JP2000342716A - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2000342716A
JP2000342716A JP11162109A JP16210999A JP2000342716A JP 2000342716 A JP2000342716 A JP 2000342716A JP 11162109 A JP11162109 A JP 11162109A JP 16210999 A JP16210999 A JP 16210999A JP 2000342716 A JP2000342716 A JP 2000342716A
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golf ball
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hardness
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Hiroshi Masutani
寛 増谷
Hisashi Yamagishi
久 山岸
Takashi Maruko
高志 丸子
Atsushi Nakamura
篤史 仲村
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Bridgestone Sports Co Ltd
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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い反発性を維持しつつ大きい打出し角を得
ることができ、しかもフルショット時に芯を感じる打感
が得られるゴルフボールを提供する。 【解決手段】 内層カバー6に貫通凹部10、外層カバ
ー8の内面に貫通凹部10に相応する突部12が形成さ
れ、突部12が貫通凹部10に入り込んだ状態で内層カ
バーと外層カバーとが接合されたゴルフボールとする。
また、突部の外層カバー側端面の面積Aと、コア側端面
の面積aとの比a/Aを0.04〜0.80の範囲とす
る。さらに、内層カバーの外表面が形成する仮想球面の
表面積Sと、突部の外層カバー側端面の面積Aの総合計
sとの比s/Sを0.05〜0.75の範囲とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コアと、コアの周
囲に形成された内層カバーと、内層カバーの周囲に形成
された外層カバーとを有するゴルフボールに関し、さら
に詳述すると、高い反発性を維持しつつ高弾道を得るこ
とができ、しかも打感が良好なゴルフボールに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ゴルフボールの打出し角は、ボ
ールが柔らかいほど大きくなる。したがって、打出し角
の大きい高弾道特性のゴルフボールを得る場合、従来、
ボールを構成する層の1つ以上を柔軟な材料で形成する
手法、例えばコアを比較的柔軟なゴムで作製する手法
や、内層カバー又は外層カバー(中間層又はカバーとい
ってもよい)を比較的柔軟な樹脂で形成する手法等が採
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コアを柔軟な
ゴムで作製する手法では、コアをあまり柔らかくすると
ボールが柔らかくなりすぎ、高弾道は得られても、ボー
ルの反発性が低下して飛距離が小さくなるとともに、フ
ルショット(強打)を行ったときに芯がないボールであ
るという印象をプレーヤーに与えてしまう。また、パタ
ーでの打撃時に打音が低くなり、多くのプレーヤーに好
ましくない印象を与える。
【0004】内層カバー又は外層カバーを柔軟な樹脂で
形成する手法では、柔軟な樹脂層を形成する樹脂が柔ら
かすぎたり、柔軟な樹脂層が厚すぎたりすると、ボール
が柔らかくなりすぎ、高弾道は得られても、ボールの反
発性が低下して飛距離が小さくなるとともに、フルショ
ット(強打)を行ったときに芯がないボールであるとい
う印象をプレーヤーに与えてしまう。
【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、高い反発性を維持しつつ大きい打出し角を得ること
ができ、しかもフルショット時に芯を感じる打感が得ら
れるゴルフボールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、コアと、コアの周囲に形成された内層カバ
ーと、内層カバーの周囲に形成された外層カバーとを有
し、内層カバーに貫通凹部が形成されているとともに、
外層カバーの内面に前記貫通凹部に相応する突部が形成
され、前記突部が前記貫通凹部に入り込んだ状態で内層
カバーと外層カバーとが接合されているゴルフボールで
あって、前記突部の外層カバー側端面の面積Aとコア側
端面の面積aとの比a/Aが0.04〜0.80の範囲
にあり、かつ、内層カバーの外表面が形成する仮想球面
の表面積Sと前記突部の外層カバー側端面の面積Aの総
合計sとの比s/Sが0.05〜0.75の範囲にある
