JP3313818B2 - コードレス電話システム - Google Patents

コードレス電話システム

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JP3313818B2
JP3313818B2 JP12621493A JP12621493A JP3313818B2 JP 3313818 B2 JP3313818 B2 JP 3313818B2 JP 12621493 A JP12621493 A JP 12621493A JP 12621493 A JP12621493 A JP 12621493A JP 3313818 B2 JP3313818 B2 JP 3313818B2
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卓也 小林
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Panasonic Holdings Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モデムを備えた親機を
有するコードレス電話システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、コードレス電話装置の子機に
パソコンやFAXなどの周辺機器を接続して通信を行お
うとする場合、子機にパソコンモデムやFAXモデムを
設け、伝送すべき情報を音声データに変換して、親機を
介して公衆回線に送出している。図5は、周辺機器を接
続した子機と、公衆回線に接続された親機とから構成さ
れる従来のコードレス電話システムの一例を示す模式図
である。このシステム例では、親機100と、4台の子
機21、22、23、24とが、無線を介して接続され
るようになっている。
【0003】ここで、親機100は公衆回線5に接続さ
れており、該公衆回線5を通じて、相手先電話機60と
の音声通信や、相手先FAX61や、パソコンモデム6
3を備えたパソコン62とのデータ通信ができるように
なっている。一方、子機21には周辺機器が全く接続さ
れていない。この場合、子機21は、親機100を介し
て、相手先電話機60と音声通信のみが行える。また、
子機22にはFAX41が接続されている。この場合、
子機22は、親機100を介して、相手先電話機60と
音声通信が行えるし、FAX41は、同じく親機100
を介して、相手先FAX61とFAX通信が行える。
【0004】子機23及び子機24には、夫々に、FA
Xモデム32とパソコンモデム33が設けられている。
また、子機23にはパソコン42が接続されている。こ
の場合、子機23は、親機100を介して、相手先電話
機60と音声通信が行えるし、パソコン42は、データ
モデム33を使用して、親機100を介し、相手先パソ
コン62とパソコン通信が行える。更に、パソコン42
は、FAXモデム32を使用して、親機100を介し、
相手先FAX61にFAX変調データを送信することが
できる。
【0005】子機24にはプリンタ43が接続されてい
る。この場合、子機24は、親機100を介して、相手
先電話機60と音声通信が行えるし、プリンタ43は、
FAXモデム32を使用して、親機100を介し、相手
先FAX61からのFAX変調データを受信してプリン
トアウトすることができる。更に、プリンタ43は、パ
ソコンモデム33を使用して、親機100を介し、相手
先パソコン62からのパソコン変調データを受信してプ
リントアウトすることができる。
【0006】ところで、上述したFAXモデム32やパ
ソコンモデム33を備えた一般の通信機においては、音
声通信モードとFAX或いはパソコン通信モードの各モ
ード切り替えるために、次のような切り替え方法が考え
られている。例えば、特開平1ー194649に示され
ているように、テキスト端末からのコマンドやモデムで
のキャリアの検出によって、音声とテキストの夫々を取
り扱う各通信モードをソフト的に切り替える方法(以
下、切り替え方法1とする)や、特開昭63−0996
62に示されているように、自動車電話の送受話器内に
設けた切替え回路によって、音声通信とFAX通信或い
はデータ通信の夫々のモードをハード的に切り替える方
法(以下、切り替え方法2とする)等が考えられてい
る。従って、これらの切り替え方法を使用すれば、コー
ドレス電話装置における子機にFAXやパソコンなどの
周辺機器を接続して通信を行おうとする場合に、音声通
信モードと、モデムを介してのデータ通信モードとの相
