JP2000350548A - 土壌消毒機 - Google Patents

土壌消毒機

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JP2000350548A
JP2000350548A JP11162324A JP16232499A JP2000350548A JP 2000350548 A JP2000350548 A JP 2000350548A JP 11162324 A JP11162324 A JP 11162324A JP 16232499 A JP16232499 A JP 16232499A JP 2000350548 A JP2000350548 A JP 2000350548A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の土壌消毒機においては、薬液注入量は
土壌状況や走行速度の影響を受けるために必要量の薬液
注入が困難であり、また、土壌中の障害物によって薬液
注入爪が破損する場合があり、さらには、曲線作業への
追従性や注入深さの設定精度が十分ではない、という問
題があった。 【解決手段】 トラクタ1の後部に牽引する土壌消毒機
2において、土壌中の障害物52に対しては注入爪退避
機構19を設けて薬液注入爪4を保護し、さらに、作業
部26は左右に揺動可能に設けて曲線作業への追従性を
向上させ、薬液ノズル28の吐出口28aは設定深さを
調整自在に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、園芸作物や野菜な
どを栽培する前の圃場に薬液を注入する土壌消毒機に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラクタの後部に配置する牽
引装置に装着して土壌消毒を行うための土壌消毒機にお
いては、薬液を土壌内に注入するための薬液注入爪や、
薬液を注入した後に鎮圧して薬液を圧封するための鎮圧
輪は、土壌消毒機の本体に固設されると共に、前記薬液
注入爪には、薬液を土壌内に注入する薬液ノズルが付設
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、土壌中
に障害物があると、該障害物に本体に固設した薬液注入
爪がぶつかると変形する、という問題があった。特に、
障害物が石などのように堅く、大きなものであると、薬
液注入爪が著しく破損して交換しなければならなくなる
こともあった。また、従来の薬液注入爪や鎮圧輪は土壌
消毒機本体に固設されているため、畦際などでの曲線作
業には追従することができずに、未注入域が広範囲に残
る、という問題があった。さらに、作物の種類や土壌の
耕耘状態、気温、薬液の種類等に応じて、薬液の効果を
十分に引き出すために、注入深さを変更したい場合や複
数種類の薬液を高さを変えて注入したい場合があるが、
従来の固定式の薬液ノズルでは簡単に変更できない、と
いう問題があった。本発明は、かかる問題を解決するも
のであり、たとえ土壌内に障害物があっても薬液注入爪
が破損することなく、土壌の状況に係わらず均一かつ広
範囲で、しかも効果的に薬液を注入することができる土
壌消毒機を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、請求項1においては、トラク
タの後部に牽引する土壌消毒機において、該トラクタの
後方には、トラクタの後部に牽引する土壌消毒機におい
て、前部を装着部、後部を作業部とし、装着部に車輪と
薬液タンク及び薬液ポンプを配設し、作業部に薬液注入
爪と鎮圧輪とを配置し、該作業部と前記装着部の間を連
結する連結部に、薬液注入爪が牽引時に過大な負荷を受
けると上方に退避する注入爪退避機構を設けたものであ
る。
【0005】請求項2においては、請求項1記載の注入
爪退避機構は、薬液注入爪と鎮圧輪とを取り付けるステ
ーを支持ステーに回動自在に支持し、該ステー前部を前
記支持ステーに枢支した退避ステーと当接し、該退避ス
テーを弾性部材にて作業位置側に付勢する構成としたも
のである。
【0006】請求項3においては、請求項1又は請求項
2記載の注入爪退避機構に、薬液注入爪が退避位置にあ
る時は薬液ポンプの駆動を停止するスイッチを設けたも
のである。
【0007】請求項4においては、トラクタの後部に牽
