JP2000343516A - コンクリートカルバート成形体の連結孔成形用ゴム型 - Google Patents

コンクリートカルバート成形体の連結孔成形用ゴム型

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JP2000343516A
JP2000343516A JP11160831A JP16083199A JP2000343516A JP 2000343516 A JP2000343516 A JP 2000343516A JP 11160831 A JP11160831 A JP 11160831A JP 16083199 A JP16083199 A JP 16083199A JP 2000343516 A JP2000343516 A JP 2000343516A
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rubber
inflation tube
diameter
mold
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JP11160831A
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Takemi Ito
武美 伊藤
Kazuya Nishimura
和也 西村
Toshiyuki Fujii
俊行 藤井
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Sumitomo Riko Co Ltd
Asahi Concrete Works Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
Asahi Concrete Works Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】型枠の成形空間内にセットされて先端部と後端
部とが型枠の挿入孔内に挿入保持され、型枠内へのコン
クリート打設により成形されるコンクリートカルバート
成形体に連結孔を成形するための連結孔成形用ゴム型に
おいて、その型枠の挿入孔への挿入作業を容易にできる
ようにする。 【解決手段】連結孔成形用ゴム型10を、口金具14と端部
金具13に外嵌されて固定され内部に導かれたエアの圧力
によって膨張し拡径するゴム膨張管12と、その内部に挿
入され、一端が口金具14に一体化された形態の金属パイ
プから成る芯体24とを有する構成とする。そのゴム膨張
管12は、内径及び外径が軸方向に一様な直管状に成形し
ておき、締付バンド34にて各端部を口金具14及び端部金
具13に締付固定する。端部金具13はその外径を口金具14
の外径よりも小さくしておき、締付バンド34による締付
固定によってゴム膨張管12の先端部の外径を後端部の外
径よりも小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はコンクリート製カ
ルバート成形体の連結孔成形用ゴム型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、図3に示しているように断面四角
形状,コ字形状その他形状のコンクリートカルバート成
形体200に貫通の連結孔202を形成しておき、その
連結孔202に通したPC鋼線等を緊締することによっ
て複数のコンクリートカルバート成形体200を連結
し、埋込みの排水渠や電線を通すための線渠等を構築す
るといったことが行われている。
【0003】このコンクリートカルバート成形体200
に連結孔202を形成する方法として、図4に示してい
るように型枠204に形成した挿入孔206,208に
棒状の連結孔成形用(以下単に孔成形用とする)ゴム型
210を挿入して保持させ、その状態で型枠204内部
の成形空間212内部にコンクリートを打設してコンク
リートカルバート成形体200を成形し、同時に連結孔
202を形成する方法が知られている。ここで用いられ
る孔成形用ゴム型210は、ゴム膨張管の内部に金属パ
イプから成る芯体を挿入した形態をなしており、内部に
