JP2000352245A - 車両の電子キー装置 - Google Patents

車両の電子キー装置

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JP2000352245A
JP2000352245A JP16527999A JP16527999A JP2000352245A JP 2000352245 A JP2000352245 A JP 2000352245A JP 16527999 A JP16527999 A JP 16527999A JP 16527999 A JP16527999 A JP 16527999A JP 2000352245 A JP2000352245 A JP 2000352245A
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JP
Japan
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electronic key
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JP16527999A
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Taiji Hattori
泰治 服部
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の電子キー装置に関し、電子キーと運転
者との認証を確実に行なうとともに、車両の演算処理装
置などの負荷を低減できるようにする。 【解決手段】 電子キー1に少数特定の運転者の生体情
報と予め設定されたコードデータとを記憶させ、この電
子キー1に記憶されている生体情報とコードデータとを
読み取るとともに、実際に運転する運転者の生体情報を
生体情報取得手段8,13によって取得し、車両側に記
憶されている設定コードデータと電子キー1に記憶され
ているコードデータとを比較して、両コードデータが一
致すると、実際に運転する運転者の生体情報と電子キー
に記憶されている生体情報とを比較して、両生体情報が
一致した場合にはエンジン始動許可信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエンジン始
動やドアのロック解除などに使用される車両の電子キー
装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、車両と電子キーとに暗号化されたコ
ードデータが記憶され、車両のドアのロック装置やエン
ジン始動装置におけるキーシリンダに電子キーが挿入さ
れると、電子キーに記憶されているコードデータを読み
出して、車両側に記憶されているコードデータと比較し
て、両者のコードデータが一致した場合にエンジン始動
やドアのロック解除を可能とするイモビライザシステム
や盗難防止装置による電子キー装置が公知である。
【0003】このイモビライザシステムや盗難防止装置
による電子キー装置では、両者のコードデータが一致し
ない限りエンジン始動やドアのロック解除が不可能であ
るため、車両側に記憶されているコードデータと一致す
るコードデータが記憶されている電子キーの所有者のみ
がエンジン始動やドアのロック解除が可能となり、車両
の盗難などを防止できる。
【0004】しかし、このような電子キー装置では、車
両側に記憶されているコードデータと一致するコードデ
ータが記憶されている電子キーが所有者などの特定の運
転者以外の第三者に渡ると、エンジンの始動やドアのロ
ック解除が可能となるといった問題があった。このよう
な問題に鑑みて、特公平5−22791号公報には、指
紋に関する生体情報を入力し、予め車両側に記憶されて
いる指紋に関する生体情報と比較して、両者が一致した
場合にドアのロック解除を可能にすることにより、第三
者によるドアのロック解除を防止することができる電子
キー装置が開示されている。
【0005】また、特公平6−65538号公報には、
発声された暗証番号によるコードデータが車両側に記憶
されているコードデータと一致した場合にドアのロック
解除を可能にするとともに、暗証番号を発声した声紋に
関する生体情報が車両側に予め記憶されている声紋に関
する生体情報と一致する場合にエンジン始動可能とする
ことにより、第三者によるドアのロック解除やエンジン
始動を防止することができる電子キー装置が開示されて
いる。
【0006】これらの従来技術のように、指紋や声紋な
どの生体情報を取得して、この生体情報が予め車両側に
記憶されている生体情報と一致しない限りドアのロック
解除やエンジン始動ができないように構成することによ
り、電子キーが第三者に渡っても、エンジンの始動やド
アのロック解除が行われることが防止される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、所有者のみで
なく多数の特定の運転者が同一の車両を運転する場合に
は、車両側にこの車両を運転する可能性のある特定の運
転者全員分の生体情報に関するデータを記憶させる必要
がある。この生体情報の運転者一人分のデータ容量は、
データ容量が少量である従来のイモビライザシステムな
どの電子キー装置におけるコードデータに対して、例え
ば百倍以上であるような多量なものである。
【0008】よって、車両側に生体情報に関するデータ
