JP2000349865A - 音声通信装置 - Google Patents

音声通信装置

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JP2000349865A
JP2000349865A JP11154383A JP15438399A JP2000349865A JP 2000349865 A JP2000349865 A JP 2000349865A JP 11154383 A JP11154383 A JP 11154383A JP 15438399 A JP15438399 A JP 15438399A JP 2000349865 A JP2000349865 A JP 2000349865A
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JP
Japan
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voice
speaker
processing unit
signal
recognition
Prior art date
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Pending
Application number
JP11154383A
Other languages
English (en)
Inventor
Wakio Yamada
和喜男 山田
Satoru Noujiyou
哲 能條
Masao Arakawa
雅夫 荒川
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ノイズや他者音声によって不明瞭な音声になる
ことを防ぐ。また、秘話性の制御、話者の感情の制御を
可能とする。 【解決手段】話者の音声を検知する音声入力部と、特定
の話者を認識可能な話者認識処理部3と、話者認識のた
めのパラメータが記憶されている特定話者識別パラメー
タ記憶部4と、話者認識の一致度を判定する一致度判断
部5と、予め記憶された特定の話者の音声であると判断
された場合のみ、入力音声を通信に供する信号に変換し
て通信の相手側に伝達する音声通信処理部6を有する。
また、入力音声信号を文字言語情報に変換する音声認識
処理部と、特定の話者の音声を文字言語情報をもとに合
成する音声合成処理部を設けて、音声認識処理部で音声
認識された文字言語情報をもとに音声合成処理部で合成
された音声を相手側に伝達する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔した場所間で
音声を送受信して会話を行うための音声通信装置に関す
るものであり、携帯電話などに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般電話回線、携帯電話、トラン
シーバなどで遠隔した場所間で音声の通信を行う場合、
マイクロフォンに入力された音圧を電気信号に変換し、
通信に供する信号に変換して相手側に送信される。図1
0は送信側の構成を示しており、話者の音声入力装置と
してのアンプ機能を付加されたマイクロフォン1と、マ
イクロフォン1にて入力された音声信号をディジタル信
号に変換するA/D変換部2と、A/D変換部2により
ディジタル化された音声入力信号を通信に供する信号に
変換する音声通信処理部6で構成されている。一方、相
手側においては、受信した情報をスピーカからそのまま
音圧として再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、相手
側に伝達したいと意図する音声以外に、周囲の騒音、他
者の音声など、通信の目的とする情報以外の情報が同時
に伝達されることになる。受信側においては騒音などの
影響で不明瞭な音声となり、聞きづらいものになるとと
もに、送信側においては、送話機の周囲における話者以
外の機密情報の会話が第三者に漏洩してしまう恐れがあ
る。また、話者の感情がそのまま相手側に伝達されるこ
とになり、感情を相手側に伝達したくない場合において
も伝達されてしまう構成となっている。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、ノイズによって不明
瞭な音声になることを防ぎ、また、秘話性の制御、話者
の感情の制御を可能とする音声通信装置を提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の音声通信装置は、図1に示すように、
話者の音声を検知する音声入力部と、特定の話者を認識