ことを特徴とするゴルフボールを提供する。
【0007】本発明のゴルフボールにおいて、外層カバ
ーの硬度を内層カバーの硬度より高くした場合、高硬度
の外層カバーに形成した突部が低硬度の内層カバー内に
入り込み、いわば低硬度の内層カバーに高硬度部分(突
部)が埋設された状態となる(以下、内層カバーと内層
カバーに埋設された突部とからなる層を中間層というこ
ともある)。この中間層は、上記構成により、柔軟な層
としての機能と、高硬度層としての機能とを併有してい
る。
【0008】そのため、本発明のゴルフボールに対し、
例えばドライバーやロングアイアンによってボールに極
めて強い外力が加わるフルショット(強打)を行った場
合、中間層の柔軟な層としての機能によって大きい打出
し角と低スピン特性が得られるとともに、突部が反力に
よりボールに加わった外力を強く受け止め、中間層の高
硬度層としての機能が強く働くため、十分な反発性と、
芯を感じる打感が得られる。
【0009】また、本発明のゴルフボールに対し、例え
ばミドルアイアンによってボールに加わる外力がフルシ
ョットに較べてやや弱い通常のショットを行った場合、
突部に生じる反力がフルショットの場合に較べて小さく
なり、ソフトな打感が得られるが、中間層の高硬度層と
しての機能はかなりの程度働くため、十分な反発性が得
られる。
【0010】さらに、本発明のゴルフボールに対し、例
えばショートアイアンでボールに加わる外力が弱いコン
トロールショットを行った場合、突部に生じる反力が小
さく、中間層の高硬度層としての機能は強く働かないた
め、ソフトな打感と、高スピン特性が得られる。
【0011】この場合、本発明では、突部のコア側端面
の面積を外層カバー側端面の面積より小さくし、突部を
先細りにしてあるので、ボールに加わった外力を突部が
良好に受け止めることができ、高い反発性をより効果的
に得ることができる。また、突部を先細りにすることに
より、コアと突部との接触面積が小さくなるとともに、
内層カバーがボールの中心に向かうほど柔らかくなるの
で、突部のせん断方向(接線方向)の変形が生じやすく
なる。そのため、ゴルフボールに接線方向に沿った外力
が加わるようなショット、例えばバックスピンを多くか
けるショットを行った場合に、突部のせん断方向の変形
が容易に生じ、ソフトな打感と、高スピン特性をより効
果的に得ることができる。
【0012】以下、本発明につきさらに詳しく説明す
る。本発明のゴルフボールにおいて、コアの材質に限定
はなく、例えばポリブタジエンゴム、ポリイソプレンゴ
ム、天然ゴム、シリコーンゴム等を主成分とする加硫ゴ
ムを用いることができるが、ポリブタジエンゴムを主成
分とする加硫ゴムを用いることが特に好ましい。また、
コアの100kg荷重負荷時の変形量は2.0mm〜
5.0mmの範囲にすることが好ましい。コアの上記変
形量が2.0mm未満であるとコアが硬すぎて打感が悪
くなることがあり、5.0mmを超えるとコアが柔らか
すぎて反発性を確保できない場合が生じる。なお、コア
は一種の材料からなる単層構造としてもよく、異種の材
料からなる層を積層した2層以上の多層構造としてもよ
い。
【0013】内層カバー及び外層カバーの材質にも限定
はなく、例えばアイオノマー樹脂、ウレタン系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂とポリエステル
系樹脂との混合物等から選ばれるものを用いることがで
きる。なお、内層カバー及び外層カバーはそれぞれ一種
の材料からなる単層構造としてもよく、異種の材料から
なる層を積層した2層以上の多層構造としてもよい。
【0014】本発明のゴルフボールでは、内層カバーに
貫通凹部、外層カバーの内面に上記貫通凹部に相応する
突部が形成され、突部が貫通凹部に入り込んだ状態で内
層カバーと外層カバーとが接合されている。この場合、
上記突部は先細りに形成されている。すなわち、図1に
示すように、突部の外層カバー側端面(内層カバーの外
表面が形成する仮想球面の一部をなす曲面)の面積A
と、コア側端面(突部のコア外表面と接している曲面)
の面積aとの比a/Aが0.04〜0.80の範囲にあ
る。上記比が0.04未満であると、ボールに加わった
外力を突部が良好に受け止めることができず、反発性の
点で不十分になることがある。また、上記比が0.80
を超えると、突部のせん断方向の変形が生じにくくな
り、ソフトな打感、高スピン特性の点で不十分になるこ
とがある。比a/Aのより好ましい範囲は、0.1〜
0.6、特に0.2〜0.5である。なお、突部の形状
は、例えば略円錐台状、略楕円錐台状、略多角錐台状な
どとすることができるが、略円錐台状とすることが特に
好ましい。
【0015】また、本発明のゴルフボールでは、内層カ
バーの外表面が形成する仮想球面(貫通凹部がないと想
定したときの内層カバーの外表面)の表面積Sと、前記
突部の外層カバー側端面の面積Aの総合計sとの比s/
Sを0.05〜0.75の範囲にする。この比が0.0
5未満であると、中間層の高硬度層としての機能が不十
分となり、フルショット時や通常のショット時に十分な
反発性が得られなかったり、フルショット時に芯を感じ
る打感が得られなくなったりする。また、上記比が0.
