JP2000348687A - 電球の製造方法 - Google Patents

電球の製造方法

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JP2000348687A
JP2000348687A JP11159101A JP15910199A JP2000348687A JP 2000348687 A JP2000348687 A JP 2000348687A JP 11159101 A JP11159101 A JP 11159101A JP 15910199 A JP15910199 A JP 15910199A JP 2000348687 A JP2000348687 A JP 2000348687A
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JP
Japan
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glass
bulb
glass bulb
bead
mount
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Pending
Application number
JP11159101A
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English (en)
Inventor
Tomio Matsuzaki
富雄 松崎
Haruki Wada
春喜 和田
Yasuo Kondo
康夫 近藤
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West Electric Co Ltd
Original Assignee
West Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by West Electric Co Ltd filed Critical West Electric Co Ltd
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Publication of JP2000348687A publication Critical patent/JP2000348687A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、電球の製造方法で、マウントの位
置が精度高くガラスバルブに固定される電球の製造方法
を提供するものである。 【解決手段】 本発明による電球の製造方法は、マウン
トとガラスバルブが固定された状態において、マウント
のビードガラス近辺のガラスバルブを軟化温度にまで上
昇させた後、ピンチャーでもってビードガラスの位置に
あるガラスバルブを押圧してビードガラスをガラスバル
ブに仮り止め固定してなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電球の製造方法に
関し、特にビードガラスに一対の導入線を封着し、導入
線の先端にフィラメントを継線してなるマウントをビー
ドガラスを介して片側封止のガラスバルブに精度高く封
止する電球の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビードガラスを介して片側封止のガラス
管の開口端にマウントを封止してなる電球は、例えば図
7に示されるような形状のものが知られており、15は
ガラスバルブ、16はビードガラス、17はビードガラ
スに取付けられた一対の導入線、18はガラスバルブ内
の導入線の先端部に継線されるフィラメントである。こ
のような構造の電球は、図8に示されるように治具5に
ビードガラス16と導入線17とフィラメント18より
なるマウントを固定し、更にその上方から片側封止のガ
ラスバルブ15を図示しないチャックや治具によって所
定の位置に固定し、ガスバーナー8によってガラスバル
ブ15におけるビードガラス16の近辺を加熱してガラ
スバルブ15を絞り込みビードガラス16の位置決めを
する。次いで、これを排気封止のために例えばベルジャ
ー内の治具に載置し、ガラスバルブ内を排気し、必要に
応じてガスを所望する圧力封入した後、ビードガラス1
6とガラスバルブ15の加熱溶融によって完全に封止
し、最後にガラスバルブの不要部分を切除して図7のよ
うな電球が完成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記方法では、最終段
階の排気封止する前のビードガラス15は図9に示すよ
うにガラスバルブの絞込部19に軽く乗っているような
状態であるから、僅かな機械的な振動でマウントが動
き、その位置がずれることがある。また、ビードガラス
16の大きさは必ずしも一定したものではなく、特にビ
ードガラスの縦方向の厚みによってマウントの高さ位置
が変わることがある。
【0004】本発明は、かかる問題点を改善するために
成したもので、マウントのガラスバルブにおける封止位
置が変わることのない、電球の製造方法を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を達成する
ために、ガラスバルブにおけるビードガラスの取付け位
置を固定するマウントの仮り止め加工処理を設けて、マ
ウントが機械的振動でも動かないようにしたものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、ガラスバルブにおけるビードガラス付近を加熱して
