JP2000352495A - ドレントラップ機構及び蒸気式吸収冷凍機 - Google Patents
ドレントラップ機構及び蒸気式吸収冷凍機Info
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- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/62—Absorption based systems
Landscapes
- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】
【解決手段】 高圧再生器内を貫通している蒸気管L3
1により、凝縮水や蒸気がドレントラップ機構100に
流入してくる。このドレントラップ機構100は、小容
量のドレントラップ100Aと、中容量のドレントラッ
プ100Bと大容量のドレントラップ100Cを、下か
ら順に垂直方向に並んで配列して並列接続したものであ
り、下流側ではドレン配管L50に並列接続されてい
る。流入してくる凝縮水が少量であるときには、ドレン
トラップ100B,100Cは全閉となり、小容量のド
レントラップ100Aの排水弁のみが開状態となり、連
続的に凝縮水を下流側に流すことができる。このため、
蒸気管L31に供給する蒸気量が一定となり、安定運転
ができる。
1により、凝縮水や蒸気がドレントラップ機構100に
流入してくる。このドレントラップ機構100は、小容
量のドレントラップ100Aと、中容量のドレントラッ
プ100Bと大容量のドレントラップ100Cを、下か
ら順に垂直方向に並んで配列して並列接続したものであ
り、下流側ではドレン配管L50に並列接続されてい
る。流入してくる凝縮水が少量であるときには、ドレン
トラップ100B,100Cは全閉となり、小容量のド
レントラップ100Aの排水弁のみが開状態となり、連
続的に凝縮水を下流側に流すことができる。このため、
蒸気管L31に供給する蒸気量が一定となり、安定運転
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドレントラップ機
構及び蒸気式吸収冷凍機に関し、蒸気機器(例えば蒸気
式吸収冷凍機の高圧再生器)に供給する蒸気量が少量に
なっても、蒸気を凝縮してなる凝縮水を連続的に排出す
ることができるように工夫したものであり、これにより
蒸気機器(例えば蒸気式吸収冷凍機)を低負荷運転した
ときであって効率良く安定して運転ができるようにした
ものである。
構及び蒸気式吸収冷凍機に関し、蒸気機器(例えば蒸気
式吸収冷凍機の高圧再生器)に供給する蒸気量が少量に
なっても、蒸気を凝縮してなる凝縮水を連続的に排出す
ることができるように工夫したものであり、これにより
蒸気機器(例えば蒸気式吸収冷凍機)を低負荷運転した
ときであって効率良く安定して運転ができるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】吸収冷凍機は、水を冷媒、臭化リチウム
溶液を吸収剤とし、蒸気や燃料(ガスまたは油)をエネ
ルギー源とした冷凍機である。この吸収冷凍機は、蒸発
器と吸収器と再生器と凝縮器を主要部材として構成され
ている。前記蒸発器及び吸収器の内部は、高真空(絶対
圧力が6〜7mmHg)に保持されている。
溶液を吸収剤とし、蒸気や燃料(ガスまたは油)をエネ
ルギー源とした冷凍機である。この吸収冷凍機は、蒸発
器と吸収器と再生器と凝縮器を主要部材として構成され
ている。前記蒸発器及び吸収器の内部は、高真空(絶対
圧力が6〜7mmHg)に保持されている。
【0003】前記蒸発器では、冷媒ポンプにより送られ
てきた冷媒(水)を、冷水(12℃)が流通する蒸発器
チューブに向けて散布することにより、冷媒が加熱され
て冷媒蒸気となる。つまり、蒸発器は高真空容器となっ
ているので水(冷媒)は4〜6℃位で沸騰して蒸発気化
するので、12℃の冷水を熱源水とすることができるの
である。
てきた冷媒(水)を、冷水(12℃)が流通する蒸発器
チューブに向けて散布することにより、冷媒が加熱され
て冷媒蒸気となる。つまり、蒸発器は高真空容器となっ
ているので水(冷媒)は4〜6℃位で沸騰して蒸発気化
するので、12℃の冷水を熱源水とすることができるの
である。
【0004】そして冷水は、冷媒(水)に与えた蒸発潜
熱分だけ温度低下(7℃になる)して、蒸発器から出て
いく。このように温度低下(7℃となった)冷水はビル
の冷房装置等(冷房負荷)に送られ、冷房に利用され
る。冷房に利用された冷水は温度上昇し12℃の温度に
なって再び蒸発器の蒸発器チューブに流入してくる。
熱分だけ温度低下(7℃になる)して、蒸発器から出て
いく。このように温度低下(7℃となった)冷水はビル
の冷房装置等(冷房負荷)に送られ、冷房に利用され
る。冷房に利用された冷水は温度上昇し12℃の温度に
なって再び蒸発器の蒸発器チューブに流入してくる。
【0005】吸収器では、蒸発器で発生した冷媒蒸気
を、臭化リチウム溶液により吸収する。水分を吸収して
濃度が薄くなった臭化リチウム溶液(以下「臭化リチウ
ム希溶液」と称する)は吸収器の底部に集められる。こ
の吸収器では、冷媒蒸気が臭化リチウム溶液に吸収され
て気体(水蒸気)から液体(水)に変化するときの凝縮
潜熱と、臭化リチウム溶液が水分を吸収して濃度が薄く
なるときの希釈熱が発生するので、冷却水(上記「冷
水」とは別の系に流通している)によりこれらの熱を取
り除いている。なお、臭化リチウム溶液は、その水蒸気
分圧が水の飽和蒸気よりも低いので、吸湿性に富み、冷
媒蒸気を吸収するのに好適な物質である。
を、臭化リチウム溶液により吸収する。水分を吸収して
濃度が薄くなった臭化リチウム溶液(以下「臭化リチウ
ム希溶液」と称する)は吸収器の底部に集められる。こ
の吸収器では、冷媒蒸気が臭化リチウム溶液に吸収され
て気体(水蒸気)から液体(水)に変化するときの凝縮
潜熱と、臭化リチウム溶液が水分を吸収して濃度が薄く
なるときの希釈熱が発生するので、冷却水(上記「冷
水」とは別の系に流通している)によりこれらの熱を取
り除いている。なお、臭化リチウム溶液は、その水蒸気
分圧が水の飽和蒸気よりも低いので、吸湿性に富み、冷
媒蒸気を吸収するのに好適な物質である。
【0006】再生器では、吸収器から送られてくる臭化
リチウム希溶液を加熱する。このため、臭化リチウム希
溶液中の冷媒は一部が蒸発気化し、溶液は濃縮された臭
化リチウム溶液(以下「臭化リチウム濃溶液」と称す
る)となる。濃度が元の状態まで高められた臭化リチウ
ム濃溶液は、吸収器に送られ再び冷媒蒸気を吸収する。
一方、蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器に送られる。
リチウム希溶液を加熱する。このため、臭化リチウム希
溶液中の冷媒は一部が蒸発気化し、溶液は濃縮された臭
化リチウム溶液(以下「臭化リチウム濃溶液」と称す
る)となる。濃度が元の状態まで高められた臭化リチウ
ム濃溶液は、吸収器に送られ再び冷媒蒸気を吸収する。
一方、蒸発した冷媒蒸気は、凝縮器に送られる。
【0007】なお実機では、熱効率を上げ加熱エネルギ
ーを減少させる目的で、再生器を2段に配置した二重効
用型の吸収冷凍機が採用されている。この二重効用型の
吸収冷凍機では、再生器として、供給された蒸気により
臭化リチウム希溶液を加熱をする高圧再生器と、高圧再
生器で発生した高温の冷媒蒸気を加熱源として臭化リチ
ウム希溶液を加熱する低圧再生器とを備えている。
ーを減少させる目的で、再生器を2段に配置した二重効
用型の吸収冷凍機が採用されている。この二重効用型の
吸収冷凍機では、再生器として、供給された蒸気により
臭化リチウム希溶液を加熱をする高圧再生器と、高圧再
生器で発生した高温の冷媒蒸気を加熱源として臭化リチ
ウム希溶液を加熱する低圧再生器とを備えている。
【0008】凝縮器では、再生器から送られてきた冷媒
蒸気を冷却水により冷却して、凝縮液化する。凝縮した
水は冷媒(水)として再び蒸発器に供給される。
蒸気を冷却水により冷却して、凝縮液化する。凝縮した
水は冷媒(水)として再び蒸発器に供給される。
【0009】このように、吸収冷凍機では、冷媒(水)
が、水−水蒸気−水と変化(相の変化)をすると共に、
臭化リチウム溶液が、濃溶液−希溶液−濃溶液と変化
(濃度の変化)をする。吸収冷凍機は、上述した相の変
化(冷媒)と濃度の変化(臭化リチウム溶液)の過程
で、水の蒸発潜熱により冷水を製造し、臭化リチウム溶
液の吸収能力により水蒸気を吸収する作用を、高真空密
閉系内で繰り返し行わせる装置である。
が、水−水蒸気−水と変化(相の変化)をすると共に、
臭化リチウム溶液が、濃溶液−希溶液−濃溶液と変化
(濃度の変化)をする。吸収冷凍機は、上述した相の変
化(冷媒)と濃度の変化(臭化リチウム溶液)の過程
で、水の蒸発潜熱により冷水を製造し、臭化リチウム溶
液の吸収能力により水蒸気を吸収する作用を、高真空密
閉系内で繰り返し行わせる装置である。
【0010】蒸気式吸収冷凍機では、高圧再生器に流通
する蒸気の量を増加して加熱量を増大し、臭化リチウム
溶液の濃度を濃くすることにより、蒸発器から出ていく
冷水の温度を下げることができる。逆に、高圧再生器に
流通する蒸気の量を減少して加熱量を減少し、臭化リチ
ウム溶液の濃度を薄くすることにより、蒸発器から出て
いく冷水の温度を上げることができる。このように、臭
化リチウム溶液の濃度調整をすることにより、冷水温度
を制御して、蒸発器から出て行く冷水の温度を設定温度
(7℃)にしている。
する蒸気の量を増加して加熱量を増大し、臭化リチウム
溶液の濃度を濃くすることにより、蒸発器から出ていく
冷水の温度を下げることができる。逆に、高圧再生器に
流通する蒸気の量を減少して加熱量を減少し、臭化リチ
ウム溶液の濃度を薄くすることにより、蒸発器から出て
いく冷水の温度を上げることができる。このように、臭
化リチウム溶液の濃度調整をすることにより、冷水温度
を制御して、蒸発器から出て行く冷水の温度を設定温度
(7℃)にしている。
【0011】高圧再生器の熱源として蒸気を利用した蒸
気式吸収冷凍機では、蒸気を流通させる蒸気管が、高圧
再生器を貫通する状態で配置されている。従来では、前
記蒸気管のうち、高圧再生器よりも上流側には1つの蒸
気弁が介装されており、高圧再生器よりも下流側には1
つのドレントラップが接続されている。
気式吸収冷凍機では、蒸気を流通させる蒸気管が、高圧
再生器を貫通する状態で配置されている。従来では、前
記蒸気管のうち、高圧再生器よりも上流側には1つの蒸
気弁が介装されており、高圧再生器よりも下流側には1
つのドレントラップが接続されている。
【0012】前記蒸気弁は、運転中では、開度が調整さ
れることにより高圧再生器に流通させる蒸気量を制御
し、運転停止時では、全閉にされて高圧再生器への蒸気
の流通を停止させている。この蒸気弁の開度は、0%〜
100%の範囲で開度制御がされる。つまり、負荷に応
じて、蒸気弁の開度が制御される。
れることにより高圧再生器に流通させる蒸気量を制御
し、運転停止時では、全閉にされて高圧再生器への蒸気
の流通を停止させている。この蒸気弁の開度は、0%〜
100%の範囲で開度制御がされる。つまり、負荷に応
じて、蒸気弁の開度が制御される。
【0013】一方、前記ドレントラップには、蒸気管を
流通しつつ高圧再生器にて放熱して凝縮した凝縮水や、
凝縮されずに流通してきた蒸気が流入してくる。このド
レントラップでは、凝縮水が流入してきた場合には、こ
の凝縮水を一旦貯留してから下流側に流下し、蒸気が流
入してきた場合には、ドレントラップ内にてこの蒸気を
凝縮させ、凝縮させた凝縮水を下流側に流下させる。こ
のため、ドレントラップよりも下流側には、蒸気が流下
することはなく、これにより蒸気による加熱効率を高め
ている。また、ドレントラップよりも下流側の配管(ド
レン配管)では、蒸気が流通することはなく、凝縮水の
みが流下するだけであるため、下流側のドレン配管内の
圧力は低減し、下流側のドレン配管を大気開放とするこ
とができる。
流通しつつ高圧再生器にて放熱して凝縮した凝縮水や、
凝縮されずに流通してきた蒸気が流入してくる。このド
レントラップでは、凝縮水が流入してきた場合には、こ
の凝縮水を一旦貯留してから下流側に流下し、蒸気が流
入してきた場合には、ドレントラップ内にてこの蒸気を
凝縮させ、凝縮させた凝縮水を下流側に流下させる。こ
のため、ドレントラップよりも下流側には、蒸気が流下
することはなく、これにより蒸気による加熱効率を高め
ている。また、ドレントラップよりも下流側の配管(ド
レン配管)では、蒸気が流通することはなく、凝縮水の
みが流下するだけであるため、下流側のドレン配管内の
圧力は低減し、下流側のドレン配管を大気開放とするこ
とができる。
【0014】このドレントラップでは、ケーシング内に
フロートが配置されると共に、排水弁が配置されてい
る。そして、ケーシング内にたまった凝縮水の水位に応
じてフロートが浮き沈み(上下移動)し、このフロート
の上下移動に応じて排水弁が開閉される。
フロートが配置されると共に、排水弁が配置されてい
る。そして、ケーシング内にたまった凝縮水の水位に応
じてフロートが浮き沈み(上下移動)し、このフロート
の上下移動に応じて排水弁が開閉される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで最近では蒸気
式吸収冷凍機の容量が大型化してきており、これに併せ
てドレントラップも大型のものが採用されている。この
ような大型の蒸気式吸収冷凍機を低負荷運転する場合に
は、前記蒸気弁の開度を極めて小さくして運転を行う。
このため、低負荷運転時には、ドレントラップに供給さ
れる凝縮水量や蒸気量も減少する。
式吸収冷凍機の容量が大型化してきており、これに併せ
てドレントラップも大型のものが採用されている。この
ような大型の蒸気式吸収冷凍機を低負荷運転する場合に
は、前記蒸気弁の開度を極めて小さくして運転を行う。
このため、低負荷運転時には、ドレントラップに供給さ
れる凝縮水量や蒸気量も減少する。
【0016】ドレントラップは、蒸気式吸収冷凍機の容
量に応じて大型であるため、流入してくる凝縮水量や蒸
気量が減少してくると、そのケーシング内部に凝縮水が
溜まるまでに長い時間がかかる(即ち、排水弁の閉時間
が長い)。換言すると、凝縮水がある排水レベルに達し
てフロートが排水レベルよりも上に浮き上がって排水弁
が開となり、ケーシング内の凝縮水が一旦排水された結
果、フロートが排水レベル以下に位置して排水弁が閉と
