JP2000344175A - 電動アシスト自転車 - Google Patents

電動アシスト自転車

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JP2000344175A
JP2000344175A JP11159820A JP15982099A JP2000344175A JP 2000344175 A JP2000344175 A JP 2000344175A JP 11159820 A JP11159820 A JP 11159820A JP 15982099 A JP15982099 A JP 15982099A JP 2000344175 A JP2000344175 A JP 2000344175A
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JP
Japan
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assist
vehicle speed
time
torque
stepping
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JP11159820A
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English (en)
Inventor
Katsutoshi Ota
勝利 大田
Hiroyuki Sonobe
浩之 園部
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動モータの消費電力をより低下させて、ア
シスト走行の距離を一層延長する。 【解決手段】 電動モータ31の駆動力によって人力駆
動力をアシストするようにした電動アシスト自転車であ
って、足踏周期におけるアシスト時間を設定するアシス
ト時間設定手段98と、足踏周期におけるアシストのタ
イミングを設定するアシストタイミング設定手段10
1,102とを備え、アシスト時間設定手段98は、ア
シスト時間が車速の増加に伴って短くなるようにアシス
ト時間を設定し、アシストタイミング設定手段101,
102は、アシスト時間の中間点が足踏周期における足
踏トルクのピーク点と一致するようにアシストタイミン
グを設定するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動モータの駆動
力によって人力駆動力をアシストする電動アシスト自転
車に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、電動アシスト自転車は、
足踏トルクを検出して、この足踏トルクに一定の比率
(1以下)の電動アシストトルクが加えられるように電
動モータを制御するものである。この電動アシスト自転
車によれば、特に、低速走行時の加速や坂道走行時にお
ける走行負荷が軽減されるので運転が容易になる。
【0003】ところで、足踏トルクに対する電動アシス
トトルクの比率を高速走行時においてもそのまま維持さ
せた場合、高速走行は容易になるものの、車速が大きく
なり過ぎる虞がある。また、アシスト用モータの負荷が
増大するため、バッテリの消費電力が大きくなって、ア
シスト可能な距離および時間が短くなるという不都合も
発生する。
【0004】そこで、高速走行時にアシスト比率を低減
させるという技術が例えば特開平6−107266号に
よって提案されている。この先行技術では、踏力および
車速をそれぞれ検出し、該踏力に対する電動モータの出
力の比が高速域で車速の増加に対して漸減されるように
電動モータの駆動力を制御している。すなわち、この先
行技術では、図10に例示した自転車速度−アシスト比
率特性ABCに基づいて電動モータの駆動力を制御して
いる。この特性ABCによれば、車速が0からV2に至
る間、アシスト比率が1に保持され、車速がV2から増
大するに伴ってアシスト比率が1から漸減される。
【0005】一方、上記とは別の手法によってバッテリ
の消費電力を低減する技術が特開平9−207865号
によって提案されている。この技術では、踏力および車
速をそれぞれ検出し、足踏周期の内の特定時間だけ走行
用モータへの電力供給を停止するようにしている。すな
わち、図15に示すように、モータによるアシスト力F
M を足踏周期Tの始点から特定時間Toff だけ停止させ
るか、もしくは、図16に示すように、アシスト力FM
を足踏周期Tの終点以前の特定時間Toff だけ停止させ
るようにしている。なお、同各図に示す符号FL は踏力
である。上記アシスト停止時間Toff は、車速の増大に
伴って大きくなるように制御される。したがって、上記
技術によれば、車速の増大に伴ってモータの駆動時間が
減少されることになり、その結果、バッテリの消費電力
が低減される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した特開平6−1
07266号に係る技術は、図11に示すように、車速
が比較的高い値V2 に達するまでアシスト比が1に維持