引する土壌消毒機において、該トラクタの後方には、下
部に車輪を配設し、上部に薬液タンク及び薬液ポンプを
配設した装着部を配置し、該装着部の後方には、薬液注
入爪と鎮圧輪からなる作業部を配置し、該作業部を前記
装着部に対して左右に揺動可能に連結したものである。
【0008】請求項5においては、トラクタの後部に牽
引する土壌消毒機において、該トラクタの後方には、下
部に車輪を配設し、上部に薬液タンク及び薬液ポンプを
配設した装着部を配置し、該装着部の後方には、薬液注
入爪と鎮圧輪からなる作業部を配置し、該薬液注入爪に
付設した薬液ノズルを、吐出口が下方に位置する下ノズ
ルと吐出口が上方に位置する上ノズルとから構成し、該
上ノズルの吐出口の深さを調整可能に設けたものであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明に係わる土壌消毒機の斜視図、図2
は同じく側面図、図3は同じく平面図、図4は同じく正
面図、図5は注入爪退避機構の退避前状況の説明図、図
6は同じく退避後状況の説明図、図7は薬液注入爪の拡
大側面図、図8は薬液ノズルの斜視図である。
【0010】まず、本発明に係わる土壌消毒機の全体構
成について、図1乃至図4により説明する。土壌消毒機
2の装着部25の前端にはトップリンクマスト5を設
け、該トップリンクマスト5の上端をトラクタ1の作業
機装着装置のトップリンク9の後部と連結し、該トップ
リンクマスト5の下端には前後杆15・15の前端を連
結固定し、該前後杆15の前端から外方に突設させた左
右のピン10・10にはロアリンク7・7の後端が枢結
されており、土壌消毒機2をトラクタ1の作業機装着装
置の3点で確実に昇降可能に支持して牽引できる構成と
なっている。
【0011】前記前後杆15の前後途中部からは支持杆
30が立設され、該支持杆30の上部外面には平面視コ
字状の取付ブラケット32が固設され、該取付ブラケッ
ト32と前記支持杆30との間には、ゲージ輪3を下端
で回動可能に支持する車輪支持部材31が上下摺動可能
に内挿されている。該車輪支持部材31の上部には、一
定間隔をおいて複数の取付孔31a・31a・・が設け
られ、前記取付ブラケット32にもボルトを挿通可能に
左右一組の図示せぬ取付穴が設けられており、車輪支持
部材31を上下に摺動させて任意の高さでボルトにより
締結固定し、圃場に注入する深さを調節できるようにし
ている。
【0012】前記左右の支持杆30・30の間には横杆
16が横架され、該横杆16上には複数の薬液ポンプ1
2・12と、該薬液ポンプ12・12を駆動する駆動源
となるモーター13が装着され、薬液ポンプ12上方に
は薬液の流出確認計38・38が配置され、該流出確認
計38・38はポール39を介して横杆16に支持され
ている。また、前記左右の前後杆15の後部から外方に
は支持杆40・40が突設され、該支持杆40・40の
先端部からはステー41・41が後ろ斜め上方に延出さ
れ、該ステー41・41上端には薬液タンク載置台42
・42が固設され、該薬液タンク載置台42・42には
薬液タンク8・8が載置されている。該薬液タンク8・
8はホースを介して前記薬液ポンプ12・12と接続さ
れ、薬液は、前記薬液ポンプ12・12により吸引さ
れ、流出確認計38・38・送液管14を介して後述す
るノズルと連通されている。
【0013】このような構成からなる装着部25の後方
には、本発明に係わる注入爪退避機構19を有する連結
部27を左右揺動可能に配置し、該連結部27の後方に
は、薬液注入爪4と鎮圧輪と18とを一体的に設けた作
業部26を上下揺動可能に設け、さらに前記薬液注入爪
4の背面には、上下ノズル28、29が所定深さに設定
可能に配設されている。すなわち、前記装着部25から
圧送されてきた薬液は、送液管14を介して薬液注入爪
4にまで送られ、該薬液注入爪4に付設された上下ノズ
ル28・29から薬液を土壌内に注入できるようにして
いる。
【0014】図4に示すように、前記薬液ポンプ12・
12には、図示せぬ駆動軸が貫通されて一つのモーター
13に連結され、該一つのモーター13により二台の薬
液ポンプ12・12を駆動し、該モーター13には回転
数を変更できるツマミを設けて吐出量を制御するように
している。該モーター13には電動モータなどを使用す
る構成とする。従って、従来のように接地輪からのトル