なった時点から、再び凝縮水がある排水レベルにまで達
して、フロートが排水レベルよりも上に浮き上がって排
水弁が再度開となる時点までの時間が長くなる。つま
り、排水弁が一旦閉となってから、再び開となるまでの
時間(弁閉時間)は長く、排水弁が開となっている時間
(弁開時間)は短くなる。したがって、ドレントラップ
から下流には、間欠的に凝縮水が排水されることにな
る。
量に応じて大型であるため、流入してくる凝縮水量や蒸
気量が減少してくると、そのケーシング内部に凝縮水が
溜まるまでに長い時間がかかる(即ち、排水弁の閉時間
が長い)。換言すると、凝縮水がある排水レベルに達し
てフロートが排水レベルよりも上に浮き上がって排水弁
が開となり、ケーシング内の凝縮水が一旦排水された結
果、フロートが排水レベル以下に位置して排水弁が閉と
なった時点から、再び凝縮水がある排水レベルにまで達
して、フロートが排水レベルよりも上に浮き上がって排
水弁が再度開となる時点までの時間が長くなる。つま
り、排水弁が一旦閉となってから、再び開となるまでの
時間(弁閉時間)は長く、排水弁が開となっている時間
(弁開時間)は短くなる。したがって、ドレントラップ
から下流には、間欠的に凝縮水が排水されることにな
る。
【0017】このように、ドレントラップから間欠的に
凝縮水が排水されると、蒸気弁の開度が一定であって
も、蒸気管に流れる蒸気流量(つまり、高圧再生器に熱
を付与する蒸気流量)が、間欠的に増減してふらつく。
このように、蒸気流量が間欠的に増減してふらつくと、
高圧再生器にて濃縮する臭化リチウム溶液の濃度が一定
にならずに変動してしまい、吸収冷凍機の運転が不安定
となり、吸収冷凍機により冷却している冷水の温度が安
定せず一定とならない恐れがあった。
凝縮水が排水されると、蒸気弁の開度が一定であって
も、蒸気管に流れる蒸気流量(つまり、高圧再生器に熱
を付与する蒸気流量)が、間欠的に増減してふらつく。
このように、蒸気流量が間欠的に増減してふらつくと、
高圧再生器にて濃縮する臭化リチウム溶液の濃度が一定
にならずに変動してしまい、吸収冷凍機の運転が不安定
となり、吸収冷凍機により冷却している冷水の温度が安
定せず一定とならない恐れがあった。
【0018】本発明は、上記従来技術に鑑み、蒸気式吸
収冷凍機などの蒸気機器を低負荷運転していても、安定
した運転を確保することのできる、ドレントラップ機構
及び蒸気式吸収冷凍機を提供することを目的とする。
収冷凍機などの蒸気機器を低負荷運転していても、安定
した運転を確保することのできる、ドレントラップ機構
及び蒸気式吸収冷凍機を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の構成は、複数個のドレントラップが、垂直方向に並
んで配置されており、各ドレントラップの入口孔は並列
接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラップの出口
孔は並列接続されてドレン配管に接続されていることを
特徴とする。
明の構成は、複数個のドレントラップが、垂直方向に並
んで配置されており、各ドレントラップの入口孔は並列
接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラップの出口
孔は並列接続されてドレン配管に接続されていることを
特徴とする。
【0020】また本発明の構成は、容量の異なる複数個
のドレントラップが、容量の小さいものから順に下から
上に向かって垂直方向に並んで配置されており、各ドレ
ントラップの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続さ
れ、各ドレントラップの出口孔は並列接続されてドレン
配管に接続されていることを特徴とする。
のドレントラップが、容量の小さいものから順に下から
上に向かって垂直方向に並んで配置されており、各ドレ
ントラップの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続さ
れ、各ドレントラップの出口孔は並列接続されてドレン
配管に接続されていることを特徴とする。
【0021】また本発明の構成は、ドレントラップとオ
リフィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直方向に
並んで配置されており、前記ドレントラップと前記オリ
フィスの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前
記ドレントラップと前記オリフィスの出口孔は並列接続
されてドレン配管に接続されていることを特徴とする。
リフィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直方向に
並んで配置されており、前記ドレントラップと前記オリ
フィスの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前
記ドレントラップと前記オリフィスの出口孔は並列接続
されてドレン配管に接続されていることを特徴とする。
【0022】また本発明の構成は、ドレントラップとニ
ードル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直方向に
並んで配置されており、前記ドレントラップと前記ニー
ドル弁の入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前
記ドレントラップと前記ニードル弁の出口孔は並列接続
されてドレン配管に接続されていることを特徴とする。
ードル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直方向に
並んで配置されており、前記ドレントラップと前記ニー
ドル弁の入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前
記ドレントラップと前記ニードル弁の出口孔は並列接続
されてドレン配管に接続されていることを特徴とする。
【0023】また本発明の構成は、蒸気管を介して凝縮
水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレ
ンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検
出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通
させるドレン配管に介装されており前記水位検出部材に
より検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁と
で構成されていることを特徴とする。
水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレ
ンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検
出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通
させるドレン配管に介装されており前記水位検出部材に
より検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁と
で構成されていることを特徴とする。
【0024】また本発明の構成は、蒸気管を介して凝縮
水または蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート
及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁で
なる排水制御機構が複数設置されており、前記ケーシン
グ内に貯留される凝縮水の水位が異なる位置にて、各排
水制御機構の排水弁が開となるようにしていることを特
徴とする。
水または蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート
及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁で
なる排水制御機構が複数設置されており、前記ケーシン
グ内に貯留される凝縮水の水位が異なる位置にて、各排
水制御機構の排水弁が開となるようにしていることを特
徴とする。
【0025】また本発明の構成は、蒸気管を介して凝縮
水または蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート
及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁で
なる排水制御機構が設置されており、前記排水弁の弁体
は錐状体となっていることを特徴とする。
水または蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート
及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁で
なる排水制御機構が設置されており、前記排水弁の弁体
は錐状体となっていることを特徴とする。
【0026】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、複数個のドレントラップが、垂直方向に
並んで配置されており、各ドレントラップの入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレントラップ
の出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されている
ことを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、複数個のドレントラップが、垂直方向に
並んで配置されており、各ドレントラップの入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレントラップ
の出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されている
ことを特徴とする。
【0027】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、容量の異なる複数個のドレントラップ
が、容量の小さいものから順に下から上に向かって垂直
方向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口
孔は並列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレント
ラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続され
ていることを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、容量の異なる複数個のドレントラップ
が、容量の小さいものから順に下から上に向かって垂直
方向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口
孔は並列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレント
ラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続され
ていることを特徴とする。
【0028】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、ドレントラップとオリフィスとが、前記
オリフィスを下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記オリフィスの入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、前記ドレントラッ
プと前記オリフィスの出口孔は並列接続されてドレン配
管に接続されていることを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、ドレントラップとオリフィスとが、前記
オリフィスを下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記オリフィスの入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、前記ドレントラッ
プと前記オリフィスの出口孔は並列接続されてドレン配
管に接続されていることを特徴とする。
【0029】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、ドレントラップとニードル弁とが、前記
ニードル弁を下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記ニードル弁の入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、前記ドレントラッ
プと前記ニードル弁の出口孔は並列接続されてドレン配
管に接続されていることを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、ドレントラップとニードル弁とが、前記
ニードル弁を下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記ニードル弁の入口孔は並
列接続されて前記蒸気管に接続され、前記ドレントラッ
プと前記ニードル弁の出口孔は並列接続されてドレン配
管に接続されていることを特徴とする。
【0030】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、
前記ドレンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出す
る水位検出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮
水を流通させるドレン配管に介装されており前記水位検
出部材により検出した水位に応じて開閉制御される開閉
制御弁とで構成されていることを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、
前記ドレンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出す