を記憶する場合には、運転する可能性のある特定の運転
者全員分の生体情報に関するデータを車両側に記憶させ
る必要があるために、車両側の情報記憶容量が莫大なも
のとなり、中央演算処理装置CPUなどの負荷が大きく
なったり、CPUなどがコスト高となったり、運転者を
認識するのに時間を要するといった問題が発生する。
【0009】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、車両の演算処理装置などの負荷を軽減することが
できる車両の電子キー装置を提供することを目的として
いる。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の車両の電子キー装置は、特定の運転者の生
体情報が記憶されている電子キーと、上記電子キーに記
憶されている上記生体情報を読み取る生体情報読み取り
手段と、実際に運転する運転者の生体情報を取得する生
体情報取得手段と、上記生体情報読み取り手段によって
読み取られた生体情報と上記生体情報取得手段により得
られた運転者の生体情報とを比較する生体情報比較手段
と、上記生体情報比較手段により両生体情報が一致する
と判断されると、車両の作動装置に許可信号又は作動信
号を出力する信号出力手段とを有することを特徴とす
る。
【0011】従って、特定の運転者の生体情報を電子キ
ーに記憶させて、実際に運転する運転者の生体情報を取
得し、この取得した運転手の生体情報と電子キーに記憶
されている生体情報とを比較することにより、特定の運
転者の生体情報を車両側に記憶させることなく運転者の
認証を行うことができる。また、複数の運転者が運転す
る場合への対応を容易に行うことができる。
【0012】また、請求項2に係る発明は、請求項1記
載の車両の電子キー装置において、上記電子キーは、予
め設定されたコードデータが記憶されているコードデー
タ記憶手段を有し、上記車両は、上記コードデータ記憶
手段に記憶されている上記コードデータに対応した設定
コードデータが記憶されている設定コードデータ記憶手
段、上記コードデータ記憶手段に記憶されている上記コ
ードデータを読み取るコードデータ読み取り手段、上記
設定コードデータ記憶手段に記憶されている設定コード
データと上記コードデータ読み取り手段によって読み取
られたコードデータとを比較するコードデータ比較手段
を有し、上記信号出力手段は、上記コードデータ比較手
段により上記コードデータ記憶手段に記憶されている上
記コードデータと上記設定コードデータとが一致すると
判断され、且つ上記生体情報比較手段により上記両生体
情報が一致すると判断されると、上記車両の作動装置に
許可信号又は作動信号を出力することを特徴とする。従
って、電子キーに記憶されているコードデータと車両に
記憶されている設定コードデータとを比較することによ
り、車両側に記憶される情報容量を最小限として電子キ
ーと車両との認証を行うことができる。
【0013】また、請求項3に係る発明は、請求項1又
は2に記載の車両の電子キー装置において、上記生体情
報比較手段が、上記特定の運転者の生体情報とは異なる
特定情報を記憶し、上記信号出力手段は、上記生体情報
比較手段により上記生体情報読み取り手段によって読み
取られた電子キーの生体情報が上記特定情報と一致する
と判定すると、上記生体情報取得手段によって取得され
た生体情報に関係なく、上記車両の作動装置に許可信号
又は作動信号を出力することを特徴とする。
【0014】従って、特定情報が記憶されている電子キ
ーにより車両の作動装置に許可信号や作動信号を出力す
ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態について例示的に詳しく説明する。図1
は、本発明における車両の電子キー装置の第1実施形態
を示す図である。図2は、第1実施形態における電子キ
ー装置におけるブロック図である。図3及び図4は、第
1実施形態における電子キー装置におけるフローチャー
トである。図5は、第2実施形態における電子キー装置
におけるブロック図であり、図6は、第2実施形態にお
ける電子キー装置におけるフローチャートである。
【0016】まず、図1において、1は電子キーであ
り、2は電子キー1が挿入される挿入孔2aを有するキ
ーシリンダである。また、電子キー1は、キーシリンダ
2の挿入孔2aに挿入される挿入部3と運転者が操作時
に把持する操作部4とから構成されている。電子キー1
の操作部4には、窓ガラスの開閉操作などを遠隔操作す
るためのスイッチ類が設けられているとともに、特定の
運転者の生体情報を記憶する生体情報記憶手段5、コー
ドデータを記憶するコードデータ記憶手段6が内蔵され
ている。また、これらの生体情報記憶手段5やコードデ
ータ記憶手段6には、各情報を入力するための図示しな
い入力部が設けられている。
【0017】生体情報記憶手段5に特定の運転者の生体
情報を記憶させる場合には、生体情報記憶手段5の入力
部にケーブルなどを介して生体情報記録手段7が接続さ
れる。この生体情報記録手段7には運転者の生体情報を
取得する生体情報取得手段8が設けられている。なお、
この生体情報取得手段8は、後述する生体情報取得手段
13と同様のものである。
【0018】そして、生体情報記録手段7は、生体情報
取得手段8によって生体情報を取得して、この生体情報
を電子キー1内部の生体情報記憶手段5に出力し、生体
情報記憶手段5は、生体情報記録手段7から入力した生