75を超えると、中間層の柔軟な層としての機能が不十
分となり、フルショット時に大きい打出し角を得られな
くなる。比s/Sのより好ましい範囲は、0.1〜0.
6、特に0.3〜0.5である。
【0016】本発明のゴルフボールでは、外層カバーの
ショアD硬度を内層カバーのショアD硬度より5以上高
くすることが好ましい。外層カバーと内層カバーの硬度
差がショアD硬度で5未満であると、内層カバーが硬す
ぎたり、外層カバーが柔らかすぎたり、あるいは内層カ
バーが柔らかすぎたり、外層カバーが硬すぎたりするこ
とになり、いずれの場合も中間層が柔軟な層としての機
能と高硬度層としての機能とを併有しなくなることがあ
る。上記硬度差のより好ましい範囲は、ショアD硬度で
7〜55、特に12〜40である。
【0017】また、内層カバーのショアD硬度は10〜
55の範囲とし、外層カバーのショアD硬度は40〜7
0の範囲とすることが、高弾道特性、良好な打感を得る
点で適当である。
【0018】さらに、前記比a/Aは、外層カバーが硬
くなるほど小さくし、外層カバーが柔らかくなるほど大
きくすることが好ましい。具体的には、突部の外層カバ
ー側端面の面積Aとコア側端面の面積aとの比a/A
と、外層カバーのショアD硬度dとが下記式(1)で示
される関係を満たすことが好ましい。 a/A≦−0.025d+1.81 ・・・(1) すなわち、本発明では、図2に示す範囲N内で比a/A
及び外層カバーのショアD硬度dを選択することが好ま
しい。
【0019】本発明では、突部の外層カバー側端面の面
積Aを1.0〜50mm2、特に3.0〜15mm2の範
囲とすることが好適である。面積Aが1.0mm2未満
であると突部の剛性が不十分となり、50mm2を超え
ると中間層の柔軟性を阻害することになる。
【0020】また、本発明では、突部の本数を50〜5
00本、特に100〜300本の範囲とすることが適当
である。突部の本数が50本未満であると突部の存在が
まばらになってその効果が不均一となり、500本を超
えると突部の密度が過多になって中間層の柔軟性を阻害
することになる。
【0021】さらに、外層カバーの突部非形成箇所の厚
みは0.5〜4.0mm、特に1.0〜2.0mmと
し、内層カバーの厚みは0.5〜4.0mm、特に1.
