JP2000349780A - 車載用制御装置および車載用表示装置 - Google Patents

車載用制御装置および車載用表示装置

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JP2000349780A
JP2000349780A JP11160893A JP16089399A JP2000349780A JP 2000349780 A JP2000349780 A JP 2000349780A JP 11160893 A JP11160893 A JP 11160893A JP 16089399 A JP16089399 A JP 16089399A JP 2000349780 A JP2000349780 A JP 2000349780A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載LANを構築するときに情報の伝送を効
率よく行なうことができる車載用制御装置を提供する。 【解決手段】 車載用制御装置は複数のゲートG1〜G
5を有する。各ゲートにはプライオリティレベルが設定
されている。外部状況や認証機構からの情報に基づいて
どのプライオリティレベルのゲートまでの情報を伝送す
るかを決定することで、不要な情報を出力(たとえばデ
ィスプレイに表示)することを防ぐことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車載用制御装置お
よび車載用表示装置に関し、特に車両に関する情報を入
力しその情報を適宜出力する車載用制御装置および車載
用表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車内および車外の情報の統一
的管理/制御を行なうための車載LAN(ローカルエリ
アネットワーク)の開発が進められている。車載LAN
は、ボディ系情報、車両制御情報、マルチメディア情報
の伝送を行なう。ここにボディ系情報とは、車両のメー
タ、ライト、パワーシート、パワーウィンドウおよびド
アロックなどの情報であり、制御情報とは、車輪速、エ
ンジン回転、シフトポジイションおよびサスペンション
などに関する情報であり、マルチメディア情報とは、ナ
ビゲーション情報、CCDカメラからの情報、ビデオ情
報、オーディオ情報および外部通信より得られる情報な
どの情報である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、車載LA
Nを構築するときに、情報の伝送を効率よく行なうこと
ができる車載用制御装置および車載用表示装置を提供す
ることをその目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明のある局面に従うと車載用制御装置は、車
両に関する情報を入力する複数の入力ラインと、複数の
入力ラインのそれぞれに接続される複数のゲートと、複
数のゲートのそれぞれに接続される複数の出力ラインと
を備え、複数のゲートの各々は、制御情報に基づいてそ
のゲートに接続された入力ラインからの情報を、そのゲ
ートに接続された出力ラインへ出力するか否かを制御す
る制御手段を含む。
【0005】この発明によると、制御情報に基づいて入
力された車両に関する情報を出力するか否かを制御する
ことができるため、情報の伝送を効率よく行なうことが
できる車載用制御装置を提供することが可能となる。
【0006】好ましくは、制御手段は、外部からのアク
セス等の許可、制限、禁止を判定する入力制御を行な
う。
【0007】好ましくは、複数のゲートのそれぞれには
プライオリティレベルが付与され、制御手段は、制御情
報とプライオリティレベルとに基づいて制御を行なう。
【0008】このように、プライオリティレベルに基づ
いて制御を行なうこととすると、より情報の伝送を効率
よく行なうことができる車載用制御装置を提供すること
が可能となる。
【0009】この発明の他の局面に従うと、車載用表示
装置は、上述の車載用制御装置と、複数の出力ラインに
接続される出力装置とを備える。
【0010】この発明によると、情報の効率のよい表示
を行なうことができる車載用表示装置を提供することが
