JP2000347742A - 同期制御装置 - Google Patents

同期制御装置

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JP2000347742A
JP2000347742A JP11153322A JP15332299A JP2000347742A JP 2000347742 A JP2000347742 A JP 2000347742A JP 11153322 A JP11153322 A JP 11153322A JP 15332299 A JP15332299 A JP 15332299A JP 2000347742 A JP2000347742 A JP 2000347742A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機等の機械を、他の機械の連動運転に途
中から参加させることができる同期制御装置を提供す
る。 【解決手段】 検出パルスPD をカウントし、且つ、こ
のカウント値を検出側の機械軸16,17又は18の原
点を検出する毎にゼロクリアするとともに、基準側の機
械軸の原点が検出されたときの前記カウント値を見て検
出側位置CA を求め、この検出側位置CA をレジスタ位
置RA にするように偏差カウント値Cを補正する、また
は、基準パルスPK をカウントし、且つ、このカウント
値を基準側の機械軸の原点を検出する毎にゼロクリアす
るとともに、検出側の機械軸16,17又は18の原点
が検出されたときの前記カウント値を見て基準側位置C
B を求め、この基準側位置CB をレジスタ位置に対応す
る位置RB にするように偏差カウント値Cを補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期制御装置に関
し、シャフトレス新聞輪転機等、複数のモータによって
回転駆動される複数の機械軸の相互の位相(角度)を一
定の関係に保持するように、前記複数のモータを電気的
に同期制御する場合に適用して有用なものである。
【0002】
【従来の技術】新聞は、複数の印刷機で複数の紙にそれ
ぞれ印刷したものを重ね合わせた後に裁断して、初めて
製品の形になる。この裁断時には、印刷した各ページの
頭を合わせなくてはならない。このため、従来の新聞輪
転機では、印刷機相互間を機械シャフトで連結すること
によってページ間の同期をとっていた。
【0003】これに対し、近年では、ページ間の同期を
機械シャフトではなく電気制御によってとるシャフトレ
ス輪転機を採用して、輪転機の軽量化を果たしている。
更に、両面4色印刷が可能なシャフトレス4Hi輪転機
では、1ページに4色印刷を行う際の同期も電気制御に
より行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】複数の印刷機を電気的
に同期制御するには、各々の印刷機の機械軸の位置(角
度)を知る必要がある。そこで、この機械軸の位置を高
精度且つ遅れなく検出するために、機械軸にインクリメ
ンタリ形のロータリエンコーダを取り付け、このロータ
リエンコーダから出力されるパルスをカウントして機械
軸の現在位置を検出するという方法が用いられている。
【0005】インクリメンタリ形のロータリエンコーダ
では機械軸の絶対位置を知ることができないが、印刷運
転を開始する前に印刷機を空転させ、機械軸の周方向の
一箇所に設けた被検出部を検出する原点近接スイッチの
検出信号やロータリエンコーダから出力されるZ相パル
スにより機械軸の原点を検出すれば、それ以後のロータ
リエンコーダから出力されるパルス(A相、B相)をカ
ウントすることによって機械軸の位置(角度)を知るこ
とは容易である。
【0006】そして、印刷機を空転させて機械軸の原点
を検出した後は、然るべき位置(レジスタ位置という)
まで機械軸を回転させて待機させる。レジスタ位置は、
各印刷機の配置や紙のパスコースの長さによって印刷機
毎に決まっている。印刷機を空転させてからレジスタ位
置で待機させるまでの動作を原点合わせという。
