JP2000342831A - 遊技機用データ記憶装置、遊技機用データ読出装置および遊技機用データ記憶装置の真偽判定システム - Google Patents

遊技機用データ記憶装置、遊技機用データ読出装置および遊技機用データ記憶装置の真偽判定システム

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JP2000342831A
JP2000342831A JP11228683A JP22868399A JP2000342831A JP 2000342831 A JP2000342831 A JP 2000342831A JP 11228683 A JP11228683 A JP 11228683A JP 22868399 A JP22868399 A JP 22868399A JP 2000342831 A JP2000342831 A JP 2000342831A
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data
storage device
antenna
gaming machine
rfid
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JP11228683A
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English (en)
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Yoshinori Minamino
佳則 南野
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Takasago Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Takasago Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】検査機関による遊技機検査の手間を軽減するこ
と。 【解決手段】RFID記憶装置11の検査の際には、ま
ず、RFID検査機2のデータ判定部21から、RFI
D記憶装置11に向けてアクセスデータが送信される。
このアクセスデータを受信したRFID記憶装置11
は、アクセスデータと第1セキュリティデータとが一致
するか否かを判定する。アクセスデータと第1セキュリ
ティデータとが一致した場合には、第2セキュリティデ
ータがデータ判定部21に向けて送信される。第2セキ
ュリティデータを受信したデータ判定部21は、第2セ
キュリティデータとROM25内の照合データとが一致
するか否かを判定する。そして、CPU23は、データ
判定部21の判定結果に基づいて、RFID記憶装置1
1が正規のものであるか否かを判定し、その判定結果を
表示器22に表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、たとえばスロッ
トマシンやパチンコ機などの遊技機に適用されるデータ
記憶装置およびデータ読出装置ならびに遊技機用データ
記憶装置の真偽判定システムに関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばスロットマシンやパチンコ機な
どの遊技機においては、遊技制御プログラムが記録され
たROMが備えられており、このROMに記録されてい
る遊技制御プログラムに従って遊技動作が制御されるよ
うになっている。したがって、ROMに記録されている
遊技制御プログラムを変更すれば、異なる遊技内容を実
現することができる。
【0003】そのため、制御基板に実装された正規のR
OMが、遊技客が大量のメダルや遊技球を獲得できるよ
うな不正プログラム、または、遊技店の利益を著しく増
大させることができるような不正プログラムが記録され
たROM(いわゆる裏ROM)に交換されることがあ
る。また、ROMに記録されている正規のプログラム
が、上記のような不正プログラムに書き換えられること
がある。そこで、このような遊技制御プログラムの書換
えやROMの交換などの不正行為を防止するため、国家
公安委員会によって指定された検査機関(財団法人:保
安電子通信技術協会)によって、遊技店に設置された遊
技機のROMに記録されている内容の検査(ROM検
査)が行われることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットマ
シンやパチンコ機などの遊技機は、国家公安委員会規則
によって定められた規格に適合しているか否かについ
て、上記検査機関による検査を受け、この検査に合格し
た後に製造業者から出荷される。そして、検査機関によ
る検査に合格したものについては、検査後のROMの不
正交換を防止するために、ROMとこのROMが取り付
けられた基板とに跨って封印シールが貼られる。
【0005】一方、従来の遊技機に用いられているRO
Mの記録内容を検査するには、ROMの端子をROMチ
ェッカーと呼ばれる検査機に接続しなければならない。
そのため、遊技機が遊技店に設置された後に、その設置
された遊技機のROM検査を行う際には、ROMと基板
とに跨って貼られた封印シールを破がして、ROMを基
板から取り外さなければならない。また、ROM検査後
には、再びROMと基板とに跨げて封印シールを貼らな
ければならず、遊技店に設置された遊技機のROM検査
にはたいへん手間がかかる。そのため、上記検査機関
は、遊技店に設置されている遊技機の検査を気軽に実施
することができなかった。
【0006】そこで、この発明の目的は、遊技機の検査
に要する手間を軽減することができる遊技機用データ記
憶装置、遊技機用データ読出装置および遊技機用データ
記憶装置の真偽判定システムを提供することである。ま
た、この発明の目的は、遊技制御プログラムの書換えや
ROM交換などの不正行為を容易に発見できる遊技機用
データ記憶装置、遊技機用データ読出装置および遊技機
用データ記憶装置の真偽判定システムを提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記の
目的を達成するための請求項1記載の発明は、遊技機に
備えられて、データ読出装置との間で電磁波を媒体とす
る無線データ通信を行うことができる遊技機用データ記
憶装置であって、セキュリティデータおよび遊技機に関
するデータを記憶する記憶手段と、この記憶手段から所
定のデータを読み出すために、上記データ読出装置から
送出されるデータを受信するデータ受信手段と、このデ
ータ受信手段が受信したデータと上記記憶手段に記憶さ
れているセキュリティデータとを比較する比較手段と、
この比較手段による比較結果に基づいて、上記データ読
出装置に向けて所定のデータを送信するデータ送信手段
とを含むことを特徴とする遊技機用データ記憶装置であ
る。
【0008】この発明によれば、データ読出装置とのデ
ータ通信において、データ読出装置から受信したデータ
と記憶手段に記憶されているセキュリティデータとが比
較され、その比較結果に基づいて、データ読出装置に向
けて所定のデータが送信される。したがって、たとえ
ば、データ読出装置から送られてくるデータ(アクセス
データ)と同一のデータをセキュリティデータとして予
め記憶させておき、データ読出装置から受信したデータ
とセキュリティデータとが一致した場合に所定のデータ
を返信するようにしておけば、データ読出装置がデータ
記憶装置から所定のデータを受信した場合には、データ
記憶装置は正規のものであると判定することができる。
【0009】また、データ記憶装置とデータ読出装置と