0〜2.0mmとすることが適当であるが、これに限定
されるものではない。
【0022】本発明において、突部はゴルフボールの法
線方向にほぼ沿って形成することが、ゴルフボールに加
わる外力に対して突部の反力が適切に働く点や、ボール
のシンメトリー性の点などで好ましい。この場合、法線
とは、ゴルフボール表面のある点をPとした場合に、点
Pを通り、点Pにおける接平面に垂直な直線をいうもの
で、この法線は点Pとゴルフボールの中心とを結ぶ線
(径線)に該当する。したがって、ほぼ法線方向に沿っ
た突部とは、軸線が実質的にゴルフボールの径線に沿っ
た突部である。
【0023】なお、本発明のゴルフボールの大きさ及び
重量はゴルフ規則に従うものであり、直径42.67m
m以上、重さ45.93g以下に形成することができ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】図3は本発明に係るゴルフボール
の一実施形態例を示す断面図である。図3に示すゴルフ
ボール2は、コア4と、コア4の周囲に形成された低硬
度の内層カバー6と、内層カバー6の周囲に形成された
高硬度の外層カバー8とを具備する3層構造のマルチピ
ースソリッドゴルフボールである。コア4の100kg
荷重負荷時の変形量は2.0mm〜5.0mmの範囲に
ある。また、内層カバー6はショアD硬度10〜55の
樹脂、外層カバー8はショアD硬度40〜70の樹脂に
より形成されており、外層カバー8のショアD硬度は内
層カバー6のショアD硬度より5以上高い。
【0025】本例のゴルフボール2では、内層カバー6
に多数の貫通凹部10が形成されているとともに、外層
カバー8の内面に前記貫通凹部10に相応する多数の突
部12が形成され、突部12が貫通凹部10に入り込ん
だ状態で内層カバー6と外層カバー8とが接合されてい
る。突部12は、軸線が法線X方向に沿った略円錐台状
のものであり、突部12の外層カバー側端面の面積A
と、コア側端面の面積aとの比a/A(図1参照)は
0.04〜0.80の範囲にある。また、内層カバー6
の外表面が形成する仮想球面の表面積Sと、突部12の
外層カバー側端面の面積Aの総合計sとの比s/Sは
0.05〜0.75の範囲にある。さらに、突部12の
外層カバー側端面の面積Aとコア側端面の面積aとの比
a/Aと、外層カバー8のショアD硬度dとは前記式
(1)で示される関係を満たす。また、突部12の外層
カバー側端面の面積Aは1mm2〜50mm2の範囲にあ
り、突部12の本数は50〜500本の範囲にある。
【0026】本例のゴルフボール2は、例えば次の手順
で製造することができるが、これに限定されるものでは
ない。 (1)加硫ゴムからなるコア4を圧縮成形によって作製
した後、コア4の周面上に、多数の貫通凹部10を有す
る内層カバー6を成形する。内層カバー6の成形は、例
えば、キャビティ面に多数の貫通凹部形成用突起を有す
る金型を用いてコア4の周囲に内層カバー6を射出成形
する方法、多数の貫通凹部10を有する半球カップ体を
射出成形又は圧縮成形によって作製した後、この半球カ
ップ体2個を用いてコア4の周囲に内層カバー6を圧縮
成形する方法等によって行うことができる。 (2)内層カバー6の周囲に外層カバー8を射出成形
し、同時にディンプルを形成する。この場合、必要に応
じ、貫通凹部10内に外層カバー8の樹脂がよく流れ込
むように、金型内を真空ポンプで吸引して負圧にする。
【0027】
【実施例】表1に示した実施例1〜2及び比較例1〜5
のゴルフボールを製造した。表1中の基材ゴムとしては
日本合成ゴム社製のポリブタジエンゴムJSR−BR0
1と同BR11とを重量比50:50で配合したもの、
加硫剤としてはジクミルパーオキサイド(日本油脂社製
パークミルD)、硬化剤としてはアクリル酸亜鉛を用い
た。また、表1中の内層カバー配合のポリエステルとし
ては東レ・デュポン社製ハイトレルH4047を単独で
用い、アイオノマーBとしてはデュポン社製サーリン8
120と三井・デュポンポリケミカル社製ハイミラン1
855とを重量比65:35でブレンドしたものを用い
た。外層カバー配合のアイオノマーAは、ハイミラン1
605と同1706とを重量比50:50でブレンドし
たものである。なお、表1中のボール硬度は、100k
g荷重負荷時のボールの変形量である。また、表1中の
突部の長さの比率は、内層カバーの凹部非形成箇所の厚
みに対する突部の法線方向の長さの割合である。
【0028】
【表1】
【0029】実施例、比較例のゴルフボールの飛び試験
及び打感試験を下記のようにして実施した。
【0030】[飛び試験]打撃試験機を用いて下記の値