互切り替えがスムースに行えるようになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したコードレス電
話システム例のように、システムを構成する子機が複数
ある場合であって、各子機にパソコンやFAXなどの周
辺機器を接続して各種通信を行おうとする場合、現状で
は、各子機にパソコンモデムやFAXモデム等の各種モ
デムを設ける必要がある。ところが、一般的なコードレ
ス電話装置の使用態様を考えた場合、その殆どが音声通
信としての使用であるから、全ての子機にそのような数
種類のモデムを装備することは、まさに資源の無駄使い
でもあり、コスト的にも決して好ましいものとは言い難
い。
【0008】そこで、かかる数種類のモデムを親機だけ
の装備としてすませ、装備した該モデムを複数の子機が
共同利用できるようにする方法が考えられる。かかる方
法をとる場合には、親機の方で、各種通信に使用しよう
とする子機に合わせ、モデムの種類を切り替える必要が
ある。ところが、上述した切り替え方法1や切り替え方
法2を使用して通信モードの切り替えを行おうとした場
合、通信データの内容からパソコンデータやFAXデー
タに特有のコードを読み出してデータの種別を判断した
り、その結果を元に回路の切り替えを行ったり、或いは
全く人為的に回路の切り替えを行うようになっているた
め、各子機に種々の周辺機器が接続されているコードレ
ス電話システムでは次のような問題が発生する。
【0009】第一の問題は、親機が直接に周辺機器を接
続しているわけではないので、親機は、受信時に、受信
データを受けることが可能な子機を探して呼び出さなけ
ればならないということである。このような場合、通
常、親機は、子機が接続している周辺機器が何であるか
を知ることはできないので、該当子機を選択するには、
送信側からの子機番号を指定して行うか、或いは、何れ
の子機に通信すべきかを通信毎に調べる必要がある。と
ころが、子機番号の指定を行うことは、全てのアプリケ
ーションにおいて可能ではないし、また、子機番号を指
定する方法だけもって、従来のアプリケーションに対応
することは困難である。更に、受信時に毎回、親機から
子機に対し受信可能な通信モードであるか否かを問い合
わせることは、通信にオーバーヘッドを伴うことになっ
てしまう。
【0010】第二の問題は、通信データの種別を見ただ
けでは、例えば相手先からFAX変調データが送られて
きた場合に、FAXを接続した子機へ音声経路を使って
伝送するのか、パソコンやプリンタを接続した子機へF
AXモデムを使って伝送するのかを判断することはでき
ないということである。また、送信時においても、パソ
コンからのデータをFAX変調データとして伝送するの
か、或いはパソコン変調データとして伝送するかについ
ての選択は、子機からの送信データの種別だけでは判断
することはできない。従って、結局、利用者が直接切替
えスイッチを操作してモデムを切替えるといった手順が
必要になってしまう。
【0011】本発明は、かかる現状に鑑みてなされたも
のであり、子機に接続された周辺機器に応じ、親機の側
で音声通信か各種データ通信かの切り替えを行うことが
可能なコードレス電話システムを提供することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、無線により、公衆回線に接続された親機
を介して、相手先通信機器との通信が可能な複数の子機
を有するコードレス電話システムであって、前記子機
が、周辺機器を接続可能とするためのインタフェースを
備える一方、前記親機が、前記子機との通信を管理する
親機通信部と、受信時に、公衆回線から受信したデータ
について、受信子機の指定の有無と受信データの種別の
両プロトコル情報を調べて判定するプロトコル判定部
と、音声経路、FAXモデム、パソコンモデムを有し、
音声通信、パソコン通信、FAX通信の各種通信を行う
ための通信経路と、各子機についての識別情報と各子機
に接続された周辺機器が何であるかの情報と各子機が送
受信可能なデータ種別とを記憶する記憶部と、送信時に
前記親機通信部からの検索要求により、また受信時に前
記プロトコル判定部からの検索要求により、前記記憶部
に記憶された情報を検索して、所定の通信経路を選択
し、所定の子機と相手先通信機器との間の通信が実行さ
れるように管理する子機管理部と、前記子機管理部が選
択した通信経路が設定されるように、通信経路の切り替
えを行う通信経路切替え部とを備えたことを特徴として
いる。ここで、前記音声経路は、音声、FAX変調デー
