JP2000345216A - 金属粉末の製造方法および製造装置 - Google Patents

金属粉末の製造方法および製造装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 気相化学反応により生成する金属粉末の粒径
制御を容易として超微粉状の金属粉末を安定して製造す
る。 【解決手段】 蒸発室1Aにおいて、塩化ニッケル等の
固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて金属塩化物ガスを
生成する。この金属塩化物ガスを、キャリアガスが反応
室1Bに直接流されている供給管5に、ベンチュリー機
構6によって発生する負圧を利用して導入し、反応室1
Bに供給する。反応室1Bにおいて金属塩化物ガスと還
元ガスとを接触させ、気相化学反応を起こさせることに
よりNi超微粉等の金属粉末を生成させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属粉末の製造方
法および製造装置に係り、具体的には電子部品等に用い
られる導電ペーストフィラー、Ti材の接合材、さらに
は触媒等の各種用途に適したNi、Cu、Ag等の金属
超微粉を製造するにあたって好適な方法および装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】上記Ni、Cu、Agの中でも、とりわ
けNiの粉末は、従来のPd粉末に比べて安価なため積
層セラミックコンデンサの内部電極形成用として注目さ
れている。中でも金属塩化物の水素還元等によるNi粉
末の製造方法は、湿式法に比べてその製造プロセスがシ
ンプルであるため大量生産に向いている。このようなN
i粉末の中でも、積層セラミックコンデンサの小型化、
大容量化に伴う内部電極の薄層化・低抵抗化等の要求か
ら、粒径1μm以下は勿論のこと、粒径0.5μm以下
のNi超微粉が要望されている。
【0003】図3は、上記のような金属超微粉の製造装
置の従来例を示している。この製造装置は縦型の還元炉
20を主体としており、還元炉20内は坩堝21によっ
て上側の蒸発室20Aと下側の反応室20Bとに分けら
れている。還元炉20の頂部には蒸発室20Aに不活性
ガスを供給する不活性ガス供給口22を有している。ま
た、頂部から反応室20Bにわたって延びる還元ガス供
給管23が蒸発室20Aを貫通して設けられている。こ
の還元ガス供給管23と坩堝21との間には、蒸発室2
0Aと反応室20Bとを連通する金属塩化物ガス導入口
24が形成されている。そして、炉壁の周囲には、蒸発
室20Aおよび反応室20Bを加熱する加熱手段25
A,25Bがそれぞれ配置されている。
【0004】この製造装置によりNi超微粉を製造する
場合を説明すると、蒸発室20Aに固体状の塩化ニッケ
ルを投入し、これを加熱手段25Aにより加熱蒸発(昇
華)させ、蒸発室20Aにおいて金属塩化物ガスである
塩化ニッケルガスを連続的に生成する。一方、蒸発室2
0Aに不活性ガス供給口22から不活性ガスを供給する
とともに、還元ガスである水素ガスを還元ガス供給管2
3に流して反応室20Bに供給し、さらに、加熱手段2
5Bによって反応室20Bを所定の還元温度に維持す
る。蒸発室20A内に供給された不活性ガスは、塩化ニ
ッケルガスとともに金属塩化物ガス導入口24から反応
室20B内に流入する。反応室20Bでは、塩化ニッケ
ルガスは水素ガスによって還元されてNi粉末が生成す
る。蒸発室20Aに供給する不活性ガスは、金属塩化物
ガスを反応室20Bに移送するためのキャリアガスとし
て用いられる。
【0005】上記の金属塩化物ガスと還元ガス(上記の
場合、塩化ニッケルガスと水素ガス)は、両者が接触し
た瞬間に金属原子が生成し、金属原子どうしが衝突もし
くは凝集することによって金属の超微粒子に成長、ある
いは生成した金属の超微粒子の表面で気相化学反応が進
行して粒子が成長してゆくと考えられる。このため、反
応工程における雰囲気中の金属塩化物ガスの分圧や温度
等の条件によって、生成する金属粉末の粒径が影響され
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造装置で
は、蒸発室20Aで生成した金属塩化物ガス(上記具体
例では塩化ニッケルガス)をキャリアガスによって蒸発
室20Aから反応室20Bに導入する形式を採っている
ので、次のような問題がある。蒸発室20A内での金属
塩化物ガスの分圧ならびに反応室20Bへの金属塩化物
ガスの供給量が安定せず反応室20Bで生成する金属粉
末の粒径を所望の範囲内に制御することが難しいと考え