されるので、電源バッテリの消耗を十分に抑制すること
ができない。一方、特開平9−207865号に係る技
術には、次のような問題点がある。すなわち、モータに
よるアシスト力は、図15において足踏力FL が比較的
大きい期間において作用させることが有効であるが、特
開平9−207865号に係る技術では、図15および
図16に斜線で示すように、足踏力FL が小さい時、つ
まり、アシストが不要な時にもアシストが実行される。
このため、無駄な電力がモータで消費されて、電源バッ
テリの消耗が早くなるという問題を生じる。
【0007】本発明の課題は、このような状況に鑑み、
アシスト機能を損なうことなく電動モータの消費電力を
より低下させて、アシスト走行の距離を一層延長するこ
とができる電動アシスト自転車を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、電動モー
タの駆動力によって人力駆動力をアシストするようにし
た電動アシスト自転車であって、足踏周期におけるアシ
スト時間を設定するアシスト時間設定手段と、前記足踏
周期における前記アシストのタイミングを設定するアシ
ストタイミング設定手段とを備え、前記アシスト時間設
定手段は、前記アシスト時間が車速の増加に伴って短く
なるように該アシスト時間を設定し、前記アシストタイ
ミング設定手段は、前記アシスト時間の中間点が前記足
踏周期における足踏トルクのピーク点と一致するように
前記アシストタイミングを設定するようにしている。第
2の発明は、第1の発明において、前記アシスト時間設
定手段が、車速を検出する車速検出手段と、前記車速に
基づいて該車速に対応する前記アシスト時間を演算する
アシスト時間演算手段とを有し、前記アシストタイミン
グ設定手段が、前記足踏周期を検出する足踏周期検出手
段と、前記足踏周期の始点を検出する始点検出手段と、
前記足踏周期および前記アシスト時間に基ずいて前記足
踏周期におけるアシスト停止時間の1/2の時間を演算
するアシスト停止時間演算手段と、前記足踏周期の始点
から前記1/2の時間を計時して、前記アシストの開始
タイミングを設定する第1のタイマと、該第1のタイマ
の計時終了時点から前記アシスト時間を計時して、前記
アシストの終了タイミングを設定する第2のタイマとを
備えている。第3の発明は、第1または第2の発明にお
いて、前記アシスト停止時間を車速によらず一定に設定
するようにしている。第4の発明は、電動モータの駆動
力によって人力駆動力をアシストするようにした電動ア
シスト自転車であって、車速を検出する車速検出手段
と、足踏トルクを検出するトルク検出手段と、前記足踏
トルクおよび車速に基づいて前記アシストの期間を設定
するアシスト期間設定手段とを備え、前記アシスト期間
設定手段は、前記足踏トルクを前記車速の増加に伴って
大きくなるトルク閾値と比較し、前記足踏トルクが前記
トルク閾値を超える期間を前記アシスト期間として設定
するようにしている。第5の発明は、第4の発明におい
て、前記車速の増加に伴って大きくなるトルク閾値を得
るため、前記アシスト期間設定手段が、前記車速を複数
の車速閾値と比較する車速比較手段と、前記車速比較手
段の比較結果に基づいて、前記各車速閾値に対応する複
数のトルク閾値の中から前記車速に対応するトルク閾値
を選択する手段とを備えた構成を有する。第6の発明
は、第5の発明において、前記車速が前記複数の車速閾
値の内の最小車速閾値よりも小さい間は前記アシストを
実行し、最大車速閾値以上である間は前記アシストを停
止するようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、電動アシスト駆動ユニッ
ト20を取付けた電動アシスト自転車1の側面図であ
る。また、図2は上記駆動ユニット20の縦断面図、図
3は図2中に示す角度変位機構60の側面図、図4は図
3のA−A断面図、図5は図2中に示すの足踏トルク検
出機構130の拡大断面図である。
【0010】図1において、駆動ユニット20は、フレ
ーム17のクランクハブの位置に取付けられている。ペ
ダルクランク5は、駆動ユニット20を貫通するクラン
ク軸39(図2参照)の両端に取付けられ、また、駆動
側チェーンスプロケット4は、駆動ユニッ20の出力軸
に取付けられている。
【0011】従動側チェーンスプロケット2は、後輪7
の回転軸に図示していないワンウェイクラッチを介して
取付けられている。そして、この従動側チェーンスプロ
ケット2と上記駆動側チェーンスプロケット4間には、
チェーン5が巻掛けられている。駆動ユニット20に
は、コントローラ21が内蔵され、また、この駆動ユニ
ット20の上方には、充電可能な電池ユニット25が取
付けられている。
【0012】次に、駆動ユニット20の構成について説
明する。図2において、モータ31は、モータケーシン
グ38と中壁74とよって画成された空間内に配置され
ている。減速機ケーシング41は、上記中壁74を介し
て上記モータケーシング38に一体結合された主部41
aと、この主部41aの開口を閉塞する蓋部41bとで
構成され、遊星ローラ減速機40と2段歯車減速機構5
