JP2000348817A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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JP2000348817A
JP2000348817A JP11160073A JP16007399A JP2000348817A JP 2000348817 A JP2000348817 A JP 2000348817A JP 11160073 A JP11160073 A JP 11160073A JP 16007399 A JP16007399 A JP 16007399A JP 2000348817 A JP2000348817 A JP 2000348817A
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Japan
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housing
male
female
fitting
gel material
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JP11160073A
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English (en)
Inventor
Yasushi Okayasu
恭志 岡安
Hitoshi Okumura
均 奥村
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハウジングの構造の複雑化を招かず、嵌合操
作力も小さく抑えたままで個室防水をに果たす。 【解決手段】 雌ハウジング10は、雌側端子金具2を
挿入可能なキャビティ14を有するインナハウジング1
1と、これを収容したアウタハウジング12とからな
る。雄ハウジング40にはインナハウジング11を嵌合
可能な小フード部42が設けられ、雄側端子金具44が
小フード部42内に突出した状態で装着される。第2ジ
ェル材46は、雄側端子金具44を貫通して小フード部
42の奥面42Aに予め装着される。レバー50の操作
により両ハウジング10,40が嵌合されると、小フー
ド部42の奥面42Aと、インナハウジング11の前面
11Aとの間で第2ジェル材46が圧縮され、両ハウジ
ング10,40間の防水と、インナハウジング11の各
キャビティ14間の防水とが併せて行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個室防水機能を備
えた防水コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】通常の防水コネクタは、端子金具の後方
に設けたゴム栓をキャビティの入口に嵌着するととも
に、雌雄のコネクタハウジングの嵌合周面にシールリン
グを介設することによって、コネクタの外部からの水の
浸入を阻止するようになっている。しかしながら例え
ば、コネクタから引き出された電線の他端側が水に曝さ
れるような形態で使用される場合には、毛細管現象によ
りその電線内を水が伝ってキャビティ内に漏れ、隣り合
う端子金具同士の間で短絡するおそれがある。そのた
め、各キャビティの間もシールする、いわゆる個室防水
を行う必要がある。
【0003】従来、このような個室防水機能を備えた防
水コネクタの一例として、特開平9−134756号公
報に記載されたものが知られている。このものは、雌ハ
ウジングと、この雌ハウジングが内側に嵌合されるフー
ド部を有する雄ハウジングとからなり、特に雌ハウジン
グのキャビティの前端側が互いに空隙を開けた分離状に
形成されている。一方、全キャビティの前端部の回りを
覆い、かつ空隙を埋めるように装着されるゴム製のシー
ル部材が備えられるとともに、雄ハウジングのフード部
の奥面からは、シール部材における空隙を埋める部分の
前面に切られた溝内に差し込み可能な差込部が突設され
た構造となっている。そして、上記したシール部材の装
着された雌ハウジングを、雄ハウジングのフード部内に
嵌合すると、シール部材の外周部がキャビティとフード
部の間で挟み付けられることで、両ハウジング間がシー
ルされるとともに、差込部が溝を広げつつ差し込まれ
て、空隙に埋められた部分を各独立したキャビティの回
りに押し付ることで、各キャビティ間がシールされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のも
のは、複雑な形状のシール部材が必要であることに加
え、雌ハウジング側では各キャビティの前端側を分離状
に形成しなければならないし、雄ハウジング側でもフー
ド部の奥面から差込部を突設する必要があって、コネク
タハウジングの構造が複雑になるという問題があった。
また、シール部材の外周面が雄ハウジングのフード部の
内周面の略全面にわたって接触し、また差込部と溝との
接触抵抗もあることから、両ハウジングを嵌合する際の
