JP2000344393A - シート検知装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート検知装置及び画像形成装置

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JP2000344393A
JP2000344393A JP11157055A JP15705599A JP2000344393A JP 2000344393 A JP2000344393 A JP 2000344393A JP 11157055 A JP11157055 A JP 11157055A JP 15705599 A JP15705599 A JP 15705599A JP 2000344393 A JP2000344393 A JP 2000344393A
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sheet
detecting
detection
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discharge
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JP11157055A
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Hideto Chino
英人 千野
Hideki Miyazaki
秀樹 宮崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1対の回転体からシート先端が排出されたこ
と、完全に排出されたこと、搬送されているシートが異
常状態になったことを検知する、第1、第2、第3の検
知を1つのセンサで検知できるようにする。 【解決手段】 シート検知装置22は、シートを挟んで
搬送する1対の回転体6a,6bのシートの搬送方向の
下流側に配設されて、1対の回転体の前記下流側に配設
されて、前記回転体への巻き付き、ジャム状態等の搬送
異常状態のシートによって作動させられる少なくとも1
つの異常状態シート検知部材16と、シート検知部材と
異常状態シート検知部材とによって作動させられる1つ
の検知センサ17と、を備え、シート検知部材と異常状
態シート検知部材との非作動時に一方の検知部材が前記
検知センサに対向し、シート検知部材と異常状態シート
検知部材との作動時に他方の検知部材が前記検知センサ
に対向するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートを検知する
シート検知装置と、このシート検知装置を備えた複写
機、プリンタ、ファクシミリ及びこれらの複合機器等の
画像形成装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置の本体内に装備され
て、画像形成装置でシートに形成されたトナー像をシー
トに加熱加圧して定着させる定着装置の近傍には、定着
装置から排出されたシートを検知するシート検知装置が
配設されている。
【0003】一般的に、シート検知装置は、定着装置か
らのシート搬送経路上の下流側に最低でも1つ配設され
た排出センサを備えている。
【0004】この排出センサは、定着装置を通過中のシ
ートにジャム(搬送異常)が発生した場合、ジャムを検
知して、シートの搬送を直ちに停止し、画像形成装置を
操作するユーザーにそのことを報せるために設けられて
いる。
【0005】そこで、従来のシート検知装置の1例を図
17乃至図22に基づいて説明する。
【0006】なお、図17乃至図20は、画像形成装置
の定着装置と、シート検知装置との概略作動説明図であ
る。
【0007】排出センサ17は、光信号センサを用いて
いる。画像形成装置の初期状態においては、排出検知部
材のフラッグ部15bが排出センサ17の光を遮断して
いる。
【0008】だが、画像形成時に定着装置6まで搬送さ
れたシートPは、画像形成装置の本体10の入口ガイド
10aに案内されて、定着ローラ6aと定着加圧ローラ
6bとのニップ部6cに送り込まれる。定着ローラ6a
内には熱ヒータ(図中不示)が内蔵されており、時計方
向に回転すると、定着ローラ6aの熱と、定着加圧ロー
ラ6bの加圧力とによって、シートPがニップ部6cを
通過する際に、シートの表面に転写されているトナーが
加熱加圧されトナー画像が定着される。定着後シートP
は定着装置6から排出される。