体情報を記憶する。この電子キー1内の生体情報記憶手
段5に記憶される生体情報は、この電子キー1を用いて
車両を運転する可能性のある運転者、つまり所有者など
の少数特定の運転者の生体情報である。よって、この生
体情報記憶手段5に記憶される生体情報に関するデータ
容量は最小限に抑えられる。また、同一の車両を多数の
運転者が運転する場合には、全ての運転者の生体情報を
複数の電子キーに分割して、1つの電子キーに記憶させ
る生体情報を、少数特定の運転者の生体情報となるよう
にすればよい。
【0019】コードデータ記憶手段6に記憶されている
コードデータは、上述した従来技術のイモビライザシス
テムにおける暗号化されたコードデータと同様のもので
あり、このコードデータのデータ容量は少ないものであ
る。また、生体情報記憶手段5に生体情報が記憶されて
いる少数特定の運転者の人数分のコードデータを記憶さ
せる必要はなく、少なくとも1つのコードデータが記憶
されればよい。
【0020】電子キー1が挿入される挿入孔2aを備え
たキーシリンダ2には、電子キー1の挿入部3が挿入さ
れた時に、電子キー1の生体情報記憶手段5に記憶され
ている生体情報(以下、記憶生体情報)を読み取る生体
情報読み取り手段9と、電子キー1のコードデータ記憶
手段6に記憶されているコードデータ(以下、記憶コー
ドデータ)を読み取るコードデータ読み取り手段10と
が備えられている。
【0021】なお、生体情報読み取り手段9やコードデ
ータ読み取り手段10は、生体情報やコードデータを、
電磁誘導などによって読み取ることができるように構成
されている。これらの生体情報読み取り手段9及びコー
ドデータ読み取り手段10は、図示しない車両の中央演
算処理装置CPU内の車両情報処理手段11に接続され
ており、生体情報読み取り手段9で読み取られた記憶生
体情報は、車両情報処理手段11内の生体情報比較手段
12に入力され、コードデータ読み取り手段10で読み
取られた記憶コードデータは、車両情報処理手段11内
のコードデータ比較手段14に入力される。
【0022】また、運転席近傍には、実際に車両を運転
する運転者自身の生体情報(以下、実生体情報)を取得
する生体情報取得手段13が設けられており、この生体
情報取得手段13は、車両情報処理手段11の生体情報
比較手段12に接続されている。ここで、生体情報と
は、指紋や声紋などの不変的な生体情報であり、例えば
指紋の場合には指紋そのものの形状などであり、この生
体情報に関するデータ容量としてはかなり大きいものと
なる。生体情報登録手段7に設けられている生体情報取
得手段8及び運転席近傍に設けられている生体情報取得
手段13は、この不変的な生体情報を容易に取得するよ
うに構成されればよい。例えば指紋を取得する場合に
は、キー1の操作部4に指紋検出用の窓を設けてこの窓
からイメージセンサにより指紋の画像情報を取り込むよ
うにすればよく、例えば声紋を取得する場合には、車両
にマイクロフォンを設けて音声情報を取り込むようにす
ればよく、公知の技術によって生体情報取得手段8,1
3を構成することができる。
【0023】この生体情報取得手段13で取得された実
生体情報は、生体情報比較手段12に入力される。そし
て、生体情報比較手段12は、生体情報読み取り手段9
及び生体情報取得手段13から入力された記憶生体情報
及び実生体情報とを比較する。車両情報処理手段11
は、電子キー1のコードデータ記憶手段6に設定記憶さ
れている記憶コードデータに対応したコードデータ(以
下、設定コードデータ)が予め記憶されている設定コー
ドデータ記憶手段15を備えている。
【0024】また、設定コードデータ記憶手段15は、
コードデータ比較手段14に接続され、設定コードデー
タをコードデータ比較手段14に入力する。そして、コ
ードデータ比較手段14は、コードデータ読み取り手段
10及び設定コードデータ記憶手段15から入力される
記憶コードデータ及び設定コードデータとを比較する。
【0025】なお、電子キー1のコードデータ記憶手段
6に記憶されている記憶コードデータ、及び車両情報処
理装置11の設定コードデータ記憶手段15に記憶され
ている設定コードデータは、ともに乱数字などのデータ
でありデータ容量としては小さいものである。設定コー
ドデータ記憶手段15に記憶されているコードデータ
は、車両の出荷時などにランダムに設定されたものであ
り、電子キー1のコードデータ記憶手段6に記憶されて
いるコードデータは、車両側、つまり設定コードデータ
記憶手段15に記憶されているコードデータに対応した
コードデータが記憶されている。
【0026】また、車両情報処理装置11は、電子キー
1のコードデータ記憶手段6と設定コードデータ記憶手
段15とに接続されているコードデータ変換手段16を
備えている。このコードデータ変換手段16は、電子キ
ー1がキーシリンダ2に挿入されているときに、コード
データ記憶手段6に記憶されている記憶コードデータと
設定コードデータ記憶手段15に記憶されている設定コ
ードデータとを、互いに同様のコードデータに随時変換
する。よって、電子キー1に記憶されている記憶コード
データと車両側に記憶されている設定コードデータと
は、互いに対応したデータ内容であるとともに、随時変
換されるので、コードデータが複製されることが防止さ
れて、確実に電子キー1と車両との認証が行われること
となる。
【0027】また、車両情報処理手段11は、生体情報