0とを収容している。
【0013】遊星ローラ減速機40は、モータ31の出
力軸に直結した図示していない太陽ローラと、該太陽ロ
ーラと協働してモータ31の回転速度を減速する遊星ロ
ーラキャリア45とを備えている。上記遊星ローラキャ
リア45は、クランク軸39に軸受を介して回転自在に
支持され、かつ、その出力軸端に設けたピニオン45a
が大歯車53に噛合されている。
【0014】大歯車53は、軸受および第1の一方向ク
ラッチ55を介して歯車軸54に支持されている。一方
向クラッチ55は、モータ31の所定方向の駆動トルク
のみを大歯車53に伝達するために設けてある。歯車軸
54は、軸受けを介して上記減速機構ケーシング41に
回転自在に支持されている。そして、この歯車軸54に
固着された歯車54aは、クランク軸39に対して同心
配置された第1の歯車(最終段歯車)56に噛合してい
る。上記遊星ローラキャリア45のピニオン45a、大
歯車53、歯車54aおよび歯車56は、2段歯車滅速
機構50を構成している。
【0015】歯車56は、軸受49を介して減速機ケー
シング41の蓋部41bに回転可能に支持され、かつ、
その一端部に前記駆動側チェーンスプロケット4が同軸
状に固設されている。上記クランク軸3は、一端部がモ
ータケーシング38によって回転可能に支持され、他端
部が軸受48を介して歯車56に回転可能に支持されて
いる。第2の歯車57は、歯車56と同じ噛合いピッチ
径を有する歯車であり、一方向クラッチ58を兼ねる軸
受58を介してクランク軸39に回転可能に支持されて
いる。一方向クラッチ58は、上記ペダルクランク15
を介して前進方向の足踏トルクがクランク軸39に入力
された際に係合し、この足踏トルクを歯車57に伝達す
る。
【0016】図3に示すように、第1の歯車56は、円
周方向に等角度間隔で配列する複数(この例では、4
個)の長孔56aをその側面に形成してある。図4に示
すように、上記各長孔56a内には、前記第2の歯車5
7に固着された突起69が挿入されるとともに、この突
起69を押圧する圧縮バネ59が介在されている。
【0017】前記一方向クラッチ58を介して歯車57
に足踏トルクが作用すると、該歯車57の突起69が上
記足踏トルクの大きさに比例した量だけバネ59を圧縮
する。この結果、第1の歯車56と第2の歯車57間に
上記足踏トルクに対応した相対角度変位が生じる。この
ように、上記長孔56a、バネ59および突起69は、
角度変位機構60を構成する。なお、この角度変位機構
60は、足踏操作時の負荷トルクの変動を緩衝する機能
も併せ持つ。また、上記足踏トルクは、上記角度変位機
構60を経由して、駆動側のチェーンスプロケット4に
伝えられる。
【0018】次に、図2および図5を参照して、上記歯
車56,57の相対角度変位を足踏トルクとして検出す
る足踏トルク検出機構130の構成を説明する。この足
踏トルク検出機構130は、歯車56に噛み合う第3の
歯車93および歯車57に噛み合う第4の歯車133を
備えている。これらの歯車93,133は、同じ噛み合
いピッチ径を有し、かつ、同軸上で回転する。歯車93
は、セレ一ション軸131に圧入あるいは接着等の手段
で一体に結合され、また、歯車133は、該セレーショ
ン軸131によって回転かつ摺動可能に支持されてい
る。
【0019】セレーション軸131は、一端部および他
端部がそれぞれ減速機構ケ一シング41によって回転可
能に支持され、かつ、その略中央部にその軸線に対して
適当な角度を持たせたヘリカルセレーション131aが
形成されている。歯車133の内周側の一部には、ヘリ
カルセレーション131aに係合する内ヘリカルセレー
ション133aが突設されている。また、歯車133の
内周面とセレーション軸131の外周面との間には、潤
滑性の良いブッシュ132(例えぱ、含油性の焼結合金
等で形成される)が圧入されている。
【0020】歯車133のボス部には、ボール軸受10
7が外嵌し、該ボール軸受107のアウターに軸受押え
環106が嵌合している。そして、軸受押え環106と
ケーシング41の内面との間には、歯車133を歯車9
3側に付勢する圧縮バネ105が介在されている。ケー
シング41は、セレーション軸131に平行する回り止
め軸108を内方に向って突設し、これを上記軸受押え
環106に設けられた孔106aに嵌挿させてある。し
たがって、軸受押え環106は、セレーション軸131
の軸線方向への移動は可能であるものの、その回転方向
の運動は抑止される。
【0021】歯車56,57が相対角度変位すると、歯
車93と歯車133間にも同様の相対角度変位が発生す
るので、歯車133がヘリカルセレーション131aに
沿って軸方向に移動する。すなわち、角度変位機構60
に足踏トルクが伝わらない状態(歯車56,57が相対
角度変位しない状態)では、セレーション軸131の中
心線H−Hの下側に示すように、歯車133が歯車93
に接近した状態にあるが、上記角度変位機構60に足踏
トルクが伝達されて歯車56,57が相対角度変位した
場合には、上記中心線H−Hの上側に示すように、歯車
133がヘリカルセレーション131aによって歯車9
