JP2000345339A - スパッタ成膜応用のためのプラズマ処理装置 - Google Patents

スパッタ成膜応用のためのプラズマ処理装置

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JP2000345339A
JP2000345339A JP11156417A JP15641799A JP2000345339A JP 2000345339 A JP2000345339 A JP 2000345339A JP 11156417 A JP11156417 A JP 11156417A JP 15641799 A JP15641799 A JP 15641799A JP 2000345339 A JP2000345339 A JP 2000345339A
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shield ring
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Wikuramanayaka Snil
ウィクラマナヤカ スニル
Kojin Nakagawa
行人 中川
Yoichiro Numazawa
陽一郎 沼沢
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 均一な成膜が得られるようにしたプラズマス
パッタリング装置を提供する。 【解決手段】 本発明はターゲットプレートの半径線に
渡り均一のスパッタ速度を作り出すためにターゲットプ
レートの近傍で半径方向に均一なイオンとラジカルの密
度を提供することを企図している。この処理装置は、上
部電極12と下部電極13を含む反応容器11と、上部
電極に固定されたターゲットプレート14とから構成さ
れる。基板15は下部電極の上に搭載される。さらに上
部電極に接続されかつHFまたはVHFの領域で動作す
る高周波電源16と、上部電極と下部電極の間で二次的
プラズマがその内側表面の前で生成されるようにしたプ
ラズマシールドリング20とを備える。初期プラズマと
二次的プラズマの合成プラズマに基づいてターゲットプ
レートの下側に半径方向に均一なイオン密度とラジカル
密度が作り出され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスパッタ成膜応用の
ためのプラズマ処理装置に関し、特に、ターゲットプレ
ートの下側空間で当該空間の周辺に二次的プラズマを生
成することにより半径方向に均一なプラズマを作ること
が可能なプラズマ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、大面積の基板である単一ウェハー
処理に向かう傾向が、大きな面積に渡りイオンとラジカ
ルの均一な密度を提供できる大面積プラズマ源の発展を
増進してきた。特に、スパッタ成膜処理ではターゲット
物質の近傍において均一なプラズマ密度が非常に重要で
ある。この観点から従来のスパッタ成膜プラズマ源は、
大面積のターゲット材料と大面積の基板に関する限り、
その応用に制限を受けている。これらの困難性が、図4
を参照して、従来のスパッタ成膜プラズマ源の一例を用
いて詳細に説明される。
【0003】図4は、半導体産業におけるスパッタ成膜
応用のために用いられる従来のプラズマ源の簡略化され
た図を示す。図4に示される反応容器50は、上部プレ
ート51と底部プレート52と円筒形側壁53によって
作られる。反応容器50は、その内部に上部電極54と
下部電極55を含んでいる。上部電極と下部電極は、反
応容器50の少なくとも主要部を横切って、お互いに並
行になっている。上部電極54の大きさは下部電極55
よりも僅かに大きくなっている。スパッタされることが
必要な物質で作られたターゲットプレート56は、上部
電極54の下面に固定されている。ターゲットプレート
56の直径は、通常、上部電極54の直径と同じである
か、または少し小さくなっている。上部電極54とター
ゲットプレート56は、それらを絶縁体57の上に置く
ことによって、円筒形側壁53から電気的に絶縁されて
いる。この絶縁体57は円板形状となるように作られ、
その中央部分に段差を有する大きな孔を有し、この孔は
上部電極54とターゲットプレート56をセットするた
めに使用される。反応容器50は、線58で接地されて
いる。上部電極54は整合回路60を介して高周波電源
(an rf power source) 59に電気的に接続されてい
る。高周波電源59の周波数はHFまたはVHFの領域
にある。高周波電力が高周波電源59から上部電極54