比較手段12及びコードデータ比較手段14に接続され
る信号出力手段17を備えている。この信号出力手段1
7は、生体情報比較手段12及びコードデータ比較手段
14から入力される各信号に応じて、エンジン制御手段
19や図示しない車両制御手段などに信号を出力して、
エンジン始動操作、ドアやトランクルームなどのロック
解除操作などを可能とする。
【0028】次に、上述したように構成される第1実施
形態における電子キー装置の作用、つまり電子キー1及
び運転者の認証方法について、図3及び図4に示される
フローチャートに基づき説明する。最初に、図3に示さ
れるフローチャートに沿って、その電子キー1を用いて
車両を運転する可能性のある運転者の生体情報を電子キ
ー1の生体情報記憶手段5に記憶する。まず、ステップ
R1にて、前述した生体情報記録手段7に設けられてい
る生体情報取得手段8によって、運転者の生体情報を取
得する。
【0029】次にステップR2で、生体情報記録手段7
がステップR1で取得した生体情報を電子キー1の生体
情報記憶手段5に出力して、電子キー1の生体情報記憶
手段5に該生体情報を記憶させることによって、運転者
の生体情報を電子キー1に登録させて終了する。電子キ
ー1に記憶される生体情報は、その電子キー1を用いて
運転する可能性のある運転者の生体情報のみ記憶される
ものであり、必要人数分だけ上述した図3に示されるフ
ローチャートが繰り返し実行されて、必要な人数分だけ
の生体情報が電子キー1に記憶されることとなる。よっ
て、電子キー1に記憶される生体情報に関するデータ容
量は最小限に抑えられることとなる。つまり、1つの車
両に対して電子キー1を複数個用意して、1つの電子キ
ー1により運転する可能性のある運転者のみの生体情報
を、その1つの電子キー1に記憶させればよいので、1
つの電子キー1に記憶される生体情報の全データ容量
は、それほど大きいものとはならない。
【0030】次に、上述したように生体情報が記憶され
た電子キー1を用いた第1実施形態における電子キー装
置の電子キー1及び運転者の認証方法について、図4の
フローチャートに基づき説明する。まず、ステップS1
で、電子キー1がキーシリンダ2の挿入孔2aに挿入さ
れたか否かを判定する。この判定が否定、つまり挿入さ
れていないと判定すると、本フローを終了する。
【0031】ステップS1の判定が肯定となり、キーシ
リンダ2に電子キー1が挿入されたと判定されると、ス
テップS2で電子キー1に記憶されている記憶コードデ
ータを入手する。つまり、上述したように電子キー1の
コードデータ記憶手段6に記憶されている記憶コードデ
ータをキーシリンダ2のコードデータ読み取り手段10
で読み取る。
【0032】次に、ステップS3では、設定コードデー
タ記憶手段15に予め記憶されている設定コードデータ
を入手して、ステップS2で入手した記憶コードデータ
とこの設定コードデータとをコードデータ比較手段14
により比較して、両者が同一か否かを判定する。この判
定が否定、つまり記憶コードデータと設定コードデータ
が異なる場合には、本フローを終了し、判定結果が肯定
で、記憶コードデータと設定コードデータとが一致する
と判定すると、ステップS4にすすみ、電子キー1の生
体情報記憶手段5に記憶されている記憶生体情報をキー
シリンダ2の生体情報読み取り手段9で読み取って入手
する。
【0033】次に、ステップS5では、ステップS4で
入手した記憶生体情報が、特定情報としてのユニークコ
ード情報であるか否かを判定する。このユニークコード
情報は、例えば生体情報としてあり得ない情報のように
生体情報記憶手段5に記憶される特定の運転者の生体情
報とは異なる情報であり、生体情報比較手段12に予め
設定記憶されている。また、このユニークコード情報
は、車両の所有者などの特定の運転者以外の運転者が使
用する可能性のあるサブ電子キーの生体情報記憶手段に
も予め記憶されている。
【0034】そして、ステップS5の判定が肯定とな
り、電子キー1の記憶生体情報が予め設定されているユ
ニークコード情報であると判定されると、ステップS8
にすすみ、信号出力手段17がエンジン制御手段18に
エンジン始動許可信号を出力する。よって、生体情報比
較手段12により生体情報読み取り手段9によって読み
取られた電子キーの記憶生体情報がユニークコード情報
と一致するすると判定すると、生体情報取得手段13に
よって取得される実生体情報に関係なく、エンジン始動
許可信号が出力されるので、車両の所有者などが意図的
に第三者に車両を貸す場合などにおいては、このユニー
クコード情報が生体情報として記憶されているサブ電子
キーを用いることにより第三者でもエンジン始動が可能
となる。
【0035】ステップS5の判定が否定となり、電子キ
ー1の記憶生体情報がユニークコード情報でないと判定
されると、ステップS6にすすみ、実際に車両を運転す
る運転者の実生体情報を入手する。この実生体情報は、
上述したように、運転席近傍に設けられて実際に運転す
る運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段13に
よって取得された生体情報である。
【0036】次に、ステップS7では、ステップS6で
入手した実生体情報が、ステップS4で入手した記憶生
体情報と一致するか否かを判定する。この判定が否定と
なり、実際の運転者の実生体情報が電子キー1に記憶さ
れている記憶生体情報と異なると判定すると本フローを