【0007】連動運転前には、このような原点合わせが
必要であるため、版を交換する度に印刷機を停止する必
要がある。つまり、連動運転中に何れかの印刷機の版を
交換するためには、当該印刷機だけが連動運転から抜け
出たり、途中から連動運転に参加したりすることができ
なければならないが、現在のシステムでは連動運転前に
原点合わせが必要なことから、途中から連動運転に参加
することは不可能である。要約すると、現在の技術にお
ける問題点は、次の2点である。
【0008】 連動運転前に原点合わせが必要であ
る。 印刷機を、他の印刷機の連動運転に途中から参加さ
せることができない。
【0009】従って、本発明は上記の問題点に鑑み、印
刷機等の機械を、他の機械の連動運転に途中から参加さ
せることができる同期制御装置を提供することを課題と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の同期制御装置は、複数のモータによって回転駆動さ
れる複数の第1機械軸の回転に応じた検出パルスを出力
する複数のロータリエンコーダと、基準となる実際の又
は仮想の第2機械軸の回転に応じた基準パルスを出力す
る手段とを有し、前記検出パルスと前記基準パルスとの
差である偏差カウント値を求めるとともに、この偏差カ
ウント値に応じた補正速度を所定の速度指令に加えて修
正速度指令を求め、この修正速度指令に基づいて前記モ
ータをそれぞれ速度制御する同期制御装置において、前
記検出パルスをカウントし、且つ、このカウント値を前
記第1機械軸の原点を検出する毎にゼロクリアするとと
もに、前記第2機械軸の原点が検出されたときの前記カ
ウント値を見て検出側位置を求め、この検出側位置を所
定位置にするように前記偏差カウント値を補正する、ま
たは、前記基準パルスをカウントし、且つ、このカウン
ト値を前記第2機械軸の原点を検出する毎にゼロクリア
するとともに、前記第1機械軸の原点が検出されたとき
の前記カウント値を見て基準側位置を求め、この基準側
位置を前記所定位置に対応する位置にするように前記偏
差カウント値を補正するよう構成したことを特徴とす
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の実施の形態の構成を示すブ
ロック図、図2は図1に示す位置決めコントローラの構
成を示すブロック図、図3及び図4は前記位置決めコン
トローラの動作説明図である。
【0013】図1に示すように、シャフトレス輪転機の
複数の印刷機1,2,3に対して複数の位置決めコント
ローラ4,5,6がそれぞれ設けられており、これらの
位置決めコントローラ4,5,6には、全体コントロー
ラ25から速度指令Vが出力されるようになっている。
【0014】位置決めコントローラ4,5,6では、基
準パルスPK 、基準原点パルスPKO、検出パルスPD
び検出原点パルスPDOに基づき、同期位相制御を行うよ
うに速度指令Vを修正して修正速度指令VS を求め、こ
の修正速度指令VS をサーボドライバ7,8,9に出力
する(詳細後述)。
【0015】サーボドライバ7,8,9では、検出パル
スPD からサーボモータ10,11,12の回転速度を
求め、このモータ回転速度が修正速度指令VS となるよ
うにモータ電流IM を制御する。モータ10,11,1
2は、ギヤ比が1/3〜1/4の減速ギヤ13,14,
15及び機械軸16,17,18を介して、印刷機1,
2,3のシリンダ(印刷するための版が巻いてあるロー
ル)1a,2a,3aをそれぞれ回転駆動する。
【0016】シリンダ1a,2a,3aの機械軸16,
17,18には、それぞれの原点(周方向の一点)を規
定するために周方向の一箇所に被検出部19,20,2
1が設けられている。一方、機械軸16,17,18の
近傍には、原点近接スイッチ22,23,24が設けら
れている。これらの原点近接スイッチ22,23,24
では、被検出部19,20,21が機械軸16,17,
18とともに1回転して原点近接スイッチ22,23,
24と対向する毎に、検出原点パルスPDOを位置決めコ