の間のデータ通信は電磁波を利用した無線方式で行われ
るので、データ記憶装置の検査のために、このデータ記
憶装置を遊技機に備えられた基板から外す必要がない。
ゆえに、たとえば、データ記憶装置が遊技機が実行する
遊技動作を制御するための遊技制御データを記憶するも
のである場合(請求項2)、このデータ記憶装置の検査
のために、データ記憶装置と基板に跨って貼られている
封印シールを剥がす必要がない。また、封印シールを剥
がさずに検査を行えるので、検査後に封印シールを再び
貼り付ける必要もない。ゆえに、検査機関による検査の
手間を軽減することができ、遊技制御データの書換えや
データ記憶装置の不正交換などの不正行為を容易に発見
することができる。
【0010】なお、上記データ送信手段が送信する所定
のデータは、上記制御データの少なくとも一部を含むも
のであってもよい(請求項3)。請求項4記載の発明
は、上記データ読出装置から受波した電磁波を用いて動
作電力を生成する動作電力生成手段をさらに含むことを
特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の遊技機
用データ記憶装置である。この発明によれば、データ記
憶装置の動作電力は、データ読出装置から受波した電磁
波から作成されるので、データ記憶装置が備えられてい
る遊技機に電源が投入されていない状態でも、データ記
憶装置の検査を行うことができる。ゆえに、検査のため
に遊技機に電源を投入する必要がなく、検査に要する手
間をさらに省くことができる。
【0011】請求項5記載の発明は、上記記憶手段は、
記憶データの書換えが不可能なものであることを特徴と
する請求項1ないし4のいずれかに記載の遊技機用デー
タ記憶装置である。この発明によれば、記憶手段の記憶
データの書換えが不可能であれば、記憶手段の記憶デー
タが不正に書き換えられるおそれをなくすことができ
る。請求項6記載の発明は、上記データ読出装置との間
で電磁波の送受を行うためのアンテナをさらに含むこと
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の遊技
機用データ記憶装置である。
【0012】この請求項6に記載したように、遊技機用
データ記憶装置にアンテナが備えられている場合、この
遊技機用データ記憶装置を遊技機の基板に実装する際の
手間を軽減するには、このアンテナと記憶手段や比較手
段を有するメモリチップとが一体に設けられていること
が好ましい。また、遊技機用データ記憶装置の検査の際
にデータ読出装置を近づけることができる距離には制限
があるので、アンテナの受信感度は高い方が好ましい。
【0013】そこで、請求項7の発明では、上記アンテ
ナが、上記記憶手段とともに封止されてパッケージ内に
収容されている。この構成の場合、アンテナが記憶手段
を含むメモリチップと予め電気接続されてパッケージに
収容されていれば、データ記憶装置を遊技機の基板に実
装する際に、アンテナとメモリチップとを接続する必要
がないから、この実装時に要する手間を軽減することが
できる。また、請求項8の発明では、上記アンテナは、
上記記憶手段を封止するためのパッケージの表面に配設
されている。この構成においても、パッケージの表面に
配設されたアンテナと記憶手段を有するメモリチップと
を予め接続しておけば、データ記憶装置を遊技機の基板
に実装する際に、アンテナとメモリチップとを接続する
必要がないから、この実装時に要する手間を軽減するこ
とができる。そのうえ、アンテナがパッケージから露出
しているので、アンテナをパッケージ内に収容した場合
と比較して受信感度を向上することができる。
【0014】請求項9の発明では、上記アンテナは、上
記記憶手段を封止するためのパッケージとは別のパッケ
ージに収容されている。上記別のパッケージは、上記ア
ンテナを収容するために形成されたパッケージであって
もよいし、上記記憶手段およびこの記憶手段を封止する
ためのパッケージを含む実装部品が装着されるソケット
のパッケージであってもよい。また、請求項10の発明
では、上記アンテナは、上記記憶手段およびこの記憶手
段を封止するためのパッケージを含む実装部品が実装さ
れる基板の表面に形成されている。
【0015】さらに、請求項11の発明では、上記アン
テナは、上記記憶手段およびこの記憶手段を封止するた
めのパッケージを含む実装部品が実装される基板に埋設
されている。請求項9,10,11の発明によれば、ア
ンテナのサイズが記憶手段を封止するパッケージの大き
さの制約を受けることがないから、たとえばループ状ア
ンテナの場合、ループの径を大きく形成することにより
受信感度を向上させることができる。
【0016】なお、上記パッケージおよび別のパッケー
ジは、たとえば樹脂製のものであってもよいし、セラミ
ック製のものであってもよい。請求項12記載の発明
は、上記記憶手段は、メモリチップに形成された記憶素
子からなり、上記メモリチップがボンディングされたリ
ードフレームに形成されている複数のリードのうちの所
定のリードは、上記アンテナとの接続のためのアンテナ
接続用リードに設定されていることを特徴とする請求項
6ないし11のいずれかに記載の遊技機用データ記憶装
置である。
【0017】この発明によれば、たとえば、基板に実装
されたソケットにアンテナを予め接続しておけば、リー
ドフレームに形成された複数のリードをソケットに差し
込むことにより、メモリチップとアンテナとの電気接続
を達成することができる。ゆえに、遊技機の基板へのデ
ータ記憶装置の実装時に要する手間を軽減することがで
きる。請求項13記載の発明は、遊技機に備えられたデ
ータ記憶装置との間で電磁波を媒体とする無線データ通
信を行うことのできる遊技機用データ読出装置であっ
て、アクセスデータおよび照合データを記憶する記憶手
段と、上記データ記憶装置に向けて、上記記憶手段に記
憶されているアクセスデータを送信するアクセスデータ
送信手段と、このアクセスデータ送信手段によるアクセ
スデータの送信に応答して、上記データ記憶装置から返
信されてくる所定のデータを受信するための返信データ
受信手段と、この返信データ受信手段が受信した所定の
データと上記記憶手段に記憶されている照合データとを
比較する比較手段とを含むことを特徴とする遊技機用デ
ータ読出装置である。
【0018】この発明によれば、データ記憶装置から受
信した所定のデータと記憶手段に記憶されている照合デ
ータとが比較される。したがって、たとえば、正規のデ
ータ記憶装置から送信されるべき所定のデータと同一の
データを照合データとして記憶手段に記憶させておけ
ば、比較手段による比較の結果、所定のデータと照合デ
ータとが一致した場合に、データ記憶装置は正規のもの
であると判定することができる。
【0019】また、データ記憶装置とデータ読出装置と
の間のデータ通信は電磁波を利用した無線方式で行われ
るので、データ記憶装置の検査のために、このデータ記
憶装置を遊技機に備えられた基板から外す必要がない。
ゆえに、たとえば、データ記憶装置が遊技機が実行する
遊技動作を制御するための遊技制御データを記憶するも
のである場合、このデータ記憶装置の検査のために、デ
ータ記憶装置と基板に跨って貼られている封印シールを
剥がす必要がない。また、封印シールを剥がさずに検査
を行えるので、検査後に封印シールを再び貼り付ける必
要もない。ゆえに、検査機関による検査の手間を軽減す
ることができ、遊技制御データの書換えやデータ記憶装
置の不正交換などの不正行為を容易に発見することがで
きる。
【0020】請求項14記載の発明は、上記データ記憶
装置を動作させるための動作電力として利用される電磁
波エネルギーを送出するエネルギー送出手段をさらに含