られる。このため、粒度分布が狭く高品質な金属粉末を
安定的に製造する方法が望まれている。本発明は、固体
の金属塩化物を蒸発させて得た金属塩化物ガスを還元し
て金属超微粉を得る場合において、以下の点を目的とす
る。 1)金属塩化物ガスを反応部に安定して供給する装置を
提供すること。 2)上記1)の装置を利用した金属超微粉の気相化学反
応装置を提供すること。 3)上記2)の装置を用いた金属超微粉の製造方法を提
供すること。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の金属粉末の製造
方法は、固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて生成した
金属塩化物ガスを、反応部に貫通してなる供給管内のガ
ス流通による負圧を利用して反応部に供給することによ
り、当該反応部において金属塩化物ガスと還元ガスとに
よる気相化学反応を起こさせて金属粉末を得ることこと
を特徴としている。
【0008】この製造方法によれば、生成した金属塩化
物ガスは、キャリアガスが反応部に流されている供給管
に負圧を利用して導入され、キャリアガスによって供給
管から反応部に供給される。供給管への金属塩化物ガス
の導入量は、金属塩化物ガスの蒸発量およびキャリアガ
スの流量を一定とした場合、負圧の大きさによって定ま
る。したがって、この負圧の大きさを制御因子とするこ
とにより反応部への金属塩化物ガスの供給量ならびに金
属塩化物ガスの分圧を制御することができる。したがっ
て、金属塩化物ガスの供給量ならびに分圧の制御が容易
かつ高精度となり、ひいては反応部で生成する金属粉末
の粒径を的確に制御することができる。
【0009】本発明の金属粉末の製造方法によって製造
され得る金属超微粉は、ニッケル、CuあるいはAg等
であり、これらの超微粉は導電ペーストフィラー、Ti
材の接合材、さらには触媒等の各種用途に適している。
これらの中でも、本発明は特にNi超微粉の製造に好適
である。
【0010】本発明におけるキャリアガスとしては、ア
ルゴンガスや窒素ガス等の不活性ガスが好適に用いられ
るが、このキャリアガス中に還元ガスを混入してもよ
く、さらには、還元ガスをキャリアガスとして用いるこ
ともできる。また、金属粉末を生成させる際に用いる還
元ガスとしては、水素ガス、硫化水素ガス等の還元ガス
を用いることができるが、生成した金属粉末への影響を
考慮すると水素ガスが好適である。さらに、本発明の金
属塩化物は、塩化ニッケル、CuCl等が挙げられ
る。
【0011】次に、本発明の金属粉末の製造装置は、上
記本発明の金属粉末の製造方法を実施するにあたって好
適なものであり、固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて
金属塩化物ガスを生成する蒸発部と、金属塩化物ガスと
還元ガスとによる気相化学反応を起こさせて金属粉末を
得る反応部と、キャリアガスを反応部に直接流通させ、
かつ金属塩化物ガス導入部を有し、該導入部から導入し
た金属塩化物ガスをキャリアガスによって反応部に供給
する供給管とを具備し、前記供給管における金属塩化物
ガス導入部には、金属塩化物ガスを吸引するための負圧
発生手段が設けられていることを特徴としている。
【0012】この製造装置によれば、蒸発部で生成した
金属塩化物ガスは、負圧発生手段により発生する負圧で
供給管に導入され、キャリアガスにより反応部に移送さ
れる。金属塩化物ガスは反応部で還元ガスと接触し、気
相化学反応を起こして金属粉末となる。反応部への金属
塩化物ガスの供給量ならびに金属塩化物ガスの分圧は、
負圧発生手段により発生する負圧の大きさで制御され、
これらの制御は、キャリアガスが供給管を経て反応部に
直接流されているから、容易かつ高精度で行うことがで
きる。このため本発明では、負圧発生手段によって発生
する負圧の大きさが調整可能とされていることを好まし
い形態としている。
【0013】本発明に係る負圧発生手段としては、供給
管への金属塩化物ガス導入部として形成された導入口に
よって構成することが可能である。しかしながら、十分
な負圧発生を図るために、その導入口に近接する供給管
内部に、キャリアガスの流速を利用して負圧を発生させ
るベンチュリー機構を具備させることが好ましい。
【0014】また、本発明の製造装置では、装置の小型
化ならびに単純化が達成される観点から、供給管が蒸発
部を貫通していることを好ましい形態としている。この
場合、供給管に設けられる金属塩化物ガス導入部を蒸発
部内に配置することになる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態を説明する。図1は、一実施形態に係る金属粉
