JP2000351539A - エレベーター用表示灯装置 - Google Patents

エレベーター用表示灯装置

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JP2000351539A
JP2000351539A JP11161658A JP16165899A JP2000351539A JP 2000351539 A JP2000351539 A JP 2000351539A JP 11161658 A JP11161658 A JP 11161658A JP 16165899 A JP16165899 A JP 16165899A JP 2000351539 A JP2000351539 A JP 2000351539A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 照明された表示体による表示作用が、外部照
明に影響されにくく容易に認識することができるエレベ
ーター用表示灯装置を得る。 【解決手段】 ケース1に光源体2を設け、またケース
1の開放面を覆って表板3を設ける。また、透光性の第
一の表示体9を表板3に設け、また第一の表示体9の前
面6とは異なる面を形成した表板3に透光性の第二の表
示体10の複数個を配置し、第一の表示体9の前面6よ
りもそれぞれ小さい面積に形成する。そして、第一の表
示体9とは異なる面に第二の表示体10が設けてあるの
で、外部照明が表示灯装置に当たるときであっても、第
一の表示体9及び第二の表示体10の少なくとも一方の
表示を容易に認識することができる。これにより、表示
灯装置の表示を見誤ることよる不都合、混乱の発生を未
然に防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、乗場に設けられ
るホールランタン等として使用されるエレベーター用表
示灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9及び図10は、例えば特開平2−8
6577号公報に示された構成に類似した従来のエレベ
ーター用表示灯装置を示す図で、図9は正面図、図10
は図9の縦断側面図である。図において、1は一側に開
放面が形成されたケース、2はケースに設けられた光源
体である。
【0003】3はケース1の開放面を覆って設けられた
表板で、貫通孔4が設けられている。5は透光性の合成
樹脂材料からなる表示体で、表板3に設けられて貫通孔
4に嵌合され、前面6に三角形からなる標識7が設けら
れている。8は光源体2の配線である。
【0004】従来のエレベーター用表示灯装置は上記の
ように構成され、図示が省略してあるが、例えば乗場灯
においてかごが乗場に到着することを予報する。すなわ
ち、光源2が点灯され表示体5が照明されてかごの到着
を表示する。これによって、エレベーター乗場の待ち客
にかごの到着及び昇降方向を報知するようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベーター用表示灯装置では、例えばエレベーター乗場
に設けられた表示灯の場合に、建物の天井照明光又は屋
外からの自然光等が表示体5の前面6に当たる場合があ
る。このようなときにエレベーター乗場において、待ち
客がいる位置によってはエレベーター乗場等の外部照明
が表示体5の前面6に反射して、表示体5の照明による
表示が認識しにくくなるという問題点があった。
【0006】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、照明された表示体による表示作
用が、エレベーター乗場等の外部照明に影響されにくい
エレベーター用表示灯装置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
ター用表示灯装置においては、光源体が設けられたケー
スと、このケースの開放面を覆って設けられた表板と、
透光性物質からなり表板に設けられた第一の表示体と、
表板に設けられて第一の表示体の前面とは異なる面に複
数個が配置され、第一の表示体の前面よりもそれぞれ小
さい面積に形成された透光性の第二の表示体とが設けら
れる。
【0008】また、この発明に係るエレベーター用表示
灯装置においては、着色されて表板に設けられ第一の表
示体を囲んで配置された標示環を備え、標示環の幅内に
設けられて長手方向に互いに離れて配置された第二の表
示体が設けられる。
【0009】また、この発明に係るエレベーター用表示
灯装置においては、ケースと、このケースの開放面を覆
って設けられた表板と、透光性物質からなり表板に設け
られた第一の表示体と、ケース内に設けられて第一の表
示体を囲んで配置された遮光枠と、ケース内に設けられ
て遮光枠に対向して配置された主光源体と、表板に設け
られて第一の表示体の前面とは異なる面に複数個が配置
され、第一の表示体の前面よりもそれぞれ小さい面積に
形成された透光性の第二の表示体と、ケース内に設けら