摩擦抵抗が大きくてそれだけ大きな嵌合力を要し、作業
性が悪いという問題もあった。本発明は上記のような事
情に基づいて完成されたものであって、その目的は、ハ
ウジングの構造の複雑化を招かず、また嵌合操作力も小
さく抑えたままで個室防水機能を確実に果たすようにす
るところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、雌側端子金具が収
容されたキャビティを複数個並べて設けた雌コネクタハ
ウジングと、この雌コネクタハウジングが内側に嵌合さ
れるフード部が設けられ、前記各雌側端子金具に接続さ
れる雄側端子金具が前記フード部内に突出した状態で収
容された雄コネクタハウジングとを備え、前記フード部
の奥面と、これと対向した前記雌側コネクタハウジング
の前面との間に、ジェル材が圧縮状態で介在されている
構成としたところに特徴を有する。
【0006】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記雌雄のコネクタハウジングのうちのいず
れか一方には、カム部を備えたレバーが揺動可能に装着
されるとともに、他方には前記カム部と係合するフォロ
ワ部が設けられ、前記レバーの揺動操作により前記両コ
ネクタハウジングの嵌合が助勢されるようになっている
ところに特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1ま
たは請求項2に記載のものにおいて、前記ジェル材は、
前記雄側端子金具を貫通させて前記フード部内の奥面に
予め装着されるようになっており、前記雄側端子金具に
は、前記ジェル材に引っ掛かって抜け止めする掛止部が
形成されているところに特徴を有する。
【0007】
【発明の作用及び効果】<請求項1の発明>雌雄のコネ
クタハウジングが嵌合されると、フード部の奥面とこれ
と対向した雌コネクタハウジングの前面との間に圧縮さ
れた状態でジェル材が介設され、両ハウジング間の防水
と、各キャビティ間の防水とが併せて行われる。フード
部の奥面と雌コネクタハウジングの前面との間にジェル
材の介設スペースを設けるだけで対応でき、コネクタハ
ウジングの構造の複雑化を招くことがない。また、両コ
ネクタハウジングの嵌合動作の終盤でジェル材を圧縮す
ることに要する僅かな力が加わるだけであるから、嵌合
操作力も小さく留められる。
【0008】<請求項2の発明>レバーの操作力を利用
してジェル材が圧縮でき、より小さな力で両コネクタハ
ウジングを嵌合することができる。 <請求項3の発明>ジェル材を初めに雄コネクタハウジ
ングのフード部の奥面に装着しておく場合、雄側端子金
具の掛止部が引っ掛かりとなって、ジェル材が位置ずれ
したりフード部から脱落することが防がれる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を添付図
面に基づいて説明する。 <第1実施形態>本発明の第1実施形態を図1ないし図
10によって説明する。この実施形態では、図1に示す
ように、互いに嵌合される雌側のコネクタハウジング1
0(以下、雌ハウジングという)と、雄側のコネクタハ
ウジング40(以下、雄ハウジングという)とを有して
おり、シール部材として、2個のジェル材34,46が
装備されている。なお以下では、両ハウジング10,4
0の嵌合端側を前方として説明する。
【0010】雌ハウジング10はさらに、インナハウジ
ング11とアウタハウジング12とに分割されている。
インナハウジング11は、図2にも示すように、横長の
ブロック状に形成されており、その内部には、電線1の
端末に固着された雌側端子金具2が挿入可能な複数のキ
ャビティ14が、上下2段に分かれて整列して形成され
ている。各キャビティ14の天井面には、挿入された雌
側端子金具2に抜け止め状態に係止するランス15が形
成されているとともに、前面には、後記する相手の雄側
端子金具44が嵌入される端子嵌入口16が開口されて
いる。
【0011】一方のアウタハウジング12は、厚肉の後
面壁18の前面に、段付きの方形状をなす大フード部1
9が形成された形状であって、この大フード部19内の
奥側に、上記したインナハウジング11の後端側が嵌合
可能とされている。このアウタハウジング12の後面壁
18には、インナハウジング11の各キャビティ14と
対応した位置ごとに、雌側端子金具2を挿入可能とした
挿入口20が形成されている。
【0012】アウタハウジング12の後面壁18の内面
からは、図3にも示すように、左右一対のガイド板22
が突設されているとともに、インナハウジング11に
は、図2に示すように、上記のガイド板22が挿入可能
な一対のガイド孔23が前後両面を貫通して形成されて
いる。このガイド孔23は、ガイド板22の肉厚よりも
少し幅広に形成されていて、各ガイド板22の外面が、
ガイド孔23の外側の壁面に摺接される設定であり、ガ
イド板22の先端側がガイド孔23内で内側へ撓み変形
可能となっている。
【0013】上記した両ガイド板22の外面には、図4