可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態の1
つにおける車載用制御装置が組み込まれた車両のセンタ
ークラスタ100の正面図である。図を参照して、セン
タークラスタ100には、表示ユニット(ディスプレ
イ)103が組み込まれている。
【0012】ディスプレイ103には、車両の現在の状
況やユーザからの操作に基づき、緊急警告画面や、スポ
ーツ走行画面(車両の走行状況を表示する画面)や診断
画面(車両の異常やメンテナンス状況を表示する画面)
や、ナビゲーション画面や、インターネットのブラウザ
の画面が表示される。
【0013】本実施の形態における車載用制御装置で
は、車載の情報機器や制御機器をネットワーク(LAN
(光、電線、無線を含む))で接続し、かつ無線通信ま
たは放送のネットワークを用いて車外の情報基地局と接
続を行なうことで、各機器を統一的に管理し、かつ制御
を行なう。
【0014】たとえば、車外からの移動体通信網、イン
フラストラクチャなどの通信手段、たとえば携帯電話ネ
ットワークを介して、車の状態を診断することができ
(遠隔診断)、車内からインターネットに接続すること
ができ、また車の異常をドライバおよびディーラに知ら
せることができる。さらに、カメラからの情報により車
両の前方や後方の映像をディスプレイ103に表示する
ことが可能である。
【0015】図2は、センタークラスタ100の内部構
造を示す斜視図である。図を参照して、センタークラス
タ100には、表示ユニット103と、車載用制御装置
が組み込まれたプリント基板(CPUを含む)105
と、車両の他の部分と接続するためのコネクタ107と
が設けられている。
【0016】図3は、車両の制御機構を示す図である。
図を参照して、本実施の形態では、センタークラスタ
(ディスプレイ103などのHMI(ヒューマンマシン
インターフェイス)を持つデバイス)(図中(B)で示
される部分)に車載用制御装置を設けることとしたが、
(A),(C)〜(E)で示される位置に車載用制御装
置を設けることとしてもよい。
【0017】図中において、(A)は、ジャンクション
ボックスなど電源分配器、リレー、ヒューズなどを持っ
ているECU(エレクトリカル・コントロール・ユニッ
ト)を示し、(C)は右ハンドル車での車両のメータ表
示を司るECUを示し、(D)はボディ系情報などを制
御しているECUを示し、(E)は(A)のECUと連
携したECUを示す。
【0018】また、本実施の形態における車載用制御装
置を、複数の位置に分割して設けてもよい。たとえば、
(A)と(E)とに分割して、後述するゲートウェイな
どを設けるようにしてもよい。
【0019】図4は、車載用制御装置をセンタークラス
タに設けず、ECU200内に設けるときの構成を示す
斜視図である。ECU200には、多極の電気コネクタ
203が設けられ、ここから情報のやり取りを行なうこ
とができる。
【0020】図5は、図4のECUの分解斜視図であ
る。図を参照して、ECU200は、上箱205と、下
箱209と、その中に設けられるプリント基板207と
から構成される。
【0021】図6は、車両の制御系の構成を示すブロッ
ク図である。このブロック図において、車載用制御装置
は、統率ゲートウェイ(統率GW)301aと、開放ゲ
ートウェイ(開放GW)301bとに分割されて示され
ている。
【0022】統率ゲートウェイとは、ボディ系情報、車
両制御情報のためのゲートウェイであり、開放ゲートウ
ェイとは、外部とのインタフェースを司るゲートウェイ
である。
【0023】統率ゲートウェイ301aには、車輪速セ
ンサ305と、エンジン回転数コントローラ307と、
シフトポジションコントローラ309と、サスペンショ
ン311とが接続されており、これらとの間で制御系情
報のやり取りと行なう。また、さらに統率ゲートウェイ
301aには、メータ313、ライト315、パワーシ
ート317、パワーウィンドウ319およびドアロック
321が接続されており、ボディ系情報のやり取りを行
なう。
【0024】さらに、統率ゲートウェイ301aには表
示ユニット103と、ユーザからの入力を受付ける操作
パネル303と、音声出力ユニット304とが接続され