【0009】定着ローラ6a、及び定着加圧ローラ6b
は、通常、定着カバー6dによって画像形成装置を操作
するユーザーが触れることができないようになってい
る。
【0010】ニップ部6cから排出されたシートPは、
排出検知部材支軸15aを中心に回動可能なシート排出
検知部材15の一部である排出検知部材アーム部15c
に当接し、シート排出検知部材15を回転させる。同時
に、排出検知部材フラッグ部15bが排出センサ17の
光を透過させ、排出センサ17の信号が変化する。これ
により、シートPの先端を検知することができる。
【0011】次に、シートPが完全に定着装置6から排
出されると、排出検知部材アーム部15cは、初期状態
位置に復帰する。それにより排出検知部材フラッグ部1
5bも初期位置に復帰することで、排出センサ17の光
を再び遮断し、排出センサ17の信号が再度変化する。
これにより、シートPの後端を検知することができる。
シートは、排出ローラ対7a,7bによって、外部に排
出される。
【0012】従って、前述した排出センサ17は、画像
定着を終えて定着装置6から排出されるシートPの、先
端と後端の2つの検知を行うことができ、所定の時間内
に定着装置6からシートPを排出したか否かを判定する
ことで、定着装置6内でのジャムの発生を検出してい
る。
【0013】ジャム状になったシートは、開閉カバー1
3を開いて取り除くことができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図21は従来例のシー
ト検知装置におけるシートの連続排出時の排出センサ1
7から発せられるの信号のグラフである。図21は、正
常にシートPを連続排出したときのグラフである。図2
2は、2枚目のシートを排出したとき、ジャムが発生し
た場合のグラフである。
【0015】排出センサ17の最初のパルスの発信時が
シートの先端検出時であり、パルス終了時が、シートの
後端検知時である。2番目のパルス検出時は、2枚目の
シートの先端検知時である。
【0016】しかし、図19に示すように、定着装置6
よりシート搬送経路上の下流側においてシートPにジャ
ムが発生した場合、シート排出検知部材15は、排出検
知部材アーム部15cが作動したままになる。すると、
排出検知部材フラッグ部15bは排出センサ17d光を
透過し続けたままになり、図22のグラフのように、排
出センサ17の出力はHIGHのままである。この結
果、シート検知装置は、シートPが詰まっているにも関
わらずシート搬送動作を停止判定することができない。
【0017】通常、ジャムが発生するとシートPはアコ
ーディオンのような形状になり、シート搬送経路上に滞
留する。この状態で定着装置6からシートの後端が完全
に排出されても、アコーディオン形状に滞留したシート
によって、排出検知部材アーム部15cが作動させたま
まの状態に保持されるので、シート検知装置が、シート
長による所定の時間内(T1時間内)に排出しなかった
と判定するときになって、はじめて、画像形成装置はシ
ート搬送動作を停止する。
【0018】しかし、図20のように、アコーディオン
滞留ジャムが発生しているにも関わらず、シート搬送動
作が継続されると、シートPの一部が定着ローラ6aま
たは定着加圧ローラ6bに巻き付こうとする現象が発生
することがある。シートがローラに巻き付いてしまうと
滞留ジャムシートのジャム処理作業が困難になる。
【0019】そのうえ、シート搬送動作が終了するま
で、定着ローラ6aと定着加圧ローラ6bは回転動作に
よって、アコーディオン状態の滞留シートと必要以上な
摩擦を起し、定着ローラ6aと定着加圧ローラ6bの表
面が損傷を受けることがあった。
【0020】これらの問題を回避するため、定着装置の
ローラ近傍に、シートが巻き付き始めるのを検知する個
別のセンサを追加するなどの画像形成装置が見られる
が、センサを個別に追加していたため、部品点数増加を
招くなどコスト面において不利であった。
【0021】そこで本発明は、上記問題に鑑みてなされ
たもので、その目的は、1対の回転体からシート先端が
排出されたことを検知する第1の検知と、シートが1対
の回転体から完全に排出されたことを検知する第2の検
知と、前記第1の検知後において、シート搬送中を検知
したままでも、回転体へのシートの巻き付き、ジャム状
態等の搬送異常状態のシートを検知する第3の検知を、
1つのシート排出センサで検知することができる、安価
で容易な機構で構成されるシート検知装置と、およびこ