ントローラ4,5,6へ出力する。
【0017】また、モータ4,5,6の回転軸にはイン
クリメンタリ形のロータリエンコーダ26,27,28
が直結されている。これらのロータリエンコーダ26,
27,28からは、モータ4,5,6の回転、ひいては
機械軸1b,2b,3bの回転に応じた検出パルスPD
(A相パルスPDA、B相パルスPDB、Z相パルスPDZ
を位置決めコントローラ4,5,6及びサーボドライバ
7,8,9へ出力する。
【0018】なお、モータ4,5,6と機械軸16,1
7,18との間には減速ギヤ13,14,15が介設さ
れているため、この減速ギヤ13,14,15のギヤ比
(例えば1/4)に応じて、原点近接スイッチ22,2
3,24から検出原点パルスPDOが出力される時間間隔
の方が、ロータリエンコーダ26,27,28からZ相
パルスPDZが出力される時間間隔よりも長くなる(図3
参照)。
【0019】一方、位置決めコントローラ4,5,6に
入力される上記の基準パルスPK は、基準となる図示し
ない機械のサーボモータ(例えば折機が速度一定制御さ
れているような場合には同折機のサーボモータ)に備え
たインクリメンタリ形のロータリエンコーダから出力さ
れる検出パルス(A相パルスPKA、B相パルスPKB、Z
相パルスPKZ)とする。また、上記の基準原点パルスP
KOは、基準となる図示しない機械の機械軸の原点を検出
する原点近接スイッチから出力される検出原点パルスと
する。或いは、全体コントローラ25等にパルス発振器
を備え、このパルス発振器から、基準パルスPK (A相
パルスPKA、B相パルスPKB、Z相パルスPKZ)や基準
原点パルスPKOに相当するパルスを出力するようにして
もよい。なお、前者の場合には基準側の機械軸が折機等
の実際の機械軸となり、後者の場合には基準側の機械軸
がパルス発振器による仮想的な機械軸となる。
【0020】ここで、位置決めコントローラ4,5,6
について詳細に説明する。なお、位置決めコントローラ
4,5,6の構成は同一であるため、ここでは位置決め
コントローラ4を例に挙げて図2に基づき説明する。
【0021】図2に示すように、位置決めコントローラ
4は、加算部31、逓倍部32,33、カウンタ34,
35、偏差カウンタ36、誤差補正部37、桁数変換部
38、PI演算部39、誤差検出部40,41及び位置
記憶部42,43を有している。
【0022】位置決めコントローラ4に入力された基準
パルスPK (A相パルスPKA、B相パルスPKB)と検出
パルスPD (A相パルスPDA、B相パルスPDB)は、逓
倍部32,33でそれぞれ逓倍された後、偏差カウンタ
36とカウンタ34,35とに入力される。逓倍部3
2,33では、制御精度向上のために90度位相差の2
信号を4逓倍する。
【0023】アップ・ダウンカウンタである偏差カウン
タ36では、基準パルスPK 及び検出パルスPD をアッ
プ・ダウンカウントすることにより、基準パルスPK
検出パルスPD との差である偏差カウント値Cを求め、
この偏差カウント値Cを誤差補正部37へ出力する。
【0024】この偏差カウント値Cは、基準側の実際の
又は仮想的な機械軸と検出側の機械軸16の位相(角
度)が一定の関係に保持されていれば、即ち、検出側の
機械軸16がレジスタ位置に保持されていればゼロとな
るが、基準側の機械軸と検出側の機械軸16の位相(角
度)にずれが生じたときには、この位相のずれに応じた
値となる。従って、この偏差カウント値Cに基づき、加
算部31で速度指令Vを補正して修正速度指令VS を求
め、この修正速度指令VS に基づいてモータ10,1
1,12の速度調整(加速又は減速)を行うことによ
り、上記位相のずれを補正することができる。
【0025】また、誤差補正部37では、偏差カウンタ
36から入力した偏差カウント値Cを、誤差検出部4
0,41から入力した基準カウント誤差値CKG及び検出
カウント誤差値CDG、又は、位置記憶部42,43から
入力した検出側位置CA 及び基準側位置CB に基づいて
補正し、この補正偏差カウント値CH を桁数変換部38