可能な話者認識処理部3と、話者認識のためのパラメー
タが記憶されている特定話者識別パラメータ記憶部4
と、話者認識の一致度を判定する一致度判断部5と、予
め記憶された特定の話者の音声であると判断された場合
のみ、入力音声を通信に供する信号に変換して通信の相
手側に伝達する音声通信処理部6を有することを特徴と
する。
【0006】請求項2においては、図2に示すように、
話者の音声を検知する音声入力部と、特定の話者を認識
可能な話者認識処理部3と、話者認識のためのパラメー
タが記憶されている特定話者識別パラメータ記憶部4
と、話者認識の一致度を判定する一致度判断部5と、入
力音声信号を文字言語情報に変換する音声認識処理部7
と、特定の話者の音声を文字言語情報をもとに合成する
音声合成処理部8と、特定の話者の音声合成のためのパ
ラメータを記憶する音声合成パラメータ記憶部9と、予
め記憶された特定の話者の音声であると判断された場合
に、音声認識処理部7で音声認識された文字言語情報を
もとに音声合成処理部8で合成された音声を通信に供す
る信号に変換し、相手側に伝達する音声通信処理部6を
有することを特徴とする。
【0007】請求項3においては、請求項2において、
図3に示すように、音声認識処理部7はその認識が不確
かな場合には、複数の候補文字をその正解確率情報とと
もに音声合成処理部8に伝達し、音声合成処理部8は正
解確率情報をもとに正解確率に応じた比率で複数の音の
合成として音声を合成することを特徴とする。
【0008】請求項4においては、請求項2において、
図4に示すように、音声合成された音声と、音声入力部
で検出された話者の原音声を適当な比率に混合する音声
混合制御部10を有することを特徴とする。
【0009】請求項5においては、請求項2において、
図5に示すように、入力音声から特定話者の音声パラメ
ータを逐次抽出する特定話者音声パラメータ抽出部11
を有し、抽出した音声パラメータを音声合成処理部8の
音声合成パラメータとして使用することを特徴とする。
【0010】請求項6においては、請求項2において、
図6に示すように、入力された音声が特定の話者のもの
であると判断したときには、合成した音声と共に話者の
IDデータ13を通信に供する信号に変換し、相手側に
伝達することを特徴とする。
【0011】請求項7においては、請求項1において、
図7に示すように、入力音声から特定話者の音声パラメ
ータを逐次抽出する特定話者音声パラメータ抽出部11
を有し、抽出した音声パラメータを、音声信号とともに
逐次通信に供する信号に変換し、相手側に伝達すること
を特徴とする。
【0012】請求項8においては、図8に示すように、
話者の音声を検知する音声入力部と、話者の指紋を検出
する装置17と、特定の話者の指紋認識が可能な指紋認
識処理部19と、指紋認識のための指紋照合データが記
憶されている特定話者識別指紋照合データ記憶部20
と、指紋識別一致度を判定する一致度判断部5と、音声
信号を文字言語情報に変換する音声認識処理部7と、特
定の話者の音声を文字言語情報をもとに合成する音声合
成処理部8と、特定の話者の音声合成のためのパラメー
タを記憶する音声合成パラメータ記憶部9と、検出され
た指紋が記憶された特定の話者の指紋であると判断され
た場合に、音声認識処理部7で音声認識された文字言語
情報をもとに音声合成処理部8で合成された音声を通信
に供する信号に変換し、相手側に伝達する音声通信処理
部6を有することを特徴とする。
【0013】請求項9においては、図9に示すように、
請求項2において、話者に設置され、話者の音声発生時
に話者の骨伝導振動を検知する骨伝導振動検知部21を
有し、話者の音声を検知する音声入力部からの信号とと
もに骨伝導振動検知部21の検知信号を話者認識処理部
3に入力し、話者認識処理部3は両者の信号を用いて話
者認識を実施するように構成されたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】(実施例1)この発明による実施
例1を図1に基づいて説明する。図1の音声通信装置
は、例えば携帯電話同士の通信のためのシステムに組み
込まれて使用されるものであり、話者の音声入力装置と
してのアンプ機能を付加されたマイクロフォン1と、マ
イクロフォン1にて入力された音声信号をディジタル信
号に変換するA/D変換部2と、A/D変換部2により
ディジタル化された音声入力信号が特定話者の音声であ
るかを識別する話者認識処理部3とを有し、特定話者の
音声と他者音声あるいはノイズを区別できる構成となっ
ている。話者認識処理部3は、特定話者識別パラメータ
記憶部4に記憶された特定話者の話者認識のためのパラ