前記ガラスバルブを軟化させ、次いでガラスバルブにお
けるビードガラスの高さ位置付近をピンチャーで押圧し
てビードガラスを前記ガラスバルブに仮り止め固定する
もので、機械的振動が加わってもマウントの位置が変わ
ることがない。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面とともに説明する。
【0008】図1から図6は本発明の電球の製造方法を
示した状態図であり、まず、図1に示すように、ビード
ガラス2に一対の導入線3をビードガラスの溶融により
取付け、さらに導入線の先端部にフィラメント4を継線
してマウント1を作成する。このマウント作成方法は特
別な方法でする必要も無く、従来の方法で良い。次いで
図2に示すように、マウント1を治具5に固定し、マウ
ント1の上方に片側封止のガラスバルブ6をチャック7
で固定し、その状態で、ガスバーナー8でガラスバルブ
におけるビードガラス2の近辺を加熱する。そしてガラ
スバルブ6が軟化温度になったら図3に示すように、ビ
ードガラス2の高さ位置に設けた金属のピンチャー9を
矢印方向に移動させ、軟化温度にあるガラスバルブを押
圧してビードガラスを所望する位置に仮り止めして固定
する。次いでマウントが仮り止めされたガラスバルブ6
を図4に示すように、排気封止装置であるベルジャー1
0内に治具11によって載置する。その状態でコック1
2を開いてベルジャー内部を排気することによりガラス
バルブ内を排気し、次いでコック12を閉じてコック1
3を開いてベルジャー内に必要とするガスの種類を所定
圧封入することによりガラスバルブ6内にガスを封入し
ておき、図示しない例えば高周波加熱装置によってビー
ドガラス2をガラスバルブ6に溶着して完全にマウント
1をガラスバルブ6に封止する。その後、ベルジャー1
0からマウント1が封止されたガラスバルブ6を取り出
して、図5に示すように金属カッター14でガラスバル
ブの不要な部分をカットして取り除けば、図6に示すよ
うな電球が完成されることになる。
【0009】以上のようにして電球が完成されるが、本
発明の実施例ではガラスバルブ内にガスを封入すること
を述べたが、この封入ガスは特に特定されるものではな
く、電球の用途に応じてガスの種類や封入圧力を調整す
ればよい。
【0010】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電球の製造
方法は、マウントをガスバーナーの加熱によるガラスバ
ルブの絞り込みに基づくマウントの位置決めでなく、ガ
スバーナーでまずガラスバルブを軟化させ、次いでピン
チャーでもってビードガラスを仮り止めしてマウントを
動かないようにして固定したので、機械的振動が加わっ
たとしても、マウントが動くこと無くマウントの位置を
精度高く固定させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電球の製造方法の実施例において製作
されたマウントの平面図
【図2】本発明の電球の製造方法においてセットされた
ガラスバルブをガスバーナーで加熱する状態図
【図3】本発明の電球の製造方法においてマウントをガ
ラスバルブに仮り止めする状態を示した状態図
【図4】本発明の電球の製造方法において図に示すマウ
ントが仮り止めされたガラスバルブを排気封止する状態
【図5】本発明の電球の製造方法において図4に示す排
気封止後にガラスバルブの不要部分をカットする状態図
【図6】本発明の電球の製造方法によって製作された電
球の断面図
【図7】従来の電球の断面図
【図8】従来の電球のガラスバルブの絞り込み方法を示
す状態図
【図9】従来の電球のマウント位置決めのためにガラス
バルブを絞り込んだ状態図
【符号の説明】
1 マウント 2 ビードガラス 3 導入線 4 フィラメント 6 ガラスバルブ 8 ガスバーナー 9 ピンチャー 10 ベルジャー 14 カッター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電球の製造方法であって、一対の導入線が
    ビードガラスに取付けられ前記導入線の先端部にフィラ
    メントが継線されたマウントを治具に固定し、前記マウ
    ントの上方に片側封止のガラスバルブを固定した状態
    で、前記ガラスバルブにおける前記ビードガラス付近を
    加熱し前記ガラスバルブを軟化温度に上昇させた後に前
    記ガラスバルブにおける前記ビードガラス付近をピンチ
    ャーで押圧して前記ビードガラスを前記ガラスバルブに
    仮り止めし、前記ビードガラスが仮り止めされた前記ガ
    ラスバルブ内を排気し、前記ビードガラスを前記ガラス
    バルブに溶着した後に前記ガラスバルブの不要部分をカ
    ットして作られる電球の製造方法。
JP11159101A 1999-06-07 1999-06-07 電球の製造方法 Pending JP2000348687A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082420A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Stanley Electric Co Ltd 発光ダイオード及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082420A (ja) * 2009-10-09 2011-04-21 Stanley Electric Co Ltd 発光ダイオード及びその製造方法

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