へ出力する。
【0026】桁数変換部38では、誤差補正部37から
入力した補正偏差カウント値CH に対して桁数変換を行
い、この桁数変換後の補正偏差カウント値CHHをPI演
算部39へ出力する。誤差補正部37からの出力値は桁
数が大きいため、桁数変換部38では、この桁長をPI
演算部39でPI演算し易いように減らす。
【0027】PI演算部39では、桁数変換部38から
入力した補正偏差カウント値CHHをPI(比例積分)演
算して補正速度VH を求め、この補正速度VH を加算部
31へ出力する。
【0028】加算部31では、PI演算部39から入力
した補正速度VH を速度指令Vに加えて(加算又は減算
して)修正速度指令VS を求め、この修正速度指令VS
をサーボドライバ7(図1参照)へ出力する。
【0029】一方、カウンタ34,35は入力パルスを
カウントし続ける単なるカウンタであり、カウンタ34
では、基準パルスPK (A相パルスPKA、B相パルスP
KB)をカウントし続けて、このカウント値を誤差検出部
40及び位置記憶部42へ出力し、カウンタ35では、
検出パルスPD (A相パルスPDA、B相パルスPDB)を
カウントし続けて、このカウント値を誤差検出部41及
び位置記憶部43へ出力する。
【0030】誤差検出部40では、基準原点パルスPKO
を入力した後に最初に基準パルスP K (Z相パルス
KZ)を入力する毎に、即ち、基準側の機械軸の原点を
検出をする毎に、カウンタ34から入力したカウント値
をゼロクリアして鋸歯状の波形を得るようになっている
(図3参照)。そして、誤差検出部40では、基準側の
ロータリエンコーダ或いはパルス発振器が正常な状態に
おける基準パルスPK (A相パルスPKA、B相パルスP
KB)のカウント値、即ち、基準側の機械軸の原点を検出
をしてから次に同原点を検出するまでの間のカウント値
を基準パルス規定値として予め記憶しており、この基準
パルス規定値と上記カウント値とを、基準原点パルスP
KOを入力した後に最初に基準パルスPK (Z相パルスP
KZ)を入力する毎に比較して、両者の差を求め、この差
を基準カウント誤差値CKGとして誤差補正部37へ出力
する。
【0031】つまり、基準側のロータリエンコーダ或い
はパルス発振器が正常なときには、基準パルス規定値と
カウント値とが等しくなるため、基準カウント誤差値C
KGはゼロとなるが、前記ロータリエンコーダ或いはパル
ス発振器にノイズ混入やパルス欠け等の不具合があった
ときには、基準パルス規定値とカウント値とに差が生じ
るため、基準カウント誤差値CKGは上記不具合に応じた
正負の値となる。
【0032】従って、誤差補正部37において、この基
準カウント誤差値CKGに基づき偏差カウント値Cを補正
すれば、このときの偏差カウント値Cに含まれている上
記不具合の影響(誤差成分)を取り除くことができる。
【0033】同様に、誤差検出部41では、検出原点パ
ルスPDOを入力した後に最初に検出パルスPD (Z相パ
ルスPDZ)を入力する毎に、即ち、検出側の機械軸16
の原点を検出をする毎に、カウンタ35から入力したカ
ウント値をゼロクリアして鋸歯状の波形を得るようにな
っている(図3参照)。そして、誤差検出部41では、
ロータリエンコーダ26(図1参照)が正常な状態にお
ける検出パルスPD (A相パルスPDA、B相パルス
DB)のカウント値、即ち、検出側の機械軸16の原点
を検出をしてから次に同原点を検出するまでの間のカウ
ント値を検出パルス規定値として予め記憶しており、こ
の検出パルス規定値と上記カウント値とを、検出原点パ
ルスPDOを入力した後に最初に検出パルスPD (Z相パ
ルスPDZ)を入力する毎に比較して、両者の差を求め、
この差を検出カウント誤差値CDGとして誤差補正部37
へ出力する。
【0034】つまり、ロータリエンコーダ26が正常な
ときには、検出パルス規定値とカウント値とが等しくな
るため、検出カウント誤差値CDGはゼロとなるが、ロー
タリエンコーダ26にノイズ混入やパルス欠け等の不具
合があったときには、検出パルス規定値とカウント値と