3から離れる方向に移動する。
【0022】上記歯車133の移動距離は、足踏トルク
の大きさを示す。そこで、上記歯車133の移動距離を
レバー86によって回転角に変換するとともに、その回
転角を図2に示したポテンショメータ85によって対応
する電気信号に変換し、この信号を足踏トルク値を示す
信号として図6に示すモータ制御用コントローラ21
(121)に加える。
【0023】図2に示すように、ケーシング41の下部
には車速検出センサ89を付設してある。この車速検出
センサ89は、歯車133の歯の接近を例えば磁気的に
検出するものであり、上記歯が接近する度に検知信号を
出力する。自転車の走行速度は、歯車133の回転速度
に比例するので、該走行速度が大きくなるに伴って単位
時間当たりにおける上記センサ89の出力信号数が増加
する。このように、車速検出センサ89は、自転車の走
行速度を検知信号の発生数として検出するので、上記検
出信号の単位時間当たりの発生数をカウントすることに
よって上記走行速度を知ることができる。
【0024】次に、上記駆動ユニット20の作用を説明
する。ペダルを踏んでペダルクランク15を回転させる
と、クランク軸39が回転駆動される。これに伴い、足
踏トルクは、一方向クラッチ58、歯車57、角度変位
機構60、歯車56、駆動側チェーンスプロケット4お
よびチェーン5を介して従動側チェーンスプロケット2
に伝達され、この結果、図示していない一方向クラッチ
を介して自転車1の後輪7が回転される。
【0025】上記足踏トルクが生じると、前記したよう
に、角度変位機構60において該足踏トルクの大きさに
比例した相対角度変位が生じるので、前記足踏トルク検
出機構130のポテンショメータ85から足踏トルクの
大きさに対応した電気信号が出力される。また、自転車
1の走行に伴って、上記車速検出センサ89から車速に
対応した数の信号が出力される。
【0026】そこで、図6に示すコントローラ21(1
21)は、車速検出センサ89の出力と足踏トルク検出
機構130のポテンショメータ85の出力とに基づいて
アシスト制御指令信号を作成し、これをモータ駆動回路
23に出力する。これによりモータ駆動回路23は、所
定のアシスト比(例えば、1)のアシスト動力が足踏周
期における特定の期間に発生するようにモータ31を駆
動する。
【0027】モータ31の出力は、図2に示した遊星ロ
ーラ減速機40、2段歯車減速機構50、一方向クラッ
チ55、歯車軸54、歯車54aおよび歯車56を介し
て駆動側チェーンスプロケット4に作用する。したがっ
て、スプロケット4には、足踏トルクにモータ31の出
力に基づくアシストトルクを負荷した駆動トルクが作用
することになる。なお、モータ31への給電が停止され
て、自転車1が足踏トルクのみによって走行している場
合には、一方向クラッチ55によって歯車56と歯車5
3の機械的結合が断たれるので、上記歯車56の回転が
モータ31側に伝達されること、つまり、モータ31が
運転者の足踏操作の負荷になることはない。
【0028】第1の実施形態に係るコントローラ21
は、図7に示すような構成を有する。この図7におい
て、トルク算出回路94は、前記トルク検出機構130
のポテンショメータ85の出力信号に基づいて足踏トル
クを算出し、また、車速算出回路95は、車速検出セン
サ89の出力信号を計数して車速を算出する。
【0029】足踏周期始点検出回路96は、トルク算出
回路94で算出されるトルクの最低値または最高値に基
づいて足踏周期の始点を検出し、足踏周期演算回路97
は、車速算出回路95で算出された車速に基づいて足踏
周期を演算する。アシスト時間演算回路98は、車速に
基づいて足踏周期におけるアシスト時間を演算し、アシ
スト停止時間演算回路99は、足踏周期とアシスト時間
とに基づいてアシスト停止時間を演算する。
【0030】アシスト停止タイマ101は、足踏周期の
始点からアシスト開始に至るまでの時間を計時し、アシ
スト運転タイマ102は、アシスト停止タイマ101の
タイムアップ時点からアシスト時間を計時する。モータ
印加電圧発生回路103は、上記トルク算出回路94、
車速算出回路95およびタイマ101,102の出力信
号に基づいて、モータ印加電圧とその電圧の印加タイミ
ングを指示する制御指令信号を形成し、この信号をモー
タ駆動回路23に出力する。
【0031】図8(a),(b)および(c)は、上記
コントローラ21によりモータ31を制御した場合にお
ける低速時、中速時および高速時のアシストトルクの発
生タイミングをそれぞれ例示している。なお、この例で
は、点線で示すように、モータ31による駆動トルク
(アシストトルク)τM が足踏トルクτL と同じ値に設
定されている。
【0032】この図8において、足踏周期は、前記ペダ
ルクランク15が上死点から下死点に至るまでの時間で
ある。前記クランク軸39が1回転する時間は、一方の
ペダルクランク15が上死点から下死点に至る間での時
間と、他方のペダルクランク15が上死点から下死点に
至るまでの時間との和になる。この図8から明らかなよ
うに、本発明では、アシストトルクτM の発生時間(ア