導かれたエア(流体)の圧力によってゴム膨張管が膨張
して拡径するようになっている。
【0004】この孔成形用ゴム型210を用いた連結孔
202の成形方法では、孔成形用ゴム型210を型枠2
04の挿入孔206に通してこれを型枠204内部に押
し込み、そしてその先端部を型枠204の挿入孔208
に挿入して保持させるとともに、孔成形用ゴム型210
内部にエア圧を導いてゴム膨張管を膨張させ、所定の外
径まで拡径させる。
【0005】その状態で型枠204の成形空間212内
部にコンクリートを打設し、そしてコンクリートが固化
したところでエア圧を抜いてゴム膨張管を縮径させ、上
記とは逆方向に孔成形用ゴム型210を型枠204から
抜き出す。ここにおいてコンクリートカルバート成形体
200が成形されると同時に、そこに連結孔202が形
成される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところでコンクリート
カルバート成形体200における上記連結孔202は、
コンクリートカルバート成形体200の肉厚をできる限
り薄くするためにPC鋼線等の線材を通すに必要最小限
の小さな孔とすることが望まれる。そのため上記孔成形
用ゴム型210としては最大でもφ50mm以下の細い
ものが用いられている。
【0007】他方において型枠204の前端部の挿入孔
208と後端部の挿入孔206との間隔は広く(例えば
2m程度の間隔がある)、そのため孔成形用ゴム型21
0は細く且つ長さの長いものとなる。従って孔成形用ゴ
ム型210を型枠204にセットする作業、特に後端部
の挿入孔206を通した孔成形用ゴム型210の先端部
を、型枠204の前端部の挿入孔208に挿入し保持さ
せる際の作業が困難な作業となっていた。また従来の孔
成形用ゴム型210の場合、ゴム膨張管の膨張時におけ
る拡径寸法を必要に応じて変更或いは調整するといった
ことが困難である問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の連結孔成形用ゴ
ム型はこのような課題を解決するために案出されたもの
である。而して請求項1のものは、(イ)管状を成し、後
端部が流体導入側の口金具に外嵌されて固定されるとと
もに先端部が反対側の端部金具に外嵌されて固定され、
内部に導かれた該流体の圧力によって膨張し拡径するゴ
ム膨張管と、(ロ)該ゴム膨張管の内部に挿入されて一端
が前記口金具又は端部金具の一方に一体化され、他端が
該ゴム膨張管の収縮状態の下で他方の口金具又は端部金
具のストッパ面に対し軸方向に所定間隔を隔てて対峙す
る、金属パイプから成る芯体とを備えたコンクリートカ
ルバート成形体の連結孔成形用ゴム型であって、前記ゴ
ム膨張管は内径及び外径が軸方向に一様な直管状に成形
された上、締付バンドにて各端部が前記口金具及び端部
金具に締付固定されており、且つ該端部金具における該
ゴム膨張管の該締付バンドによる固定部分の外径が、前
記口金具における該ゴム膨張管の該締付バンドによる固
定部分の外径よりも小さくされていて、それら締付バン
ドによる固定状態の下で該ゴム膨張管の先端部の外径が
後端部の外径よりも小さくされていることを特徴とす
る。
【0009】請求項2のものは、請求項1に記載の連結
孔成形用ゴム型において、前記芯体が一体化されて成る
口金具又は端部金具が、該芯体と同一の金属パイプ材に
て一体に構成されていることを特徴とする。
【0010】請求項3のものは、請求項1,2の何れか
に記載の連結孔成形用ゴム型において、前記口金具には
前記流体の供給装置との連結金具が接続されており、且
つそれら口金具と連結金具とが金属ブッシュを介して接
続されていることを特徴とする。
【0011】
【作用及び発明の効果】本発明の連結孔成形用ゴム型で
は、内部の金属パイプから成る芯体がゴム膨張管よりも
短くされており、ゴム膨張管が膨張拡径に伴って軸方向
に寸法収縮したとき、その芯体の端が端部金具又は口金
具のストッパ面に当接してゴム膨張管の更なる寸法収縮
を阻止する。そしてその芯体とストッパ面の作用によっ
てゴム膨張管の拡径寸法が所定寸法に規定され、これに
よってコンクリートカルバート成形体における連結孔が