る水位検出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮
水を流通させるドレン配管に介装されており前記水位検
出部材により検出した水位に応じて開閉制御される開閉
制御弁とで構成されていることを特徴とする。
【0031】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるケーシング内に、
フロート及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する
排水弁でなる排水制御機構が複数設置されており、前記
ケーシング内に貯留される凝縮水の水位が異なる位置に
て、各排水制御機構の排水弁が開となるようにしている
ことを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるケーシング内に、
フロート及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する
排水弁でなる排水制御機構が複数設置されており、前記
ケーシング内に貯留される凝縮水の水位が異なる位置に
て、各排水制御機構の排水弁が開となるようにしている
ことを特徴とする。
【0032】また本発明の構成は、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるケーシング内に、
フロート及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する
排水弁でなる排水制御機構が設置されており、前記排水
弁の弁体は錐状体となっていることを特徴とする。
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介
して凝縮水または蒸気が流入してくるケーシング内に、
フロート及びこのフロートの浮き沈みに応じて開閉する
排水弁でなる排水制御機構が設置されており、前記排水
弁の弁体は錐状体となっていることを特徴とする。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にか
かる吸収冷凍機を、図面に基づき詳細に説明する。
かる吸収冷凍機を、図面に基づき詳細に説明する。
【0034】<蒸気式吸収冷凍機の全体の構成・動作>
まずはじめに、システム構成図である図1を参照して、
本実施の形態にかかる蒸気式吸収冷凍機の全体の構成・
動作を、冷房運転時の動作と共に説明する。冷房運転時
には、バルブV9は閉じており(図では黒塗りして示し
ている)、バルブV1〜V8は開いている(図では白抜
きして示している)。
まずはじめに、システム構成図である図1を参照して、
本実施の形態にかかる蒸気式吸収冷凍機の全体の構成・
動作を、冷房運転時の動作と共に説明する。冷房運転時
には、バルブV9は閉じており(図では黒塗りして示し
ている)、バルブV1〜V8は開いている(図では白抜
きして示している)。
【0035】図1に示すように、蒸発器10と吸収器2
0は、同一のシェル(高真空容器)内に構成されてい
る。
0は、同一のシェル(高真空容器)内に構成されてい
る。
【0036】蒸発器10内には蒸発器チューブ11が配
置されている。この蒸発器チューブ11には、冷水入口
ラインL1を介して冷水W1が供給され、蒸発器チュー
ブ11を流通した冷水W1は冷水出口ラインL2を介し
て外部に排出される。また、冷媒ラインL11を介して
冷媒ポンプP1により汲み上げられた冷媒(水)Rは、
蒸発器チューブ11に向けて散布される。散布された冷
媒Rは、蒸発器チューブ11内を流通する冷水W1から
気化の潜熱を奪って蒸発気化して冷媒蒸気rとなる。こ
の冷媒蒸気rは吸収器20側に流入していく。
置されている。この蒸発器チューブ11には、冷水入口
ラインL1を介して冷水W1が供給され、蒸発器チュー
ブ11を流通した冷水W1は冷水出口ラインL2を介し
て外部に排出される。また、冷媒ラインL11を介して
冷媒ポンプP1により汲み上げられた冷媒(水)Rは、
蒸発器チューブ11に向けて散布される。散布された冷
媒Rは、蒸発器チューブ11内を流通する冷水W1から
気化の潜熱を奪って蒸発気化して冷媒蒸気rとなる。こ
の冷媒蒸気rは吸収器20側に流入していく。
【0037】前記冷水W1は、12℃の温度で蒸発器1
0に入り、蒸発器チューブ11にて冷却されて、蒸発器
10から7℃の温度で排出される。冷水出口ラインL2
から出てくる7℃の冷水W1は、ビルの冷房や工場のプ
ロセス用として用いられる。ビル冷房等の冷房負荷にお
いて冷房に供せられた冷水W1は、温度上昇し12℃の
温度となって再び蒸発器10に流入してくる。
0に入り、蒸発器チューブ11にて冷却されて、蒸発器
10から7℃の温度で排出される。冷水出口ラインL2
から出てくる7℃の冷水W1は、ビルの冷房や工場のプ
ロセス用として用いられる。ビル冷房等の冷房負荷にお
いて冷房に供せられた冷水W1は、温度上昇し12℃の
温度となって再び蒸発器10に流入してくる。
【0038】吸収器20内には吸収器チューブ21が配
置されている。この吸収器チューブ21には、冷却水ラ
インL3,L4を介して冷却水W2が供給される。そし
て、溶液ラインL21を介して濃溶液ポンプP2により
圧送されてきた臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収器チュ
ーブ21に向けて散布される。このため、散布された臭
化リチウム濃溶液Y1は、吸収器20側に流入してきた
冷媒蒸気rを吸収して、濃度が薄くなる。濃度が薄くな
った臭化リチウム希溶液Y3は、吸収器20の底部に集
められる。なお、吸収器20内で発生する熱は、吸収器
チューブ21内を流通する冷却水W2により冷却され
る。
置されている。この吸収器チューブ21には、冷却水ラ
インL3,L4を介して冷却水W2が供給される。そし
て、溶液ラインL21を介して濃溶液ポンプP2により
圧送されてきた臭化リチウム濃溶液Y1は、吸収器チュ
ーブ21に向けて散布される。このため、散布された臭
化リチウム濃溶液Y1は、吸収器20側に流入してきた
冷媒蒸気rを吸収して、濃度が薄くなる。濃度が薄くな
った臭化リチウム希溶液Y3は、吸収器20の底部に集
められる。なお、吸収器20内で発生する熱は、吸収器
チューブ21内を流通する冷却水W2により冷却され
る。
【0039】吸収器20の底部に集められた臭化リチウ
ム希溶液Y3は、再生器ポンプP3により圧送され、バ
ルブV2,V3,低温熱交換器30,溶液ラインL2
2,熱回収器70,高温熱交換器31,溶液ラインL2
3を介して、高圧再生器40に供給される。
ム希溶液Y3は、再生器ポンプP3により圧送され、バ
ルブV2,V3,低温熱交換器30,溶液ラインL2
2,熱回収器70,高温熱交換器31,溶液ラインL2
3を介して、高圧再生器40に供給される。
【0040】高圧再生器40内には、蒸気管L31が貫
通した状態で配置されており、この蒸気管L31のうち
高圧再生器40よりも上流側である蒸気入口側には蒸気
弁71が介装されている。この蒸気弁71は、蒸気管L
31に流通させる蒸気量を調整する流量制御弁としての
機能と、蒸気の流通を停止させる仕切弁としての機能を
併せ持っている。このように、蒸気弁70が流量制御弁
と仕切弁の両機能を有しているので、使用する弁を減少
でき、コスト削減に寄与する。この蒸気弁70は一般に
はソフトシートを用いた複座弁やバタフライ弁を採用し
ている。
通した状態で配置されており、この蒸気管L31のうち
高圧再生器40よりも上流側である蒸気入口側には蒸気
弁71が介装されている。この蒸気弁71は、蒸気管L
31に流通させる蒸気量を調整する流量制御弁としての
機能と、蒸気の流通を停止させる仕切弁としての機能を
併せ持っている。このように、蒸気弁70が流量制御弁
と仕切弁の両機能を有しているので、使用する弁を減少
でき、コスト削減に寄与する。この蒸気弁70は一般に
はソフトシートを用いた複座弁やバタフライ弁を採用し
ている。
【0041】また蒸気管L31のうち高圧再生器40よ
りも下流側である蒸気出口側には、本発明のポイントと
なるドレントラップ機構100が接続されている。この
ドレントラップ機構100には凝縮水や蒸気が流入して
くると共に、下流側には凝縮水のみを流下させるように
なっている。このドレントラップ機構100は、3個の
ドレントラップにより構成されており、その詳細は後述
する。
りも下流側である蒸気出口側には、本発明のポイントと
なるドレントラップ機構100が接続されている。この
ドレントラップ機構100には凝縮水や蒸気が流入して
くると共に、下流側には凝縮水のみを流下させるように
なっている。このドレントラップ機構100は、3個の
ドレントラップにより構成されており、その詳細は後述
する。
【0042】この高圧再生器40は、蒸気管L31を介
して高温の蒸気が流通することにより、臭化リチウム希
溶液Y3を加熱する。高圧再生器40に供給された臭化
リチウム希溶液Y3は、加熱され、冷媒の一部が蒸発気
化して濃度が中程度の臭化リチウム中溶液Y2となる。
この臭化リチウム中溶液Y2は、溶液ラインL24,高
温熱交換器31,溶液ラインL25を通って低圧再生器
50に供給される。
して高温の蒸気が流通することにより、臭化リチウム希
溶液Y3を加熱する。高圧再生器40に供給された臭化
リチウム希溶液Y3は、加熱され、冷媒の一部が蒸発気
化して濃度が中程度の臭化リチウム中溶液Y2となる。
この臭化リチウム中溶液Y2は、溶液ラインL24,高
温熱交換器31,溶液ラインL25を通って低圧再生器
50に供給される。
【0043】一方、高圧再生器40にて蒸発した冷媒蒸
気rは、冷媒ラインL12を介して、低圧再生器50の
低圧再生器チューブ51に供給され、更に、冷媒ライン
L13を介して凝縮器60に供給される。なお、低圧再
生器50と凝縮器60は、同一のシェル内に構成されて
いる。
気rは、冷媒ラインL12を介して、低圧再生器50の
低圧再生器チューブ51に供給され、更に、冷媒ライン
L13を介して凝縮器60に供給される。なお、低圧再
生器50と凝縮器60は、同一のシェル内に構成されて
いる。
【0044】低圧再生器50では、溶液ラインL25を
介して臭化リチウム中溶液Y2が供給されるとともに、
溶液ラインL26を介して溶液ラインL22から分岐し
てきた臭化リチウム希溶液Y3が低圧再生器チューブ5
1に向けて散布される。この低圧再生器50では、低圧
再生器チューブ51により溶液Y2,Y3が加熱され、
冷媒の一部が蒸発して溶液の濃度が更に濃くなり、高濃
度の臭化リチウム濃溶液Y1が低圧再生器50の底部に
集められる。この臭化リチウム濃溶液Y1は、濃溶液ポ
ンプP2により、再び吸収器20に供給される。
介して臭化リチウム中溶液Y2が供給されるとともに、
溶液ラインL26を介して溶液ラインL22から分岐し
てきた臭化リチウム希溶液Y3が低圧再生器チューブ5
1に向けて散布される。この低圧再生器50では、低圧
再生器チューブ51により溶液Y2,Y3が加熱され、
冷媒の一部が蒸発して溶液の濃度が更に濃くなり、高濃
度の臭化リチウム濃溶液Y1が低圧再生器50の底部に
集められる。この臭化リチウム濃溶液Y1は、濃溶液ポ
ンプP2により、再び吸収器20に供給される。
【0045】凝縮器60には、冷却水ラインL3,L5
により冷却水W2が供給される凝縮器チューブ61が配
置されている。この凝縮器60では、高圧再生器40に
て蒸発して冷媒ラインL12,低圧再生器チューブ51
及び冷媒ラインL13を介して供給されてきた冷媒蒸気
rと、低圧再生器50にて蒸発して凝縮器60側に流入
してきた冷媒蒸気rが、凝縮器チューブ61にて冷却凝
縮されて冷媒(水)Rとなる。この冷媒Rは、重力及び
圧力差により、冷媒ラインL14を介して蒸発器10に
送られる。蒸発器10の底部に集められた冷媒Rは、冷
媒ポンプP1により再び冷媒ラインL11を介して蒸発
器チューブ11に向けて散布される。
により冷却水W2が供給される凝縮器チューブ61が配
置されている。この凝縮器60では、高圧再生器40に
て蒸発して冷媒ラインL12,低圧再生器チューブ51
及び冷媒ラインL13を介して供給されてきた冷媒蒸気
rと、低圧再生器50にて蒸発して凝縮器60側に流入
してきた冷媒蒸気rが、凝縮器チューブ61にて冷却凝
縮されて冷媒(水)Rとなる。この冷媒Rは、重力及び
圧力差により、冷媒ラインL14を介して蒸発器10に
送られる。蒸発器10の底部に集められた冷媒Rは、冷
媒ポンプP1により再び冷媒ラインL11を介して蒸発
器チューブ11に向けて散布される。
【0046】かかる構成となっている、蒸気を加熱源と
した吸収冷凍機では、制御部80により蒸気弁71の開
度を調節して高圧再生器40に流通する蒸気の量を制御
することにより、冷水出口ラインL2を通して冷房負荷
に送られていく冷水W1の温度制御をすることができ
る。つまり、制御部80は冷水出口温度をもとに、冷水
出口温度が設定温度(7℃)になるように、蒸気弁71
の開度をPID制御している。
した吸収冷凍機では、制御部80により蒸気弁71の開
度を調節して高圧再生器40に流通する蒸気の量を制御
することにより、冷水出口ラインL2を通して冷房負荷
に送られていく冷水W1の温度制御をすることができ
る。つまり、制御部80は冷水出口温度をもとに、冷水
出口温度が設定温度(7℃)になるように、蒸気弁71
の開度をPID制御している。
【0047】なお吸収冷凍機の運転を停止したときに
は、制御部80は、蒸気弁71を全閉にするよう制御す
る。
は、制御部80は、蒸気弁71を全閉にするよう制御す
る。
【0048】<本発明の第1の実施の形態>次に、本発
明の第1の実施の形態にかかるドレントラップ機構10
0を、図2を参照しつつ説明する。
明の第1の実施の形態にかかるドレントラップ機構10
0を、図2を参照しつつ説明する。
【0049】高圧再生器40を貫通した状態で配置され
ている蒸気管L31のうち、高圧再生器40よりも下流
側の位置に、ドレントラップ機構100が接続されてい
る。このドレントラップ機構100は、3個のドレント
ラップ100A,100B,100Cにより構成されて
いる。3個のドレントラップ100A,100B,10
0Cの各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ100A,100B,100Cの各
出口孔は並列接続されてドレン管L50に接続されてい
る。しかも、3個のドレントラップ100A,100