に示すように、その前端寄りの位置に、前面側をテーパ
面とした上下2個の仮係止突起25が形成されていると
ともに、その所定寸法後方における両仮係止突起25の
間の位置に、同じく前面側をテーパ面とした1個の本係
止突起26が形成されている。
【0014】一方、両ガイド孔23の外側の壁面には、
前後方向を向いた3本の挿通溝28,29が形成されて
おり、上と下の挿通溝28には、上記した仮係止突起2
5が進入可能であって、両挿通溝28の途中の所定位置
に、後面側をテーパ面として仮係止突起25に係止可能
な仮係止突部30が形成されている。また、中央の挿通
溝29には、本係止突起26が進入可能であって、その
挿通溝29における仮係止突部30の形成位置よりも後
方位置に、同じく後面側をテーパ面として本係止突起2
6に係止可能な本係止突部31が形成されている。
【0015】すなわち、インナハウジング11がアウタ
ハウジング12の大フード部19内に前方から挿入さ
れ、ガイド板22をガイド孔23内に相対的に進入させ
つつ押し込まれると、まず、上下2個の仮係止突起25
が対応する仮係止突部30に乗り上げ、それを通過して
仮係止突部30の前面に弾性的に係止することで、イン
ナハウジング11が図8に示す仮係止位置に抜け止め状
態に保持される。このとき、インナハウジング11の後
面11Bと、アウタハウジング12の後面壁18との間
には、所定の奥行き寸法を持った収容空間33が形成さ
れるようになっている。そして、この収容空間33内に
は、第1ジェル材34が自然状態においてほぼ緊密に収
容可能となっている。
【0016】インナハウジング11は、上記の仮係止位
置からさらに押し込み可能であって、上面に形成された
係止段部36が大フード部19の段付部37に当たった
ところで押し込みが停止される。この位置が本係止位置
(図10参照)であって、ここでは、本係止突起26が
本係止突部31を通過してその前面に弾性的に係止する
ことで抜け止め状態に保持される。このようにインナハ
ウジング11が本係止位置に至ると、上記した収容空間
33の奥行き寸法がほぼ半分に縮小された状態となる。
【0017】雄ハウジング40は、例えばプリント配線
基板に取り付けられて使用されるものであって、図1及
び図5に示すように、基部41の前面に小フード部42
を備えた形状となっている。この小フード部42は、上
記した雌ハウジング10におけるインナハウジング11
を内側にほぼ緊密に嵌合可能であり、また小フード部4
2自身は、大フード部19の内側にほぼ緊密に嵌合可能
となっている。
【0018】この雄ハウジング40内には、L形のタブ
状をなす雄側端子金具44が装着されている。各雄側端
子金具44の水平部44Aは、上下2段となって各雌側
端子金具2と対応した位置で小フード部42内に突出
し、それぞれの垂直部44Bは、基部41の背面に突出
したのち前後2列に垂下し、プリント配線基板における
対応した接点と接続されるようになっている。
【0019】詳しくは後記するように、雌雄のハウジン
グ10,40が正規に嵌合された場合には、小フード部
42の奥面42Aと、雌ハウジング10における本係止
位置に至った状態のインナハウジング11の前面11A
との間に所定の空間が開けられるようになっている。そ
して、雄ハウジング40における小フード部42の奥面
42Aには、予め第2ジェル材46が装着されるように
なっている。この第2ジェル材46は自然状態では、上
記した小フード部42の奥面42Aとインナハウジング
11の前面11Aとの間の最終的な空間のおよそ2倍の
厚さを有している。
【0020】雌ハウジング10におけるアウタハウジン
グ12には、雌雄のハウジング10,40の嵌合を助勢
するためのレバー50が装着されている。このレバー5
0は、図6及び図7に示すように、L形をなす一対のア
ーム51の先端の間を操作部52で連結した形状であっ
て、アウタハウジング12の上面側を跨ぐように装着さ
れており、アーム51の基端側に設けられた軸受孔53
が、アウタハウジング12の左右両側面に突設された軸
54(図3,4参照)に嵌合されて、回動可能に支持さ
れている。詳細には、図1に示す操作部52が上方を向
いた待機位置と、図10のように、操作部52が後方を
向いたロック位置に向けて90度回動可能であり、ロッ
ク位置に至った場合には、操作部52に設けられたロッ
ク部56が、アウタハウジング12の後端部の上面に突
設された係止部57に係止されてロックされるようにな
っている。
【0021】レバー50の両アーム51の内側の面に
は、図7に示すようにカム溝59が形成されており、レ
バー50が上記した待機位置にある場合に、カム溝59
の入口60が前方に開口するようになっている。一方、
雄ハウジング40の左右両面には、カム溝59と係合可
能なフォロワピン61(図5,9参照)が立てられてい
る。すなわち、雌雄のハウジング10,40が嵌合され
ると、雄ハウジング40のフォロワピン61がカム溝5
9の入口60に臨み、係る状態からレバー50をロック