に印加されるとき、容量結合型のメカニズムによってタ
ーゲットプレート56の下側にプラズマが生成される。
【0004】処理されるべき基板(またはウェハー)6
1は下部電極55の上に搭載され、下部電極は絶縁体6
2上に置かれることにより反応容器50の他の部分から
電気的に絶縁されている。この絶縁体62は底部プレー
ト52に固定されている。下部電極55には、高周波電
源から高周波電力が与えられてもよいし、与えられなく
てもよい。図4に示された構造によれば、下部電極55
には整合回路64を介して高周波電源63から高周波電
力が供給されている。下部電極55に高周波電源63か
ら高周波電力が供給されているとき、整合回路64を通
して高周波電流が流れる。下部電極55に接続された高
周波電源63の周波数は0.5MHzから100MHz
の範囲に存在する。
【0005】プロセスガスまたはガスの混合物は、通
常、円筒形側壁53に固定されたリング形管65に形成
されたガス導入口65を通して供給される。反応容器5
0の内部圧力はガス導出ポート67に固定された可変オ
リフィスによって制御される。可変オリフィスの図示は
図において省略されている。
【0006】
【発明が解決すべき課題】図4において、符号Hによっ
て示されるターゲットプレート56と下部電極55との
間の隙間(電極ギャップ)は、通常、スパッタ成膜処理
の間、約50mmまたは50mmより小さい状態に保持
される。内部圧力は、通常、10mTorr から100mTor
r の範囲に維持される。狭い電極ギャップでのこの圧力
範囲で、圧力の勾配が電極の中心と端の間で作られる。
基板61の直径が小さい場合、例えば150mmである
場合に、たとえこの圧力勾配が無視できたとしても、例
えば直径が300mmまで増加されるとすると、それは
制限的な要因となる。圧力の勾配のため、プラズマ密度
を表す半径方向の分布形状(profile )は、電極の中心
部でピークを示し、電極の端部に向かって減衰する。半
径線方向に渡るプラズマ密度の変化が、上部電極54と
ターゲットプレート56に関して、図5に模式的に示さ
れる。さらにプラズマは、主に電子とイオンの種(speci
es) の側壁53での損失を生じた。それ故に、側壁53
の近傍においてプラズマ密度は減少する。このことはプ
ラズマの半径方向の不均一性の増加という結果をもたら
す。
【0007】さらに上記のプラズマの不均一性は次の理
由によって促進される。高周波電流は、通常、上部電極
54の上側の中心部に供給される。この高周波電流は上
部電極54の端部に向かって半径方向に流れ、それから
上部電極54の下面の中心部に向かって流れる。それ故
に、上部電極54の下面の中心領域は、より高い電力密
度となる。このことが、上部電極54の中心部でより高
いプラズマ密度という結果をもたらす。
【0008】前述のプラズマの不均一性に対応して、タ
ーゲットプレート56のスパッタリング速度が、その中
心部でより高いスパッタリング速度を持つように、不均
一になる。このことが、基板61の表面での不均一成膜
という結果をもたらす。
【0009】本発明の目的は、ターゲットプレートの半
径線に渡り均一なスパッタ速度を作り出すためにターゲ
ットプレートの近傍で半径方向に均一なイオンとラジカ
ルの密度を与えることができ、それによってウェハー表
面において半径方向に均一な膜を得ることができるスパ
ッタ成膜応用のためのプラズマ処理装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
め、本発明に係るプラズマ処理装置は、反応容器の内部
空間の少なくとも一部を横切るよう互いに向かい合う上
部電極と下部電極を含む反応容器と、上部電極に固定さ
れたターゲットプレートを備えている。この構造におい
て、処理されるべき基板は下部電極の上に搭載され、ス
パッタリングプロセスによって処理される。さらに上記
プラズマ処理装置は、上部電極に接続され、HFまたは
VHFの領域で動作する高周波電源と、上部電極と下部
電極の間で配置された金属で作られ、直接的にアースに
接続されず、その内側表面の前に二次的プラズマが生成
されるプラズマシールドリングを備えている。
【0011】上記の構造によって、初期プラズマと二次
的プラズマの合成プラズマに基づいてターゲットプレー
トの下側に半径方向に均一なイオン密度およびラジカル
密度が作られる。
【0012】上記プラズマ処理装置において、さらに、
プラズマシールドリングは、直列に接続された可変コン
デンサとインダクタからなる共振回路(L−C回路)を
介してアースに接続されている。
【0013】上記のプラズマ処理装置において、さら
に、プラズマシールドリングは高周波電力が供給される
