JP2000343789A - 印刷装置およびその制御方法 - Google Patents

印刷装置およびその制御方法

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JP2000343789A
JP2000343789A JP11158029A JP15802999A JP2000343789A JP 2000343789 A JP2000343789 A JP 2000343789A JP 11158029 A JP11158029 A JP 11158029A JP 15802999 A JP15802999 A JP 15802999A JP 2000343789 A JP2000343789 A JP 2000343789A
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JP11158029A
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English (en)
Inventor
Wataru Nishii
渉 西井
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ネットワークを介して使用する印刷装置の稼働
効率を向上させる。 【解決手段】複数のホストコンピュータ2、3からの印
刷データを格納するデータ格納部14と、その印刷デー
タに基づいて印刷処理を実施させる制御手段10と、制
御手段10の指示により印刷処理を実施する印刷手段1
1とを備えた印刷装置において、データ格納部14に格
納した印刷データに含まれる印刷条件が、センサ121
〜124の検出結果から得られる印刷実施状態に適合し
ている否かを判定し、適合していないと判断したときに
は、印刷処理を中断してそのときの印刷データを待避さ
せ、先に印刷処理を実施することが可能な他の印刷デー
タを割り込ませて印刷処理を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のホストコン
ピュータからの印刷データを受信して格納し、それら印
刷データの印刷順序を制御して印刷処理を行う印刷装置
及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数のユーザーがネットワークを
介して使用する印刷装置やその制御方法としては、例え
ば特開平10−049326号公報に開示されている印
刷データスキップ印刷方式が挙げられる。この公報に記
載の印刷方式では、印刷データの印刷条件がプリンタの
設定条件と合わなければ、 その印刷データの優先順位を
下げて、設定条件に合う印刷条件を有する印刷データを
先に印刷するようになっている。
【0003】また、他の印刷装置やその制御方法とし
て、特開平10−226136号公報に、用紙ジャムが
発生したときに、ジャムの発生していない部分だけで出
力可能な印刷データを優先的に出力して、システムの稼
動が停止する時間を最小限に抑える印刷装置が開示され
ており、さらに、特開平8−234941号公報に、印
刷データの解析エラーが発生したときに、正常出力が可
能な印刷データを選択して出力し、印刷を続行するシス
テムの印刷装置および印刷装置のデータ処理方法が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、印刷処理を
実施する際の条件として、例えば所望の用紙がなかった
り、カラー印刷の場合であれば所望の色のインクやトナ
ーが切れていたりする等の条件もあり、これらを含めた
印刷条件がプリンタの設定条件(印刷実施条件)に適合
しない場合に、単に優先順位を下げるだけでは、その条
件が適合しない印刷処理が、他の印刷処理が終了したと
き(あるいは他に印刷処理がないとき)に強制的に実施
されることになり、そのため最終的にはエラーが発生し
て、印刷そのものを実施できなくなる。また、従来で
は、印刷条件が満たされるまでに、どれだけの時間を要
するかは処理状況に左右されていた。
【0005】さらに、印刷装置の印刷実施状態、例えば
用紙の残量やインクまたはトナーの残量などは印刷中に
変化するため、印刷処理を開始する前に、印刷条件が適
合しているか否かを判断するだけでは、ネットワークを
介して使用される印刷装置を効率よく稼動させることが
できない。
【0006】また、印刷処理が停止するときの状態とし
て、印刷処理そのものを実施できなくなるようなエラー
の発生以外に、そのまま印刷処理したのではユーザーの
要望を満たせないが、印刷処理そのものは可能となって
いる状態が有り得る。このような状態となったときに
は、ユーザーの要望どおりではなくても、とりあえず保
留を解除して、ユーザーが印刷処理を実施したい場合も
あるが、従来では、そのような場合の対応は考慮されて
いなかった。
【0007】本発明はそのような実情に鑑みてなされた
もので、複数のユーザーがネットワークを介して使用す
る印刷装置において、印刷処理前および印刷処理中に、
印刷データに対して印刷実施状態が適合しているか否か
を判定し、その結果に基づいて印刷処理そのものを保留
する点、印刷処理そのものができないエラーが発生した
場合や印刷処理は可能であってもユーザーの要望する条
件とは合わない場合のそれぞれに対応可能とする点、お
よび、保留した印刷処理を、ユーザーの意向により保留
を解除可能とする点の3点を実現可能とし、もって稼動
