JP2000344628A - 凝集された顔料を含むマユ用ペンシル - Google Patents

凝集された顔料を含むマユ用ペンシル

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ナルドリーロ アイレン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柔らかく自然な外観を使用者に与える化粧品
ペンシル、特に、マユ用ペンシルを提供する。 【解決手段】 少なくとも１種の凝集された顔料が分散
されている化粧品ペンシル基剤をペンシルキャリア中に
含む化粧品ペンシル。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は化粧品組成物に関す
る。より詳細には、本発明はマユ用ペンシルにおける使
用のための化粧品組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】目の領域を装飾するための顔料入り材料
の使用は少なくとも古代エジプト時代にまで逆上って行
われている。その時代に方鉛鉱または硫化鉛から恐らく
製造されたコールという黒色粉末により、目の縁、マユ
およびマツ毛を装飾することは、女性、さらには男性に
とっても、その時代には珍しいことではなかった。この
習慣は非常に人気があり、人々はマユ毛をしばしば剃っ
て、濃く描いたコールのイミテーションによりマユ毛を
置き換えていた。
【０００３】目の装飾を好むのはエジプトに限定され
ず、古代の世界において広く流行していた。コールは引
き続いて目の化粧のために選択されていたが、ローマ時
代までに、硫化アンチモンから製造されるようになっ
た。それにも係わらず、より濃く、より自然でないライ
ンで自然のマユ毛を置き換えたり、または、強調したり
することが何世紀にもわたって続いた。現代では、コー
ルは、合成であるが安全な顔料入り化粧品により置き換
えられてきたが、２０世紀でも、女性はしばしばマユ毛
を抜いたりまたはさらには剃ったりして、着色された化
粧品ペンシルで自然のマユのラインを埋めている。
【０００４】しかしながら、世界は新たな世紀に入るう
としているときに、マユの装飾の傾向は自然な外観に戻
ってきた。古代、さらには、比較的に近代においても魅
力的であると思われていたマユの不自然な高いアーチを
見ることが現在では稀である。この自然回帰にも係わら
ず、マユ用ペンシルにはまだ多くの需要があり、しばし
ば、自然が無視してきたものを補うために使用される。
このようなペンシルは、現在、別のイメージで完全に置
き換えるのではなく、マユに対して、より自然でかつ魅
力的な形状を提供するように、または、マユの閑散とし
た領域を埋めるために一般に使用されている。この点
で、現代のマユ用ペンシルは時流に追いついてきていな
い。最も商業的に入手可能なペンシルは１種以上の顔料
が均質に分散されている固体のワックス基剤からなるも
のである。このようなペンシルはマユに良好な色を提供
しない。しかしながら、得られるイメージはしばしば古
代に戻るものであると聞かれる：色は無垢の単一色のラ
インでマユに適用できるのみであり、これはマユに現在
では流行らない厳しくかつ不自然な外観を与え、そのこ
とは自然な外観を求めている殆どの女性から受け入れら
れない。というのは、自然のマユは単一色からなること
がなく、また、自然なラインは均一でかつ切れ目のない
ものではないからである。
【０００５】特定のタイプのより最近のマユ用ペンシル
は、１つのペンシル中に異なる色を用い、それにより、
他の色の存在により、支配的な単一色ラインの固い外観
を打ち消すことにより、この問題を解決しようとしてい
る。他の色の存在は、より柔らかく、より自然な外観を
与えることを助けるが、単一の切れ目のないラインの存
在は残り、この為、このようなペンシルは、依然とし
て、意図しない外観のマユを形成するという問題を完全