ている。
【0025】開放ゲートウェイ301bには携帯電話3
23と、PDA(パーソナルデータアシスタント)32
5が接続されている。また、開放ゲートウェイ301b
には、ビデオ機器327と、オーディオ機器329と、
外部通信装置331と、ナビゲーション装置333と、
CCDカメラ335とが接続されており、これらとの間
でマルチメディア情報のやり取りを行なう。また、暗視
カメラ、ゲーム機、家庭用電化製器を接続してもよい。
【0026】以上のように統率ゲートウェイ301aと
開放ゲートウェイ301bは車内情報機器や制御機器に
接続され、必要な情報のみを状況に応じて必要なところ
から必要なところへ転送する。
【0027】図7は、統率ゲートウェイ301aと開放
ゲートウェイ301bとの詳しい構造を示したブロック
図である。
【0028】図を参照して、統率ゲートウェイ301a
には、CPU401と、ボディ(車体)系ネットワーク
コントローラ403と、PCIコントローラ405と、
情報系ネットワークコントローラ407とが接続されて
いる。それぞれのブロックは、CPUバスやPCIバス
により接続される。
【0029】ボディ系ネットワークコントローラ403
は、ボディ系情報の入力/出力を行なう。CPU401
は、表示ユニット103および操作パネル303に接続
される。
【0030】開放ゲートウェイ301bは、CPU40
9と、PCIコントローラ411と、デジタル放送コン
トローラ413と、情報系ネットワークコントローラ4
15と、カードコントローラ417と通信カード419
とにより構成される。
【0031】デジタル放送コントローラ413は、デジ
タル放送チューナ331に接続され、外部との間で情報
のやり取りを行なう。また、カードコントローラは通信
カード419を介して、高速携帯電話323に接続さ
れ、外部との間で情報のやり取りを行なう。DVビデオ
カメラ(CCDカメラ)335は、情報系ネットワーク
コントローラ415に接続される。
【0032】統率ゲートウェイ301aと開放ゲートウ
ェイ301bとは、車載LANにより相互に接続され
る。
【0033】図に示されるように、各ゲートウェイ30
1a,301bはそれぞれ1つのCPU401,409
を用い、外部I/OバスをPCIとする。このPCIバ
スに情報系ネットワークコントローラ407,415が
接続される。情報系ネットワークコントローラ407,
415からのデータまたは情報系ネットワーク407,
415へのデータは、DMA経由で行なわれる。また、
転送データのDVまたはMPEG2のエンコード、デコ
ードなどのプロトコル変換は各CPU401,409に
より行なわれる。
【0034】統率ゲートウェイ301aにおいては、ボ
ディ系ネットワークコントローラ403が搭載される。
情報系ネットワークコントローラ407を経由したデー
タは、CPU401で変換された後に、ボディ系ネット
ワークコントローラ403を介して接続される装置に転
送される。また、ボディ系ネットワークに流れるデータ
は、CPU401によりモニタされ、その状況が蓄積さ
れる。
【0035】外部から車載LANに対するアクセスは、
高速携帯電話323を経由して、開放ゲートウェイ30
1bの通信カード419およびカードコントローラ41
7を介して行なわれる。開放ゲートウェイ301bで
は、外部からのアクセスプロトコルを変換した後に、車
載LAN(iLAN)を通して統率ゲートウェイ301
aにデータを転送する。統率ゲートウェイ301aのC
PU401では、この車外からのアクセスが正当なもの
であるか否かの認証を行ない、正当であればこのiLA
Nの情報を、車の制御系ネットワークであるボディ系ネ
ットワークに送る。アクセスが不当なものであれば、情
報をボディ系ネットワークに送ることなく、アクセス禁
止を行なうことで、通信の秘匿を確保する。
【0036】また、DVビデオカメラ335を接続した
場合、この映像情報を統率ゲートウェイ301aに接続
されているディスプレイ103に表示するかどうか、車
のアトリビュート情報がチェックされる。車両が停止中
であれば、映像情報をディスプレイ103に表示する
が、車両が移動中であればCPU401は情報を転送し
ない。
【0037】図8は、車載用制御装置のソフトウェア構