のシート検知装置を備えた画像形成装置とを提供するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明のシート検知装置
は、シートを挟んで搬送する1対の回転体の前記シート
の搬送方向の下流側に配設されて、搬送されてくる前記
シートによって作動させられるシート検知部材と、前記
1対の回転体の前記下流側に配設されて、前記回転体へ
の巻き付き、ジャム状態等の搬送異常状態のシートによ
って作動させられる少なくとも1つの異常状態シート検
知部材と、前記シート検知部材と前記異常状態シート検
知部材とによって作動させられる1つの検知センサと、
を備え、前記シート検知部材と前記異常状態シート検知
部材との非作動時に一方の検知部材が前記検知センサに
対向し、前記シート検知部材と前記異常状態シート検知
部材との作動時に他方の検知部材が前記検知センサに対
向するようになっている。
【0023】上記シート検知装置において、シート検知
部材と異常状態シート検知部材との非作動時にシート検
知部材が検知センサに対向し、両方の作動時に異常状態
シート検知部材が検知センサに対向するものとする。
【0024】1対の回転体がシートを挟んで下流側に搬
送する。シートは、シート検知部材に接触し、シート検
知部材を作動させて搬送される。シート検知部材は、シ
ートの通過中、作動状態になっており、シートが通過し
終ると元の状態に戻る。シート検知部材は、作動状態に
なったとき、検知センサから離れ、元の状態に戻ったと
き、検知センサに対向する。従って、検知センサは、2
回作動することになる。
【0025】検知センサが、2回、所定の時間間隔をお
いて作動したときには、シートが正常な状態で搬送され
ていることになる。
【0026】ところが、シートが回転体に巻き付いた
り、ジャム状態になると、異常状態シート検知部材も作
動させられる。異常状態シート検知部材は、作動状態に
なったとき、検知センサから離れていた状態から、検知
センサに対向し、検知センサを作動させる。
【0027】したがって、検知センサは、最初シート検
知部材によって作動させられてから、所定の時間間隔を
経過する以前に、異常状態シート検知部材によって作動
させられる。
【0028】これによって、シートの搬送状態に異常事
態が発生したことが検知される。
【0029】このようにして、本発明のシート検知装置
は、1つの検知センサによって、シートの搬送状態が異
常な状態であるか否かを検知することができる。
【0030】本発明のシート検知装置は、前記異常状態
シート検知部材が、前記1対の回転体に対向して各々備
えられ、前記検知センサが、1つの前記シート検知部材
と、2つの前記異常状態シート検知部材とを検知するよ
うになっている。
【0031】上記シート検知装置の異常状態シート検知
部材が、1対の回転体に対向して2つ設けられている
と、1対の回転体のいずれか一方にシートがジャム状態
になって巻きつくことがあっても、確実にジャムを検知
する。
【0032】本発明の画像形成装置は、シートが積載さ
れるシート積載手段と、前記シート積載手段から供給さ
れた前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記
画像形成手段によって画像が形成されたシートを搬送す
る1対の回転体対と、前記1対の回転体対のシート搬送
方向の下流側で前記シートを検知する請求項1又は2に
記載のシート検知装置と、を備えている。
【0033】本発明の画像形成装置は、前記1対の回転
体が、前記シートに形成されたトナー像を加熱加圧する
定着手段の、加熱される加熱回転体と、前記加熱回転体
に押圧される加圧回転体とである。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図1
乃至図16に基づいて説明する。
【0035】先ず、レーザ走査方式の画像形成装置を説
明し、次に、シート検知装置を説明する。
【0036】(画像形成装置)図1、図2に基づいて、
本発明のシート検知装置を装備した画像形成装置の1例
である、電子写真方式の画像処理手段を用いたレーザプ
リンタを説明する。
【0037】このプリンタ21において、シート供給ト
レイ1に積載されたシートPは、シート供給ローラ2及
びこれに圧接する分離パッド3によって1枚ずつ分離さ
れて搬送ローラ対4に給送される。分離されたシートP
は、搬送ローラ対4により搬送路中に設けられた画像形
成手段20に供給される。ここで形成された画像情報に
応じたトナー像は、転写ローラ5によってシートPに転
