JP2000350267A - 通信端末装置および基地局装置 - Google Patents

通信端末装置および基地局装置

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JP2000350267A
JP2000350267A JP2000072819A JP2000072819A JP2000350267A JP 2000350267 A JP2000350267 A JP 2000350267A JP 2000072819 A JP2000072819 A JP 2000072819A JP 2000072819 A JP2000072819 A JP 2000072819A JP 2000350267 A JP2000350267 A JP 2000350267A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W88/00Devices specially adapted for wireless communication networks, e.g. terminals, base stations or access point devices
    • H04W88/02Terminal devices
    • H04W88/06Terminal devices adapted for operation in multiple networks or having at least two operational modes, e.g. multi-mode terminals
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ伝送速度が速いためパワーの大き
い高速データ通信の信号の影響によって、データ伝送速
度の遅い音声通信の品質が悪化することを防止するこ
と。 【解決手段】 無線回線制御部209が、音声用変復調
部201および高速データ用変復調部205にて復調さ
れた制御信号の内容、あるいは、入出力端子207への
図示しない外部装置の接続状態に基づいて通信種類を判
断し、音声通信を行う場合には音声用変復調部201に
て変復調処理を行い、高速データ通信を行う場合には高
速データ用変復調部205にて変復調処理を行うよう、
切替スイッチ210を制御する。移動局装置101は、
音声通信を行う場合には音声通信用無線回線を使用して
通信を行い、高速データ通信を行う場合には高速データ
通信用無線回線使用して通信を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話や自動車
電話等のディジタル移動通信システムにおける基地局装
置および通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、日本のディジタル携帯電話の通信
は、日本国内の統一規格であるPDC(Personal Digit
al Cellular)方式にて行われている。PDC方式で
は、同じ周波数を時間で分割し、複数の移動局ユーザで
共有するTDMA(Time Division Multiple Access)
方式(時分割多元接続方式)を採用している。TDMA
方式では、複数の移動局ユーザが共有する周波数を、時
間的に周期性を持つフレームという単位に分割し、さら
にそのフレームの中をいくつかのスロットに分けて、各
フレーム内でのスロットの位置を各移動局ユーザに割り
当てることで、各移動局ユーザが通信するチャネルを決
定している。
【0003】しかし、TDMA方式では、各フレームを
スロットに分ける際に、そのスロット長を短くするには
限界があるため、チャネル数の増加には限界がある。ま
た、TDMA方式では、チャネル数を増加させるために
各フレーム長を長くして、その中に含まれるスロット分
割数を増加させると、同一移動局ユーザに割り当てられ
るスロット同士の間隔が長くなってしまい、高速にデー
タ通信を行うことが困難になってしまう。従って、使用
周波数帯が限定されているPDC方式の下では、最近の
ディジタル携帯電話の加入利用者増に伴うチャネル数の
増加に対応しきれなくなる事態が発生することが予想さ
れる。
【0004】そこで、上記問題を解決するために、次世
代のディジタル移動通信システムの通信方式として、最
近、CDMA(Code Division Multiple Access)方式
(符号分割多元接続方式)が注目され、CDMA方式に
基づいた技術開発が盛んに行われている。CDMA方式
とは、各チャネルの信号に符号化処理を施して各チャネ
ルを区別できるようにして、多元接続を実現する方式で
ある。
【0005】従来のCDMA方式を利用したディジタル
移動通信システムについて説明する。図17は、CDM
A方式を利用したディジタル移動通信システムの構成図
である。このディジタル移動通信システムは、基地局1
と、この基地局と通信可能な移動局2と、で構成され、
音声チャネルと、高速データ用チャネルと、制御チャネ
ルと、を全て多重して同一の無線回線を使用し、基地局
−移動局間の通信を行っている。
【0006】ここで、CDMA方式によるディジタル移
動通信システムでは、各チャネルの信号に符号化処理を
施すのに使用する拡散符号のチップレートが一定である
ため、要求されるデータ伝送速度が相違する音声通信と
高速データ通信とでは、それぞれの通信のデータ伝送速
度にあわせて拡散率を変化させている。すなわち、デー
タ伝送速度が速くなるほど拡散率が低下してしまう。デ
ータ伝送速度が速くなって拡散率が低下してしまうと、
ビットエラー率が高くなってしまい通信品質が悪化す
る。
【0007】そこで、従来のCDMA方式によるディジ
タル移動通信システムでは、拡散率が低下したことによ
る通信品質の悪化を防止するために、データ伝送速度が
速くビットレートが短い通信に対して、信号のパワーを
大きくするように制御することによって、1ビット当り
の信号のエネルギーを一定に保ち、通信品質を安定させ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
上記のようなCDMA方式によるディジタル移動通信シ
ステムにおいては以下のような問題を有する。すなわ
ち、上記のような制御を行うと、データ伝送速度の速い
高速データ通信の方が、データ伝送速度の遅い音声通信
よりも、信号のパワーが大きくなってしまう。高速デー
タ通信の方が、音声通信よりも、信号のパワーが大きく
なってしまうと、図17に示すように、音声チャネル
と、高速データ用チャネルとを多重して、同一の無線回
線を使用する場合に、パワーが大きい高速データ通信の
信号が、パワーが小さい音声通信の信号に対して干渉成
分となって影響を与えてしまうため、音声通信の品質が
悪化してしまう、という問題を有する。
【0009】また、リアルタイム性が要求される音声チ
ャネルと、リアルタイム性が要求されない高速データ用
チャネルとを同一の無線回線に多重するのは、それぞれ
の信号の性質から見ても適当ではない。
【0010】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、ディジタル移動通信システムに使用され、データ
伝送速度が速いためパワーの大きい高速データ通信の信
号の影響によって、データ伝送速度の遅い音声通信の品
質が悪化することを防止する通信端末装置および基地局
装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の通信端末装置
は、音声通信の信号に対して変復調処理を施す第1変復
調手段と、高速データ通信の信号に対して変復調処理を
施す第2変復調手段と、入力情報に基づいて通信の種類
を特定する通信種類特定手段と、特定した通信の種類に
応じて前記第1変復調手段および前記第2変復調手段の
どちらを使用して通信を行うのかを選択する切り替え制
御手段と、を具備する構成を採る。
【0012】この構成によれば、用途によって使用する
無線回線を切り替えて通信を行うことができるようにな
るため、音声通信が、高速データ通信の影響を受けない
ようにすることができ、音声通信の品質が悪化すること
を防止することができる。
【0013】本発明の通信端末装置は、第1変復調手段
が、TDMA方式に基づいて送受信される音声通信の信
号に対して変復調処理を施し、第2変復調手段が、CD
MA方式に基づいて送受信される高速データ通信の信号
に対して変復調処理を施す構成を採る。
【0014】本発明の通信端末装置は、第1変復調手段
が、CDMA方式に基づいて送受信される音声通信の信
号に対して変復調処理を施し、第2変復調手段が、HD
