JP2000352445A - ロッカージョイントピン型サイレントチェーン - Google Patents

ロッカージョイントピン型サイレントチェーン

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JP2000352445A
JP2000352445A JP11166846A JP16684699A JP2000352445A JP 2000352445 A JP2000352445 A JP 2000352445A JP 11166846 A JP11166846 A JP 11166846A JP 16684699 A JP16684699 A JP 16684699A JP 2000352445 A JP2000352445 A JP 2000352445A
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誠 金平
Kazumasa Matsuno
和正 松野
Hitoshi Ohara
均 大原
Moichi Fukuda
茂一 福田
Hiroshi Horie
博史 堀江
Takayuki Funamoto
隆幸 船本
Yoshihiro Kusunoki
欣浩 楠
Masao Maruyama
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16GBELTS, CABLES, OR ROPES, PREDOMINANTLY USED FOR DRIVING PURPOSES; CHAINS; FITTINGS PREDOMINANTLY USED THEREFOR
    • F16G13/00Chains
    • F16G13/02Driving-chains
    • F16G13/04Toothed chains

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロッカージョイントピンにおける長ピンの断
面形状と短ピンの断面形状を異ならせて、製造時及び動
力伝達時における長ピンへの負担を軽減したサイレント
チェーンを提供すること。 【解決手段】 サイレントチェーン10は、ガイドリン
ク列14及び間接リンク列16が交互に連結された無端
状である。ガイドプレート18及びリンクプレート2
0,22は、それぞれ前後一対のピン孔を有する。この
ピン孔にロッカージョイントピン12が挿通されて、ガ
イドリンク列14と間接リンク列16は屈曲自在に連結
される。ロッカージョイントピン12は、長ピン24と
短ピン26よりなる。本発明では、リンクプレート2
0,22のピン孔形状の範囲内で、長ピン24及び短ピ
ン26の断面形状を互いに異形にし長ピン24の断面積
を短ピン26の断面積より大きくすることで、サイレン
トチェーンの寿命向上を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッカージョイン
トピン型のサイレントチェーンに関する。本発明は、よ
り詳細には、ロッカージョイントピンにおける長ピンの
断面形状と短ピンの断面形状を異ならせたサイレントチ
ェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】サイレントチェーンは、ガイドリンク列
と間接リンク列が交互に配列され、隣合うリンク列がピ
ンで屈曲自在に連結されてなる。ガイドリンク列は、一
対のガイドプレートと1以上のリンクプレートよりな
り、間接リンク列は、ガイドリンク列のリンクプレート
より1枚多いリンクプレートよりなる。ガイドプレート
及びリンクプレートは、前後一対のピン孔を有する。ピ
ン孔には、ピンが挿通され、このピンにより隣合うリン
ク列の間で動力を伝達する。ピンとして、ロッカージョ
イントピンを採用したサイレントチェーンがある。ロッ
カージョイントピンは、長ピンと短ピンを組合せて1つ
のピンとして構成されている。長ピンは、ガイドリンク
列のガイドプレート及びリンクプレートの前後端に位置
し、短ピンは間接リンク列のリンクプレートの前後端に
位置する。長ピンは、ガイドプレートの両外側に突出
し、ガイドプレートのピン孔に嵌合して突出両端部をカ
シメられている。なお、長ピン及び短ピンはリンクプレ
ートのピン孔と遊動できる状態にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在製作されているサ
イレントチェーンでは、長ピンと短ピンが鏡像対称では
あるが同じ断面形状である。長ピン及び短ピンは、所定
の断面の引抜き素材を所定の長さに切断して製造される