タの送受信に使用され、前記FAXモデムはパソコンデ
ータをFAX変調データに、FAX変調データをパソコ
ンデータに変換し、前記パソコンモデムはパソコンデー
タまたはプリンタデータをパソコン変調データに、パソ
コン変調データをパソコンデータまたはプリンタデータ
に変換し、前記記憶部は、各子機について複数のデータ
種別を記憶可能である。また、前記記憶部は、各子機に
ついての識別情報と、各子機に接続された周辺機器が何
であるかの情報と、各子機の送信モードで送信可能なデ
ータ種別と、各子機の受信モードで受信可能なデータ種
別とを記憶するようにしてもよい。 さらに、前記コード
レス電話システムは、子機に接続されたパソコンから前
記親機通信部を介して記憶部に記憶された情報を編集す
る構成としてもよい。
【0013】
【作用】上記構成によれば、本発明にかかるコードレス
電話システムを構成する複数の各子機には、FAXやパ
ソコンやプリンタ等の周辺機器を接続可能とするために
インタフェースが設けられている。そして、かかる周辺
機器を接続した子機は、無線によって、親機を介して公
衆回線に接続された相手先通信機器との通信が可能とな
っている。
【0014】親機では、親機通信部によって、無線を通
じての子機との通信が管理される。また、公衆回線から
のデータ受信時には、プロトコル判定部によって、受信
したデータにつき、受信子機の指定の有無と、受信デー
タの種別の両プロトコル情報が調べられ、判定される。
一方、この親機の装置内部には、音声通信、パソコン通
信、FAX通信の各種通信を行うために必要となる夫々
の通信経路が設けられている。また記憶部に、この親機
に所属する各子機についての識別情報と、各子機に接続
された周辺機器が何であるかについての情報とが記憶さ
れるようになっている。
【0015】そして、送信時には、前記親機通信部から
の検索要求によって、受信時には、前記プロトコル判定
部からの検索要求によって、子機管理部が、前記記憶部
に記憶された情報を検索して、所定の通信経路を選択す
るようになっている。そこで、通信経路切替え部によっ
て、選択された通信経路が設定されるように、通信経路
の切り替えが行われる。
【0016】以上のように、本発明にかかるコードレス
電話システムでは、親機が、子機の識別情報と子機に接
続された周辺機器の情報とを記録しており、外線との通
信を行なう場合に子機の必要とするモデムや通信経路を
判断して設定することができるようになっている。この
ため、送信毎に或いは受信毎に、親機から子機にどの通
信経路を必要とするかを問い合わせる必要が全くなく、
迅速な通信経路の切替えが可能になる。また、同じ切替
え方式を持つ通信機同士の通信においては、送信先の子
機を指定したり子機に接続された周辺機器を意識する必
要は全くなくなる。
【0017】
【実施例】以下、本発明にかかるコードレス電話システ
ムの一実施例を図面に従って、具体的に説明する。図1
は、周辺機器を接続した子機と、公衆回線に接続された
親機とから構成される本発明にかかるコードレス電話シ
ステムの一例を示す模式図である。このシステムでは、
親機1と、4台の子機21、22、23、24とが、無
線を介して接続されるようになっている。
【0018】ここで、親機1は公衆回線5に接続されて
おり、該公衆回線5を通じて、相手先電話機60との音
声通信や、相手先FAX61や、パソコンモデム63を
備えたパソコン62とのデータ通信ができるようになっ
ている。また、夫々の子機には、FAX、パソコン、プ
リンタ等の周辺機器に接続可能なインタフェースが備え
られている。そして、この例では、子機21には周辺機
器が全く接続されておらず、通常の電話機として機能す
る。また、子機22にはFAX41が、子機23にはパ
ソコン42が、子機24にはプリンタ43が夫々接続さ
れている。
【0019】この親機1は、子機21〜24との無線通
信を制御するための親機通信部11と、各子機21〜2
4の通信を個別に管理する子機管理部12と、装置内部
に設けた3つの通信経路(後述する)の切り替えを制御
する通信切替え部13と、子機接続側の該通信経路を切
り替えるスイッチ14(SW1)と、外線側の通信経路
を切り替えるスイッチ15(SW2)と、公衆回線5か
らの受信データの種類(音声、FAX変調データ、パソ
コン変調データのいずれか)や子機指定の有無を判断す
るプロトコル判定部16と、前記3つの通信経路を形成
する音声経路31と、FAXモデム32と、パソコンモ
デム33とから構成されている。
【0020】また、親機通信部11と子機管理部12と
の間の通信制御には信号線L1及びL4が使用され、プ