効率の向上をはかることのできる印刷装置とその制御方
法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の印刷装置は、複
数のホストコンピュータからの印刷要求および印刷条件
を含む印刷データを受信する入力手段と、受信した印刷
データを格納するデータ格納部と、データ格納部に格納
された印刷データに基づいて印刷処理を受信した順に実
行させる指示を行う制御手段と、制御手段の指示により
印刷処理を実施する印刷手段とを備えた印刷装置におい
て、当該印刷装置の印刷実施状態を検出する検出手段を
備えており、上記制御手段は、上記検出手段により得ら
れた印刷実施状態と印刷データに含まれる印刷条件とを
比較して、印刷条件が印刷実施状態に適合するか否かを
判定し、印刷実施状態に適合すると判定した印刷条件を
含む印刷データがある場合には、最も先に受信した印刷
データを印刷手段に印刷処理させ、印刷実施状態に適合
していないと判定した印刷条件を含む印刷データについ
ては印刷処理を実施せずに保留するように構成されてい
ることによって特徴づけられる。
【0009】本発明の印刷装置の制御方法は、複数のホ
ストコンピュータからの印刷要求および印刷条件を含む
印刷データを受信し、これらを一旦格納した後、その格
納した印刷データに基づいて、印刷処理を受信した順に
実施する印刷装置の制御方法において、印刷装置の印刷
実施状態を検出し、その印刷実施状態と印刷データに含
まれる印刷条件とを比較して、印刷条件が印刷実施状態
に適合するか否かを判定し、印刷実施状態に適合すると
判定した印刷条件を含む印刷データがある場合には、最
も先に受信した印刷データを印刷手段に印刷処理させ、
印刷実施状態に適合していないと判定した印刷条件を含
む印刷データについては印刷処理を実施せずに保留する
ことによって特徴づけられる。
【0010】本発明によれば、ネットワークを介して使
用する印刷装置において、先に受信した印刷データに基
づいて印刷処理が実施できない場合、その印刷データと
後に受信した印刷データとにおける印刷処理の優先順位
を変えるのではなく、印刷処理そのものを保留するの
で、印刷処理に際してエラーが発生することがなく、印
刷処理を効率的に実施することが可能になる。
【0011】なお、本発明において、印刷処理が実施で
きない場合とは、ペーパージャム(紙詰まり)、データ
解析不能、あるいは指定用紙切れなど、印刷そのものが
できないエラーが発生した場合だけでなく、印刷処理は
可能であってもユーザーの要望する条件と適合しない場
合も含まれる。
【0012】また、本発明では、印刷処理前に処理可能
か否かを判定して印刷処理の保留するだけでなく、印刷
処理の実施中にも印刷処理継続可能か否かを判定して、
継続できないと判定した場合は、印刷処理を中断してそ
のときの印刷データを待避させる。このとき、印刷処理
を保留したままでは印刷装置を効率的に稼動することが
できないため、先に印刷処理を実施することが可能な他
の印刷データを割り込ませて印刷処理を実施させるとい
う制御を行う。。
【0013】さらに、本発明では、発生したエラーの解
除や、ユーザーの要望する条件には合わない不適合状態
が解除されたにも係わらず、印刷処理が長時間後回しに
されることがないように、印刷データから処理時間を予
測して、長時間の印刷処理を割り込ませないようにして
おり、さらに、ユーザーがとりあえず印刷物を必要とす
る場合や、あらかじめ設定しておいた所定条件に合致す
るような場合には、要望どおりでなくても印刷処理を実
施させるために、印刷処理の保留を解除できるようにし
ている。しかも、保留を解除して強制印刷したものは、
後で要望どおりの再処理を可能にするように、印刷デー
タを所定時間保存したり、強制印刷した印刷データがど
のデータであるかをユーザーに報知するようにしてい
る。
【0014】以上のように、本発明によれば、ユーザー
の要望に沿えないものは保留し、ユーザーの要望どおり
処理できるものから印刷を実施するので、システムの処
理効率を向上させることができる。
【0015】次に、本発明の印刷装置のより具体的な構
成を以下に説明する。本発明の印刷装置において、印刷
処理の実施中に印刷条件が印刷実施状態に適合していな
いと判断したときに、その印刷処理を実施するための印
刷データと、判断時点での印刷処理の状況を示す中断デ
ータとをデータ格納部に待避させてから、印刷処理を中
断するように構成すれば、印刷実施中に印刷実施状態が
変化しても、印刷処理を中断することができ、これによ
りシステムの稼動そのものを止めることなく、他の印刷
を継続することができる。その結果、システムの処理効
率をさらに向上させることができる。
【0016】本発明の印刷装置において、データ格納部
に保留または待避している印刷処理のうち、印刷条件が
印刷実施状態と適合するものがあるか否かを判定し、適
合する印刷処理があれば、実施中の印刷処理の終了を待
って、保留または待避している印刷処理を実施するよう
に構成すれば、中断した印刷処理をそのまま放置するの
ではなく、再開可能になるまで保留することができるの
で、印刷処理の確実な実施が可能になる。
【0017】本発明の印刷装置において、データ格納部
に格納されている印刷データに基づいて実施される処理
時間を、受信した順に予測して、その予測結果が所定時
間内であるか否かを判定するとともに、予測結果が所定
時間内であり、かつ受信した順が最も早い印刷データを
印刷処理するように構成すれば、所定時間に応じて印刷