クを駆動力とはしないため、圃場の土壌の状況、土壌面
の傾斜や凹凸の程度、あるいは走行速度などの影響を全
く受けずに、常に一定の圧力で薬液を圧送することがで
き、しかも、消毒作業中であっても、圃場や作物に適し
た薬液吐出量に迅速に変更することができるのである。
【0015】また、図2、図3に示すように、前記支持
横杆17の左右略中央の前面には側面視コ字状の支持部
材35を固設し、該支持部材35には、側面視でコ字
状、平面視で三角形状の揺動支持部材34を後方から内
挿し、該揺動支持部材34と前記支持部材35との重な
り部の略中央は、左右に揺動可能に揺動ピン37で軸支
するようにしている。従って、揺動支持部材34から後
方の部分、すなわち、連結部27と作業部26とは、前
記揺動ピン37を中心にして左右に回動できる構成とな
っているため、たとえ作業部26の薬液注入爪4が土壌
中の障害物に当たり、該障害物が軽微な場合であって
も、左右いずれかの方向に逃げることができ、薬液注入
爪4に過大な負荷がかかることがなく、また、曲線走行
や急な進路変更を行う場合であっても、作業部26は走
行に迅速に追従することができ、薬液注入範囲精度を大
きく向上させることができるのである。なお、支持部材
35と揺動支持部材34の間は左右のロックボルト36
・36で締結固定できるようにしており、移送中など
に、作業部27が急に左右に回動することのないように
している。
【0016】さらに、前記揺動支持部材34の後面から
は支持ステー23・23が後方に突設され、該支持ステ
ー23・23の後部には揺動ピン43が軸支され、該揺
動ピン43にステー20の前部が枢支される一方、揺動
ピン43の両端には左右の支持ステー44・44の前部
が枢支されている。前記ステー20の後部には、側面視
く字状のステー46が固設され、該ステー46の上面中
央にはロッド47を上下摺動可能に挿通し、該ロッド4
7の下端は支持杆49の左右略中央上に前後回動可能に
軸支され、該支持杆49は鎮圧輪18を軸支するフレー
ム45の前部に横架され、また、該フレーム45の前部
には前記支持ステー44・44の後部と固設されてい
る。さらに、前記ステー20の後部には薬液注入爪4の
上部がボルトにより締結固定されている。なお、前記ス
テー46と支持杆49との間にはバネ48が介装されて
おり、一定の圧力で鎮圧輪18を圃場に押圧できるよう
にし、鎮圧を均一に行えるようにしている。すなわち、
該薬液注入爪4と鎮圧輪18とは一体的に揺動ピン43
を中心に上下回動可能な構成となっている。
【0017】一方、ステー20の前方にはピン51を中
心に回動可能な退避ステー22を配置し、該退避ステー
22の後端を前記ステー20の前端に当接させると共
に、退避ステー22の前端からは鎮圧輪保持ロッド24
を立設し、該鎮圧輪保持ロッド24と前記支持ステー2
3との間には弾性部材としてバネ21を介設した構成と
している。従って、図5に示すように、作業時において
は、退避ステー22はバネ21の付勢力によって、退避
ステー22の後端がステー20の前端に当接して、ステ
ー20が水平となるように付勢し、作業位置を維持する
ようにしている。
【0018】また、土壌中に石等の障害物52があり、
前記薬液注入爪4が当たると、後方に押されて、鎮圧輪
18とともに揺動ピン43を中心に上方に回動し、障害
物52を回避できればバネ21の付勢力により作業位置
に戻り、避けきれない場合には、図6に示すように、バ
ネ21の付勢力に抗して前記ステー20および退避ステ
ー22が回動し、バネ21が死点越えとなると、退避ス
テー22はストッパー53に当接するまで回動して退避
姿勢状態となる。この状態においては、薬液注入爪4は
土壌より上方に位置し、鎮圧輪18下面も前記鎮圧輪保
持ロッド24の上端で保持されており、薬液注入爪4は
破損防止位置に自動的に退避する構成となっているので
ある。
【0019】そして、障害物52を回避した後には鎮圧
輪保持ロッド24を前方へ回動して、薬液注入爪4と鎮
圧輪18を元の位置の作業位置に戻して容易に作業を続
行できる。また、鎮圧輪保持ロッド24を後方へ回動し
て薬液注入爪4と鎮圧輪18を上方へ回動して収納した
位置に保持して、移動やメンテナンス等を容易に行うこ
ともできる。
【0020】なお、前記薬液注入爪4が障害物52当た
り後方に押されて鎮圧輪18とともに上方に回動する