メータ、ここでは、スぺクトル包絡情報を話者認識のた
めのパラメータとしているが、これを用いて音声が登録
された話者のものであるかを識別する構成となってい
る。特定話者識別パラメータ記憶部4はROMなどで構
成される。話者認識処理結果は一致度判断部5に伝送さ
れ、予め定められた一致度レべルを超えた場合には音声
入力装置で検出し、ディジタル化した信号そのものを通
信に供する信号に変換する音声通信処理部6に伝送し、
通信させる。一致度レべルを超えなかった場合には、無
音信号が通信されることとなる。これにより、他者音声
やノイズが相手側に伝送されることはなく、特定話者の
音声のみが相手側に伝送されるものである。
【0015】(実施例2)この発明による実施例2を図
2に基づいて説明する。図2の音声通信装置は、例えば
携帯電話同士の通信のためのシステムに組み込まれて使
用されるものであり、話者の音声入力装置としてのアン
プ機能を付加されたマイクロフォン1と、マイクロフォ
ン1にて入力された音声信号をディジタル信号に変換す
るA/D変換部2と、A/D変換部2によりディジタル
化された音声入力信号が特定話者の音声であるかを識別
する話者認識処理部3とを有し、特定話者の音声と他者
音声あるいはノイズを区別できる構成となっている。話
者認識処理部3は、特定話者識別パラメータ記憶部4に
記憶された特定話者の話者認識のためのパラメータ、こ
こでは、スぺクトル包絡情報を話者認識のためのパラメ
ータとしているが、これを用いて音声が登録された話者
のものであるかを識別する構成となっている。特定話者
識別パラメータ記憶部4はROMなどで構成される。話
者認識処理結果は一致度判断部5に伝送され、予め定め
られた一致度レべルを超えた場合には、音声入力装置で
検出し、ディジタル化した信号が音声認識処理部7へ伝
送される。音声認識処理部7では入力音声を表音文字情
報に変換する。表音文字情報に変換されたデータは音声
合成処理部8に伝送され、ここで予め登録された話者の
スぺクトル包絡、ピッチを含んだ音声合成パラメータに
より音声合成が実施される。これらの音声合成パラメー
タはROMなどで構成された音声合成パラメータ記憶部
9に予め記憶されている。音声合成処理部8で合成され
た合成音声は、音声通信処理部6により相手側に送信さ
れる。この音声合成処理部8で合成された合成音声は、
音声入力装置で検出した周囲騒音は含んでおらず、した
がって、明瞭な音声信号のみを相手側に送信することが
できるシステムとなる。
【0016】(実施例3)この発明による実施例3を図
3に基づいて説明する。図3の音声通信装置は、図2に
示した実施例2と同様な構成を有しているが、音声認識
処理部7において、音声認識の手段によって判断が一意
に実施できない場合、複数の表音文字情報とその正解確
率情報をともに音声合成処理部8に伝送する。例えば、
“カ”であるか“ナ”であるか不確かな場合において、
“カ”が正解である確率が65%、“ナ”が正解である
確率が35%であると判断した場合には、“カ”65
%、“ナ”35%という情報を伝送する。音声合成処理
部8においては、その“カ”と“ナ”の2音を同時に合
成させる。このとき、その音のレべルを“カ”65に対
し、“ナ”35という振幅比で混合させる。このように
構成して合成した音声を通信に供する信号に変換する音
声通信処理部6へ伝送し、相手側に伝達する。受信側で
は、“カ”と“ナ”が混合した音として受信されること
になるが、通信の受け手となる聴取者が、文脈等によ
り、“カ”であるか“ナ”であるかを判断することがで
きるので、スムーズな音声情報の伝達を実施することが
可能となる。
【0017】(実施例4)この発明による実施例4を図
4に基づいて説明する。図4の音声通信装置は、図2に
示した実施例2の構成において、音声合成処理部8の後
段に音声混合制御部10を付加したものである。この音
声混合制御部10においては、音声合成処理部8で音声
合成された音声信号と、A/D変換後の音声信号を混合
させるものであり、その混合の比率は内部のミキシング
ゲインを用いて任意の比率に調整可能となっている。ま
た、両者は同期が取れるように制御されており、両音声
は重ね合わされて混合される。このように構成すること
によって、音声合成のみでは無機質な音声となって好ま
しくない場合に、入力音声と音声合成された信号を適切
な混合比によって混合することが可能となり、音声の明
瞭さと無機質さのバランスを調整された音声を通信する
ことが可能となる。
【0018】(実施例5)この発明による実施例5を図
5に基づいて説明する。図5の音声通信装置は、図2に
示した実施例2の構成において、話者パラメータ抽出部
11を音声認識処理部7の前段に設けたものであり、ま