高精度で求める孔径に成形される。
【0012】本発明においては、ゴム膨張管における外
径が先端部と後端部とで異なっている。詳しくは先端部
の外径が後端部の外径よりも小さくされており、このた
め連結孔成形用ゴム型を型枠の挿入孔に挿入して保持さ
せる際、特に連結孔成形用ゴム型の先端部を対応する型
枠の挿入孔に挿入して保持させる際の作業を容易に行う
ことができ、これにより連結孔成形用ゴム型を型枠にセ
ットする際の作業性が良好となる。尚本発明において
は、ゴム膨張管の先端部の外径を後端部の外径よりも5
mm以上小さくしておくことが望ましい。
【0013】本発明では、ゴム膨張管を内径及び外径が
軸方向に一様な直管状に成形する一方、先端側の端部金
具におけるゴム膨張管端部の固定部分の外径を、後端側
の口金具におけるゴム膨張管端部の固定部分の外径より
も小さくし、それらゴム膨張管の各端部を締付バンドで
端部金具及び口金具に締付固定することで、組付状態に
おけるゴム膨張管先端部の外径を後端部の外径よりも小
さくしたことを特徴としており、このことから次のよう
な利点が得られる。
【0014】即ちゴム膨張管が直管状をなしていること
から、任意の位置でこれを切断した上で端部金具又は口
金具に再組付けすることができ、ゴム膨張管の長さを変
化させることで、これを膨張させたときの最大膨張径を
所望の膨張径に調整することができる。またゴム膨張管
の端部は締付バンドによって端部金具及び口金具に締付
固定されるため、その締付バンドを外すことによって簡
単にゴム膨張管と端部金具又は口金具を分解し、ゴム膨
張管の切断を行うことができる。
【0015】例えばゴム膨張管の端部を金属スリーブの
かしめによって端部金具又は口金具に固定するようにな
した場合、ユーザー側ではゴム膨張管の長さを調節して
膨張時の最大膨張径を調整するといったことは実際上難
しいが、本発明の連結孔成形用ゴム型の場合、特別の設
備を有しないユーザー側においても容易にこれをなし得
る利点がある。
【0016】ここで口金具の上記固定部分の外径はゴム
膨張管の内径と同等としてゴム膨張管内面との間に隙間
を実質上形成しないようにし、また端部金具の上記固定
部分の外径はゴム膨張管の内径より小さくしておくこと
ができる。このようにすれば締付バンドを外したときに
端部金具とゴム膨張管の先端部との間に自動的に隙間が
形成されるため、ゴム膨張管に対する端部金具の挿脱が
容易となり、ゴム膨張管の切断による最大膨張径の調節
をより容易に行うことができる。
【0017】本発明においては、上記芯体が一体化され
た側の口金具又は端部金具を、その芯体と同一の金属パ
イプ材にて一体に構成しておくことができる(請求項
2)。このようにすれば芯体と口金具又は端部金具とを
容易に構成できる。
【0018】本発明ではまた、流体の供給装置との連結
金具を金属ブッシュを介して口金具に接続するようにな
すことができる(請求項3)。口金具と連結金具とを直
接接続した場合、連結金具の径寸法によって口金具の径
寸法、特に口金具と芯体とを同一金属パイプにて一体に
構成した場合にそのパイプ径が制約されてしまうが、上
記金属ブッシュを介して接続することにより、金属ブッ
シュを適宜に選択することでパイプの径を大きくするこ
とができ、芯体の曲げ強度を高強度とすることが可能と
なる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1及び図2において、10は本例のコンク
リートカルバート成形体の孔(連結孔)成形用ゴム型
で、管状のゴム膨張管12,先端部の端部金具13,エ
ア導入側となる後端部の口金具14を有している。口金
具14には、金属ブッシュ16を介して連結金具18が
接続されている。連結金具18は流体供給装置、この例
ではエア供給装置との連結用のもので雄カプラ20を備
えている。
【0020】この連結金具18は金属ブッシュ16に対
してねじ結合されており、更にその金属ブッシュ16も
また口金具14に対しねじ結合されている。連結金具1
8の内部にはエアを導入方向に流通させる逆止弁が内蔵
されており、またその連結金具18の外周面から突き出
すようにしてその逆止弁の逆止作用を解除する回転操作