B,100Cは、垂直方向に並んで配置されている。こ
のうち、最小容量のドレントラップ100Aが下段位置
に、中容量のドレントラップ100Bが中段位置に、最
大容量のドレントラップ100Cが上段位置に配置され
ている。
ている蒸気管L31のうち、高圧再生器40よりも下流
側の位置に、ドレントラップ機構100が接続されてい
る。このドレントラップ機構100は、3個のドレント
ラップ100A,100B,100Cにより構成されて
いる。3個のドレントラップ100A,100B,10
0Cの各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ100A,100B,100Cの各
出口孔は並列接続されてドレン管L50に接続されてい
る。しかも、3個のドレントラップ100A,100
B,100Cは、垂直方向に並んで配置されている。こ
のうち、最小容量のドレントラップ100Aが下段位置
に、中容量のドレントラップ100Bが中段位置に、最
大容量のドレントラップ100Cが上段位置に配置され
ている。
【0050】なお、蒸気管L31中に流れる凝縮水の最
大流量を100%としたときに、ドレントラップ100
Aの最大流量は20パーセントであり、ドレントラップ
100Bの最大流量は30%であり、ドレントラップ1
00Cの最大流量は50%となっている。
大流量を100%としたときに、ドレントラップ100
Aの最大流量は20パーセントであり、ドレントラップ
100Bの最大流量は30%であり、ドレントラップ1
00Cの最大流量は50%となっている。
【0051】各ドレントラップ100A〜100Cは、
容量は異なるが、構造は同じになっている。つまり、各
ドレントラップ100A〜100Cは、寸法は異なる
が、形状は相似形状となっている。
容量は異なるが、構造は同じになっている。つまり、各
ドレントラップ100A〜100Cは、寸法は異なる
が、形状は相似形状となっている。
【0052】ここで、各ドレントラップ100A〜10
0Cを代表して、ドレントラップ100Aの構造を、図
3を参照して説明する。図3に示すように、ケーシング
101内には、回動自在にレバー102が配置されてお
り、このレバー102の先端にフロート103が取り付
けられている。また、レバー102には、排水弁104
が連結されており、フロート103が上方に移動してレ
バー102が上方に向かって回動すると排水弁104が
開となり、フロート103が下方に移動してレバー10
2が下方に向かって回動すると排水弁104が閉とな
る。また、ケーシング101の側面のうち、上部には入
口孔105が形成され、下部には出口孔106が形成さ
れている。入口孔105には蒸気管L31が接続され、
出口孔106にはドレン配管L50が接続される。
0Cを代表して、ドレントラップ100Aの構造を、図
3を参照して説明する。図3に示すように、ケーシング
101内には、回動自在にレバー102が配置されてお
り、このレバー102の先端にフロート103が取り付
けられている。また、レバー102には、排水弁104
が連結されており、フロート103が上方に移動してレ
バー102が上方に向かって回動すると排水弁104が
開となり、フロート103が下方に移動してレバー10
2が下方に向かって回動すると排水弁104が閉とな
る。また、ケーシング101の側面のうち、上部には入
口孔105が形成され、下部には出口孔106が形成さ
れている。入口孔105には蒸気管L31が接続され、
出口孔106にはドレン配管L50が接続される。
【0053】蒸気管L31からは、凝縮した凝縮水や蒸
気が、入口孔105を通って、ケーシング101内に流
入してくる。凝縮水は一旦ケーシング101内に溜めら
れる。また、ケーシング101内に蒸気が流入してきた
ときには、この蒸気は、ケーシング101内にて凝縮し
て凝縮水となる。
気が、入口孔105を通って、ケーシング101内に流
入してくる。凝縮水は一旦ケーシング101内に溜めら
れる。また、ケーシング101内に蒸気が流入してきた
ときには、この蒸気は、ケーシング101内にて凝縮し
て凝縮水となる。
【0054】ケーシング101内に溜まった凝縮水の水
位が、所定の排水レベル以下であるときには、フロート
103が前記排水レベルよりも下方位置に位置して、排
水弁104が閉状態となり、出口孔106からは、凝縮
水は排水されない。
位が、所定の排水レベル以下であるときには、フロート
103が前記排水レベルよりも下方位置に位置して、排
水弁104が閉状態となり、出口孔106からは、凝縮
水は排水されない。
【0055】ケーシング101内に溜まった凝縮水の水
位が、所定の排水レベル以上になると、フロート103
が前記排水レベルよりも上方に浮き上り、排水弁104
が開状態となり、出口孔106からは、凝縮水が排水さ
れる。このとき、排水弁104の開度は、フロート10
3の上下位置に応じて変化する。
位が、所定の排水レベル以上になると、フロート103
が前記排水レベルよりも上方に浮き上り、排水弁104
が開状態となり、出口孔106からは、凝縮水が排水さ
れる。このとき、排水弁104の開度は、フロート10
3の上下位置に応じて変化する。
【0056】他のドレントラップ100B,100C
も、寸法は異なるが(大きくなっているが)、構造は同
一(相似構造)となっており、同様な動作をする。
も、寸法は異なるが(大きくなっているが)、構造は同
一(相似構造)となっており、同様な動作をする。
【0057】図2に戻りドレントラップ機構100の動
作説明をすると、蒸気管L31の流量に応じて、ドレン
トラップ100A〜100Cの動作が次のように変化す
る。即ち、 蒸気管L31を介して流れる流量が0〜20%である
ときには、ドレントラップ100Aの排水弁104が流
量に応じて開閉動作をして、下流側に凝縮水を流下する
が、ドレントラップ100B,100Cは完全に閉状態
となっている。 蒸気管L31を介して流れる流量が20〜50%であ
るときには、ドレントラップ100Aの排水弁開度は1
00パーセントであり、ドレントラップ100Bの排水
弁が流量に応じて開閉動作をし、ドレントラップ100
Cは完全に閉状態となっている。 蒸気管L31を介して流れる流量が50〜100%で
あるときには、ドレントラップ100A,100Bの排
水弁開度は100パーセントであり、ドレントラップ1
00Cの排水弁が流量に応じて開閉動作をする。
作説明をすると、蒸気管L31の流量に応じて、ドレン
トラップ100A〜100Cの動作が次のように変化す
る。即ち、 蒸気管L31を介して流れる流量が0〜20%である
ときには、ドレントラップ100Aの排水弁104が流
量に応じて開閉動作をして、下流側に凝縮水を流下する
が、ドレントラップ100B,100Cは完全に閉状態
となっている。 蒸気管L31を介して流れる流量が20〜50%であ
るときには、ドレントラップ100Aの排水弁開度は1
00パーセントであり、ドレントラップ100Bの排水
弁が流量に応じて開閉動作をし、ドレントラップ100
Cは完全に閉状態となっている。 蒸気管L31を介して流れる流量が50〜100%で
あるときには、ドレントラップ100A,100Bの排
水弁開度は100パーセントであり、ドレントラップ1
00Cの排水弁が流量に応じて開閉動作をする。
【0058】蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転をするとき
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、容量の小さいドレントラップ100Aのみによっ
て、下流側に凝縮水が流下される。ドレントラップ10
0Aは容量が小さいため、少ないながらも凝縮水流量の
流量がある程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁10
4が連続的に開状態となることができる。また、凝縮水
流量が極めて少ないときであっても、排水弁104が閉
となっている時間は、大型のドレントラップを用いた場
合に比べて短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、容量の小さいドレントラップ100Aのみによっ
て、下流側に凝縮水が流下される。ドレントラップ10
0Aは容量が小さいため、少ないながらも凝縮水流量の
流量がある程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁10
4が連続的に開状態となることができる。また、凝縮水
流量が極めて少ないときであっても、排水弁104が閉
となっている時間は、大型のドレントラップを用いた場
合に比べて短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。
【0059】したがって、ドレントラップ100Aから
凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管L31に
流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とす
ることができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運
転が安定し、冷水温度を一定に保つことができる。
凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管L31に
流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とす
ることができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運
転が安定し、冷水温度を一定に保つことができる。
【0060】蒸気管L31を介して流れる流量が増大し
たとき、例えば上記の状態となった時には、ドレント
ラップ100Aが全開状態となると共に、ドレントラッ
プ100Bの排水弁が流量に応じた弁開度となり、ドレ
ントラップ機構100から下流に連続的に凝縮水を流下
することができる。また、例えば上記の状態となった
時には、ドレントラップ100A,100Bが全開状態
となると共に、ドレントラップ100Cの排水弁が流量
に応じた弁開度となり、ドレントラップ機構100から
下流に連続的に凝縮水を流下することができる。このた
め、流量が多いときであっても、ドレントラップ機構1
00から凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管
L31に流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一
定量とすることができ、定常負荷運転時にも当然に吸収
冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保つことがで
きる。
たとき、例えば上記の状態となった時には、ドレント
ラップ100Aが全開状態となると共に、ドレントラッ
プ100Bの排水弁が流量に応じた弁開度となり、ドレ
ントラップ機構100から下流に連続的に凝縮水を流下
することができる。また、例えば上記の状態となった
時には、ドレントラップ100A,100Bが全開状態
となると共に、ドレントラップ100Cの排水弁が流量
に応じた弁開度となり、ドレントラップ機構100から
下流に連続的に凝縮水を流下することができる。このた
め、流量が多いときであっても、ドレントラップ機構1
00から凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管
L31に流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一
定量とすることができ、定常負荷運転時にも当然に吸収
冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保つことがで
きる。
【0061】<第2の実施の形態>次に本発明の第2の
実施の形態を、図4を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第2の実施の形態では、ドレントラップ機構15
0は、ドレントラップ151とオリフィス152とで構
成されている。ドレントラップ151及びオリフィス1
52の各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ151及びオリフィス152の各出
口孔は並列接続されてドレン配管L50に接続されてい
る。しかも、ドレントラップ151が垂直方向上側に、
オリフィス152が垂直方向下側に配置されている。
実施の形態を、図4を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第2の実施の形態では、ドレントラップ機構15
0は、ドレントラップ151とオリフィス152とで構
成されている。ドレントラップ151及びオリフィス1
52の各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ151及びオリフィス152の各出
口孔は並列接続されてドレン配管L50に接続されてい
る。しかも、ドレントラップ151が垂直方向上側に、
オリフィス152が垂直方向下側に配置されている。
【0062】なお、蒸気管L31中に流れる凝縮水の最
大流量を100%としたときに、ドレントラップ151
の最大流量は80パーセントであり、オリフィス152
の最大流量は20%となっている。
大流量を100%としたときに、ドレントラップ151
の最大流量は80パーセントであり、オリフィス152
の最大流量は20%となっている。
【0063】蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転をするとき
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、オリフィス152のみによって、下流側に凝縮水が
連続的に流下される。このため、蒸気管L31に流す蒸
気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とすること
ができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安
定し、冷水温度を一定に保つことができる。
