JP2000345914A - クランク軸縦置き四サイクルエンジンのピストン - Google Patents

クランク軸縦置き四サイクルエンジンのピストン

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JP2000345914A
JP2000345914A JP11157087A JP15708799A JP2000345914A JP 2000345914 A JP2000345914 A JP 2000345914A JP 11157087 A JP11157087 A JP 11157087A JP 15708799 A JP15708799 A JP 15708799A JP 2000345914 A JP2000345914 A JP 2000345914A
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JP
Japan
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oil
piston
ring groove
oil return
engine
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JP11157087A
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English (en)
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Hidehiko Yoshioka
英彦 義岡
Hitoshi Matsumura
等 松村
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンを停止している間に、シリンダー下
面からピストンの内側下面に溜るオイル溜りが、シリン
ダー頂面の燃焼室に流入するのを確実で簡単な構造で防
止することができるクランク軸縦置き四サイクルエンジ
ンのピストンを提供する。 【解決手段】 ピストン1のオイルリング溝4の内側に
穿設する複数のオイル戻し孔6を下側を少く上下非対称
に穿設する。そして、オイル戻し孔6は、左右対称に穿
設するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船外機などに用
いるクランク軸縦置き四サイクルエンジンのピストンに
関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、船外機Aは、船体B
の尾端外側に取付け、上部に収容したエンジンで、下部
のスクリューCを駆動するようにして使用する。このた
め、上部のエンジンは、図5に示すように、クランク軸
Dを縦置きに配置し、下端に連結したドライブシャフト
の下端とスクリューCの軸をベベルギヤーで連結して駆
動するようにしている。
【0003】四サイクルエンジンは、下部に連結したオ
イルパンに、潤滑オイルを入れておき、エンジンに連動
するオイルポンプで汲上げて、各部を潤滑しシリンダー
EとピストンFの摺動面にも潤滑オイルがかかるように
なっている。
【0004】ピストンFは、図6及び図7に示すように
頂面に近い外周に複数のピストンリング溝Gを設け、ピ
ストンリングを嵌込んで、ピストンリングをシリンダー
Eに押付けて、上部の気密を保持するようにしてある。
そして、ピストンリング溝Gの下側にオイルリング溝H
を設けてオイルリングを嵌合せる。オイルリング溝Hに
は、ピストンFの内側に貫通する複数のオイル戻し孔J
を穿設してあり、シリンダーEの筒壁に付着した余分な
潤滑オイルをオイルリングで掻落し、オイル戻し孔Jか
らピストンリングFの内側に流すようにしてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4及び図5に示すよ
うに、船体Bに船外機Aを取付けたままで、係留する場
合がある。この場合、船外機Aの重量と船体Bのトラン
サム角度の関係で、クランク軸Dが垂直線に対しα角度
だけ、上部が後側に傾斜する。これに伴って、シリンダ
ーFも同じ角度αだけ、シリンダー頭部が下る方向に傾
斜する。
【0006】この状態で、エンジンが使用されないこと
が続くと、シリンダーEの内側やコネクチングロッドな
どに付着していた潤滑オイルが、シリンダーEの低い側
に溜って、オイル溜りKができ、このオイル溜りKがピ
ストンFの内側の低い部分にも流入する。更に、このオ
イル溜りは、オイル戻し孔Jからオイルリング溝Hに流
れ、シリンダーEの頂面の燃焼室にも流入することにな
る。
【0007】シリンダーEの頂面の燃焼室内に潤滑オイ
ルが入ると、次に、エンジンを始動した直後、短時間で
あるが、溜った潤滑オイルが、燃焼ガスと共に燃焼し
て、排気ガスに白煙が発生する不具合が生じる。又、潤
滑オイルが燃焼した分だけ、潤滑オイルの消費量が増す
不都合もある。
【0008】これをさけるため、ピストンのオイルリン
グ溝部分に、上下のオイルリングの掛止部を設け、上下
のオイルリングの合口が一致しないようにしたものもあ
るが、ピストンの加工が面倒になり、ピストンの組付け
作業も煩雑になってコスト高になる。例えば、実開昭6
2−185974号公報参照。
【0009】かかる点に鑑み、この発明は、エンジンを
停止している間に、シリンダー下面からピストンの内側
下面に溜るオイル溜りが、シリンダー頂面の燃焼室に流
入するのを確実で簡単な構造で防止することができるク
ランク軸縦置き四サイクルエンジンのピストンを得るこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明のクランク軸縦置き四サイクルエンジンの
ピストンは、クランク軸を上下方向に向けたヨンサイク
ルエンジンにおいて、ピストンのオイルリング溝の内側
に穿設する複数のオイル戻し孔を下側を少く上下非対称
に穿設するようにしたことにある。そして、オイル戻し
孔は、左右対称に穿設するようにしたことにある。
【0011】エンジンを停止している間に、シリンダー
壁などに付着していた潤滑オイルは、流れ落ちて、ピス