た、ROMなどで構成された音声合成パラメータ記憶部
9に代えて、RAMなどで構成された話者パラメータ記
憶部12を設けている。話者パラメータ抽出部11にお
いて、音声入力装置から入力された信号のうち、話者の
時々刻々の音声を用いて、スぺクトル包絡、ピッチ情報
を音声合成パラメータとして抽出する。これを話者パラ
メータ記憶部12に記憶させておき、音声合成時には、
ここで抽出した時々刻々のパラメータを用いて音声合成
を実施する。このように構成することで、話者の日々の
音声の変化、体調、気分、早口での発音、ゆっくりした
発音なども加味した音声合成を実施できることになる。
【0019】(実施例6)この発明による実施例6を図
6に基づいて説明する。図6の音声通信装置は、図2に
示した実施例2の構成に、話者のIDデータ13も送信
する機能を付加したものであり、一致度判断部5は入力
された音声が特定話者と一致していると判定すると、登
録しておいた特定話者のIDデータ13を出力する。I
D及び音声通信処理部14は、音声合成処理部8で音声
合成された音声信号とともに、話者IDデータ13を通
信に供する信号に変換して相手側に伝達する。受信側で
は話者IDデータ13を利用して、通信者履歴の記録、
通信対象者の氏名表示などに使用することが可能とな
る。
【0020】(実施例7)この発明による実施例7を図
7に基づいて説明する。図7の音声通信装置は、図1に
示した実施例1の構成において、話者パラメータ抽出部
11を一致度判定部5の後段に設けており、時々刻々の
話者音声合成のためのパラメータをRAMなどで構成さ
れた話者パラメータデータ記憶部15に蓄積し、音声及
びデータ通信処理部16により相手側に送信するもので
ある。ここでは話者音声合成パラメータとして、スペク
トル包絡、ピッチ情報を抽出する。このデータを、話者
認識一致判定後の音声信号とともに通信処理部16によ
り相手側に伝送する。このように構成し、必要に応じて
センター局あるいは受信側で当該パラメータを用いて音
声認識および音声合成を実施するように構成している。
このようにすることで、送信側のデータ処理演算の負担
が軽減される。
【0021】(実施例8)この発明による実施例8を図
8に基づいて説明する。図8の音声通信装置は、図2に
示した実施例2の構成において、話者認識を音声を用い
て実施するのではなく、特定話者の指紋データを用いて
実施するよう構成したものである。話者の指紋を検出す
るための指紋検出装置17は送話器の話者が通常送話器
を握る部分に組み込まれ、話者が特別の意識をすること
なく指紋が検出されるよう構成されている。指紋検出装
置17により検出された指紋データはA/D変換部18
によりディジタル化されて指紋認識処理部19に入力さ
れ、ROMなどで構成された特定話者識別指紋照合デー
タ記憶部20に予め登録された特定話者の指紋データと
照合される。一致度判断部5は、この指紋データにのみ
着目して特定話者との一致度を判断し、登録された特定
者の指紋パターンと一致したと判断されたときのみ音声
信号が音声認識処理部7へ伝送される。この実施例は、
話者の周囲騒音が極度に大きく、音声のみによる話者認
識が困難な場合に有効となる。
【0022】(実施例9)この発明による実施例9を図
9に基づいて説明する。図9の音声通信装置は、図2に
示した実施例2の構成において、話者認識をマイクロフ
ォン1に入力された音声信号のみを用いて実施するので
はなく、骨伝導振動センサー21で検知した振動情報を
も用いて実施するものである。骨伝導振動センサー21
は話者の顎部などに設置される。話者が音声を発してい
るときは、その声帯の振動が顎部などに伝達され、振動
として検知することが可能となる。この実施例は、話者
の周囲騒音が極度に大きく、音声のみによる話者認識が
困難な場合に有効となる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、予め登録した
話者認識のための音声パラメータを用いて特定の話者で
あるかを話者認識させ、一致度が設定した基準以上であ
ると認識した場合のみ、その話者の音声を通信回線など
に乗せる処理を実施するようにしたから、周囲騒音や登
録された話者以外の音声が通信されることがなくなる。
【0024】請求項2の発明によれば、音声認識を実施
し、一旦、表音文字情報に変換した後、予め記憶させて
おいた特定話者の音声合成のためのパラメータを用いて
音声合成を実施し、これを通信に供する信号に変換して
相手側に伝達するようにしたので、音声入力部に入力さ
れた音圧信号そのままを通信させる従来の技術に比べる
と、周囲騒音や登録された話者以外の音声が通信される