R方式に基づいて送受信される高速データ通信の信号に
対して変復調処理を施す構成を採る。
【0015】これらの構成によれば、通信種類に応じた
適切な通信方式に従って無線通信を行うことができる。
【0016】本発明の通信端末装置は、通信種類特定手
段が、端子の接続状態に基づいて通信の種類を特定する
構成を採る。
【0017】この構成によれば、通信種類特定手段にお
いて、送信する信号の種類を特定することができるた
め、通信端末装置において、通信種類に応じた無線回線
を選択して送信を行うことができる。
【0018】本発明の通信端末装置は、通信種類特定手
段が、端子に外部装置が接続されている場合に高速デー
タ通信であると判断する構成を採る。
【0019】この構成によれば、通信種類特定手段にお
いて、送信する信号の種類が、高速データ信号か、音声
信号かを特定することができるため、通信端末装置にお
いて、高速データ通信用無線回線および音声通信用無線
回線のどちらを使用するかを選択して送信を行うことが
できる。
【0020】本発明の通信端末装置は、通信種類特定手
段が、第1変復調手段または第2変復調手段にて復調さ
れた制御信号の情報に基づいて通信の種類を特定する構
成を採る。
【0021】この構成によれば、通信種類特定手段にお
いて、受信する信号の種類を特定することができるた
め、通信端末装置において、通信種類に応じた無線回線
を選択して受信を行うことができる。
【0022】本発明の通信端末装置は、制御信号に対し
て変復調処理を施す第3変復調手段を具備する構成を採
る。
【0023】この構成によれば、用途によって使用する
無線回線を切り替えて通信を行うことができるようにな
るため、音声通信が、高速データ通信の影響を受けない
ようにすることができ、音声通信の品質が悪化すること
を防止することができる。また、この構成によれば、回
線の制御を行う制御チャネルを、共通制御チャネルとし
て独立させるので、無線通信システムにおける周波数利
用効率を向上することができる。
【0024】本発明の通信端末装置は、通信種類特定手
段が、第3変復調手段にて復調された制御信号の情報に
基づいて通信の種類を特定する構成を採る。
【0025】この構成によれば、通信種類特定手段にお
いて、受信する信号の種類を特定することができるた
め、通信端末装置において、通信種類に応じた無線回線
を選択して受信を行うことができる。
【0026】本発明の基地局装置は、音声通信の信号に
対して変復調処理を施す第1変復調手段と、高速データ
通信の信号に対して変復調処理を施す第2変復調手段
と、制御信号に対して変復調処理を施す第3変復調手段
と、入力情報に基づいて通信の種類を特定する通信種類
特定手段と、特定した通信の種類に応じて前記第1変復
調手段および前記第2変復調手段のどちらを使用して通
信を行うのかを選択する切り替え制御手段と、を具備す
る構成を採る。
【0027】この構成によれば、用途によって使用する
無線回線を切り替えて通信を行うことができるようにな
るため、音声通信が、高速データ通信の影響を受けない
ようにすることができ、音声通信の品質が悪化すること
を防止することができる。また、この構成によれば、回
線の制御を行う制御チャネルを、共通制御チャネルとし
て独立させるので、無線通信システムにおける周波数利
用効率を向上することができる。
【0028】本発明の基地局装置は、第1変復調手段
が、TDMA方式に基づいて送受信される音声通信の信
号に対して変復調処理を施し、第2変復調手段が、CD
MA方式に基づいて送受信される高速データ通信の信号
に対して変復調処理を施す構成を採る。
【0029】本発明の基地局装置は、第1変復調手段
が、CDMA方式に基づいて送受信される音声通信の信
号に対して変復調処理を施し、第2変復調手段が、HD
R方式に基づいて送受信される高速データ通信の信号に
対して変復調処理を施す構成を採る。
【0030】これらの構成によれば、通信種類に応じた
適切な通信方式に従って無線通信を行うことができる。
【0031】本発明の基地局装置は、通信種類特定手段
が、第3変復調手段にて復調された制御信号の情報に基
づいて通信の種類を特定する構成を採る。
【0032】この構成によれば、通信種類特定手段にお
いて、受信する信号の種類を特定することができるた
め、基地局装置において、通信種類に応じた無線回線を
選択して受信を行うことができる。
【0033】本発明の無線通信方法は、音声通信の信号
に対して変復調処理を施す第1変復調工程と、高速デー
タ通信の信号に対して変復調処理を施す第2変復調工程
と、入力情報に基づいて通信の種類を特定する通信種類
特定工程と、特定した通信の種類に応じて前記第1変復
調工程および前記第2変復調工程のどちらを使用して通
信を行うのかを選択する切り替え制御工程と、を具備す
るようにした。
【0034】この方法によれば、用途によって使用する
無線回線を切り替えて通信を行うことができるようにな
るため、音声通信が、高速データ通信の影響を受けない
ようにすることができ、音声通信の品質が悪化すること
を防止することができる。
【0035】本発明の無線通信方法は、第1変復調工程
において、TDMA方式に基づいて送受信される音声通
信の信号に対して変復調処理を施し、第2変復調工程に
おいて、CDMA方式に基づいて送受信される高速デー
タ通信の信号に対して変復調処理を施すようにした。
【0036】本発明の無線通信方法は、第1変復調工程
において、CDMA方式に基づいて送受信される音声通
信の信号に対して変復調処理を施し、第2変復調工程に
おいて、HDR方式に基づいて送受信される高速データ
通信の信号に対して変復調処理を施すようにした。
【0037】これらの方法によれば、通信種類に応じた
適切な通信方式に従って無線通信を行うことができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明者は、データ伝送速度の遅
い音声通信の品質が悪化する原因が、音声チャネルと、
高速データ用チャネルとを多重して、同一の無線回線を
使用して通信を行っていることにあると着目して、音声
チャネルが使用する無線回線と、高速データ用チャネル
が使用する無線回線とを分離することにより、音声通信
の品質の悪化を防止することができることを見出し、本
発明をするに至った。すなわち、本発明の骨子は、音声
通信用の無線回線と、高速データ通信用の無線回線とを
分離して、各回線において通信種類に応じた適切な通信
方式に従って通信を行うことにより、音声通信が高速デ
ータ通信の影響を受けないようにして、音声通信の品質
が悪化することを防止することである。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0040】(実施の形態1)本発明の実施の形態1に
ついて、図1から図4を用いて説明する。図1は、本発
明の実施の形態1に係る無線通信システムの構成図であ
る。この無線通信システムは、移動局装置101と、こ
の移動局装置101と通信可能な基地局装置102と、
基地局装置102に含まれる音声用基地局装置103
と、基地局装置102に含まれる高速データ用基地局装
置104と、により構成される。
【0041】移動局装置101は、音声通信および高速
データ通信ともに可能な移動局装置である。音声用基地
局装置103は、基地局装置102に含まれ、音声通信
用無線回線にて移動局装置101と音声通信を行う基地
局装置である。高速データ用基地局装置104は、基地
局装置102に含まれ、高速データ通信用無線回線にて
移動局装置101と高速データ通信を行う基地局装置で
ある。
【0042】音声通信用無線回線は、TDMA方式のデ
ータ伝送速度および通信方式に基づく、音声チャネルと
制御チャネルとで構成される。
【0043】高速データ通信用無線回線は、CDMA方
式のデータ伝送速度および通信方式に基づく、高速デー
タチャネルと制御チャネルとで構成される。
【0044】移動局装置101は、音声信号を受信する
場合には、音声信号とともに、その通信が音声通信であ
ることを知らせる制御信号を、音声通信用無線回線の制
御チャネルを使用して受信する。また、移動局装置10
1は、高速データ信号を受信する場合には、高速データ
信号とともに、その通信が高速データ通信であることを
知らせる制御信号を、高速データ通信用無線回線の制御
チャネルを使用して受信する。
【0045】次に、移動局装置101の構成について説
明する。図2は、移動局装置101の構成を示すブロッ
ク図である。
【0046】音声用変復調部201は、移動局装置10
1が音声通信を行う場合に使用され、アンテナ211に
て送受信される音声信号に対して、所定の無線処理と、