ように高周波電源に接続されている。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、好ましい実施形態が、添
付された図面に従って説明される。実施形態の説明を通
して本発明の詳細が明らかにされる。
【0015】第1の実施形態が図1と図2に従って説明
される。プラズマ処理装置は上部プレート11aと底部
プレート11bと円筒形側壁11cからなる反応容器1
1を備える。反応容器11は反応容器11の内部空間の
少なくとも一部を横切るように互いに並行に対向させら
れた上部電極12と下部電極13を備えており、上部電
極12の下側に固定されたターゲットプレート14を備
えている。隙間Hがターゲットプレート14と下部電極
13の間で電極ギャップとして、または上部電極と下部
電極間のギャップとして定義されている。基板(または
ウェハー)15は処理されるべき基板であり、これは下
部電極13の上に搭載されている。下部電極13の直径
は、通常、基板の直径に等しい。上部電極12の直径
は、通常、下部電極13の直径よりも10〜50mm大
きくなっている。上部電極12の厚みは重要なことでは
なく、通常、5〜20mmの厚みを有する金属が用いら
れている。ターゲットプレート14の直径は上部電極1
2の直径と等しいか、または少しばかり小さくなるよう
に選択されている。高周波電源16によって生成された
高周波電流は整合回路17を通して上部電極12の上側
の中心部に供給される。高周波電源16の動作周波数は
VHFまたはHFの領域の範囲に含まれ、代表的に1
3.56MHzで動作する。
【0016】上部電極12とターゲットプレート14
は、それらを円板形状を有する絶縁体(支持ステージ)
18の上に配置することにより、円筒形側壁部53から
電気的に絶縁されている。この絶縁体18は、その中心
部分に段差を備えた大きな孔を有している。上部電極1
2とターゲットプレート14は当該大きな孔の中にセッ
トされ、その段差によって支持されている。反応容器1
1は導線19を通して接地されている。
【0017】プラズマシールドリング20は、金属、通
常ではアルミニウムで作られ、絶縁体18の下面に固定
されている。プラズマシールドリング20の内径は、上
部電極12の直径よりも10mmから50mmより大き
くなるように決められている。プラズマシールドリング
20の高さは重要な事項ではなく、上部電極と下部電極
の間のギャップ、すなわち図1に示された前述の電極ギ
ャップHを考慮して選択される。スパッタリングプロセ
スの種類に依存してプラズマシールドリング20の高さ
は上部電極と下部電極の間のギャップよりもより高い
か、あるいは、より低くくなる。プラズマシールドリン
グ20の厚みは重要な事項ではなく、通常、1mmから
5mmの範囲に存在する。プラズマシールドリング20
の外側と円筒形側壁11cの内側との間の空間は、これ
は本質的な条件ではないけれども、通常、誘電体(絶縁
体)21で満たされいる。プラズマシールドリング20
は、直列に接続されたインダクタ(L)22と可変コン
デンサ(C)23を介して電気的に接地されている。参
照数字24は誘電体21と絶縁体18を通過する導電線
を示し、これはプラズマシールドリング20と可変コン
デンサ23を接続している。インダクタ22の一端は反
応容器11の上部プレート11aに接続されている。イ
ンダクタ22と可変コンデンサ23の各々の値は、上部
電極12に印加される高周波の周波数でL−C回路を共
振させるように選択される。
【0018】プロセスガスまたはガスの混合物は、円筒
形側壁11cに固定されたリング形管26に作られたい
くつかのガス導入ポート25を通して、反応容器11の
中に導入される。反応容器11はガス導出ポート27を
通して真空にされている。反応容器11の内部圧力は、
ガス導出ポート27に設けられた可変オリフィスを用い
ることによって、10mTorr から100mTorr の範囲で
維持されている。可変オリフィスは図において示されて
いない。
【0019】下部電極13は、絶縁材料で作られたステ
ージ28の上にそれを配置することによって、反応容器
11の残りの部分から電気的に絶縁されている。ステー
ジ28の直径はプラズマシールドリング20の直径より
も5〜20mm小さくなるようになっている。スパッタ
リングプロセスの種類に依存して、下部電極13は導電
性ワイヤを介して電気的に接地されている。さらに、も
し下部電極13が浮遊状態にあるならば、高周波電流は
供給されてもよいし、供給されなくてもよい。もし下部
電極13に対し高周波電源29から高周波電流が供給さ
れるならば、高周波電流は整合回路30を介して流れ
