JP2000343538A - 樹脂成形型、成形方法並びに注入口部材 - Google Patents

樹脂成形型、成形方法並びに注入口部材

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JP2000343538A JP11155094A JP15509499A JP2000343538A JP 2000343538 A JP2000343538 A JP 2000343538A JP 11155094 A JP11155094 A JP 11155094A JP 15509499 A JP15509499 A JP 15509499A JP 2000343538 A JP2000343538 A JP 2000343538A
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molding
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Masahiko Suzuki
政彦 鈴木
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂成形体を成形する成形型の注入口は成形
空間に直面しているために、圧力をかけないと配合樹脂
が入りにくく、加圧するために成形型は頑丈に形成され
ていて、成形には大がかりな機械装置を必要とするの
で、小工場や小ロット生産では採算がとれない。この発
明は機械設備を必要とせず、小工場で小ロットでも容易
に大型成形体を成形することのできる成形型と方法を提
供することを目的としている。 【構成】 上下型1,2の合わせ目に成形空間3が形成
され、上型1に成型空間3に至る注入口5が形成され、
該注入口5下部に連通して、注入口5を中心として放射
方向に長く導通溝6…が、その下面を成型空間3に対面
させて形成された成形型。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は樹脂成形型、成形
方法並びに注入口部材に係り、特に成形時間を著しく短
縮させることができ、大きな機械装置を必要としない樹
脂成形型、成形方法並びに注入口部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば長さ2メートルをこえる自
動車のフレーム、大型水槽などを成形する場合、上下型
を機械装置で開閉させ、流動樹脂を口径5ミリないし8
ミリの注入口から、1.5ないし3気圧の圧力をかけて
注入させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の方法におい
て、成形型に対する樹脂注入方法としては、圧送ポンプ
を使用する、圧送タンクを使用する、タンクを高所にあ
げて落差を利用するなどの方法が講じられているが、い
ずれも大きな圧力が必要であった。この理由は、成形型
の構造が、上下型の合わせ目に成形品の肉厚分の成形空
間があり、この成形空間の25%から50%に繊維強化
材を積層して、残りの空間に配合樹脂を注入口から充填
させている。その注入口が成形空間に注入管が直結した
状態でほぼ直角に接しているため、流動性のある配合樹
脂を注入しても、流動抵抗が生じるので、この流動抵抗
に勝る圧力をかけなければ配合樹脂が成形空間に入って
いかないためである。しかし、これでも注入速度が遅い
ので、スピード化するには注入圧を高くすれば良いが、
圧力が高くなると、成形型の中で配合樹脂が含浸した繊
維強化材が流れてしまい、成形品に繊維強化材の斑が生
じて強度に問題が生じる。その対策としてスチレン不溶
性のガラス繊維強化材が開発されて、これを使用(RT
M)することが行われている。しかし、このスチレン不
溶性ガラス繊維強化材は、通常のチョップドストランド
マットの価格より1.5倍ないし2倍もするのでコスト
負担が大きい難点がある。また複雑な形状ではプリホー
ムしなければならないので、プリホーム型の製作と加工
等でコストは更にかかる。加えて、スチレン不溶性にま
た、流れにくくするために連続繊維で繊維の束が太いた
めに、成形品の表面にガラス繊維強化材の痕が出てくる
可能性がある。前記実情において、成形型も注入圧力に
耐えられるように設計されているため、非常に重い型に
なっている。また、流動抵抗のある型内に圧力をかけて
配合樹脂を注入させるので、上下型のクリアランスが膨