と、前記上下ノズル28・29の吐出口が上向きにな
り、この時薬液ポンプ12が駆動状態にあると、薬液を
大気中にまき散らすことになる。そこで、前記支持ステ
ー23の後部下端にはリミットスイッチ60を設け、該
リミットスイッチ60から後方にはセンサー部60aを
延出させ、該センサー部60aに前記ステー20の前部
下端が当接した状態においてのみ、前記薬液ポンプ12
が駆動する構成としている。すなわち、薬液注入爪4が
鎮圧輪18とともに上方に回動して破損防止位置に到達
すると、センサー部60aからステー20の前部下端が
離れて薬液ポンプ12が駆動を停止し、薬液の大気中へ
の散布を完全に防止することができるのである。
【0021】次に、薬液注入用の上ノズル28、下ノズ
ル29について、図7、図8により説明する。前記薬液
注入爪4の背面で上下略中央部の二箇所に、可動ノズル
ガイド54を設け、該可動ノズルガイド54は、円筒形
状の固定部54aと、該固定部54aの側面と側面同士
で固設した円筒形状のスライド部54bとから構成さ
れ、該スライド部54bと前記固定部54aの軸芯方向
にはそれぞれガイド孔54c・54dが開口されると同
時に、スライド部54bの側面にはボルト孔54eが開
口されている。一方、薬液注入爪4の背面で下端部の一
箇所には、固定ノズルガイド57を設け、該固定ノズル
ガイド57は円筒形状の固定部のみから構成され、該固
定部の軸芯方向には前記可動ノズルガイド54と同様に
ガイド孔54dが開口されている。
【0022】このような構成において、前記下ノズル2
9は、可動ノズルガイド54の固定部54aと固定ノズ
ルガイド57に連設開口されたガイド孔54dに挿通固
定すると共に、下ノズル29下端には吐出口29aを後
方に向けて開口することにより、薬液注入爪4で土壌に
溝を掘削しながら深い部分に薬液を注入できるようにし
ている。また、前記上ノズル28は、可動ノズルガイド
54のスライド部54bのガイド孔54cに挿通した
後、側方から前記ボルト孔54eにボルト55をナット
56を介して螺挿し、該ボルト55の先端により上ノズ
ル28を押圧固定できるようにしている。該上ノズル2
8下端にも吐出口29aが後方に向けて開口されてお
り、前記ボルト55の挿脱により上ノズル28を摺動・
固定し、吐出口29aの深さを調節できるようにしてい
る。従って、従来のような注入深さ固定式の薬液ノズル
とは異なり、上ノズル28の吐出口28aの深さを自在
に変更できるため、作物の種類や土壌の耕耘状態等に応
じ、適正な薬液注入深さに設定することができるのであ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。すなわち、請求項1にお
いては、トラクタの後部に牽引する土壌消毒機におい
て、該トラクタの後方には、トラクタの後部に牽引する
土壌消毒機において、前部を装着部、後部を作業部と
し、装着部に車輪と薬液タンク及び薬液ポンプを配設
し、作業部に薬液注入爪と鎮圧輪とを配置し、該作業部
と前記装着部の間を連結する連結部に、薬液注入爪が牽
引時に過大な負荷を受けると上方に退避する注入爪退避
機構を設けたので、土壌消毒作業時において、土中に石
等の硬い物に薬液注入爪が当たっても、上方に退避し
て、爪を破損することがなくなり、薬液注入爪の寿命が
延びて交換部品コストを低減することができ、また、薬
液注入爪の交換頻度が長くなり作業性を向上させること
ができる。また、牽引を行うトラクタに大きな負荷がか
かることもなくなる。
【0024】請求項2においては、前記注入爪退避機構
は、薬液注入爪と鎮圧輪とを取り付けるステーを支持ス
テーに回動自在に支持し、該ステー前部を前記支持ステ
ーに枢支した退避ステーと当接し、該退避ステーを弾性
部材にて作業位置側に付勢する構成としたので、簡単な
機構で注入爪の退避を行うことができ、製品のコストダ
ウンや組立性の向上を図ることができる。また、弾性部
材を死点越えとなるように配置することで、作業部を上
方へ収納した位置に維持することもできるようになり、
収納が容易にできる。
【0025】請求項3においては、請求項1又は請求項
2記載の注入爪退避機構に、薬液注入爪が退避位置にあ
る時は薬液ポンプの駆動を停止するスイッチを設けたの
で、退避位置における上下ノズルからの大気中への薬液
の散布を完全に防止することができる。