トンの内側下部まで流入する。しかし、ピストンのオイ
ルリング溝の内側に穿設するオイル戻し孔は、下部に設
けないように、上下非対称にしてあるので、オイル戻し
孔からオイルリング溝側にオイル溜りの潤滑オイルが流
れないようにでき、シリンダーの燃焼室内に潤滑オイル
が入るのを防止できる。このため、エンジンを再始動し
た直後に白煙を排出することがなく、潤滑オイルの消費
量も少くできる。又、ピストンに穿設するオイル戻し孔
は、左右を対称に設けることによって、ピストンのバラ
ンスを保つことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図3によって説明する。ピストン1は、頂面に近い外
周にピストンリング溝2を設け、ピストンリング3を嵌
合せて、ピストンリング3によって、ピストン1とシリ
ンダー壁との気密性を保つ、ピストンリング溝2の下側
には、オイルリング溝4を設け、オイルリング5を嵌込
む、そして、オイルリング溝4の内側には、ピストン1
の内側まで貫通する複数のオイル戻し孔6を穿設する。
オイル戻し孔6は、両側に複数設け、ピストン1の下側
になって、オイル溜り7ができる部分には穿設せず、オ
イル戻し孔6の形成数は上下で非対称の数になるよう穿
設する。そして、ピストンの両側には、オイル戻し孔6
が、例えば左右対称になるように穿設する。なお、符号
8はピストンピンの挿着孔であり、上下に向く。
【0013】エンジン運転中、オイルリング溝4に嵌込
んだオイルリング5は、シリンダー内壁に付着した余分
な潤滑オイルリングを掻落し、オイル戻し孔6を通し
て、ピストン1の内側に流す。エンジンを停止している
と、ピストン1の内面やシリンダー内壁に付着していた
潤滑オイルが流れ落ち、ピストン1の内側下面に、オイ
ル溜り7ができる。オイル戻し孔6は、上下非対称にし
て、下側のオイル溜り7ができる部分には、オイル戻し
孔6を設けてないので、オイル溜りの潤滑オイルが、オ
イル戻し孔6を通ってオイルリング溝4側に流れること
がなく、エンジン停止中に、シリンダー頂面の燃焼室に
潤滑オイルが入るのを防止できる。又、オイル戻し孔6
は、ピストン1の左右には、対称に設けてあるので、ピ
ストン1のバランスは保持することができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成し、ピストン下面のオイル溜りができる部分
に、オイルリング溝のオイル戻し孔を設けないように、
オイル戻し孔を上下非対称に形成したので、エンジン停
止中に、オイル溜りの潤滑オイルが、オイルリング溝を
通って、シリンダー頂面の燃焼室に流入するのを防ぐこ
とができる。このため、エンジンを再始動したとき、潤
滑オイルが燃焼してできる白煙を排出することが防げ、
潤滑オイルの消費量も減少できる。そして、ピストンの
加工や組立てが複雑になることもなく、製造コストが高
くなることもない。又、オイル戻し孔は、ピストンの左
右側に対しては、対称に設けてあるので、ピストンのバ
ランスを保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すピストンのオイルリン
グ溝位置で横断した断面図である。
【図2】本発明の実施形態を示すピストンの部分縦断面
図である。
【図3】本発明の実施形態を示すピストンの外観斜視図
である。
【図4】船外機を船体に取付けた状態を示す側面図であ
る。
【図5】船外機に用いるクランク軸縦置き四サイクルエ
ンジンの縦断側面図である。
【図6】従来の一例を示すピストンのオイルリング溝位
置で横断した断面図である。
【図7】従来の一例を示すピストンの部分縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ピストン 4 オイルリング溝 6 オイル戻し孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランク軸が上下方向に向く四サイクル
    エンジンにおいて、 ピストンのオイルリング溝の内側に穿設する複数のオイ
    ル戻し孔を下側を少く上下非対称に穿設するようにした
    ことを特徴とするクランク軸縦置き四サイクルエンジン
    のピストン。
  2. 【請求項2】 オイル戻し孔は、左右対称に穿設するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1記載のクランク軸縦
    置き四サイクルエンジンのピストン。
JP11157087A 1999-06-03 1999-06-03 クランク軸縦置き四サイクルエンジンのピストン Pending JP2000345914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006054769A1 (ja) * 2004-11-22 2006-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
JP2009281387A (ja) * 2009-06-01 2009-12-03 Toyota Motor Corp 内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
KR101017584B1 (ko) 2010-10-13 2011-02-28 신동현 유공압 실린더 장치

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JP2006144700A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Toyota Motor Corp 内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
JP2009281387A (ja) * 2009-06-01 2009-12-03 Toyota Motor Corp 内燃機関用エンジンのピストン及び内燃機関用エンジンのピストンとピストンリングの組合せ
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