TDMA方式による変復調処理とを行う。また、音声用
変復調部201は、音声通信用無線回線の制御チャネル
を使用して受信された制御信号に対して復調処理を行
う。
【0047】音声処理部202は、移動局装置101が
音声送信を行う場合には、マイク203から出力された
アナログ音声信号に対して音声符号化処理を施し、ディ
ジタル音声信号に変換する。また、音声処理部202
は、移動局装置101が音声受信を行う場合には、ディ
ジタル音声信号に対して音声復号化処理を施し、アナロ
グ音声信号に変換する。変換後のアナログ音声信号は、
スピーカ204から音声として出力される。
【0048】高速データ用変復調部205は、移動局装
置101が高速データ通信を行う場合に使用され、アン
テナ211にて送受信される高速データ信号に対して、
所定の無線処理と、CDMA方式による変復調処理とを
行う。また、高速データ用変復調部205は、高速デー
タ通信用無線回線の制御チャネルを使用して受信された
制御信号に対して復調処理を行う。
【0049】データインターフェース部206は、移動
局装置101が、図示しない外部装置と、データ入出力
端子207を介してデータの入出力を行うために、高速
データ用変復調部205におけるデータ形式と外部装置
におけるデータ形式との相互変換を行う。
【0050】操作部208は、例えばプッシュボタンの
ようなもので構成され、移動局装置101が送信を行う
場合に使用され、ユーザの操作に基づいて発呼要求信号
を無線回線制御部209へ出力する。
【0051】無線回線制御部209は、操作部208か
ら発呼要求信号が出力されると、入出力端子207に図
示しない外部装置が接続されているか否かを検出する。
また、無線回線制御部209は、音声用変復調部201
および高速データ用変復調部205にて復調された制御
信号により、通信種類が音声通信か、高速データ通信か
を判断する。そして、無線回線制御部209は、検出結
果または判断結果に基づき、切替スイッチ210の制御
を行う。
【0052】切替スイッチ210は、無線回線制御部2
09から制御信号を出力されるまでは、アンテナ211
と、音声用変復調部201および高速データ用変復調部
205の双方と接続している。また、切替スイッチ21
0は、無線回線制御部209からの制御信号に基づい
て、アンテナ211と、音声用変復調部201または高
速データ用変復調部205と接続する。
【0053】このように、移動局装置101は、無線回
線制御部209を具備することにより、音声通信を行う
場合にはTDMA方式にて音声通信用無線回線を使用し
て通信を行い、高速データ通信を行う場合にはCDMA
方式にて高速データ通信用無線回線使用して通信を行
う、というように、通信種類に応じて無線回線を切り替
えて使用することができるようになる。
【0054】次に、無線回線制御部209の構成につい
て説明する。図3は、無線回線制御部209の構成を示
すブロック図である。無線回線制御部209は、検出部
301と、判断部302と、切替制御部303と、によ
り構成される。
【0055】検出部301は、移動局装置101が送信
を行う場合に使用され、入出力端子207に図示しない
外部装置が接続されているか否かを検出し、検出結果を
示す検出信号を切替制御部303へ出力する。
【0056】すなわち、検出部301は、入出力端子2
07に図示しない外部装置が接続されている場合には、
高速データ通信を要求する旨の検出信号を切替制御部3
03へ出力する。また、検出部301は、入出力端子2
07に図示しない外部装置が接続されていない場合に
は、音声通信を要求する旨の検出信号を切替制御部30
3へ出力する。
【0057】判断部302は、移動局装置101が受信
を行う場合に使用され、音声用変復調部201および高
速データ用変復調部205にて復調された制御信号によ
り、通信種類が音声通信か、高速データ通信かを判断
し、判断結果を示す制御信号を切替制御部303へ出力
する。
【0058】切替制御部303は、検出部301からの
検出信号または制御信号の内容に基づき、切替スイッチ
210を操作するための制御信号を、切替スイッチ21
0へ出力する。
【0059】すなわち、切替制御部303は、検出信号
または制御信号の内容によって切替スイッチ210を操
作することによって、音声通信を行うと判断される場合
には、音声用変復調部201とアンテナ211とを結ぶ
回線を接続するとともに、高速データ用変復調部205
とアンテナ211とを結ぶ回線を切断し、一方、高速デ
ータ通信を行うと判断される場合には、高速データ用変
復調部205とアンテナ211とを結ぶ回線を接続する
とともに、音声通信用変復調部201とアンテナ211
とを結ぶ回線を切断する。
【0060】次に、上記構成を有する移動局装置101
の動作について図4のフロー図を用いて説明する。
【0061】ステップ(以下、「ST」と省略する)4
01からST404では、移動局装置101の電源がO
Nにされ、移動局装置101での発呼の有無が確認さ
れ、発呼が有る場合には後述するST405へ進み、発
呼がない場合には、移動局装置101での着信の有無が
確認される。そして、着信が有る場合には後述するST
405へ進み、着信がない場合には、移動局装置101
の電源がOFFにされたか否かが確認される。そして、
OFFされた場合には処理が終了し、OFFされていな
い場合にはST402へ戻り、再び発呼の有無について
確認が行われる。
【0062】ST402またはST403からST40
5へ進んだ場合には、ST405では、通信種類が、音
声通信か、高速データ通信か、の判断を行う。
【0063】移動局装置101が送信を行う場合には、
移動局101のユーザが操作部208を操作したことを
きっかけとして、検出部301が、入出力端子207に
図示しない外部装置が接続されているか否かを検出し、
検出結果を示す検出信号を切替制御部303へ出力す
る。
【0064】移動局装置101が受信を行う場合には、
判断部302が、音声用変復調部201または高速デー
タ用変復調部205にて復調された制御信号により、通
信種類が音声通信か、高速データ通信かを判断し、判断
結果を示す制御信号を切替制御部303へ出力する。
【0065】切替制御部303は、検出信号または制御
信号の内容によって、通信種類が、音声通信か、高速デ
ータ通信かを判断する。その結果、音声通信と判断され
た場合にはST406へ進み、高速データ通信と判断さ
れた場合にはST409へ進む。
【0066】ST406へ進んだ場合には、切替制御部
303は、切替スイッチ210を操作して、音声用変復
調部201とアンテナ211とを結ぶ回線を接続すると
ともに、高速データ用変復調部205とアンテナ211
とを結ぶ回線を切断する。これによって、送受信音声信
号に対して、音声用変復調部201においてTDMA方
式による変復調処理が施されるようになる。従って、音
声通信時にはTDMA方式による呼が確立されることと
なる。
【0067】ST407では、TDMA方式による音声
通信が実行される。すなわち、音声信号について、TD
MA方式のデータ伝送速度および通信方式に基づき、音
声通信用無線回線を使用して、移動局装置101と音声
用基地局装置103との通信が行われる。
【0068】ST408では、音声通信が終了したか否
かが確認され、終了した場合には、ST402へ戻り、
通信中である場合にはST407へ戻る。
【0069】一方、ST405からST409へ進んだ
場合には、切替制御部303は、切替スイッチ210を
操作して、高速データ用変復調部205とアンテナ21
1とを結ぶ回線を接続するとともに、音声用変復調部2
01とアンテナ211とを結ぶ回線を切断する。これに
よって、送受信高速データ信号に対して、高速データ用
変復調部205においてCDMA方式による変復調処理
が施されるようになる。従って、高速データ通信時には
CDMA方式による呼が確立されることとなる。
【0070】ST410では、CDMA方式による高速
データ通信が実行される。すなわち、高速データについ
て、CDMA方式のデータ伝送速度および通信方式に基
づき、高速データ通信用無線回線を使用して、移動局装
置101と高速データ用基地局装置104との通信が行
われる。
【0071】ST411では、高速データ通信が終了し
たか否かが確認され、終了した場合には、ST402へ
戻り、通信中である場合には、ST410へ戻る。
【0072】このように、本実施の形態によれば、音声
通信時にはTDMA方式に基づき音声通信用無線回線を
使用して音声通信を行い、高速データ通信時にはCDM
A方式に基づき高速データ通信用無線回線を使用して高