に差が生じるため、検出カウント誤差値CDGは上記不具
合に応じた正負の値となる。
【0035】従って、誤差補正部37において、この検
出カウント誤差値CDGに基づき偏差カウント値Cを補正
すれば、このときの偏差カウント値Cに含まれている上
記不具合の影響(誤差成分)を取り除くことができる。
【0036】そして、更に、本位置決めコントローラ4
には、印刷機1を、他の印刷機2,3の連動運転に途中
から参加させることができるようにするため、位置記憶
部42,43を備えている。
【0037】これらの位置記憶部42,43では、基準
側の実際の又は仮想的な機械軸の位置と、検出側の機械
軸16の位置とを記憶する。つまり、それぞれの機械軸
の原点が所定位置(原点近接スイッチを設けた位置)を
通過したときに、互いの、即ち、基準側は検出側のカウ
ント値、検出側は基準側のカウント値を見にいけば、相
手の位置が分かり、相手の位置が分かれば同期引き込み
をすることができる。
【0038】そこで、図3に例示したように、位置記憶
部43では、検出原点パルスPDOを入力した後に最初に
検出パルスPD (Z相パルスPDZ)を入力する毎に、即
ち、検出側の機械軸16の原点を検出をする毎に、カウ
ンタ35から入力したカウント値をゼロクリアして鋸歯
状の波形を得るようになっている。そして、位置記憶部
43では、基準原点パルスPKOを入力した後に最初に基
準パルスPK (Z相パルスPKZ)を入力したときに、即
ち、基準側の機械軸の原点を検出をしたときに、検出パ
ルスPD のカウント値を見て、このときのカウント値C
A を記憶し、このカウント値を検出側位置CA として誤
差補正部37へ出力する。
【0039】その結果、この検出側位置(カウント値)
A を、レジスタ位置(即ちレジスタ位置を表す所定の
カウント値)RA にするように補正が行われて、印刷機
1が同期引き込みされる。
【0040】つまり、誤差補正部37では、検出側位置
A に基づき偏差カウント値Cを補正して補正偏差カウ
ント値CH を求め、桁数変換部38では、この補正偏差
カウント値CH を桁数変換して補正偏差カウント値CHH
を求め、PI演算部39では、この補正偏差カウント値
HHをPI演算して補正速度VH を求める。そして、加
算部31では、この補正速度VH を速度指令Vに加えて
(加算又は減算して)、修正速度指令VS を求める。
【0041】そして、この修正速度指令VS に基づいて
印刷機1のシリンダ1a(機械軸16)の回転速度が加
速又は減速されることにより、ついには、図4に示すよ
うに、基準側の機械軸の原点が検出されたときに、検出
側の機械軸16はレジスタ位置RA となる。かくして、
印刷機1は同期引き込みされる。
【0042】また、位置記憶部42では、検出原点パル
スPDOを入力した後に最初に検出パルスPD (Z相パル
スPDZ)を入力する毎に、即ち、検出側の機械軸16の
原点を検出をする毎に、カウンタ34から入力したカウ
ント値をゼロクリアして鋸歯状の波形を得るようになっ
ている。そして、位置記憶部42では、検出原点パルス
DOを入力した後に最初に検出パルスPD (Z相パルス
DZ)を入力したときに、即ち、検出側の機械軸16の
原点を検出したときに、基準パルスPK のカウント値を
見て、このときのカウント値を基準側位置CB として誤
差補正部37へ出力する。
【0043】その結果、この基準側位置(カウント値)
B を、レジスタ位置に対応する位置(即ちレジスタ位
置に対応する位置を表す所定のカウント値)RB にする
ように補正が行われて、印刷機1が同期引き込みされ
る。
【0044】つまり、誤差補正部37では、基準側位置
B に基づき偏差カウント値Cを補正して補正偏差カウ
ント値CH を求め、桁数変換部38では、この補正偏差
カウント値CH を桁数変換して補正偏差カウント値CHH
を求め、PI演算部39では、この補正偏差カウント値
HHをPI演算して補正速度VH を求める。そして、加
算部31では、この補正速度VH を速度指令Vに加えて
(加算又は減算して)、修正速度指令VS を求める。
