JP2000346982A - 液中切断装置 - Google Patents

液中切断装置

Info

Publication number
JP2000346982A
JP2000346982A JP11159011A JP15901199A JP2000346982A JP 2000346982 A JP2000346982 A JP 2000346982A JP 11159011 A JP11159011 A JP 11159011A JP 15901199 A JP15901199 A JP 15901199A JP 2000346982 A JP2000346982 A JP 2000346982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mast
cutting
torch
gas
hood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11159011A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3092619B1 (ja
Inventor
Koichi Adachi
浩一 足立
Nobuhiko Sugawara
宣彦 菅原
Koichi Kotani
皓市 小谷
Takao Shimura
孝夫 志村
Tatsuyuki Omote
龍之 表
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP11159011A priority Critical patent/JP3092619B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3092619B1 publication Critical patent/JP3092619B1/ja
Publication of JP2000346982A publication Critical patent/JP2000346982A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Arc Welding In General (AREA)
  • Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】水中切断装置の切断アクチュエータのメンテナ
ンス作業を短時間で行う。 【解決手段】原子炉内の構造物類の水中切断装置におい
て、プラズマトーチ7を保持するトーチマスト6bとガ
ス回収フード11を保持するフードマスト6aを別構造
にし、トーチマスト6bにヒンジ15を設けた構成によ
り、プラズマトーチ7をメンテナンスする時、連結具1
2を開放して、フードマスト6aとトーチマスト6bを
切り離し、プラズマトーチ7及びトーチマスト6bをジ
ブクレーン13を用いて気中に引き上げ、高放射線量源
であるガス回収フード11を常に水中に置いて、プラズ
マトーチ7のメンテナンス時の作業員の放射線被曝を低
減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液中で切断作業に
供せられる液中切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントの予防保全或いは廃
止措置における解体作業で原子炉内構造物,大型容器、
及び多種の形状を有した機器類の切断作業を、解体後の
構造物のかさばりを少なくして減容を高効率に且つ放射
線被曝の観点で安全に行うためには、水中で行う。
【0003】言い換えれば、原子力発電プラント内で既
設構造物,大型容器,機器類の切断作業を行う場合、切
断対象は、放射化されている又は、放射性物質が付着し
ている場合が多いため、放射線の遮蔽と放射性物質の飛
散防止を目的として、水中で切断作業が行われる。
【0004】そのため、切断装置は、装置の一部もしく
は全体を水中に沈めて遠隔操作で切断作業を行う。
【0005】しかし、実際に切断作業を行う切断アクチ
ュエータのメンテナンスは気中で行われるため、切断装
置全体を気中に引き上げるか、切断アクチュエータを水
中で切断装置から切り離して単体で気中に引き上げる必
要がある。
【0006】しかし、メンテナンスを終了して切断作業
を再開する場合、切断装置もしくは切断アクチュエータ
の再設定に多大な時間を要する。
【0007】また、切断装置で熱切断工法など切断時に
ガスを発生する可能性がある工法を採用する場合の発生
ガスを回収する方法が、特開平10−293191号及び特開平
11−23791号公報にそれぞれ集気カバー,ガス回収フー
ドとして開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、実際に
切断作業を行う切断アクチュエータのメンテナンスは気
中で行われるため、切断装置全体を気中に引き上げる
か、切断アクチュエータを水中で切断装置から切り離し
て単体で気中に引き上げる必要がある。
【0009】しかし、切断装置全体を気中に引き上げる
作業や水中で切断アクチュエータを切断装置全体から切
り離す作業が困難で時間がかかる上、メンテナンスを終
了して切断作業を再開する場合、切断装置もしくは切断
アクチュエータの再設定に多大な時間を要する。
【0010】それに加えて、公知の集気カバーは、水面
近くに設置されるため、気泡の上昇が遅い場合や、液体
プール内の流れによりガスが拡散する場合などでは特に
気泡の回収効率が悪いという課題がある。
【0011】また、後者のガス回収フードは、ガス発生
源近くの上方に設定されることから、回収効率は高くな
るが、放射性物質を含んだガスを回収する過程で、狭隘
部分等に放射性物質が付着し、高線量源となる。