ので、同じ断面形状とすることは製造コスト面では望ま
しい。しかし、製造時及び動力伝達時において、長ピン
と短ピンは異なる機能が要求される。サイレントチェー
ンの製造時、長ピンはその突出両端部をカシメられる。
一方、短ピンは、このような加工を受けることがない。
このようなロッカージョイントピンは、通常、断面に対
する長さが大きく細長い形状をしているので、長ピンの
突出両端部をカシメると軸方向に大きな力が作用し、断
面も略半円状の異型であるので、その長ピンに曲げが生
じやすい。長ピンが曲ると、サイレントチェーン全体の
長さに狂いが生じたり、使用中にピン折れ等の問題を生
じたりする。
【0004】また、長ピンと短ピンは2本合わせて所定
の強度を保つように設計されているため、長ピン単独で
は曲げ剛性及び強度が低くなり、折れやすくなる。ロッ
カージョイントピン型のサイレントチェーンでは、ガイ
ドプレートに長ピンのみが嵌合しているので、その長ピ
ンはガイドプレートに嵌合する部分において剪断力に加
えて曲げ力も受ける。従って、動力伝達時において、長
ピンは短ピンより苛酷な条件で使用される。なお、ガイ
ドプレートの厚みを他のリンクプレートより薄くして、
長ピンに過大な力が作用しないようにしているが必ずし
も十分ではない。
【0005】さらに、上記のサイレントチェーンでは、
同じ断面形状の長ピン及び短ピンよりなるロッカージョ
イントピンを用いているので、ピッチが単一となり、共
振による2次的騒音を発生するという問題もある。
【0006】本発明の目的は、ロッカージョイントピン
における長ピンの断面形状と短ピンの断面形状を異なら
せて、製造時及び動力伝達時における長ピンへの負担を
軽減したサイレントチェーンを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、長ピン及び短
ピンよりなるロッカージョイントピンによりガイドリン
ク列と間接リンク列が屈曲自在に連結されたサイレント
チェーンであって、前記ガイドリンク列が一対のガイド
プレートと該一対のガイドプレート間に設けられた1以
上のリンクプレートとを有し、前記間接リンク列が2以
上のリンクプレートを有し、前記ガイドプレートが前記
長ピンに嵌合するピン孔を有し、前記リンクプレートが
前記長ピン及び短ピンよりなるロッカージョイントピン
を挿通するピン孔を有するサイレントチェーンにおい
て、前記長ピンの断面形状と前記短ピンの断面形状を異
形に構成し、該サイレントチェーンのピッチ線方向にお
ける長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くしたサイレン
トチェーンにより前記課題を解決した。
【0008】
【作用】サイレントチェーンのロッカージョイントピン
は、長ピン及び短ピンが一対となって各プレートのピン
孔に適合している。長ピン及び短ピンのうち、製造時に
カシメられるのは長ピンだけであり、長ピンの断面形状
と前記短ピンの断面形状を異形に構成し、サイレントチ
ェーンのピッチ線方向における長ピンの厚みを短ピンの
厚みより厚くして長ピンの断面積を大きくすることによ
り、長ピンの衝撃による曲げを防止できる。
【0009】また、動力伝達時において、長ピンは両端
でガイドプレートに固定されており、片持ち支持の両端
部に曲げ力が作用した状態にある。これにより、長ピン
の両端部には、短ピンと同様に剪断力が作用することに
加えて、曲げ力が作用する。その曲げ力は、サイレント
チェーンのピッチ線方向に作用する。本発明では、長ピ
ンの厚みをサイレントチェーンのピッチ線方向で短ピン
の厚みより厚くすることで、短ピンに比べて苛酷な条件
下で使用される長ピンを保護して、長ピンと短ピンのバ
ランスを考慮しながら、サイレントチェーンの寿命向上
を図っている。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明によるサイレン
トチェーンの実施例を説明する。図1はサイレントチェ
ーン10の側面図、図2はサイレントチェーン10の一
部断面を含む上面図、図3はサイレントチェーン10の
ロッカージョイントピン12を詳細に示す断面図であ
る。サイレントチェーン10は、ガイドリンク列14及
び間接リンク列16が交互に連結された無端状である。
ガイドリンク列14は、スプロケットの側面を挟む一対
のガイドプレート18と、これらのガイドプレート18
の間に設けられたリンクプレート20よりなる。間接リ
ンク列16は、ガイドリンク列14のリンクプレート2
0より一枚多いリンクプレート22よりなる。従って、
ガイドリンク列14のガイドプレート18のガイドリン
ク列14のリンクプレート20との間に、間接リンク列