らむため、注入圧に負けない型強度が必要で、強度計算
上で型の設計が難しく、型製作費も高価になる。設備の
面を見ると、型は重量があるので、人手だけでは作業が
困難で、型の昇降装置、ホイストが必要となる。型の移
動にもレール、クレーンなどの設備が必要となり、大き
な成形品を作れば作るほど大がかりな機械設備を必要と
する。これら機械装置は大型で、かつ非常に高価なもの
であり、連続して大量生産をするときは消却費がコスト
の負担にならないが、ロットの少ないものを成形する場
合は採算に合わないものであり、かつ中小企業ではとて
も設備投資をすることが困難なものである。この発明
は、中小工場において大がかりな機械設備を要すること
なく、大型成形体を短時間で容易に成形することの出来
る成形型と方法を提供することを目的として開発された
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決し、目的を達成するために次のような技術的な手段
を講じた。ここでいう配合樹脂とは、FRP成形に必要
な主材樹脂に、成形体成形に必要かつ十分な各種素材を
配合してある流動性樹脂をいう。発明の構成内容は次の
とおりである。
【0005】すなわち、上下型の合わせ目に成形空間が
形成され、上型に成型空間に至る注入口が形成され、該
注入口下部に連通して、注入口を中心として放射方向に
長く導通溝が、その下面を成型空間に対面させて形成さ
れた成形型、として構成されている。
【0006】また、具体的細部構成として、前記注入口
が複数形成されている成形型とすることができる。
【0007】前記導通溝は、平面において、注入口を中
心として放射方向へ複数形成することができる。
【0008】別の形態として、上下型の合わせ目に成形
空間が形成され、該成形空間とシールとの間に樹脂回廊
が形成され、上型に樹脂回廊に至る注入口が形成され、
該注入口下部に連通して、注入口を中心として放射方向
に長く導通溝が、溝下面を成型空間に対面させて上型に
形成された成形型、として構成することができる。
【0009】更に異なった構成として、上下型の合わせ
目に成形空間が形成され、上型に成型空間に至る注入口
が形成され、該注入口に注入口部材が嵌合され、該注入
口部材は、注入口の下部に形成された中央の高い溝枠の
中に、注入口と連通し、下部を注入口を中心として放射
方向に長く開放した導通溝が形成され、該導通溝の下面
が成形空間と対面するように構成された成形型、として
構成することができる。
【0010】部材として、上下型の合わせ目に成形空間
が形成され、上型に形成された注入孔に嵌装する部材で
あって、立設された注入口の下部に中央の高い溝枠が一
体に形成され、該溝枠の中に、注入孔と連通し、下部を
注入口を中心として放射方向に長く開放した導通溝が形
成され、上型の注入口にこの部材を嵌合したときに該導
通溝の下面が成形空間上面と対面するように構成された
注入口部材、とすることができる。
【0011】製法としては、上下型の合わせ目に成形空
間が形成され、該成形空間に配合樹脂を充填させる構成
であって、前記成形型の上位置に配設された樹脂容器か
ら、上型の注入口に配合樹脂を自重滴下させ、注入口孔
から内部に入った配合樹脂を、成形空間の上部であっ
て、注入口の周囲において放射方向に形成された導通溝
を経由して成形空間に拡散させ、経時的に配合樹脂を硬
化させる樹脂成形体の成形方法、として構成することが
できる。
【0012】
【作用】上記のように構成されたこの発明は、次のよう
な作用を有している。
【0013】成形空間に対して、注入口の下部に形成さ
れた導通溝から配合樹脂を拡散させるようにしたので、
注入口の口径に対して導通溝の下部開放面が非常に大き
いため、導通溝内に配合樹脂が滞ることなく早い速度で
成形空間内に拡散され、大型の成形型であっても、極め
て短時間で配合樹脂を全域に確実に充填させることがで
きる。
【0014】配合樹脂を樹脂容器から自重滴下式にして
あるため、成形空間の空気が排出されるに従って配合樹
脂が充填されるので、成形型に圧力がかからず、成形型
を頑丈にしなくてよいので、大きな成形型も簡易なもの
とすることができる。
【0015】成形型を軽量化することができるので、大
がかりな機械装置を必要とせずに、大型の成形体を成形
することができる。
【0016】樹脂容器から成形空間に至る導管の口径の