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、オリフィス152のみによって、下流側に凝縮水が
連続的に流下される。このため、蒸気管L31に流す蒸
気流量は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とすること
ができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安
定し、冷水温度を一定に保つことができる。
【0064】<第3の実施の形態>次に本発明の第3の
実施の形態を、図5を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第3の実施の形態では、ドレントラップ機構16
0は、ドレントラップ161とニードル弁162とで構
成されている。ドレントラップ161及びニードル弁1
62の各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ161及びニードル弁162の各出
口孔は並列接続されてドレン配管L50に接続されてい
る。しかも、ドレントラップ161が垂直方向上側に、
ニードル弁162が垂直方向下側に配置されている。
実施の形態を、図5を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第3の実施の形態では、ドレントラップ機構16
0は、ドレントラップ161とニードル弁162とで構
成されている。ドレントラップ161及びニードル弁1
62の各入口孔は並列接続されて蒸気管L31に接続さ
れ、ドレントラップ161及びニードル弁162の各出
口孔は並列接続されてドレン配管L50に接続されてい
る。しかも、ドレントラップ161が垂直方向上側に、
ニードル弁162が垂直方向下側に配置されている。
【0065】なお、蒸気管L31中に流れる凝縮水の最
大流量を100%としたときに、ドレントラップ161
の最大流量は80パーセントであり、ニードル弁162
の最大流量は20%となっている。
大流量を100%としたときに、ドレントラップ161
の最大流量は80パーセントであり、ニードル弁162
の最大流量は20%となっている。
【0066】蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転をするとき
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、ニードル弁162の開度調整をすることによりニー
ドル弁162のみによって、下流側に凝縮水が連続的に
流下される。このため、蒸気管L31に流す蒸気流量
は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とすることがで
き、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定
し、冷水温度を一定に保つことができる。
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、ニードル弁162の開度調整をすることによりニー
ドル弁162のみによって、下流側に凝縮水が連続的に
流下される。このため、蒸気管L31に流す蒸気流量
は、蒸気弁71の開度に応じた一定量とすることがで
き、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定
し、冷水温度を一定に保つことができる。
【0067】<第4の実施の形態>次に本発明の第4の
実施の形態を、図6を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第4の実施の形態では、ドレントラップ機構17
0は、ドレンタンク171とレベル計(水位検出部材)
172と開閉制御弁173とで構成されている。
実施の形態を、図6を参照して説明する。同図に示すよ
うに、第4の実施の形態では、ドレントラップ機構17
0は、ドレンタンク171とレベル計(水位検出部材)
172と開閉制御弁173とで構成されている。
【0068】ドレンタンク171の入口孔171aは蒸
気管L31に接続され、出口孔171bはドレン配管L
50に接続されている。開閉制御弁173は、ドレン配
管L50に介装されている。レベル計172は、ドレン
タンク171内の凝縮水の水位を検出している。
気管L31に接続され、出口孔171bはドレン配管L
50に接続されている。開閉制御弁173は、ドレン配
管L50に介装されている。レベル計172は、ドレン
タンク171内の凝縮水の水位を検出している。
【0069】蒸気管L31を介して凝縮水がドレンタン
ク171に流入すると、この凝縮水はドレンタンク17
1内に一旦貯留される。また、蒸気管L31を介して蒸
気がドレンタンク171に流入すると、この蒸気はドレ
ンタンク171内にて凝縮する。
ク171に流入すると、この凝縮水はドレンタンク17
1内に一旦貯留される。また、蒸気管L31を介して蒸
気がドレンタンク171に流入すると、この蒸気はドレ
ンタンク171内にて凝縮する。
【0070】ドレンタンク171内の凝縮水の水位が所
定の排水レベル以上になったことをレベル計172にて
検出すると、開閉制御弁173が開状態となる。このと
きの開度は、水位に応じて制御される。また、ドレンタ
ンク171内の凝縮水の水位が所定の排水レベル以下に
なると、開閉制御弁173が閉となる。
定の排水レベル以上になったことをレベル計172にて
検出すると、開閉制御弁173が開状態となる。このと
きの開度は、水位に応じて制御される。また、ドレンタ
ンク171内の凝縮水の水位が所定の排水レベル以下に
なると、開閉制御弁173が閉となる。
【0071】このため、蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転
をするときには、蒸気管L31を介して流通する凝縮水
(または蒸気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少な
いときには、開閉制御弁173の開度調整をすることに
より下流側に凝縮水が連続的に流下される。このため、
蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応
じた一定量とすることができ、低負荷運転時であっても
吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保つこと
ができる。また、高価なドレントラップを用いる必要が
ないため、コストの削減を図ることができる。
をするときには、蒸気管L31を介して流通する凝縮水
(または蒸気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少な
いときには、開閉制御弁173の開度調整をすることに
より下流側に凝縮水が連続的に流下される。このため、
蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸気弁71の開度に応
じた一定量とすることができ、低負荷運転時であっても
吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保つこと
ができる。また、高価なドレントラップを用いる必要が
ないため、コストの削減を図ることができる。
【0072】<第5の実施の形態>次に本発明の第5の
実施の形態を、図7を参照して説明する。同図に示すよ
うに第5の実施の形態は、ドレントラップ200自体に
工夫をしたものである。即ち、ドレントラップ200の
ケーシング201内には、水平方向に延びる仕切板20
2が配置されており、この仕切板202により上室20
3と下室204とに分離されている。
実施の形態を、図7を参照して説明する。同図に示すよ
うに第5の実施の形態は、ドレントラップ200自体に
工夫をしたものである。即ち、ドレントラップ200の
ケーシング201内には、水平方向に延びる仕切板20
2が配置されており、この仕切板202により上室20
3と下室204とに分離されている。
【0073】上室203には、入口孔203aを介して
蒸気管L31が接続されており、下室204には、出口
孔204aを介してドレン配管L50が接続されてい
る。
蒸気管L31が接続されており、下室204には、出口
孔204aを介してドレン配管L50が接続されてい
る。
【0074】仕切板202の上面には、3個の排水制御
機構210,220,230が設置されている。排水制
御機構210は、回動自在に支持されたレバー211
と、このレバー211の先端に取り付けられたフロート
212と、フロート212の浮き沈みに応じてレバー2
11が上下移動することにより開閉動作する排水弁21
3とで構成されている。同様に、排水制御機構220,
230は、レバー221,231と、フロート222,
232と排水弁223,233とにより構成されてい
る。
機構210,220,230が設置されている。排水制
御機構210は、回動自在に支持されたレバー211
と、このレバー211の先端に取り付けられたフロート
212と、フロート212の浮き沈みに応じてレバー2
11が上下移動することにより開閉動作する排水弁21
3とで構成されている。同様に、排水制御機構220,
230は、レバー221,231と、フロート222,
232と排水弁223,233とにより構成されてい
る。
【0075】排水制御機構210は、ケーシング201
内の凝縮水の水位がLe1以上になったら開状態とな
り、排水制御機構220は、ケーシング201内の凝縮
水の水位がLe2以上になったら開状態となり、排水制
御機構230は、ケーシング201内の凝縮水の水位が
Le3以上になったら開状態となる。
内の凝縮水の水位がLe1以上になったら開状態とな
り、排水制御機構220は、ケーシング201内の凝縮
水の水位がLe2以上になったら開状態となり、排水制
御機構230は、ケーシング201内の凝縮水の水位が
Le3以上になったら開状態となる。
【0076】蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転をするとき
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、排水制御機構210の排水弁213のみによって、
下流側に凝縮水が流下される。3つの排水弁213〜2
33のうち1つの排水弁213のみによって凝縮水が流
下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある
程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁213が連続的
に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極め
て少ないときであっても、排水弁213が閉となってい
る時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸
気弁71の開度に応じた一定量とすることができ、低負
荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温
度を一定に保つことができる。
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、排水制御機構210の排水弁213のみによって、
下流側に凝縮水が流下される。3つの排水弁213〜2
33のうち1つの排水弁213のみによって凝縮水が流
下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある
程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁213が連続的
に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極め
て少ないときであっても、排水弁213が閉となってい
る時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸
気弁71の開度に応じた一定量とすることができ、低負
荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温
度を一定に保つことができる。
【0077】<第6の実施の形態>次に本発明の第6の
実施の形態を、図8を参照して説明する。同図に示すよ
うに第6の実施の形態は、ドレントラップ250自体に
工夫をしたものである。即ち、ドレントラップ250の
ケーシング251内には、水平方向に延びる仕切板25
2が配置されており、この仕切板252により上室25
3と下室254とに分離されている。
実施の形態を、図8を参照して説明する。同図に示すよ
うに第6の実施の形態は、ドレントラップ250自体に
工夫をしたものである。即ち、ドレントラップ250の
ケーシング251内には、水平方向に延びる仕切板25
2が配置されており、この仕切板252により上室25
3と下室254とに分離されている。
【0078】上室253には、入口孔253aを介して
蒸気管L31が接続されており、下室254には、出口
孔254aを介してドレン配管L50が接続されてい
る。
蒸気管L31が接続されており、下室254には、出口
孔254aを介してドレン配管L50が接続されてい
る。
【0079】仕切板252の上面には、2個の排水制御
機構260,270が設置されている。排水制御機構2
60,270は、レバー261,271と、フロート2
62,272と排水弁263,273とにより構成され
ている。なお、レバー261,271は同一の支柱によ
り支持されている。
機構260,270が設置されている。排水制御機構2
60,270は、レバー261,271と、フロート2
62,272と排水弁263,273とにより構成され
ている。なお、レバー261,271は同一の支柱によ
り支持されている。
【0080】排水制御機構260は、ケーシング251
内の凝縮水の水位がLe11以上になったら開状態とな
り、排水制御機構270は、ケーシング251内の凝縮
水の水位がLe12以上になったら開状態となる。
内の凝縮水の水位がLe11以上になったら開状態とな
り、排水制御機構270は、ケーシング251内の凝縮
水の水位がLe12以上になったら開状態となる。
【0081】蒸気式吸収冷凍機が低負荷運転をするとき