処理が可能な印刷データに基づいて処理を実施すること
ができるので、割込中の印刷処理で長時間待たされると
いうような不都合を解消できる。
【0018】本発明の印刷装置において、データ格納部
に印刷データが格納された後、印刷条件と印刷実施状態
との不適合により保留されている印刷データの保留時間
を計測する時間計測手段を設け、その時間計測手段によ
り計測された保留時間のうち、最も先に受信した印刷デ
ータの保留時間に応じて、上記所定時間を変更するよう
に構成すれば、最も先に受信した印刷データの保留が長
引いた場合には、その印刷データが長時間かかる処理で
あっても割り込ませることができので、システムを無駄
に止めないようにすることができる。
【0019】本発明の印刷装置において、データ格納部
に格納されている印刷データの保留時間の上限を設定す
ることができる構成とし、先に保留されている印刷デー
タのうち、上記時間計測手段により計測された保留時間
が、保留時間の上限を超えている印刷データを選別し、
最も先に受信した印刷データから順を追って、印刷処理
を実行するように構成しておけば、印刷処理の実施に際
して、絶対条件ではなく望ましい程度の条件であれば、
適合を待ち続けずに適宜無視して、印刷処理を実施する
ことが可能となり、印刷処理の実施の自由度がより一層
向上する。
【0020】本発明の印刷装置において、データ格納部
に印刷データが格納された後、印刷条件と印刷実施状態
との不適合により保留されている印刷データを指定する
ことができる構成とし、さらに、指定された印刷データ
の印刷条件が印刷実施状態に適合していなくても、その
印刷データの印刷処理を実施できるように構成しておけ
ば、ユーザーの判断により条件を無視して印刷処理を実
施することが可能となり、印刷処理の実施の自由度が向
上する。
【0021】本発明の印刷装置において、印刷条件が印
刷実施状態に適合していない印刷データでかつ印刷処理
が実施された印刷データを、データ格納部に所定時間保
存しておけば、印刷条件が適合してない印刷データを、
条件不適合のままで印刷処理を実施した後に、所望の条
件で印刷するという処理が可能となり、印刷処理をより
一層確実に実施することができる。
【0022】本発明の印刷装置において、データ格納部
に格納されている印刷データを、印刷ページ毎に、印刷
条件が印刷実施状態に適合しているか否かを確認できる
ようにしておき、印刷実施状態に適合していない印刷デ
ータに基づいて再度印刷処理を実施するときには、印刷
条件が印刷実施状態に適合していないと確認されたペー
ジのみを印刷処理するように構成すれば、ページ毎に、
印刷条件と印刷実施状態との適合が確認できるので、印
刷処理を再開する際の自由度が向上する。
【0023】本発明の印刷装置において、印刷条件が印
刷実施状態に適合していない印刷データに基づいて印刷
処理が実施されたことを報知する報知手段を設けておけ
ば、ユーザーは、要望どおりでないことを確認すること
ができ、その確認を行った上で、印刷データに基づいた
印刷処理を実施することが可能となる。また、この場
合、印刷条件が印刷実施状態に適合していない印刷デー
タのページを報知するようにすれば、再処理したページ
の差し替えが容易になる。
【0024】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施形態の構成を
示すブロック図である。
【0025】本実施形態の印刷装置1は、ネットワーク
を介して、ホストAコンピュータ2およびホストBコン
ピュータ3などに接続されており、それらホストAコン
ピュータ2およびホストBコンピュータ3からの印刷要
求および印刷のため用紙や印刷色などの印刷条件を含む
印刷データを受信する。なお、図1では、ホストコンピ
ュータはA・Bの2つしか図示していないが、本発明は
これに限定されるものではなく、3つ以上存在してもよ
い。
【0026】印刷装置1は、制御部(制御手段)10、
プリンタエンジン(印刷手段)11、裏紙センサ12
1、メールボックスセンサ122、用紙センサ123、
現像剤センサ124、ネットワークインターフェース
(入力手段、以下、N・I/Fという)13、データ格
納部14、時計/タイマー(時間計測手段)16、入力
表示手段17などを主体として構成されている。
【0027】プリンタエンジン11は、トナーやインク
によって印刷媒体に画像を形成するように構成されてい
る。
【0028】データ格納部14は、中断状況(中断デー
タ) 、印刷要求キュー141、保存印刷要求142など
を格納し、また、ホストAコンピュータ2およびホスト
Bコンピュータ3からN・I/F13を介して受信した
印刷データを格納する。
【0029】制御部10は、データ格納部14に格納さ
れた印刷データに基づいて、印刷処理を受信した順に実
施する旨の指示をプリンタエンジン11に供給するとと
もに、裏紙センサ121、メールボックスセンサ12
2、用紙センサ123、現像剤センサ124の各検出結
果から得られるシステム状態(印刷実施状態)と、デー
タ格納部14に格納された印刷データに含まれる印刷条
件とを比較して、印刷条件が印刷実施状態に適合するか
否かを判定する。そして、印刷実施状態に適合する印刷
条件を含む印刷データがある場合には、最も先に受信し
た印刷データを印刷手段に印刷処理させ、印刷実施状態
に適合していない印刷条件を含む印刷データについては
印刷処理を実施せずに保留する。
【0030】具体的には、例えば、データ格納部14に