成を示すブロック図である。ソフトウェア構成において
は、ハードウェアプラットフォーム上にリアルタイムO
S(RTOS)が搭載される。その上に、ボディ系ネッ
トワークおよび情報系ネットワークの通信を制御する共
通デバイスドライバが搭載され、ネットワークに流れる
データが取扱われる。また、同じ階層に表示モニタやナ
ビゲーションシステム用のデバイスドライバが搭載され
る。
【0038】その上に、通信データを状況により制御す
るメッセージシステムおよびアクセスコントローラのソ
フトウェアモジュールが構成される。携帯電話からのデ
ータはこのモジュールにより車の制御部に転送される。
この際、通信データは転送されるだけであるため、アプ
リケーションには送られない。
【0039】メッセージシステムの上に、LANに接続
されているデバイスを登録するレジストリがあり、アク
セス制限を管理する。そして、ソフトウェアとしてその
他にメッセージシステム内のアクセスコントローラを制
御するアクセス制限マネージャ、各デバイスから送られ
てくるイベントを管理/制御するイベントマネージャ、
動画や音声などのストリームデータのために通信帯域を
確保し、調停を行なうストリームマネージャと、各デバ
イスおよびゲートウェイのCPUパワー、メモリサイ
ズ、通信帯域などの資源を管理するリソースマネージャ
が設けられている。
【0040】さらに、各デバイスを遠隔的に状態管理
し、かつ制御を行なうためのデバイスコントロールモジ
ュールが設けられており、これはデバイスコントロール
マネージャにより追加、起動、停止などの操作が行なわ
れる。これらの階層の上にAPI(アプリケーションプ
ログラムインターフェイス)があり、この上で各種のア
プリケーションプログラムが動作する。DVカメラのデ
ータは、これらの階層を通してアプリケーションに送ら
れ、ここでDVプロトコルの解釈が行なわれ、映像情報
が取出される。そして、表示できるデータの形に変換が
行なわれた後に、映像情報は、これらの階層を通して最
終的に表示モニタデバイスドライバに渡され、ユーザに
見える形となる。
【0041】データの流れの制御は、メッセージシステ
ム内のアクセスコントローラで行なわれる。アクセス制
限マネージャはこのアクセスコントローラの管理を行な
う。
【0042】LANにデバイスが接続されると、イベン
トマネージャでイベントを受取り、レジストリに登録す
ることで、接続されているデバイスの管理を行なう。接
続されたデバイスをコントロールするのは、デバイスコ
ントロールモジュールであり、デバイスを制御するため
のアプリケーションは、すべてこのデバイスコントロー
ルモジュール経由で実行される。
【0043】図9は、車載LANにインターネットを接
続する場合の構成を示す図である。インターネット接続
を行なう場合、開放ゲートウェイ301bで情報系ネッ
トワークのプロトコルをTCP/IPのインターネット
プロトコルに変換する。インターネット側から見ると、
車両に1つのIPアドレスが割当てられる。開放ゲート
ウェイ301bを通して、そこから先の車内の各デバイ
スはIPの通信階層からは直接制御することができな
い。このような制御は開放ゲートウェイ301bにより
管理される。なお、図9においては、データサーバ50
1が開放ゲートウェイ01bを介して、アプリケーショ
ン503との間で情報のやり取りを行なう例を示してい
る。
【0044】次に、アプリケーションの動作について説
明する。ここでは、ビデオカメラの映像表示、外部から
電話で車の窓を開閉する、およびボディ系ネットワーク
経由の緊急データをディスプレイに表示することなどを
例に挙げて説明する。
【0045】1.ビデオカメラからの映像表示 (1) DVビデオカメラが接続された時点で、イベン
トマネージャがレジストリにそれを登録する。
【0046】(2) DVビデオカメラ用デバイスコン
トロールマネージャが起動される。 (3) ストリームマネージャがストリームの帯域を予
約する。
【0047】(4) DVビデオカメラからのDVフォ
ーマット映像ストリームデータを開放ゲートウェイ30
1bで中継する。
【0048】(5) 統率ゲートウェイ301aのPC
IコントローラがストリームデータをメモリにDMA転
