光の光路を切
り換えることができる。つまり、図1では、可動ミラー
17は基準位置にあり、第2ミラー16が反射した読み
取り光を反射して、アナログ方式用光路に導く。一方、
図2では、可動ミラー17は基準位置から回転移動し、
第2ミラー16が反射した読み取り光を反射せずに素通
りさせてディジタル方式用光路の撮像手段であるCCD
18に導く。
【0036】このように、本実施の形態の画像形成装置
1では、アナログ方式の読み取り光の光路を途中までデ
ィジタル方式と共有する。そして、途中から可動ミラー
17によって、アナログ方式用光路とディジタル方式用
光路とに分岐させるようにしたので、光学系の部品を含
め、スキャナ部2、画像形成部3、給紙部4の大部分
を、アナログ方式とディジタル方式で共用できる。その
ため、画像形成装置の小型化を図ることができる。
【0037】図3に、画像形成部におけるアナログ方式
の光路Aとディジタル方式の光路Dを合わせて図示す
る。アナログ方式の場合の読み取り光と、ディジタル方
式の場合の露光光とは、感光体ドラムの同一領域に到達
するように配置位置が調整されている。
【0038】つまり、アナログ方式用光路Aには、読み
取り光を感光体ドラムに導くための第3ミラー19を設
けているが、第3ミラー19の裏面にディジタル方式用
光路上に配置された第4ミラー24を一体的に設けて、
アナログ方式の場合の読み取り光と、ディジタル方式の
場合の露光光とが、感光体ドラムの同一領域に到達する
ように配置位置を調整している。
【0039】なお、第3ミラー19と第4ミラー24を
一枚の可動両面ミラーとして、光路を調整してもよい。
【0040】ここで、感光体ドラムの駆動速度がアナロ
グ・ディジタルの両方式で同じ場合は、感光体ドラムへ
の照射ポイントは同一位置である必要がある。なぜな
ら、感光体ドラムの帯電特性(暗減衰特性)によって同
一ポイントで帯電された感光体ドラムの帯電電位を同一
場所で露光する必要がある。また、露光された画像情報
から、現像ポイントにおいても、前記感光体ドラムの帯
電特性(暗減衰特性)のため同位置の距離が必要であ
る。このように両方式において、同一露光位置とするた
めに、前述のようにアナログ方式の光路中の第3ミラー
19とディジタル方式の光路中の第4ミラー24を一体
化して可動両面ミラーとし、片面をアナログ方式用、他
面をLSU5から照射されるディジタル画像情報の反射
用のミラーとして用いることによって光学系のコンパク
ト化および両方式の兼用が可能となる。
【0041】図4は、図1および図2に示したアナログ
方式・ディジタル方式の2光路を有する画像形成装置の
光学系の選択手順を示すフローチャートである。
【0042】画像形成装置1は、画像形成装置1に内蔵
したスキャナ部2で読みとった画像を印刷する以外に、
外部のパーソナルコンピュータやスキャナ装置などの画
像出力装置から入力される文字や画像のデータも印刷す
ることができる。以下に、画像形成装置1で印刷を行う
場合の手順を、図4に示したフローチャートに基づいて
説明する。
【0043】(1) 内蔵のスキャナ部で原稿の画像を読み
取って、アナログ方式で画像形成する場合。 外部の画像出力装置からの画像形成要求はないので、使
用者はスキャナ部2に原稿10をセットする(s1)。
スキャナ部2を用いて画像形成を行う際に、例えば同一
原稿を複数枚印字する必要があったり、印字を高速で処
理したい時には、図外の操作部においてアナログ方式の
処理である高速モードを指定する(s2)。高速モード
の時には、光学系の可動ミラー17が基準位置に配置さ
れている場合、画像形成装置1の図外の制御部は、可動
ミラー17を基準位置に保持する(s3)。可動ミラー
17が基準位置に無い場合、画像形成装置1の図外の制
御部は、可動ミラー17を移動して基準位置に配置する
(s3、s4)。次に、画像形成装置1の図外の制御部
は、画像形成部3を駆動する図外のモータの速度を高速
モードにして(s5)、さらに、画像形成条件をアナロ
グ方式にする(s6)。使用者は、倍率や印刷枚数など
の印刷条件を図外の操作部に入力し、印刷開始ボタンを
押し、印刷を開始する(s7)。スキャナ部に載置され
た原稿の画像が読み取られて、読み取った画像情報は、
アナログ方式用光路を介して、感光体ドラム31に導か
れる。そして、図1で説明したように、画像形成工程が
実行されて、記録用紙に画像が印刷される(s8)。次
の画像形成形成要求が無ければ(s9)、印刷を終了す
る。
【0044】(2) 内蔵のスキャナ部で原稿の画像を読み
取って、ディジタル方式で画像形成する場合。 外部の画像出力装置からの画像形成要求はないので、使
用者はスキャナ部2に原稿10をセットする(s1)。