格納された印刷データに含まれる印刷条件が、A4サイ
ズの新しい用紙に黒色印刷という条件である場合、この
印刷条件が印刷実施状態に適合していると判定したとき
には、プリンタエンジン11に印刷指示を与えて、印刷
条件が適合した印刷データに基づいて印刷処理を実施す
る。これにより、A4サイズの新しい用紙に黒色の印刷
が施される。
【0031】一方、データ格納部14に格納された印刷
データに含まれる印刷条件が印刷実施状態に適合してい
ない場合、例えば、印刷装置1が裏紙印刷の待機状態に
あるか、あるいは裏紙で印刷を継続しており新しい用紙
が装填されていないような状態である場合には、その印
刷データに基づく印刷処理(A4サイズの新しい用紙に
黒色印刷)を実施せずに保留する。このように、条件が
適合しない印刷データを保留することで、印刷処理に際
してエラーが発生することがなくなり、印刷処理を効率
的に実施することができる。
【0032】また、制御部10は、印刷処理前に、印刷
条件と印刷実施状態とが適合しているか否かを判定する
だけでなく、印刷処理の実施中においても印刷条件と印
刷実施状態とが適合しているか否かを判定して印刷処理
の継続・保留を行うように構成されている。
【0033】例えば、前記した例と同様に、データ格納
部14に格納された印刷データに含まれる印刷条件が、
A4サイズの新しい用紙に黒色印刷という条件である場
合、この印刷条件が印刷実施状態に適合していると判定
したときには、制御部10は、プリンタエンジン11に
印刷指示を与えて、印刷条件が適合した印刷データに基
づいて印刷処理を実施するとともに、この印刷処理中に
おいて、印刷条件と印刷実施状態とが適合しているか否
かを逐次判定する。いま、印刷処理中に、例えばA4サ
イズの用紙が途中で切れるか、あるいは黒色印刷のため
の現像剤(トナーまたはインク)が切れ、他の色の現像
剤しかなくなった場合には、当然のことながら、用紙セ
ンサ123または現像剤センサ124の検出結果が変化
し、印刷実施条件に印刷条件が合わなくなるので、制御
部10は不適合と判定して印刷処理を中断する。このと
き、制御部10は、不適合となった印刷処理を実施する
ための印刷データと、印刷処理の中断状況を示す中断デ
ータとをデータ格納部14に待避するという処理を行
う。
【0034】より具体的には、例えば100枚の印刷を
実施していた場合に、50枚目の印刷が完了した時点で
用紙または現像剤が切れたとすると、印刷処理は一旦中
断されるが、このとき制御部10は、印刷処理を中断す
る印刷データと、50枚目まで印刷処理されたという旨
を示す中断データとをデータ格納部14に待避してか
ら、印刷処理を中断する。そして、用紙または現像剤が
補給された時点で51枚目から印刷処理を再開するとい
う処理を行う。
【0035】このような中断時の処理は、 上記した印刷
条件と印刷実施状態との不適合以外に、さまざまなエラ
ーやトラブルが発生した場合でも実施される。
【0036】例えば、上記した例と同様に、A4サイズ
の新しい用紙に黒色で100枚の印刷処理が実施される
とする。いま、50枚目でペーパージャムが発生したと
すると、50枚まで印刷処理が実施されたという中断デ
ータと印刷データとがデータ格納部14に待避され、印
刷処理が中断される。そして、ペーパージャムが除去さ
れて装置の再起動が可能となった時点で印刷処理が再開
される。
【0037】また、制御部10は、保留または待避中の
印刷処理のうち、印刷条件と印刷実施状態とが適合する
印刷データを選別するという処理を行うように構成され
ている。このような選別処理を行うことにより、エラー
やトラブルが原因ではなく、条件不適合が原因となる場
合の中断に際して、データ格納部に待避している中断中
の印刷処理のうち、印刷条件が印刷実施状態と適合する
ものがあれば、それを先に印刷した方が効率的な印刷処
理を実施できる。
【0038】例えば、A4サイズの新しい用紙で黒色印
刷が実施されており、A4サイズの用紙が切れて印刷が
中断したとする。このときA4サイズの新しい用紙は切
れたが、B5サイズの裏紙は準備されており、現在待避
中または保留中の印刷データに、B5サイズの裏紙・黒
色印刷の印刷条件を有するものがあれば、その印刷デー
タを先に印刷処理すれば、処理効率を高めることができ
る。
【0039】ここで、制御部10は、データ格納部に格
納されている印刷データに基づいて実施される処理時間
を受信した順に予測するという処理を行うことが好まし
い。この場合、予測した時間(予測結果)が所定時間内
であるかを判定し、予測結果が所定時間内であり、かつ
受信した順が最も早い印刷データに基づいて印刷処理を
実施させるようにすれば、印刷処理の効率を高めること
ができる。
【0040】例えば、用紙が切れたり、現像剤が切れた
りした場合に、これら消耗品を補充するための準備時間
が5分ほどかかるとすると、この5分の間に、印刷処理
が終了可能な印刷データがあれば印刷処理を実施した方
が処理効率をより一層向上させることができる。
【0041】より具体的には、例えばA4サイズの新し
い用紙で黒色印刷を実施している途中で、A4サイズの
用紙が切れて実施中の印刷処理が中断された場合、印刷
装置の管理者が印刷動作を一旦中断して用紙を用紙トレ
イに装填するまで平均して5分かかるとして、所定時間
が5分と設定される。この5分間は管理者が用紙を補充
するまでの準備時間であり、この間において印刷装置は
動作可能な状態となっているので、5分以内に印刷処理