むことを特徴とする請求項13記載の遊技機用データ読
出装置である。この発明によれば、データ記憶装置にエ
ネルギー送出手段からの電磁波エネルギーを動作電力に
変換する機能が備えられている場合に、そのデータ記憶
装置が備えられている遊技機に電源が投入されていない
状態でも、データ記憶装置の検査を行うことができる。
ゆえに、検査のために遊技機に電源を投入する必要がな
く、検査に要する手間をさらに省くことができる。
【0021】請求項15記載の発明は、遊技機に備えら
れた請求項1ないし12のいずれかに記載の遊技機用デ
ータ記憶装置と、請求項13または14に記載の遊技機
用データ読出装置と、上記遊技機用データ読出装置の比
較手段による比較結果に基づいて、上記遊技機用データ
記憶装置が正規のものであるか否かを判定する真偽判定
手段とを含むことを特徴とするデータ記憶装置の真偽判
定システムである。この発明によれば、データ記憶装置
の記憶内容の検査を無線データ通信で行うことができる
ので、この検査のために、データ記憶装置を遊技機の基
板から外す必要がない。ゆえに、たとえば、データ記憶
装置が遊技機が実行する遊技動作を制御するための遊技
制御データを記憶するものである場合、このデータ記憶
装置の検査のために、データ記憶装置と基板に跨って貼
られている封印シールを剥がす必要がない。また、封印
シールを剥がさずに検査を行えるので、検査後に封印シ
ールを再び貼り付ける必要もない。ゆえに、検査機関に
よる検査の手間を軽減することができ、遊技制御データ
の書換えやデータ記憶装置の不正交換などの不正行為を
容易に発見することができる。
【0022】また、請求項4記載の遊技機用データ記憶
装置と請求項14記載のデータ記憶装置とが備えられて
いる場合には、データ記憶装置の動作電力がデータ読出
装置から受波した電磁波から作成されるので、データ記
憶装置が備えられている遊技機に電源が投入されていな
い状態でも、データ記憶装置の検査を行うことができ
る。ゆえに、検査のために遊技機に電源を投入する必要
がなく、検査に要する手間をさらに省くことができる。
【0023】なお、上記真偽判定手段は、上記遊技機用
データ読出装置の比較手段による比較の結果、上記所定
のデータと上記照合データとが一致すると判定された場
合には、上記遊技機に備えられた遊技機用データ記憶装
置は正規のものであると判定し、上記所定のデータと上
記照合データとが相違すると判定された場合には、上記
遊技機に備えられた遊技機用データ記憶装置は正規のも
のではないと判定するものであることが好ましい。
【0024】請求項16記載の発明は、上記真偽判定手
段による判定結果を表示するための表示手段をさらに含
むことを特徴とする請求項15記載のデータ記憶装置の
真偽判定システムである。この発明によれば、遊技機用
データ記憶装置が正規のものであるか否かの判定結果を
簡単に理解することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下では、この発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態に係る遊技機用データ記憶装置の真偽
判定システムの構成を示すブロック図である。この真偽
判定システムは、たとえばスロットマシンの主制御基板
1に備えられたRFID(Radio Frequency Identifica
tion)記憶装置11と、このRFID記憶装置11が正
規のものであるか否かを検査するためのRFID検査機
2とで構成されている。
【0026】主制御基板1は、スロットマシンの遊技の
基本となる内容を制御するための回路基板である。主制
御基板1には、制御の中枢となるCPU12およびCP
U12による制御時に必要なデータが書き込まれるRA
M13が設けられており、このCPU12およびRAM
13は、バス14を介してRFID記憶装置11と接続
されている。RFID記憶装置11、CPU12および
RAM13は、それぞれ別のチップとして設けられてい
てもよいし、1つのチップに集約して設けられたワンチ
ップマイコンで構成されていてもよい。
【0027】RFID記憶装置11には、スロットマシ
ンの遊技に関する動作を制御するための遊技制御プログ
ラムと、RFID検査機2による検査に必要な第1セキ
ュリティデータおよび第2セキュリティデータとが格納
されている。遊技制御プログラムは、CPU12からR
FID記憶装置11にコマンドが入力されたことに応答
して、RFID記憶装置11から読み出されてRAM1
3に一時的に格納される。
【0028】バス14には、I/O(Input/Output)ポ
ート15が接続されている。また、I/Oポート15に
は、遊技者に有利な特別遊技モードを実行するか否か
(入賞か非入賞か)を決定するための抽選で入賞が決定
される確率を設定するための確率設定装置3、このスロ
ットマシンに備えられた回転リールの回転開始を指示す
るためのスタートレバースイッチ4および回転リールの
停止を指示するためのストップボタン5などのスロット
マシンの各部が接続されている。
【0029】CPU12は、確率設定装置3、スタート
レバースイッチ4およびストップボタン5から出力され
る信号に基づき、またRFID記憶装置11からRAM
13に格納された遊技制御プログラムに従って、I/O
ポート15に接続されたスロットマシン各部の動作を制
御する。一方、RFID検査機2は、RFID記憶装置
11との間でデータの送受を行って、RFID記憶装置
11が正規のものであるか否かを判定するためのデータ
判定部21と、このデータ判定部21による判定結果を
表示するための表示器22と、このRFID検査機2全
体の動作を制御するためのCPU23とを備えている。
このデータ判定部21、表示器22およびCPU23
は、バス24によって相互に接続されており、このバス
24には、アクセスデータおよび照合データが格納され
たROM25と、CPU23のワークエリアとして機能
するRAM26とが接続されている。
【0030】RFID記憶装置11の検査の際には、ま
ず、RFID検査機2のCPU23が、ROM25から
アクセスデータを読み出してデータ判定部21に与え
る。データ判定部21は、与えられたアクセスデータを
RFID記憶装置11に向けて送信する。アクセスデー
タを受信したRFID記憶装置11は、その受信したア
クセスデータと第1セキュリティデータとを比較して、
アクセスデータと第1セキュリティデータとが一致する
か否かを判定する。そして、アクセスデータと第1セキ
ュリティデータとが一致した場合には、第2セキュリテ
ィデータをRFID検査機2のデータ判定部21に向け
て送信する。第2セキュリティデータを受信したデータ
判定部21は、その受信した第2セキュリティデータと
CPU23によってROM25から読み出された照合デ
ータとを比較して、第2セキュリティデータと照合デー
タとが一致するか否かを判定し、その判定結果をCPU
23に与える。CPU23は、データ判定部21から与
えられる判定結果に基づいて、RFID記憶装置11が
正規のものであるか否かを判定し、その判定結果を表示
器22に表示する。
【0031】図2は、RFID記憶装置11の構成を示
すブロック図である。このRFID記憶装置11の検査
に際しては、RFID検査機2のデータ判定部21(図
1参照)は、RFID記憶装置11に送信すべきアクセ
スデータで所定周波数f1の搬送波をBPSK(Binary
Phase Shift Keying :2進位相変調)方式で変調して
得られる変調波を、RFID記憶装置11に向けて送出
する。なお、このデータ判定部21における処理につい
ては、後で図3を参照して詳しく説明する。