部22が設けられている。
【0021】ゴム膨張管12の内部には金属パイプから
成る芯体24が挿入されている。ここで芯体24と上記
口金具14とは同一金属パイプ材にて一体に形成されて
いる。場合によって、これら口金具14と芯体24とは
別々の金属パイプ材で構成して互いを固定状態とするこ
とも可能である。
【0022】芯体24は、図1(B)に示しているよう
にゴム膨張管12の非膨張時、即ち収縮状態の下でその
先端が端部金具13と軸方向に間隔aを隔てて対峙して
いる。予めそのような長さに定められているのである。
尚この芯体24には、軸方向中間位置において内外を連
通させる通孔26が形成されている。
【0023】ゴム膨張管12は、外面ゴム層28と繊維
補強層30と内面ゴム層32との積層構造を成してお
り、図2に示しているように外径Dと内径Dとが軸
方向に一様な直管状に成形されている。そしてその先端
部と後端部とが、図1に示しているように締付バンド3
4により端部金具13と口金具14とにそれぞれ締付固
定され、それら端部金具13と口金具14とに組み付け
られている。
【0024】端部金具13は、円筒部36と閉塞部38
とを有している。円筒部36には環状の凹陥部(固定部
分)40が形成されており、その凹陥部40においてゴ
ム膨張管12の先端部が締付バンド34により縮径状態
で締付固定されている。尚この端部金具13の軸方向後
端面は、芯体24の先端に対して当接するストッパ面4
8とされている。尚この凹陥部40には環状の突起42
が形成されており、この突起42がゴム膨張管12の先
端部内周面に食い込んでいる。
【0025】他方上記口金具14においても環状の凹陥
部(固定部分)44が形成されており、そこにおいてゴ
ム膨張管12の後端部が締付バンド34により締付固定
されている。この凹陥部44にも環状の突起46が形成
されており、この突起46がゴム膨張管12の後端部内
周面に食い込んでいる。
【0026】この例の孔成形用ゴム型10では、エア供
給装置からのエア圧が連結金具18を通じてゴム膨張管
12内部に導かれることによって、ゴム膨張管12がそ
のエア圧により膨張する。このときゴム膨張管12は軸
方向に寸法収縮し、そして内部の芯体24が端部金具1
3のストッパ面48に当接した時点で更なる軸方向の寸
法収縮が阻止される。即ち当初締付バンド34間の長さ
がL+a寸法であったものがL寸法まで収縮する。
そしてこの段階でゴム膨張管12の更なる膨張拡径が阻
止される。従ってこの孔成形用ゴム型10におけるゴム
膨張管12は、芯体24が端部金具13に当接した時点
での拡径寸法が最大拡径寸法となる。
【0027】孔成形用ゴム型10はこの状態において、
型枠内に打設されたコンクリートにその最大拡径寸法に
対応した孔径の連結孔を成形する。その後において回転
操作部22の回転操作により逆止弁を開いてエア圧を除
くことでゴム膨張管12が縮径し、その後において孔成
形用ゴム型10が型枠から取り除かれる。
【0028】本例の孔成形用ゴム型10は、型枠におけ
る挿入孔の孔径がφ38mm用のもので、ゴム膨張管1
2の最大膨張径D13はφ39mm以上に設定されてい
る。また端部金具13はφ38mmの挿入孔内に挿入可
能なように閉塞部38の外径Dがφ31mmとされて
いる。尚ゴム膨張管12の全長Lは2600mmであ
る。またゴム膨張管12の収縮状態の下で、端部金具1
3と芯体24との間隔aは300mmである。即ちこの
例の孔成形用ゴム型10はエア圧導入によって軸方向に
300mm収縮する。
【0029】本例において、ゴム膨張管12は図2の組
付前の状態で外径Dがφ34.8mm,内径Dがφ
25.4mmとされている。一方端部金具13は凹陥部
40の外径Dがφ18.3mmとされ、また突起42
の外径Dがφ21.5mmとされている。
【0030】一方同一金属パイプ材から成る芯体24及
び口金具14は、外径Dがφ25mm、肉厚が4mm
従って内径Dがφ17mmとされている。また口金具
14における環状の凹陥部44は外径Dがφ21.6
mm、突起46の外径Dが芯体24の外径Dと等し
い外径、即ちφ25mmとされている。
【0031】即ち口金具14及び芯体24は、成形状態