には解決しない。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】明らかに、有効にギャ
ップを埋めまたはマユを優しく形作り、そしてなお、柔
らかく自然な外観のマユを使用者に与えるマユ用ペンシ
ルが必要とされている。本発明は、今回、このような製
品を提供する。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は、少なくとも１
種の凝集された顔料が分散されているワックス基剤を含
む化粧品ペンシルにおける使用のための化粧品組成物に
関する。顔料は、凝集物を分解することを実質的に回避
し、ペンシル全体にわたって、顔料からの色の不均一な
分散をもたらすように、ワックス基剤中に混入されてい
る。得られる組成物は基剤全体にわたって均一に着色さ
れているのではなく、基剤の全体にわたって分布された
顔料の離散した微片を有している。ペンシル中に混入さ
れ、そして皮膚、好ましくはマユの領域に適用されたと
きに、組成物は、皮膚上において、凝集された顔料から
の色の束を生じ、それはマユまたは他の天然のヘアの外
観と類似しており、それにより、従来のマユ用ペンシル
よりも自然な外観を与える。
【０００８】本発明は、また、少なくとも１種の凝集さ
れた顔料とワックス基剤とを合わせること、ワックス基
剤全体にわたって均質に分布するために十分であるが、
顔料の脱凝集化およびワックス基剤の均質な着色化を起
こすためには不十分な条件下に混合すること、および、
この合わせたワックス基剤および顔料を適切なペンシル
キャリア中に入れることを含む、マユ用ペンシルの製造
方法をも提供する。本発明は、また、上記の通りのペン
シルをマユの領域に適用することを含む、マユ領域の着
色方法に関する。
【０００９】
【発明の実施の形態】通常のマユ用ペンシルは、化粧品
基剤、しばしばワックス基剤を用いて製造され、この基
剤は最初に溶融されて、そしてその後、所定の着色剤が
添加される。合わせた基剤および着色剤は、その後、徹
底的に混合されて、基剤全体にわたって着色剤の色が分
布される。言い換えれば、基剤は分散された着色剤によ
って実質的に均質に着色される。このようなペンシルに
使用される顔料は、有機物であってもまたは無機物であ
ってもよいが、どの場合であっても、着色剤粒子は小さ
く、通常１μｍ未満から始まり、それにより、基剤中に
容易に混合されて、均質な単一色が得られることが一般
に好ましい。
【００１０】対照的に、本発明の化粧品は、標準的な化
粧品ペンシル基剤を使用するが、凝集されたまたは粒状
の無機顔料を使用する。本明細書の「発明の詳細な説
明」および「特許請求の範囲」において使用される「凝
集された」または「粒状の」顔料とは少なくとも約１０
ミクロンから１０００ミクロンの粒子サイズを有する不
溶性の顔料を意味するが、好ましくは約１００〜約８０
０ミクロンの範囲であり、より好ましくは約４００〜約
６００ミクロンの範囲である。本発明の目的で、このよ
うな顔料は、基剤中に混合するプロセスによって、粒子
が容易に分解されてペンシル全体に均質に分布されるこ
とのないように、十分にしっかりしたコンシステンシー
のもので、そして機械的な安定性を有するものでなけれ
ばならない。一般に、このような凝集されたまたは粒状
の顔料は、より小さい顔料粒子の結合および／または圧
縮により製造され、通常、バインダーの存在下に製造さ
れる。このような顔料は、小粒径顔料の取扱により通常
に生じるダストを低減するために頻繁に製造されてき
た。このタイプの粒状顔料はWhittaker, Clark, & Dani
els (Plainfield, New Jersey)およびElementis Pigmen
ts (Easton, PA) から市販されている。顔料は化粧品に
許容される不溶性もしくは実質的に不溶性の顔料をベー
スとするものであればよい。最も頻繁には、顔料は金属
酸化物、例えば、黄色、黒色、褐色もしくは赤色の酸化
鉄、白色の二酸化チタン、酸化クロム、または、それら