できる印刷データ(例えばB5サイズの裏紙・黒色印
刷)があれば、それを実施したほうが処理効率を高める
ことができる。
【0042】このような処理を実現可能にするため、本
実施形態では、制御部10に、データ格納部に保留また
は待避されている印刷データのうち、所定時間内に印刷
処理が終了するデータがあるか否かを選別するという機
能を持たせている。
【0043】その選別方法としては、上述したように印
刷データに基づいて印刷処理時間を予測し、この予側時
間が所定時間内であるか否かを判定し、その判定結果に
おいて、最も優先順位の高い印刷データとして、例えば
B5サイズの裏紙・黒色印刷で、予測処理時間が3分と
いう印刷条件の印刷データがあれば、これを上記した準
備時間(5分)内で実施する。なお、所定時間はユーザ
ーの希望で適宜設定できるようになっていることが好ま
しい。
【0044】ところで、上記のように、条件不適合のた
めに印刷データが中断または保留されたときに、その条
件をクリアするまでに長時間を要したとする。この場
合、所定時間が短めに設定されていれば、保留されてい
る印刷データで実施可能なものが限定されてしまう。そ
こで、本実施形態では、保留または中断されて印刷デー
タがデータ格納部14に格納された時間を時計/タイマ
ー16で計測しておき、この計測結果に応じて、上記所
定時間を変更するような制御を行う。
【0045】例えば、保留されている印刷データの保留
時間に応じて所定時間が長くなるように設定するという
制御を行う。このような制御を行うと、最初は処理時間
の短い印刷データが次々処理されていくが、次第に所定
時間が長くなるので、処理可能な印刷データの範囲が広
がり、長時間の印刷処理を要する印刷データが後から処
理されていくことになる。これにより、保留されている
印刷データの条件をクリアするまでの間に無駄に印刷装
置の動作を停止する、というような事態を回避すること
ができる。
【0046】次に、本発明の他の実施形態を以下に説明
する。まず、先の実施形態では、印刷処理を実施する前
あるいは実施中に、印刷条件と印刷実施状態との適合・
不適合を判定し、不適合の場合は、印刷処理を保留また
は中断する制御を実施している。そのような保留・中断
が、印刷処理そのものの実施または継続が不可能となる
原因によるものである場合には、これで十分である。
【0047】しかしながら、印刷処理そのものは可能で
あるが、ユーザーが要望する印刷条件を満たさないとい
うような原因により、印刷処理が保留・中断されると、
印刷効率が悪くなる場合がある。例えば、用紙のサイズ
としてA4サイズ(新しい用紙)が最も好ましいが、と
りあえず印刷した印刷物を確認したいため、A4以上の
サイズの用紙でかつ裏紙であってもよい、というような
ユーザーの希望がある場合に、印刷条件が不適合である
からといって印刷処理を保留したり中断したりすると非
効率的である。
【0048】そこで、本実施形態では、ホストコンピュ
ータ2、3からの印刷要求により、データ格納部14に
印刷データが格納された後、制御部10が、印刷条件が
印刷実施状態に適合していないために保留されている印
刷データを、強制的に印刷処理するよう指定する。これ
によって、印刷処理を効率的に実施することが可能であ
る上に、印刷処理の自由度も向上する。
【0049】以上の強制印刷をより具体的に説明する。
例えば、機密性のある文書を印刷処理する場合に、メー
ルボックスが全て使用されていたとしても、ユーザーが
印刷装置まで出向いて印刷後、すぐに取りに行くことが
できるような場合がある。この場合に、条件不適合であ
るからといって印刷処理を保留していたのでは非効率的
である。これを回避するため、本実施形態では、メール
ボックスセンサ122の検出結果と印刷条件が適合しな
くても、ユーザーの要望(指定)があれば、印刷データ
を強制的に印刷処理する。
【0050】また、黒色印刷の印刷条件の場合に、黒色
の現像剤(インクあるいはトナー)が切れたときに、条
件が不適合となって、印刷処理が保留・中断となる場合
がある。しかしながら、他のカラーの現像剤(例えば、
シアン・マゼンタ・イエローなど)を混色することによ
って、完全な黒色ではないものの、黒色に近い色での印
刷処理が可能であり、しかも、ユーザーが早期に印刷物
を必要とする場合には、そのユーザーの要望(指定)に
応じて、混色による印刷処理を強制的に実施する。
【0051】以上のようなユーザーによる印刷データの
指定以外に、自動的に強制印刷できるようにしてもよ
い。この場合、保留または中断時間が長過ぎる印刷デー
タを自動的に選別するようにしておく。
【0052】その選別方法としては、後述するように、
図3に示す印刷要求141に格納されている印刷データ
の保留時間の上限を設定しておく手法が好ましい。
【0053】ここで、強制印刷された印刷データは、結
果的にはユーザーの希望を完全に満たしていないので、
後にユーザーの希望を完全に満たした印刷処理を実施で
きるように、強制印刷された印刷データを所定時間保存
しておくことが好ましい。
【0054】この印刷データの保存先はデータ格納部1
4であるが、その印刷データをデータ格納部14におけ
る印刷要求キュー141として格納しておくと、その印
刷データが印刷処理の実施に組み込まれてしまうので、
これを避けるため、強制印刷された印刷データは保存印
刷要求142として格納しておく。
【0055】なお、保存期間としては特に限定されるも
