JP2000345511A - ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク - Google Patents

ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク

Info

Publication number
JP2000345511A
JP2000345511A JP11156878A JP15687899A JP2000345511A JP 2000345511 A JP2000345511 A JP 2000345511A JP 11156878 A JP11156878 A JP 11156878A JP 15687899 A JP15687899 A JP 15687899A JP 2000345511 A JP2000345511 A JP 2000345511A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
tank
hydraulic oil
oil
hand
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11156878A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Oikawa
毅 及川
Mitsuo Kumai
光雄 熊井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Meiwa Seisakusho KK
Original Assignee
Meiwa Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Meiwa Seisakusho KK filed Critical Meiwa Seisakusho KK
Priority to JP11156878A priority Critical patent/JP2000345511A/ja
Publication of JP2000345511A publication Critical patent/JP2000345511A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Machines (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】作動油の早期劣化を防止することができると共
にタンクの放熱効果を高めることができ、合せて油圧機
器等からの油洩れを防止することができる作動油タンク
の提供を目的とする。 【解決手段】油圧ポンプ19からの圧油により回転され
る油圧モータ14、15を駆動源とするハンドガイド型
振動ローラにおいて、前記油圧ポンプ19に作動油を供
給する作動油タンク9を、密閉形メインタンク11とこ
の密閉形メインタンク11に細い管12で接続されたエ
アリザーブ13aを備えたサブタンク13とで構成した
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、路盤もしくは舗装
面等の締固めに使用するハンドガイド型振動ローラに係
り、特に油圧ポンプからの圧油により回転される油圧モ
ータを駆動源とするハンドガイド型振動ローラの作動油
タンクに関する。
【従来技術】従来より路盤もしくは舗装面等の締固めに
使用されるハンドガイド型振動ローラは図4及び図5に
示すように前後のロールの101、102の走行手段と
して機体に搭載したエンジン103の動力により油圧ポ
ンプ104を駆動し、該油圧ポンプ104のポンプ作用
で発生する圧油を前後のロール101、102にそれぞ
れ設けられた油圧モータ105、106に供給してそれ
ぞれの油圧モータ105、106の回転力により前後の
ロール101、102を回転駆動する油圧駆動方式を採
用している。この種のハンドガイド型振動ローラの油圧
回路に作動油を供給する作動油タンクとしては、エアブ
リーザ107aを備えた開放形作動油タンク107か、
タンクを密閉した密閉形作動油タンク108のいづれか
が採用されている。
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4に示す
開放形作動油タンク107では作動油Hの温度が高温時
に作動油タンク107内の空気Aとの接触によって酸化
が促進されたり、作動油タンク107内の空気Aに含ま
れる水分や、外気温度と作動油温度との温度差によって
タンク107内に発生する露結が作動油Hに混入して乳
化されたり、また作動油タンク107内の作動油Hの温
度変化によって生じる油面変化に伴って作動油タンク内
に流入する空気と共にダストが進入したりすること等に
よって作動油Hが早期に劣化するという問題があった。
また、図5に示す密閉形作動油タンク108では上記開
放形の作動油タンク107の問題点は解消されるが、反
面高温時における作動油タンク108内の作動油H及び
空気Aの膨張によって該作動油タンク108内が加圧さ
れたり負圧になることにより油圧機器から油洩れが生じ
たり又はキャビテーションが発生し不具合の原因となっ
ていた。また、負圧になることによって、油圧機器が異
常磨耗するため、作動油が早期に汚れて該油圧機器や作
動油を早期に交換しなければならなくなるという問題が
あった。また、油圧ポンプ104及び油圧モータ10
5、106によって循環されることにより高温化された
作動油の温度を下げるためには作動油タンク108のタ
ンク容量を大きくしてタンクの放熱効果を高める必要が
あった。本発明は、上記に鑑み創案されたもので、作動
油の早期劣化を防止することができると共に、タンクの
放熱効果を高めることができ、合せて油圧機器等からの
油洩れを防止することができるハンドガイド型振動ロー
ラの作動油タンクを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、油圧ポンプからの圧油により回
転される油圧モータを駆動源とするハンドガイド型振動
ローラにおいて前記油圧ポンプに作動油を提供する作動
油タンクを密閉形メインタンクと、この密閉形メインタ
ンクに細い管で接続されたエアリザーブを備えたサブタ
ンクとで構成したことを特徴とする。したがって、作動
油の早期劣化を防止することができると共に、作動油の
冷却効果を高めることができ、合せて油圧機器等からの
油洩れを防止することができる。
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本実施形
態に係る作動油タンクを備えたハンドガイド型振動ロー
ラの側面図、図2は図1に示すハンドガイド型振動ロー
ラの駆動系に用いられる油圧回路図、図3は図2の油圧
回路を模式的に表した図である。図1及び図2に示すよ
うにこのハンドガイド型振動ローラは前後のロール1、
2を有する走行機体3と、この走行機体3の下部に配設
された起振装置4と、走行機体3の後部に延設された操
作ハンドル5とを備えている。走行機体3の機体フレー
ム6上にはエンジン7と、油圧ポンプ装置8と作動油タ
ンク9及び水タンク10等が搭載されている。作動油タ
ンク9は、密閉形のメインタンク11と、この密閉形メ
インタンク11に細い管12で接続されたサブタンク1