16のリンクプレート22が挟挿され、また、ガイドリ
ンク列14のリンクプレート20の間に間接リンク列1
6のリンクプレート22が挟挿されてなる。ガイドプレ
ート18及びリンクプレート20,22は、それぞれ前
後一対のピン孔を有する。このピン孔にロッカージョイ
ントピン12が挿通されて、ガイドリンク列14と間接
リンク列16は屈曲自在に連結される。
【0011】ロッカージョイントピン12は、長ピン2
4と短ピン26よりなる。短ピン26はリンクプレート
20,22のピン孔に挿通される。そして、長ピン24
は、リンクプレート20,22のピン孔に挿通され、且
つ、ガイドプレート18のピン孔に嵌合される。挿通及
び嵌合後、ガイドプレート18の側面より突出する長ピ
ン両端部がカシメられる。ロッカージョイントピン12
は、長ピン24及び短ピン26でピン孔の形状に適合し
ている。長ピン24及び短ピン26は、それぞれ、シー
ト面28、肩面30及び転動面32を有する。本発明で
は、リンクプレート20,22のピン孔形状の範囲内
で、長ピン24及び短ピン26の断面形状を互いに異形
にすることにより、長ピン24に要求される物性を短ピ
ン26より向上させている。図4に詳細に示されるよう
に、シート面28,28は鏡像対称である。肩面30,
30は長ピン24が長く、短ピン26は短くなってい
る。転動面32,32は鏡像対称である。もっとも、シ
ート面28,28及び転動面32,32はサイレントチ
ェーン10に要求される機能により、対称でないものも
多い。本発明では、肩部30を長くし、また、結果的
に、サイレントチェーン10が直線状態にあるときピッ
チ線方向における長ピン24の厚みを短ピン26の厚み
より厚くしたことにより、長ピン24の断面積が短ピン
26の断面積より大きくされている。長ピン24及び短
ピン26は、それぞれ、所定の断面を持つ引抜き素材を
所定の長さに切断して製造される。長ピン24は、第1
の断面の素材を利用し、短ピン26は第2の断面の素材
を利用して製造される。
【0012】長ピン24及び短ピン26の断面形状を互
いに異形に構成し、ピン孔の形状の範囲内で長ピン24
の断面積を短ピン26の断面積より大きくすることで、
長ピン24は、製造時における両端部のカシメによる衝
撃荷重に抗することができる。さらに、長ピン24は、
ガイドリンク列14の両側のリンクプレートの外側でガ
イドプレート18に嵌合されており、片持ち支持状態で
剪断力及び曲げ力を受ける。長ピン24の断面積を短ピ
ン26の断面積より大きくするだけでなく、張力が作用
する方向、すなわち、サイレントチェーンのピッチ線方
向で長ピン24の厚みを短ピン26の厚みより厚くする
ことで、長ピン24の断面係数を大きくでき、これによ
り、短ピン26より苛酷な条件下で使用される長ピン2
4の強度向上を図っている。
【0013】図4では誇張されているが、ピッチ線方向
における長ピン24の厚みt1と短ピン26の厚みt2
の差は、ピッチを 9.525mmとして、0.03〜
0.5mmの範囲が好ましい。ピッチ比率において、約
0.3〜5%(正確には、0.31〜5.2%)とな
る。例えば、長ピン及び短ピンが鏡像対称の同じ断面形
状である場合の厚みをt=1.80mmとして、長ピン
24の厚みt1=2.05mm、短ピン26の厚みt2
=1.55mmとした場合、曲げ強さは約30%向上、
曲げ剛性は約48%向上する。もっとも、リンクプレー
トの高さ方向にも長ピン24は長さLが長くなり、断面
積が大きくなることによっても、曲げ強さ及び曲げ剛性
はさらに大きくなる。
【0014】なお、長ピン24と短ピン26の厚みの関
係が、ピッチ比率で0.31%より小さくなるとカシメ
時における長ピン24の保護が十分でなく、また、動力
伝達時において剪断強さ及び曲げ剛性が従来のサイレン
トチェーンと比べて大きく変わらず、寿命向上を期待す
ることができない。その一方で、長ピン24と短ピン2
6の厚みの関係が、5.2%を越えるとガイドリンク列
14のピッチと間接リンク列16のピッチの差が過大と
なり、スプロケットの噛み合いに悪影響を及ぼす。
【0015】本発明では、長ピン24と短ピン26の厚
みを異ならせることにより、ガイドリンク列14のピッ
チは短くなり、間接リンク列16のピッチは長くなる。
こうすることにより、サイレントチェーンは2種のピッ
チで編成され、サイレントチェーンがスプロケットと噛
み合う時に生じる周期音を抑制でき、同じ断面形状の長
ピン及び短ピンよりなるサイレントチェーンに比べて騒
音低減を図ることができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、長ピン