のいずれかの組み合わせの混合物をベースとするもので
ある。しかしながら、凝集されたまたは粒状の顔料は、
アルミナ、バリウムもしくはカルシウム水和物のような
不溶性ベース上に有機染料を沈降させそして吸着させる
ことにより形成された顔料であるレーキをベースとする
ものであってもよい。最も好ましい凝集された粒子は、
酸化鉄および二酸化チタンである。顔料粒子の凝集は混
合プロセスにおいてその一体性を保持することを可能に
し、それにより、ペンシルの化粧基剤全体にわたって視
覚的に離散した粒状物または粒子とすることができる。
使用する粒子の量は特に問題ではなく、種々の量であっ
てよいが、これらの粒子は、通常、組成物の合計重量を
基準として、約０．１〜約１０％、より一般的には約１
〜約５％の量で使用される。
【００１１】ペンシルは、化粧品ペンシルまたはスティ
ックを製造するための当業界において標準的であるどの
タイプの化粧品基剤を使用してもよい。しかしながら、
最も一般的には、基剤はワックス基剤であり、即ち、１
種以上のワックスを含む。本明細書の「発明の詳細な説
明」および「特許請求の範囲」における用語「ワック
ス」は、従来の意味のワックスを含み、即ち、植物、動
物または鉱物のワックスを含み、これらは、主として高
級脂肪酸およびアルコールのエステル、遊離高級酸およ
びアルコール並びに飽和炭化水素を含み、このような従
来のワックスの例は、制限するわけではないが、カルナ
ウバワックス、カンデリラワックス、ビーズワックス、
合成ワックス、セラックワックス、鯨蝋、ラノリンワッ
クス、オゾケライト、ぬかワックス（ブランワック
ス）、セレシンワックス、ヤマモモワックス（ベイベリ
ーワックス）、パラフィン、ライスワックスおよびホウ
ホウバワックス(jojoba wax)を含む。しかしながら、
「ワックス」は他の伝統的でないワックス状材料、即
ち、ワックス状の、硬く、脆く、比較的にグリース状で
ない組織のものをも含むものと理解され、制限するわけ
ではないが、種々の脂肪アルコール、脂肪酸、脂肪酸エ
ステル、水素化オイルおよびグリセリド、ポリエチレ
ン、ポリエチレングリコールおよびステロール並びに合
成樹脂状製品、例えば、シリコーンワックスを含む。通
常、基剤のワックス成分は、ペンシル化粧品組成物の合
計重量を基準として、約５〜約５０％、より好ましくは
約１５〜約４５％を構成する。
【００１２】ワックス基剤組成物は、また、ワックスを
軟化させるように作用する１種以上のオイルを含むであ
ろう。このオイルは化粧品に許容されるどのオイルであ
ってもよいが、好ましくは、オイル成分は主として不揮
発性オイルであろう。有用なオイル材料は、制限するわ
けではないが、炭化水素、例えば、スクアラン、ペトロ
ラタム、ペトロラタム、Ｃ8-9 イソパラフィン、Ｃ
11-12 イソパラフィン、イソヘキサデカン、イソドデカ
ンおよび水素化ポリイソブテン、植物油、例えば、ヒマ
シ油、ココナッツ油、コーン油、ホウホウバ油(jojoba
oil)、綿実油、大豆油、ワルナット油、小麦麦芽油、ヒ
マワリシード油、パーム核油、キンセンカ油(calendula
oil) 、Ｃ10-18 トリグリセリド、ラノリンおよびラノ
リン誘導体、イリッペバター（illipe butter)、シェー
バター、式ＲＣＯ−ＯＲ’（式中、ＲＣＯはカルボン酸
基であり、そしてＯＲ’はアルコール残基である）のエ
ステル、例えば、イソデシルネオペンタノエート、トリ
デシルオクタノエート、セチルパルミテート、セチルオ
クタノエート、セチルステアレート、セチルミリステー
ト、イソプロピルパルミテート、イソプロピルミリステ
ート、ポリグリセリル−２−イソステアレート、ネオペ
ンチルグリコールジステアレート、イソデシルオレエー
ト、デシルイソステアレート、ジイソプロピルセバケー
ト、ＰＥＧ−４ジヘプタノエート、ジオクチルマレート
およびイソヘキシルネオペンタノエート，脂肪アルコー
ル、例えば、ラノリンアルコールまたはオレイルアルコ