【0032】RFID記憶装置11には、RFID検査
機2のデータ判定部21との間で電波を送受信するため
の送受信アンテナ31と、遊技制御プログラム、第1セ
キュリティデータおよび第2セキュリティデータを保持
したROMチップ32とが備えられている。ROMチッ
プ32には、RFID検査機2とのデータ通信を制御す
る機能が付加されている。具体的に説明すると、ROM
チップ32には、送受信アンテナ31で受信された変調
波(受信波)を復調するための復調部321が備えられ
ている。復調部321には、周波数発振部322から上
記データ判定部21で用いられている搬送波と同じ周波
数f1の基準位相信号が与えられており、復調部321
は、送受信アンテナ31からの変調波と周波数発振部3
22からの基準位相信号とを比較して、受信した変調波
に含まれている信号成分を取り出す。
【0033】復調部321によって取り出された信号成
分は、フィルタ323で予め定める周波数帯域以外の周
波数成分が除去された後、A/D変換部324に与えら
れる。A/D変換部324は、フィルタ323を通過し
た後の信号成分をディジタルデータに変換する。これに
より、RFID検査機2のデータ判定部21からのデー
タ受信が達成され、RFID検査機2が正規のものであ
る場合、RFID検査機2のデータ判定部21から送信
されたアクセスデータが得られる。
【0034】A/D変換部324によるA/D変換後の
受信データは、たとえばマイクロプロセッサからなる信
号処理部325に与えられる。この信号処理部325に
は、たとえばデータの書込みおよび書換えが不可能な情
報記憶部326が接続されている。この情報記憶部32
6には、遊技制御プログラム、第1セキュリティデータ
および第2セキュリティデータが予め格納されている。
信号処理部325は、A/D変換部324から受信デー
タが与えられると、情報記憶部326から第1セキュリ
ティデータを読み出して、その読み出した第1セキュリ
ティデータと受信データとを比較し、第1セキュリティ
データと受信データとが一致するか否かを判定する。
【0035】情報記憶部326には、RFID検査機2
のROM25に記憶されているアクセスデータと同一の
データが、第1セキュリティデータとして格納されてい
る。したがって、このRFID記憶装置11が正規のも
のであり、かつ、RFID検査機2が正規のものであれ
ば、第1セキュリティデータとA/D変換部324から
信号処理部325に与えられる受信データとは一致す
る。第1セキュリティデータと受信データとが一致した
場合には、信号処理部325によって、情報記憶部32
6から第2セキュリティデータが読み出される。読み出
された第2セキュリティデータは、RFID検査機2の
データ判定部21に向けて送出すべき変調波を作成する
ための変調部327に与えられる。変調部327には、
周波数発振部328から所定周波数f2の搬送波が与え
られている。変調部327は、この周波数f2の搬送波
を信号処理部325から与えられる第2セキュリティデ
ータでBPSK方式で変調して変調波を作成し、その作
成した変調波を送信部329に与える。送信部329に
与えられた変調波は、送信部329で適度に増幅された
後、送受信アンテナ31からRFID検査機2のデータ
判定部21に向けて送出される。
【0036】なお、第2セキュリティデータは、個々の
RFID記憶装置11に特有の識別情報を含むIDコー
ド(識別コード)であってもよい。また、このROMチ
ップ32の製造工程時に半導体のロジックの組み合わせ
により決定されて記憶される書換不可能なデータを、第
1セキュリティコードもしくは第2セキュリティコード
またはこれらの一部としてもよい。ROMチップ32の
製造工程時に記憶される書換不可能なデータは、たとえ
ば、ROMチップ32を製造した部品メーカを表すコー
ド情報や、ROMチップ32(情報記憶部326)の記
憶容量を表すコード情報、ROMチップ32の製造年月
日を表すコード情報であってもよい。
【0037】一方、RFID記憶装置11の不正交換や
情報記憶部326の内容の書換えが行われて、情報記憶
部326に第1セキュリティデータと異なるデータが格
納されている場合には、RFID検査機2から受信した
アクセスデータと情報記憶部326に格納されているデ
ータとが一致しない。また、正規のRFID検査機2と
は異なる装置によるアクセスがあった場合には、この装
置から受信したデータと情報記憶部326に格納されて
いる第1セキュリティデータとが一致しない。このよう
なときには、信号処理部325からエラーを表すデータ
(エラーデータ)が変調部327に与えられて、このエ
ラーデータで周波数f2の搬送波が変調されることによ
り作成された変調波が、送受信アンテナ31からRFI
D検査機2のデータ判定部21に向けて送出される。
【0038】なお、上記エラーデータは、必ずしもRF
ID検査機2に送信される必要はなく、RFID記憶装
置11が受信したデータと第1セキュリティデータとが
異なる場合などには、RFID記憶装置11からのデー
タ送信が行われないようにしてもよい。上述のようなR
FID記憶装置11の各部の動作は、RFID検査機2
のデータ判定部21からの受信波から作成された電力を
利用して行われる。すなわち、送受信アンテナ31に
は、同調用コイルを含む共振回路(図示せず)が備えら
れており、データ判定部21からの電波が送受信アンテ
ナ31で受信されると、その受信波によって同調用コイ
ルを貫く磁束が変化して、上記共振回路に交流電圧が発
生する。そして、この発生した交流電圧は、AC/DC
コンバータ330で直流電圧に変換された後、レギュレ
ータ331で一定電圧以下に(たとえば5ボルト以下)
に降圧されて、信号処理部325などの各部に動作電圧
として与えられる。
【0039】また、信号処理部325は、主制御基板1
のCPU12(図1参照)から入力されるコマンドに基
づいて、情報記憶部326から遊技制御プログラムの読
出しを行う。この遊技制御プログラムの読出しは、RF
ID検査機2のデータ判定部21とのデータ通信よりも
優先して行われる。すなわち、信号処理部325は、R
FID検査機2のデータ判定部21とのデータ通信の途
中で、CPU12から遊技制御プログラムを読み出す旨
のコマンドが入力された場合には、データ判定部21と
のデータ通信を中止して、情報記憶部326から遊技制
御プログラムを読み出してCPU12に送る。
【0040】図3は、RFID検査機2に備えられたデ
ータ判定部21の構成を示すブロック図である。このデ
ータ判定部21には、たとえばマイクロプロセッサから
なる信号処理部211が備えられている。信号処理部2
11は、RFID記憶装置11の検査に際して、バス2
4を介して接続されたCPU23(図1参照)にアクセ
スデータを要求するコマンドを与える。すると、CPU
23によってROM25からアクセスデータが読み出さ
れて、その読み出されたアクセスデータが信号処理部2
11に入力される。
【0041】信号処理部211に入力されたアクセスデ
ータは、RFID記憶装置11に向けて送出すべき変調
波を作成するための変調部212に与えられる。この変
調部212には、周波数発振部213から所定周波数f
1の搬送波が与えられている。変調部212は、この周
波数f1の搬送波を信号処理部211から与えられるア
クセスデータによってBPSK方式で変調して変調波を
作成し、その作成した変調波を送信部214に与える。
送信部214に与えられた変調波は、この送信部214
で適度に増幅された後、送受信アンテナ215からRF
ID記憶装置11に向けて送出される。
【0042】このアクセスデータの送信に応答してRF