位置に向けて回動すると、カム溝59とフォロワピン6
1との間のカム作用により、雌雄のハウジング10,4
0に対して互いに引き寄せられる方向の力が助勢される
ようになっている。なお、雌ハウジング10におけるア
ウタハウジング12の左右両面には、上記したフォロワ
ピン61を嵌めて逃がす逃がし溝63が形成されてい
る。
【0022】本実施形態は上記のような構造であって、
続いて組付手順の一例を説明する。まず雄ハウジング4
0側では、図1に示すように、第2ジェル材46が、雄
側端子金具44を貫通させつつ小フード部42の奥面4
2Aに装着される。この場合、第2ジェル材46はほぼ
自然状態のままである。
【0023】一方の雌ハウジング10側では、レバー5
0が待機位置にセットされるとともに、第1ジェル材3
4が、両ガイド板22を貫通しつつアウタハウジング1
2における後面壁18の前面に装着される。次に、イン
ナハウジング11がアウタハウジング12の大フード部
19内に、ガイド板22をガイド孔23に進入させつつ
前方から挿入され、既述したように、仮係止突起25が
仮係止突部30の前面に係止することで、インナハウジ
ング11が仮係止位置に抜け止め状態に保持される。こ
のとき、図8に示すように、インナハウジング11の後
面11Bと、アウタハウジング12の後面壁18との間
には、所定の奥行き寸法を持った収容空間33が形成さ
れるようになっているから、第1ジェル材34は収容空
間33内にほぼ自然状態で収容された状態にある。
【0024】次に、図8の矢線に示すように、電線1の
端末に固着された雌側端子金具2が、アウタハウジング
12の後面壁18の対応する挿入口20に挿入され、第
1ジェル材34を貫通したのち、その先に位置するキャ
ビティ14内に挿入されて、ランス15により抜け止め
状態で収容される。この際、第1ジェル材34は未だほ
ぼ自然状態にあるから、雌側端子金具2は小さな抵抗を
受けるだけで第1ジェル材34を貫通してキャビティ1
4内に挿入される。
【0025】すべての雌側端子金具2の収容が完了した
ら、図9の矢線に示すように、雌雄のハウジング10,
40を嵌合させる。嵌合の途中で、雄ハウジング40の
フォロワピン61がレバー50のカム溝59の入口60
に入り込む。続いて、レバー50をロック位置に向けて
回動すると、カム溝59とフォロワピン61との間のカ
ム作用によって、雄ハウジング40と、雌ハウジング1
0におけるアウタハウジング12とが互いに引き寄せら
れる。
【0026】嵌合が進むと、雌ハウジング10における
インナハウジング11の前面11Aが第2ジェル材46
に当接し、そののちは、この第2ジェル材46が雄ハウ
ジング40の小フード部42の奥面42Aとの間で圧縮
されるとともに、第1ジェル材34を圧縮して、インナ
ハウジング11が仮係止位置からアウタハウジング12
の奥方にさらに押し込まれる。
【0027】図10に示すように、レバー50がロック
位置まで回動されてロックされると、嵌合動作が完了
し、第1ジェル材34がほぼ半分の厚さに圧縮されつ
つ、インナハウジング11は、本係止突起26が本係止
突部31の前面に係止することで本係止位置に保持され
た状態となる。これにより、キャビティ14から引き出
された電線1の回りに第1ジェル材34が密着された状
態となって、雌ハウジング10の後面側のシールが取ら
れる。
【0028】一方、第2ジェル材46も、雄ハウジング
40の小フード部42の奥面42Aと、雌ハウジング1
0のインナハウジング11の前面11Aとの間でほぼ半
分の厚さに圧縮される。これにより、雌雄のハウジング
10,40の間、詳細にはインナハウジング11と小フ
ード部42の間、雄側端子金具44の回り、さらにはイ
ンナハウジング11に形成された各キャビティ14間の
シールが取られる。
【0029】以上説明したようにこの実施形態によれ
ば、雌雄のハウジング10,40が嵌合されると、雄ハ
ウジング40の小フード部42の奥面42Aと、これと
対向した雌ハウジング10におけるインナハウジング1
1の前面11Aとの間に、第2ジェル材46が圧縮され
た状態で介在され、両ハウジング10,40間の防水
と、インナハウジング11に設けられた各キャビティ1
4間の防水とが併せて行われる。すなわち、小フード部
42の奥面42Aと、インナハウジング11の前面11
Aとの間に、第2ジェル材46を介設するスペースを設
けるだけで対応でき、コネクタハウジングの構造の複雑
化を招くことがない。
【0030】また、雌雄のハウジング10,40の嵌合
動作の終盤で第2ジェル材46を圧縮することに要する
僅かな力が加わるだけであるから、嵌合操作力も小さく
留められる。しかも、レバー50の操作力を利用して第
2ジェル材46が圧縮できるから、嵌合操作力はより低
減される。
【0031】<第2実施形態>図11は、本発明の第2
実施形態を示す。この第2実施形態では、雄ハウジング
40に装着される雄側端子金具70の形状に変更が加え
られている。すなわち、雄側端子金具70における水平
部70Aでは、その小フード部42の奥面から突出した