シスト時間)Ton が足踏トルクτL のピーク点を中心
として振り分けられるように、換言すれば、アシスト時
間Ton の中点が足踏トルクτL のピーク点に一致する
ように、かつ、車速が増加するほどアシスト時間Ton
短くなるようにアシストトルクτM の発生タイミングが
設定される。したがって、足踏駆動動力に対するモータ
駆動動力(足踏駆動力の時間積分値に対するモータ駆動
力の時間積分値=アシスト比)が車速の増大に伴って漸
減することになる。
【0033】なお、図8に示した例では、足踏周期の始
点からアシスト開始時点に至る時間TOff が車速によら
ず一定となるようにアシスト時間Ton が設定されてい
る。この場合、アシスト比は、車速の増大に伴って図1
1に例示した特性Gに従って漸減し、アシスト限度速度
V4(24Km)でアシスト比が0になる。
【0034】図9および図10は、前記コントローラ2
1によって実行される手順を例示している。図9のステ
ップ150においては、図2に示したトルク検出機構1
30のポテンショメータ85から足踏トルクτL を示す
信号が入力されるとともに、車速検出センサ89から車
速Vを示す信号が入力される。次のステップ151にお
いては、足踏トルクτL が基準トルクτmin よりも大き
いか否か、つまり、足踏トルクτL が発生したか否かを
前記トルク算出回路94が判断し、その発生を判断した
場合には、ステップ152で足踏周期開始点検出回路9
6が足踏周期タイマをクリアして、該タイマの起動時点
を足踏周期の開始時点に一致させる。
【0035】ステップ153においては、次のような演
算を実行する。すなわち、前記足踏周期演算回路97で
足踏周期Tを演算し、前記アシスト時間演算回路98で
アシスト時間Ton を演算する。なお、アシスト時間演
算回路98は、例えば、車速Vを変数とする関数に基づ
いてアシスト時間Ton を演算する。また、前記アシス
ト停止時間演算回路99でアシスト停止時間Toff
(T−Ton)/2を演算し、モータ印加電圧演算回路1
03でトルク分電圧Eτ および無負荷回転分電圧EO
をそれぞれ演算する。
【0036】上記トルク分電圧Eτ は、モータ31に
負荷トルクが作用した際の該モータ31の回転速度低下
を補うのに必要な電圧である。また上記無負荷回転分電
圧E O は、無負荷時にモータを所定の回転速度で回転さ
せるのに必要な電圧である。なお、トルク分電圧Eτ
は車速に基づいて設定される。
【0037】ステップ154では、車速Vがアシスト限
度速度V4 (24Km)よりも小さいか否かを判断し、
V<V4 と判断した場合には、次のステップ155でア
シスト運転すべきか否かを判断する。そして、アシスト
運転すべきと判断した場合には、ステップ156でモー
タ印加電圧演算回路103が印加電圧Em =Eτ +E
O を演算する。上記電圧Em=Eτ +EO は、モータ駆
動回路23に印加され、その結果、モータ31がアシス
ト動作する。
【0038】一方、ステップ154で車速Vがアシスト
限度速度V4 以上であると判断した場合、および、ステ
ップ155でアシスト運転すべきでないと判断した場合
には、ステップ157でトルク分電圧Eτ を0にする
処理が実行される。つまり、モータ31に電圧Em =E
O を印加して、該モータ31を無負荷運転させる。
【0039】次に、上記ステップ155の判断処理の内
容を図10を参照して説明する。図10に示す手順で
は、ステップ160,161で足踏定周期タイマ(タイ
マ101,102)を足踏周期Tの始点で起動する。ス
テップ162では、上記定周期タイマの計時時間tが0
≦t<Toff であるか否かを判断し、その判断結果がY
ESである場合には、ステップ165でアシストの停止
を指示する。一方、上記判断結果がNOである場合に
は、ステップ163で上記計時時間tがToff ≦t≦T
off +Tonであるか否かを判断する。そして、このステ
ップ163の判断結果がYESである場合には、ステッ
プ164でアシスト運転を指示し、NOの場合には、ス
テップ165でアシスト停止を指示する。
【0040】アシストのタイミングは、上記のように、
タイマ101,102の計時情報に基づいて設定され
る。このアシストタイミングによれば、図8に示したよ
うに、アシストが必要な高い足踏トルクの期間Tonでア
シストが集中的に実行されるので、モータの無駄な電力
消費を防止しながら、良好なアシスト効果を得ることが
できる。しかも、車速の増加に伴ってアシスト時間Ton
が短くなるように制御されるので、図11に例示した特
性Gのように、車速の増加に伴ってアシスト比が減少す
ることになる。
【0041】アシスト時におけるモータ31の消費電力
は、アシストトルクτM ×回転数×時間で表わされるの
で、車速が大きくなるほど増大する。図11の特性AB
Cと特性Gとの比較から明らかなように、特性Gにした
がってアシストを変化させれば、車速の大きい域におい
てアシスト比が大きく低下されるので、モータの消費電
力を減少してアシスト走行距離を延ばすことができる。
【0042】自転車1は、発進時と登坂時に最も大きな
足踏力を要するが、発進時と登坂時における車速は何れ
