JP2000346781A - 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法 - Google Patents
走査トンネル顕微鏡探針の作製方法Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 探針の汚染を防ぎ、STM装置に改良を加え
ることなく、STMの機能を使用して、しかも、高い分
解能を得ることができる走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法を提供する。 【解決手段】 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法にお
いて、真空チャンバー内に、タングステン探針素材1と
走査トンネル顕微鏡サンプル側基板2とを対向させ、前
記タングステン探針素材1と走査トンネル顕微鏡サンプ
ル側基板2との間隔を0.5〜2Åに調整して10Vの
直流電圧を印加し、トンネル電流6を流して加熱し、前
記タングステン探針素材1の先端の原子を蒸発させ、前
記探針素材1と走査トンネル顕微鏡サンプル側基板2と
の間隔を10〜20Åになるまで原子の蒸発を続けて、
最後に前記タングステン探針素材1の先端に原子1個を
止め、前記印加電圧を切り、冷却する。
ることなく、STMの機能を使用して、しかも、高い分
解能を得ることができる走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法を提供する。 【解決手段】 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法にお
いて、真空チャンバー内に、タングステン探針素材1と
走査トンネル顕微鏡サンプル側基板2とを対向させ、前
記タングステン探針素材1と走査トンネル顕微鏡サンプ
ル側基板2との間隔を0.5〜2Åに調整して10Vの
直流電圧を印加し、トンネル電流6を流して加熱し、前
記タングステン探針素材1の先端の原子を蒸発させ、前
記探針素材1と走査トンネル顕微鏡サンプル側基板2と
の間隔を10〜20Åになるまで原子の蒸発を続けて、
最後に前記タングステン探針素材1の先端に原子1個を
止め、前記印加電圧を切り、冷却する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査トンネル顕微
鏡探針の作製方法に関するものである。
鏡探針の作製方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、走査トンネル顕微鏡(以下、ST
Mという)探針の作製方法として、例えば、以下の文献
に開示されるようなものがあった。 (1)V.T.Binh,et.al.:“Elect
ron FieldEmission from At
om−Sources:Fabrication,Pr
operties,and Application
of Nanotips”,Advance in I
maging and Electron Physi
cs,95,63−153 Academic Pre
ssInc.(1996). (2)M.Tomitori,et.al:“Repr
oducibility of Scanning T
unneling Spectroscopyof S
i(111)7×7 Using a Build−u
p Tip”,Surface Science 35
5,21−30(1996). 上記した従来技術によれば、STM探針の作製時に探針
素材を外部から加熱するようにしており、探針素材を電
界による蒸発で先端形状の整形は行っていない。
Mという)探針の作製方法として、例えば、以下の文献
に開示されるようなものがあった。 (1)V.T.Binh,et.al.:“Elect
ron FieldEmission from At
om−Sources:Fabrication,Pr
operties,and Application
of Nanotips”,Advance in I
maging and Electron Physi
cs,95,63−153 Academic Pre
ssInc.(1996). (2)M.Tomitori,et.al:“Repr
oducibility of Scanning T
unneling Spectroscopyof S
i(111)7×7 Using a Build−u
p Tip”,Surface Science 35
5,21−30(1996). 上記した従来技術によれば、STM探針の作製時に探針
素材を外部から加熱するようにしており、探針素材を電
界による蒸発で先端形状の整形は行っていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の技術では、STM探針は、電界放出顕微
鏡(Fild Emissiom Microscop
y:FEM)内で製作するために、STM探針と基板間
間隔が5cm、印加電圧が10kV以上による電子の電
界放出によって作製するために、トンネル電流による加
熱が行われず、外部から探針素材を加熱する必要があ
る。
たような従来の技術では、STM探針は、電界放出顕微
鏡(Fild Emissiom Microscop