【0045】そして、この修正速度指令VS に基づいて
印刷機1のシリンダ1a(機械軸16)の回転速度が加
速又は減速されることにより、ついには、図4に示すよ
うに、検出側の機械軸16の原点が検出されたときに、
基準側の機械軸はレジスタ位置に対応する位置RB とな
る。勿論、このとき、基準側の機械軸の原点が検出され
たときの検出側の機械軸16の位置は、レジスタ位置R
A となる。かくして、印刷機1は同期引き込みされる。
【0046】なお、上記では、位置記憶部42,43の
両方を用いて同期引き込み制御を行うようになうように
しているが、これに限定するものではなく、位置記憶部
42,43の何れか一方だけを用いて同期引き込み制御
を行うようにしてもよい。
【0047】また、上記では、印刷機1の同期引き込み
について説明したが、勿論、印刷機2,3の同期引き込
みも、印刷機1の場合と同様に行うことができる。
【0048】以上のように、本実施の形態の同期制御装
置によれば、検出パルスPD をカウントし、且つ、この
カウント値を検出側の機械軸16,17又は18の原点
を検出する毎にゼロクリアするとともに、基準側の機械
軸の原点が検出されたときの前記カウント値を見て検出
側位置CA を求め、この検出側位置CA をレジスタ位置
A にするように偏差カウント値Cを補正する、また
は、基準パルスPK をカウントし、且つ、このカウント
値を基準側の機械軸の原点を検出する毎にゼロクリアす
るとともに、検出側の機械軸16,17又は18の原点
が検出されたときの前記カウント値を見て基準側位置C
B を求め、この基準側位置CB をレジスタ位置に対応す
る位置RB にするように偏差カウント値Cを補正するこ
とにより、印刷機1,2,3の同期引き込みが可能であ
る。
【0049】このため、印刷機1,2,3の連動運転を
行う前に原点合わせを行う必要がなく、効率よく印刷機
1,2,3を運転することができる。即ち、印刷開始前
に原点合わせを行うために数十秒の準備時間を要するこ
とは操業のデメリットであるが、かかるデメリットを解
消して効率よく印刷を行うことができる。
【0050】また、何れかの印刷機を、他の印刷機の連
動運転に途中から参加させることができる。例えば、印
刷機2,3が連動運転中でも、この連動運転に途中から
印刷機1を参加させることができる。読者サービスのた
めに各新聞社とも地方版に力を入れており、地方版は細
分化され、数千部単位でしか印刷されない。このため、
版を交換する度に印刷機の運転を停止していたのでは稼
働率が上がらない。
【0051】これに対し、本実施の形態では、連動運転
中に1台の印刷機だけが連動運転から抜け出たり、途中
から他の印刷機の連動運転に参加したりすることができ
るため、次のような効果が得られる。
【0052】 前の版の印刷中に次の版を装着してお
くことができる。 印刷機停止→版掛け→印刷機再始動の時間と損紙と
を省くことができる。
【0053】また、同期制御装置に既に検出パルスや基
準パルスのカウント誤差を検出する機能を備えている場
合には、原点通過の瞬間の互いの角度(位置)を記憶し
て補正する機能を追加すればよく、本発明の同期制御装
置の実現が容易である。
【0054】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、本発明の同期制御装置によれば、複数
のモータによって回転駆動される複数の第1機械軸の回
転に応じた検出パルスを出力する複数のロータリエンコ
ーダと、基準となる実際の又は仮想の第2機械軸の回転
に応じた基準パルスを出力する手段とを有し、前記検出
パルスと前記基準パルスとの差である偏差カウント値を
求めるとともに、この偏差カウント値に応じた補正速度
を所定の速度指令に加えて修正速度指令を求め、この修
正速度指令に基づいて前記モータをそれぞれ速度制御す
る同期制御装置において、前記検出パルスをカウント
し、且つ、このカウント値を前記第1機械軸の原点を検
出する毎にゼロクリアするとともに、前記第2機械軸の
原点が検出されたときの前記カウント値を見て検出側位