及び短ピンが一対となって挿通されるピン孔の形状範囲
で、長ピン及び短ピンの断面形状の異形に構成してお
り、長ピンに作用するカシメ時の負荷や動力伝達時の負
荷を考慮して、サイレントチェーンのピッチ線方向にお
ける長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くしているの
で、まず、カシメ時にはロッカージョイントピンの軸方
向に作用する衝撃に耐えるように構成され、動力伝達時
には剪断力及び曲げ力に耐えるように構成され、これに
より、サイレントチェーンの寿命向上を図っている。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を説明するサイレントチェーンの側面
図。
【図2】 本発明を説明するサイレントチェーンの一部
断面を含む上面図。
【図3】 図2のサイレントチェーンのロッカージョイ
ントピンを示す断面図。
【図4】 ロッカージョイントピンの拡大側面図。
【符号の説明】
10 サイレントチェーン 12 ロッカージ
ョイントピン 14 ガイドリンク列 16 間接リンク
列 18 ガイドプレート 20,22 リン
クプレート 24 長ピン 26 短ピン 28 シート面 30 肩面 32 転動面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月28日(2000.4.2
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ロッカージョイントピン型サイレント
チェーン
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ロッカージョイントピン型サイレン
トチェーン
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロッカージョイン
トピン型サイレントチェーンに関する。本発明は、より
詳細には、ロッカージョイントピンにおける長ピンの断
面形状と短ピンの断面形状を異ならせたロッカージョイ
ントピン型サイレントチェーンに関する。
【0002】
【従来の技術】サイレントチェーンは、ガイドリンク列
と間接リンク列が交互に配列され、隣合うリンク列がピ
ンで屈曲自在に連結されてなる。ガイドリンク列は、一
対のガイドプレートと1以上のリンクプレートよりな
り、間接リンク列は、ガイドリンク列のリンクプレート
より1枚多いリンクプレートよりなる。ガイドプレート
及びリンクプレートは、前後一対のピン孔を有する。ピ
ン孔には、ピンが挿通され、このピンにより隣合うリン
ク列の間で動力を伝達する。ピンとして、ロッカージョ
イントピンを採用したサイレントチェーンがある。ロッ
カージョイントピンは、長ピンと短ピンを組合せて1つ
のピンとして構成されている。長ピンは、ガイドリンク
列のガイドプレート及びリンクプレートの前後端に位置
し、短ピンは間接リンク列のリンクプレートの前後端に
位置する。長ピンは、ガイドプレートの両外側に突出
し、ガイドプレートのピン孔に嵌合して突出両端部をカ
シメられている。なお、長ピン及び短ピンはリンクプレ
ートのピン孔と遊動できる状態にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在製作されているロ
ッカージョイントピン型サイレントチェーンでは、長ピ
ンと短ピンが鏡像対称ではあるが同じ断面形状である。
長ピン及び短ピンは、所定の断面の引抜き素材を所定の
長さに切断して製造されるので、同じ断面形状とするこ
とは製造コスト面では望ましい。しかし、このようなサ
イレントチェーンの製造時及び動力伝達時において、長
ピンと短ピンは異なる機能が要求される。ロッカージョ
イントピン型サイレントチェーンの製造時、長ピンはそ
の突出両端部がカシメられる。一方、短ピンは、このよ
うなカシメ加工を受けることがない。このようなロッカ
ージョイントピンは、通常、断面に対する長さが大きく
細長い形状をしているので、長ピンの突出両端部をカシ
メるとその軸方向に大きな力が作用し、断面も略半円状
の異型であるので、その長ピンの軸方向に曲げが生じや
すい。長ピンが軸方向に曲ると、サイレントチェーン全
体の長さに狂いが生じるため、動力伝達時にピン折れ等
の問題を生じたりする。
【0004】また、ロッカージョイントピンを構成する
長ピンと短ピンは、2本合わせて所定の強度を保つよう
に設計されているため、長ピン単独では曲げ剛性及び強
度が低くなり、折れやすくなる。ロッカージョイントピ
ン型サイレントチェーンでは、ガイドプレートに長ピン
のみが嵌合しているので、その長ピンは動力伝達時にガ