y:FEM)内で製作するために、STM探針と基板間
間隔が5cm、印加電圧が10kV以上による電子の電
界放出によって作製するために、トンネル電流による加
熱が行われず、外部から探針素材を加熱する必要があ
る。
【0004】また、基板との間隔が大きいために、電界
強度が2×105 V/m程度と小さいために、電界によ
る探針素材の蒸発が生じない。本発明は、上記問題点を
除去し、探針の汚染を防ぎ、STM装置に改良を加える
ことなく、STMの操作機能を使用して、高い分解能を
得ることができる走査トンネル顕微鏡探針の作製方法を
提供することを目的とする。
強度が2×105 V/m程度と小さいために、電界によ
る探針素材の蒸発が生じない。本発明は、上記問題点を
除去し、探針の汚染を防ぎ、STM装置に改良を加える
ことなく、STMの操作機能を使用して、高い分解能を
得ることができる走査トンネル顕微鏡探針の作製方法を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 〔1〕走査トンネル顕微鏡探針の作製方法において、走
査トンネル顕微鏡の真空チャンバー内に、探針素材と走
査トンネル顕微鏡サンプルとを対向させ、前記探針素材
と走査トンネル顕微鏡サンプルとの間隔を第1の距離に
調整して所定の電圧を印加し、前記探針素材の先端の原
子を蒸発させると共に、トンネル電流を流して加熱し、
前記探針素材と走査トンネル顕微鏡サンプルとの間隔
が、第2の距離になるまで蒸発を行い、前記探針素材の
先端に拡散によって探針素材の原子を集め、最後に前記
探針素材の先端に1個の原子を止め、前記印加電圧を切
り、冷却するようにしたものである。
成するために、 〔1〕走査トンネル顕微鏡探針の作製方法において、走
査トンネル顕微鏡の真空チャンバー内に、探針素材と走
査トンネル顕微鏡サンプルとを対向させ、前記探針素材
と走査トンネル顕微鏡サンプルとの間隔を第1の距離に
調整して所定の電圧を印加し、前記探針素材の先端の原
子を蒸発させると共に、トンネル電流を流して加熱し、
前記探針素材と走査トンネル顕微鏡サンプルとの間隔
が、第2の距離になるまで蒸発を行い、前記探針素材の
先端に拡散によって探針素材の原子を集め、最後に前記
探針素材の先端に1個の原子を止め、前記印加電圧を切
り、冷却するようにしたものである。
【0006】〔2〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微
鏡探針の作製方法において、前記探針素材はタングステ
ンである。 〔3〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記探針素材はSiである。 〔4〕上記〔3〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、Si基板上に複数のSiポストを形成
し、多電極探針を得るようにしたものである。 〔5〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記第1の距離は、0.5〜2Åであ
る。
鏡探針の作製方法において、前記探針素材はタングステ
ンである。 〔3〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記探針素材はSiである。 〔4〕上記〔3〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、Si基板上に複数のSiポストを形成
し、多電極探針を得るようにしたものである。 〔5〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記第1の距離は、0.5〜2Åであ
る。
【0007】〔6〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微
鏡探針の作製方法において、前記所定の電圧は直流10
〜20Vである。 〔7〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記トンネル電流による加熱温度は、探
針素材の溶融温度の略1/3〜2/5の温度である。
鏡探針の作製方法において、前記所定の電圧は直流10
〜20Vである。 〔7〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法において、前記トンネル電流による加熱温度は、探
針素材の溶融温度の略1/3〜2/5の温度である。
【0008】〔8〕上記〔1〕記載の走査トンネル顕微
鏡探針の作製方法において、前記第2の距離は10〜2
0Åである。
鏡探針の作製方法において、前記第2の距離は10〜2
0Åである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1
実施例について説明する。図1は本発明の第1実施例を
示すSTM探針の作製装置の模式図、図2は本発明の第
1実施例を示すSTM探針の作製工程図である。ここで
は、タングステン探針の作製例について説明する。
て図面を参照して詳細に説明する。まず、本発明の第1
実施例について説明する。図1は本発明の第1実施例を
示すSTM探針の作製装置の模式図、図2は本発明の第
1実施例を示すSTM探針の作製工程図である。ここで
は、タングステン探針の作製例について説明する。