【0012】さらに、ガス回収フードと切断アクチュエ
ータが一体化構造の場合、切断アクチュエータのメンテ
ナンス時に高線量源であるガス回収フードが気中に上が
り、メンテナンスを行う作業者の放射線被曝線量が増加
するという課題が生じる。
【0013】そのため、切断アクチュエータを切断装置
本体から切り離さずに気中に引き上げる構造が必要であ
る。この場合、メンテナンス終了後、切断作業を再開す
るまでに要する時間は、大幅に減少することになる。
【0014】このように、原子力発電プラント内におけ
る構造物類を液体プール中で遠隔切断する装置におい
て、切断アクチュエータのメンテナンスを短時間で、被
曝線量当量を少なく、安全に行うためには、以下のよう
な課題がある。
【0015】(1)切断アクチュエータのメンテナンス
を行う場合、切断装置本体、もしくは切断アクチュエー
タ単体を気中に引き上げる必要があるため、メンテナン
ス終了後の装置の再設定に時間を要する。
【0016】(2)切断アクチュエータに熱切断工法を
採用し、切断時に発生するガスを回収するためのガス回
収フードを搭載した切断装置において、放射性物質を含
んだガスを回収する過程で、ガス回収フードの狭隘部に
放射性物質が付着し、高線量源となる。
【0017】(3)高線量源である回収フードと切断ア
クチュエータが一体化構造の場合、切断アクチュエータ
のメンテナンス時に回収フードが気中に上がり、メンテ
ナンスを行う作業者の被曝線量当量が増加する。
【0018】従って、本発明の主目的は、液体プール中
の切断装置の切断アクチュエータのメンテナンスを短時
間に行うことである。
【0019】その他の目的としては、前記主目的に加え
て、切断アクチュエータを切断装置本体から切り離さず
に、切断アクチュエータを含む限定した部分のみ気中に
引き上げる構造を提供し、切断アクチュエータのメンテ
ナンス時の放射線被曝線量を少なく、安全に行うことで
ある。
【0020】更には、前記主目的に加えて、切断時に発
生するガスを回収するためのガス回収フードを搭載した
切断装置の高線量源化を低減することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】第1手段は、液体プール
を跨いで動く走行台車と、前記走行台車に装備されて前
記走行台車の動く方向と直交する方向に動く横行台車
と、前記横行台車に装備されていて切断アクチュエータ
を支持する保持機構と、前記保持機構の少なくとも一部
分を前記切断アクチュエータごと上下方向に回転自在と
する回転機構とを備えた液中切断装置であり、切断アク
チュエータを保持する保持機構(マスト)を上下方向に
回転させて折り曲げて、切断アクチュエータを切断装置
全体から切り離さずに、切断アクチュエータを液体プー
ル液中から液面上の気中に引き上げて切断アクチュエー
タのメンテナンスを行い、メンテナンス後の切断アクチ
ュエータは保持機構を逆方向に回転させて液体プール液
中に入れて切断作業再開可能とし、メンテナンスのため
の作業時間を短縮する作用効果を得る。
【0022】第2手段は、第1手段において、切断時に
発生するガスを回収するガス回収フードを切断アクチュ
エータの保持機構とは別の他の保持機構に支持してある
液中切断装置であり、第1手段による作用効果に加え
て、切断アクチュエータに熱切断工法を採用した場合に
生じる切断時の発生ガスを回収するためのガス回収フー
ドの保持機構と切断アクチュエータの保持機構を別別に
して、消耗や不具合の発生で切断アクチュエータの本
体、もしくは一部を交換する時、ガス回収フードとその
保持機構とを液中に残したままで切断アクチュエータ及
びその保持機構のみを気中に引き上げ、切断アクチュエ
ータのメンテナンス作業を行うことで、放射性物質が付
着したガス回収フードが同時に気中に出てきて作業員が
放射線被曝を受け易く成るという状況を避けて、安全に
切断アクチュエータのメンテナンス作業できる作用効果
が得られる。
【0023】第3手段は、第2手段において、ガス回収
フードの保持機構は中空断面の管状構造物であり、前記
中空断面内が前記ガス回収フードに連通接続されて前記
管状構造物が前記ガス回収フードからのガスの排出通路
として兼ねている液中切断装置であり、第2手段による
作用効果に加えて、ガス回収フード上端からのガスを排
出する通路に保持機構を兼用させることができるから、
新たにフレキシブルなガス回収ホースを採用して放射線
物質で汚染される部品を増やすことがなく、またガス回
収ホースが振動源となって切断アクチュエータの切断精
度に悪影響を与えることもなく、作業員の放射線被曝低
減と、精度のよい切断作業に貢献できるという作用効果
が得られる。
【0024】第4手段は、第3手段において、管状構造
物内を洗浄する手段を備えた液中切断装置であり、第3
手段による作用効果に加えて、管状構造物内を洗浄する
手段で管状構造物内及び管状構造物とガス回収フードと
の取り合い部等の狭隘部を洗浄して、管状構造物内及び
管状構造物とガス回収フードとの取り合い部等の狭隘部
に付着した放射線物質を除却することにより、切断装置
の雰囲気線量を低減することが可能となり、切断作業時
や装置本体のメンテナンス時の作業員の放射線被曝量が
低減する作用効果が得られる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の各実施例につ
いて図面を参照して説明する。
【0026】第1実施例は以下のとおりである。
【0027】本発明の各実施例共通であるが、原子炉が
納められている原子炉建屋内のプールA内に水を入れ
て、そのプールAの水中で被切断材8として、原子炉圧
力容器から取出した炉内構造物を置いて、その被切断材
8を切断装置で水中切断する実施例を示している。