イドプレートに嵌合する部分において剪断力を受け、こ
れに加えて曲げ力も受ける。したがって、動力伝達時に
は、長ピンが短ピンより剪断力、曲げ力などの苛酷な条
件で使用されることになるので、ガイドプレートの厚み
を他のリンクプレートより薄くして、長ピンのガイドプ
レートに嵌合する部分に過大な力が作用しないようにし
ているが、必ずしも十分ではない。
【0005】さらに、従来のロッカージョイントピン型
サイレントチェーンでは、同じ断面形状の長ピン及び短
ピンよりなるロッカージョイントピンを用いているの
で、ピッチが単一となり、共振による2次的騒音を発生
するという問題もある。
【0006】本発明の目的は、カシメ加工される製造時
及び動力伝達時におけるロッカージョイントピンの長ピ
ンへの負担を軽減して寿命向上を図ることができるとと
もに、スプロケットとの噛み合いに悪影響を及ぼすこと
なく、噛み合う時に生じる周期音を抑制することができ
るロッカージョイントピン型サイレントチェーンを提供
することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、長ピン及び短
ピンよりなるロッカージョイントピンによってガイドリ
ンク列と間接リンク列が屈曲自在に連結され、前記ガイ
ドリンク列が一対のガイドプレートと該一対のガイドプ
レート間に設けられた1以上のリンクプレートとを有
し、前記間接リンク列が2以上のリンクプレートを有
し、前記ガイドプレートが前記長ピンに嵌合するピン孔
を有し、前記リンクプレートが前記長ピン及び短ピンを
挿通するピン孔を有するロッカージョイントピン型サイ
レントチェーンにおいて、前記リンクプレートのピン孔
形状の範囲内で前記長ピンの断面形状と短ピンの断面形
状を異形に構成し、該サイレントチェーンのピッチ線方
向における長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くすると
ともに、前記長ピンと短ピンとの厚みの差を0.03〜
0.5mmとしたロッカージョイントピン型サイレント
チェーンによって、前記課題を解決したものである。な
お、前記長ピンと短ピンの厚みの差が、0.03mmよ
り小さくなると、カシメ時における長ピンの保護が十分
でなく、また、動力伝達時において剪断強さ及び曲げ剛
性が従来のサイレントチェーンと比べて大きく変わら
ず、寿命向上を期待することができない。その一方で、
長ピンと短ピンの厚みの差が、0.5mmを越えると、
ガイドリンク列のピッチと間接リンク列のピッチの差が
過大となり、スプロケットの噛み合いに悪影響を及ぼ
す。
【0008】
【作用】ロッカージョイントピン型サイレントチェーン
の製造時において、ロッカージョイントピンは、各リン
クプレートのピン孔に一対となって適合して挿通される
長ピン及び短ピンのうち、ガイドプレートの両外側に突
出してカシメられるのは長ピンだけである。本発明で
は、前記リンクプレートのピン孔形状の範囲内で前記長
ピンの断面形状と短ピンの断面形状を異形に構成し、サ
イレントチェーンのピッチ線方向における長ピンの厚み
を短ピンの厚みより厚くするとともに、前記長ピンと短
ピンとの厚みの差を0.03mm以上としたことによっ
て、長ピンの断面積を大きくすることができるので、製
造時にカシメられる長ピンの衝撃荷重による軸方向の曲
げを防止する。
【0009】他方、ロッカージョイントピン型サイレン
トチェーンの動力伝達時において、長ピンは両端でガイ
ドプレートに固定されており、その片持ち支持の両端部
に曲げ力が作用した状態にある。これにより、長ピンの
両端部には、短ピンと同様に剪断力が作用することに加
えて、曲げ力が作用する。その曲げ力は、サイレントチ
ェーンのピッチ線方向に作用する。本発明では、長ピン
の厚みをサイレントチェーンのピッチ線方向で短ピンの
厚みより厚くするとともに、前記長ピンと短ピンとの厚
みの差を0.03mm以上としたことによって、短ピン
に比べて剪断力と曲げ力が作用する苛酷な条件下で使用
される長ピンを保護して、長ピンと短ピンのバランスを
考慮しながら、サイレントチェーンの寿命向上を図って
いる。また、サイレントチェーンのピッチ線方向におけ
る長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くするとともに、
前記長ピンと短ピンとの厚みの差を0.03〜0.5m
mとしたことによって、サイレントチェーンが2種のピ
ッチで編成されることになり、スプロケットの噛み合い
に悪影響を及ぼすことなく、サイレントチェーンがスプ
ロケットと噛み合う時に生じる周期音を抑制する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を詳細に説明す