終了する。ステップS7の判定が肯定となり、実際の運
転者が電子キー1に記憶されている記憶生体情報と同一
の生体情報所有者、つまりこの電子キー1で運転する可
能性のある、車両の所有者などの特定の運転者であると
判定すると、ステップS8にすすみ、信号出力手段17
がエンジン制御手段18にエンジン始動許可信号を出力
して、本フローを終了する。
【0037】そして、エンジン始動許可信号が出力され
ると、電子キー1をキーシリンダ2に挿入した状態で回
動させることにより、エンジンを始動されることが可能
となる。なお、本フローは、キーシリンダ2に電子キー
1が挿入されていない場合には周期的に実施されるが、
ステップS1でキーシリンダ2に電子キー1が挿入され
たと判定されると、本フローを実行して終了すると、電
子キー1がキーシリンダ2から抜き出されるまで中断さ
れる。
【0038】以上説明したように、本実施形態における
電子キー装置では、電子キー1に記憶されている記憶コ
ードデータと車両側に設定記憶されている設定コードデ
ータとが一致するとともに電子キー1に記憶されている
記憶生体情報と実際に運転する運転者の実生体情報とが
一致する場合に、或いは電子キー1に記憶されている記
憶コードデータと車両側に設定記憶されている設定コー
ドデータとが一致するとともに電子キー1に記憶されて
いる記憶生体情報がユニークコード情報、例えば生体情
報としてあり得ない情報であると判断される場合にの
み、ステップS8にてエンジン制御手段にエンジン始動
許可信号が出力されて、それ以外のときには、ステップ
S8をスキップして終了することにより、エンジン制御
手段にエンジン始動許可信号が出力されないこととな
る。
【0039】次に、上述した電子キー装置の第2実施形
態について説明する。この第2実施形態における電子キ
ー装置は、図5のブロック図で示されるように、第1実
施形態に対して、電子キー1がコードデータ記憶手段6
を、キーシリンダ2がコードデータ読み取り手段10
を、車両情報処理手段11がコードデータ変換手段16
を備えていない。また、車両情報処理手段11には、暗
号コード生成手段21と設定コードデータ生成手段22
とが設けられている。なお、上述した第1実施形態と同
一である構成部分には同一符号を付与している。
【0040】まず、暗号コード生成手段21は、生体情
報読み取り手段9とコードデータ比較手段14とに接続
されている。まず生体情報読み取り手段9から電子キー
1に記憶されている記憶生体情報を入手して、電子キー
1の記憶生体情報に関する暗号コードを生成する。生成
された暗号コードは、コードデータ比較手段14に出力
される。ここで、暗号コードとは、第1実施形態におけ
るコードデータのようなものであり、電子キー1に記憶
されている記憶生体情報から生成されるものである。
【0041】設定コードデータ生成手段22は、電子キ
ー1に生体情報を記憶させる生体情報記録手段7が接続
されると、生体情報取得手段8によって取得された生体
情報、つまり電子キー1の生体情報記憶手段5に特定の
運転者の人数分だけ記憶される全ての生体情報を入力
し、入力された生体情報からそれぞれ暗号コードデータ
を生成する。この設定コードデータ生成手段22による
設定コードデータの生成は、生体情報取得手段8によっ
て取得された全ての生体情報に対してそれぞれ行われ、
また生体情報取得手段8によって取得される生体情報の
うちの1つの生体情報に対して、この1つの生体情報の
一部又は全部からから設定コードデータを少なくとも1
つ生成する。
【0042】この設定コードデータ生成手段22で生成
される設定コードデータも、暗号コード生成手段21で
生成される暗号コードデータ同様に、第1実施形態にお
けるコードデータや従来のイモビライザシステムにおけ
るコードデータのようなものであり、1つの設定コード
データのデータ容量は、生体情報記憶手段5に記憶され
る1つの生体情報のデータ容量よりもかなり少ないもの
である。
【0043】よって、電子キー1の生体情報記憶手段5
に記憶されている生体情報をコードデータ化して設定コ
ードデータを生成し、生体情報よりもデータ容量が少な
い設定コードデータを設定コードデータ記憶手段に記憶
させることにより、設定コードデータ記憶手段15に、
互いに異なる生体情報が記憶される全ての電子キーに記
憶されている全ての生体情報に対する設定コードデータ
を記憶しても、電子キーの生体情報記憶手段5に記憶さ
れている生体情報自体全てを記憶する場合よりも、記憶
データ容量を縮小することができる。
【0044】なお、設定コードデータ生成手段22によ
って生成するコードデータを、生体情報の一部から生成
するようにすると、一つの生体情報から生成される設定
コードデータのデータ容量をより少なくすることがで
き、設定コードデータ記憶手段15に記憶させる全記憶
データ容量をより縮小することができる。このようにし
て生成された全ての設定コードデータは、設定コードデ
ータ生成手段22から設定コードデータ記憶手段15に
出力される。
【0045】設定コードデータ記憶手段15は、設定コ
ードデータ生成手段22から入力される設定コードデー
タを記憶する。よって、設定コードデータ記憶手段15
には、電子キー1の生体情報記憶手段5に記憶されるそ
れぞれの記憶生体情報に対して少なくとも1つの設定コ
ードデータを予め記憶しておく。また、設定コードデー
タ生成手段22は、互いに異なる生体情報が記憶される
全ての電子キーに記憶される全ての生体情報を入手し