【0028】図1及び図2に切断アクチュエータに水中
で用いられるプラズマトーチ7が採用された水中プラズ
マ切断装置を示す。
【0029】以下では、本発明の実施例として水中プラ
ズマ切断装置を用いて説明するが、必ずしも切断工法
は、水中プラズマ切断工法に限定されるものではなく、
他の熱切断工法,機械式切断工法なども含むものであ
る。
【0030】図1,図2において1はプールAの両脇に
固定された走行レールである。同じく2はプールAを跨
いで走行レール1上を走行レール1沿いに走行する走行
台車であり、その走行台車2に横行レール3が走行レー
ル1と直交する方向に固定されている。
【0031】図1,図2において4は横行レール3を横
行レール3沿いに走行する横行台車であり、横行台車4
にはマスト駆動装置5を介してマスト6が装備されてい
る。走行台車2および横行台車4の走行機能によりマス
ト6は、プールA面上の任意の場所に動ける。
【0032】マスト駆動装置5はマスト6をマスト6の
長手方向のマスト中心軸周りに旋回できるように駆動
し、更にはマスト6を昇降方向に駆動するようにマスト
6と組み合わされている。このため、マスト6は、昇降
運動および旋回運動を行える。そのマスト6の下端に備
え付けられているプラズマトーチ7は、プラズマ電源装
置(図中には示さず)から供給された電源で被切断材8
間でメインアーク9を発生させ、その熱エネルギで被切
断材8の切断を行う。
【0033】また、マスト6にプラズマトーチ7がトー
チ首振り機構10を介して取り付けられているので、プ
ラズマトーチ7の向きがトーチ首振り機構10によっ
て、上下方向の向き角度であるトーチ仰角を任意に変更
できる。
【0034】プラズマトーチ7は、走行台車2と横行台
車4との各走行動作、及びマスト駆動装置5によるマス
ト6の旋回及び昇降の各動作、並びにトーチ首振り機構
10による上下方向の向きを変える動作との計5動作に
よって自由に位置及び姿勢を変更できる。
【0035】プラズマトーチ7先端の自由度は、先述の
計5動作による計5自由度となり、複雑な形状を有する
被切断材8も切断することができる。
【0036】また、プラズマトーチ7の可動範囲につい
ても、先に述べた計5動作の組み合わせで、プールA水
中の任意の場所に移動することができ、プールAに入る
範囲の大型構造物の切断が可能である。
【0037】マスト6はマスト駆動装置5の下方部位
が、それより上方の部位とヒンジ15で上下方向へ回転
自在に接続されている。
【0038】そのヒンジ15がマスト6の少なくとも一
部を回転させる回転機構の構成として採用される。マス
ト6はヒンジ15部で回転することによりマスト6の全
長の途中で折れ曲がることができる。
【0039】そのヒンジ15にはヒンジ15による回転
を許容したり阻止したりできるヒンジストッパー22を
備えている。
【0040】このヒンジストッパー22は、図7のよう
に、筒状をしており、その筒状内側にヒンジ15とヒン
ジ15の上方と下方のマスト6部分を包含し、ヒンジ1
5の上方と下方のマスト6部分に形成したネジに筒状内
側に形成したネジを螺合させてヒンジ15より上方のマ
スト6部分に対してその下方部分がヒンジ15を中心に
した回転を起こさないように一体に固定する(以下、単
にヒンジストッパー22の固定作業という。)。
【0041】その固定を開放してヒンジ15より下方の
マスト6部分が回転できるようにするにはヒンジストッ
パー22を回転させることで、図7のように、下方へネ
ジ送りし、ついにはマスト6に固定した落下防止突起2
7に受け止めさせる(以下、単にヒンジストッパー22
の開放作業という。)。
【0042】このようにすると、ヒンジ15よりも下方
のマスト6部分がヒンジ15を中心に図7のように上方
へ回転してマスト6がヒンジ15の部分で折り曲げられ
る状態となる。
【0043】ガス回収フード11はヒンジ15よりも下
方のマスト6部分に固定装備されている。
【0044】そのガス回収フード11にはガス回収ホー
ス18がフード内側に連通するように接続される。この
ガス回収ホース18はガス回収フード11からガス処理
システムに回収したガスを送れるようにして接続され
て、そのガスはガス処理システムによって浄化される。
【0045】マスト6は図2のようにガス回収フード1
1の下方にまで延長され、その延長部分は直角に水平方
向と垂直方向に曲げられて、プラズマトーチ7の突端が
ガス回収フード11の中心直下に近く成る配置として、
ガス14を確実に回収できるようにする。
【0046】プラズマトーチ7は前述のマスト6下端の
延長部分に装備されるが、その装備に当たっては先述の
トーチ首振り機構10を介して上下方向の向き角度が調
整可能にされる。
【0047】プラズマトーチ7を用いて水中で切断作業
を行うと、二次生成物としてガス14が発生する。これ
はプラズマを発生させるために放出するガスやプールA
の水が電気分解されて発生するガス等から構成される。
このガス14は、高放射線量を帯びた被切断材8の細か
い溶けかすを巻き込んで上昇するため、気中に放出させ
ると作業者の放射線被曝線量当量が増加する。このた
め、プラズマトーチ7の上方にそのガス14を回収する
ガス回収フード11を設け、プールA内での水中切断作
業時に発生するガス14を回収してガス回収ホース18
を通してガス処理システムに送る。ガス処理システムで
は、送られてきたガスをフイルターや脱塩器等に通して
浄化する。
【0048】このように、第1実施例では、先述の計5
自由度をもってプラズマトーチ7の位置と姿勢を制御し
てプールA内の被切断材8を細断し、扱い易く且つ被切
断材8を廃棄する際に廃棄場所に大きな空間を必要とし
ないように減容する。
【0049】このような水中切断作業において発生した
ガス14は、プールA水面に広がる前に水中で、且つガ