【0010】図1において、1はタングステン探針素
材、2はSTMサンプル側基板、3はSTM探針ホルダ
ー、4はSTM探針制御装置、5は直流電源、6はトン
ネル電流である。以下、この実施例のSTM探針の作製
工程を図1及び図2を参照しながら説明する。
材、2はSTMサンプル側基板、3はSTM探針ホルダ
ー、4はSTM探針制御装置、5は直流電源、6はトン
ネル電流である。以下、この実施例のSTM探針の作製
工程を図1及び図2を参照しながら説明する。
【0011】(1)まず、通常のエッチングで作製した
タングステン探針素材1をSTM装置の真空チャンバー
内のSTM探針ホルダー3に装着する。図2(a)に示
すように、このタングステン探針素材1の先端形状は直
径が30〜50Åであり、STMサンプル側基板2は金
属または被測定用のサンプルを使用する。タングステン
探針素材1とSTMサンプル側基板2の間隔をSTM制
御装置4を用いて、0.5〜2Åにセットして間隔の制
御を停止する。
タングステン探針素材1をSTM装置の真空チャンバー
内のSTM探針ホルダー3に装着する。図2(a)に示
すように、このタングステン探針素材1の先端形状は直
径が30〜50Åであり、STMサンプル側基板2は金
属または被測定用のサンプルを使用する。タングステン
探針素材1とSTMサンプル側基板2の間隔をSTM制
御装置4を用いて、0.5〜2Åにセットして間隔の制
御を停止する。
【0012】(2)次に、タングステン探針素材1側を
(−)、STMサンプル側基板2側2を(+)になるよ
うに直流電源5に接続して、直流10〜20Vの電圧を
印加し、製作時は一定に保つ。このようにすると、タン
グステン探針素材1の先端の電界が1×1010V/m程
度と大きくなり、図2(b)に示すように、タングステ
ン探針素材1の先端の原子7が蒸発するようになる。同
時に、大きなトンネル電流が流れてタングステン探針素
材1の先端がトンネル電流によって加熱され、タングス
テンの溶融温度の約1/3〜2/5である1200℃程
度に上昇する。
(−)、STMサンプル側基板2側2を(+)になるよ
うに直流電源5に接続して、直流10〜20Vの電圧を
印加し、製作時は一定に保つ。このようにすると、タン
グステン探針素材1の先端の電界が1×1010V/m程
度と大きくなり、図2(b)に示すように、タングステ
ン探針素材1の先端の原子7が蒸発するようになる。同
時に、大きなトンネル電流が流れてタングステン探針素
材1の先端がトンネル電流によって加熱され、タングス
テンの溶融温度の約1/3〜2/5である1200℃程
度に上昇する。
【0013】そこで、タングステン探針素材1とSTM
サンプル側基板2との間隔が10〜20Åになるまで蒸
発させる。この蒸発により、タングステン探針素材1の
先端の表面の汚染が取り除かれ、原子レベルのクリーニ
ングが行われる。 (3)次に、原子の蒸発が止まると、タングステン探針
素材1の探針表面の原子7は、電界による拡散によっ
て、+電極(基板)側に移動してタングステン探針素材
1の先端に集まる。この原子の移動によって、タングス
テン探針素材1の先端の電界がさらに強くなり、図2
(c)に示すように、タングステン原子7はピラミッド
状になる。
サンプル側基板2との間隔が10〜20Åになるまで蒸
発させる。この蒸発により、タングステン探針素材1の
先端の表面の汚染が取り除かれ、原子レベルのクリーニ
ングが行われる。 (3)次に、原子の蒸発が止まると、タングステン探針
素材1の探針表面の原子7は、電界による拡散によっ
て、+電極(基板)側に移動してタングステン探針素材
1の先端に集まる。この原子の移動によって、タングス
テン探針素材1の先端の電界がさらに強くなり、図2
(c)に示すように、タングステン原子7はピラミッド
状になる。
【0014】タングステン探針素材1の最先端の原子8
が1個になると、後から移動してきた2つ目の原子9は
不安定なために蒸発し、常に最先端は1個の原子のみに
なる。 (4)次に、直流電源5からの印加電圧を切り、冷却す
ると、図2(d)に示すように、先端が1個の原子8の
STM探針が得られる。
が1個になると、後から移動してきた2つ目の原子9は
不安定なために蒸発し、常に最先端は1個の原子のみに
なる。 (4)次に、直流電源5からの印加電圧を切り、冷却す
ると、図2(d)に示すように、先端が1個の原子8の
STM探針が得られる。
【0015】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図3は本発明の第2実施例を示す多電極探針の作製
装置の模式図、図4及び図5は本発明の第2実施例の多
電極探針の作製方法の説明図であり、図4はその平面
図、図5はその斜視図、図6は本発明の第2実施例を示
すSTM探針の作製工程図である。
る。図3は本発明の第2実施例を示す多電極探針の作製
装置の模式図、図4及び図5は本発明の第2実施例の多
電極探針の作製方法の説明図であり、図4はその平面
図、図5はその斜視図、図6は本発明の第2実施例を示
すSTM探針の作製工程図である。
【0016】図3において、11はSi基板、12はS
i基板に形成された探針用Siポスト、20は絶縁層、
21は通常のSTM探針(タングステン探針)、22は
STM探針ホルダー、23はSTM探針制御装置、24