付け根部分において、左右の両側縁に凹部72が形成さ
れている。その他の構造については、前記第1実施形態
と同様であって、同一機能を有する部位については同一
符号を付すことで重複した説明は省略する。
【0032】既述のように、第2ジェル材46は、雄側
端子金具70の水平部70Aを貫通させつつ雄ハウジン
グ40の小フード部42の奥面42Aに予め装着される
が、雄側端子金具70が上記形状であると、第2ジェル
材46の一部が凹部72に食い込む。したがって、第2
ジェル材46を装着したのち、相手の雌ハウジング10
と嵌合されるまでの間に、上記の食い込み部分が引っ掛
かりとなって、第2ジェル材46が位置ずれしたり、小
フード部42内から脱落してしまうことが、確実に防止
される。なお、第2ジェル材46に引っ掛かりを付ける
ためには、雄側端子金具に逆に突部を張り出し形成して
もよい。また、引っ掛かり用の凹凸は片側に設けるだけ
でも実効がある。
【0033】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。 (1)上記実施形態では雌ハウジングは2分割されてい
たが、雌ハウジングが一体に形成されているものにも、
本発明は同様に適用することができる。 (2)雌ハウジングの後面側のシールについては、各キ
ャビティにゴム栓を嵌着する個別防水手段や、一括ゴム
栓を用いた一括防水手段を採用してもよい。 (3)また本発明は、レバーを装備しないで、単に手に
より嵌合操作するタイプの防水コネクタにも同様に適用
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る全体の分解縦断面
【図2】インナハウジングの正面図
【図3】アウタハウジングの正面図
【図4】アウタハウジングとインナハウジングの係止構
造を示す縦断面図
【図5】雄ハウジングの正面図
【図6】レバーの正面図
【図7】その断面図
【図8】雌側端子金具の挿入動作を説明する縦断面図
【図9】雌雄のハウジングの嵌合前の状態の縦断面図
【図10】その嵌合完了時の縦断面図
【図11】本発明の第2実施形態に係る第2ジェル材の
装着構造を示す部分断面図
【符号の説明】
1…電線 2…雌側端子金具 10…雌ハウジング 11…インナハウジング 11A…(インナハウジング11の)前面 12…アウタハウジング 14…キャビティ 40…雄ハウジング 42…小フード部(フード部) 42A…(小フード部42の)奥面 44…雄側端子金具 46…第2ジェル材 50…レバー 59…カム溝 61…フォロワピン 70…雄側端子金具 72…凹部(掛止部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E021 FA05 FA09 FA14 FA16 FB02 FB07 FB14 FC31 FC36 HB05 5E087 EE02 EE14 FF02 FF08 FF13 GG02 GG15 HH01 HH02 HH06 LL02 LL03 LL12 MM02 MM05 PP09 QQ06 RR12 RR25

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌側端子金具が収容されたキャビティを
    複数個並べて設けた雌コネクタハウジングと、この雌コ
    ネクタハウジングが内側に嵌合されるフード部が設けら
    れ、前記各雌側端子金具に接続される雄側端子金具が前
    記フード部内に突出した状態で収容された雄コネクタハ
    ウジングとを備え、前記フード部の奥面と、これと対向
    した前記雌側コネクタハウジングの前面との間に、ジェ
    ル材が圧縮状態で介在されていることを特徴とする防水
    コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記雌雄のコネクタハウジングのうちの
    いずれか一方には、カム部を備えたレバーが揺動可能に
    装着されるとともに、他方には前記カム部と係合するフ
    ォロワ部が設けられ、前記レバーの揺動操作により前記
    両コネクタハウジングの嵌合が助勢されるようになって
    いることを特徴とする請求項1記載の防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 前記ジェル材は、前記雄側端子金具を貫
    通させて前記フード部内の奥面に予め装着されるように
    なっており、前記雄側端子金具には、前記ジェル材に引
    っ掛かって抜け止めする掛止部が形成されていることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載の防水コネク
    タ。
JP11160073A 1999-06-07 1999-06-07 防水コネクタ Pending JP2000348817A (ja)

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