ID記憶装置11から送出された変調波が送受信アンテ
ナ215で受信されると、この受信された変調波(受信
波)は、この変調波を復調するための復調部216に与
えられる。復調部216には、周波数発振部217から
RFID記憶装置11で用いられている搬送波と同じ周
波数f2の基準位相信号が与えられており、復調部21
6は、送受信アンテナ215からの変調波と周波数発振
部217からの基準位相信号とを比較して、受信した変
調波に含まれている信号成分を取り出す。こうして取り
出された信号成分は、フィルタ218で予め定める周波
数帯域以外の周波数成分が除去された後、A/D変換部
219に与えられてディジタルデータ(受信データ)に
変換される。
【0043】A/D変換部219で得られた受信データ
は、A/D変換部219から信号処理部211に与えら
れ、さらに信号処理部211からバス24を介して接続
されたCPU23に与えられる。CPU23は、信号処
理部211から受信データが与えられると、ROM25
から照合データを読み出して、その読み出した照合デー
タと受信データとを比較し、照合データと受信データと
が一致するか否かを判定する。
【0044】ROM25に格納されている照合データ
は、正規のRFID記憶装置11に記憶されている第2
セキュリティデータと同一のデータである。したがっ
て、RFID記憶装置11が正規のものであれば、アク
セスデータの送信に応答してRFID装置11から第2
セキュリティデータが送信されてくるので、照合データ
と信号処理部211からCPU23与えられる受信デー
タとは一致する。照合データとアクセスデータの送信に
応答して受信したデータとが一致した場合には、CPU
23は、RFID記憶装置11は正規のものであると判
定し、その旨の表示(たとえば「OK」のような文字な
ど)を表示器22(図1参照)に出力する。
【0045】一方、RFID記憶装置11の不正交換や
情報記憶部326の内容の書換えが行われたために、第
2セキュリティデータとは異なるデータがRFID記憶
装置11から送信された場合には、照合データとRFI
D記憶装置11からの受信データとは一致しない。RF
ID記憶装置11からエラーデータが送信された場合に
も、照合データとRFID記憶装置11からの受信デー
タとは一致しない。このような場合には、RFID記憶
装置11は正規のものではなく、不正交換または記憶内
容の書換えが行われていると判定し、RFID記憶装置
11が正規のものでないと判定した理由などを表す表示
(たとえば「照合データと第2セキュリティデータとの
不一致」といった文字や、所定のエラーコード(数字)
など)を表示器22に出力させる。
【0046】以上のようにこの実施形態によれば、スロ
ットマシンの遊技制御プログラムを記憶する記憶装置が
RFID記憶装置11で構成されており、このRFID
記憶装置11が正規のものであるか否かの検査は、RF
ID検査機2を用いて非接触で簡単に行うことができ
る。これにより、RFID記憶装置11の検査のため
に、RFID記憶装置11を主制御基板1から外す必要
がないので、RFID記憶装置11と主制御基板1に跨
って貼られている封印シールを剥がす必要がない。ま
た、封印シールを剥がさずに検査を行えるので、検査後
に封印シールを再び貼り付ける必要もない。ゆえに、検
査機関によるROM検査の手間を軽減することができ、
遊技制御プログラムの書換えやRFID記憶装置11の
不正交換などの不正行為を容易に発見することができ
る。
【0047】また、この実施形態では、RFID記憶装
置11において、RFID検査機2から受信したデータ
(アクセスデータ)と情報記憶部326に格納されてい
る第1セキュリティデータとの照合が行われ、両データ
が一致した場合にのみ第2セキュリティデータがRFI
D検査機2に向けて送信される。そして、RFID検査
機2において、アクセスデータの送信に応答してRFI
D記憶装置11から受信したデータ(第2セキュリティ
データ)とROM25に格納されている照合データとの
照合が行われ、両データが一致した場合に、RFID記
憶装置11が正規のものであると判定される。これによ
り、RFID記憶装置11の真偽を精度良く判定するこ
とができる。
【0048】さらに、この実施形態では、RFID記憶
装置11の各部の動作は、RFID検査機2のデータ判
定部21からの受信波から作成された電力を利用して行
われるようになっている。したがって、スロットマシン
に電源が投入されていない状態でも、RFID記憶装置
11の検査を行うことができる。ゆえに、検査のために
スロットマシンに電源を投入する必要がなく、検査に要
する手間をさらに省くことができる。
【0049】図4は、RFID記憶装置11の構成を図
解的に示す平面図であり、図5は、その実装状態におけ
る図解的な側面図である。RFID記憶装置11は、送
受信アンテナ31およびROMチップ32を樹脂封止し
てパッケージ33に納めることによって構成されてい
て、パッケージ33から突出した複数本のリードピン3
4を主制御基板1上に配設されたソケット41に差し込
むことにより、主制御基板1に実装されている。RFI
D記憶装置11のサイズは、たとえば、平面視において
約13mm×約36mmである。
【0050】なお、ROMチップ32の一例として、1
6本のリードピン34を有する16ピン仕様のものが図
示されているが、リードピン34の本数は、ROMチッ
プ32の記憶容量などによって変更すればよく、たとえ
ば、28本のリードピン34を有していてもよいし、3
2本のリードピンを有していてもよい。送受信アンテナ
31は、たとえば銅のような導電性材料を用いて、RO
Mチップ32の周囲を取り囲むループ状に形成されてい
る。送受信アンテナ31の両端は、送受信アンテナ31
が形成するループ内に引き出されて、ROMチップ32
に接続されている。
【0051】このようなRFID記憶装置11は、たと
えば次のようにして製造することができる。すなわち、
リードピン34を有するリードフレーム(図示せず)に
ROMチップ32をボンディングした後、このリードフ
レームおよびROMチップ32からなる組立体を金型に
セットして、組立体の下方にエポキシなどの封止樹脂を
注入して下部パッケージを形成する。その後、この下部
パッケージの上面にスクリーン印刷などの技術を用い
て、ROMチップ32を取り囲むようにループ状の送受
信アンテナ31を形成する。そして、上記組立体の上方
に、たとえば下部パッケージと同じ封止樹脂を注入して
上部パッケージを形成することにより、送受信アンテナ
31およびROM32がパッケージ33内に封止された
RFID記憶装置11が完成する。
【0052】このように、送受信アンテナ31がROM
チップ32と予め電気接続されていることにより、送受
信アンテナ31をROMチップ32に接続するための端
子などが不要であるから、RFID記憶装置11の構成
を簡素化することができ、RFID記憶装置11の主制
御基板1への実装に要する手間を軽減することができ
る。なお、送受信アンテナ31が必ずしもパッケージ3
3内に封止されている必要はなく、図6および図7に示
すように、ROMチップ32を封止したパッケージ33
の表面に送受信アンテナ31を形成してもよい。この場
合、パッケージ33から突出した複数のリードピン34
のうちの予め定めるリードピン34に送受信アンテナ3
1の両端を接続させることにより、送受信アンテナ31
とROMチップ32との電気接続が達成されるとよい。
この構成であっても、送受信アンテナ31をROMチッ
プ32に接続するための端子などが不要であるから、図
4および図5に示す構成の場合と同様な効果を奏するこ