を測定した。 ・1番ウッド(W1)によりヘッドスピード45m/s
(HS45)で打撃を行ったときの初速、スピン量及び
飛距離 ・5番アイアン(I5)によりヘッドスピード40m/
s(HS40)で打撃を行ったときのスピン量 ・サンドウエッジ(SW)によりヘッドスピード25m
/s(HS25)で打撃を行ったときのスピン量
【0031】結果を表1に示す。表1より、実施例1〜
2の本発明ゴルフボールは、本発明の要件を満足しない
比較例のボール、すなわちa/Aが1の比較例1のボー
ル、a/Aが0の比較例2のボール、a/Aが0.9の
比較例3のボール、s/Sが0.8の比較例4のボー
ル、内層カバーの凹部が貫通凹部でない比較例5のボー
ルに比べ、1番ウッドでの打撃時におけるスピン量が少
なく(低スピン特性)、キャリー飛距離及びトータル飛
距離が共に優位であることがわかる。また、本発明ゴル
フボールは、比較例のボールと比べて、5番アイアン及
びサンドウエッジでの打撃時におけるスピン量が同等か
多いことがわかる。
【0032】
【発明の効果】本発明のゴルフボールは、高い反発性を
維持しつつ大きい打出し角を得ることができ、しかもフ
ルショット時に芯を感じる打感が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフボールの突起の一例を示す
斜視図である。
【図2】突部の外層カバー側端面の面積Aとコア側端面
の面積aとの比a/Aと、外層カバーのショアD硬度d
との関係を示すグラフである。
【図3】本発明に係るゴルフボールの一実施形態を示す
断面図である。
【符号の説明】
2 ゴルフボール 4 コア 6 内層カバー 8 外層カバー 10 貫通凹部 12 突部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 丸子 高志 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内 (72)発明者 仲村 篤史 埼玉県秩父市大野原20番地 ブリヂストン スポーツ株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアと、コアの周囲に形成された内層カ
    バーと、内層カバーの周囲に形成された外層カバーとを
    有し、内層カバーに貫通凹部が形成されているととも
    に、外層カバーの内面に前記貫通凹部に相応する突部が
    形成され、前記突部が前記貫通凹部に入り込んだ状態で
    内層カバーと外層カバーとが接合されているゴルフボー
    ルであって、前記突部の外層カバー側端面の面積Aとコ
    ア側端面の面積aとの比a/Aが0.04〜0.80の
    範囲にあり、かつ、内層カバーの外表面が形成する仮想
    球面の表面積Sと前記突部の外層カバー側端面の面積A
    の総合計sとの比s/Sが0.05〜0.75の範囲に
    あることを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】 外層カバーのショアD硬度が内層カバー
    のショアD硬度より5以上高い請求項1に記載のゴルフ
    ボール。
  3. 【請求項3】 内層カバーのショアD硬度が10〜40
    の範囲にあり、外層カバーのショアD硬度が40〜70
    の範囲にある請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】 突部の外層カバー側端面の面積Aとコア
    側端面の面積aとの比a/Aと、外層カバーのショアD
    硬度dとが下記式(1)で示される関係を満たす請求項
    1〜3のいずれか1項に記載のゴルフボール。 a/A≦−0.025d+1.81 ・・・(1)
  5. 【請求項5】 突部の外層カバー側端面の面積Aが1.
    0mm2〜50mm2の範囲にある請求項1〜4のいずれ
    か1項に記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】 突部の本数が50〜500本の範囲にあ
    る請求項1〜5のいずれか1項に記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】 コアの100kg荷重負荷時の変形量が
    2.0mm〜5.0mmの範囲にある請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載のゴルフボール。
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