は直流電源、16はトンネル電流である。この実施例で
は、多電極探針の素材としては、図4及び図5に示すよ
うに、Si基板11を用い、このSi基板11をエッチ
ングして直径が30〜50Åの探針用Siポスト12を
作り、各探針用Siポスト12を絶縁層20で電気的に
絶縁する。
i基板に形成された探針用Siポスト、20は絶縁層、
21は通常のSTM探針(タングステン探針)、22は
STM探針ホルダー、23はSTM探針制御装置、24
は直流電源、16はトンネル電流である。この実施例で
は、多電極探針の素材としては、図4及び図5に示すよ
うに、Si基板11を用い、このSi基板11をエッチ
ングして直径が30〜50Åの探針用Siポスト12を
作り、各探針用Siポスト12を絶縁層20で電気的に
絶縁する。
【0017】次に、STM装置の真空チャンバー内に、
各探針用Siポスト12に対して、タングステン探針2
1を用いて、第1実施例で示した方法により、各探針用
Siポスト12にSi基板11からなる多電極探針を作
製する。すなわち、その多電極探針の作製工程を図3〜
図6を参照しながら説明する。 (1)まず、STM装置の真空チャンバー内において、
図6(a)に示すように、上記したように作製したSi
基板の探針用Siポスト12をSTMサンプル基板側
に、通常のエッチング工程で作製したタングステン探針
21をSTM探針ホルダー22に装着する。このタング
ステン探針21の先端形状は、直径が30〜50Åであ
る。タングステン探針21とSi基板の探針用Siポス
ト12の先端との間隔をSTM制御装置23を用いて
0.5〜2Åにセットして間隔の制御を停止する。
各探針用Siポスト12に対して、タングステン探針2
1を用いて、第1実施例で示した方法により、各探針用
Siポスト12にSi基板11からなる多電極探針を作
製する。すなわち、その多電極探針の作製工程を図3〜
図6を参照しながら説明する。 (1)まず、STM装置の真空チャンバー内において、
図6(a)に示すように、上記したように作製したSi
基板の探針用Siポスト12をSTMサンプル基板側
に、通常のエッチング工程で作製したタングステン探針
21をSTM探針ホルダー22に装着する。このタング
ステン探針21の先端形状は、直径が30〜50Åであ
る。タングステン探針21とSi基板の探針用Siポス
ト12の先端との間隔をSTM制御装置23を用いて
0.5〜2Åにセットして間隔の制御を停止する。
【0018】(2)次に、Si基板の探針用Siポスト
12側を(−)に、タングステン探針21側を(+)に
なるように直流電源24に接続して直流10〜20Vの
電圧を印加し、作製時は一定に保つ。このようにする
と、探針用Siポスト12の先端の電界が1×1010V
/m程度と大きくなり、図6(b)に示すように、探針
用Siポスト12の先端の原子17が蒸発するようにな
る。同時に、大きなトンネル電流が流れて探針用Siポ
スト12の先端がトンネル電流によって加熱され、Si
の溶融温度の約1/3〜2/5である400℃程度に上
昇する。
12側を(−)に、タングステン探針21側を(+)に
なるように直流電源24に接続して直流10〜20Vの
電圧を印加し、作製時は一定に保つ。このようにする
と、探針用Siポスト12の先端の電界が1×1010V
/m程度と大きくなり、図6(b)に示すように、探針
用Siポスト12の先端の原子17が蒸発するようにな
る。同時に、大きなトンネル電流が流れて探針用Siポ
スト12の先端がトンネル電流によって加熱され、Si
の溶融温度の約1/3〜2/5である400℃程度に上
昇する。
【0019】そこで、探針用Siポスト12の先端とタ
ングステン探針21との間隔が、10〜20Åになるま
で蒸発させる。この蒸発により、探針用Siポスト12
の先端の表面の汚染が取り除かれ、原子レベルのクリー
ニングが行われる。 (3)次に、原子の蒸発が止まると、探針用Siポスト
12の表面の原子17は+電極(タングステン探針)側
に拡散して探針用Siポスト12の先端に集まる。この
拡散によって、探針用Siポスト12の先端の電界がさ
らに強くなり、図6(c)に示すように、原子17はピ
ラミッド状になる。
ングステン探針21との間隔が、10〜20Åになるま
で蒸発させる。この蒸発により、探針用Siポスト12
の先端の表面の汚染が取り除かれ、原子レベルのクリー
ニングが行われる。 (3)次に、原子の蒸発が止まると、探針用Siポスト
12の表面の原子17は+電極(タングステン探針)側
に拡散して探針用Siポスト12の先端に集まる。この
拡散によって、探針用Siポスト12の先端の電界がさ
らに強くなり、図6(c)に示すように、原子17はピ
ラミッド状になる。
【0020】探針用Siポスト12の最先端の原子18
が1個になると、後から拡散してきた2個目の原子19
は不安定であるために蒸発し、常に最先端は1個の原子
のみになる。 (4)次に、直流電源24からの印加電圧を切り、冷却
すると、図2(d)に示すように、先端が1個の原子1
8のSTM探針が得られる。
が1個になると、後から拡散してきた2個目の原子19
は不安定であるために蒸発し、常に最先端は1個の原子
のみになる。 (4)次に、直流電源24からの印加電圧を切り、冷却
すると、図2(d)に示すように、先端が1個の原子1
8のSTM探針が得られる。
【0021】(5)その後は、タングステン探針21を