とができる。そのうえ、送受信アンテナ31がパッケー
ジ33から露出しているので、送受信アンテナ31をパ
ッケージ33内に収容した場合と比較して受信感度を向
上することができる。
【0053】図8は、RFID記憶装置11の他の構成
を説明するための図解的な平面図である。この図8に示
す構成のRFID記憶装置11は、送受信アンテナ31
とROMチップ32とが別々のパッケージ35,36に
より封止されている。具体的に、送受信アンテナ31
は、たとえばエナメルからなる細線をループ状に屈曲さ
せることにより形成されていて、エポキシなどの樹脂で
封止されてパッケージ35に納められることによりアン
テナ部品37として主制御基板1に実装されている。
【0054】一方、ROMチップ32は、送受信アンテ
ナ31とは別にエポキシなどの樹脂で封止されてパッケ
ージ36に納められることによりROM部品38として
主制御基板1に実装されている。パッケージ36からは
ROMチップ32と外部とを電気接続するための複数本
のリードピン39が突出して設けられており、このリー
ドピン39を主制御基板1上に配設されたソケット41
に差し込むことにより、ROM部品38が主制御基板1
に実装されている。これにより、ROMチップ32(R
OM部品38)は、ソケット41を介して主制御基板1
に形成されたプリント配線51,52に電気接続されて
いる。
【0055】図9は、ROM部品38の内部構成を示す
断面図である。ROMチップ32は、リードフレーム3
81のアイランド(図示せず)にマウントされて、リー
ドフレーム381のリードピン39にワイヤボンディン
グされた後、エポキシなどの樹脂で封止されてパッケー
ジ36に納められることにより構成されている。複数本
のリードピン39のうち、たとえば一端側に対向して設
けられた2本のリードピン39はアンテナ接続用に設定
されている。これにより、このROM部品38をソケッ
ト41(図8参照)に差し込むと、アンテナ接続用リー
ドピン39がプリント配線51,52(図8参照)に接
続される。
【0056】なお、この図9では、アンテナ接続用リー
ドピン39以外のリードピン39とROMチップ32と
のボンディングワイヤによる接続については、簡便のた
めに図示を省略している。図10は、アンテナ部品37
の実装状態を示す図解的な側面図である。アンテナ部品
37は、パッケージ35から突出した2本の接続ピン3
71,372を有している。接続ピン371,372の
パッケージ35内の端部には、それぞれ送受信アンテナ
31の端部が接続されており、接続ピン371,372
のパッケージ外の端部は、主制御基板1を貫通して、主
制御基板1の裏面(図10における下面)に形成された
プリント配線51,52にそれぞれ接続されている。こ
れにより、送受信アンテナ31(アンテナ部品37)と
ROMチップ32(ROM部品38)との電気接続が達
成される。なお、接続ピン371,372とプリント配
線51,52との接続部分は、たとえば半田51a,5
2aなどで外れないように固定しておくことが好まし
い。
【0057】このように、ROMチップ32を備えたR
OM部品38とは別のアンテナ部品37に送受信アンテ
ナ31を設けることにより、送受信アンテナ31のサイ
ズがROM部品38の大きさの制約を受けることがない
から、たとえばループを大きく形成することにより受信
感度を向上させることができる。なお、図11に示すよ
うに、送受信アンテナ31の端部が接続されたアンテナ
端子373,374をアンテナ部品37のパッケージ3
5の表面に形成し、プリント配線51,52にそれぞれ
接続されたアンテナ接続用端子53,54を主制御基板
1の上面に形成して、アンテナ端子373,374とア
ンテナ接続用端子53,54とをそれぞれワイヤ配線5
5,56で接続することにより、アンテナ部品37の主
制御基板1への実装が達成されてもよい。
【0058】また、図12に示すように、プリント配線
51,52を主制御基板1の表面(図12における上
面)に形成し、送受信アンテナ31の端部が接続された
アンテナ端子375をアンテナ部品37のパッケージ3
5の側面に形成して、このアンテナ端子375をプリン
ト配線51,52の端部に当接させることにより、アン
テナ部品37の主制御基板1への実装が達成されてもよ
い。なお、アンテナ端子375とプリント配線51,5
2との接続が外れないように、アンテナ端子375とプ
リント配線51,52との接続部分は半田57などで固
定しておくことが好ましい。
【0059】図13は、RFID記憶装置11のさらに
他の構成を説明するための図解的な平面図であり、図1
4は、その図解的な側面図である。この構成のRFID
記憶装置11は、送受信アンテナ31が主制御基板1の
表面に形成され、ROMチップ32は、エポキシなどの
樹脂で封止されてパッケージ36に納められることによ
りROM部品38として主制御基板1に実装されてい
る。送受信アンテナ31は、たとえば銅ペーストのよう
な導電性ペーストを用いて、たとえばスクリーン印刷な
どの技術により、主制御基板1の表面にループ状に形成
されている。送受信アンテナ31の両端部は、主制御基
板1の表面に配設されたアンテナ接続用端子58,59
に接続されている。このアンテナ接続用端子58,59
は、主制御基板1を貫通して、主制御基板1の裏面に形
成されたプリント配線51,52に接続されている。こ
れにより、送受信アンテナ31とプリント配線51,5
2が電気接続され、その結果、送受信アンテナ31とR
OMチップ32との電気接続が達成されている。
【0060】この図13および図14に示す構成によっ
ても、送受信アンテナ31のサイズがROM部品38の
大きさの制約を受けることがないから、たとえばループ
を大きく形成することにより受信感度を向上させること
ができる。なお、送受信アンテナ31は、たとえばエナ
メルからなる細線をループ状に屈曲させることにより形
成されて、これを粘着シールで主制御基板1の表面に貼
り付けられてもよい。
【0061】図15は、RFID記憶装置11のさらに
他の構成を説明するための図解的な平面図であり、図1
6は、その図解的な断面図である。この構成のRFID
記憶装置11は、送受信アンテナ31が主制御基板1の
内部に埋設され、ROMチップ32は、エポキシなどの
樹脂で封止されてパッケージ36に納められることによ
りROM部品38として主制御基板1に実装されてい
る。送受信アンテナ31は、主制御基板1の形成時に、
たとえば銅ペーストのような導電性ペーストを用いて、
主制御基板1の内部に埋め込まれた状態に形成されてい
る。送受信アンテナ31の両端部は、主制御基板1の裏
面に形成されたプリント配線51,52に接続されてい
る。これにより、送受信アンテナ31とプリント配線5
1,52が電気接続され、その結果、送受信アンテナ3
1とROMチップ32との電気接続が達成されている。
【0062】この図15および図16に示す構成によっ
ても、送受信アンテナ31のサイズがROM部品38の
大きさの制約を受けることがないから、たとえばループ
を大きく形成することにより受信感度を向上させること
ができる。なお、送受信アンテナ31を主制御基板1の
形成時に埋め込むのではなく、たとえば図17に示すよ
うに、主制御基板1の表面に埋め込み用の凹部1aを形
成し、この凹部1a内に送受信アンテナ31を配置し、
その後、凹部1a内にエポキシ樹脂などを流し込むこと
により、送受信アンテナ31が主制御基板1に埋設され
てもよい。この場合、プリント配線51,52にそれぞ
れ接続されたアンテナ接続用端子61,62を主制御基
板1の上面に形成するとともに、送受信アンテナ31の
両端部を主制御基板1の表面に引き出しておき、この引