変化、コックの調整をさせることによって、配合樹脂の
滴下速度をコントロールすることができる。
【0017】成形空間の周囲に環状導路が形成されてい
て、複数の注入部から配合樹脂を注入するので、成形空
間に周囲から、同時にかつ早い速度で配合樹脂を充填さ
せることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態例を図面を
参照して説明する。図1は成形方法を示す成形型の正面
図である。図において、成形型1,2は上型1と下型2
の組合わせから構成されている。該上下型1,2の合わ
せ目に成形空間3が形成されている。該成形空間3の上
下幅は成形体の肉厚に設定されている。該成形型1,2
の素材は、実質的に、金属、材木、合成樹脂等任意であ
る。
【0019】前記上型1の上部には図に示すように、長
手中央部に山形状に突出した溝枠4が形成されて、該溝
枠4の中央上部に注入口5が形成されている。該溝枠4
の下であって、成形空間3の上部に、注入口5の図にお
ける左右に、注入口5を中心として放射方向へ長く、正
面略三角形の導通溝6,6が左右対称に形成されてい
る。
【0020】該導通溝6,6の幅は図2に示すように、
注入口5の口径(例えば8ミリないし50ミリ)に合わ
せて細長く形成されている。また、上型1における成形
空間3の端部付近において、平均的な間隔を置いて複数
の排気孔7…が形成されている。前記成形空間3の周囲
にはシール8が配設される。図中符号9は位置決めキイ
である。
【0021】前記注入口5には図1に示す樹脂容器10
の下に配設された導管(パイプまたはホース)11の先
のノズル12が嵌合される。符号13はコックである。
該樹脂容器10には、成形体を成形するために必要な主
材樹脂と充填材、硬化材その他必要かつ十分な素材が混
合された配合樹脂が、成形体を成形するために必要な理
論量を計量して収容される。前記導管11の口径の選択
或いはコックの締めかたによって配合樹脂の滴下量、速
度を調節させることができる。
【0022】上記構成において、上型1をあげて、両型
1,2の成形面に離形剤を塗着する。下型2の成型空間
3に繊維強化材14を必要量積層させ、上下型1,2を
閉じる。この場合、あらかじめ成形空間3に合わせて繊
維強化材14をプリホームさせておき、両型1,2の成
形空間3にセットするようにすることができる。繊維強
化材を使用しなくて高粘度の配合樹脂を充填する場合
(例えば人造大理石製造)は前記繊維強化材の積層工程
は省かれる。
【0023】次に前記樹脂容器10のコック13を開い
て、配合樹脂を自然流下させる。前記上型1の注入口5
から流入した配合樹脂は、導通溝6,6下の繊維強化材
14の繊維間に浸透して拡散される。導通溝6,6に満
ちた配合樹脂は周囲から均等に成形空間3に拡散され、
繊維強化材14の繊維間に浸透する。その配合樹脂に押
された空気は次第に排気孔7…の方へ押し出されてい
く。このようにして押された内部の空気は排気孔7から
型1,2の外へ排出される。
【0024】樹脂容器10の中の配合樹脂が全部降下し
たとき、ノズル12を注入孔5から引き抜き、その注入
孔5には栓体15を嵌合させる。これによって成型空間
3内は真空になるので、配合樹脂は型の下方へ降下する
ことはない。これによって、成型空間3内の配合樹脂を
経時的に硬化させる。硬化後に脱型をさせる。前記導通
溝6…内で硬化した配合樹脂のバリは脱型後に削除され
る。
【0025】以上のように、従来方法では、ノズル12
から注入された配合樹脂は、すぐに成型空間3の繊維強
化材14に突当り、配合樹脂の拡散速度よりも注入され
る配合樹脂の注入量が多いため、圧力をかけなければ入
らなかったが、この発明方法によれば、注入口5下部に
導通溝6,6を形成したので、導通溝6,6に配合樹脂
が溜っても注入口5の口径に対して導通溝6,6の開放
面積が非常に広いので、配合樹脂の拡散速度が早く、配
合樹脂の自重滴下だけで、スピーデイに配合樹脂を成形
空間3全域に充填させることがてきるものである。
【0026】特に排気孔7…が図2では型の四隅にある
ため、配合樹脂の拡散速度は均一に波紋のように広が
る。そして複雑な立体形状の成形空間3であっても、上
部から同時に配合樹脂が拡散されるので、立体的な全域
に配合樹脂が極めて早い速度で充填される。
【0027】このことから、2メートルをこえる複雑な
立体的形状の成形体も極めて短時間で成形することがで