STM制御装置23の動作により移動させて、順次探針
用Siポスト12のSTM探針を作製するようにする。
また、第1及び第2実施例において、STM探針用素材
はタングステン、Siに限らず、また、多結晶でもよい
が、単結晶は原子配列が一義的に決まっているので、単
一原子の先端を安定的に作ることができる。
STM制御装置23の動作により移動させて、順次探針
用Siポスト12のSTM探針を作製するようにする。
また、第1及び第2実施例において、STM探針用素材
はタングステン、Siに限らず、また、多結晶でもよい
が、単結晶は原子配列が一義的に決まっているので、単
一原子の先端を安定的に作ることができる。
【0022】更に、第1及び第2実施例に述べたよう
に、探針用素材はトンネル電流によって主に加熱される
が、より速やかな原子の蒸発と拡散を行わせるために
は、探針用素材をトンネル電流以外の加熱手段で補助的
に加熱することも効果的である。図7に、本発明の第1
実施例を用いて、STM用タングステン探針を作製し、
STM装置を用いて、STM探針先端に確かに1個の原
子が存在することを確認した実験結果を示す。図7にお
いて、横軸はSTM探針の印加電圧、縦軸はトンネル電
流より求めた微分コンダクタンスを示す。上のトレース
はSTM探針先端に1個のみ原子が存在するときの特性
で、印加電圧に対して離散的に微分コンダクタンスが大
きくなる特性を示している。これは、先端の1個の原子
にトンネル電流が流れるときに、クーロンブロッケード
効果によって、電子のトンネリングが制限されるために
生じる現象である。下のトレースは、同じ探針の先端の
1個の原子を機械的に除去したときの特性であり、先端
の多数の原子(この場合は3個)への電子のトンネリン
グのため、クーロンブロッケード効果が失われて、離散
的な特性を示していない。
に、探針用素材はトンネル電流によって主に加熱される
が、より速やかな原子の蒸発と拡散を行わせるために
は、探針用素材をトンネル電流以外の加熱手段で補助的
に加熱することも効果的である。図7に、本発明の第1
実施例を用いて、STM用タングステン探針を作製し、
STM装置を用いて、STM探針先端に確かに1個の原
子が存在することを確認した実験結果を示す。図7にお
いて、横軸はSTM探針の印加電圧、縦軸はトンネル電
流より求めた微分コンダクタンスを示す。上のトレース
はSTM探針先端に1個のみ原子が存在するときの特性
で、印加電圧に対して離散的に微分コンダクタンスが大
きくなる特性を示している。これは、先端の1個の原子
にトンネル電流が流れるときに、クーロンブロッケード
効果によって、電子のトンネリングが制限されるために
生じる現象である。下のトレースは、同じ探針の先端の
1個の原子を機械的に除去したときの特性であり、先端
の多数の原子(この場合は3個)への電子のトンネリン
グのため、クーロンブロッケード効果が失われて、離散
的な特性を示していない。
【0023】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0024】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)STM装置の真空チャンバー内でSTM探針を作
製するようにしたので、探針の汚染を防止することがで
きる。
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (A)STM装置の真空チャンバー内でSTM探針を作
製するようにしたので、探針の汚染を防止することがで
きる。
【0025】(B)STM装置に改良を加ることなく、
STMの機能を使用することにより、STM探針を作製
することができる。 (C)探針先端の原子を電界によって蒸発させて、探針
表面をクリーニングするために、原子が移動し易くなる
とともに、清浄な探針を作製することができる。
STMの機能を使用することにより、STM探針を作製
することができる。 (C)探針先端の原子を電界によって蒸発させて、探針
表面をクリーニングするために、原子が移動し易くなる
とともに、清浄な探針を作製することができる。
【0026】(D)探針間隔を調整して、トンネル電流
を流すことにより、低電圧の印加電圧でSTM探針を作
製することができる。 (E)STM探針を作製時に探針素材を外部から加熱す
ることなく、トンネル電流によって加熱して、STM探
針を作製することができる。 (F)STM探針の先端は原子1個にすることができ、
この探針を用いれば、最高の分解能を得ることができ
る。
を流すことにより、低電圧の印加電圧でSTM探針を作
製することができる。 (E)STM探針を作製時に探針素材を外部から加熱す
ることなく、トンネル電流によって加熱して、STM探
針を作製することができる。 (F)STM探針の先端は原子1個にすることができ、
この探針を用いれば、最高の分解能を得ることができ
る。
【0027】(G)電気的、機械的な破壊によって先端
の形状が変化しても、STM真空チャンバー内で、先端
形状を繰り返し再生することができる。
の形状が変化しても、STM真空チャンバー内で、先端
形状を繰り返し再生することができる。
【図1】本発明の第1実施例を示すSTM探針の作製装
置の模式図である。