末の製造装置を示している。該装置は円筒状の縦型還元
炉1を主体としており、還元炉1内は坩堝を構成する仕
切り2によって上側の蒸発室(蒸発部)1Aと下側の反
応室(反応部)1Bとに分けられている。蒸発室1Aお
よび反応室1Bは、還元炉1の周囲に配置された加熱手
段3A,3Bにより、それぞれ所定の温度に加熱され
る。反応室1Bを構成する炉壁の上部には、還元ガスを
反応室1Bに供給する還元ガス供給管4aが接続されて
いる。また、反応室1Bの下端部には、生成した金属超
微粉を回収する回収管4bが設けられている。
【0016】還元炉1の上部には、金属塩化物ガスを反
応室1Bに供給する供給管5が配置されている。この供
給管5は、還元炉1の軸心にほぼ沿って還元炉1の頂部
から蒸発室1Aを貫通し反応室1Bの上部まで延びてい
る。供給管5の下端部は、金属塩化物ガスを反応室1B
に吐出するノズル5aとして構成される。
【0017】供給管5の蒸発室1Aでの延在部分におけ
るほぼ中央部分には、図2(a)に示すように、供給管
5の肉厚が内側に膨出してなるベンチュリー機構(負圧
発生手段)6が構成されている。そして、このベンチュ
リー機構6のもっとも肉厚部分には、供給管5内と蒸発
室1Aとを連通する複数の金属塩化物ガス導入口7が、
周方向に等間隔をおいて空けられている。
【0018】次いで、上記金属粉末の製造装置を用いて
Ni超微粉を製造する一実施形態の具体例を説明する。
はじめに、蒸発室1Aに固体状の塩化ニッケル(固体状
の金属塩化物)を投入し、これを加熱手段3Aにより加
熱蒸発(昇華)させる。加熱手段3Aによる塩化ニッケ
ルの加熱蒸発温度は、900℃前後が適当である。蒸発
室1Aにおいては、金属塩化物ガスである塩化ニッケル
ガスが連続的に発生する。一方、不活性ガス(アルゴン
ガスや窒素ガス)を供給管5に流して反応室1Bに圧送
するとともに、還元ガスである水素ガスを還元ガス供給
管4aに流して反応室1Bに供給し、さらに、加熱手段
3Bによって反応室1Bを所定の還元温度(1000℃
前後)に加熱する。
【0019】反応室1Bに向かって供給管5内を流れて
いる不活性ガスは、ベンチュリー機構6を通過する際に
負圧を発生する。この負圧発生により、蒸発室1Aで生
成した塩化ニッケルガスが金属塩化物ガス導入口7から
供給管5内に吸引される。供給管5に導入された塩化ニ
ッケルガスは、不活性ガスとともにノズル5aから反応
室1Bに吐出する。反応室1Bでは、不活性ガスに随伴
された塩化ニッケルガスが水素ガスと気相化学反応を起
こし、Ni超微粉が生成する。
【0020】生成したNi超微粉は、不活性ガスや気相
化学反応で副生した塩酸ガス等とともに反応室1Bの下
部で冷却された後、次いで回収管4bより前記の混合ガ
スから分離回収される。分離回収されたNi超微粉は、
さらに洗浄乾燥工程を経た後、本願発明によるNi超微
粉が得られる。
【0021】本実施形態によれば、蒸発室1Aで生成し
た金属塩化物ガス(上記具体例では塩化ニッケルガス)
は、ベンチュリー機構6によって発生する負圧を利用し
て供給管5内に導入され、反応室1Bに供給される。供
給管5への金属塩化物ガスの導入量は、金属塩化物ガス
の蒸発量およびキャリアガスの流量を一定とした場合、
ベンチュリー機構6で発生する負圧の大きさによって定
まる。このように、ベンチュリー機構6による負圧の大
きさを制御因子とすることにより、反応室1Bへの金属
塩化物ガスの供給量ならびに金属塩化物ガスの分圧を制
御することができる。したがって、金属塩化物ガスの供
給量ならびに分圧の制御を容易に、かつ高精度で行うこ
とが可能となる。その結果、反応室1Bで生成する金属
粉末の粒径を的確に制御することができるとともに、粒
径が例えば0.5μm以下のNi超微粉を製造すること
ができる。この場合、ベンチュリー機構6により発生す
る負圧は、肉厚や長さに伴う供給管5内の狭隘状態によ
って制御することができる。
【0022】また、上記製造装置においては、蒸発室1
Aと反応室1Bとが上下に隣接し、なおかつ供給管5が
蒸発室1Aを貫通しているので、装置の小型化ならびに
単純化が達成される。
【0023】上記実施形態では、キャリアガスとして不
活性ガスを用いているが、キャリアガス中に還元ガス
(上記具体例では還元ガスである水素ガス)や、他のガ
ス(上記具体例では塩素ガス)を混入してもよく、さら
には、還元ガスをキャリアガスとして用いることもでき
る。
【0024】上記実施形態のベンチュリー機構6は、金
属塩化物ガスを供給管5に導入するための負圧発生手段
の一例であり、負圧発生手段としては、金属塩化物ガス