れて遮光枠外に配置された副光源体とが設けられる。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1及び図2は、
この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は正面
図、図2は図1の縦断側面図である。図において、1は
一側に開放面が形成されたケース、2はケースに設けら
れた光源体、3はケース1の開放面を覆って設けられた
表板で、貫通孔4が設けられている。9は透光性の合成
樹脂材料からなる第一の表示体で、表板3に設けられて
貫通孔4に嵌合され、前面6に三角形からなる標識7が
設けられている。8は光源体2の配線である。
【0011】10は第二の表示体で、表板3に設けられ
て表板3の表面側よりも裏面側が広がった貫通孔によっ
て構成され、第一の表示体9の前面6よりも小さい面積
に形成されて、第一の表示体9の廻りを囲んで複数個が
配置されている。11は第二の表示体10の要部を形成
した透光板で、第一の表示体9とは異色をなす透光性の
合成樹脂材料からなり、表板3の裏面に配置されて第二
の表示体10に宛がわれている。
【0012】上記のように構成されたエレベーター用表
示灯装置において、図示が省略してあるが、例えば乗場
灯においてかごが乗場に到着することを予報する。すな
わち、光源2が点灯されて第一の表示体9が照明されて
かごの到着を表示する。これによって、エレベーター乗
場の待ち客にかごの到着及び昇降方向を報知する。そし
て、このときに光源2の点灯による第一の表示体9の照
明と共に、第二の表示体10が点線状に透光板11の色
彩によって光って見える。
【0013】そして、エレベーター乗場における建物の
天井照明光又は屋外からの自然光等がエレベーター用表
示灯装置に当たる場合がある。しかし、第一の表示体9
の前面6に対して段差のある面により形成され、異なる
面をなす表板3に第二の表示体10が設けられる。この
ため、エレベーター乗場の外部照明等がエレベーター用
表示灯装置に当たるときであっても、その光が待ち客の
いる位置へ同時に反射することは極めて少ない。従っ
て、第一の表示体9及び第二の表示体10の少なくとも
一方の光源体2の照明による表示を容易に認識すること
ができる。
【0014】これによって、照明された第一の表示体
9、第二の表示体10による表示作用がエレベーター乗
場の外部照明等に影響されにくくなる。したがって、エ
レベーター乗場の待ち客がエレベーター用表示灯装置の
表示を見誤ることよる不都合、混乱の発生を未然に防止
することができる。
【0015】また、第二の表示体10に異色の透光板1
1が設けられ、光源2の点灯により透光板11の色彩に
より第二の表示体10による点線状の形状が光って見え
る。これにより、エレベーター用表示灯装置の装飾性を
多様化することができる。なお、第二の表示体10の配
置は、図1に示すように必ずしも第一の表示体9を囲む
必要はなく、また第二の表示体10の小穴の大きさ、形
状、個数は図1に示す態様に拘束されることはなく、表
板3の適所に第二の表示体10の複数個が適宜に配置さ
れた構成であっても、図1及び図2における作用を得る
ことができる。
【0016】また、光源体2の輝度、光色、連続か点滅
か等の点灯状況を適宜に設定することによって、エレベ
ーター用表示灯装置の装飾性を多様化することができ
る。また、第二の表示体10を、小穴にグラスファイバ
ー、透光性の合成樹脂材料、発光ダイオード等を嵌合状
態に配置した構成であっても、図1及び図2における作
用を得ることができて、エレベーター用表示灯装置の装
飾性を多様化することができる。
【0017】実施の形態2.図3は、この発明の他の実
施の形態の一例を示す前述の図2の要部相当図である。
図において、図1及び図2と同符号は相当部分を示し、
12は表板で、中央の第一の表示体9の装着箇所が引退
して成形されて傾斜面13が構成されている。10は第
二の表示体で、傾斜面13に設けられて表板3の表面側
よりも裏面側が広がった貫通孔によって構成され、第一
の表示体9の前面6よりも小さい面積に形成されて、第
一の表示体9の廻りを囲んで複数個が配置されている。
【0018】上記のように構成されたエレベーター用表
示灯装置においても、第一の表示体9の前面6に対して
交差した面により形成されて、異なる面をなす傾斜面1
3に第二の表示体10が設けられる。したがって、詳細
な説明を省略するが図3の実施の形態においても図1及
び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。なお、こ
の実施の形態2においては、待ち客のいる位置から光源
体2が第二の表示体10を通して直視できない。従っ
て、前述の第一の表示体9とは異色をなす透光板11を
設けない構成であっても、良好な表示作用を得ることが
できる。
【0019】実施の形態3.図4及び図5も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図4は前述の図1
相当図、図5は図4の要部縦断側面図である。図におい