る。下部電極13とステージ28からなる合成構造は、
反応容器11の底部プレート11bに固定され、あるい
は電極ギャップHを調整するために動き得るようにされ
る。
【0020】以下にプラズマの生成メカニズムと半径方
向のプラズマ密度の分布形状(profile) の変化が説明さ
れる。動作の間、第1に、容量結合型メカニズムによっ
てターゲットプレート14の下側にプラズマが作られ
る。そのとき、可変コンデンサ23の値は、上部電極1
2に印加される高周波電力の周波数でL−C回路が共振
するまで変化させられる。
【0021】もしプラズマシールドリングがないとする
と、上部電極12に与えられる高周波電流は上部電極1
2から円筒形側壁11cへ流れ、反応容器11内に生成
されたプラズマを通して円筒形側壁11cは電気的に接
地される。下部電極13上に配置された基板15を通し
て流れる高周波電流の一部は、下部電極13の電気的状
態に依存する。例えば、もし下部電極13が接地されて
いるとすると、基板15を通してより高い高周波電流が
流れ、もし下部電極13が浮遊状態にあるとすると、基
板15を通して流れる高周波電流は最少化されるか、ま
たは全く流れない。通常のスパッタリングプラズマ処理
装置において、下部電極13は、上部電極12に与えら
れる高周波電流に対して高いインピーダンスを示す。そ
れ故に、上部電極12に与えられるほとんどすべての高
周波電流は、生成されたプラズマを通して、反応容器1
1の円筒形側壁11cに流れる。
【0022】前述のプラズマシールドリング20が設け
られることで、上記の状態は変化する。プラズマシール
ドリング20に付設されたL−C回路の共振周波数が上
部電極12に与えられた高周波電流の周波数に等しくな
る場合、高周波電流の大部分は上部電極12からプラズ
マシールドリング20へ流れる。さらに、この条件にお
いて、プラズマシールドリング20は異なる周波数を有
する他の交流電流に対して高いインピーダンスを示す。
さらに、コンデンサ23が存在することによって、プラ
ズマシールドリング20はdc電流(直流電流)に対し
て絶縁体として作用する。これらの属性のため、プラズ
マシールドリング20は、上部電極12に与えられた周
波数と等しい周波数を持つ高周波電流が供給される二次
的電極として作用する。上部電極12とプラズマシール
ドリング20のそれぞれを流れる高周波電流の位相差は
180°である。従ってプラズマシールドリング20の
内側表面の前に二次的プラズマが生成される。この二次
的プラズマ31の半径方向の分布形状(profile) が、タ
ーゲットプレート14の下側に生成される初期のプラズ
マ32の半径方向の分布形状と比較しつつ、図2に示さ
れる。図2に示されたプラズマ密度の半径方向の分布形
状31,32は上部電極12とターゲットプレート14
に関して与えられている。これらの2つのプラズマ3
1,32において、イオン、電子、ラジカルの拡散は、
ターゲットプレート14の下側で合成プラズマとして半
径方向に均一なプラズマを作る。結果としてもたらされ
たプラズマ密度の分布形状33が、同様に、図2におい
て模式的に示される。このように、ターゲットプレート
14の下側の空間を取り囲むように配置され、インダク
タ22と可変コンデンサ23からなるL−C回路に電気
的に接続されたプラズマシールドリング20の存在はタ
ーゲットプレート14の下側に半径方向に均一なプラズ
マ33を作り出す。
【0023】次に、本発明の第2実施形態が図3を参照
して説明される。図3は、第2実施形態の断面図を示
す。プラズマシールドリング20に接続されるL−C回
路を高周波電源41と整合回路42で置き換えることを
除いて、第2実施形態におけるすべての他の構成は、第
1実施形態で与えられた構成と同じである。それ故に、
図3において、第1実施形態で説明された要素と同一の
要素にはそれぞれ同じ参照番号が与えられ、ここではそ
れらの詳細な説明は省略される。第2実施形態では、以
下において、プラズマシールドリング20とその電気的
接続のみが議論される。第2実施形態におけるプラズマ
シールドリング20の大きさは、第1実施形態で説明さ
れたように変り得る。プラズマシールドリング20は整
合回路42を介して高周波電源41に接続されている。
高周波電流の周波数の増大はプラズマシールドリング2
0における自己バイアス電圧を減少させるので、プラズ
マシールドリング20に接続される高周波電源41の周
波数は好ましくはVHFの領域にある。さらにプラズマ
シールドリング20に印加される高周波電力は、低い
値、通常、約300Wに維持される。この値はプラズマ
シールドリング20の自己バイアス電圧に依存する。す