置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施例を示すSTM探針の作製工
程図である。
程図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す多電極探針の作製装
置の模式図である。
置の模式図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す多電極探針の作製方
法の探針素材の平面図である。
法の探針素材の平面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す多電極探針の作製方
法の探針素材の斜視図である。
法の探針素材の斜視図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すSTM探針の作製工
程図である。
程図である。
【図7】本発明の第1実施例を用いて作製したSTM探
針の特性を示す実験結果である。
針の特性を示す実験結果である。
1 タングステン探針素材 2 STMサンプル側基板 3,22 STM探針ホルダー 4,23 STM探針制御装置 5,24 直流電源 6,16 トンネル電流 7,17 探針素材の原子 8,18 探針素材先端の原子 9,19 拡散によって移動する原子 11 探針用Si基板 12 探針用Siポスト 20 電気的絶縁層 21 タングステン探針
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 喜久 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 スタ ンフォード ライアンコート 8 (72)発明者 山口 文子 アメリカ合衆国 カリフォルニア州 パロ アルト エベレット アベニュー 359 (72)発明者 町田 進 東京都武蔵野市緑町2−4−39 Fターム(参考) 2F063 AA43 CA31 DA01 DA05 EA16 EB05 EB23 EB27 FA07
Claims (8)
- 【請求項1】 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法にお
いて、(a)走査トンネル顕微鏡の真空チャンバー内
に、探針素材と走査トンネル顕微鏡サンプルとを対向さ
せ、(b)前記探針素材と走査トンネル顕微鏡サンプル
との間隔を第1の距離に調整して所定の電圧を印加し、
(c)前記探針素材の先端の原子を蒸発させると共に、
トンネル電流を流して加熱し、(d)前記探針素材と走
査トンネル顕微鏡サンプルとの間隔が、第2の距離にな
るまで蒸発を行い、(e)前記探針素材の先端に拡散に
よって探針素材の原子を集め、最後に前記探針素材の先
端に1個の原子を止め、(f)前記印加電圧を切り、冷
却することを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記探針素材はタングステンであ
ることを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製方
法。 - 【請求項3】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記探針素材はSiであることを
特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製方法。 - 【請求項4】 請求項3記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、Si基板上に複数のSiポストを
形成し、多電極探針を得ることを特徴とする走査トンネ
ル顕微鏡探針の作製方法。 - 【請求項5】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記第1の距離は、0.5〜2Å
であることを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製
方法。 - 【請求項6】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記所定の電圧は直流10〜20
Vであることを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作
製方法。 - 【請求項7】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記トンネル電流による加熱温度
は、探針素材の溶融温度の略1/3〜2/5の温度であ
ることを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製方
法。 - 【請求項8】 請求項1記載の走査トンネル顕微鏡探針
の作製方法において、前記第2の距離は10〜20Åで
あることを特徴とする走査トンネル顕微鏡探針の作製方
法。
Priority Applications (3)
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---|---|---|---|
JP33889497A JP3354463B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法 |