速データ通信を行う、というように、用途によって使用
する無線回線を切り替えて通信を行うことができるよう
になる。その結果、音声通信が、高速データ通信の影響
を受けないようにすることができるので、音声通信の品
質が悪化することを防止することができる。また、通信
種類に応じた適切な通信方式に従って無線通信を行うこ
とができる。
【0073】また、本実施の形態によれば、現在の日本
のディジタル携帯電話の通信方式であるTDMA方式に
基づいて設置されている基地局装置に、次世代のディジ
タル携帯電話の通信方式であるCDMA方式に基づく基
地局装置を新たに付加するだけで、既存のTDMA方式
に基づいて設置されている基地局装置に対して何ら変更
を加える必要がないため、音声通信の品質が悪化するこ
とを防止することができる移動通信システムを簡易に実
現することができ、また、既存のTDMA方式に基づい
て設置されている基地局装置を廃棄する必要がないた
め、資源の有効利用を図ることができる。
【0074】(実施の形態2)本発明の実施の形態2に
ついて、図5から図9を用いて説明する。図5は、本発
明の実施の形態2に係る無線通信システムの構成図であ
る。この無線通信システムは、移動局装置501と、こ
の移動局装置501と通信可能な基地局装置502と、
により構成される。
【0075】移動局装置501は、音声通信および高速
データ通信ともに通信可能な移動局装置である。基地局
装置502は、音声通信および高速データ通信ともに通
信可能な基地局装置である。
【0076】共通制御チャネル用無線回線は、移動局装
置501および基地局装置502が通信種類を判断する
ために使用する共通制御信号用の無線回線である。ま
た、共通制御チャネル用無線回線は、音声信号に対して
使用されるTDMA方式より低速なデータ伝送速度およ
び狭帯域なTDMA方式に基づいてディジタル変調され
た共通制御チャネルで構成される。
【0077】音声通信用無線回線は、移動局装置501
と基地局装置502とが音声通信を行う場合に使用され
る無線回線である。また、この音声通信用無線回線は、
TDMA方式のデータ伝送速度および通信方式に基づい
てディジタル変調された音声チャネルで構成される。
【0078】高速データ通信用無線回線は、移動局装置
501と基地局装置502とが高速データ通信を行う場
合に使用される無線回線である。また、この高速データ
通信用無線回線は、CDMA方式のデータ伝送速度およ
び通信方式に基づいてディジタル変調された高速データ
用チャネルで構成される。
【0079】移動局装置501は、音声信号を受信する
場合には、その通信が音声通信であることを知らせる共
通制御信号を、共通制御チャネル用無線回線を使用して
受信する。また、移動局装置501は、高速データ信号
を受信する場合には、その通信が高速データ通信である
ことを知らせる共通制御信号を、共通制御チャネル用無
線回線を使用して受信する。
【0080】次に、移動局装置501の構成について説
明する。図6は、移動局装置501の構成を示すブロッ
ク図である。但し、図6において、図2に示された各部
と同じ構成・動作となるものについては、同一番号を付
し、説明を省略する。
【0081】音声用変復調部601は、移動局装置50
1が音声通信を行う場合に使用され、アンテナ211に
て送受信される音声信号に対して、所定の無線処理と、
TDMA方式による変復調処理とを行う。
【0082】高速データ用変復調部602は、移動局装
置501が高速データ通信を行う場合に使用され、アン
テナ211にて送受信される高速データ信号に対して、
所定の無線処理と、CDMA方式による変復調処理とを
行う。
【0083】共通制御チャネル用変復調部603は、ア
ンテナ211にて送受信される共通制御信号に対して、
所定の無線処理と、音声信号に対して使用されるTDM
A方式より低速なデータ伝送速度および狭帯域なTDM
A方式による変復調処理とを行う。
【0084】無線回線制御部604は、操作部208か
ら発呼要求信号が出力されると、入出力端子207に図
示しない外部装置が接続されているか否かを検出する。
また、無線回線制御部604は、共通制御チャネル用変
復調部603にて復調された共通制御信号により、通信
種類が音声通信か、高速データ通信かを判断する。そし
て、無線回線制御部604は、検出結果または判断結果
に基づき、切替スイッチ605の制御を行う。
【0085】切替スイッチ605は、無線回線制御部6
04から制御信号を出力されるまでは、アンテナ211
と、共通制御チャネル用変復調部603と接続してい
る。また、切替スイッチ605は、無線回線制御部60
4からの制御信号に基づいて、アンテナ211と、音声
用変復調部601または高速データ用変復調部602と
接続する。
【0086】このように、移動局装置501は、この無
線回線制御部604を具備することにより、音声通信を
行う場合にはTDMA方式にて音声通信用無線回線を使
用して通信を行い、高速データ通信を行う場合にはCD
MA方式にて高速データ通信用無線回線を使用して通信
を行う、というように、通信種類に応じて無線回線を切
り替えて使用することができるようになる。
【0087】次に、無線回線制御部604の構成につい
て説明する。図7は、無線回線制御部604の構成を示
すブロック図である。但し、図7において、図3に示さ
れた各部と同じ構成・動作となる検出部については、同
一番号を付し、説明を省略する。
【0088】無線回線制御部604は、検出部301
と、判断部701と、切替制御部702と、により構成
される。
【0089】判断部701は、移動局装置501が受信
を行う場合に使用され、共通制御チャネル用変復調部6
03にて復調された共通制御信号により、通信種類が音
声通信か、高速データ通信かを判断し、判断結果を示す
制御信号を切替制御部702へ出力する。
【0090】切替制御部702は、検出部301からの
検出信号または判断部701からの制御信号の内容に基
づき、切替スイッチ605を操作するための制御信号
を、切替スイッチ605へ出力する。
【0091】すなわち、切替制御部702は、検出信号
または制御信号の内容によって切替スイッチ605を操
作することによって、音声通信を行うと判断される場合
には、音声用変復調部601とアンテナ211とを結ぶ
回線を接続するとともに、高速データ用変復調部602
とアンテナ211とを結ぶ回線を切断し、一方、高速デ
ータ通信を行うと判断される場合には、高速データ用変
復調部602とアンテナ211とを結ぶ回線を接続する
とともに、音声用変復調部601とアンテナ211とを
結ぶ回線を切断する。
【0092】次に、上記構成を有する移動局装置501
の動作について図8のフロー図を用いて説明する。但
し、図8において、ST801からST804における
処理は、図4のST401からST404と同様である
ので、説明を省略する。
【0093】ST805では、通信種類が、音声通信
か、高速データ通信か、の判断を行う。
【0094】移動局装置501が送信を行う場合には、
移動局装置501のユーザが操作部208を操作したこ
とをきっかけとして、検出部301が、入出力端子20
7に図示しない外部装置が接続されているか否かを検出
し、検出結果を示す検出信号を切替制御部303へ出力
する。
【0095】移動局装置501が受信を行う場合には、
判断部701が、共通制御チャネル用変復調部603に
て復調された共通制御信号により、通信種類が音声通信
か、高速データ通信かを判断し、判断結果を示す制御信
号を切替制御部702へ出力する。
【0096】切替制御部702は、検出信号または制御
信号の内容によって、通信種類が、音声通信か、高速デ
ータ通信かを判断する。その結果、音声通信と判断され
た場合にはST806へ進み、高速データ通信と判断さ
れた場合にはST809へ進む。
【0097】ST806へ進んだ場合には、切替制御部
702は、音声用変復調部601とアンテナ211とを
結ぶ回線を接続するために、切替スイッチ605を共通
制御チャネル用変復調部603側から音声用変復調部6
01側へ切り替える。これによって、送受信音声信号に
対して、音声用変復調部601においてTDMA方式に
よる変復調処理が施されるようになる。従って、音声通
信時にはTDMA方式による呼が確立されることとな
る。
【0098】ST807では、TDMA方式による音声
通信が実行される。すなわち、音声信号について、TD
MA方式のデータ伝送速度および通信方式に基づき、音
声通信用無線回線を使用して、移動局装置501と基地
局装置502との通信が行われる。
【0099】ST808では、音声通信が終了したか否