ス発生源、即ち切断作業中の箇所の近くで確実にガス回
収フード11で回収してガス処理システムで浄化して放
射線被曝の低減を実現する。ここで、プラズマトーチ7
の消耗や不具合の発生でプラズマトーチ7のメンテナン
スが必要な場合にプラズマトーチ7をプールAの水中か
ら水面上方の気中に引き上げる方法の概略を図6,図7
に示す。
【0050】まず、水中切断作業中にあっては、ヒンジ
ストッパー22はヒンジストッパー22の固定作業によ
ってヒンジ15部での回転動作が阻止され、マスト6は
上部から下部に至るまで一本の剛性の高い状態となって
プラズマトーチ7をふらつかせることなく正確な位置に
確実に保持しているので、そのヒンジストッパー22を
開放する作業、即ち先述のヒンジストッパー22の開放
作業を実施する。
【0051】ヒンジストッパー22の開放作業を実施す
ると、ヒンジ15の下方にヒンジストッパー22が後退
するので、ヒンジ15を中心にしてヒンジ15より下方
のマスト6部分が回転できる状態となる。
【0052】その状態にした後に、ヒンジ15より下方
のマスト6部分に予め固定しておいた吊り環23に、チ
ェーンブロック21から吊り降ろしたフックを引っかけ
る。このチェーンブロック21は走行台車2に取り付け
た支柱へ図6のB矢印のように水平回転自在に組み付け
たジブクレーン13に装備されている。
【0053】ヒンジストッパー22や吊り環23がプー
ルAの水中に水没している場合には、予め、マスト駆動
機構5によってマスト6を上昇させて水面より上方にヒ
ンジストッパー22や吊り環23を位置させる。このこ
とによって、ヒンジストッパー22や吊り環23に係る
前述の作業を水中作業としなくて済み、作業が迅速且つ
容易に行える。
【0054】ヒンジストッパー22の開放作業とチェー
ンブロック21のフックの吊り環23への引っかけ作業
を行った後に、チェーンブロック21を操作してヒンジ
15よりも下方のマスト6部分を吊り上げるようにして
引き上げる。
【0055】この引き上げによって、マスト6の下部は
ヒンジ15を中心に上方、即ち図6のハッチングを施し
た矢印の方向へ回転して折れ曲がり、プラズマトーチ7
がプールAの水面上方の気中に至る。
【0056】この引き上げに際してはヒンジ15に無理
な力が極力かからないようにジブクレーン13を水平回
転させてヒンジ15の回転軸周りとは別の向きの力が無
理にかかることを防止する。
【0057】その後に、気中でプラズマトーチ7のメン
テナンスを行い、そのプラズマトーチ7のメンテナンス
が終了した後に、プラズマトーチ7を気中に引き上げる
のとは逆の手順でプラズマトーチ7の水中への再設定を
行う。
【0058】つまり、ジブクレーン13のチェーンブロ
ック21を操作してヒンジ15よりも下方のマスト6部
分をプラズマトーチ7ごと吊り降ろすようにしてヒンジ
15を中心に下方へ回転させ、ヒンジ15よりも下方の
マスト6部分をヒンジ15よりも上方のマスト6部分と
一直線に合わせる。
【0059】次に、ヒンジストパー22の固定作業を行
って、ヒンジ15部でマスト6がふらつかないように高
い剛性を発揮できるようにする。更には、吊り環23か
らチェーンブロック21のフックを外して、プラズマト
ーチ7の位置と姿勢を切断開始位置で再度設定する。そ
の後に、切断作業を引き続いて行う。
【0060】以上のように、プラズマトーチ7のメンテ
ナンス作業が気中で行え、水中に比べて短時間で放射線
被曝低減にも貢献して安全にできる。
【0061】この実施例によれば、更に、マスト6を上
昇させないでもマストを折り曲げるようにしてプラズマ
トーチ7を水中から気中に持ってこられるので、マスト
6を上昇させて気中にプラズマトーチ7を持って来るこ
とができないような低い天井の空間で囲われていてもそ
の天井との干渉や天井の撤去作業の必要性なくしてプラ
ズマトーチ7のメンテナンスができる。
【0062】ここでいう低い天井の空間とは、水中切断
作業を水でカバーして行うにもかかわらずさらにプール
Aの上方に切断装置全体を覆うように簡易なビニールテ
ントのような覆いを用いて作業エリアを作業影響が周囲
の環境に拡散し難いように隔離する場合に発生する。
【0063】このような実施例では、メンテナンス時に
プラズマトーチ7を気中に引き上げる際、ガス回収フー
ド11も同時に気中に引き上げられる。
【0064】このガス回収フード11は、切断時に発生
する高放射線物質を含んだガスを回収する過程で、狭隘
部等に放射性物質が付着し、高放射線量源となる。従っ
て、プラズマトーチ7のメンテナンスを行う作業者は、
常にガス回収フード11からの放射線を浴びながら作業
しなければならず、作業者の被曝線量が増大する問題が
ある。
【0065】このような問題を解決するために、第1実
施例を一部改善した第2実施例を以下に説明する。
【0066】第2実施例では第1実施例と共通する部分
が多数あるので、共通しない部分を以下に説明し、共通
する部分は第1実施例と同様なので説明を省略する。
【0067】図3において、マスト6は、走行台車2と
横行台車4とでプールAの上方で水平二次元方向に移動
し、横行台車4に支持されたマスト駆動機構5で昇降動
作と旋回動作も行う。
【0068】そのマスト6は、マスト駆動機構5の上方
に出ているマスト6部分と連続しているマスト駆動機構
5の下方へ垂直に延長されたフードマスト6a部と、そ
のフードマスト6a部にヒンジ15を介して上下方向へ
回転自在に接続したトーチマスト6b部分とから構成さ
れている。
【0069】そのマスト駆動機構5の上方に出ているマ
スト6部分と、それに連続しているマスト駆動機構5の
下方へ垂直に延長されたフードマスト6a部とは、一連
の一直線状の管状構造物であり、その管状構造物の内部