3とからなり、サブタンク13はエアブリーザ13aを
備えている。そして、密閉形のメインタンク11内には
油圧回路に必要な量の作動油が充満されており、タンク
11内の空気層は皆無となっている。この密閉形メイン
タンク11に細い管12を介して接続されているサブタ
ンク13は、エアブリーザ13aを備えているので外気
と連通されている。前後のロール1、2にはそれぞれ油
圧ポンプ装置8に接続された油圧モータ14、15が組
込まれている。操作ハンドル5にはその先端部にコント
ロールボックス16が設けられ、このコントロールボッ
クス16には、油圧ポンプ装置8を操作する前後進レバ
ー17と、起振装置4を操作する振動レバー(不図示)
及びエンジン7を操作するエンジンスロットルレバー
(不図示)等が装備されている。そして、エンジン7の
動力によって油圧ポンプ装置8が駆動されると、この油
圧ポンプ装置8から前後のロール1、2の油圧モータ1
4、15へ圧油が送られて油圧モータ14、15がそれ
ぞれ同方向に回転し、この油圧モータ14、15の回転
力によってロール1、2が回転駆動される。そして、前
後進レバー17を前進位置又は後進位置へ操作すること
により、走行機体3が前進走行又は後進走行する。ま
た、前後進レバー17を中立位置にすると、油圧ポンプ
装置8のポンプ作用が停止し、走行停止となる。油圧ポ
ンプ装置8は、図2に示すように斜板18を備えた油圧
ポンプ19と、油圧ポンプ19のポートAから前記油圧
モータ14に接続される油圧回路20と、油圧ポンプ1
9のポートBから前記油圧モータ15に接続される油圧
回路21とを有し、前記油圧ポンプ19にチャージポン
プ22が併設されると共に、前記油圧回路20と油圧回
路21との間にリリーフ弁23とチェック弁24とを備
えた斜板形可変ピストンポンプから構成されている。そ
して、前記油圧モータ14と油圧モータ15とを連結回
路25により接続し、油圧ポンプ19と油圧モータ14
とを接続する油圧回路20と、油圧ポンプ19と油圧モ
ータ15とを接続する油圧回路21とを直列回路により
接続して閉回路に構成されている。前記油圧モータ1
4、15は相互に同一の定容量をもつものであり、同一
量の圧油が供給されると、同一の回転数及び回転力を出
力する。そして、前後のロール1、2を前進走行させる
場合は、前後進レバー17を前進位置に位置させて油圧
ポンプ19の斜板18を操作することにより、圧油を油
圧ポンプ19のポートAから油圧回路20を介してロー
ル1の油圧モータ14に送り、油圧モータ14を前進方
向に回転し、続いて、連結回路25を介してロール2の
油圧モータ15に送り、油圧モータ15を前進方向に回
転したのち、油圧回路21を経て油圧ポンプ19のポー
トBに戻す循環を繰り返す。また、前後のロール1、2
を後進走行させる場合は、前後進レバー17を後進位置
に位置させて、油圧ポンプ19の斜板18を切換えるこ
とにより、圧油を油圧ポンプ19のポートBから油圧回
路21を介してロール2の油圧モータ15に送り、油圧
モータ15を後進方向に回転し、続いて連結回路25を
介してロール1の油圧モータ14に送り、油圧モータ1
4を後進方向に回転したのち油圧回路20を経て油圧ポ
ンプ19のポートAに戻す循環を繰り返す。また、前後
進レバー17を中立位置にして油圧ポンプ19のポンプ
作用が停止して圧油を吐出しないときは前記チャージポ
ンプ22によって油圧回路に送り込まれた作動油はリリ
ーフ弁26により制御されメインタンク11に戻る。上
記のように油圧ポンプ19及び油圧モータ14、15に
よって圧油循環されることにより作動油の温度が上昇す
るとこの作動油温度の上昇に伴って密閉形メインタンク
11内の作動油が膨張する。この作動油の膨張分は細い
管12を通ってサブタンク13内に流入する。そして作
動油が細い管12を通過中に外気温度と同温度に冷却さ
れる。同時に、密閉式のメインタンク11内には作動油
が充満しており空気層が皆無であるためタンクの放熱効
果によって作動油温度を冷却する。そして、サブタンク
13内は外気圧であり、メインタンク11内の圧力は上
昇されないので負圧になることがなくキャビテーション
の発生を防止することができ、異常磨耗等による作動油
の汚れがなくなる。また、密閉形メインタンク11内の
作動油は空気との接触がないので、酸化による作動油の
劣化を防止することができ、サブタンク13内は外気温
度と等しく、温度差を生じることがないのでタンク内の
露結を防止することができるため、水の混入による作動
油の乳化を防止することができる。従って、作動油の寿
命を大幅に伸ばすことができ合せて油圧機器等からの油
洩れを防止することができる。
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、請求項
1の発明によれば油圧ポンプからの圧油により回転され
る油圧モータを駆動源とするハンドガイド型振動ローラ
において、前記油圧ポンプに作動油を供給する作動油タ
ンクを密閉形メインタンクとこの密閉形メインタンクに
細い管で接続されたエアブリーザを備えたサブタンクと
で構成したので作動油の早期劣化が防止されて寿命を大
幅に伸ばすことができると共に、作動油の冷却効率を高
めることができ、合せて油圧機器等からの油洩れを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る作動油タンクを備えたハンド
ガイド型振動ローラの側面図である。
【図2】図1に示すハンドガイド型振動ローラの駆動系
に用いられる油圧回路図である。
【図3】図2の油圧回路を模式的に表した図である。
【図4】従来例の油圧回路を模式的に表した図である。
【図5】他の従来側の油圧回路を模式的に表した図であ
る。
【符号の説明】
9……作動油タンク 11……密閉形メインタンク 12……細い管 13……サブタンク 13a……エアリザーブ 14……油圧モータ 15……油圧モータ 19……油圧ポンプ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】油圧ポンプからの圧油により回転される油
    圧モータを駆動源とするハンドガイド型振動ローラにお
    いて、前記油圧ポンプに作動油を供給する作動油タンク
    を、密閉形メインタンクと、この密閉形メインタンクに
    細い管で接続されたエアリザーブを備えたサブタンクと
    で構成したことを特徴とするハンドガイド型振動ローラ
    の作動油タンク。
JP11156878A 1999-06-03 1999-06-03 ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク Pending JP2000345511A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11156878A JP2000345511A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11156878A JP2000345511A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000345511A true JP2000345511A (ja) 2000-12-12