送する。
【0049】(6) CPUがDVフォーマットを展開
し、ストリームデータを取出す。 (7) CPUがストリームデータを表示形式に変換
し、表示ライブラリに渡す。
【0050】(8) 表示モニタデバイスドライバ経由
で映像が表示される。 2.外部から携帯電話で車両の窓を開閉する処理 (1) 車載の携帯電話を通じて、ゲートウェイへアク
セス要求。 (2) 外部アクセスを許可できるかどうかの判断プロ
セスを実行する。 (3) 携帯電話が車載LANに接続される。
【0051】(4) 携帯電話用デバイスコントロール
マネージャが起動される。 (5) 統率ゲートウェイ301aのCPUで携帯電話
からのコマンドを解釈する。
【0052】(6) ボディ系のデバイスコントロール
マネージャに対してボディ系ネットワークコマンドを発
行する。
【0053】(7) ボディ系ネットワーク共通デバイ
スドライバ経由でボディ系ネットワークに対してコマン
ドを発行する。
【0054】3.映像をディスプレイに表示中に車体系
ネットワーク経由の緊急データを表示する処理 (1) 映像表示中にボディ系ネットワークから緊急デ
ータを入力する。
【0055】(2) イベントマネージャを起動し、メ
ッセージシステムのアクセスコントローラを制御する。
【0056】(3) 映像データを停止させ、緊急デー
タを表示モニタデバイスドライバ経由で表示する。
【0057】4.インターネット接続(図9参照) (1) 電話経由でインターネットに接続する。
【0058】(2) 開放ゲートウェイ301bにおい
て、TCP/IPプロトコルを変換する。
【0059】(3) 車内においては独自のプロトコル
で転送を行なう。 (4) 車内においては独自アドレス体系で制御を行な
う。
【0060】(5) 統率ゲートウェイ301aで制御
を行なう。 5.セキュリティ (1) 開放ゲートウェイ301bで外部からのアクセ
スを制限する。
【0061】(2) 統率ゲートウェイ301aのメッ
セージシステムのアクセスコントローラにおいてデータ
の配送を制限する。
【0062】6.ネットワーク管理 (1) 各ゲートウェイにおいてネットワーク情報管理
データを蓄積する。
【0063】(2) 専用プロトコルにおいて、管理デ
ータを転送する。 (3) 情報系ネットワーク経由での端末接続で状態の
表示を行なう。
【0064】図10は、統率ゲートウェイ301aの機
能を説明するためのブロック図である。統率ゲートウェ
イ301aは、車両に関する情報を入力する複数の入力
ラインのそれぞれに接続されるゲートG1〜G5と、そ
れぞれのゲートの予備のゲートG1′〜G5′とを備え
ている。この図においては、車内機器からの情報をユー
ザが見るモニタへ表示する際の情報の流れの制御を示し
ている。ユーザによる設定や車の状況(走行中/停止中
または車速、昼か夜か、外部からの認証)などのアトリ
ビュートをパラデータとして、各ゲートG1〜G5のプ
ライオリティレベルのしきい値は設定される。すなわ
ち、各ゲートG1〜G5にはプライオリティレベルL
n-1〜L0が設定されており、ユーザの設定や外部の状況
や認証機構などにより、どのプライオリティレベルまで
のゲートを有効とするかが決定される。
【0065】設定されているプライオリティレベルのし
きい値と各ゲートウェイG1〜G5を通過しようとして
いる情報のプライオリティレベルとを比較し、設定され
ているプライオリティレベルのしきい値がプライオリテ
ィレベルより低い場合には、情報はゲートウェイを通過
するが、高い場合には通過しないように制御が行なわれ
る。なお、開放ゲートウェイ301bでも同様の処理が
行なわれる。
【0066】車内機器の情報のプライオリティレベル
は、テーブルにより管理され、ユーザの設定によりテー
ブルを書替えることで、容易にそれぞれの機器のプライ
オリティレベルを変更することができる。たとえば、車
両が走行中はインターネット情報の提供を停止させたり
することや、ナビゲーション画面を表示中に空気圧の低
下(車両の異常)を検出したときにナビゲーション画面
の表示を中止し、緊急に状況を表示することや、外部か
ら車内機器のアクセスを行なうに際し、外部からの認証
が確認された場合にのみアクセス可能にするといった用