きる。また樹脂容器10から配合樹脂を自重により滴下
させるだけなので、成形型1,2には大きな圧力がかか
らないため、成形型1,2の素材や肉厚を頑強にする必
要がなく、軽量化させることができ、小工場において扱
いやすく作業性に優れている。
【0028】そのことはまた成形型1,2を安価に製作
することができ、樹脂容器10から配合樹脂を滴下させ
るだけなので、大がかりな機械装置の設備が不要で、成
形型1,2を配置するスペースさえあれば成形できると
いう優れた実用性を有している。
【0029】図3は第2形態例を示す平面図である。前
記例と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略する。
この形態例においては、シール8と成形空間3との間に
樹脂回廊16が形成されている。該樹脂回廊16の上部
において上型1に注入口5が形成され、注入口5の下部
に前記同様な導通溝6,6が樹脂回廊に16に沿って形
成されている。該樹脂回廊16に沿う導通溝6,6は図
においては左右に形成されているが、成形品の大きさ、
左右のバランスなどに適応させて多数形成することがで
きる。
【0030】この形態において、樹脂回路16に臨む各
注入口5…に対して樹脂容器10から配合樹脂を入れ
る。樹脂回路16に満ちた配合樹脂は成形空間3の周囲
から中央に向って入り込み、一点または数点の排気孔7
…から空気を抜くと、空気が抜けた分だけ、配合樹脂が
成形空間に入っていく。成形体の形、大きさなどによっ
て、上型1の上面にも注入口5並びに導通溝6を形成し
て、そこからも配合樹脂を注入させることができる。
【0031】図5は第三形態を示す上型の要部縦断正面
図である。前記例と同じ部材には同じ符号を付して説明
を省略する。この形態において、上型1の注入口5は注
入口部材17が嵌合できるように大きく設定されてい
る。該注入口部材17は、前記型における注入口5と溝
枠4を一体にして着脱自在にしたものである。注入口部
材17は立設された注入口18の下部に溝枠19が一体
に形成されている。該溝枠19は正面山形で中央部は高
く設定され、内部に注入口18と連通し、下部に細長く
開放された導通溝6,6が、注入口18を中心として放
射方向に長く形成されている。
【0032】上記構成の注入口部材17は図示するよう
に上型1の注入口5に嵌合させて止具20によって固定
される。これによって、図1に示す方法で成形空間3に
配合樹脂を充填させる。前記溝枠19に対する注入口1
8はネジ込み式に口径の異なるものを取り替え可能に構
成することができる。
【0033】なおこの発明は前記構成に限定されるもの
ではなく、目的に沿って適宜設計変更をすることができ
る。前記導通溝6は、図6に示すように、注入口を中心
とした平面放射方向に多数形成させることができる。前
記注入口部材17もこれに準じる。また成形体が背の高
いものにおいては、成形型の側部に注入口を設定するこ
とができる。図において樹脂回路16は上型1に形成す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】上記のように構成されたこの発明は次の
ような優れた効果を有している。
【0035】成形空間に導通溝から配合樹脂を拡散させ
るように構成されているので、注入口の口径に対して、
配合樹脂の拡散面が大きいため、2メートルを超える複
雑な立体形状の成形体を成形する成形型の成形空間にも
早い速度で斑なく確実に配合樹脂を充填させることがで
きる効果がある。
【0036】自重の滴下により配合樹脂を注入させるも
のであるので、成形空間の形状が複雑であって、配合樹
脂の入りにくい位置に対しても確実に配合樹脂を充填さ
せることができる効果がある。
【0037】樹脂容器から成形空間に配合樹脂を滴下さ
せるように構成されているため、成形型に対して圧力が
かからないので、成形型を頑強にしなくてもよく、軽量
な大型成形型を形成することができる効果がある。
【0038】配合樹脂を滴下させる樹脂容器の導管の口
経を変化させることによって樹脂の滴下量を容易に調節
することができ、注入口が複数あるものにおいて配合樹
脂の滴下量を容易にかつ確実にコントロールさせること
ができる効果がある。
【0039】あらかじめ適量の素材を配合させた配合樹
脂を計量して樹脂容器に入れて成形するので、素材の配
合斑が生じにくく、また無駄が生じない効果がある。