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、排水制御機構260の排水弁263のみによって、
下流側に凝縮水が流下される。2つの排水弁263,2
73のうち1つの排水弁263のみによって凝縮水が流
下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある
程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁263が連続的
に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極め
て少ないときであっても、排水弁263が閉となってい
る時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸
気弁71の開度に応じた一定量とすることができ、低負
荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温
度を一定に保つことができる。
には、蒸気管L31を介して流通する凝縮水(または蒸
気)の量が少なくなるが、凝縮水流量が少ないときに
は、排水制御機構260の排水弁263のみによって、
下流側に凝縮水が流下される。2つの排水弁263,2
73のうち1つの排水弁263のみによって凝縮水が流
下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある
程度あれば、凝縮水流量に応じて排水弁263が連続的
に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極め
て少ないときであっても、排水弁263が閉となってい
る時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管L31に流す蒸気流量は、蒸
気弁71の開度に応じた一定量とすることができ、低負
荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温
度を一定に保つことができる。
【0082】<第7の実施の形態>次に本発明の第7の
実施の形態を、図9を参照して説明する。同図に示すよ
うに第7の実施の形態は、ドレントラップの排水弁30
0に工夫をしたものである。この排水弁300は、円錐
状の弁体301と、この弁体301に適合した弁座30
2とで構成されている。弁体310が細長い円錐状とな
っているため、弁体301の上下ストロークを長くとる
ことにより、流下量を極めて小流量から大流量まで調整
することができる。
実施の形態を、図9を参照して説明する。同図に示すよ
うに第7の実施の形態は、ドレントラップの排水弁30
0に工夫をしたものである。この排水弁300は、円錐
状の弁体301と、この弁体301に適合した弁座30
2とで構成されている。弁体310が細長い円錐状とな
っているため、弁体301の上下ストロークを長くとる
ことにより、流下量を極めて小流量から大流量まで調整
することができる。
【0083】なお本発明は、蒸気式吸収冷凍機のみなら
ず、各種の蒸気機器(ボイラ等)にも適用することがで
きる。
ず、各種の蒸気機器(ボイラ等)にも適用することがで
きる。
【0084】
【発明の効果】以上実施の形態と共に具体的に説明した
ように本発明では、複数個のドレントラップが、垂直方
向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口孔
は並列接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラップ
の出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されている
構成とした。また、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫
通した状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、
複数個のドレントラップが、垂直方向に並んで配置され
ており、各ドレントラップの入口孔は並列接続されて前
記蒸気管に接続され、各ドレントラップの出口孔は並列
接続されてドレン配管に接続されている構成とした。
ように本発明では、複数個のドレントラップが、垂直方
向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口孔
は並列接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラップ
の出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されている
構成とした。また、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫
通した状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、
複数個のドレントラップが、垂直方向に並んで配置され
ており、各ドレントラップの入口孔は並列接続されて前
記蒸気管に接続され、各ドレントラップの出口孔は並列
接続されてドレン配管に接続されている構成とした。
【0085】かかる構成としたため、蒸気機器(蒸気式
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、最下段の1つのドレ
ントラップのみによって、下流側に凝縮水が流下された
め、少ないながらも凝縮水流量の流量がある程度あれ
ば、凝縮水流量に応じて排水弁が連続的に開状態となる
ことができる。また、凝縮水流量が極めて少ないときで
あっても、排水弁が閉となっている時間は、大型のドレ
ントラップを用いた場合に比べて短くなる(間欠排水す
る間隔が短時間となる)。したがって、ドレントラップ
から凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管に流
す蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時で
あっても蒸気機器(蒸気式吸収冷凍機)の運転が安定す
る。
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、最下段の1つのドレ
ントラップのみによって、下流側に凝縮水が流下された
め、少ないながらも凝縮水流量の流量がある程度あれ
ば、凝縮水流量に応じて排水弁が連続的に開状態となる
ことができる。また、凝縮水流量が極めて少ないときで
あっても、排水弁が閉となっている時間は、大型のドレ
ントラップを用いた場合に比べて短くなる(間欠排水す
る間隔が短時間となる)。したがって、ドレントラップ
から凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管に流
す蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時で
あっても蒸気機器(蒸気式吸収冷凍機)の運転が安定す
る。
【0086】また本発明では、容量の異なる複数個のド
レントラップが、容量の小さいものから順に下から上に
向かって垂直方向に並んで配置されており、各ドレント
ラップの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、各
ドレントラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に
接続されている構成とした。また、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、容量の異なる複数個のドレントラップ
が、容量の小さいものから順に下から上に向かって垂直
方向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口
孔は並列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレント
ラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続され
ている構成とした。
レントラップが、容量の小さいものから順に下から上に
向かって垂直方向に並んで配置されており、各ドレント
ラップの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、各
ドレントラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に
接続されている構成とした。また、蒸気式吸収冷凍機の
高圧再生器を貫通した状態で配置されている蒸気管の下
流側の位置に、容量の異なる複数個のドレントラップ
が、容量の小さいものから順に下から上に向かって垂直
方向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口
孔は並列接続されて前記蒸気管に接続され、各ドレント
ラップの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続され
ている構成とした。
【0087】かかる構成としたため、蒸気機器(蒸気式
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、下側の容量の小さい
ドレントラップのみによって、下流側に凝縮水が流下さ
れため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある程度あ
れば、凝縮水流量に応じて排水弁が連続的に開状態とな
ることができる。また、凝縮水流量が極めて少ないとき
であっても、排水弁が閉となっている時間は、大型のド
レントラップを用いた場合に比べて短くなる(間欠排水
する間隔が短時間となる)。したがって、ドレントラッ
プから凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管に
流す蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時
であっても蒸気機器(蒸気式吸収冷凍機)の運転が安定
する。このため、蒸気式吸収冷凍機の場合には、低負荷
運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度
を一定に保つことができる。
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、下側の容量の小さい
ドレントラップのみによって、下流側に凝縮水が流下さ
れため、少ないながらも凝縮水流量の流量がある程度あ
れば、凝縮水流量に応じて排水弁が連続的に開状態とな
ることができる。また、凝縮水流量が極めて少ないとき
であっても、排水弁が閉となっている時間は、大型のド
レントラップを用いた場合に比べて短くなる(間欠排水
する間隔が短時間となる)。したがって、ドレントラッ
プから凝縮水がほぼ連続的に排水されるため、蒸気管に
流す蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時
であっても蒸気機器(蒸気式吸収冷凍機)の運転が安定
する。このため、蒸気式吸収冷凍機の場合には、低負荷
運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度
を一定に保つことができる。
【0088】また本発明では、ドレントラップとオリフ
ィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直方向に並ん
で配置されており、前記ドレントラップと前記オリフィ
スの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前記ド
レントラップと前記オリフィスの出口孔は並列接続され
てドレン配管に接続されている構成とした。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管の下流側の位置に、ドレントラッ
プとオリフィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直
方向に並んで配置されており、前記ドレントラップと前
記オリフィスの入口孔は並列接続されて前記蒸気管に接
続され、前記ドレントラップと前記オリフィスの出口孔
は並列接続されてドレン配管に接続されている構成とし
た。
ィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直方向に並ん
で配置されており、前記ドレントラップと前記オリフィ
スの入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前記ド
レントラップと前記オリフィスの出口孔は並列接続され
てドレン配管に接続されている構成とした。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管の下流側の位置に、ドレントラッ
プとオリフィスとが、前記オリフィスを下側にして垂直
方向に並んで配置されており、前記ドレントラップと前
記オリフィスの入口孔は並列接続されて前記蒸気管に接
続され、前記ドレントラップと前記オリフィスの出口孔
は並列接続されてドレン配管に接続されている構成とし
た。
【0089】かかる構成としたため、蒸気機器(蒸気式
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、オリフィスのみによ
って、下流側に凝縮水が連続的に流下される。このた
め、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とすることができ、
低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷
水温度を一定に保つことができる。また、安価なオリフ
ィスを用いることができるため、コスト削減を図ること
もできる。
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、オリフィスのみによ
って、下流側に凝縮水が連続的に流下される。このた
め、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とすることができ、
低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が安定し、冷