EP98957221A EP0990910A4 (en) | 1997-12-09 | 1998-12-08 | PROCESS FOR PRODUCING PROBE FOR TUNNEL EFFECT SCANNING MICROSCOPE AND PROBE |
PCT/JP1998/005543 WO1999030171A1 (en) | 1997-12-09 | 1998-12-08 | Method of producing probe of tunnel scanning microscope and the probe |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP33889497A JP3354463B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000346781A true JP2000346781A (ja) | 2000-12-15 |
JP3354463B2 JP3354463B2 (ja) | 2002-12-09 |
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ID=18322362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP33889497A Expired - Fee Related JP3354463B2 (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | 走査トンネル顕微鏡探針の作製方法 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3354463B2 (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7279686B2 (en) * | 2003-07-08 | 2007-10-09 | Biomed Solutions, Llc | Integrated sub-nanometer-scale electron beam systems |
US7507320B2 (en) | 2004-10-09 | 2009-03-24 | Academia Sinica | Single-atom tip and preparation method thereof |
CN104880579B (zh) * | 2015-06-02 | 2019-02-12 | 苏州明志金科仪器有限公司 | 超高真空自旋极化扫描隧道显微镜探针的制备方法和装置 |
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JPS63265101A (ja) * | 1987-04-23 | 1988-11-01 | Jeol Ltd | 走査トンネル顕微鏡 |
JPH0640001B2 (ja) * | 1987-04-23 | 1994-05-25 | 日本電子株式会社 | 走査トンネル顕微鏡 |
US5204581A (en) * | 1990-07-12 | 1993-04-20 | Bell Communications Research, Inc. | Device including a tapered microminiature silicon structure |
JP3417721B2 (ja) * | 1995-04-04 | 2003-06-16 | 三菱電機株式会社 | 走査プローブ顕微鏡の使用方法 |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP33889497A patent/JP3354463B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1998
- 1998-12-08 EP EP98957221A patent/EP0990910A4/en not_active Withdrawn
- 1998-12-08 WO PCT/JP1998/005543 patent/WO1999030171A1/ja not_active Application Discontinuation
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007077842A1 (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Japan Science And Technology Agency | ナノプローブおよびその製造方法 |
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Publication number | Publication date |
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WO1999030171A1 (en) | 1999-06-17 |
EP0990910A4 (en) | 2002-09-18 |
EP0990910A1 (en) | 2000-04-05 |
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