【0040】加圧することなく、高粘度配合樹脂成形に
も効率のよい成形をすることができる効果がある。
【0041】成形型を軽量に形成することができるの
で、小人数での作業性に優れ、大がかりな機械装置を必
要とせずに成形型だけで大型成形体を成形することがで
きる効果がある。
【0042】大がかりな設備を必要としないので、小工
場で、小ロットの大型成形体を容易に形成することがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 成形方法を示す成形型の縦断正面図である。
【図2】 成形型の平面図である。
【図3】 第二形態の成形型の平面図である。
【図4】 第二形態の成形型縦断正面図である。
【図5】 第三形態の成形型縦断正面図である。
【図6】 導通溝の形を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 上型 2 下型 3 成形空間 4 溝枠 5 注入口 6 導通溝 7 排気孔 8 シール 9 キイ 10 樹脂容器 11 導管 12 ノズル 13 コック 14 繊維強化材 15 栓体 16 樹脂回路 17 注入口部材 18 注入口 19 溝枠 20 止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F202 AA41 AD16 AH44 CA01 CB01 CK07 CK25 CM83 CP04 4F204 AA41 AD16 AH44 EA03 EB01 EB11 EE03 EF01 EF27 EF49 EK17 EK20 EK24 EK25 EW22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下型の合わせ目に成形空間が形成さ
    れ、上型に成型空間に至る注入口が形成され、該注入口
    下部に連通して、注入口を中心として放射方向に長く導
    通溝が、その下面を成型空間に対面させて形成されたこ
    とを特徴とする成形型。
  2. 【請求項2】 前記注入口は複数形成されることを特徴
    とする請求項1に記載された成形型。
  3. 【請求項3】 前記導通溝は、平面において、注入口を
    中心として放射方向へ複数形成されていることを特徴と
    する請求項1,2のいずれかに記載された成形型。
  4. 【請求項4】 上下型の合わせ目に成形空間が形成さ
    れ、該成形空間とシールとの間に樹脂回廊が形成され、
    上型に樹脂回廊に至る注入口が形成され、該注入口下部
    に連通して、注入口を中心として放射方向へ長く導通溝
    が、溝下部を成型空間に対面させて開放して上型に形成
    されたことを特徴とする成形型。
  5. 【請求項5】 上下型の合わせ目に成形空間が形成さ
    れ、上型に成型空間に至る注入口が形成され、該注入口
    に注入口部材が嵌合され、該注入口部材は、注入口の下
    部に形成された中央の高い溝枠の中に、注入口と連通
    し、下部を注入口を中心として放射方向に長く導通溝が
    形成され、該導通溝の下面が成形空間と対面するように
    構成されたことを特徴とする成形型。
  6. 【請求項6】 上下型の合わせ目に成形空間が形成さ
    れ、上型に形成された注入孔に嵌装する部材であって、
    立設された注入口の下部に中央の高い溝枠が一体に形成
    され、該溝枠の中に、注入口と連通し、下部を注入口を
    中心として放射方向に長く開放した導通溝が形成され、
    上型の注入口にこの部材を嵌合したときに該導通溝の下
    面が成形空間上面と対面するように構成されたことを特
    徴とする注入口部材。
  7. 【請求項7】 上下型の合わせ目に成形空間が形成さ
    れ、該成形空間に配合樹脂を充填させる構成であって、
    前記成形型の上位置に配設された樹脂容器から、上型の
    注入口に配合樹脂を自重滴下させ、注入口から内部に入
    った配合樹脂を、成形空間の上部であって、注入口の周
    囲において放射方向に形成された導通溝を経由して成形
    空間に拡散させ、経時的に配合樹脂を硬化させることを
    特徴とする樹脂成形体の成形方法。
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