ことがなく、受信側では特定話者の明瞭な音声のみを受
信することができる。
【0025】また、場合によっては、周囲騒音などが問
題にならない場合には、請求項1の構成のように話者認
識は実施するが、音声認識や音声合成は実施しないこと
で、送信機の処理量を削減することができ、低消費電力
とすることができる。
【0026】また、話者の音声そのものが明瞭でない場
合など、音声認識が明確に実施できない場合において
は、請求項3のように、複数の文字または単語をその正
解確率とともに音声合成処理部に伝送し、その正解確率
に応じた比率で忠実に複数音を音声合成して送信する。
受信側では、複数音を受信するので、その音自身は明瞭
でないが、その音声を聞き取る受信者は、文脈・単語な
どから複数音のうち、どの音が正しいか判断して解釈す
るため、自然な通信となる。
【0027】また、音声合成では無機質な音声となり、
好ましくない場合においては、請求項4のように、入力
音声と音声合成された信号を適切な混合比で混合するこ
とで、明瞭さと無機質さのバランスを調整した音声を通
信することができる。
【0028】また、体調、気分、発音の速さなどによっ
て左右される話者の声質をできるだけそのまま通信した
い場合には、登録された音声合成パラメータを用いて音
声合成を実施するのではなく、請求項5のように、話者
認識するたびごとに取り出した音声パラメータを使用し
て音声合成することで、明瞭かつ、体調、気分、発音の
速さなども加味された音声通信が可能となる。
【0029】また、請求項6のように、登録された話者
の識別番号情報も音声信号に混入して通信することによ
り、受信側ではその個人が明確に誰であるかを知ること
ができる。また、請求項7のように、入力音声から特定
話者の音声パラメータを逐次抽出し、音声信号とともに
通信に供する信号に変換して、相手側に伝達するように
構成すれば、送信側の演算処理負担を少なくすることが
できる。
【0030】また、周囲の騒音レべルが非常に大きい場
合など、音声入力装置からの音声信号のみでは正確な話
者認識が困難である場合には、請求項8のように、受話
器を握る位置に設置された指紋検出装置、あるいは、請
求項9のように、話者の顎部に設置された骨伝導振動セ
ンサーのような補助センサーを用いた構成にすること
で、周囲の騒音レべルが大きくとも正確な話者の認識が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施例2による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施例3による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施例4による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施例5による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例6による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例7による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施例8による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の実施例9による音声通信装置の概略構
成を示すブロック図である。
【図10】従来例による音声通信装置の概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 マイクロフォン 2 A/D変換部 3 話者認識処理部 4 特定話者識別パラメータ記憶部 5 一致度判断部 6 音声通信処理部 7 音声認識処理部 8 音声合成処理部 9 音声合成パラメータ記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04M 1/67 G10L 3/00 561D (72)発明者 荒川 雅夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 鈴木 淳一 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5D015 AA03 KK02 KK04 LL06 5D045 AA07 AB04 AB30 5K027 BB07 BB09 DD12 HH19 HH20 HH23

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 話者の音声を検知する音声入力部と、