ロトコル判定部16から子機管理部12への通信制御に
は信号線L2が使用され、子機管理部12から通信切り
替え部13への通信制御には信号線L3が使用され、通
信切り替え部13からスイッチ14(SW1)への通信
制御には信号線L5が使用され、通信切り替え部13か
らスイッチ15(SW2)への通信制御には信号線L5
が夫々使用されるようになっている。
【0021】音声経路31は、電話機の音声やFAX変
調データの送受信を行うために使用される。また、FA
Xモデム32は、パソコン42からのパソコンデータを
FAX変調データに変換したり、通信先のFAX61か
らのFAX変調データをパソコン42やプリンタ43に
出力させる場合に、パソコンデータに変換するために使
用される。また、パソコンモデム33はパソコンやプリ
ンタなどのデータをパソコン変調データに変調したりパ
ソコン変調データから復調するために使用される。
【0022】子機管理部12は、子機21、22、2
3、24の識別番号及び夫々の子機に接続された周辺機
器としてのFAX41、パソコン42、プリンタ43の
夫々が利用できる通信経路の情報を記憶する記憶部12
aを備えている。そして、信号線L1を介して親機通信
部11から、また、信号線L2を介してプロトコル判定
部16から「検索の要求」が来た場合に、その記憶部1
2aに記憶された情報の検索を行う。また、その検索結
果を元に、信号線L3を介して通信切替え部13に対し
て「通信経路の指定」を行なうと共に、信号線L4を介
して親機通信部11に対し受信する「子機の指定」を行
なう。
【0023】通信切替え部13は、子機管理部12から
「通信経路の指定」即ち、「通信経路の切替え要求」を
受けると、信号線L5、L6を通じてスイッチ14(S
W1)と、スイッチ15(SW2)を切り替える。スイ
ッチ14は、親機通信部11と音声経路31またはFA
Xモデム32またはパソコンモデム33を接続する。ま
たスイッチ15は、プロトコル判定部16と音声経路3
1またはFAXモデム32またはパソコンモデム33を
接続する。
【0024】プロトコル判定部16は、公衆回線5から
受信したデータの先頭を調べてデータの種類(音声、F
AX変調データ、パソコン変調データのいずれである
か)や子機指定の有無を判断し、子機管理部12にその
判断結果を知らせると共に、「通信経路情報の検索要
求」を行う。図2は、図1に示す子機管理部12の記憶
部12aが有する子機情報の内容例を示す表である。子
機管理部12では、その記憶部12aに、所属する各子
機の識別番号と、各子機に接続された周辺機器が公衆回
線5を介して送受信を行う場合に利用できる通信経路の
種類の情報が記憶できるようになっている。また、記憶
された該情報は、子機23に接続されたパソコン42な
どから親機通信部11を介して変更、編集をすることも
でき、周辺機器の接続形態の変化にも対応できるように
なっている。
【0025】この表では、子機の識別番号である子機番
号と、各子機に接続されている機器と、送信モードで送
信可能なデータと、受信モードで受信可能なデータと
が、記憶情報として示されている。例えば、子機番号1
の子機には電話機が接続されており、送信モード及び受
信モードのいずれのモードにおいても音声のみが送受信
される。また、子機番号2の子機にはFAXが接続され
ており、送信モード及び受信モードのいずれのモードに
おいてもFAX変調データが音声データとして送受信さ
れる。また、子機番号3の子機にはパソコンが接続され
ており、送信モードと受信モードのいずれのモードにお
いても音声、FAXデータ、パソコンデータが送受信さ
れる。また、子機番号4の子機にはプリンタが接続され
ており、この場合には、送信モードではいずれのデータ
も送信することはできず、受信モードでのみFAXデー
タとパソコンデータの受信ができるようになっている。
【0026】図3は、図1に示す親機1で行われる通信
経路選択の手順を示すフローチャートである。(1)
に、子機から公衆回線5に音声、FAX変調データ、パ
ソコン変調データの各送信を行う場合についての通信経
路選択の手順を示している。先ず、いずれかの子機から
の通信要求が発生すると(S1)、親機通信部11は、
子機管理部12に通信を要求してきた子機の識別番号を
知らせると共に、「通信経路の指定」即ち、子機情報の
検索要求を出す(S2)。そこで、子機管理部12は、
その記憶部12aに記憶されている情報を検索して、通
信経路の判断を行う(S3。なお、この通信経路の判断
については、図4に示すアルゴリズムに従う)。続い