かが確認され、終了した場合には、ST802へ戻り、
通信中である場合にはST807へ戻る。
【0100】一方、ST805からST809へ進んだ
場合には、切替制御部702は、高速データ用変復調部
602とアンテナ211とを結ぶ回線を接続するため、
切替スイッチ605を共通制御チャネル用変復調部60
3側から高速データ用変復調部602側へ切り替える。
これによって、送受信高速データ信号に対して、高速デ
ータ用変復調部602においてCDMA方式による変復
調処理が施されるようになる。従って、高速データ通信
時にはCDMA方式による呼が確立されることとなる。
【0101】ST810では、CDMA方式による高速
データ通信が実行される。すなわち、高速データについ
て、CDMA方式のデータ伝送速度および通信方式に基
づき、高速データ通信用無線回線を使用して、移動局装
置501と基地局装置502との通信が行われる。
【0102】ST811では、高速データ通信が終了し
たか否かが確認され、終了した場合には、ST802へ
戻り、通信中である場合にはST810へ戻る。
【0103】次に、基地局装置502の構成について説
明する。図9は、基地局装置502の構成を示すブロッ
ク図である。
【0104】音声用変復調部901は、基地局装置50
2が音声通信を行う場合に使用され、アンテナ902に
て送受信される音声信号に対して、所定の無線処理と、
TDMA方式による変復調処理とを行う。
【0105】音声処理部903は、基地局装置502が
音声送信を行う場合には、入出力端子904を介して図
示しない上位装置から出力されたアナログ音声信号に対
して音声符号化処理を施し、ディジタル音声信号に変換
する。また、音声処理部903は、基地局装置502が
音声受信を行う場合には、ディジタル音声信号に対して
音声復号化処理を施し、アナログ音声信号に変換した
後、その信号を図示しない上位装置へ入出力端子904
を介して出力する。
【0106】高速データ用変復調部905は、基地局装
置502が高速データ通信を行う場合に使用され、アン
テナ906にて送受信される高速データ信号に対して、
所定の無線処理と、CDMA方式による変復調処理とを
行う。
【0107】共通制御チャネル用変復調部908は、ア
ンテナ909にて送受信される共通制御信号に対して、
所定の無線処理と、音声信号に対して使用されるTDM
A方式より低速なデータ伝送速度および狭帯域なTDM
A方式による変復調処理とを行う。
【0108】判断部910は、基地局装置502が受信
を行う場合に使用され、共通制御チャネル用変復調部9
08にて復調された共通制御信号により、通信種類が音
声通信か、高速データ通信かを判断し、判断結果を示す
制御信号を制御部911へ出力する。
【0109】制御部911は、判断部910からの制御
信号の内容に基づき、音声用変復調部901および高速
データ用変復調部905に対し、動作指示信号・動作停
止指示信号を出力する。
【0110】次に、基地局装置502の動作について、
図9を用いて説明する。初めに、基地局装置502が受
信を行う場合について説明する。
【0111】基地局装置502は、音声信号を受信する
場合には、その通信が音声通信であることを知らせる共
通制御信号を、共通制御チャネル用無線回線を使用して
受信する。また、基地局装置502は、高速データ信号
を受信する場合には、その通信が高速データ通信である
ことを知らせる共通制御信号を、共通制御チャネル用無
線回線を使用して受信する。
【0112】基地局装置502では、アンテナ909に
て受信された共通制御信号に対して、共通制御チャネル
用変復調部908にて復調処理が施される。そこで、判
断部910は、復調された共通制御信号によって、通信
種類が、音声通信か、高速データ通信か、を判断する。
そして、判断部910は、その判断結果を示す制御信号
を、制御部911へ出力する。
【0113】制御部911は、判断部910からの制御
信号の内容に基づき、音声用変復調部901および高速
データ用変復調部905に対し、動作指示信号・動作停
止指示信号を出力する。
【0114】すなわち、制御部911は、通信種類が音
声通信の場合には、音声用変復調部901に対しては動
作指示信号、高速データ用変復調部905に対しては動
作停止指示信号を出力し、通信種類が高速データ通信の
場合には、高速データ用変復調部905に対しては動作
指示信号、音声用変復調部901に対しては動作停止指
示信号を出力する。
【0115】以上の動作により、音声通信の場合には、
アンテナ902で受信された音声信号は、音声用変復調
部901で復調処理が施され、音声処理部903でアナ
ログ音声信号に変換された後、図示しない上位装置へ入
出力端子904を介して出力される。
【0116】また、高速データ通信の場合には、アンテ
ナ906で受信された高速データ信号は、高速データ用
変復調部905で復調処理が施された後、図示しない上
位装置へ入出力端子907を介して出力される。
【0117】次に、基地局装置502が送信を行う場合
について説明する。まず、制御部911は、送信する信
号が音声信号か高速データ信号かを区別するための共通
制御信号を、共通制御チャネル用変復調部908へ出力
する。共通制御信号は、共通制御チャネル用変復調部9
08にて変調された後、アンテナ909を介して送信さ
れる。
【0118】また、制御部911は、共通制御チャネル
用変復調部908へ共通制御信号を出力すると同時に、
音声用変復調部901および高速データ用変復調部90
5に対し、動作指示信号・動作停止指示信号を出力す
る。
【0119】すなわち、制御部911は、通信種類が音
声通信の場合には、音声用変復調部901に対しては動
作指示信号、高速データ用変復調部905に対しては動
作停止指示信号を出力し、通信種類が高速データ通信の
場合には、高速データ用変復調部905に対しては動作
指示信号、音声用変復調部901に対しては動作停止指
示信号を出力する。
【0120】以上の動作により、音声通信の場合には、
図示しない上位装置から入出力端子904を介して出力
された音声信号は、音声処理部903でディジタル音声
信号に変換された後、音声用変復調部901で変調処理
が施され、アンテナ902を介して送信される。
【0121】また、高速データ通信の場合には、図示し
ない上位装置から入出力端子907を介して出力された
高速データ信号は、高速データ用変復調部905で変調
処理が施された後、アンテナ906を介して送信され
る。
【0122】このように、本実施の形態によれば、音声
通信時にはTDMA方式に基づき音声通信用無線回線を
使用して音声通信を行い、高速データ通信時にはCDM
A方式に基づき高速データ通信用無線回線を使用して高
速データ通信を行う、というように、用途によって使用
する無線回線を切り替えて通信を行うことができるよう
になる。その結果、音声通信が高速データ通信の影響を
受けないようにすることができるので、音声通信の品質
が悪化することを防止することができる。また、通信種
類に応じた適切な通信方式に従って無線通信を行うこと
ができる。
【0123】また、本実施の形態によれば、音声通信用
の無線回線と、高速データ通信用の無線回線とへの接続
制御を行う制御信号が使用する制御チャネルを、共通制
御チャネルとして独立さて、両無線回線にて共通化して
いるので、無線通信システムにおける周波数利用効率を
向上することができる。
【0124】なお、共通制御信号として、音声信号に対
して使用されるTDMA方式に基づいてディジタル変調
された共通制御信号を使用することもできる。これによ
り、共通制御チャネルは、音声チャネルと同じ周波数帯
域を使用するようになるため、さらに無線通信システム
における周波数利用効率を向上することができる。さら
に、共通制御信号に対する変復調処理は、音声信号に対
して使用されるTDMA方式に基づいて行うことができ
るようになるため、共通制御チャネル用変復調部と音声
用変復調部とをまとめて1つの変復調部とすることがで
き、移動局装置および基地局装置の装置構成を簡易にす
ることができる。
【0125】また、共通制御信号として、CDMA方式
に基づいてディジタル変調された共通制御信号を使用す
ることもできる。これにより、共通制御チャネルは、高
速データ用チャネルと同じ周波数帯域を使用するように
なるため、さらに無線通信システムにおける周波数利用
効率を向上することができる。さらに、共通制御信号に
対する変復調処理は、CDMA方式に基づいて行うこと
ができるようになるため、共通制御チャネル用変復調部
と高速データ用変復調部とをまとめて1つの変復調部と
することができ、移動局装置および基地局装置の装置構
成を簡易にすることができる。