写されたされる。その後、シートPは、定着装置6へ搬
送され、加熱加圧されることによって、転写トナー像が
シートPに定着される。最後に、シートPは、排出ロー
ラ対7a,7bによって排出トレイ8に排出される。
【0038】画像形成手段20は、感光ドラム9a、帯
電ローラ9b、現像器9c、クリーナ9d、などと共に
プロセスカートリッジ9内に一体的に組み込まれてお
り、装置本体10に対して着脱可能に構成されている。
【0039】画像形成は次のようにして行われる。
【0040】先ず、表面に感光層を有する感光ドラム9
aの表面を帯電ローラに9bよって一様に帯電させる。
レーザスキャナ11から画像情報に応じたレーザ光が、
レーザ光路12を経て、反射ミラー11aで反射され
て、感光ドラム9aの表面に照射露光され静電潜像を形
成する。
【0041】そして、静電潜像は現像器9cによってト
ナー現像され、顕像化される。トナー像転写後の感光ド
ラム9a表面上に残留したトナーは、クリーナ9dで除
去されるようになっている。
【0042】このプリンタ21は、本体10に回動部材
としての開閉カバー13が軸14を中心に回動可能に設
けられており、開閉カバー13を開くと、本体10内部
を開放して、プロセスカートリッジ9の着脱やシートP
のジャム処理等を行うことができるようになっている。
【0043】(第1実施形態)本発明の第1実施形態の
シート検知装置22を図3乃至図7に基づいて説明す
る。
【0044】このシート検知装置22は、従来例のシー
ト検知装置にシート巻き付き検知部材16を追加した構
成になっている。
【0045】このため、従来例と同一部分については同
一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0046】本実施形態のシート検知装置22は、定着
装置6からのシートの排出を検知する排出センサ17に
光信号センサを使用している。ここでの排出センサ17
は、従来例において前述したシート排出検知に使用され
る排出センサ17と同一のセンサであり、共用してい
る。
【0047】トナー画像をシートに定着するため、定着
装置6まで搬送されたシートPは、入口ガイド10aに
よって定着ローラ6aと定着加圧ローラ6bとのニップ
部6cに案内される。定着ローラ6a内には熱ヒータ
(図中不示)が内蔵されている。定着ローラ6aが、時
計方向に回転すると、シートPがニップ部6cを通過す
る。このときシートPには、定着ローラ6aの熱と、定
着加圧ローラ6bの加圧力によって、シート表面に転写
されているトナーが加熱加圧されトナー画像として定着
される。定着後、シートPは定着装置6から排出され
る。
【0048】シート巻き付き検知部材16は、定着装置
6に対してシート搬送経路上の下流側に配設されてお
り、定着加圧ローラ6bにシートPが巻き付き始めるの
を直接検知する巻き付き検知部材アーム部16cと、排
出センサ17の光を遮断する巻き付き検知部材フラッグ
部16bとを備えている。
【0049】また、シート巻き付き検知部材16は、巻
き付き検知部材支軸16aを中心に回動可能に本体10
に設けられている。
【0050】シート巻き付き検知部材16は、シート巻
き付き検知部材支軸16aに設けられた不図示のばねに
よって図3において、反時計方向への回転付勢力を受け
て、本体10に突設されたストッパ16dに受け止めら
れて、通常、傾いた状態になっている。
【0051】このため、巻き付き検知部材フラッグ部1
6bは、画像形成装置が画像形成待機状態(初期状態)
にあるとき、シート排出検知部材15の排出検知部材フ
ラッグ部15bとは逆に、排出センサ17から離れてい
る。
【0052】このように、シート巻き付き検知部材16
は、シート排出検知部材15とは別部材であるので、シ
ートPの正常な搬送動作及びシート排出検知において
は、支障をきたさないようになっている。
【0053】ここで、仮に図5に示すように、定着装置
6から排出されるシートPにジャムが発生すると、シー
トPはアコーディオン形状になり、搬送経路上に滞留す
る。
【0054】アコーディオン状態のジャムが発生しても
従来例で述べたように、シート排出検知部材15だけで
は、ジャム発生時における、シート搬送動作を停止判定
することができないので、シート搬送動作は、シート長
による所定の時間内まで継続されることになる。
【0055】アコーディオン状態の滞留ジャムが発生し
ているにも関わらず、シート搬送動作が継続されると、
シートPの一部が定着ローラ6aまたは定着加圧ローラ