のではない。また、印刷データがデータ格納部14の印
刷要求キュー141に格納されているか、保存印刷要求
142に格納されているかについては、入力表示手段1
7等に適宜に表示するようにすればよい。
【0056】以上の2つの実施形態において、データ格
納部14に格納されている印刷データは、印刷ページ毎
に、印刷条件が印刷実施状態に適合しているか否かを確
認できるようになっていることが好ましい。このように
ページ毎に条件の適合・不適合を確認できれば、格納さ
れている上記印刷データに基づいて再度印刷処理を実施
させる場合に、制御部10が、印刷条件と印刷実施状態
とが不適合であると確認されたページのみを、印刷手段
(プリンタエンジン11)に再度印刷処理させることが
可能となる。
【0057】ここで、印刷条件が印刷実施状態に適合し
ていないと判定された印刷データが強制印刷された場合
には、ユーザーは強制印刷がなされたことを把握してお
かなければ、希望の印刷物を得ることができない。これ
を解消するには、報知手段を設けて、強制印刷がなされ
た印刷データをユーザーに報知するという方法を採用す
ればよい。
【0058】その報知手段としては、印刷装置そのもの
に付設されているディスプレイなどを利用する方法、あ
るいはN・I/F13を介して各ホストコンピュータ
2、3に報知する方法を挙げることができる。なお、こ
のような報知手段を設ける場合、印刷データがページ毎
に条件適合が確認できるようになっていれば、ページ毎
に報知できるようにしておいもよい。
【0059】以上説明した印刷装置の制御方法をまとめ
ると、図2のフローチャートに示すような16ステップ
の制御となる。
【0060】まず、ステップS2-1 において、印刷処理
が実施中であるか否かを判定する。実施中でなければス
テップS2-4 に進む。実施中であれば、ステップS2-2
に進んで、印刷条件と印刷実施状態とが適合しているか
否かを判定し、適合していれば処理を終了する。
【0061】一方、印刷条件と印刷実施状態とが適合し
ていなければ、ステップS2-3 に進み、印刷処理を中断
させる。中断状態になって印刷処理における印刷データ
は、中断データとともにデータ格納部14に待避され
る。なお、データ格納部14には、適宜保留中または待
避中の印刷データがある。
【0062】次に、データ格納部14における印刷要求
キュー141をチェックするために、印刷要求キュー1
41の1番目に受信した印刷要求からチェックを開始す
るように初期化し(ステップS2-4 )、次いでN番目の
印刷要求をチェックする(ステップS2-5 )。
【0063】この印刷要求キュー141は、図3に示す
ように、各印刷要求毎に印刷処理及び処理の中断/保留
に必要な複数の項目からなっており、処理の進行に従っ
てそれぞれの値が設定あるいは参照されるようになって
いる。
【0064】図3に示される項目のうち、「ホスト」と
「ユーザー」は印刷要求を出した「ホスト」と「ユーザ
ー」でホストコンピュータ側で設定され、この印刷要求
に関する通知が必要になった場合の通知先として参照さ
れる。印刷データも印刷要求と共にホストコンピュータ
から送られるが、印刷要求とは別に蓄えられるので、対
応する印刷データを識別するためのポインタが、印刷要
求受け付けの際に設定される。「受け付けID」も受け
付けの際に受け付けた順番を識別できるように設定さ
れ、印刷処理の順番の決定に用いられる。印刷条件はユ
ーザーの意向に合わせてホストコンピュータ側で印刷要
求時に設定され、これをシステム状態と照合して処理の
中断・保留を決定する。
【0065】N番目の印刷要求に注目した時点で、N番
目の印刷要求の「印刷条件」を印刷条件152へ読み出
しておき、システム状態153と比較することになる。
フラグは、保留・中断や条件を無視して良い状態になっ
たかどうか示すもので、それぞれの状態になった場合に
セットされ、そのような状態でなくなった場合にリセッ
トされる。保留時間の上限は、保留された際に満足でき
なかった条件毎に予め定められた時間を設定する。
【0066】例えばメールボックスの空きがないような
機密に係わるような場合には、保留時間として最大値を
設定して、時間的には保留を解除しないようにしてもよ
い。また、処理を中断した場合に退避する状況は、印刷
要求とは別に蓄えられるので、これも「中断状態デー
タ」を識別するポインタを持つようになっている。さら
に「再処理ページ指定」は、印刷条件に合わないまま印
刷を行ったために、後で再処理すると思われるページを
記録しておく。
【0067】以上のステップS2-5 でのチェックが終了
した後、N番目の印刷要求があるか否かを判定し(ステ
ップS2-6 )、印刷要求が無ければ処理を終了する。こ
のとき、データ格納部14において保存印刷要求として
格納されている印刷データがあれば、その印刷データに
対応する処理を実施(ステップS2-16)して、処理を終
了する。
【0068】一方、印刷要求がある場合、ステップS2-
7 に進んで、保留時間超過に対して対応する。例えば、
1番目の印刷要求が所定時間を超過している場合に、条
件適合をそのまま待つか、条件無視してとりあえず印刷
処理するかなどを決定する。このときは、図3における
保留/中断/保存/条件無視などを選択するフラグで条
件を決定する。そして、保留時間超過対応の処理が終了
した後、条件が適合したか否かを判定する(ステップS
2-8 )。
【0069】ここで、印刷条件およびシステム状態(印
刷実施状態)は、図4に示すように各項目ごとに対応す