て、子機管理部12は、通信経路を選択して通信切替え
部13に切り替え要求を送る(S4)。そして、かかる
切り替え要求に従い、通信切替え部13は、スイッチ部
におけるスイッチ14(SW1)及びスイッチ15(S
W2)の切り替えを行う(S5)。
【0027】また、(2)に、公衆回線5から受信した
場合についての通信経路選択の手順を示している。先
ず、公衆回線5から受信データが到着すると(R1)、
プロトコル判定部16は、受信データの先頭を調べて音
声であるのか、FAX変調データであるのか、パソコン
変調データであるのかを判別し、また、特定の子機の受
信を強制する子機番号が受信データの先頭に指定されて
いるか否かを調べて、子機管理部12へその結果を知ら
せると共に、「通信経路の指定」即ち、子機情報の検索
要求を出す(R2)。そこで、子機管理部12は、その
記憶部12aに記憶されている情報を検索して、通信経
路の判断を行う(R3。なお、この通信経路の判断につ
いては、図4に示すアルゴリズムに従う)。続いて、子
機管理部12は、通信経路を選択して通信切替え部13
に切り替え要求を送る(R4)。更に、子機管理部12
は、親機通信部11へ受信子機の指定を行う(R5)。
そして、かかる切り替え要求に従い、通信切替え部13
は、スイッチ部のスイッチ14(SW1)とスイッチ1
5(SW2)の切り替えを行う(R6)。
【0028】図4は、図1に示す子機管理部12で使用
される通信経路及び受信子機を決定するためのアルゴリ
ズムである。(1)は、子機から公衆回線5に送信する
場合についてのアルゴリズムである。先ず、子機管理部
12は、その記憶部12aに記憶している情報を、子機
の識別番号によって検索し、送信要求を出した子機の周
辺機器に必要な通信経路を調べる(a1)。次に、子機
管理部12は、送信元の子機が、周辺機器を接続してい
ない電話機だけの子機21であるか、或いはFAXが接
続されている子機22である場合のように、通信経路が
音声経路一つに限られるものであるか否か(即ち、送信
モードが複数であるか否か)を調べる(a2)。そし
て、通信経路が一つである場合(この場合、送信モード
としては一つである)には、送信する子機が必要とする
通信経路を直ちに選択する(a4)。これに対し、送信
元の子機が、パソコン等音声及びデータ通信の両用機器
を接続している子機23である場合のように、通信経路
が複数あり得る場合(この場合、送信モードは複数とな
る)には、送信元の子機23が通信経路の指定を送信デ
ータの先頭に付けて親機通信部11を通じて子機管理部
12まで送ってくるものとし、子機管理部12は、かか
る子機の指定に従って通信経路を決定する(a3)。
【0029】(2)は、公衆回線5から受信した場合に
ついてのアルゴリズムである。先ず、子機管理部12
は、プロトコル判定部16から送られてきた情報から、
受信子機指定の有無を調べる(a5)。そして、受信子
機の指定がある場合には、記憶部12aに記憶している
情報を、指定された子機の識別番号によって検索し、指
定された子機に必要な通信経路の選択を行う(a6)。
これに対し、送信元が子機の指定をしていなかった場合
には、プロトコル判定部16が調べたデータの種別を調
べ(a7)、記憶部12aの情報から受信可能な子機を
一つあるいは複数選び、必要な通信経路の選択を行う
(a8)。
【0030】このようにして、子機管理部12が、その
記憶部12aに記憶された子機情報と、送信時に子機か
ら送られる通信経路の指定、受信時にプロトコル判定部
16から送られるデータ種別と子機指定の情報を元にし
て、必要な通信経路を決定することにより、親機1で
は、音声経路31、FAXモデム32、パソコンモデム
33が夫々形成する通信経路の自動的な切り替えが行わ
れる。
【0031】
【発明の効果】以上の本発明によれば、親機に音声通
信、パソコン通信、FAX通信の各種通信を行うための
各通信経路が設けられており、子機に接続された周辺機
器に応じ、親機の側で音声通信か各種データ通信かを自
動的に切り替えることが可能となる。
【0032】従って、各子機毎に各種モデムを準備する
必要がなくなり、コードレス電話システム全体としての
資源の有効利用が図れる。また、親機が通信経路を自動
的に選択するので、送信側では相手の子機、接続された
周辺機器を意識せずに通信を行なうことが可能となる。
このため、送信側が子機の指定をしない従来のアプリケ
ーションにも対応でき、従来のソフトウェアの継承が可
能となる。
【0033】また、親機に子機の接続機器に関する情報
をあらかじめ把握させることで、通信毎に子機に対して