も小さい。一方、発進後に水平な道路を走行するとき
は、あまりアシスト力を必要としない。図11に示した
アシスト比特性Gにしたがってアシスト比を変化させる
この実施形態によれば、強い足踏力が必要なときにモー
タ31によるアシスト力を十分に付与することができる
ので、特に体力の無い女性、老年者等が自転車を運転し
た場合でも、良好なアシスト効果が得られる。
【0043】なお、上記第1の実施形態においては、図
8に示すように、アシスト停止時間Toff が一定となる
ようにアシスト時間Tonを演算しているが、もちろん、
アシスト停止時間Toff が車速に応じて変化するように
アシスト時間Tonを演算しても良い。要は、アシスト比
が図11の特性Gのように車速の増加に伴って漸減する
ようにアシスト停止時間Toff を決定すれば良い。ただ
し、アシスト停止時間Toff が一定となるようにアシス
ト時間Tonを演算するようにすれば、その演算が容易に
なるという利点が得られる。
【0044】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。この第2の実施形態においては、図12に示す
ような構成のコントローラ121が使用される。このコ
ントローラ121は、前記トルク算出回路94および車
速算出回路95と、後述の比較回路109と、これらの
回路の出力信号に基づいてモータ印加電圧および該電圧
の印加タイミングを演算し、その演算結果を指示する制
御信号をモータ駆動回路23に出力するモータ印加電圧
演算回路110とを備えている。
【0045】図13は、上記コントローラ121により
モータ31を制御した場合におけるアシストトルクの発
生タイミングを例示している。この図13に示すよう
に、この第2の実施形態では、前記第1の実施形態と同
様にモータ31による駆動トルク(アシストトルク)τ
M が足踏トルクτL と同じ値に設定され、また、車速V
の閾値値として図11に示したV1 ,V2 およびV3
設定される。
【0046】そして、車速VがV1 よりも小さい間は、
図13(a)に斜線で示すように、足踏周期Tの全域で
アシストが実行され、また、車速VがV1 ≦V<V2
ときには、図13(b)に斜線で示すように、足踏トル
クτL がτ1 以上になったときのみアシストが実行され
る。さらに、車速VがV2 ≦V<V3 のときには、図1
3(c)に斜線で示すように、足踏トルクτL がτ2
上になったときのみアシストが実行され、また、車速V
がV≧V3 のときには、アシストが停止される。
【0047】この第2の実施形態においても、車速が増
加するほどアシスト時間が短くなるようにアシストトル
クτM の発生タイミングが設定されるので、足踏駆動動
力に対するモータ駆動動力(足踏駆動力の時間積分値に
対するモータ駆動力の時間積分値=アシスト比)が車速
の増大に伴って漸減する。すなわち、図11に例示した
階段状特性Hに従ってアシスト比が漸減する。具体的に
は、車速VがV1 よりも小さいときにはアシスト比ηが
1に、車速VがV 1 ≦V<V2 のときにはアシスト比η
がη2 に、車速VがV2 ≦V<V3 のときにはアシスト
比ηがη1 に、車速VがV≧V3 のときにはアシスト比
ηが0にそれぞれ設定される。
【0048】図14は、前記コントローラ121によっ
て実行される手順を例示している。この手順において、
ステップ171では、図12に示した比較回路109に
内蔵されたメモリに足踏トルクτL の閾値τ1 ,τ2
速度Vの閾値V1 〜V3 を記憶させる。次のステップ1
72では、図12に示したトルク検出機構130から足
踏トルクτL を示す信号を入力するとともに、車速検出
センサ89から車速Vを示す信号を入力する。ステップ
173においては、比較回路109によって車速Vが閾
値V1 と比較される。そして、比較回路109は、V1
<V2 である場合に、ステップ174でアシスト運転を
指示する。
【0049】そこで、モータ印加電圧演算回路110
は、ステップ175においてアシスト運転のための前記
モータ印加電圧Em =Eτ +EO を演算し、モータ駆
動回路23にこの電圧を指示する。この結果、図13
(a)に示したように、足踏周期Tの全域でアシスト運
転が実行され、このときのアシスト比は1になる。
【0050】一方、比較回路109は、V1 <V2 でな
い場合に、ステップ176で車速VがV1 ≦V<V2
あるか否かを比較判断する。そして、V1 ≦V<V2
場合には、ステップ177で足踏トルクτL を閾値τ1
と比較して、これらの関係がτL ≧τ1 であるか否かを
判断する。ステップ177の判断結果がτL ≧τ1 の場
合、比較回路109はステップ178においてアシスト
運転をモータ印加電圧演算回路110に指示する。これ
により、モータ印加電圧演算回路110は、ステップ1
79でアシスト運転のためのモータ印加電圧Em =Eτ
+EO を演算し、モータ駆動回路23にこの電圧を指
示する。
【0051】比較回路109は、次のステップ180で
足踏トルクτL を閾値τ1 と比較して、両者の関係がτ
L <τ1 になったか否かを判断し、τL <τ1 になった