る。図1は本発明の一実施例であるロッカージョイント
ピン型サイレントチェーン10の側面図であり、図2は
図1に示すロッカージョイントピン型サイレントチェー
ン10の一部断面を含む上面図であり、図3は図2のロ
ッカージョイントピン12における長ピン24と短ピン
26の配置関係を示す図であり、図4はロッカージョイ
ントピンの拡大断面図である。本発明の一実施例である
ロッカージョイントピン型サイレントチェーン10は、
図1及び図2に示すように、ガイドリンク列14及び間
接リンク列16が交互に連結されて無端状に構成されて
いる。そして、前記ガイドリンク列14は、スプロケッ
トの側面を挟む一対のガイドプレート18と、これらの
ガイドプレート18の間に設けられたリンクプレート2
0よりなる。前記間接リンク列16は、ガイドリンク列
14のリンクプレート20より一枚多いリンクプレート
22よりなる。したがって、前記ガイドリンク列14の
ガイドプレート18及びリンクプレート20との間に前
記間接リンク列16のリンクプレート22が挟挿される
とともに、ガイドリンク列14のリンクプレート20の
間に前記間接リンク列16のリンクプレート22が挟挿
された状態になる。また、前記ガイドプレート18及び
リンクプレート20,22は、サイレントチェーンのピ
ッチが9.525mmとなるように、それぞれ前後一対
のピン孔を有している。そして、このピン孔にロッカー
ジョイントピン12が挿通されて、ガイドリンク列14
と間接リンク列16は屈曲自在に連結される。
【0011】図3に示すように、前記ロッカージョイン
トピン12は、長ピン24と短ピン26よりなる。短ピ
ン26はリンクプレート20,22のピン孔に挿通され
る。他方、長ピン24は、リンクプレート20,22の
ピン孔に挿通され、且つ、ガイドプレート18のピン孔
に嵌合される。挿通及び嵌合後、ガイドプレート18の
側面より突出する長ピンの両端部がカシメられる。前記
ロッカージョイントピン12は、長ピン24及び短ピン
26でピン孔の形状に適合している。長ピン24及び短
ピン26は、それぞれ、シート面28、肩面30及び転
動面32を有する。本実施例では、リンクプレート2
0,22のピン孔形状の範囲内で、長ピン24及び短ピ
ン26の断面形状を互いに異形にすることにより、長ピ
ン24に要求される剪断力、曲げ力などの物性を短ピン
26より向上させている。図4に詳細に示されるよう
に、シート面28,28は鏡像対称である。肩面30,
30は長ピン24が長く、短ピン26は短くなってい
る。転動面32,32は鏡像対称である。もっとも、シ
ート面28,28及び転動面32,32はロッカージョ
イントピン型サイレントチェーンに要求される機能によ
り、対称でないものも多い。本実施例のロッカージョイ
ントピン型サイレントチェーンでは、図4に示すように
長ピン24の肩部30を短ピン26の肩面30より長く
し、結果的に、サイレントチェーン10が直線状態にあ
るときピッチ線方向における長ピン24の厚みを短ピン
26の厚みより厚くすることによって、長ピン24の断
面積が短ピン26の断面積より大きく形成されている。
長ピン24及び短ピン26は、それぞれ、所定の断面を
持つ引抜き素材を所定の長さに切断して製造される。長
ピン24は、第1の断面の素材を利用し、短ピン26は
第2の断面の素材を利用して製造される。
【0012】前記リンクプレートのピン孔形状の範囲内
で、長ピン24及び短ピン26の断面形状を互いに異形
に構成し、長ピン24の断面積を短ピン26の断面積よ
り大きくすることで、長ピン24は、製造時における両
端部のカシメによる衝撃荷重に抗することができる。さ
らに、長ピン24は、ガイドリンク列14の両側のリン
クプレートの外側でガイドプレート18に嵌合されてお
り、片持ち支持状態で剪断力及び曲げ力を受ける。長ピ
ン24の断面積を短ピン26の断面積より大きくするだ
けでなく、張力が作用する方向、すなわち、サイレント
チェーンのピッチ線方向で長ピン24の厚みを短ピン2
6の厚みより厚くすることによって、長ピン24の断面
係数を大きくできるので、短ピン26よりも剪断力、曲
げ力などの苛酷な条件下で使用される長ピン24の強度
向上を図ることができる。
【0013】本実施例では、前述したように、サイレン
トチェーンのピッチが9.525mmであり、また、図
4で誇張されているが、長ピン24の厚みt1を2.0
5mmとし、短ピン26の厚みt2を1.55mmとし
ている。
【0014】したがって、長ピン及び短ピンが鏡像対称
の同じ断面形状である場合の厚みをt=1.80mmと