    特定の話者を認識可能な話者認識処理部と、話者認識の
    ためのパラメータが記憶されている特定話者識別パラメ
    ータ記憶部と、話者認識の一致度を判定する一致度判断
    部と、予め記憶された特定の話者の音声であると判断さ
    れた場合のみ、入力音声を通信に供する信号に変換して
    通信の相手側に伝達する音声通信処理部を有することを
    特徴とする音声通信装置。
  2. 【請求項2】 話者の音声を検知する音声入力部と、
    特定の話者を認識可能な話者認識処理部と、話者認識の
    ためのパラメータが記憶されている特定話者識別パラメ
    ータ記憶部と、話者認識の一致度を判定する一致度判断
    部と、入力音声信号を文字言語情報に変換する音声認識
    処理部と、特定の話者の音声を文字言語情報をもとに合
    成する音声合成処理部と、特定の話者の音声合成のため
    のパラメータを記憶する音声合成パラメータ記憶部と、
    予め記憶された特定の話者の音声であると判断された場
    合に、音声認識処理部で音声認識された文字言語情報を
    もとに音声合成処理部で合成された音声を通信に供する
    信号に変換し、相手側に伝達する音声通信処理部を有す
    ることを特徴とする音声通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、音声認識処理部は
    その認識が不確かな場合には、複数の候補文字をその正
    解確率情報とともに音声合成処理部に伝達し、音声合成
    処理部は正解確率情報をもとに正解確率に応じた比率で
    複数の音の合成として音声を合成することを特徴とする
    音声通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2において、音声合成された音
    声と、音声入力部で検出された話者の原音声を適当な比
    率に混合する音声混合制御部を有することを特徴とする
    音声通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、入力音声から特定
    話者の音声パラメータを逐次抽出する特定話者音声パラ
    メータ抽出部を有し、抽出した音声パラメータを音声合
    成処理部の音声合成パラメータとして使用することを特
    徴とする音声通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、入力された音声が
    特定の話者のものであると判断したときには、合成した
    音声と共に話者のIDデータを通信に供する信号に変換
    し、相手側に伝達することを特徴とする音声通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、入力音声から特定
    話者の音声パラメータを逐次抽出する特定話者音声パラ
    メータ抽出部を有し、抽出した音声パラメータを、音声
    信号とともに逐次通信に供する信号に変換し、相手側に
    伝達することを特徴とする音声通信装置。
  8. 【請求項8】 話者の音声を検知する音声入力部と、
    話者の指紋を検出する装置と、特定の話者の指紋認識が
    可能な指紋認識処理部と、指紋認識のための指紋照合デ
    ータが記憶されている特定話者識別指紋照合データ記憶
    部と、指紋識別一致度を判定する一致度判断部と、音声
    信号を文字言語情報に変換する音声認識処理部と、特定
    の話者の音声を文字言語情報をもとに合成する音声合成
    処理部と、特定の話者の音声合成のためのパラメータを
    記憶する音声合成パラメータ記憶部と、検出された指紋
    が記憶された特定の話者の指紋であると判断された場合
    に、音声認識処理部で音声認識された文字言語情報をも
    とに音声合成処理部で合成された音声を通信に供する信
    号に変換し、相手側に伝達する音声通信処理部を有する
    ことを特徴とする音声通信装置。
  9. 【請求項9】 請求項2において、話者に設置され、
    話者の音声発生時に話者の骨伝導振動を検知する骨伝導
    振動検知部を有し、話者の音声を検知する音声入力部か
    らの信号とともに骨伝導振動検知部の検知信号を話者認
    識処理部に入力し、話者認識処理部は両者の信号を用い
    て話者認識を実施するように構成されたことを特徴とす
    る音声通信装置。
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