場合には、ステップ181でアシスト停止を指示する。
そこで、モータ印加電圧演算回路110は、ステップ1
82において、前述した無負荷回転運分電圧EO を演算
し、モータ駆動回路23にこの電圧EO を指示する。こ
れにより、自転車1はアシスト停止状態で走行すること
になる。
【0052】この結果、車速VがV1 ≦V<V2 である
時には、図13(b)に示したように、足踏周期Tにお
けるτL ≧τ1 の域でアシスト運転が実行され、このと
きのアシスト比(足踏駆動力の時間積分値に対するモー
タ駆動力の時間積分値)は、図11に示したη2 にな
る。
【0053】比較回路109は、次のステップ180で
足踏トルクτL を閾値τ1 と比較して、両者の関係がτ
L <τ1 になったか否かを判断し、τL <τ1 になった
場合には、ステップ181でアシスト停止を指示する。
そこで、モータ印加電圧演算回路110は、ステップ1
82において、前述した無負荷回転分電圧EO を演算
し、モータ駆動回路23にこの電圧EO を指示する。こ
れにより、自転車1はアシスト停止状態で走行すること
になる。
【0054】一方、比較回路109は、上記ステップ1
76で車速VがV1 ≦V<V2 でないと判断した場合、
ステップ183で車速VがV2 ≦V<V3 であるか否か
を判断する。そして、V2 ≦V<V3 の場合には、ステ
ップ184において足踏トルクτL を閾値τ1 と比較
し、両者の関係がτL ≧τ2 であるか否かを判断する。
ステップ184の判断結果がYESの場合、比較回路1
09はステップ185でアシスト運転を指示する。これ
により、モータ印加電圧演算回路110は、ステップ1
86で前記アシスト運転のためのモータ印加電圧Em
Eτ +EO を演算し、モータ駆動回路23に該電圧E
m を指示する。
【0055】比較回路109は、次のステップ187で
足踏トルクτL を閾値τ2 と比較して、両者の関係がτ
L <τ2 になったか否かを判断し、τL <τ2 になった
場合には、手順をステップ181に移行して、アシスト
停止を指示する。この結果、車速VがV2 ≦V<V3
ある時には、図13(c)に示したように、足踏周期T
におけるτL ≧τ2 の域でアシスト運転が実行され、こ
のときのアシスト比は、図11に示したη3 になる。
【0056】なお、ステップ183の判断結果がYE
S、つまり、車速VがV3 以上である場合には、手順が
ステップ181に移行されてアシストが停止される。ま
た、ステップ177および184の判断結果がYES場
合にも、手順がステップ181に移行されてアシストが
停止される。
【0057】かくして、上記第2の実施形態によれば、
図11に例示した階段状のアシスト比特性Hにしたがっ
てアシスト比が変化されることになる。特性ABCと特
性Hの比較から明らかなように、この第2の実施形態に
おいても、車速の増加に伴ってアシスト比が低下される
ので、モータの消費電力を減少してアシスト走行距離を
延ばすことができる。また、図13に示したように、ア
シストが必要な高い足踏トルクの期間でアシストが集中
的に実行されるので、モータの無駄な電力消費を防止し
ながら、良好なアシスト効果を得ることができる。
【0058】なお、上記第1の実施形態および第2の実
施形態では、アシストトルクτM を足踏トルクτL と同
じ大きさに設定しているが、必ずしもそのように設定し
なくても良い。また、第2の実施形態では、車速の閾値
を3個設定しているが、この閾値を4個以上設定するこ
とも当然可能である。さらに、上記第2の実施形態にお
いては、図13に示したように、足踏トルクの閾値を2
個設定しているが、この閾値を3個以上設定することも
可能である。また、この足踏トルクの閾値を車速の増減
に伴って連続的に増減することも可能である。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、アシスト時間が車速の
増加に伴って短くなるように設定されるととともに、該
アシスト時間が前記足踏周期における足踏トルクのピー
ク点を中心として振り分けられる。したがって、高速走
行時における不必要なアシスト動作が抑制されるととも
に、足踏周期における実際にアシストの必要な期間のみ
にアシストが実行されることになり、その結果、モータ
の無駄な電力消費を可及的に抑制しながら、良好なアシ
スト効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーアシスト自転車の側面図
【図2】駆動ユニットの構造を示す部分破断図。
【図3】角度変位機構を示す部分側面図。
【図4】図3のA−A断面図。
【図5】足踏トルク検出機構を示す拡大縦断面図。
【図6】駆動ユニットにおける動力伝達経路とモータの
制御系統を示すブロック図。
【図7】第1の実施形態において用いるコントローラの
構成例を示すブロック図。
【図8】第1の実施形態におけるアシストトルクの発生
タイミングを例示したグラフ。
【図9】図7のコントローラにおいて実行されるモータ
印加電圧の発生手順を例示したフローチャート。
【図10】アシスト運転とアシスト停止の判断手順を例