6bに巻き付こうとす現象が発生する。本実施形態にお
ける画像形成装置は定着加圧ローラ6b側に巻き付くこ
とが多い装置である。
【0056】そこで、定着加圧ローラ6bにシートPが
巻き付こうとする現象が発生すると、シートPの一部が
巻き付き検知部材アーム部16cを作動させて、同時に
巻き付き検知フラッグ部16bが排出センサ17の光を
遮断するように作動するので、図7のグラフように、シ
ート排出時においてジャムが発生した場合、排出センサ
の出力はLOWになり、シートPの巻き付き信号を検知
することができる。
【0057】このとき画像形成装置は、シート排出検知
部材15による、シート先端検知時間と、シート巻き付
き信号検知時間と、シート長による所定の排出後端検知
予測時間との時間差を判定することにより、巻き付きジ
ャムか否かを認識することができる。
【0058】従って、前述した構成のシート巻き付き検
知部材16及び画像形成装置においては、定着装置6か
らのシート排出を検知するセンサと、定着加圧ローラ6
bへの巻き付きを検知するセンサとを個別に配設するの
ではなく、1つのセンサで検知することができるので、
コスト的に有利である。
【0059】そのうえ、容易な構成にて定着加圧ローラ
6bへのシートPの巻き付きジャムを回避でき、シート
搬送動作が終了するまで定着ローラ6aと、定着加圧ロ
ーラ6bとが回転動作を行い、アコーディオン形状の滞
留シートと必要以上な摩擦を起して、定着加圧ローラ6
b表面を破損させてしまう問題を防止することができ
る。また、早期にジャム発生を検知できるので、シート
ジャム処理作業も容易になる。
【0060】また、部品点数の増加を最低限に押さえる
ことができるので、配設スペースの面で設計の自由度が
増す。
【0061】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態のシート検知装置122を図8乃至図12に基づい
て説明する。
【0062】このシート検知装置122は、従来例のシ
ート検知装置にシート巻き付き検知部材116を追加し
た構成になっている。
【0063】このため、従来例と同一部分については同
一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0064】本実施形態のシート検知装置122におい
ても、定着装置6からのシートの排出を検知する排出セ
ンサ17に光信号センサを使用している。ここでの排出
センサ17は、従来例において前述したシート排出検知
に使用される排出センサ17と同一のセンサであり、共
用している。
【0065】シート巻き付き検知部材116は、定着装
置6に対してシート搬送経路上の下流側に配設されてお
り、定着ローラ6aにシートPが巻き付き始めるのを直
接検知する巻き付き検知部材アーム部116cと、排出
センサ17の光を遮断する巻き付き検知部材フラッグ1
16bとを備えている。
【0066】また、シート巻き付き検知部材116は、
巻き付き検知部材支軸116aを中心に回動可能に本体
10に設けられている。
【0067】シート巻き付き検知部材116は、シート
巻き付き検知部材支軸116aに設けられた不図示のば
ねによって図8において、時計方向への回転付勢力を受
けて、本体10に突設されたストッパ116dに受け止
められて、通常、傾いた状態になっている。
【0068】このため、巻き付き検知部材フラッグ部1
16bは、画像形成装置が画像形成待機状態(初期状
態)にあるとき、シート排出検知部材15の排出検知部
材フラッグ部15bの状態とは逆に、排出センサ17か
ら離れている。
【0069】図8乃至図11における巻き付き検知部材
フラッグ部116bは、図12に示すように、シート搬
送経路上にはなく、シート搬送になんら影響がない位置
にある。
【0070】ここで、仮に図10、図11に示すよう
に、定着装置6から排出されるシートPにジャムが発生
すると、シートPはアコーディオン形状になり、搬送経
路上に滞留する。
【0071】アコーディオン状態の滞留ジャムが発生し
ているにも関わらず、シート搬送動作が継続されると、
シートPの一部が定着ローラ6aまたは定着加圧ローラ
6bに巻き付こうとする現象が発生する。本実施形態に
おける画像形成装置は定着ローラ6a側に巻き付くこと
が多い装置である。
【0072】そこで、定着加圧ローラ6aにシートPが
巻き付こうとする現象が発生すると、シートPの一部が
巻き付き検知部材アーム部116cを作動させて、同時
に巻き付き検知フラッグ部116bが排出センサ17の