スキャナ部2を用いて画像形成を行う際に、例えば同一
原稿を複数枚印字する必要があったり、印字を低速で処
理してもよい時には、図外の操作部においてディジタル
方式の処理である低速モードを指定する(s2、s1
1)。低速モードの時には、光学系の可動ミラー17が
基準位置に配置されている場合、画像形成装置1の図外
の制御部は、基準位置から退避させる(s12、s1
3)。可動ミラー17が基準位置に無い場合、画像形成
装置1の図外の制御部は、可動ミラー17を退避位置に
保持する(s12)。次に、画像形成装置1の図外の制
御部は、画像形成部3を駆動する図外のモータの速度を
低速モードにして(s14)、さらに、画像形成条件を
ディジタル方式にする(s15)。使用者は、倍率や印
刷枚数などの印刷条件を図外の操作部に入力し、印刷開
始ボタンを押し、印刷を開始する(s7)。スキャナ部
に載置された原稿の画像が読み取られて、読み取った画
像情報は、ディジタル方式用光路を介して、CCD18
に撮像される。さらに、原稿画像データの画像処理が図
外の画像処理部で行われ、LSU5により変調光とし
て、感光体ドラム31に照射される。そして、図2で説
明したように、画像形成工程が実行されて、記録用紙に
画像が印刷される(s8)。次の画像形成形成要求が無
ければ(s9)、印刷を終了する。
【0045】(3) 外部のパーソナルコンピュータやスキ
ャナ装置などの画像出力装置から入力される画像データ
の画像を形成する場合。 外部の画像出力装置から画像形成要求があった場合(s
1)、外部の画像出力装置から画像形成装置1に入力さ
れる画像データは、2値化されたデジタル信号であるの
で、図外の操作部においてディジタル方式の処理である
低速モードが自動的に選択される(s11)。低速モー
ドの時には、光学系の可動ミラー17が基準位置に配置
されている場合、画像形成装置1の図外の制御部は、基
準位置から退避させる(s12、s13)。可動ミラー
17が基準位置に無い場合、画像形成装置1の図外の制
御部は、可動ミラー17を退避位置に保持する(s1
2)。次に、画像形成装置1の図外の制御部は、画像形
成部3を駆動する図外のモータの速度を低速モードにし
て(s14)、さらに、画像形成条件をディジタル方式
にする(s15)。使用者は、倍率や印刷枚数などの印
刷条件を図外の操作部に入力し、印刷開始ボタンを押
し、印刷を開始する(s7)。原稿画像データの画像処
理が図外の画像処理部で行われ、LSU5により変調光
として感光体ドラム31に照射され、アナログ方式用光
路を介して、感光体ドラム31に導かれる。そして、図
2で説明したように、画像形成工程が実行されて、記録
用紙に画像が印刷される(s8)。次の画像形成形成要
求が無ければ(s9)、印刷を終了する。
【0046】図5は、本発明にかかる画像形成装置のア
ナログ方式の場合とディジタル方式の場合のタイミング
チャートの例である。ディジタル用の画像形成工程を選
択した場合には、図5(A)に示すサイクルで画像形成
が行われ、アナログ用の画像形成工程を選択した場合に
は、図5(B)に示すサイクルで画像形成が行われる。
この例では、図5(B)のアナログ方式の各タイミング
の方が、図5(A)のディジタル方式の各タイミングよ
りも帯電チャージのタイミング、給紙タイミング、露光
タイミングがほぼ2倍の速度でサイクルが繰り返されて
いる。したがって、それに伴って、感光体ドラムの回転
や現像器内のローラなどの回転も速くなる。
【0047】なお、感光体ドラムへの照射ポイントがア
ナログ方式とディジタル方式で同一位置であるため、画
像形成部の駆動手段の駆動速度に応じて、主帯電器のチ
ャージ量、半導体レーザの発光量、現像時のバイアス電
圧値などを調整する。
【0048】また、図1〜3に示した画像形成装置の各
構成部品は、この配置に限るものではなく、ミラーなど
の部品点数が増減しても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果が得られ
る。 (1) 読み取り光の光路を、途中までアナログ方式用とデ
ィジタル方式用とに兼用するものであり、可動のミラー
を移動させることにより、読み取り光を途中からアナロ
グ方式用光路、あるいはディジタル方式用光路に切り換
えることができることにより、常にディジタル方式で画
像形成するのではなくアナログ方式でも画像形成するこ
とで、ディジタル方式専用に用いられる半導体レーザや
ポリゴンミラーなどの部材の耐久性を向上させることが
できる。また、アナログ方式・ディジタル方式兼用とす
ることで、スキャナ部、画像形成部、および給紙部を共
用することが可能になり、装置を小型化できる。
【0050】(2) アナログ方式で画像形成を行う際の、