るようになっている。
【0070】図4では、印刷条件の用紙として新しいも
のを要求することを示す項目(用紙新品指定)と、シス
テム状態の新しい用紙がないことを示す項目(新品用紙
無し)が対応している。同様に、用紙として裏紙要求の
項目(用紙裏紙指定)と、裏紙がないことを示す項目
(裏紙用紙無し)も対応している。また、メールボック
スの使用を要求する項目(メールボックス使用)と、メ
ールボックスは全て使用されていること(メールボック
スフル)を示す項目も対応している。これら、互いに対
応する項目が共にセットされておれば、システムの状態
は印刷条件を満たしていないことになる。
【0071】そして、条件が適合しておれば、ステップ
S2-9 において印刷要求がN=1、すなわち受信した最
初の印刷要求であるか否かを判定する。その判定結果が
1番目であればそのままステップS2-11に進み、判定結
果が2番目以降であればステップS2-10に進む。
【0072】ステップS2-10では、処理時間を予測し、
その予測した処理時間が割込処理時間上限151に入っ
ているか否かを判定し、割込処理時間上限151に入っ
ている場合にはステップS2-11に進み、割込処理時間上
限151に入っていないときにはステップS2-15に進
む。
【0073】ステップS2-11では、印刷処理を行うこと
になった印刷要求が、データ格納部14に保留されてい
たのか、中断して待避されていたのかを判定し、印刷要
求が保留中の印刷処理すなわち印刷データの先頭から印
刷を行うものであれば、そのまま印刷処理を開始する
(ステップS2-12)。また、印刷処理が中断されていた
ものであれば、データ格納部14に格納されている中断
データに応じて印刷処理を再開する(ステップS2-1
3)。なお、中断中の印刷処理であるか否かは、図3に
示す印刷要求キュー141で確認できる。
【0074】一方、ステップS2-8 での判定が不適合で
ある場合、ステップS2-14において保留処理を実施した
後、ステップS2-15に進む。ステップS2-15では、印刷
要求キュー141を再チェックする。このときの再チェ
ックは、先にステップS2-4およびステップS2-5 にて
N番目までチェックされているので、N+1番目から再
チェックを実施し、この再チェックが完了した後、ステ
ップS2-5 に戻り、以後、同様にして各ステップの処理
を行っていく。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のホストコンピュータからの印刷データを受信して
格納し、その印刷データに含まれる印刷条件が、印刷装
置の印刷実施状態に適合しているか否かを判定し、適合
していないと判断したときには、印刷処理を中断してそ
のときの印刷データを待避させ、先に印刷処理を実施す
ることが可能な他の印刷データを割り込ませて印刷処理
を実施するように制御するので、ネットワークを介して
使用する印刷装置の稼働効率を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のブロック図である。
【図2】本発明の実施形態の処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図3】印刷要求キューの内容を示す図である。
【図4】印刷状態およびシステム状態(印刷実施状態)
の内容を示す図である。
【符号の説明】
1 印刷装置 10 制御部 11 プリンタエンジン 121 裏紙センサ 122 メールボックスセンサ 123 用紙センサ 124 現像剤センサ 13 ネットワークインターフェイス(N・I/F) 14 データ格納部 141 印刷要求キュー 142 保存印刷要求 151 割込処理時間上限 152 印刷条件 153 システム状態(印刷実施状態) 16 時計/タイマ 17 入力表示装置 2 ホストAコンピュータ 3 ホストBコンピュータ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のホストコンピュータからの印刷要
    求および印刷条件を含む印刷データを受信する入力手段
    と、受信した印刷データを格納するデータ格納部と、デ
    ータ格納部に格納された印刷データに基づいて印刷処理
    を受信した順に実行させる指示を行う制御手段と、制御
    手段の指示により印刷処理を実施する印刷手段とを備え
    た印刷装置において、 当該印刷装置の印刷実施状態を検出する検出手段を備え
    ており、上記制御手段は、上記検出手段により得られた
    印刷実施状態と印刷データに含まれる印刷条件とを比較
    して、印刷条件が印刷実施状態に適合するか否かを判定
    し、印刷実施状態に適合すると判定した印刷条件を含む
    印刷データがある場合には、最も先に受信した印刷デー
    タを印刷手段に印刷処理させ、印刷実施状態に適合して
    いないと判定した印刷条件を含む印刷データについては
    印刷処理を実施せずに保留するように構成されているこ
    とを特徴とする印刷装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、印刷処理の実施中に印
    刷条件が印刷実施状態に適合していないと判断したとき
    に、その印刷処理を実施するための印刷データと、判断
    時点での印刷処理の状況を示す中断データとをデータ格
    納部に待避させてから、印刷処理を中断することを特徴