て、これら全ての生体情報に対してそれぞれ設定コード
データを生成して、設定コードデータ記憶手段15は全
ての生体情報に対する設定コードデータの全てを記憶す
る。
【0046】なお、生体情報記録手段7による設定コー
ドデータ記憶手段22への生体情報の出力は、電子キー
1の生体情報記憶手段5に生体情報を記憶させるときに
行われるものであり、それ以外のときには生体情報記録
手段7は、電子キー1及び設定コードデータ生成手段2
2には接続されていない。電子キー1の生体情報記憶手
段5への特定の運転者の生体情報を記録させる方法は第
1実施形態と同様である。
【0047】本第2実施形態における電子キー1と車両
との認証及び電子キー1及び運転者の認証は、図6に示
されるフローチャートに基づき行われる。この第2実施
形態における認証方法について、図6に示されるフロー
チャートに基づき説明する。まず、ステップS11でス
テップS1同様に、電子キー1がキーシリンダ2の挿入
孔2aに挿入されたか否かを判定する。この判定結果が
否定の場合には本フローを終了し、肯定の場合にはステ
ップS12にすすみ、ステップS4同様に電子キー1の
生体情報記憶手段5に記憶されている全ての記憶生体情
報を読み取る。
【0048】次に、ステップS13にすすみ、ステップ
S12で読み取った記憶生体情報のうちの1つの記憶生
体情報の一部又は全部から暗号コードを生成する。ま
た、生体情報の一部から暗号コードデータを生成する場
合には、設定コードデータ生成手段22において生体情
報の一部から設定コードデータを生成する場合と同様に
行われる。なお、記憶生体情報の一部から暗号コードを
生成する場合には暗号コードのコード容量を最小限にす
ることができる。
【0049】次にステップS14で、設定コードデータ
記憶手段15に予め設定記憶されている設定コードデー
タを入手して、ステップS13で生成された生体情報に
関する暗号コードデータとこの設定コードデータとをコ
ードデータ比較手段14により比較して、両者が同一か
否かを判定する。この判定が否定、つまり記憶生体情報
によって生成された暗号コードデータと設定コードデー
タとが異なる場合には、本フローを終了し、判定結果が
肯定で、暗号コードデータと設定コードデータとが一致
すると判定すると、ステップS15にすすむ。
【0050】ステップS15では、ステップS5同様
に、ステップ12で入手した記憶生体情報が予め設定さ
れているユニークコード情報か否かを判定し、判定結果
が肯定で電子キー1に記憶されている記憶生体情報がユ
ニークコードであると判定すると、ステップS18にす
すみ、上述した実施形態同様に信号出力手段17がエン
ジン制御手段18にエンジン始動許可信号を出力する。
この場合にも上述した実施形態同様に、車両の所有者な
どが意図的に第三者に車両を貸す場合などにおいては、
このユニークコードが記憶されているサブ電子キーによ
り第三者でもエンジン始動が可能となる。
【0051】ステップS15の判定が否定となり、電子
キー1の記憶生体情報がユニークコードでないと判定さ
れると、ステップS16にすすみ、ステップS6同様
に、実際に車両を運転する運転者の実生体情報を入手す
る。そして、ステップS17で、ステップS7同様に、
ステップS12で入手した電子キー1の記憶生体情報と
ステップS16で入手した実生体情報とが一致するか否
かを判定し、判定結果が否定となり、実運転者の生体情
報が電子キー1に記憶されている生体情報と異なると判
定すると本フローを終了する。
【0052】ステップS17の判定が肯定となり、実運
転者が電子キー1に記憶されている記憶生体情報と同一
生体情報の所有者、つまりこの電子キー1で運転する可
能性のある車両の所有者などの特定の運転者であると判
定すると、ステップS18にすすみ、ステップS8同様
に信号出力手段17がエンジン制御手段18にエンジン
始動許可信号を出力して、本フローを終了する。
【0053】そして、上述した実施形態同様に、エンジ
ン始動許可信号が出力されると、電子キー1をキーシリ
ンダ2に挿入した状態で回動させることにより、エンジ
ンが始動されることとなる。このような第2実施形態に
おける電子キー装置では、電子キー1に記憶されている
記憶生体情報から生成される暗号コードデータと車両側
に設定記憶されている設定コードデータとが一致すると
ともに電子キー1に記憶されている生体情報と実際に車
両を運転する運転者の実生体情報とが一致したとき、或
いは同暗号コードデータと同設定コードデータとが一致
するとともに電子キー1に記憶されている記憶生体情報
がユニークコード情報と一致したときにのみ、ステップ
S18にてエンジン制御手段にエンジン始動許可信号が
出力される。つまり、それ以外の場合には、ステップS
18をスキップして終了してすることにより、エンジン
制御手段にエンジン始動許可信号が出力されないことと
なる。
【0054】これらの第1実施形態及び第2実施形態で
説明したように、本発明の電子キー装置では、電子キー
1に少数特定の運転者の生体情報を記憶させるととも
に、実際に運転する運転者の生体情報、つまり実生体情
報を取得して、電子キー1に記憶されている記憶生体情
報と実生体情報とを比較して、電子キー1と実運転者と
の認証を行うようにしているので、車両側にデータ容量
の大きい生体情報を記憶させることなく電子キー1と実
運転者との認証を確実に行ない、特定の運転者以外のエ