のゴム膨張管12の内面に実質上隙間なく嵌合するよう
になっており、また一方端部金具13は、ゴム膨張管1
2の内面に対し所定の隙間をもって嵌合するようになっ
ている。
【0032】而してそれら端部金具13及び口金具14
を成形状態のゴム膨張管12の内部に嵌入させた状態
で、締付バンド34によりゴム膨張管12の先端部と後
端部とを締め付けてそれらを端部金具13及び口金具1
4に締付固定したとき、ゴム膨張管12の後端部は殆ど
縮径することはないが、先端部についてはその内面と端
部金具13との間の隙間の分だけ強制的に縮径され、端
部金具13に密着状態に固定される。この結果ゴム膨張
管12は端部金具13及び口金具14への組付けによっ
て、その先端部の外径が後端部のそれよりも小径化す
る。
【0033】因みに本例の場合、締付バンド34による
締付固定状態の下でゴム膨張管12における先端部の外
径Dはφ32mm、また後端部の外径D10はφ34
mmとなる。尚、先端部の締付バンド34は締付状態の
下でその外径D11がφ35mmより小寸法であり、支
障なくφ38mmの型枠の挿入孔内に挿入可能である。
他方後端部の締付バンド34は締付状態でその外径D
12がφ35mm以上、詳しくは型枠における挿入孔の
孔径よりも大寸法となり、挿入孔内に挿入不能となる。
【0034】以上のように構成された本例の孔成形用ゴ
ム型10の場合、ゴム膨張管12における先端部の外径
が後端部の外径よりも小さくされており、従って孔成形
用ゴム型10を型枠の挿通孔に挿通して保持させる際、
特に先端部を対応する型枠の挿入孔に挿入して保持させ
る際、同作業を容易に行うことができ、孔成形用ゴム型
10を型枠に簡単にセットすることができる。
【0035】また本例では、ゴム膨張管12の先端部と
後端部とを締付バンド34にて端部金具13及び口金具
14に締付固定するようになしており、加えてゴム膨張
管12が内径及び外径ともに軸方向に一様な直管状に成
形されていることから、締付バンド34を外した上、ゴ
ム膨張管12を適宜の長さで切断して再び端部金具13
を再組付けすることでゴム膨張管12の長さを調節し、
これによりエア圧導入時の最大膨張径を適宜に調整する
ことが可能である。しかもその調整作業を大掛りな設備
を有しないユーザー側においても容易に行うことができ
る。
【0036】また締付バンド34を外したとき、端部金
具13とゴム膨張管12の先端部との間には自動的に所
定の隙間が形成するため、端部金具13をゴム膨張管1
2の先端部から容易に抜き出し、或いはまた切断後にお
いてそのゴム膨張管12の先端部の内部に容易に挿入作
業することができる。
【0037】本例では口金具14を金属ブッシュ16を
介して連結金具18と接続するようになしており、この
ことから以下の利点が得られる。即ち金属ブッシュ16
を介することなく連結金具18と口金具14とを直接連
結するようになした場合、連結金具18の径寸法による
制約によって、口金具14及び芯体24を構成するパイ
プ材として径寸法の小さなものを用いざるを得なくな
る。この場合芯体24が小径化して曲げ強度が弱くなっ
てしまう。
【0038】しかるに本例に従って金属ブッシュ16を
介して口金具14と連結金具18を接続することによ
り、口金具14及び芯体24を構成するパイプ材として
径寸法の大きなものを用いることができ、これにより芯
体24の曲げ強度を高強度となすことができ、孔成形用
ゴム型10を型枠に脱着し或いはコンクリートを打設す
る際に孔成形用ゴム型10全体が曲り変形してしまうと
いったことを良好に防止できる。
【0039】以上本発明の実施例を詳述したがこれはあ
くまで一例示である。例えば上例では口金具14と芯体
24とを同一のパイプ材にて構成しているが、場合によ
り口金具14と芯体24とを別々のパイプ材で形成して
それらを固定により一体化するといったことも可能であ
る。
【0040】また場合によって芯体24を端部金具13
の側に一体化し、ゴム膨張管12の膨張拡径に伴う軸方
向の寸法収縮によってその芯体24を口金具14に対し
当接させることで、ゴム膨張管12の軸方向の更なる寸
法収縮を阻止するようになすといったことも可能であ