送受信が可能か否かを問合わせる必要がなくなり、迅速
な通信経路の切替えが可能となる。以上のように、本発
明にかかるコードレス電話システムを使用すれば、音
声、FAXデータ、パソコンデータ等の通信が1本の公
衆回線を共用して行うことが可能となり、将来のマルチ
メディア通信にも十分に対応することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】周辺機器を接続した子機と、公衆回線に接続さ
れた親機とから構成される本発明にかかるコードレス電
話システムの一例を示す模式図である。
【図2】図1に示す子機管理部12の記憶部12aが有
する子機情報の内容例を示す表である。
【図3】図1に示す親機1で行われる通信経路選択の手
順を示すフローチャートである。
【図4】図1に示す子機管理部12で使用される通信経
路及び受信子機を決定するためのアルゴリズムである。
【図5】周辺機器を接続した子機と、公衆回線に接続さ
れた親機とから構成される従来のコードレス電話システ
ムの一例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 親機 11 親機通信部 12 子機管理部 13 通信切替え部 14 スイッチSW1 15 スイッチSW2 16 プロトコル判定部 21、22、23、24 子機 31 音声経路 32 FAXモデム 33 パソコンモデム 41 FAX 42 パソコン 43 プリンタ 5 公衆回線 60 相手先電話機 61 相手先FAX 62 相手先パソコン 63 相手先パソコンのパソコンモデム L1〜L6 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 11/00 - 11/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線により、公衆回線に接続された親機
    を介して、相手先通信機器との通信が可能な複数の子機
    を有するコードレス電話システムであって、 前記子機が、周辺機器を接続可能とするためのインタフ
    ェースを備える一方、前記親機が、 前記子機との通信を管理する親機通信部と、 受信時に、公衆回線から受信したデータについて、受信
    子機の指定の有無と受信データの種別の両プロトコル情
    報を調べて判定するプロトコル判定部と、音声経路、FAXモデム、パソコンモデムを有し、 音声
    通信、パソコン通信、FAX通信の各種通信を行うため
    の通信経路と、 各子機についての識別情報と各子機に接続された周辺機
    器が何であるかの情報と各子機が送受信可能なデータ種
    別とを記憶する記憶部と、 送信時に前記親機通信部からの検索要求により、また受
    信時に前記プロトコル判定部からの検索要求により、前
    記記憶部に記憶された情報を検索して、所定の通信経路
    を選択し、所定の子機と相手先通信機器との間の通信が
    実行されるように管理する子機管理部と、 前記子機管理部が選択した通信経路が設定されるよう
    に、通信経路の切り替えを行う通信経路切替え部とを備
    前記音声経路は、音声、FAX変調データの送受信に使
    用され、 前記FAXモデムはパソコンデータをFAX変調データ
    に、FAX変調データをパソコンデータに変換し、 前記パソコンモデムはパソコンデータまたはプリンタデ
    ータをパソコン変調データに、パソコン変調データをパ
    ソコンデータまたはプリンタデータに変換し、 前記記憶部は、少なくとも1つの子機について複数のデ
    ータ種別を記憶する ことを特徴とするコードレス電話シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記記憶部は、各子機についての識別情
    報と、各子機に接続された周辺機器が何であるかの情報
    と、各子機の送信モードで送信可能なデータ種別と、各
    子機の受信モードで受信可能なデータ種別とを記憶する
    ことを特徴とする請求項1記載のコードレス電話システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記コードレス電話システムはさらに、 子機に接続されたパソコンから前記親機通信部を介して
    記憶部に記憶された情報を編集することを特徴とする請
    求項1又は2記載のコードレス電話システム。
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