ンジン始動などを確実に規制することができ、またCP
Uなどの負荷を低減できるとともに、CPUなどのコス
トアップを抑制することができる。
【0055】さらに、電子キー1に記憶されている記憶
コードデータ又は電子キー1に記憶されている記憶生体
情報から生成される暗号コードデータと車両側に予め設
定記憶されている設定コードデータとを比較することに
より、電子キー1と車両との認証を確実に行ない、従来
のイモビライザシステム同様に、車両側と合致しない電
子キーによるエンジン始動などを確実に規制することが
できる。
【0056】また、上述した第2実施形態では、車両情
報処理手段11の設定コードデータ記憶手段15に予め
設定記憶される設定コードデータが、電子キー1に生体
情報が記憶される特定の運転者における生体情報から生
成されるコードデータとして、また電子キー1から読み
取った記憶生体情報から暗号コードデータを生成して、
この暗号コードデータと車両側に予め設定記憶されてい
る設定コードデータとを比較を行うようにしているの
で、電子キー1に記憶コードデータを記憶させる必要も
なく、電子キー1に記憶されている記憶生体情報が、コ
ードデータの認証及び生体情報の認証に用いられるの
で、電子キー1などに記憶させる情報量を低減すること
ができる。
【0057】なお、上述した実施形態及び変形例では、
電子キー1に記憶されている記憶コードデータ又は電子
キー1に記憶されている記憶生体情報から生成される暗
号コードデータと車両側に設定記憶されている設定コー
ドデータとが一致し、且つ電子キー1に記憶されている
生体情報と実際に車両を運転する運転者の実生体情報と
が一致、或いは電子キー1に記憶されている記憶生体情
報がユニークコード情報と一致したときにのみ、ステッ
プS8又はステップS18にてエンジン制御手段18に
エンジン始動許可信号が出力されるように構成した例に
ついて説明したが、本発明の電子キー装置はエンジン始
動に限定されるものではなく、ドア又はトランクルーム
のロック装置などの車両の作動装置に本発明の電子キー
装置を用いて開操作などの作動許可信号を出力するよう
にしても良い。
【0058】また、コードデータ情報が一致し且つ電子
キー1に記憶されている生体情報が実生体情報又はユニ
ークコード情報である場合には、信号出力手段17は、
エンジン始動などの許可信号を出力しているが、例えば
エンジンを始動させる始動信号などのように、許可信号
に代わって車両の作動装置を作動させる作動信号を出力
するように構成しても良い。
【0059】また、上述した第1及び第2実施形態にお
けるステップS5及びステップS15で、電子キー1に
記憶されている記憶生体情報が、ユニークコード情報で
あると判定された場合には、電子キー1に記憶されてい
る生体情報が実生体情報と判定された場合と同様にエン
ジン始動許可信号が出力されるように構成したが、ユニ
ークコード情報であると判定されると、エンジン始動許
可信号とともにトランクルームの開動作禁止信号が出力
されるようにしても良い。つまり、実運転者が所有者で
ない第三者であると判断すると、エンジン始動許可信号
を出力してエンジン始動は可能とするが、トランクルー
ムの開動作禁止信号を出力してトランクルームを開閉で
きないようにすることができる。
【0060】さらに、上述した第1及び第2実施形態で
は、電子キー1に記憶されている記憶コードデータ又は
電子キー1に記憶されている記憶生体情報から生成され
る暗号コードデータと車両側に設定記憶されている設定
コードデータとを比較して、両者が一致した場合に記憶
生体情報と実生体情報との比較を行うように構成されて
いるが、この記憶コードデータ又は生成コードデータと
記憶コードデータとの比較を行わないようにしても良
い。
【0061】つまり、電子キー1に記憶されている記憶
生体情報と実生体情報との比較のみを行い、両生体情報
が一致するのみでエンジン始動許可信号が出力されるよ
うにしても良い。また、本発明における電子キー装置の
電子キー1は、カード型キーやICカードなどでも良
く、車両との間で認証を行うものであればよい。
【0062】
【発明の効果】本発明の車両の電子キー装置(請求項
1)によれば、特定の運転者の生体情報が記憶されてい
る電子キーと、上記電子キーに記憶されている上記生体
情報を読み取る生体情報読み取り手段と、実際に運転す
る運転者の生体情報を取得する生体情報取得手段と、上
記生体情報読み取り手段によって読み取られた生体情報
と上記生体情報取得手段により得られた運転者の生体情
報とを比較する生体情報比較手段と、上記生体情報比較
手段により両生体情報が一致すると判断されると、車両
の作動装置に作動許可信号又は作動信号を出力する信号
出力手段とを有するので、車両側にデータ容量の大きい
生体情報を記憶させることなく電子キーと実際に運転す
る運転者との認証を確実に行ない、特定の運転者以外に
よるエンジン始動などの車両の作動装置の作動を確実に
規制することができ、またCPUなどの負荷を低減でき
るとともに、CPUなどのコストアップを抑制すること
ができる。
【0063】また、本発明の車両の電子キー装置(請求
項2)によれば、上記電子キーは、予め設定されたコー
ドデータが記憶されているコードデータ記憶手段を有
し、上記車両は、上記コードデータ記憶手段に記憶され
ている上記コードデータに対応した設定コードデータが
記憶されている設定コードデータ記憶手段、上記コード
データ記憶手段に記憶されている上記コードデータを読