光を遮断するように作動するので、シートPの巻き付き
信号を検知することができる。
【0073】従って、前述した構成のシート巻き付き検
知部材116は、定着ローラ6a側に巻き付こうとする
シートをも検知することができる。
【0074】(第3実施形態)本発明の第3実施形態の
シート検知装置222を図13乃至図16に基づいて説
明する。
【0075】このシート検知装置222は、従来例のシ
ート検知装置に上巻き付き検知部材18と下巻き付き検
知部材19を追加した構成になっている。
【0076】このため、従来例と同一部分については同
一符号を付して、その部分の説明は省略する。
【0077】本実施形態のシート検知装置222は、定
着装置6からのシートの排出を検知する排出センサ17
に光信号センサを使用している。ここでの排出センサ1
7は、従来例において前述したシート排出検知に使用さ
れる排出センサ17と同一のセンサであり、共用してい
る。
【0078】ここで、上巻き付き検知部材18は、定着
装置6に対してシート搬送経路上の下流側に配設されて
おり、定着ローラ6aにシートPが巻き付き始めるのを
直接検知する上巻き付き検知部材アーム部18cと、排
出センサ17の光を遮断する上巻き付き検知部材フラッ
グ部18bとを備えている。
【0079】また、上巻き付き検知部材18は、上巻き
付き検知部材支軸18aを中心に回動可能に本体10に
設けられている。
【0080】シート巻き付き検知部材18は、シート巻
き付き検知部材支軸18aに設けられた不図示のばねに
よって図13において、時計方向への回転付勢力を受け
て、本体10に突設されたストッパ18dに受け止めら
れて、通常、傾いた状態になっている。
【0081】このため、上巻き付き検知部材フラッグ部
16bは、画像形成装置が画像形成待機状態(初期状
態)にあるときは、シート排出検知部材15の排出検知
部材フラッグ部15bの状態とは逆に、排出センサ17
から離れている。
【0082】上巻き付き検知部材フラッグ部18bは、
図12に示す第2実施形態の形態のシート巻き付き検知
部材116と同様に、シート搬送経路上にはなく、シー
ト搬送になんら影響がない位置にある。
【0083】下巻き付き検知部材19は、定着装置6に
対してシート搬送経路上の下流側に配設されており、定
着加圧ローラ6bにシートPが巻き付き始めるのを直接
検知する下巻き付き検知部材アーム部19cと、排出セ
ンサ17の光を遮断する下巻き付き検知部材フラッグ部
19bとを備えている。
【0084】また、下巻き付き検知部材19は、下巻き
付き検知部材支軸19aを中心に回動可能に本体10に
設けられている。
【0085】シート巻き付き検知部材19は、シート巻
き付き検知部材支軸19aに設けられた不図示のばねに
よって図13において、反時計方向への回転付勢力を受
けて、本体10に突設されたストッパ19dに受け止め
られて、通常、傾いた状態になっている。
【0086】このため、下巻き付き検知部材19は、画
像形成装置が画像形成待機状態(初期状態)にあるとき
は、シート排出検知部材15の排出検知部材フラッグ部
15bの状態とは逆に、排出センサ17から離れいる。
【0087】ここで、仮に、図15、図16に示すよう
に、定着装置6から排出されるシートPにジャムが発生
すると、シートPはアコーディオン形状になり、搬送経
路上に滞留する。
【0088】アコーディオン状態の滞留ジャムが発生し
ているにも関わらず、シート搬送動作が継続されると、
シートPの一部が定着ローラ6aまたは定着加圧ローラ
6bに巻き付こうとする現象が発生する。
【0089】そこで、定着ローラ6aにシートPが巻き
付こうとする現象が発生すると、シートPの一部が上巻
き付き検知部材アーム部18cを作動させて、同時に上
巻き付き検知フラッグ部18bが排出センサ17の光を
遮断するように作動するので、シートPの上巻き付き信
号を検知することができる。
【0090】同じく、定着加圧ローラ6bにシートPが
巻き付こうとする現象が発生すると、シートPの一部が
下巻き付き検知部材アーム部19cを作動させて、同時
に下巻き付き検知フラッグ部19bが排出センサ17の
光を遮断するように作動するので、シートPの下巻き付
き信号を検知することができる。
【0091】従って、上巻き付き検知部材18と下巻き
付き検知部材19は、定着ローラ6aと定着加圧ローラ
6bに巻き付こうとする2つの巻き付きジャムを別々に
検知することができる。
【0092】なお、以上の第1乃至第3実施形態のシー