【0126】(実施の形態3)本発明の実施の形態3に
ついて、図10から図16を用いて説明する。図10
は、本発明の実施の形態3に係る無線通信システムの構
成図である。この無線通信システムは、移動局装置10
01と、この移動局装置1001と通信可能な基地局装
置1002と、により構成される。
【0127】移動局装置1001は、音声通信および高
速データ通信ともに通信可能な移動局装置である。基地
局装置1002は、音声通信および高速データ通信とも
に通信可能な基地局装置である。
【0128】共通制御チャネル用無線回線は、移動局装
置1001および基地局装置1002が通信種類を判断
するために使用する共通制御信号用の無線回線である。
【0129】音声通信用無線回線は、移動局装置100
1と基地局装置1002とが音声通信を行う場合に使用
される無線回線である。また、この音声通信用無線回線
は、CDMA方式に基づいてディジタル変調された音声
チャネルで構成される。
【0130】高速データ通信用無線回線は、移動局装置
1001と基地局装置1002とが高速データ通信を行
う場合に使用される無線回線である。また、この高速デ
ータ通信用無線回線は、HDR(Hi Data Rate)方式に
基づいてディジタル変調された高速データ用チャネルで
構成される。
【0131】ここで、HDR方式とは、高速データ通信
に用いられ、基地局装置から移動局装置への下り回線の
伝送効率を高める通信方式である。HDR方式では、通
信チャネル(今、ここでは高速データチャネル)が時間
分割されて各移動局装置に割り当てられるとともに、割
り当てられたスロットの伝送レートが通信品質に従って
設定される。
【0132】移動局装置1001は、音声信号を受信す
る場合には、その通信が音声通信であることを知らせる
共通制御信号を、共通制御チャネル用無線回線を使用し
て受信する。また、移動局装置1001は、高速データ
信号を受信する場合には、その通信が高速データ通信で
あることを知らせる共通制御信号を、共通制御チャネル
用無線回線を使用して受信する。
【0133】次に、移動局装置1001の構成について
説明する。図11は、移動局装置1001の構成を示す
ブロック図である。但し、図11において、図6に示さ
れた各部と同じ構成・動作となるものについては、同一
番号を付し、説明を省略する。
【0134】CDMA部1101は、移動局装置100
1が音声通信を行う場合に使用される。そして、CDM
A部1101は、アンテナ211にて送受信される音声
信号に対して、CDMA方式に基づいて、所定の無線処
理と所定の変復調処理とを行う。
【0135】HDR部1102は、移動局装置1001
が高速データ通信を行う場合に使用される。そして、H
DR部1102は、アンテナ211にて送受信される高
速データ信号に対して、HDR方式に基づいて、所定の
無線処理と所定の変復調処理等を行う。なお、HDR部
1102の詳しい構成については後述する。
【0136】共通制御チャネル用変復調部1103は、
アンテナ211にて送受信される共通制御信号に対し
て、所定の無線処理と所定の変復調処理とを行う。
【0137】このように、移動局装置1001は、音声
通信を行う場合にはCDMA方式にて音声通信用無線回
線を使用して通信を行い、高速データ通信を行う場合に
はHDR方式にて高速データ通信用無線回線を使用して
通信を行う、というように、通信種類に応じて無線回線
を切り替えて使用することができるようになる。
【0138】次に、HDR部1102の構成について説
明する。図12は、HDR部1102の構成を示すブロ
ック図である。
【0139】HDR部1102において、受信RF部1
201は、受信信号に対して所定の無線処理を施し、逆
拡散部1202へ出力する。逆拡散部1202は、受信
信号を逆拡散する。そして、逆拡散部1202は、受信
信号に所定の間隔で挿入されている既知信号を通信品質
測定部1203へ出力し、受信信号のうち既知信号以外
の部分を選択部1211へ出力する。
【0140】通信品質測定部1203は、既知信号に基
づいて通信品質を示す値(例えば、希望波対干渉波電力
比等)を測定し、その値を伝送レート算出部1204へ
出力する。伝送レート算出部1204は、通信品質を示
す値に基づいて基地局装置1002と通信可能な伝送レ
ート値を算出し、その値を要求信号生成部1205へ出
力する。要求信号生成部1205は、伝送レート値を基
地局装置1002へ通知するための信号(データレート
リクエスト信号;以下、DRRという)を生成し、変調
部1206へ出力する。
【0141】変調部1206は、要求信号生成部120
5から出力されたDRRおよびインターフェース部20
6から出力された送信データに所定の変調処理を施し、
拡散部1207へ出力する。拡散部は1207は、変調
部1206から出力された信号を拡散し、送信RF部1
208へ出力する。送信RF部1208は、拡散された
信号に対して所定の無線処理を施す。
【0142】また、復調部1209は、受信信号の各フ
レームの先頭に挿入されている制御信号および選択部1
211で選択されたスロットに対して所定の復調処理を
施す。受信制御部1210は、受信信号の各フレームの
先頭に挿入されている制御信号に基づいて、自局宛ての
信号を含むスロットを選択部1211へ通知する。選択
部1211は、受信制御部1210からの通知に従っ
て、該当スロットを受信信号から選択して復調部120
9へ出力する。
【0143】具体的には、復調部1209、受信制御部
1210および選択部1211は、以下のように動作す
る。図13は、移動局装置1001が受信する高速デー
タのフレーム構成を示す図である。図13に示すよう
に、フレームの先頭には、各スロットが伝送されるタイ
ミングおよび各スロットの長さを示す制御信号が挿入さ
れている。
【0144】まず、復調部1209が、フレームの先頭
に挿入されている制御信号を復調し、受信制御部121
0へ出力する。受信制御部1210は、制御信号の内容
に従って、自局宛ての信号を含むスロットが伝送される
タイミングおよびそのスロットの長さを選択部1211
へ通知する。今、例えば、移動局装置1001のユーザ
がユーザ2であるとすると、自局宛ての信号はスロット
2に含まれている。よって、受信制御部1210は、ス
ロット2が伝送されるタイミングおよびスロット2の長
さを選択部1211へ通知する。
【0145】選択部1211は、受信制御部1210か
らの通知に従って、制御信号に続いて入力される各スロ
ットのうちスロット2を選択して、復調部1209へ出
力する。そして、復調部1209が、スロット2に含ま
れている自局宛ての信号を復調する。これにより、移動
局装置1001は、自局宛ての高速データを得ることが
できる。
【0146】次に、上記構成を有する移動局装置100
1の動作について図14のフロー図を用いて説明する。
但し、図14において、ST1401からST1405
における処理は、図8のST801からST805と同
様であるので、説明を省略する。
【0147】ST1406では、無線回線制御部604
内の切替制御部702が、切替スイッチ605を共通制
御チャネル用変復調部1103側からCDMA部110
1側へ切り替えて、CDMA部1101とアンテナ21
1とを結ぶ回線を接続する。これによって、送受信音声
信号に対して、CDMA部1101においてCDMA方
式に基づいて、変復調処理等が施されるようになる。従
って、音声通信時にはCDMA方式による呼が確立され
ることとなる。
【0148】ST1407では、CDMA方式による音
声通信が実行される。すなわち、音声信号について、C
DMA方式に基づいて、音声通信用無線回線を使用し
て、移動局装置1001と基地局装置1002との通信
が行われる。
【0149】ST1408では、音声通信が終了したか
否かが確認され、終了した場合には、ST1402へ戻
り、通信中である場合にはST1407へ戻る。
【0150】一方、ST1409では、無線回線制御部
604内の切替制御部702が、切替スイッチ605を
共通制御チャネル用変復調部1103側からHDR部1
102側へ切り替えて、HDR部1102とアンテナ2
11とを結ぶ回線を接続する。これによって、送受信高
速データ信号に対して、HDR部1102においてHD
R方式に基づいて、変復調処理等が施されるようにな
る。従って、高速データ通信時にはHDR方式による呼
が確立されることとなる。
【0151】ST1410では、HDR方式による高速
データ通信が実行される。すなわち、高速データについ
て、HDR方式に基づいて、高速データ通信用無線回線
を使用して、移動局装置1001と基地局装置1002