る。その他本発明においては、場合によってエア以外の
流体を導くことによってゴム膨張管12を膨張させるよ
うになすことも可能であるなど、本発明はその主旨を逸
脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である孔(連結孔)成形用ゴ
ム型を示す図である。
【図2】図1の孔成形用ゴム型を各部材に分解して示す
図である。
【図3】コンクリートカルバート成形体の一例を示す図
である。
【図4】図3のコンクリートカルバート成形体の成形方
法の説明図である。
【符号の説明】
10 孔(連結孔)成形用ゴム型 12 ゴム膨張管 13 端部金具 14 口金具 16 金属ブッシュ 18 連結金具 24 芯体 34 締付バンド 40,44 凹陥部(固定部分) 48 ストッパ面 a 間隔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 和也 東京都中央区築地1丁目8番2号 旭コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 藤井 俊行 愛知県春日井市神領町1411番地 旭コンク リート工業株式会社春日井工場内 Fターム(参考) 2D063 BA06 BA24 BA34 4G053 AA03 AA07 CA03 CA23 DA01 EA44 EB01 EB02 4G058 FA25 FA54

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (イ)管状を成し、後端部が流体導入側の
    口金具に外嵌されて固定されるとともに先端部が反対側
    の端部金具に外嵌されて固定され、内部に導かれた該流
    体の圧力によって膨張し拡径するゴム膨張管と、(ロ)該
    ゴム膨張管の内部に挿入されて一端が前記口金具又は端
    部金具の一方に一体化され、他端が該ゴム膨張管の収縮
    状態の下で他方の口金具又は端部金具のストッパ面に対
    し軸方向に所定間隔を隔てて対峙する、金属パイプから
    成る芯体とを備えたコンクリートカルバート成形体の連
    結孔成形用ゴム型であって、 前記ゴム膨張管は内径及び外径が軸方向に一様な直管状
    に成形された上、締付バンドにて各端部が前記口金具及
    び端部金具に締付固定されており、且つ該端部金具にお
    ける該ゴム膨張管の該締付バンドによる固定部分の外径
    が、前記口金具における該ゴム膨張管の該締付バンドに
    よる固定部分の外径よりも小さくされていて、それら締
    付バンドによる固定状態の下で該ゴム膨張管の先端部の
    外径が後端部の外径よりも小さくされていることを特徴
    とするコンクリートカルバート成形体の連結孔成形用ゴ
    ム型。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の連結孔成形用ゴム型に
    おいて、前記芯体が一体化されて成る口金具又は端部金
    具が、該芯体と同一の金属パイプ材にて一体に構成され
    ていることを特徴とするコンクリートカルバート成形体
    の連結孔成形用ゴム型。
  3. 【請求項3】 請求項1,2の何れかに記載の連結孔成
    形用ゴム型において、前記口金具には前記流体の供給装
    置との連結金具が接続されており、且つそれら口金具と
    連結金具とが金属ブッシュを介して接続されていること
    を特徴とするコンクリートカルバート成形体の連結孔成
    形用ゴム型。
JP11160831A 1999-06-08 1999-06-08 コンクリートカルバート成形体の連結孔成形用ゴム型 Pending JP2000343516A (ja)

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CN112377717B (zh) * 2020-09-18 2022-03-18 中交第二航务工程勘察设计院有限公司 一种地下混凝土管道开裂、破损注浆补强、补漏施工方法

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