なわち、プラズマシールドリング20の自己バイアス電
圧は好ましくはプラズマシールドリングの材料のスパッ
タリングに必要とされるしきい値電圧よりも低い値に維
持される。プラズマシールドリング20に接続された高
周波電源41の高周波の周波数は、上部電極12に与え
られる高周波の周波数と異なることも可能である。
【0024】プラズマシールドリングへの高周波電力の
容量結合型のメカニズムによって結果的にプラズマシー
ルドリング20の内側表面にプラズマを生成させる。こ
のプラズマの半径方向の分布形状は第1実施形態におけ
るプラズマシールドリング20の近傍に生成された二次
的プラズマ31に類似している。それ故に、第1実施形
態で説明した現象に類似して、第2実施形態においても
ターゲットプレート14の下側に半径方向に均一なプラ
ズマが作られる。
【0025】
【発明の効果】本発明によるプラズマ処理装置は、前述
した構造を有するプラズマシールドリングを備えるた
め、ターゲットプレートの下側に半径方向に均一なプラ
ズマを作り出し、このことは上部電極に固定されたター
ゲットプレートのスパッタリング速度を半径方向につい
て均一にする。このことは、基板の上に堆積される膜の
厚みの均一性を改善し、ターゲットプレートの利用効率
を高めるという結果をもたらす。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は本発明の第1実施形態の断面図を示
し、反応容器の内部構造を示している。
【図2】この図はターゲットプレートの下側とプラズマ
シールドリングの内側表面の近傍に生成されたプラズマ
の半径方向のプラズマ密度の分布形状の変化を示す。
【図3】この図は本発明の第2実施形態の断面図を示
す。
【図4】この図はスパッタ成膜応用のために用いられる
従来のプラズマ処理装置の断面図を示す。
【図5】この図は従来のプラズマ処理装置のターゲット
プレートの下側で生成される半径方向のプラズマ密度の
分布形状の変化を示す。
【参照符号の説明】
11 反応容器 11c 円筒形側壁 12 上部電極 13 下部電極 14 ターゲットプレート 15 基板(ウェハー) 16,29,41 高周波電源 17,30,42 整合回路 18 絶縁体(支持ステージ) 20 プラズマシールドリング 21 誘電体(絶縁体) 22 インダクタ 23 可変コンデンサ 28 ステージ 31 初期プラズマの半径方向のプラズマ
密度分布形状 32 二次的プラズマの半径方向のプラズ
マ密度分布形状 33 合成プラズマの半径方向のプラズマ
密度分布形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 沼沢 陽一郎 東京都府中市四谷5丁目8番1号 アネル バ株式会社内 Fターム(参考) 4K029 DC20 DC28 DC35 5F103 AA08 BB23 RR06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部空間の少なくとも一部を横切って互
    いに向かい合う上部電極と下部電極を含む反応容器と、
    前記上部電極に固定されるターゲットプレートからな
    り、ここで前記下部電極の上に搭載される基板はスパッ
    タリングプロセスで処理され、 HFまたはVHFの領域で動作する、前記上部電極に接
    続された高周波電力源と、 内側表面の前に二次的プラズマが生成されるように前記
    上部電極と前記下部電極の間に配置されたプラズマシー
    ルドリングと、 からなることを特徴とするスパッタ成膜応用のためのプ
    ラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 前記プラズマシールドリングは、可変コ
    ンデンサとインダクタの直列接続からなる共振回路を通
    してアースに接続されることを特徴とする請求項1記載
    のスパッタ成膜応用のためのプラズマ処理装置。
  3. 【請求項3】 前記プラズマシールドリングは、高周波
    電力を供給するように高周波電力源に接続されることを
    特徴とする請求項1記載のスパッタ成膜応用のためのプ
    ラズマ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6774570B2 (en) 2002-02-08 2004-08-10 Anelva Corporation RF plasma processing method and RF plasma processing system
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