み取るコードデータ読み取り手段、上記設定コードデー
タ記憶手段に記憶されている設定コードデータと上記コ
ードデータ読み取り手段によって読み取られたコードデ
ータとを比較するコードデータ比較手段を有し、上記信
号出力手段は、上記コードデータ比較手段により上記コ
ードデータ記憶手段に記憶されている上記コードデータ
と上記設定コードデータとが一致すると判断され、且つ
上記生体情報比較手段により上記両生体情報が一致する
と判断されると、車両の作動装置に許可信号又は作動信
号を出力するので、車両側に記憶される情報容量を最小
限として電子キーと車両との認証を確実に行うことがで
きる。また、電子キーと実際に運転する運転者との認証
及び電子キーと車両との認証の両方が正常と判断された
場合にのみ作動装置に許可信号又は作動信号が出力され
るので、特定の運転者以外の運転者や車両側と合致しな
い電子キーによるエンジン始動などの車両作動装置の作
動を確実に規制することができる。
【0064】さらに本発明の車両の電子キー装置(請求
項3)によれば、上記生体情報比較手段が、上記特定の
運転者の生体情報とは異なる特定情報を記憶し、上記信
号出力手段は、上記生体情報比較手段により上記生体情
報読み取り手段によって読み取られた電子キーの生体情
報が上記特定情報と一致すると判定すると、上記生体情
報取得手段によって取得された生体情報に関係なく、車
両の作動装置に許可信号又は作動信号を出力するので、
特定情報が記憶されている電子キーを用いて車両の作動
装置に許可信号や作動信号を出力することができる。つ
まりこの特定情報が記憶されている電子キーを用いるこ
とにより、電子キーに生体情報が記憶されている特定の
運転者以外の運転者が車両を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における電子キー装置の
概略図である。
【図2】本発明の第1実施形態における電子キー装置の
ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態における電子キー装置の
フローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態における電子キー装置の
フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態における電子キー装置の
ブロック図である。
【図6】本発明の第2実施形態における電子キー装置の
フローチャートである。
【符号の説明】
1 電子キー 2 キーシリンダ 5 生体情報記憶手段 6 コードデータ記憶手段 7 生体情報記録手段 9 生体情報読み取り手段 10 コードデータ読み取り手段 12 生体情報比較手段 13 生体情報取得手段 14 コードデータ比較手段 15 設定コードデータ記憶手段 17 信号出力手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定の運転者の生体情報が記憶されてい
    る電子キーと、 上記電子キーに記憶されている上記生体情報を読み取る
    生体情報読み取り手段と、 実際に運転する運転者の生体情報を取得する生体情報取
    得手段と、 上記生体情報読み取り手段によって読み取られた生体情
    報と上記生体情報取得手段により得られた運転者の生体
    情報とを比較する生体情報比較手段と、 上記生体情報比較手段により上記の両生体情報が一致す
    ると判断されると、車両の作動装置に許可信号又は作動
    信号を出力する信号出力手段とを有することを特徴とす
    る、車両の電子キー装置。
  2. 【請求項2】 上記電子キーは、予め設定されたコード
    データが記憶されているコードデータ記憶手段を有し、 上記車両は、上記コードデータ記憶手段に記憶されてい
    る上記コードデータに対応した設定コードデータが記憶
    されている設定コードデータ記憶手段、上記コードデー
    タ記憶手段に記憶されている上記コードデータを読み取
    るコードデータ読み取り手段、上記設定コードデータ記
    憶手段に記憶されている設定コードデータと上記コード
    データ読み取り手段によって読み取られたコードデータ
    とを比較するコードデータ比較手段を有し、 上記信号出力手段は、上記コードデータ比較手段により
    上記コードデータ記憶手段に記憶されている上記コード
    データと上記設定コードデータとが一致すると判断さ
    れ、且つ上記生体情報比較手段により上記両生体情報が
    一致すると判断されると、上記車両の作動装置に許可信
    号又は作動信号を出力することを特徴とする、請求項1
    記載の車両の電子キー装置。
  3. 【請求項3】 上記生体情報比較手段が、上記特定の運
    転者の生体情報とは異なる特定情報を記憶し、 上記信号出力手段は、上記生体情報比較手段により上記
    生体情報読み取り手段によって読み取られた電子キーの
    生体情報が上記特定情報と一致すると判定すると、上記
    生体情報取得手段によって取得された生体情報に関係な
    く、上記車両の作動装置に許可信号又は作動信号を出力
    することを特徴とする、請求項1又は2記載の車両の電
    子キー装置。
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