【0026】請求項4においては、トラクタの後部に牽
引する土壌消毒機において、該トラクタの後方には、下
部に車輪を配設し、上部に薬液タンク及び薬液ポンプを
配設した装着部を配置し、該装着部の後方には、薬液注
入爪と鎮圧輪からなる作業部を配置し、該作業部を前記
装着部に対して左右に揺動可能に連結したので、土壌中
で石や硬い耕盤等の軽微な負荷があると、左右に振れて
薬液注入爪を保護することができ、さらには、畦際など
での曲線作業にも十分追従でき未注入域の発生も防止す
ることができる。
【0027】請求項5においては、トラクタの後部に牽
引する土壌消毒機において、該トラクタの後方には、下
部に車輪を配設し、上部に薬液タンク及び薬液ポンプを
配設した装着部を配置し、該装着部の後方には、薬液注
入爪と鎮圧輪からなる作業部を配置し、該薬液注入爪に
付設した薬液ノズルを、吐出口が下方に位置する下ノズ
ルと吐出口が上方に位置する上ノズルとから構成し、該
上ノズルの吐出口の深さを調整可能に設けたので、作物
の種類や薬剤の種類や土壌の耕耘状態等に適した注入深
さの設定が可能となり、消毒効果を大きく向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる土壌消毒機の斜視図である。
【図2】同じく側面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】同じく正面図である。
【図5】注入爪退避機構の退避前状況の説明図である。
【図6】同じく退避後状況の説明図である。
【図7】薬液注入爪の拡大側面図である。
【図8】薬液ノズルの斜視図である。
【符号の説明】
1 トラクタ 2 土壌消毒機 3 車輪 4 薬液注入爪 8 薬液タンク 12 薬液ポンプ 13 電動モータ 18 鎮圧輪 19 注入爪退避機構 22 従動節 25 装着部 26 作業部 27 連結部 28 上ノズル 28a 吐出口 29 下ノズル 60 スイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの後部に牽引する土壌消毒機に
    おいて、前部を装着部、後部を作業部とし、装着部に車
    輪と薬液タンク及び薬液ポンプを配設し、作業部に薬液
    注入爪と鎮圧輪とを配置し、該作業部と前記装着部の間
    を連結する連結部に、薬液注入爪が牽引時に過大な負荷
    を受けると上方に退避する注入爪退避機構を設けたこと
    を特徴とする土壌消毒機。
  2. 【請求項2】 前記注入爪退避機構は、薬液注入爪と鎮
    圧輪とを取り付けるステーを支持ステーに回動自在に支
    持し、該ステー前部を前記支持ステーに枢支した退避ス
    テーと当接し、該退避ステーを弾性部材にて作業位置側
    に付勢する構成としたことを特徴とする請求項1記載の
    土壌消毒機。
  3. 【請求項3】 前記注入爪退避機構に、薬液注入爪が退
    避位置にある時は薬液ポンプの駆動を停止するスイッチ
    を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の
    土壌消毒機。
  4. 【請求項4】 トラクタの後部に牽引する土壌消毒機に
    おいて、該トラクタの後方には、下部に車輪を配設し、
    上部に薬液タンク及び薬液ポンプを配設した装着部を配
    置し、該装着部の後方には、薬液注入爪と鎮圧輪からな
    る作業部を配置し、該作業部を前記装着部に対して左右
    に揺動可能に連結したことを特徴とする土壌消毒機。
  5. 【請求項5】 トラクタの後部に牽引する土壌消毒機に
    おいて、該トラクタの後方には、下部に車輪を配設し、
    上部に薬液タンク及び薬液ポンプを配設した装着部を配
    置し、該装着部の後方には、薬液注入爪と鎮圧輪からな
    る作業部を配置し、該薬液注入爪に付設した薬液ノズル
    を、吐出口が下方に位置する下ノズルと吐出口が上方に
    位置する上ノズルとから構成し、該上ノズルの吐出口の
    深さを調整可能に設けたことを特徴とする土壌消毒機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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