示したフローチャート。
【図11】本発明および従来例における車速とアシスト
比の関係を例示したグラフ。
【図12】第2の実施形態において用いるコントローラ
の構成例を示すブロック図。
【図13】第2の実施形態におけるアシストトルクの発
生タイミングを例示したグラフ。
【図14】図12のコントローラにおいて実行されるモ
ータ印加電圧の発生手順を例示したフローチャート。
【図15】従来例におけるアシストトルクの発生タイミ
ングを示したグラフ。
【図16】従来例におけるアシストトルクの他の発生タ
イミングを示したグラフ。
【符号の説明】
1 電動アシスト自転車 4 駆動側チエーンスプロケット、 5 チエーン 15 ペダルクランク 20 駆動ユニット 21 コントローラ 23 モータ駆動回路 31 モータ 39 クランク軸 50 2段歯車減速機構 60 角度変位機構 89 車速検出センサ 96 足踏周期始点検出回路 97 足踏周期演算回路 98 アシスト時間演算回路 99 アシスト停止時間演算回路 101 アシスト停止タイマ 102 アシスト運転タイマ 103 モータ印加電圧演算回路 109 比較回路 110 モータ印加電圧演算回路 121 コントローラ 130 足踏トルク検出機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動モータの駆動力によって人力駆動力
    をアシストするようにした電動アシスト自転車であっ
    て、 足踏周期におけるアシスト時間を設定するアシスト時間
    設定手段と、前記足踏周期における前記アシストのタイ
    ミングを設定するアシストタイミング設定手段とを備
    え、 前記アシスト時間設定手段は、前記アシスト時間が車速
    の増加に伴って短くなるように該アシスト時間を設定
    し、 前記アシストタイミング設定手段は、前記アシスト時間
    の中間点が前記足踏周期における足踏トルクのピーク点
    と一致するように前記アシストタイミングを設定するこ
    とを特徴とする電動アシスト自転車。
  2. 【請求項2】 前記アシスト時間設定手段が、車速を検
    出する車速検出手段と、前記車速に基づいて該車速に対
    応する前記アシスト時間を演算するアシスト時間演算手
    段とを有し、 前記アシストタイミング設定手段が、前記足踏周期を検
    出する足踏周期検出手段と、前記足踏周期の始点を検出
    する始点検出手段と、前記足踏周期および前記アシスト
    時間に基ずいて前記足踏周期におけるアシスト停止時間
    の1/2の時間を演算するアシスト停止時間演算手段
    と、前記足踏周期の始点から前記1/2の時間を計時し
    て、前記アシストの開始タイミングを設定する第1のタ
    イマと、該第1のタイマの計時終了時点から前記アシス
    ト時間を計時して、前記アシストの終了タイミングを設
    定する第2のタイマとを備えることを特徴とする請求項
    1に記載の電動アシスト自転車。
  3. 【請求項3】 前記アシスト停止時間を車速によらず一
    定に設定するようにしたことを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電動アシスト自転車。
  4. 【請求項4】 電動モータの駆動力によって人力駆動力
    をアシストするようにした電動アシスト自転車であっ
    て、 車速を検出する車速検出手段と、足踏トルクを検出する
    トルク検出手段と、前記足踏トルクおよび車速に基づい
    て前記アシストの期間を設定するアシスト期間設定手段
    とを有し、 前記アシスト期間設定手段は、前記足踏トルクを前記車
    速の増加に伴って大きくなるトルク閾値と比較し、前記
    足踏トルクが前記トルク閾値を超える期間を前記アシス
    ト期間として設定する比較手段を備えることを特徴とす
    る電動アシスト自転車。
  5. 【請求項5】 前記アシスト期間設定手段は、前記車速
    の増加に伴って大きくなるトルク閾値を得るため、前記
    車速を複数の車速閾値と比較する車速比較手段と、前記
    車速比較手段の比較結果に基づいて、前記各車速閾値に
    対応する複数のトルク閾値の中から前記車速に対応する
    トルク閾値を選択する手段とを備えることを特徴とする
    請求項4に記載の電動アシスト自転車。
  6. 【請求項6】 前記車速が前記複数の車速閾値の内の最
    小車速閾値よりも小さい間は前記アシストを常時実行
    し、最大車速閾値以上である間は前記アシストを停止す
    ることを特徴とする請求項5に記載の電動アシスト自転
    車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015043128A (ja) * 2013-08-26 2015-03-05 株式会社 ミックウェア 走行支援装置、走行支援方法、およびプログラム

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