との通信が行われる。
【0152】ST1411では、高速データ通信が終了
したか否かが確認され、終了した場合には、ST140
2へ戻り、通信中である場合にはST1410へ戻る。
【0153】次に、基地局装置1002の構成について
説明する。図15は、基地局装置1002の構成を示す
ブロック図である。但し、図15において、図9に示さ
れた各部と同じ構成・動作となるものについては、同一
番号を付し、説明を省略する。
【0154】CDMA部1501は、基地局装置100
2が音声通信を行う場合に使用される。そして、CDM
A部1501は、アンテナ902にて送受信される音声
信号に対して、CDMA方式に基づいて、所定の無線処
理と所定の変復調処理とを行う。
【0155】HDR部1502は、基地局装置1002
が高速データ通信を行う場合に使用される。そして、H
DR部1502は、アンテナ906にて送受信される高
速データ信号に対して、HDR方式に基づいて、所定の
無線処理と所定の変復調処理等を行う。
【0156】共通制御チャネル用変復調部1503は、
アンテナ909にて送受信される共通制御信号に対し
て、所定の無線処理と所定の変復調処理とを行う。
【0157】次に、HDR部1502の構成について説
明する。図16は、HDR部1502の構成を示すブロ
ック図である。
【0158】HDR部1502において、受信RF部1
601は、受信信号に対して所定の無線処理を施し、逆
拡散部1602へ出力する。。逆拡散部1602は、受
信信号を逆拡散し、復調部1603へ出力する。復調部
1603は、受信信号に所定の復調処理を施す。そし
て、復調部1603は、各移動局装置から通知されたD
RRを割り当て部1604へ出力し、DRR以外の信号
を入出力端子907へ出力する。割り当て部1604
は、各移動局装置から通知されたDRRに基づいて、各
移動局装置への通信リソースの割り当てを決定する。
【0159】そして、割り当て部1604は、決定した
通信リソースの割り当てに従って、バッファ1605に
送信データの出力を指示する。また、割り当て部160
4は、決定した通信リソースの割り当てをフレーム作成
部1606へ通知する。また、割り当て部1604は、
拡散部1608に対して、送信データを拡散する拡散符
号を指示する。
【0160】バッファ1605は、入出力端子907を
介して出力される送信データを一時的に蓄え、割り当て
部1604からの指示に従って、送信データをフレーム
作成部1606へ出力する。
【0161】フレーム作成部1606は、割り当て部1
604から通知された通信リソースの割り当てに従っ
て、各移動局装置宛ての送信データをそれぞれスロット
にした後、それらのスロットを組み合わせてフレームを
作成する。また、フレーム作成部1606は、各フレー
ムの先頭に、各スロットが伝送されるタイミングおよび
各スロットの長さを示す制御信号を付加する。これによ
り、図13に示すような構成を持つフレームが作成され
る。また、フレーム作成部1606は、所定の間隔で送
信データに既知信号を挿入する。そして、フレーム作成
部1606は、作成したフレームを変調部1607へ出
力する。
【0162】変調部1607は、送信データに対して所
定の変調処理を施し、拡散部1608へ出力する。拡散
部1608は、割り当て部1604から指示された拡散
符号によって変調部1607から出力された信号を拡散
する。送信RF部1609は、拡散された信号に対して
所定の無線処理を施す。
【0163】次に、基地局装置1002の動作につい
て、図15を用いて説明する。初めに、基地局装置10
02が受信を行う場合について説明する。
【0164】基地局装置1002は、音声信号を受信す
る場合には、その通信が音声通信であることを知らせる
共通制御信号を、共通制御チャネル用無線回線を使用し
て受信する。また、基地局装置1002は、高速データ
信号を受信する場合には、その通信が高速データ通信で
あることを知らせる共通制御信号を、共通制御チャネル
用無線回線を使用して受信する。
【0165】基地局装置1002では、アンテナ909
にて受信された共通制御信号に対して、共通制御チャネ
ル用変復調部1503にて復調処理が施される。判断部
910が、復調された共通制御信号によって、通信種類
が、音声通信か、高速データ通信か、を判断する。そし
て、判断部910は、その判断結果を示す制御信号を制
御部911へ出力する。
【0166】制御部911は、判断部910からの制御
信号の内容に基づき、CDMA部1501およびHDR
部1502に対し、動作指示信号・動作停止指示信号を
出力する。
【0167】すなわち、制御部911は、通信種類が音
声通信の場合には、CDMA部1501に対しては動作
指示信号、HDR部1502に対しては動作停止指示信
号を出力する。一方、制御部911は、通信種類が高速
データ通信の場合には、HDR部1502に対しては動
作指示信号、CDMA部1501に対しては動作停止指
示信号を出力する。
【0168】以上の動作により、音声通信の場合には、
アンテナ902で受信された音声信号は、CDMA部1
501で復調処理が施される。また、高速データ通信の
場合には、アンテナ906で受信された高速データ信号
は、HDR部1502で復調処理が施される。
【0169】次に、基地局装置1002が送信を行う場
合について説明する。まず、制御部911は、送信する
信号が音声信号か高速データ信号かを区別するための共
通制御信号を、共通制御チャネル用変復調部1503へ
出力する。共通制御信号は、共通制御チャネル用変復調
部1503にて変調された後、アンテナ909を介して
送信される。
【0170】また、制御部911は、共通制御チャネル
用変復調部1503へ共通制御信号を出力すると同時
に、CDMA部1501およびHDR部1502に対
し、動作指示信号・動作停止指示信号を出力する。
【0171】すなわち、制御部911は、通信種類が音
声通信の場合には、CDMA部1501に対しては動作
指示信号、HDR部1502に対しては動作停止指示信
号を出力する。一方、制御部911は、通信種類が高速
データ通信の場合には、HDR部1502に対しては動
作指示信号、CDMA部1501に対しては動作停止指
示信号を出力する。
【0172】以上の動作により、音声通信の場合には、
音声処理部903から出力された音声信号は、CDMA
部1501で変調処理が施される。一方、高速データ通
信の場合には、入出力端子907を介して出力される高
速データは、HDR部1502で変調処理が施される。
【0173】このように、本実施の形態によれば、音声
通信時にはCDMA方式に基づき音声通信用無線回線を
使用して音声通信を行い、高速データ通信時にはHDR
方式に基づき高速データ通信用無線回線を使用して高速
データ通信を行う、というように、用途によって使用す
る無線回線を切り替えて通信を行うことができるように
なる。よって、本実施の形態によれば、通信種類に応じ
た適切な通信方式に従って無線通信を行うことができ
る。
【0174】なお、実施の形態1〜3においては、移動
局装置でのデータ送信時には、入出力端子に外部装置が
接続されているか否かによって、音声通信が行われるか
高速データ通信が行われるかを判別する構成とした。し
かし、判別方法はこれに限られるものではない。例え
ば、移動局装置ユーザーが行うスイッチ操作によって、
音声通信と高速データ通信とを切り替えて行う構成とし
てもよい。
【0175】また、実施の形態2および3においては、
基地局装置が各チャネルに対応した3本のアンテナを備
える構成とした。しかし、アンテナの本数は、これに限
られるものではない。例えば、基地局装置が1本のアン
テナを備え、その1本のアンテナですべてのチャネルの
信号を受信する構成としてもよい。また、3本のアンテ
ナでアレーアンテナを構成し、基地局装置が、各移動局
装置に対してそれぞれ指向性を形成して各チャネルの信
号を送受信する構成としてもよい。
【0176】また、実施の形態1〜3においては、通信
端末装置の一例として移動局装置を挙げて説明した。し
かし、実施の形態1〜3は、移動局装置にのみ適用でき
るものではない。例えば、実施の形態1〜3は、パーソ
ナルコンピュータのような移動しない通信端末装置にも
適用可能である。
【0177】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
データ伝送速度が速いためパワーの大きい高速データ通
信の信号が、データ伝送速度が遅いためパワーが小さい
音声通信の信号に対して影響を与えないようにし、デー