した場合に比較すると、曲げ強さは約30%向上、曲げ
剛性は約48%向上している。もっとも、リンクプレー
トの高さ方向にも長ピン24は長さLが長くなり、断面
積が大きくなることによっても、曲げ強さ及び曲げ剛性
はさらに大きくなる。
【0015】本実施例では、長ピン24と短ピン26の
厚みを異ならせることによって、ガイドリンク列14の
ピッチは短くなり、間接リンク列16のピッチは長くな
っている。こうすることにより、サイレントチェーンは
2種のピッチで編成され、サイレントチェーンがスプロ
ケットと噛み合う時に生じる周期音を抑制でき、同じ断
面形状の長ピン及び短ピンよりなるロッカージョイント
ピン型サイレントチェーンに比べて騒音低減を図ること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明は、以上詳述したように、長ピン
に作用するカシメ時の負荷や動力伝達時の負荷を考慮し
て、長ピン及び短ピンが一対となって挿通されるピン孔
形状、すなわち、リンクプレートのピン孔形状の範囲内
で、長ピン及び短ピンの断面形状の異形に構成し、サイ
レントチェーンのピッチ線方向における長ピンの厚みを
短ピンの厚みより厚くするとともに、前記長ピンと短ピ
ンとの厚みの差を0.03mm以上にしたことによっ
て、カシメ加工される製造時にはロッカージョイントピ
ンの軸方向に作用する衝撃荷重に耐えるとともに、動力
伝達時には剪断力及び曲げ力に耐えるので、ロッカージ
ョイントピン型サイレントチェーンの寿命向上を図るこ
とができる。また、サイレントチェーンのピッチ線方向
における長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くするとと
もに、前記長ピンと短ピンとの厚みの差を0.03〜
0.5mmとしたことによって、サイレントチェーンが
2種のピッチで編成されることになり、スプロケットの
噛み合いに悪影響を及ぼすことなく、ロッカージョイン
トピン型サイレントチェーンがスプロケットと噛み合う
時に生じる周期音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるロッカージョイント
ピン型サイレントチェーンの側面図。
【図2】 本発明の一実施例であるロッカージョイント
ピン型サイレントチェーンの一部断面を含む上面図。
【図3】 図2のロッカージョイントピンにおける長ピ
ンと短ピンの配置関係を示す図。
【図4】 ロッカージョイントピンの拡大断面図。
【符号の説明】 10 ロッカージョイントピン型サイレントチェーン 12 ロッカージョイントピン 14 ガイドリンク列 16 間接リンク列 18 ガイドプレート 20,22 リンクプレート 24 長ピン 26 短ピン 28 シート面 30 肩面 32 転動面
フロントページの続き (72)発明者 大原 均 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 福田 茂一 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 堀江 博史 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 船本 隆幸 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 楠 欣浩 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (72)発明者 丸山 正夫 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長ピン及び短ピンよりなるロッカージョ
    イントピンによりガイドリンク列と間接リンク列が屈曲
    自在に連結されたサイレントチェーンであって、前記ガ
    イドリンク列が一対のガイドプレートと該一対のガイド
    プレート間に設けられた1以上のリンクプレートとを有
    し、前記間接リンク列が2以上のリンクプレートを有
    し、前記ガイドプレートが前記長ピンに嵌合するピン孔
    を有し、前記リンクプレートが前記長ピン及び短ピンよ
    りなるロッカージョイントピンを挿通するピン孔を有す
    るサイレントチェーンにおいて、 前記長ピンの断面形状と前記短ピンの断面形状を異形に
    構成し、該サイレントチェーンのピッチ線方向における
    長ピンの厚みを短ピンの厚みより厚くしたことを特徴と
    する、サイレントチェーン。
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