て、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、1
4は着色された標示環で、円形の表板3に設けられて第
一の表示体9を囲んで配置されている。10は第二の表
示体で、標示環14の幅内に互いに長手、すなわち円周
方向に離れて設けられている。
【0020】上記のように構成されたエレベーター用表
示灯装置においても、第一の表示体9の前面6に対して
段差のある面により形成されて異なる面をなす表板3に
第二の表示体10が設けられる。したがって、詳細な説
明を省略するが図4及び図5の実施の形態においても図
1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。な
お、標示環14の幅内に第二の表示体10が設けられる
ので、第二の表示体10による表示を明確にすることが
できる。
【0021】実施の形態4.図6も、この発明の他の実
施の形態の一例を示す前述の図1相当図である。図にお
いて、前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、
10は第二の表示体で、第一の表示体9の廻りを囲んで
複数個が具象的な形象を形成して配置されている。
【0022】上記のように構成されたエレベーター用表
示灯装置においても、第一の表示体9の前面6に対して
段差のある面により形成されて異なる面をなす表板3に
第二の表示体10が設けられる。したがって、詳細な説
明を省略するが図6の実施の形態においても図1及び図
2の実施の形態と同様な作用が得られる。なお、具象的
な形象を形成して第二の表示体10が設けられる。これ
により、エレベーター用表示灯装置の装飾性を多様化す
ることができる。
【0023】実施の形態5、図7及び図8も、この発明
の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は前述の図1
相当図、図8は図7の縦断側面図である。図において、
前述の図1及び図2と同符号は相当部分を示し、15は
ケース1内に設けられて第一の表示体9を囲んで配置さ
れた遮光枠、16はケース1内に設けられて遮光枠15
内に配置され第一の表示体9に対向した主光源体、17
はケース1内に設けられて遮光枠15外に配置された副
光源体である。
【0024】上記のように構成されたエレベーター用表
示灯装置においても、第一の表示体9の前面6に対して
段差のある面により形成されて異なる面をなす表板3に
第二の表示体10が設けられる。したがって、詳細な説
明を省略するが図7及び図8の実施の形態においても図
1及び図2の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0025】また、複数台が並列に設置されたエレベー
ター装置において、それぞれのエレベーターに対して主
光源体16、副光源体17の点灯状況の組み合わせを設
定する。例えば、第一エレベーターに対して主光源体1
6が連続点灯、副光源体17は点滅点灯し、第二エレベ
ーターに対して主光源体16が点滅点灯、副光源体17
は連続点灯するように表示を制御する。
【0026】これによって、エレベーター乗場の待ち客
が、それぞれのエレベーターに対する表示を容易に認識
することができる。したがって、エレベーター乗場の待
ち客がエレベーターそれぞれにおけるエレベーター用表
示灯装置の表示を見誤ることよる不都合、混乱の発生を
未然に防止することができる。
【0027】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、光源体
が設けられたケースと、このケースの開放面を覆って設
けられた表板と、透光性物質からなり表板に設けられた
第一の表示体と、表板に設けられて第一の表示体の前面
とは異なる面に複数個が配置され、第一の表示体の前面
よりもそれぞれ小さい面積に形成された透光性の第二の
表示体とを設けたものである。
【0028】これによって、光源体が点灯されて第一の
表示体及び第二の表示体が照明され、例えばエレベータ
ー乗場の待ち客にかごの到着及び昇降方向が表示され
る。このときに、第一の表示体とは異なる面に第二の表
示体が設けられていることによって、外部照明がエレベ
ーター用表示灯装置に当たるときであっても、第一の表
示体及び第二の表示体の少なくとも一方の光源体の照明
による表示を容易に認識することができる。したがっ
て、エレベーター用表示灯装置の表示を見誤ることよる
不都合、混乱の発生を未然に防止する効果がある。
【0029】また、この発明は以上説明したように、着
色されて表板に設けられ第一の表示体を囲んで配置され
た標示環を備え、標示環の幅内に設けられて長手方向に
互いに離れて配置された第二の表示体を設けたものであ
る。
【0030】これによって、光源体が点灯されて第一の
表示体及び第二の表示体が照明され、例えばエレベータ
ー乗場の待ち客にかごの到着及び昇降方向が表示され
る。このときに、第一の表示体とは異なる面に第二の表
示体が設けられていることによって、外部照明がエレベ