を供給管5に導入可能であればいかなる形態であっても
かまわない。図2(b)〜(d)は、ベンチュリー機構
の変形例を示している。図2(b)のベンチュリー機構
は、金属塩化物ガス導入口7の上流側に設けた漏斗状の
絞り部材10により構成されている。また、図2(c)
のベンチュリー機構は、供給管5のノズル5aを縮径し
て絞り、供給管5内に通した内管11に金属塩化物ガス
導入口7を連通させて構成されている。さらに、図2
(d)のベンチュリー機構は、絞り弁12によりベンチ
ュリー機構を構成している。この場合、絞り弁12の開
度によって負圧の大きさを調整し、金属塩化物ガスの導
入量を任意に制御することができるようになっている。
したがって、生成する金属粉末の粒径制御を容易に、か
つ高精度で行うことができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。図1に示
す金属粉末の製造装置の蒸発室1Aに、出発原料である
固体の塩化ニッケルを投入し、加熱手段3Aにより蒸発
室1Aを900℃に加熱し、固体の塩化ニッケルを蒸発
させて塩化ニッケルガスを発生させた。また、加熱手段
3Bにより反応室1Bを1000℃に加熱した。次い
で、供給管5にアルゴンガスを流して反応室1Bに塩化
ニッケルガスを0.3Nl/分で、また還元ガス供給管
4aから、3Nl/分の水素ガスを反応室1Bに供給
し、反応室1BでNi超微粉を連続的に生成させた。次
いで、窒素ガスおよび反応で副生した塩酸蒸気およびN
i超微粉を回収管4bからオイルスクラバーに導き、N
i超微粉のみを分離回収した。次いで、回収したNi超
微粉をキシレンで洗浄後、水洗乾燥してNi超微粉を得
た。このNi超微粉は、平均粒径が0.3μmで、形状
はほぼ均一な球状の粒子であり、きわめて高品質であっ
た。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて生成した金属塩化
物ガスを、キャリアガスが反応部に直接流されている供
給管に負圧を利用して導入することにより反応部に供給
するので、生成する金属粉末の粒径制御を容易に、かつ
高精度で行うことができる。したがって、粒度分布が狭
く高品質な金属粉末を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る金属粉末の製造装
置を示す縦断面図である。
【図2】 (a)は本発明の一実施形態に係るベンチュ
リー機構を示す縦断面図、(b)〜(d)はそれぞれベ
ンチュリー機構の変形例を示す縦断面図である。
【図3】 従来の金属粉末の製造装置の従来例を示す縦
断面図である。
【符号の説明】
1…還元炉、1A…蒸発室(蒸発部)、1B…反応室
(反応部)、5…供給管、6…ベンチュリー機構(負圧
発生手段)、7…金属塩化物ガス導入口。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて生
    成した金属塩化物ガスを、反応部に貫通してなる供給管
    内のガス流通による負圧を利用して前記反応部に供給す
    ることにより、当該反応部において前記金属塩化物ガス
    と還元ガスとによる気相化学反応を起こさせて金属粉末
    を得ることを特徴とする金属粉末の製造方法。
  2. 【請求項2】 固体状の金属塩化物を加熱蒸発させて金
    属塩化物ガスを生成する蒸発部と、前記金属塩化物ガス
    と還元ガスとによる気相化学反応を起こさせて金属粉末
    を得る反応部と、キャリアガスを前記反応部に直接流通
    させ、かつ金属塩化物ガス導入部を有し、該導入部から
    導入した金属塩化物ガスをキャリアガスによって反応部
    に供給する供給管とを具備し、前記供給管における前記
    金属塩化物ガス導入部には、前記金属塩化物ガスを吸引
    するための負圧発生手段が設けられていることを特徴と
    する金属粉末の製造装置。
  3. 【請求項3】 前記負圧発生手段によって発生する負圧
    の大きさが調整可能とされていることを特徴とする請求
    項2に記載の金属粉末の製造装置。
  4. 【請求項4】 前記供給管が前記蒸発部を貫通し、かつ
    前記金属塩化物ガス導入部が蒸発部内に配置されている
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の金属粉末の
    製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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