中空空間がガス回収フード11の内側に連通している。
そのガス回収フード11はフードマスト6aに固定され
て保持されている。
【0070】マスト6の上端には、ガス処理システム1
6と接続されているガス回収ホース18が、マスト内部
の中空空間と連通するようにして接続されている。
【0071】このガス処理システム16は第1実施例と
同じく、ガス回収フード11で回収したガス14をフイ
ルターや脱塩基等に通して浄化処理を行う設備である。
【0072】そのフードマスト6aには図8に示す連結
具12が固定設置されている。その連結具12は、フー
ドマスト6aに固定されたフードマスト固定部26と、
そのフードマスト固定部26に水平回転自在に取り付け
られたトーチマスト固定カバー25と、トーチマスト固
定カバー25をフードマスト固定部26に連結する及び
連結解除をする開閉レバー24とから構成される。
【0073】連結具12は、水中切断作業時には、トー
チマスト固定カバー25を図8の(c)図の状態からト
ーチマスト固定カバー25を図8の(b)図のように閉
めて開閉レバー24を水平状態から垂直下方へ動かして
トーチマスト固定カバー25が開閉レバー24に引っか
かって開かないようにする。このようにすると、トーチ
マスト固定カバー25とトーチマスト固定カバー25で
挟まれたトーチマスト6bはヒンジ15を中心とした回
転が阻止される。逆に、開閉レバー24を水平位置に回
転させて開閉レバー24とトーチマスト固定カバー25
との引っ掛かり合いを解いてトーチマスト固定カバー2
5を回転させて開くと図8の(c)のように、斜線を施
した矢印の方向へトーチマスト6bを開放でき、ヒンジ
15を中心としたトーチマスト6bの回転を許容する。
【0074】トーチマスト6bには吊り環23が固定さ
れる。その吊り環23よりも下方においてトーチマスト
6bはガス回収フード11に沿って折れ曲がった形状を
有し、その下端にはプラズマトーチ7がガス回収フード
11の中心直下にプラズマトーチ7の突端が位置するよ
うに支持されている。このようにトーチマスト6bの下
端部分を曲げてプラズマトーチ7を保持する理由は、第
1実施例と同じく、水中切断作業時に発生するガス14
を確実に回収できるようにするためである。
【0075】トーチマスト6bには、ガス回収フード1
1の下方においてテレビカメラ28が設置されてプラズ
マトーチ7による切断作業箇所を撮像することができ
る。その撮像された映像は切断作業に従事する水中切断
装置のオペレータが見れる箇所に置いたテレビ画面に映
し出せるようにビデオ設備を設置する。
【0076】そのオペレータはそのテレビ画面を見なが
ら水中切断装置を操作してプラズマトーチ7の位置や姿
勢などを制御して切断作業にあたる。
【0077】第2実施例では、切断作業時には、プール
A内の水中に被切断材とプラズマトーチ7とガス回収フ
ード11とを水没させて第1実施例と同様にして行う。
【0078】切断作業時には、連結具12によって、図
8(a),図8(b)のように、フードマスト6aとト
ーチマスト6bとを連結してトーチマスト6bのヒンジ
15を中心とした回転動作を止めてプラズマトーチ7が
ふらつかないようにする。
【0079】このようにフードマスト6aとトーチマス
ト6bとを連結しておけば、マスト6をマスト駆動機構
5で昇降又は旋回して動かせば、その動きはフードマス
ト6aとトーチマスト6bに伝わってフードマスト6a
とトーチマスト6bも同様な動きができるから、プラス
マトーチ7は第1実施例と同様に計5自由度の動きの制
御が可能である。
【0080】この水中での切断作業によって発生したガ
ス14は浮上途中で広がらないうちにガス回収フード1
1に捕獲収集される。
【0081】切断作業時は、連結具12によりフードマ
スト6aとトーチマスト6bは一体にされて動く。この
ため、プラスマトーチ7を水平移動,昇降,旋回させる
場合にもガス回収フード11は、常にプラズマトーチ7
の上方に位置し、切断時に発生するガスを効率よく回収
することができる。
【0082】捕獲収集されたガス14はガス回収フード
11からフードマスト6aの内部中空部とマスト6の内
部中空部を通ってガス回収ホース18を通過してガス処
理システム16に到達し、ガス処理システム16で浄化
される。
【0083】プラズマトーチ7のメンテナンスを行う場
合には、まずヒンジ15や連結具12や吊り環23がプ
ールAの水面よりも上方の気中に位置するまで各マスト
6,6a,6bをマスト駆動機構5で上昇駆動させる。
【0084】次に、連結具12の開閉レバー24を操作
して図8(c)のようにトーチマスト固定カバー25を
開き、トーチマスト6aが図8(c)中の斜線を施した
矢印の方向へ開放できるようにする。
【0085】次に、ジブクレーン13のチェーンブロッ
ク21のフックを吊り環23に引っかけ、チェーンブロ
ック21の操作によってトーチマスト6aをプラズマト
ーチ7ごと引き上げる。
【0086】このようにすると、トーチマスト6aはヒ
ンジ15を中心に図3中の斜線を施した矢印の上方向へ
回転して折れ曲がるようにしてプールA水面上の気中に
でてくる。
【0087】このように、消耗や不具合の発生でプラズ
マトーチ7の本体もしくは消耗部を交換する必要が生じ
たとき、連結具12を開放することにより、フードマス
ト6aとトーチマスト6bを切り離し、プラズマトーチ
7及びトーチマスト6bをジブクレーン13を用いて気
中に引き上げ、プラズマトーチ7のメンテナンス作業を
気中で行うことができる。
【0088】そのメンテナンス作業の際、高放射線線量
源であるガス回収フード11を常にプールAの水中に置
いて、水が放射線の遮蔽材として機能するゆえ、メンテ
ナンス作業時の作業員の放射線被曝量が低減される。
【0089】図4に示すように、フードマスト6a部分