き出した送受信アンテナ31の両端部とアンテナ接続用
端子61,62とを接続部材63,64でそれぞれ接続
することにより、送受信アンテナ31とプリント配線5
1,52との電気接続が達成されるとよい。
【0063】図18は、RFID記憶装置11のさらに
他の構成を説明するための図解的な平面図である。この
構成のRFID記憶装置11は、送受信アンテナ31が
ソケット41の内部に埋設され、ROMチップ32は、
エポキシなどの樹脂で封止されてパッケージ36に納め
られることによりROM部品38としてソケット41に
装着されている。送受信アンテナ31は、たとえば銅の
ような導電性材料を用いて、ROM部品38の装着部を
取り囲むようにループ状に形成されている。送受信アン
テナ31の両端は、送受信アンテナ31が形成するルー
プ内に引き出されて、上述したアンテナ接続用リードピ
ン39が係合する端子(図示せず)に接続されている。
これにより、ROM部品38をソケット41に装着し
て、アンテナ接続用リードピン39を上記端子に係合さ
せると、送受信アンテナ31とROMチップ32との電
気接続が達成される。
【0064】この構成によれば、送受信アンテナ31と
ROMチップ32とを簡単に電気接続することができる
ので、RFID装置11の製造に要する手間を軽減する
ことができる。なお、送受信アンテナ31はソケット4
1の表面に形成されてもよく、この場合、送受信アンテ
ナ31をソケット41に埋設した構成と比較して、送受
信アンテナ31の受信感度を向上させることができる。
【0065】以上、この発明のいくつかの実施形態につ
いて説明したが、この発明は他の形態で実施することも
可能である。たとえば、図8に示す構成において、アン
テナ部品37には送受信アンテナ31のみが埋設されて
いるが、ROMチップ32の一部の機能を実現するため
の素子がアンテナ部品37に設けられていてもよい。た
とえば、動作電圧を発生させるためのAC/DCコンバ
ータ330やレギュレータ331がアンテナ部品37に
設けられてもよいし、復調部321や変調部327がア
ンテナ部品37に設けられてもよい。
【0066】また、RFID記憶装置11とRFID検
査機2のデータ判定部21との間のデータ通信は、たと
えばレーザビームのような光など、電波以外の電磁波を
媒体として行われてもよい。さらに、RFID記憶装置
11に備えられた情報記憶部326は、データの書込み
および書換えが不可能なROM型の記憶領域であるとし
たが、たとえば、WORM(Write Once Read Many:1
回だけ書込み可能)型の記憶領域であってもよい。ま
た、情報記憶部326へのデータの書込みは、その製造
工程において、データ書き込み装置の出力端子をRFI
D記憶装置11に接続してデータを入力することにより
達成されてもよいし、RFID方式でデータ書き込み装
置からデータを入力することにより達成されてもよい。
【0067】さらにまた、情報記憶部326は、たとえ
ばEPROM(erasable programmable read only memo
ry:書換え可能)型の記憶領域であってもよい。この場
合においても、情報記憶部326へのデータの書込み
は、データ書き込み装置の出力端子をRFID記憶装置
11に接続してデータを入力することにより達成されて
もよいし、RFID方式でデータ書き込み装置からデー
タを入力することにより達成されてもよい。ただし、不
正なデータの書換えを防止する観点からは、ROM型や
WORM型のような書換え不可能型の記憶領域により情
報記憶部326が構成されることが好ましい。
【0068】なお、RFID方式でRFID記憶装置1
1にデータを書き込むことができる場合、図19に示す
ように、RFID記憶装置11がプラスチックICケー
ス71で覆われた後であっても、RFID記憶装置11
と電波によるデータの送受信が可能なデータ書き込み装
置72を用いて、RFID記憶装置11内のデータを書
き換えることができる。また、主制御基板1にRFID
記憶装置11を実装した後にデータを書き込むこともで
きる。
【0069】さらに、上述の実施形態では、すべての遊
技制御プログラムがRFID記憶装置11の情報記憶部
326に格納されているとしたが、RFID記憶装置1
1の情報記憶部326には、遊技制御プログラムの一部
が記憶され、残りはRFID記憶装置11とは別に設け
られたROMなどに記憶されていてもよい。また、上述
の実施形態では、RFID検査機2から受信したデータ
と第1セキュリティデータとが一致したことに応答し
て、RFID記憶装置11からRFID検査機2に向け
て第2セキュリティデータが送信されるとしたが、この
第2セキュリティデータに代えて、遊技制御プログラム
の一部または全部がRFID検査機2に向けて送信され
てもよい。この場合、RFID記憶装置11の情報記憶
部326に第2セキュリティデータを記憶させておく必
要はない。
【0070】さらに、上述の実施形態では、この発明
が、遊技機が実行する遊技動作を制御するための遊技制
御データを記憶した記憶装置に適用された場合を例にと
ったが、この発明は、たとえば、CPU12内のアセン
ブリコードによる命令の実行態様を表すマイクロコード
を記憶するための記憶装置など、遊技制御プログラム以
外のスロットマシン(遊技機)に関するデータを記憶す
るための記憶装置に適用されてもよい。この場合、スロ
ットマシンに関するデータを記憶した記憶装置の真偽を
判定することができ、たとえば、CPU12内のアセン
ブリコードによる命令の実行態様を表すマイクロコード
を記憶するための記憶装置がCPU12と同じチップ内
に設けられている場合には、CPU12の真偽を判定す
ることができる。
【0071】また、上述の実施形態では、この発明がス
ロットマシンに適用された場合を例にとったが、この発
明は、スロットマシン以外にも、たとえばパチンコ機な
どの遊技機に広く適用可能である。その他、特許請求の
範囲に記載された事項の範囲内で、種々の設計変更を施
すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る遊技機用データ記
憶装置の真偽判定システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】RFID記憶装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】RFID検査機に備えられたデータ判定部の構
成を示すブロック図である。
【図4】送受信アンテナとROMチップとを同じパッケ
ージ内に収容した構成を有するRFID記憶装置の図解
的な平面図である。
【図5】図4に示すRFID記憶装置の図解的な側面図
である。
【図6】ROMチップを収容したパッケージの表面に送
受信アンテナを形成した構成を有するRFID記憶装置
の図解的な平面図である。
【図7】図6に示すRFID記憶装置の図解的な側面図
である。
【図8】送受信アンテナとROMチップとを別々のパッ
ケージに収容した構成を有するRFID記憶装置の図解
的な平面図である。
【図9】ROMチップをパッケージに収容してなるRO
M部品の内部構成を示す断面図である。
【図10】送受信アンテナをパッケージに収容してなる
アンテナ部品の主制御基板への実装例を示す側面図であ
る。
【図11】アンテナ部品の主制御基板への他の実装例を
示す側面図である。
【図12】アンテナ部品の主制御基板へのさらに他の実
装例を示す側面図である。
【図13】送受信アンテナを主制御基板の表面に形成し
た構成を有するRFID記憶装置の図解的な平面図であ
る。
【図14】図13に示すRFID記憶装置の図解的な側