読み取り光の光路中に可動ミラーが設けてあり、その光
路の延長線上にディジタル方式で画像形成を行う際に用
いられる撮像手段を設けることにより、光路中から可動
ミラーを退避させることで、簡単にアナログ方式用の光
路がディジタル方式用の光路に切り換わり、光学系をコ
ンパクトにまとめることができる。
【0051】(3) 画像形成部に設けた感光体ドラムの読
み取り光の露光位置を、アナログ方式で画像形成する場
合と、ディジタル方式で画像形成する場合とで同一にす
ることにより、アナログ方式の画像形成時とディジタル
方式の画像形成時とのどちらの場合でも、同じ画像形成
部を使用するので、装置をコンパクトにできる。
【0052】(4) 画像形成部を駆動する手段である駆動
モータを、アナログ方式の画像形成時には高速駆動し、
ディジタル方式の画像形成時には低速駆動することによ
り、アナログ方式の画像形成時は高速で印字ができ、デ
ィジタル方式の画像形成時には低速で印字ができるの
で、必要に応じて両方式を使い分けることにより、効率
的な印字を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の
構成例を示す側面図であり、アナログ方式の画像形成時
の光路を示す。
【図2】本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略の
構成例を示す側面図であり、ディジタル方式の画像形成
時の光路を示す。
【図3】画像形成部におけるアナログ方式の光路とディ
ジタル方式の光路を合わせて図示した、本発明の実施形
態に係る画像形成装置の概略の構成例を示す側面図であ
る。
【図4】アナログ方式・ディジタル方式の2光路を有す
る画像形成装置の光学系の選択手順を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明にかかる画像形成装置のアナログ方式の
場合とディジタル方式の場合のタイミングチャートの例
である。
【図6】従来のディジタル方式の画像形成装置の概略の
構成例を示す側面図である。
【図7】従来のアナログ方式の画像形成装置の概略の構
成例を示す側面図である。
【符号の説明】
1−画像形成装置 2−スキャナ部 3−画像形成部 4−給紙部 5−LSU(レーザスキャニングユニット) 10−原稿 11−原稿台 13−コピーランプ 15−ズームレンズ 17−可動ミラー 18−CCD(光電変換素子) 21−半導体レーザ 22−ポリゴンミラー 31−感光体ドラム 37−給紙カセット 40−排紙トレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 健二 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H076 AA07 AA57 AA58 AB05 AB12 AB18 AB61 EA06 5C062 AA05 AB46 AC02 AC04 AE15 BA02 5C072 AA01 AA03 BA01 BA05 DA04 HA02 HA13 SA03 XA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を光学的に読み取るスキャナ部と、
    スキャナ部の読み取り光に基づく電子写真方式の画像形
    成を行う画像形成部と、を備え、アナログ方式とディジ
    タル方式の両方の画像形成方式を選択できる画像形成装
    置において、 前記スキャナ部の読み取り光を画像形成部に導くアナロ
    グ方式用光路の途中で、読み取り光を撮像手段に導くデ
    ィジタル方式用光路に切り換える可動ミラーを有してい
    ることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記撮像手段は、可動ミラーに向かうア
    ナログ方式用光路の延長線上に設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記画像形成部に対する読み取り光の露
    光位置が、アナログ方式とディジタル方式とのどちらに
    おいても同一位置であることを特徴とする請求項1また
    は2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成部を駆動する手段は、アナ
    ログ方式の画像形成時には高速度で駆動し、ディジタル
    方式の画像形成時には低速度で駆動する駆動手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
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