タ伝送速度の遅い音声通信の品質が悪化することを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る無線通信システム
の構成を示す構成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る移動局装置の構成
を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態1に係る移動局装置の無線
回線制御部の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態1に係る移動局装置の動作
を説明するためのフロー図
【図5】本発明の実施の形態2に係る無線通信システム
の構成を示す構成図
【図6】本発明の実施の形態2に係る移動局装置の構成
を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態2に係る移動局装置の無線
回線制御部の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態2に係る移動局装置の動作
を説明するためのフロー図
【図9】本発明の実施の形態2に係る基地局装置の構成
を示すブロック図
【図10】本発明の実施の形態3に係る無線通信システ
ムの構成を示す構成図
【図11】本発明の実施の形態3に係る移動局装置の構
成を示すブロック図
【図12】本発明の実施の形態3に係る移動局装置のH
DR部の構成を示すブロック図
【図13】本発明の実施の形態3に係る移動局装置が受
信する高速データのフレーム構成を示す図
【図14】本発明の実施の形態3に係る移動局装置の動
作を説明するためのフロー図
【図15】本発明の実施の形態3に係る基地局装置の構
成を示すブロック図
【図16】本発明の実施の形態3に係る基地局装置のH
DR部の構成を示すブロック図
【図17】従来の無線通信システムの構成を示す構成図
【符号の説明】
103 音声用基地局装置 104 高速データ用基地局装置 201 音声用変復調部 205 高速データ用変復調部 209 無線回線制御部 301 検出部 302 判断部 303 切替制御部 601 音声用変復調部 602 高速データ用変復調部 603 共通制御チャネル用変復調部 604 無線回線制御部 701 判断部 702 切替制御部 901 音声用変復調部 905 高速データ用変復調部 908 共通制御チャネル用変復調部 910 判断部 911 制御部 1101 CDMA部 1102 HDR部 1103 共通制御チャネル用変復調部 1210 受信制御部 1211 選択部 1203 通信品質測定部 1204 伝送レート算出部 1205 要求信号生成部 1501 CDMA部 1502 HDR部 1503 共通制御チャネル用変復調部 1604 割り当て部 1606 フレーム作成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04J 13/00 A Fターム(参考) 5K022 CC01 EE11 EE21 EE31 FF00 5K028 AA02 BB04 CC05 DD01 DD02 EE05 MM12 SS02 TT00 5K067 AA23 BB03 BB04 BB21 CC05 CC10 EE02 EE10 GG01 GG11 HH21 HH22

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声通信の信号に対して変復調処理を施
    す第1変復調手段と、高速データ通信の信号に対して変
    復調処理を施す第2変復調手段と、入力情報に基づいて
    通信の種類を特定する通信種類特定手段と、特定した通
    信の種類に応じて前記第1変復調手段および前記第2変
    復調手段のどちらを使用して通信を行うのかを選択する
    切り替え制御手段と、を具備することを特徴とする通信
    端末装置。
  2. 【請求項2】 第1変復調手段は、TDMA方式に基づ
    いて送受信される音声通信の信号に対して変復調処理を
    施し、第2変復調手段は、CDMA方式に基づいて送受
    信される高速データ通信の信号に対して変復調処理を施
    すことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 第1変復調手段は、CDMA方式に基づ
    いて送受信される音声通信の信号に対して変復調処理を
    施し、第2変復調手段は、HDR方式に基づいて送受信
    される高速データ通信の信号に対して変復調処理を施す
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  4. 【請求項4】 通信種類特定手段は、端子の接続状態に
    基づいて通信の種類を特定することを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれかに記載の通信端末装置。
  5. 【請求項5】 通信種類特定手段は、端子に外部装置が
    接続されている場合に高速データ通信であると判断する
    ことを特徴とする請求項4記載の通信端末装置。
  6. 【請求項6】 通信種類特定手段は、第1変復調手段ま
    たは第2変復調手段にて復調された制御信号の情報に基
    づいて通信の種類を特定することを特徴とする請求項1
    から請求項5のいずれかに記載の通信端末装置。
  7. 【請求項7】 制御信号に対して変復調処理を施す第3
    変復調手段を具備することを特徴とする請求項1記載の
    通信端末装置。
  8. 【請求項8】 通信種類特定手段は、第3変復調手段に
    て復調された制御信号の情報に基づいて通信の種類を特
    定することを特徴とする請求項7記載の通信端末装置。
  9. 【請求項9】 音声通信の信号に対して変復調処理を施
    す第1変復調手段と、高速データ通信の信号に対して変
    復調処理を施す第2変復調手段と、制御信号に対して変
    復調処理を施す第3変復調手段と、入力情報に基づいて
    通信の種類を特定する通信種類特定手段と、特定した通
    信の種類に応じて前記第1変復調手段および前記第2変
    復調手段のどちらを使用して通信を行うのかを選択する
    切り替え制御手段と、を具備することを特徴とする基地
    局装置。
  10. 【請求項10】 第1変復調手段は、TDMA方式に基
    づいて送受信される音声通信の信号に対して変復調処理
    を施し、第2変復調手段は、CDMA方式に基づいて送
    受信される高速データ通信の信号に対して変復調処理を
    施すことを特徴とする請求項9記載の基地局装置。
  11. 【請求項11】 第1変復調手段は、CDMA方式に基
    づいて送受信される音声通信の信号に対して変復調処理
    を施し、第2変復調手段は、HDR方式に基づいて送受
    信される高速データ通信の信号に対して変復調処理を施
    すことを特徴とする請求項9記載の基地局装置。
  12. 【請求項12】 通信種類特定手段は、第3変復調手段
    にて復調された制御信号の情報に基づいて通信の種類を
    特定することを特徴とする請求項9から請求項11のい
    ずれかに記載の基地局装置。
  13. 【請求項13】 音声通信の信号に対して変復調処理を
    施す第1変復調工程と、高速データ通信の信号に対して
    変復調処理を施す第2変復調工程と、入力情報に基づい
    て通信の種類を特定する通信種類特定工程と、特定した
    通信の種類に応じて前記第1変復調工程および前記第2
    変復調工程のどちらを使用して通信を行うのかを選択す
    る切り替え制御工程と、を具備することを特徴とする無
    線通信方法。
  14. 【請求項14】 第1変復調工程において、TDMA方
    式に基づいて送受信される音声通信の信号に対して変復
    調処理を施し、第2変復調工程において、CDMA方式
    に基づいて送受信される高速データ通信の信号に対して
    変復調処理を施すことを特徴とする請求項13記載の無
    線通信方法。
  15. 【請求項15】 第1変復調工程において、CDMA方
    式に基づいて送受信される音声通信の信号に対して変復
    調処理を施し、第2変復調工程において、HDR方式に
    基づいて送受信される高速データ通信の信号に対して変
    復調処理を施すことを特徴とする請求項13記載の無線
    通信方法。
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