置を求め、この検出側位置を所定位置にするように前記
偏差カウント値を補正する、または、前記基準パルスを
カウントし、且つ、このカウント値を前記第2機械軸の
原点を検出する毎にゼロクリアするとともに、前記第1
機械軸の原点が検出されたときの前記カウント値を見て
基準側位置を求め、この基準側位置を前記所定位置に対
応する位置にするように前記偏差カウント値を補正する
よう構成したことにより、複数の機械の同期引き込みが
可能である。
【0055】このため、複数の機械の連動運転を行う前
に原点合わせを行う必要がなく、また、連動運転中に1
台の機械だけが連動運転から抜け出たり、途中から他の
機械の連動運転に参加させたりすることができる。従っ
て、複数の機械を効率よく運転することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1に示す位置決めコントローラの構成を示す
ブロック図である。
【図3】前記位置決めコントローラの動作説明図であ
る。
【図4】前記位置決めコントローラの動作説明図であ
る。
【符号の説明】
1,2,3 印刷機 1a,2a,3a シリンダ 4,5,6 位置決めコントローラ 7,8,9 サーボドライバ 10,11,12 サーボモータ 13,14,15 減速ギヤ 16,17,18 機械軸 19,20,21 被検出部 22,23,24 原点近接スイッチ 25 全体コントローラ 25,26,27 ロータリエンコーダ 31 加算部 32,33 逓倍部 34,35 カウンタ 36 偏差カウンタ 37 誤差補正部 38 桁数変換部 39 PI演算部 40,41 誤差検出部 42,43 位置記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C250 EA04 EA13 EA18 5H303 AA30 BB01 BB14 BB20 DD01 FF01 FF10 FF16 FF20 GG02 GG20 HH01 HH05 HH09 KK02 KK14 KK18 LL09 QQ08 5H550 AA20 BB10 DD01 DD10 EE10 FF01 GG02 GG03 HB01 HB11 JJ11 JJ12 JJ17 JJ24 LL07 LL36 MM19 PP02 5H572 AA20 BB10 DD01 DD10 EE01 FF02 GG01 GG02 HB01 HB11 JJ11 JJ13 JJ17 JJ24 LL07 LL33 MM18 PP01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のモータによって回転駆動される複
    数の第1機械軸の回転に応じた検出パルスを出力する複
    数のロータリエンコーダと、 基準となる実際の又は仮想の第2機械軸の回転に応じた
    基準パルスを出力する手段とを有し、 前記検出パルスと前記基準パルスとの差である偏差カウ
    ント値を求めるとともに、この偏差カウント値に応じた
    補正速度を所定の速度指令に加えて修正速度指令を求
    め、この修正速度指令に基づいて前記モータをそれぞれ
    速度制御する同期制御装置において、 前記検出パルスをカウントし、且つ、このカウント値を
    前記第1機械軸の原点を検出する毎にゼロクリアすると
    ともに、前記第2機械軸の原点が検出されたときの前記
    カウント値を見て検出側位置を求め、この検出側位置を
    所定位置にするように前記偏差カウント値を補正する、 または、前記基準パルスをカウントし、且つ、このカウ
    ント値を前記第2機械軸の原点を検出する毎にゼロクリ
    アするとともに、前記第1機械軸の原点が検出されたと
    きの前記カウント値を見て基準側位置を求め、この基準
    側位置を前記所定位置に対応する位置にするように前記
    偏差カウント値を補正するよう構成したことを特徴とす
    る同期制御装置。
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