ーター用表示灯装置に当たるときであっても、第一の表
示体及び第二の表示体の少なくとも一方の光源体の照明
による表示を容易に認識することができる。したがっ
て、エレベーター用表示灯装置の表示を見誤ることよる
不都合、混乱の発生を未然に防止する効果がある。ま
た、標示環の幅内に第二の表示体が設けられるので、第
二の表示体による表示を一層明確化する効果がある。
【0031】また、この発明は以上説明したように、ケ
ースと、このケースの開放面を覆って設けられた表板
と、透光性物質からなり表板に設けられた第一の表示体
と、ケース内に設けられて第一の表示体を囲んで配置さ
れた遮光枠と、ケース内に設けられて遮光枠に対向して
配置された主光源体と、表板に設けられて第一の表示体
の前面とは異なる面に複数個が配置され、第一の表示体
の前面よりもそれぞれ小さい面積に形成された透光性の
第二の表示体と、ケース内に設けられて遮光枠外に配置
された副光源体とを設けたものである。
【0032】これによって、光源体が点灯されて第一の
表示体及び第二の表示体が照明され、例えばエレベータ
ー乗場の待ち客にかごの到着及び昇降方向が表示され
る。このときに、第一の表示体とは異なる面に第二の表
示体が設けられていることによって、外部照明がエレベ
ーター用表示灯装置に当たるときであっても、第一の表
示体及び第二の表示体の少なくとも一方の光源体の照明
による表示を容易に認識することができる。したがっ
て、エレベーター用表示灯装置の表示を見誤ることよる
不都合、混乱の発生を未然に防止する効果がある。
【0033】また、特定のエレベーターに対して主光源
体、副光源体の点灯状況の組み合わせを設定する。例え
ば、第一エレベーターに対して主光源体が連続点灯、副
光源体は点滅点灯し、第二エレベーターに対して主光源
体が点滅点灯、副光源体は連続点灯するように表示を制
御する。これによって、例えばエレベーター乗場の待ち
客が、それぞれのエレベーターに対する表示を容易に認
識することができる。したがって、エレベーター乗場の
待ち客がエレベーターそれぞれにおけるエレベーター用
表示灯装置の表示を見誤ることよる不都合、混乱の発生
を未然に防止する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す正面図。
【図2】 図2は図1の縦断側面図。
【図3】 この発明の実施の形態2を示す図で、図2の
要部相当図。
【図4】 この発明の実施の形態3を示す図で、図1相
当図。
【図5】 図4の要部縦断側面図。
【図6】 この発明の実施の形態4を示す図で、図1相
当図。
【図7】 この発明の実施の形態5を示す図で、図1相
当図。
【図8】 図7の縦断側面図。
【図9】 従来のエレベーター用表示灯装置を示す正面
図。
【図10】 図9の縦断側面図。
【符号の説明】
1 ケース、2 光源体、3 表板、6 前面、9 第
一の表示体、10 第二の表示体、14 標示環、15
遮光枠、16 主光源体、17 副光源体。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源体が設けられたケースと、このケー
    スの開放面を覆って設けられた表板と、透光性物質から
    なり上記表板に設けられた第一の表示体と、上記表板に
    設けられて上記第一の表示体の前面とは異なる面に複数
    個が配置され、上記第一の表示体の前面よりもそれぞれ
    小さい面積に形成された透光性の第二の表示体とを備え
    たエレベーター用表示灯装置。
  2. 【請求項2】 着色されて表板に設けられ第一の表示体
    を囲んで配置された標示環を備え、第二の表示体を、上
    記標示環の幅内に設け長手方向に互いに離れて配置した
    とを特徴とする請求項1記載のエレベーター用表示灯装
    置。
  3. 【請求項3】 ケースと、このケースの開放面を覆って
    設けられた表板と、透光性物質からなり上記表板に設け
    られた第一の表示体と、上記ケース内に設けられて上記
    第一の表示体を囲んで配置された遮光枠と、上記ケース
    内に設けられて上記遮光枠に対向して配置された主光源
    体と、上記表板に設けられて上記第一の表示体の前面と
    は異なる面に複数個が配置され、上記第一の表示体の前
    面よりもそれぞれ小さい面積に形成された透光性の第二
    の表示体と、上記ケース内に設けられて上記遮光枠外に
    配置された副光源体とを備えたエレベーター用表示灯装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007084194A (ja) * 2005-09-20 2007-04-05 Toshiba Elevator Co Ltd エレベータの押しボタンスイッチ
CN103626000A (zh) * 2013-12-10 2014-03-12 宁波盛德电气科技有限公司 具有声光指示的全方位电梯到站钟

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