途にゲートウェイを利用することができる。すなわち、
外部からのアクセス等の許可、制限、禁止を判定する入
力制御を行なってもよい。
【0067】図11は、車載用制御装置の制御の具体例
を示す図である。図を参照して、車載用制御装置が取扱
う情報として、テレビに関する情報とナビゲーションに
関する情報と緊急画面に関する情報とがあり、それぞれ
にプライオリティレベルL2,L1,L0が設定されて
いるものとする。これは、緊急画面の情報が最も優先順
位が高く、ナビゲーション、テレビといった順に優先順
位が低くなっていることを示している。
【0068】図12は、図11の設定における制御の具
体例を示すフローチャートである。図12を参照して、
ステップS1で車輪速センサ305から入力された情報
をもとに、車速が0であるかが判定される。ここで、Y
ESであれば、伝達する情報のプライオリティレベルの
しきい値を図11のL2の上として設定する。この状態
においては、テレビ画面、ナビゲーション画面、緊急画
面のすべての情報がゲートウェイを介して送られる。こ
こで、プライオリティレベルに応じて緊急画面、ナビゲ
ーション画面、テレビ画面の優先順で表示を行なうこと
としてもよいし、ユーザの選択でいずれかの画面を表示
させるようにしてもよい。また、たとえばテレビ画面を
表示しているときに、緊急の情報が入力されたのであれ
ば、画面を緊急画面に切換えるといった制御を行なって
もよい。
【0069】図12に戻って、ステップS1でNOであ
れば、ステップS2で現在が緊急状況であるかが判定さ
れる。NOであれば、図11においてプライオリティレ
ベルをL2とL1との間に設定する。この状態において
は、車両が走行中であるためテレビの情報をゲートウェ
イを介して転送させることを中止し、ナビゲーション画
面または緊急画面のいずれかのみをディスプレイに表示
するものである。
【0070】図12のステップS2においてYESであ
れば、図11のプライオリティレベルをL0とL1との
間に設定する。これにより、ゲートウェイを介したテレ
ビ画面やナビゲーション画面の情報の伝送が禁止され、
ディスプレイには緊急画面のみ表示可能となる。
【0071】また、ゲートウェイを用いて図13に示さ
れるような携帯電話のアクセス制御を行なうようにして
もよい。
【0072】図13を参照して、ステップS101で装
置の電源がオンとなったのであれば、ステップS103
で携帯電話が接続されているかどうか判定する。接続さ
れていなければ、ステップS119でスリープ状態と
し、待機する。携帯電話が接続されているのであれば、
ステップS105で車両の情報を参照することで車速や
ブレーキスイッチなどの状態を判定する。ここで、携帯
電話で通話できる条件として、車速が0であること、お
よびパーキングブレーキがかかっているという信号があ
ることと、マニュアル車であればギアがニュートラルに
あり、オートマチック車であればシフトポジションがP
(パーキングレンジ)が必要であるものとする。ステッ
プS105で通話が可能であると判定されれば、ステッ
プS121で通話を行ない、ステップS105で通話が
不可能であれば、ステップS107で運転中であること
を通話相手に通知する。
【0073】ステップS109で緊急状態であるかが判
定され、YESであれば、ステップS111でディスプ
レイに通知を行ない、相手名と電話番号とを表示(また
は音声により出力)する。ステップS113で受信する
かどうかをユーザに選択させ、受信するのであれば、ス
テップS115でハンドフリー通話モードを設定し、通
話がステップS117で終了したのであれば、ステップ
S105に戻る。
【0074】また、ステップS109またはS113で
NOであれば、ステップS123で通信会社のサービス
を利用した伝言サービスにメッセージを登録し、ステッ
プS125で受信履歴(時間や相手名(電話番号)な
ど)を記憶し、ステップS105に戻る。
【0075】受信履歴はユーザからの要求によりディス
プレイに表示させる。また、通話中に車速が0でなくな
ったのであれば、注意を促す旨をディスプレイに表示し
たり音声で警告を行なったりしてもよい。
【0076】図14は、ディスプレイ103に表示され