を含むマスト6全体を管状構造物として内部を中空構造
とし、その中空構造をガス回収フード11からガス回収
ホース18への回収ガスの通路とし、ガス14の通路と
ガス回収フード11の保持機構とを兼ねた構造としてい
る。
【0090】この為に、図1のように、ガス回収ホース
18がプールAの水面高さ近くで蛇行して湾曲部(湾曲
した経路)を発生することがない。
【0091】図1の場合には、ガス14が多量に発生す
る場合、ガス14は、プールAの水を巻き込みながらガ
ス回収ホース18に吸い込まれる懸念がある。図1の場
合ではマスト6の旋回や上下及び水平移動のストローク
分の余裕などでガス回収ホース18が長くなって湾曲し
ている場合、湾曲部にプールAの水が溜り、その部分に
回収されたガスが通過することにより、ガス回収ホース
18全体に脈動が起こり、ガス回収ホース18が固定さ
れているガス回収フード11やマスト6及びプラスマト
ーチ7が振動する。このため高精度な切断が不可能とな
る他、場合によって切断不良、プラスマトーチ7の損傷
を招く。
【0092】しかし、第2実施例の場合には、プールA
の水中及び水面に近いガスの通路は垂直なフードマスト
6a内である。このため、水が吸い込まれ易いプールA
の水面に近い位置ではガス回収ホースを兼ねるフードマ
スト6aが湾曲部のない垂直なガス通路としての金属直
管を提供するから、巻き込まれたプールAの水が溜まる
ことはなく落下して、振動源にならない。
【0093】フードマスト6aにプールAの水が溜まる
ことはないので、フードマスト6aやマスト6内に放射
線物質が付着停滞する恐れは少ないが、フードマスト6
aに付着した放射線物質を洗浄・除却装置で洗い流す。
【0094】洗浄・除却装置は、高圧水発生設備とその
設備から供給された高圧水を通す、図5に示す高圧水供
給ホース20と、その高圧水供給ホース20からの高圧
水を受け入れて高圧スプレイ水を吐出するスプレイノズ
ル19とを備える。
【0095】そのスプレイノズル19は、図5のよう
に、マスト6の上端部を閉鎖する閉止板17に、高圧水
供給ホース20とともに取り付けられており、スプレイ
ノズル19の向きを上下,左右に動かし、マスト6の内
壁に付着した高放射線量物を洗浄,除却する。
【0096】マスト6の上端部は閉止板17にて閉止さ
れているため、除染水は上方へ逆流せずに降下してプー
ルA内に流し落とされる。
【0097】このように、水中切断装置の洗浄によって
放射線物質の付着を防ぐことによっても、作業員の放射
線被曝が低減できる。
【0098】第2実施例でも、第1実施例と同様に、プ
ラズマトーチ7のメンテナンス作業が終了したら、チェ
ーンブロック21を操作してトーチマスト6bを降ろ
す。このようにすると、トーチマスト6bはヒンジ15
を回転中心として下方へ回転して、ついには、図8
(c)のように連結具12のフードマスト固定部26に
受け止められ、図8(b)のようにトーチマスト固定カ
バー25を閉じて開閉レバー24を下方へ倒すことによ
ってトーチマスト固定カバー25は閉じられた位置で開
かないように固定される。
【0099】このように、プラズマトーチ7の保持機構
であるトーチマスト6bをガス回収フード11の保持機
構であるフードマスト6aに固定して、プラズマトーチ
7のプールA水中への再設定を行う。
【0100】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、液中切断装置
の切断アクチュエータのメンテナンスが簡単迅速に行え
る。
【0101】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果に加えて、切断アクチュエータのメンテナン
ス時には、ガス回収フードを液中に残留させたまま切断
アクチュエータを気中に引き上げ、メンテナンス作業を
行え、この時、放射線量物であるガス回収フードを液中
にとどめておけるため、メンテナンス作業者の放射線被
曝を低減させることの効果が大きくなる。
【0102】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
による効果に加えて、ガスの排出通路を湾曲部が発生し
ない他の構造物と兼用することができるので、放射線環
境下にさらされる部品物量が減って放射線物質に汚染さ
れる部品物量を低減できる上、切断精度に影響する振動
発生の原因を低減する効果が得られる。
【0103】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
による効果に加えて、ガス回収フードからのガス排気通
路を洗浄して放射性物質を排気通路から除去できるの
で、メンテナンス作業員などの液中切断装置に接近する
人員の一層の放射線被曝低減効果及び液中切断装置自身
の一層の放射線被曝低減効果を発揮できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例による水中切断装置の全体
図である。
【図2】図1の水中切断装置の側面図である。
【図3】本発明の第2実施例による水中切断装置の全体
図である。
【図4】図3の水中切断装置における回収ガスのガス処
理システムへの排気通路を概略的に示した図である。
【図5】図3の水中切断装置に洗浄装置を装備した場合
のマスト部分の図であり、(a)図はマスト全体図を、
(b)図は(a)図のc部分の拡大断面図を示す。
【図6】図1におけるマストを引き上げている状態を示
した水中切断装置の全体図である。
【図7】図1のマストを引き上げるまでの手順でヒンジ
ストッパーの扱いを示したヒンジ近傍の図であって、
(a)図はヒンジをヒンジストッパーを動けなくした状
態を表した図であり、(b)図は引き上げ開始後の状態