Family

ID=15637374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11156878A Pending JP2000345511A (ja) 1999-06-03 1999-06-03 ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000345511A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167939A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
CN105422529A (zh) * 2015-12-25 2016-03-23 郑州宇通重工有限公司 一种设置有闭式液压油箱和开式液压油箱的液压系统
CN107642440A (zh) * 2016-07-20 2018-01-30 豆德旗 柴油车油路通自动补偿系统
WO2024095653A1 (ja) * 2022-11-02 2024-05-10 ジヤトコ株式会社 冷却装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007167939A (ja) * 2005-12-26 2007-07-05 Toyo Mach & Metal Co Ltd ダイカストマシン
JP4500766B2 (ja) * 2005-12-26 2010-07-14 東洋機械金属株式会社 ダイカストマシン
CN105422529A (zh) * 2015-12-25 2016-03-23 郑州宇通重工有限公司 一种设置有闭式液压油箱和开式液压油箱的液压系统
CN107642440A (zh) * 2016-07-20 2018-01-30 豆德旗 柴油车油路通自动补偿系统
WO2024095653A1 (ja) * 2022-11-02 2024-05-10 ジヤトコ株式会社 冷却装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6432571B2 (ja) ハイブリッド車両の潤滑装置
EP2662496B1 (en) Vibratory compacting roller machine with an electric drive
KR101782684B1 (ko) 유체압 구동 유닛
JPH07317815A (ja) モータ及びリターダを有する駆動ユニット
CN101265686A (zh) 一种新型的振动压路机液压电器控制系统
JP2000345511A (ja) ハンドガイド型振動ローラの作動油タンク
JP4782108B2 (ja) 自走車両の液圧式駆動装置
JPH10141108A (ja) トラックミキサー車両用油圧駆動装置
WO2020209172A1 (ja) 作業機械および制御方法
JP5972351B2 (ja) 特に自走式建設機械、特にコンパクタのための駆動システム
JP2007177798A (ja) 作業車両の油圧走行装置
US8763737B2 (en) Powertrain cooling circuit
JP2004347083A (ja) 上部旋回式油圧走行車両、及びその走行系の冷却方法
JPH10299705A (ja) 走行可能な作業機器のための駆動装置
CN208604453U (zh) 道路桥梁施工路面整平装置
JP2009299531A (ja) 油圧駆動式モータ装置
JP2570723Y2 (ja) 水陸両用車のラジエータ装置
JP2570314Y2 (ja) 作業車両
JP2020122315A (ja) 建設機械
JP2002255052A (ja) 車両の補機駆動装置
DE19616427A1 (de) Antriebseinheit mit einem Motor und einem Retarder
JPH10272941A (ja) 車両走行用静流体圧伝動装置
JP4172605B2 (ja) 移動農機の駆動装置
US20230087782A1 (en) Soil processing machine and method for operating a soil processing machine
KR200423701Y1 (ko) 노면 절삭기의 동력부 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041028

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041102

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041217

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050531