    とする請求項1記載の印刷装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、データ格納部に保留ま
    たは待避している印刷処理のうち、印刷条件が印刷実施
    状態と適合するものがあるか否かを判定し、適合する印
    刷処理があれば、実施中の印刷処理の終了を待って、保
    留または待避している印刷処理を印刷手段に実施させる
    ことを特徴とする請求項1または2記載の印刷装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、データ格納部に格納さ
    れている印刷データに基づいて実施される処理時間を受
    信した順に予測して、その予測結果が所定時間内である
    か否かを判定するとともに、予測結果が所定時間内であ
    り、かつ受信した順が最も早い印刷データを印刷手段に
    印刷処理させることを特徴とする請求項1記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項5】 上記データ格納部に印刷データが格納さ
    れた後、印刷条件と印刷実施状態との不適合により保留
    されている印刷データの保留時間を計測する時間計測手
    段を備えており、上記制御手段は、上記時間計測手段に
    より計測された保留時間のうち、最も先に受信した印刷
    データの保留時間に応じて、上記所定時間を変更するこ
    とを特徴とする請求項4記載の印刷装置。
  6. 【請求項6】 データ格納部に格納されている印刷デー
    タの保留時間の上限を設定することができるように構成
    されているとともに、上記制御手段は、保留されている
    印刷データのうち、上記時間計測手段により計測された
    保留時間が、上記保留時間の上限を超えている印刷デー
    タを選別し、最も先に受信した印刷データから順を追っ
    て、印刷手段に印刷処理させることを特徴とする請求項
    5記載の印刷装置。
  7. 【請求項7】 上記データ格納部に印刷データが格納さ
    れた後、印刷条件と印刷実施状態との不適合により保留
    されている印刷データを指定することができるように構
    成されているとともに、上記制御手段は、指定された印
    刷データの印刷条件が印刷実施状態に適合していなくて
    も、その印刷データを印刷手段に印刷処理させることを
    特徴とする請求項1記載の印刷装置。
  8. 【請求項8】 印刷条件が印刷実施状態に適合していな
    い印刷データでかつ印刷処理が実施された印刷データ
    を、上記データ格納部に所定時間保存することを特徴と
    する請求項6または7記載の印刷装置。
  9. 【請求項9】 上記データ格納部に格納されている印刷
    データは、印刷ページ毎に、印刷条件が印刷実施状態に
    適合しているか否かを確認できるようになっており、上
    記制御手段は、印刷実施状態に適合していない印刷デー
    タに基づいて再度印刷処理を実施するときには、印刷条
    件が印刷実施状態に適合していないと確認されたページ
    のみを印刷手段に印刷処理させることを特徴とする請求
    項7または8記載の印刷装置。
  10. 【請求項10】印刷条件が印刷実施状態に適合していな
    い印刷データに基づいて印刷処理が実施されたことを報
    知する報知手段を備えていることを特徴とする請求項
    7、8または9記載の印刷装置。
  11. 【請求項11】 上記報知手段は、印刷条件が印刷実施
    状態に適合していない印刷データのページを報知するこ
    とを特徴とする請求項10記載の印刷装置。
  12. 【請求項12】 複数のホストコンピュータからの印刷
    要求および印刷条件を含む印刷データを受信し、これら
    を一旦格納した後、その格納した印刷データに基づい
    て、印刷処理を受信した順に実施する印刷装置の制御方
    法において、印刷装置の印刷実施状態を検出し、その印
    刷実施状態と印刷データに含まれる印刷条件とを比較し
    て、印刷条件が印刷実施状態に適合するか否かを判定
    し、印刷実施状態に適合すると判定した印刷条件を含む
    印刷データがある場合には、最も先に受信した印刷デー
    タを印刷手段に印刷処理させ、印刷実施状態に適合して
    いないと判定した印刷条件を含む印刷データについては
    印刷処理を実施せずに保留することを特徴とする印刷装
    置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102685350A (zh) * 2011-03-09 2012-09-19 株式会社理光 图像形成装置

Cited By (2)

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CN102685350A (zh) * 2011-03-09 2012-09-19 株式会社理光 图像形成装置
JP2012187745A (ja) * 2011-03-09 2012-10-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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