を表した図である。
【図8】図3における連結具の説明図であって、(a)
図はトーチマストとフードマストとを連結具で固定した
状態の立面図、(b)図は(a)図中のA−A矢視断面
図、(c)図は(b)図においてトーチマストとフード
マストとの連結具による固定を解除した状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
1…走行レール、2…走行台車、3…横行レール、4…
横行台車、5…マスト駆動機構、6…マスト、6a…フ
ードマスト、6b…トーチマスト、7…プラズマトー
チ、8…被切断材、9…メインアーク、10…トーチ首
振り機構、11…ガス回収フード、12…連結具、13
…ジブクレーン、14…ガス、15…ヒンジ、16…ガ
ス処理システム、17…閉止板、18…ガス回収ホー
ス、19…スプレイノズル、20…高圧水供給ホース、
21…チェーンブロック、22…ヒンジストッパー、2
3…吊り環、24…開閉レバー、25…トーチマスト固
定カバー、26…フードマスト固定部、27…落下防止
突起、28…テレビカメラ。
【手続補正書】
【提出日】平成12年5月19日(2000.5.1
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項4
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】第4手段は、第3手段において、管状構造
物内には、高圧水発生設備と高圧水供給ホースを介して
接続されたスプレイノズルが、前記管状構造物内を洗浄
する手段として備えられている液中切断装置であり、第
3手段による作用効果に加えて、管状構造物内を洗浄す
る手段で管状構造物内及び管状構造物とガス回収フード
との取り合い部等の狭隘部を洗浄して、管状構造物内及
び管状構造物とガス回収フードとの取り合い部等の狭隘
部に付着した放射線物質を除却することにより、切断装
置の雰囲気線量を低減することが可能となり、切断作業
時や装置本体のメンテナンス時の作業員の放射線被曝量
が低減する作用効果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B23K 37/02 B23K 37/02 B G21F 9/30 G21F 9/30 T 535 535E (72)発明者 小谷 皓市 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 志村 孝夫 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 表 龍之 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 Fターム(参考) 4E001 AA01 BA02 BA04 BA05 CC04 DF08 DG04 DG05 4E081 YS01 YS10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体プールを跨いで動く走行台車と、前記
    走行台車に装備されて前記走行台車の動く方向と直交す
    る方向に動く横行台車と、前記横行台車に装備されてい
    て切断アクチュエータを支持する保持機構と、前記保持
    機構の少なくとも一部分を前記切断アクチュエータごと
    上下方向に回転自在とする回転機構とを備えた液中切断
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、切断時に発生するガス
    を回収するガス回収フードを切断アクチュエータの保持
    機構とは別の他の保持機構に支持してある液中切断装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2において、他の保持機構は中空断
    面の管状構造物であり、前記中空断面内がガス回収フー
    ドに連通接続されて前記管状構造物が前記ガス回収フー
    ドからのガスの排出通路を兼ねている液中切断装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、管状構造物内を洗浄す
    る手段を備えた液中切断装置。
JP11159011A 1999-06-07 1999-06-07 液中切断装置 Expired - Lifetime JP3092619B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11159011A JP3092619B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 液中切断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11159011A JP3092619B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 液中切断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3092619B1 JP3092619B1 (ja) 2000-09-25
JP2000346982A true JP2000346982A (ja) 2000-12-15

Family

ID=15684303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11159011A Expired - Lifetime JP3092619B1 (ja) 1999-06-07 1999-06-07 液中切断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3092619B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242289A (ja) * 1999-12-22 2001-09-07 General Electric Co <Ge> 床面配置型超高圧研磨切断装置