水温度を一定に保つことができる。また、安価なオリフ
ィスを用いることができるため、コスト削減を図ること
もできる。
【0090】また本発明では、ドレントラップとニード
ル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直方向に並ん
で配置されており、前記ドレントラップと前記ニードル
弁の入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前記ド
レントラップと前記ニードル弁の出口孔は並列接続され
てドレン配管に接続されている構成とした。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管の下流側の位置に、ドレントラッ
プとニードル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直
方向に並んで配置されており、前記ドレントラップと前
記ニードル弁の入口孔は並列接続されて前記蒸気管に接
続され、前記ドレントラップと前記ニードル弁の出口孔
は並列接続されてドレン配管に接続されている構成とし
た。
ル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直方向に並ん
で配置されており、前記ドレントラップと前記ニードル
弁の入口孔は並列接続されて蒸気管に接続され、前記ド
レントラップと前記ニードル弁の出口孔は並列接続され
てドレン配管に接続されている構成とした。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管の下流側の位置に、ドレントラッ
プとニードル弁とが、前記ニードル弁を下側にして垂直
方向に並んで配置されており、前記ドレントラップと前
記ニードル弁の入口孔は並列接続されて前記蒸気管に接
続され、前記ドレントラップと前記ニードル弁の出口孔
は並列接続されてドレン配管に接続されている構成とし
た。
【0091】かかる構成としたたため、蒸気機器(蒸気
式吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を
介して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、ニードル弁の開度調
整をすることによりニードル弁のみによって、下流側に
凝縮水が連続的に流下される。このため、蒸気管に流す
蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時であ
っても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保
つことができる。また、安価なニードル弁を用いること
ができるため、コスト削減を図ることもできる。
式吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を
介して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、ニードル弁の開度調
整をすることによりニードル弁のみによって、下流側に
凝縮水が連続的に流下される。このため、蒸気管に流す
蒸気流量を一定量とすることができ、低負荷運転時であ
っても吸収冷凍機の運転が安定し、冷水温度を一定に保
つことができる。また、安価なニードル弁を用いること
ができるため、コスト削減を図ることもできる。
【0092】また本発明では、蒸気管を介して凝縮水ま
たは蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレンタ
ンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検出部
材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通させ
るドレン配管に介装されており前記水位検出部材により
検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁とで構
成した。また本発明では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生
器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介して凝縮
水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレ
ンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検
出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通
させるドレン配管に介装されており前記水位検出部材に
より検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁と
で構成した。
たは蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレンタ
ンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検出部
材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通させ
るドレン配管に介装されており前記水位検出部材により
検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁とで構
成した。また本発明では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生
器を貫通した状態で配置されている蒸気管を介して凝縮
水または蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレ
ンタンク内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検
出部材と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通
させるドレン配管に介装されており前記水位検出部材に
より検出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁と
で構成した。
【0093】かかる構成としたため、蒸気機器(蒸気式
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、開閉制御弁の開度調
整をすることにより下流側に凝縮水が連続的に流下され
る。このため、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とするこ
とができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が
安定し、冷水温度を一定に保つことができる。また、高
価なドレントラップを用いる必要がないため、コストの
削減を図ることができる。
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、開閉制御弁の開度調
整をすることにより下流側に凝縮水が連続的に流下され
る。このため、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とするこ
とができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運転が
安定し、冷水温度を一定に保つことができる。また、高
価なドレントラップを用いる必要がないため、コストの
削減を図ることができる。
【0094】また本発明では、蒸気管を介して凝縮水ま
たは蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及び
このフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる
排水制御機構が複数設置されており、前記ケーシング内
に貯留される凝縮水の水位が異なる位置にて、各排水制
御機構の排水弁が開となるように構成した。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入
してくるケーシング内に、フロート及びこのフロートの
浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が
複数設置されており、前記ケーシング内に貯留される凝
縮水の水位が異なる位置にて、各排水制御機構の排水弁
が開となるように構成した。
たは蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及び
このフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる
排水制御機構が複数設置されており、前記ケーシング内
に貯留される凝縮水の水位が異なる位置にて、各排水制
御機構の排水弁が開となるように構成した。また本発明
では、蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で
配置されている蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入
してくるケーシング内に、フロート及びこのフロートの
浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が
複数設置されており、前記ケーシング内に貯留される凝
縮水の水位が異なる位置にて、各排水制御機構の排水弁
が開となるように構成した。
【0095】かかる構成としたため、蒸気機器(蒸気式
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、1つの排水制御機構
の排水弁のみによって、下流側に凝縮水が流下される。
複数の排水弁のうち1つの排水弁のみによって凝縮水が
流下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量があ
る程度あれば、凝縮水流量に応じて1つの排水弁が連続
的に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極
めて少ないときであっても、1つの排水弁が閉となって
いる時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とす
ることができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運
転が安定し、冷水温度を一定に保つことができる。
吸収冷凍機)が低負荷運転をするときには、蒸気管を介
して流通する凝縮水(または蒸気)の量が少なくなる
が、凝縮水流量が少ないときには、1つの排水制御機構
の排水弁のみによって、下流側に凝縮水が流下される。
複数の排水弁のうち1つの排水弁のみによって凝縮水が
流下されるため、少ないながらも凝縮水流量の流量があ
る程度あれば、凝縮水流量に応じて1つの排水弁が連続
的に開状態となることができる。また、凝縮水流量が極
めて少ないときであっても、1つの排水弁が閉となって
いる時間は、短くなる(間欠排水する間隔が短時間とな
る。)。この結果、蒸気管に流す蒸気流量を一定量とす
ることができ、低負荷運転時であっても吸収冷凍機の運
転が安定し、冷水温度を一定に保つことができる。
【0096】また本発明では、蒸気管を介して凝縮水ま
たは蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及び
このフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる
排水制御機構が設置されており、前記排水弁の弁体は錐
状体となっている構成とした。また本発明では、蒸気式
吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で配置されてい
る蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入してくるケー
シング内に、フロート及びこのフロートの浮き沈みに応
じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が設置されてお
り、前記排水弁の弁体は錐状体となっている構成とし
た。
たは蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及び
このフロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる
排水制御機構が設置されており、前記排水弁の弁体は錐
状体となっている構成とした。また本発明では、蒸気式
吸収冷凍機の高圧再生器を貫通した状態で配置されてい
る蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入してくるケー
シング内に、フロート及びこのフロートの浮き沈みに応
じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が設置されてお
り、前記排水弁の弁体は錐状体となっている構成とし
た。
【0097】かかる構成としたため、弁体が細長い円錐
状となっているため、弁体の上下ストロークを長くとる
ことにより、流下量を極めて小流量から大流量まで調整
することができる。このため、蒸気機器の安定運転に寄
与することができる。
状となっているため、弁体の上下ストロークを長くとる
ことにより、流下量を極めて小流量から大流量まで調整
することができる。このため、蒸気機器の安定運転に寄
与することができる。
【図1】蒸気式吸収冷凍機の全体構成を示す構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図3】第1の実施の形態で用いるドレントラップを示
す構成図。
す構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図5】本発明の第3の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図6】本発明の第4の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図7】本発明の第5の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図8】本発明の第6の実施の形態にかかるドレントラ