る画面の具体例を示す図である。たとえばプライオリテ
ィレベルによりナビゲーション画面の表示が可能である
場合にベース画面としてナビゲーション画面D1を表示
し、ウィンドウWに外部からの情報(渋滞情報など)を
表示する。また、車の制御情報である水温、オイルの温
度以外に、燃料消費量やギアポジションもディスプレイ
に表示することができる。
【0077】これらの表示内容の制御を本実施の形態に
よる制御装置により効率よく行なうことができる。
【0078】今回開示された実施の形態はすべての点で
例示であって制限的なものではないと考えられるべきで
ある。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求
の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味お
よび範囲内でのすべての変更が含まれることが意図され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける車載用制御
装置が組み込まれた車両のセンタークラスタの正面図で
ある。
【図2】センタークラスタの内部構造を示す斜視図であ
る。
【図3】車両の制御機構を示す図である。
【図4】ECUの外観を示す斜視図である。
【図5】ECUの分解斜視図である。
【図6】車両の制御系の構成を示すブロック図である。
【図7】ゲートウェイ301aとゲートウェイ301b
との詳しい構造を示したブロック図である。
【図8】車載用制御装置が搭載するソフトウェアの構成
を示すブロック図である。
【図9】車載用制御装置がインターネット接続を行なう
場合の構成を示すブロック図である。
【図10】統率ゲートウェイ301aの機能を説明する
ためのブロック図である。
【図11】車載用制御装置の制御の具体例を示す図であ
る。
【図12】プライオリティレベルのしきい値の設定方法
を示すフローチャートである。
【図13】車載用制御装置の行なう携帯電話の制御を示
すフローチャートである。
【図14】ディスプレイに表示される画面の具体例を示
す図である。
【符号の説明】
100 センタークラスタ 103 ディスプレイ 301a 統率ゲートウェイ 301b 開放ゲートウェイ 303 操作パネル G1〜G5 ゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 健哉 大阪市此花区島屋一丁目1番3号 住友電 気工業株式会社大阪製作所内 (72)発明者 浦城 健司 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 5K033 AA01 BA06 BA15 CB17 DA01 DA05 DB01 DB16 DB19 DB20 EA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に関する情報を入力する複数の入力
    ラインと、 前記複数の入力ラインのそれぞれに接続される複数のゲ
    ートと、 前記複数のゲートのそれぞれに接続される複数の出力ラ
    インとを備え、 前記複数のゲートの各々は、制御情報に基づいてそのゲ
    ートに接続された入力ラインからの情報を、そのゲート
    に接続された出力ラインへ出力するか否かを制御する制
    御手段を含む、車載用制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、外部からのアクセス等
    の許可、制限、禁止を判定する入力制御を行なう、請求
    項1に記載の車載用制御装置。
  3. 【請求項3】 前記複数のゲートのそれぞれにはプライ
    オリティレベルが付与され、前記制御手段は、前記制御
    情報と前記プライオリティレベルとに基づいて制御を行
    なう、請求項1または2に記載の車載用制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の車載
    用制御装置と、前記複数の出力ラインに接続される出力
    装置とを備えた、車載用表示装置。
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