JP2008157798A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Toshiba Plant Systems & Services Corp 原子炉構造物の切断設備
CN104722976A (zh) * 2015-03-18 2015-06-24 哈尔滨工业大学(威海) 一种水下焊接培训装置及其使用方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105081483A (zh) * 2015-08-28 2015-11-25 上海核工程研究设计院 一种辐照监督样品定位夹持与切割装置及其方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001242289A (ja) * 1999-12-22 2001-09-07 General Electric Co <Ge> 床面配置型超高圧研磨切断装置
JP2008157798A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Toshiba Plant Systems & Services Corp 原子炉構造物の切断設備
JP4644181B2 (ja) * 2006-12-25 2011-03-02 東芝プラントシステム株式会社 原子炉構造物の切断設備
CN104722976A (zh) * 2015-03-18 2015-06-24 哈尔滨工业大学(威海) 一种水下焊接培训装置及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3092619B1 (ja) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5749384A (en) Method and apparatus for performing preventive maintenance on the bottom portion of a reactor pressure vessel using cavitation bubbles
JPH0643293A (ja) 使用済イオンカートリッジの調整・再生利用方法
JP4112891B2 (ja) 原子炉内移動装置
JP2001239462A (ja) 超高圧研磨ウォータジェット切断装置
KR101534675B1 (ko) 원자로 압력용기 원격 해체 작업용 로봇 시스템
JP4124643B2 (ja) 原子炉の解体及び撤去方法
JP3092619B1 (ja) 液中切断装置
JPH11170054A (ja) シールドガスアーク溶接におけるヒューム、ガス処理方法
JP2009109421A (ja) 原子力発電所の使用済燃料プール内の清掃方法と清掃装置
KR830002114B1 (ko) 오염물 제거방법
JPH10123285A (ja) 原子炉内堆積物等除去回収装置
JPH0970517A (ja) 高温焼却灰の集塵処理装置
JPH0766079B2 (ja) プラズマアーク切断技術による原子炉炉内構造物解体システム
JP2004138258A (ja) 設備の清掃、点検装置
JPH1010282A (ja) 原子炉容器内の予防保全装置
JP7088492B2 (ja) レーザー除染装置、レーザー除染システム及びレーザー除染方法
JPH07111477B2 (ja) 円筒状構造物の切削解体装置
JP4045635B2 (ja) 原子炉圧力容器内配管の接合方法及びその方法に用いる開先合わせ治具
JPH0318799A (ja) 原子炉圧力容器等を切断解体する装置
JPH10268080A (ja) 原子炉圧力容器内構造物の予防保全設備
JP2000065980A (ja) 遠隔操作により過酷な環境下で動作するハンドリングユニット、及びその構成ユニット並びにそれに吊り下げられる切断機ユニット
KR102201851B1 (ko) 배관 차폐장치 및 이를 이용하는 배관 제염방법
JPH01163517A (ja) 壁面清掃装置
JPH0262036B2 (ja)
CN113370136B (zh) 一种放射性贮罐拆除方法及装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 3092619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070728

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080728

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090728

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100728

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110728

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120728

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130728

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term