ップ機構を示す構成図。
ップ機構を示す構成図。
【図9】本発明の第7の実施の形態にかかるドレントラ
ップの排水弁を示す構成図。
ップの排水弁を示す構成図。
10 蒸発器 11 蒸発器チューブ 20 吸収器 21 吸収器チューブ 30 低温熱交換器 31 高温熱交換器 40 高圧再生器 50 低圧再生器 51 低圧再生器チューブ 60 凝縮器 61 凝縮器チューブ 70 熱回収器 71 蒸気弁 80 制御部 100 ドレントラップ機構 100A,100B,100C ドレントラップ 101 ケーシング 102 レバー 103 フロート 104 排水弁 105 入口孔 106 出口孔 150 ドレントラップ機構 151 ドレントラップ 152 オリフィス 160 ドレントラップ機構 161 ドレントラップ 162 ニードル弁 170 ドレントラップ機構 171 ドレンタンク 172 レベル計 173 開閉制御弁 200 ドレントラップ機構 201 ケーシング 210,220,230 排水制御機構 250 ドレントラップ機構 260,270 排水制御機構 300 排水弁 301 弁体 302 弁座 P1 冷媒ポンプ P2 濃溶液ポンプ P3 再生器ポンプ L1 冷水入口ライン L2 冷水出口ライン L3,L4,L5 冷却水ライン L11〜L14 冷媒ライン L21〜L26 溶液ライン L31 蒸気管 L50 ドレン配管 R 冷媒(水) r 冷媒蒸気 Y1 臭化リチウム濃溶液 Y2 臭化リチウム中溶液 Y3 臭化リチウム希溶液 W1 冷水 W2 冷却水
Claims (14)
- 【請求項1】 複数個のドレントラップが、垂直方向に
並んで配置されており、各ドレントラップの入口孔は並
列接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラップの出
口孔は並列接続されてドレン配管に接続されていること
を特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項2】 容量の異なる複数個のドレントラップ
が、容量の小さいものから順に下から上に向かって垂直
方向に並んで配置されており、各ドレントラップの入口
孔は並列接続されて蒸気管に接続され、各ドレントラッ
プの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されてい
ることを特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項3】 ドレントラップとオリフィスとが、前記
オリフィスを下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記オリフィスの入口孔は並
列接続されて蒸気管に接続され、前記ドレントラップと
前記オリフィスの出口孔は並列接続されてドレン配管に
接続されていることを特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項4】 ドレントラップとニードル弁とが、前記
ニードル弁を下側にして垂直方向に並んで配置されてお
り、前記ドレントラップと前記ニードル弁の入口孔は並
列接続されて蒸気管に接続され、前記ドレントラップと
前記ニードル弁の出口孔は並列接続されてドレン配管に
接続されていることを特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項5】 蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入
してくるドレンタンクと、前記ドレンタンク内に貯留さ
れた凝縮水の水位を検出する水位検出部材と、ドレンタ
ンクから流下してくる凝縮水を流通させるドレン配管に
介装されており前記水位検出部材により検出した水位に
応じて開閉制御される開閉制御弁とで構成されているこ
とを特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項6】 蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入
してくるケーシング内に、フロート及びこのフロートの
浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が
複数設置されており、前記ケーシング内に貯留される凝
縮水の水位が異なる位置にて、各排水制御機構の排水弁
が開となるようにしていることを特徴とするドレントラ
ップ機構。 - 【請求項7】 蒸気管を介して凝縮水または蒸気が流入
してくるケーシング内に、フロート及びこのフロートの
浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水制御機構が
設置されており、前記排水弁の弁体は錐状体となってい
ることを特徴とするドレントラップ機構。 - 【請求項8】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通し
た状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、複数
個のドレントラップが、垂直方向に並んで配置されてお
り、各ドレントラップの入口孔は並列接続されて前記蒸
気管に接続され、各ドレントラップの出口孔は並列接続
されてドレン配管に接続されていることを特徴とする蒸
気式吸収冷凍機。 - 【請求項9】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通し
た状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、容量
の異なる複数個のドレントラップが、容量の小さいもの
から順に下から上に向かって垂直方向に並んで配置され
ており、各ドレントラップの入口孔は並列接続されて前
記蒸気管に接続され、各ドレントラップの出口孔は並列
接続されてドレン配管に接続されていることを特徴とす
る蒸気式吸収冷凍機。 - 【請求項10】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通
した状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、ド
レントラップとオリフィスとが、前記オリフィスを下側
にして垂直方向に並んで配置されており、前記ドレント
ラップと前記オリフィスの入口孔は並列接続されて前記
蒸気管に接続され、前記ドレントラップと前記オリフィ
スの出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されてい
ることを特徴とする蒸気式吸収冷凍機。 - 【請求項11】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通
した状態で配置されている蒸気管の下流側の位置に、ド
レントラップとニードル弁とが、前記ニードル弁を下側
にして垂直方向に並んで配置されており、前記ドレント
ラップと前記ニードル弁の入口孔は並列接続されて前記
蒸気管に接続され、前記ドレントラップと前記ニードル
弁の出口孔は並列接続されてドレン配管に接続されてい
ることを特徴とする蒸気式吸収冷凍機。 - 【請求項12】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通
した状態で配置されている蒸気管を介して凝縮水または
蒸気が流入してくるドレンタンクと、前記ドレンタンク
内に貯留された凝縮水の水位を検出する水位検出部材
と、ドレンタンクから流下してくる凝縮水を流通させる
ドレン配管に介装されており前記水位検出部材により検
出した水位に応じて開閉制御される開閉制御弁とで構成
されていることを特徴とする蒸気式吸収冷凍機。 - 【請求項13】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通
した状態で配置されている蒸気管を介して凝縮水または
蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及びこの
フロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水
制御機構が複数設置されており、前記ケーシング内に貯
留される凝縮水の水位が異なる位置にて、各排水制御機
構の排水弁が開となるようにしていることを特徴とする
蒸気式吸収冷凍機。 - 【請求項14】 蒸気式吸収冷凍機の高圧再生器を貫通
した状態で配置されている蒸気管を介して凝縮水または
蒸気が流入してくるケーシング内に、フロート及びこの
フロートの浮き沈みに応じて開閉する排水弁でなる排水
制御機構が設置されており、前記排水弁の弁体は錐状体
となっていることを特徴とする蒸気式吸収冷凍機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166545A JP2000352495A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ドレントラップ機構及び蒸気式吸収冷凍機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11166545A JP2000352495A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ドレントラップ機構及び蒸気式吸収冷凍機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000352495A true JP2000352495A (ja) | 2000-12-19 |
Family
ID=15833268
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11166545A Withdrawn JP2000352495A (ja) | 1999-06-14 | 1999-06-14 | ドレントラップ機構及び蒸気式吸収冷凍機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000352495A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218331A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
JP2009222121A (ja) * | 2008-03-14 | 2009-10-01 | Tlv Co Ltd | レバーフロート式ドレントラップ |
JP2014029296A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Tlv Co Ltd | ドレン流量計 |
CN106338001A (zh) * | 2016-11-11 | 2017-01-18 | 上海大众祥源动力供应有限公司 | 一种用于减少水锤现象发生的冷凝水排放系统 |
JP2017032110A (ja) * | 2015-08-05 | 2017-02-09 | 株式会社テイエルブイ | 蒸気システム |
CN109519693A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-26 | 佛山市丰川节能科技有限公司 | 一种连续稳压排放的疏水器 |
KR20190034754A (ko) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | (주)마이텍 | 선박용 열교환기의 응축수 수위조절방법 |
CN110332452A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-10-15 | 大唐洛阳热电有限责任公司 | 一种用于蒸汽管道的低位安全门疏水装置 |
-
1999
- 1999-06-14 JP JP11166545A patent/JP2000352495A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007218331A (ja) * | 2006-02-15 | 2007-08-30 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
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JP2014029296A (ja) * | 2012-07-31 | 2014-02-13 | Tlv Co Ltd | ドレン流量計 |
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CN106338001A (zh) * | 2016-11-11 | 2017-01-18 | 上海大众祥源动力供应有限公司 | 一种用于减少水锤现象发生的冷凝水排放系统 |
CN106338001B (zh) * | 2016-11-11 | 2019-06-11 | 上海大众祥源动力供应有限公司 | 一种用于减少水锤现象发生的冷凝水排放系统 |
KR20190034754A (ko) * | 2017-09-25 | 2019-04-03 | (주)마이텍 | 선박용 열교환기의 응축수 수위조절방법 |
KR101994333B1 (ko) * | 2017-09-25 | 2019-09-30 | (주)마이텍 | 선박용 열교환기의 응축수 수위조절방법 |
CN109519693A (zh) * | 2018-12-24 | 2019-03-26 | 佛山市丰川节能科技有限公司 | 一种连续稳压排放的疏水器 |
CN109519693B (zh) * | 2018-12-24 | 2024-03-19 | 佛山市丰川节能科技有限公司 | 一种连续稳压排放的疏水器 |
CN110332452A (zh) * | 2019-06-24 | 2019-10-15 | 大唐洛阳热电有限责任公司 | 一种用于蒸汽管道的低位安全门疏水装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060905 |