ール、並びに、シリコーンオイル、例えば、シクロメチ
コン、ジメチコン、セチルジメチコン、ラウリルトリメ
チコンおよびジメチコノールを含む。使用するオイルの
量は最終製品の所望の組織によって決まるが、一般に
は、組成物の重量を基準にして、約１０〜約４０％の範
囲であろう。
【００１３】基剤は、また、例えば、化粧品組成物中に
頻繁に使用されるような、さらなる無着色性パウダーも
しくはフィラー材料を含んでよい。このようなパウダー
もしくはフィラーの例は、マイカ、窒化珪素、シリカ、
タルク、炭酸カルシウム、デンプン、ナイロン、カオリ
ン、ビスマスオキシクロリド、これらの各々の被覆され
た物、例えば、レシチン、シリコーン、アミノ酸、脂肪
酸、脂肪アルコールまたは金属石鹸コーティングで被覆
された物を含む。これらのフィラーは、また、約１０〜
約５０重量％の量で存在することができる。
【００１４】ペンシルの基剤は未着色の状態であり、即
ち、凝集された顔料以外の着色剤を含まないことが通常
に意図され、それにより、使用者の皮膚に容易にブレン
ドする。しかしながら、ある状況下においては、凝集さ
れた顔料のバックグランドの皮膚の色調と合うように、
少量の非凝集化顔料をさらに混入させることが望ましい
こともある。このような場合には、基剤は、他の無機顔
料、例えば、非凝集化酸化鉄、二酸化チタン、酸化クロ
ムもしくはウルトラマリーンまたは有機顔料をも含んで
よく、無機顔料は特に好ましい。これらの追加の非凝集
化顔料は、使用されるならば、皮膚上において、凝集さ
れた顔料の効果を不明瞭にしないほど少量の色を与える
ように使用されるべきである。それ故、これらの顔料の
量は、通常、約１％以下から約５％までの量であろう。
【００１５】ペンシル組成物を製造するための一般的な
方法は、従来のペンシルの製造に使用されるのと実質的
に同一のものであるが、但し、使用される方法は、凝集
された粒子の分解に寄与するほどの精力的な混合を伴わ
ない。簡単にいうと、１つの態様において、ワックスは
溶融され、そして他の液体成分と合わせられる。この調
合物に、粒状のまたは凝集されていない顔料以外のさら
なる成分を添加し、そして全てをよく混合する。混合プ
ロセスの終了の直前にこの主要な顔料を添加し、そし
て、基剤の全体に粒子を均一に分布させるが、粒子を分
解して基剤全体に均質に色を分散させることのないよう
に短時間混合する。その後、溶融した基剤を木製のペン
シルケースに注ぎ込み、そして冷却させる。
【００１６】本発明のペンシルの主な用途は、当初のマ
ユ毛のラインを強調しまたは埋めるためのマユ用ペンシ
ルとしての用途である。しかしながら、ペンシルは、口
髭もしくは顎髭、または頭皮における露出スポットをヘ
アラインに沿って埋めるようなヘアを疑似化することが
望まれる状況で使用することもできる。さらなる態様に
おいて、ペンシルは育毛促進剤をも含んでよく、それに
より、ヘアの生育が閑散としたマユ毛、顎髭、口髭また
はヘアラインの領域の育毛を促進することができる。混
入させるのに有用なこのような材料の例は、制限するわ
けではないが、ミノキシジル（minoxidil)およびハーブ
/ 植物抽出物もしくはオイル、例えば、Paeonia suffru
ctosa Andrews 、Pilocarpus pennatifolius (ジャボラ
ンジノキ抽出物) 、Salvia officianalis もしくはscla
rea ( アキギリ属) 、Urtica dioica ( イラクサ属) 、
Cinchona pubescensもしくはsuccirubra (アカキナノ
キ)、Tectona grandis(チークツリーオイル) 、Hyperic
um perforatum (オトギリソウ属の花もしくは抽出物)
、並びに、レマニアの根(rehmanniae radix)、サフラ
ワー(safflower) 、ボタン属の根(peony root)、シシウ
ド属の根(angelicae radix) 、グリシルヒザの根(glycy