ト検知装置22,122,222において、シート排出
検知部材15とシート巻きつき検知部材16,166,
18,19との非作動時にシート排出検知部材15が排
出センサ17に対向し、総てが作動時にシート巻きつき
検知部材16,166,18,19が排出センサ17に
対向するようになっているが、逆であってもよい。
【0093】すなわち、シート排出検知部材15とシー
ト巻きつき検知部材16,166,18,19との非作
動時にシート巻きつき検知部材16,166,18,1
9が排出センサ17に対向し、総てが作動時にシート排
出検知部材15が排出センサ17に対向するようになっ
ていてもよい。
【0094】
【発明の効果】本発明のシート検知装置は、正常な状態
のシートを検知するシート検知部材と、ジャム状態にな
ったシートを検知する異常状態シート検知部材との作動
を1つのセンサで検知するようになっているので、構造
を簡単にして、コストを下げることができる。そのう
え、部品点数の増加を最低限に押さえることができるの
で、配設スペースの面で設計の自由度を向上させること
ができる。
【0095】また、回転体へのジャムシートの巻き付き
を回避することもできる。そのうえ、シート搬送動作が
終了するまで回転体の回転動作による、滞留したジャム
シートと回転体との間に不必要な摩擦を起すことも防止
することができる。
【0096】また、滞留したジャムシートと回転体との
間に不必要な摩擦を起すことも防止することができるこ
とによって、回転体の表面の損傷を防止することもでき
る。
【0097】本発明のシート検知装置において、異常状
態シート検知部材が、1対の回転体に対向して各々備え
られ、検知センサが、1つのシート検知部材と、2つの
異常状態シート検知部材とを検知するようになっている
と、1対の回転体のいずれか一方にシートがジャム状態
になって巻きつくことがあっても、簡単な構造で、確実
にジャムシートをを検知することができる。
【0098】本発明の画像形成装置は、簡単な構造で、
ジャムシートを検知することのできる上記シート検知装
置を備えているので、装置全体の構造を小型にすること
ができるとともに、画像が形成されたシートを確実にユ
ーザーに確実に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシート検知装置を備えた画
像形成装置の1例であるレーザービームプリンタの概略
正面断面図である。
【図2】図1のレーザービームプリンタにおいて、開閉
カバーを開いた状態の図である。
【図3】本発明の第1実施形態のシート検知装置の正面
図である。
【図4】図3のシート検知装置において、正常なシート
の通過を検知している状態の正面図である。
【図5】図3のシート検知装置において、シートがジャ
ム状態になった正面図である。
【図6】図3のシート検知装置において、ジャムシート
を検知している状態の正面図である。
【図7】図3のシート検知装置において、本発明におけ
るシートの連続排出時2枚目においてジャムが発生した
場合の排出センサの信号を示すグラフ図である。
【図8】本発明の第2実施形態のシート検知装置の正面
図である。
【図9】図8のシート検知装置において、正常なシート
の通過を検知している状態の正面図である。
【図10】図8のシート検知装置において、シートがジ
ャム状態になった正面図である。
【図11】図8のシート検知装置において、ジャムシー
トを検知している状態の正面図である。
【図12】異常状態シート検知部材をシート搬送方向の
下流側から見た図である。
【図13】本発明の第3実施形態のシート検知装置の正
面図である。
【図14】図13のシート検知装置において、正常なシ
ートの通過を検知している状態の正面図である。
【図15】図13のシート検知装置において、シートが
ジャム状態になった正面図である。
【図16】図13のシート検知装置において、ジャムシ
ートを検知している状態の正面図である。
【図17】従来のシート検知装置の正面図である。
【図18】図17のシート検知装置において、正常なシ
ートの通過を検知している状態の正面図である。
【図19】図17のシート検知装置において、シートが
ジャム状態になった正面図である。
【図20】図17のシート検知装置において、ジャムシ
ートを検知している状態の正面図である。
【図21】従来例におけるシートの連続排出時の排出セ
ンサの信号を示すグラフ図である。
【図22】従来例におけるシートの連続排出時2枚目に
おいてジャムが発生した場合の排出センサの信号を示す
グラフ図である。
【符号の説明】