面図である。
【図15】送受信アンテナを主制御基板に埋設した構成
を有するRFID記憶装置の図解的な平面図である。
【図16】図15に示すRFID記憶装置の断面図であ
る。
【図17】送受信アンテナとプリント配線との他の接続
例について説明するための断面図である。
【図18】送受信アンテナをソケットに埋設した構成を
有するRFID記憶装置の図解的な平面図である。
【図19】RFID記憶装置のデータ書き込みについて
説明するための図である。
【符号の説明】
1 主制御基板 2 RFID検査機(遊技機用データ読出装置) 11 RFID記憶装置(遊技機用データ記憶装置) 21 データ判定部 211 信号処理部(遊技機用データ読出装置の比較手
段) 212 変調部(アクセスデータ送信手段、エネルギー
送出手段) 213 周波数発振部(アクセスデータ送信手段、エネ
ルギー送出手段) 214 送信部(アクセスデータ送信手段、エネルギー
送出手段) 215 送受信アンテナ(アクセスデータ送信手段、返
信データ受信手段、エネルギー送出手段) 216 復調部(返信データ受信手段) 217 周波数発振部(返信データ受信手段) 218 フィルタ(返信データ受信手段) 219 変換部(返信データ受信手段) 22 表示器(表示手段) 23 CPU(真偽判定手段) 25 ROM(遊技機用データ読出装置の記憶手段) 31 送受信アンテナ 32 ROMチップ(メモリチップ) 321 復調部(データ受信手段) 322 周波数発振部(データ受信手段) 323 フィルタ(データ受信手段) 324 A/D変換部(データ受信手段) 325 信号処理部(遊技機用データ記憶装置の比較
手段) 326 情報記憶部(遊技機用データ記憶装置の記憶
手段) 327 変調部(データ送信手段) 328 周波数発振部(データ送信手段) 329 送信部(データ送信手段) 330 AC/DCコンバータ(動作電力生成手段) 331 レギュレータ(動作電力生成手段) 33,35,36 パッケージ 34,39 リードピン 381 リードフレーム 41 ソケット

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技機に備えられて、データ読出装置との
    間で電磁波を媒体とする無線データ通信を行うことがで
    きる遊技機用データ記憶装置であって、 セキュリティデータおよび遊技機に関するデータを記憶
    する記憶手段と、 この記憶手段から所定のデータを読み出すために、上記
    データ読出装置から送出されるデータを受信するデータ
    受信手段と、 このデータ受信手段が受信したデータと上記記憶手段に
    記憶されているセキュリティデータとを比較する比較手
    段と、 この比較手段による比較結果に基づいて、上記データ読
    出装置に向けて所定のデータを送信するデータ送信手段
    とを含むことを特徴とする遊技機用データ記憶装置。
  2. 【請求項2】上記遊技機に関するデータは、遊技機が実
    行する遊技動作を制御するための遊技制御データである
    ことを特徴とする請求項1記載の遊技機用データ記憶装
    置。
  3. 【請求項3】上記データ送信手段が送信する所定のデー
    タは、上記制御データの少なくとも一部を含むことを特
    徴とする請求項1または2記載の遊技用データ記憶装
    置。
  4. 【請求項4】上記データ読出装置から受波した電磁波を
    用いて動作電力を生成する動作電力生成手段をさらに含
    むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の遊技機用データ記憶装置。
  5. 【請求項5】上記記憶手段は、記憶データの書換えが不
    可能なものであることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれかに記載の遊技機用データ記憶装置。
  6. 【請求項6】上記データ読出装置との間で電磁波の送受
    を行うためのアンテナをさらに含むことを特徴とする請
    求項1ないし5のいずれかに記載の遊技機用データ記憶
    装置。
  7. 【請求項7】上記アンテナは、上記記憶手段とともに封
    止されてパッケージ内に収容されていることを特徴とす
    る請求項6記載の遊技機用データ記憶装置。
  8. 【請求項8】上記アンテナは、上記記憶手段を封止する
    ためのパッケージの表面に配設されていることを特徴と
    する請求項6記載の遊技機用データ記憶装置。
  9. 【請求項9】上記アンテナは、上記記憶手段を封止する
    ためのパッケージとは別のパッケージに収容されている
    ことを特徴とする請求項6記載の遊技機用データ記憶装
    置。
  10. 【請求項10】上記アンテナは、上記記憶手段およびこ
    の記憶手段を封止するためのパッケージを含む実装部品
    が実装される基板の表面に形成されていることを特徴と
    する請求項6記載の遊技機用データ記憶装置。
  11. 【請求項11】上記アンテナは、上記記憶手段およびこ
    の記憶手段を封止するためのパッケージを含む実装部品
    が実装される基板に埋設されていることを特徴とする請
    求項6記載の遊技機用データ記憶装置。
  12. 【請求項12】上記記憶手段は、メモリチップに形成さ
    れた記憶素子からなり、 上記メモリチップがボンディングされたリードフレーム
    に形成されている複数のリードのうちの所定のリード
    は、上記アンテナとの接続のためのアンテナ接続用リー
    ドに設定されていることを特徴とする請求項6ないし1
    1のいずれかに記載の遊技機用データ記憶装置。
  13. 【請求項13】遊技機に備えられたデータ記憶装置との
    間で電磁波を媒体とする無線データ通信を行うことので
    きる遊技機用データ読出装置であって、 アクセスデータおよび照合データを記憶する記憶手段
    と、 上記データ記憶装置に向けて、上記記憶手段に記憶され
    ているアクセスデータを送信するアクセスデータ送信手
    段と、 このアクセスデータ送信手段によるアクセスデータの送
    信に応答して、上記データ記憶装置から返信されてくる
    所定のデータを受信するための返信データ受信手段と、 この返信データ受信手段が受信した所定のデータと上記
    記憶手段に記憶されている照合データとを比較する比較
    手段とを含むことを特徴とする遊技機用データ読出装
    置。
  14. 【請求項14】上記データ記憶装置を動作させるための
    動作電力として利用される電磁波エネルギーを送出する
    エネルギー送出手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項13記載の遊技機用データ読出装置。
  15. 【請求項15】遊技機に備えられた請求項1ないし12
    のいずれかに記載の遊技機用データ記憶装置と、 請求項13または14に記載の遊技機用データ読出装置
    と、 上記遊技機用データ読出装置の比較手段による比較結果
    に基づいて、上記遊技機用データ記憶装置が正規のもの
    であるか否かを判定する真偽判定手段とを含むことを特
    徴とするデータ記憶装置の真偽判定システム。
  16. 【請求項16】上記真偽判定手段による判定結果を表示
    するための表示手段をさらに含むことを特徴とする請求
    項15記載のデータ記憶装置の真偽判定システム。
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