rrhiza radix) 、ペパーミント(peppermint)、ピナチフ
ィダＤＣ（pinnatifida DC) 、ペッパー(pepper)および
マレー樟脳(malaycamphor) を含む漢方薬混合物を含
む。このような材料の使用は広く知られており、トニッ
クおよび他の育毛製品中で有効であるとして通常に使用
されている量で、単独または組み合わせで使用されてよ
い。活性成分は粒状顔料の添加と実質的に同時に化粧品
基剤に添加されるであろう。
【００１７】
【実施例】本発明は、次の制限しない実施例によりさら
に例示される。例１ 本例は本発明の組成物およびその
製造方法を例示する。粒状顔料を次の通りに製造する：
高融点ポリエチレンであるPerformalene PLを９５℃で
溶融させ、そしてポリエチレン１部に対して約２部の顔
料の比で酸化鉄もしくは二酸化チタン顔料とを合わせ
る。調合されたポリエチレンと顔料を均質になるまで混
合し、そして冷却して乾燥塊とする。その後、乾燥塊を
オステライザー（Osterizer)に入れ、そして、小さいが
約５００〜６００μｍのサイズの視覚的に離散（分離）
した粒子へと粉砕する。
【００１８】次の配合のワックスをベースとするペンシ
ル組成物を製造する。材料 重量％ 褐色酸化鉄 １．００ ポリエチレン １．６７ 純粋オキシブラック １．００ 二酸化チタン １．３３ 水素化植物油 ２１．００ 水素化ココグリセリド １７．００ カプリル酸／カプリン酸トリグリセリド ９．００ ビーズワックス ４．００ 水素化ラノリン ３．００ ジメチコン、５ｃｓ １．００ カオリン ４０．００
【００１９】固体および液体の両方のワックス基剤成分
を一緒に約９２〜９５℃で溶融させ、最後にカオリンを
添加する。このように製造したワックス基剤を７５〜８
０℃に冷却し、その後、予備形成した顔料相と合わせ
る。２つの相を一緒に溶融させ、そしてライトニンミキ
サー（Lightnin' mixer)で混合する: 粒状顔料が均一に
分布されているが、なおもこの粒状顔料が実質的に分割
されずに一塊で基剤全体にわたって存在しているとき
に、組成物を木製のペンシルケースに注ぎ込む。
【００２０】第二の配合物を市販の粒状顔料を使用して
同様に製造する。材料 重量％ セレシン １２．３５ ビーズワックス １．１５ カルナウバワックス ８．５０ プロピルパラベン ０．１０ ラノリン（無水物） １１．５０ ジイソステアリルマレート １６．４２５ ポリグリセリル−２−トリイソステアレート ５．７０ スクアラン １５．４２５ セリサイト １２．４２５ タルク １２．４２５ 粒状黒色酸化物 ３．００ （Whittaker, Clark & Daniels)
【図面の簡単な説明】
【図１】従来のマユ用ペンシルを適用したマユ（Ａ）の
外観と、本発明のペンシルを適用したマユ（Ｂ）の外観
との比較を示す。

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 少なくとも１種の凝集された顔料が分散
    されている化粧品ペンシル基剤をペンシルキャリア中に
    含む化粧品ペンシル。
  2. 【請求項２】 前記顔料は不溶性無機顔料である、請求
    項１記載のペンシル。
  3. 【請求項３】 前記顔料は酸化鉄および二酸化チタンか
    らなる群より選ばれたものである、請求項１記載のペン
    シル。
  4. 【請求項４】 前記顔料は平均粒子サイズが１０μｍ〜
    １０００μｍである、請求項１記載のペンシル。
  5. 【請求項５】 前記顔料は平均粒子サイズが２００μｍ
    〜８００μｍである、請求項１記載のペンシル。
  6. 【請求項６】 前記顔料は平均粒子サイズが４００μｍ
    〜６００μｍである、請求項１記載のペンシル。
  7. 【請求項７】 前記化粧品基剤は１種以上のワックスを
    ５〜５０％含むワックス基剤である、請求項１記載のペ