P シート 1 シート供給トレイ(シート積載手段) 6 定着装置 6a 定着ローラ(1対の回転体、加熱回転体) 6b 定着加圧ローラ(1対の回転体、加圧回転体) 6c ニップ部 6d 定着カバー 9 プロセスカートリッジ 9a 感光ドラム 9b 帯電ローラ 9c 現像器 9d クリーナ 10 画像形成装置本体 13 開閉カバー 15 シート排出検知部材(シート検知部材) 15a 排出検知部材支軸 15b 排出検知部材フラッグ部 15c 排出検知部材アーム部 16,116 シート巻き付き検知部材(異常状態
シート検知部材) 16a 巻き付き検知部材支軸 16b 巻き付き検知部材フラッグ部 16c 巻き付き検知部材アーム部 16d 巻き付き検知部材のストッパ 17 排出センサ(検知センサ) 18 上巻き付き検知部材(異常状態シート検知部
材) 18a 上巻き付き検知部材支軸 18b 上巻き付き検知部材フラッグ部 18c 上巻き付き検知部材アーム部 18d 上巻き付き検知部材のストッパ 19 下巻き付き検知部材(異常状態シート検知部
材) 19a 下巻き付き検知部材支軸 19b 下巻き付き検知部材フラッグ部 19c 下巻き付き検知部材アーム部 19d 下巻き付き検知部材のストッパ 20 画像形成手段 21 レーザービームプリンタ(画像形成装置) 22,122,222 シート検知装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F048 AA02 AA04 AA05 AB01 BA14 BA15 BB10 CC01 DA06 DC09 3F049 AA01 DA12 LA02 LA05 LA07 LB01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを挟んで搬送する1対の回転体の
    前記シートの搬送方向の下流側に配設されて、搬送され
    てくる前記シートによって作動させられるシート検知部
    材と、 前記1対の回転体の前記下流側に配設されて、前記回転
    体への巻き付き、ジャム状態等の搬送異常状態のシート
    によって作動させられる少なくとも1つの異常状態シー
    ト検知部材と、 前記シート検知部材と前記異常状態シート検知部材とに
    よって作動させられる1つの検知センサと、を備え、 前記シート検知部材と前記異常状態シート検知部材との
    非作動時に一方の検知部材が前記検知センサに対向し、
    前記シート検知部材と前記異常状態シート検知部材との
    作動時に他方の検知部材が前記検知センサに対向するこ
    とを特徴とするシート検知装置。
  2. 【請求項2】 前記異常状態シート検知部材が、前記1
    対の回転体に対向して各々備えられ、前記検知センサ
    が、1つの前記シート検知部材と、2つの前記異常状態
    シート検知部材とを検知することを特徴とするシート検
    知装置。
  3. 【請求項3】 シートが積載されるシート積載手段と、 前記シート積載手段から供給された前記シートに画像を
    形成する画像形成手段と、 前記画像形成手段によって画像が形成されたシートを搬
    送する1対の回転体対と、 前記1対の回転体対のシート搬送方向の下流側で前記シ
    ートを検知する請求項1又は2に記載のシート検知装置
    と、 を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記1対の回転体が、前記シートに形成
    されたトナー像を加熱加圧する定着手段の、加熱される
    加熱回転体と、前記加熱回転体に押圧される加圧回転体
    とであることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装
    置。
JP11157055A 1999-06-03 1999-06-03 シート検知装置及び画像形成装置 Pending JP2000344393A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005179067A (ja) * 2003-12-22 2005-07-07 Xerox Corp 物体の双方向移動検出システムおよび検出方法
JP7414568B2 (ja) 2019-02-25 2024-01-16 キヤノン株式会社 センサユニット及び画像形成装置

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