    ンシル。
  8. 【請求項８】 前記基剤は１種以上のワックスを１５％
    〜４５％含む、請求項７記載のペンシル。
  9. 【請求項９】 前記基剤は１種以上のオイルを１０％〜
    ４０％の量で含む、請求項１記載のペンシル。
  10. 【請求項１０】 前記基剤は１種以上の化粧品パウダー
    もしくはフィラーを１０％〜５０％の量で含む、請求項
    １記載のペンシル。
  11. 【請求項１１】 育毛促進剤をも含む、請求項１記載の
    ペンシル。
  12. 【請求項１２】 １種以上の凝集された不溶性無機顔料
    が分散されているワックス基剤をペンシルキャリア中に
    含む化粧品ペンシル。
  13. 【請求項１３】 １種以上のワックスを５％〜５０％お
    よび少なくとも１種の金属酸化物の凝集された顔料を含
    む、請求項１２記載のペンシル。
  14. 【請求項１４】 前記金属酸化物は、酸化鉄、二酸化チ
    タンまたはそれらの組み合わせである、請求項１３記載
    のペンシル。
  15. 【請求項１５】 １種以上のオイルを１０％〜４０％含
    む、請求項１２記載のペンシル。
  16. 【請求項１６】 １種以上の化粧品パウダーもしくはフ
    ィラーを１０％〜５０％含む、請求項１２記載のペンシ
    ル。
  17. 【請求項１７】 前記顔料は平均粒子サイズが２００μ
    ｍ〜６００μｍである、請求項１２記載のペンシル。
  18. 【請求項１８】 １種以上のワックスを１５％〜４５
    ％、平均粒子サイズが２００μｍ〜６００μｍである少
    なくとも１種の酸化鉄もしくは二酸化チタンの凝集され
    た顔料を１％〜５％、１種以上のオイルを１０％〜４０
    ％、および、１種以上のフィラーを１０％〜５０％含
    む、請求項１２記載のペンシル。
  19. 【請求項１９】 凝集された顔料は平均粒子サイズが５
    ００μｍ〜６００μｍである、請求項１２記載のペンシ
    ル。
  20. 【請求項２０】 育毛促進剤をも含む、請求項１２記載
    のペンシル。
  21. 【請求項２１】 化粧品ペンシル基剤と、少なくとも１
    種の凝集された顔料とを合わせること、 前記基剤全体に前記顔料が均一に分布するために十分で
    あるが、前記顔料の実質的な脱凝集化および前記基剤の
    均質な着色を起こすためには不十分である条件下に前記
    基剤と前記顔料を混合し、均一な混合物を形成させるこ
    と、および、 この混合物をペンシルキャリア中に入れること、を含む
    化粧品ペンシルの製造方法。
  22. 【請求項２２】 前記凝集された顔料は無機顔料であ
    る、請求項２１記載の方法。
  23. 【請求項２３】 前記凝集された顔料は酸化鉄、二酸化
    チタンもしくはそれらの組み合わせである、請求項２２
    記載の方法。
  24. 【請求項２４】 前記凝集された顔料は平均粒子サイズ
    が１０μｍ〜１０００μｍである、請求項２２記載の方
    法。
  25. 【請求項２５】 前記凝集された顔料は平均粒子サイズ
    が２００μｍ〜６００μｍである、請求項２３記載の方
    法。
  26. 【請求項２６】 前記凝集された顔料は平均粒子サイズ
    が５００μｍ〜６００μｍである、請求項２５記載の方
    法。
  27. 【請求項２７】 前記化粧品基剤は１種以上のワックス
    を５％〜５０％含むワックス基剤である、請求項２１記
    載の方法。
  28. 【請求項２８】 前記ワックス基剤は溶融され、かつ、
    前記凝集された顔料は前記溶融された基剤に添加され
    る、請求項２７記載の方法。
  29. 【請求項２９】 前記ペンシル中に育毛促進剤を混入さ
    せる工程をさらに含む、請求項２１記載の方法。
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