JP2000340272A - ピンと巻線の接続構造 - Google Patents

ピンと巻線の接続構造

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JP2000340272A
JP2000340272A JP11144743A JP14474399A JP2000340272A JP 2000340272 A JP2000340272 A JP 2000340272A JP 11144743 A JP11144743 A JP 11144743A JP 14474399 A JP14474399 A JP 14474399A JP 2000340272 A JP2000340272 A JP 2000340272A
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JP
Japan
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pin
winding
tip
connection structure
width
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JP11144743A
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English (en)
Inventor
Kozo Makiuchi
浩三 牧内
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Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ピンの先端部に段部を形成し、ピ
ンに巻回した巻線のずり落ちを防止することにより、半
田付時のピンと巻線の接続強度の向上、生産性の向上等
を得ることを目的とする。 【解決手段】 本発明によるピンと巻線の接続構造は、
先端部(1a)に形成された段部(20)を有し、この段部(20)
の先端側(7aA)の第1幅(W1)は、前記段部(20)よりも後
方の後端側(7aB)の第2幅(W2)よりも小であり、前記先
端側(7aA)と後端側(7aB)の両方に巻線(8)が巻回されて
いる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピンと巻線の接続
構造に関し、特に、巻線をピンの外周に巻付ける際に、
段部をピンに形成した後に巻付けることにより、巻線の
巻回後の下がりを防止し、確実な接続を達成するための
新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、用いられていたこの種のピンと巻
線の接続構造としては、例えば、図5から図8で示され
る構成が採用されていた。すなわち、図5から図8にお
いて符号1で示されるものは、例えば、レゾルバ等の回
転検出器(図示せず)に設けられたピンであり、このピ
ン1に一体に接続されたピン基部2には、この回転検出
器のリード線3が接続されている。
【0003】前記ピン1は、図6に示されるように、前
記ピン基部2に一体に接続された平板状のピン本体4の
両側を折り曲げ部5で内側(手前)に折り曲げて曲折部
6,7を形成し、この各曲折部6,7の内端6a,7a
がピン1の幅方向Wの中心に向かって互いに対向配置さ
れて二枚状に重ねて形成され、各曲折部6,7は所定の
半径の円弧部(一般にアールと呼称)が形成されてい
る。
【0004】前記ピン1の先端部1aの外周には、前記
リード線3にピン1を介して接続するための回転検出器
等の巻線8の端部が数回巻回されて接続され、この巻線
8とピン1の先端部1aとは、半田付によって強固に接
続され、その半田付範囲9は図5で示される通りであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のピンと巻線の接
続構造は、以上のように構成されていたため、次のよう
な課題が存在していた。すなわち、巻線機によって回転
検出器のステータに巻線後、その巻線をピンに巻回した
後に、巻線を切断する場合、ピンの両側が円弧状である
ため、このピンの部分では切断されず、巻線機による引
張りによって切断される場合もあるため、切断端がピン
から離れた位置となり、人手による揃え直しやピン部分
での切断直し作業が必要となっていた。また、ピンの先
端部の両側は円弧部(アール形状)であるため、巻線後
に巻線がずり落ちることがあり、巻線後に修正作業をす
る必要があった。また、前述のように巻線が下へずり落
ちた状態で半田付けを行うと、所定巻数分の巻線をピン
に半田付けすることができない場合もあった。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、巻線をピンの外周に巻付け
る際に、段部をピンに形成した後に巻付けることによ
り、巻線の巻回後の下がりを防止し、確実な接続を達成
するようにしたピンと巻線の接続構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるピンと巻線
の接続構造は、ピンの先端部に巻線を巻付け、半田によ
って前記巻線を前記ピンに固定するようにしたピンと巻
線の接続構造において、前記先端部に形成された段部を
有し、前記段部の先端側の第1幅は、前記段部よりも後
方の後端側の第2幅よりも小であり、前記先端側と後端
側の両方に前記巻線が巻回されている構成であり、ま
た、前記ピンは、平板状のピン本体の両側を幅方向の中
心に向かって折り曲げた曲折部を有し、前記各曲折部は
所定の半径の円弧部で形成されている構成であり、ま
た、前記ピンは、前記ピンと一体でかつ前記ピンの長手
方向に対して直交する方向に延設されたピン基部を有
し、前記ピンとピン基部は一体でかつ全体形状がほぼL
字型をなし、前記ピン基部にはリード線が接続されてい
る構成であり、また、前記ピン及びピン基部は、回転検
出器に設けられている構成であり、さらに、前記段部の
先端側の側部には、ほぼ90°の角部が形成されている
構成である。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるピ
ンと巻線の接続構造の好適な実施の形態について説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用
いて説明する。図1から図4において符号1で示される
ものは、例えば、レゾルバ等の回転検出器(図示せず)
ら設けられたピンであり、このピン1に一体に接続され
たピン基部2には、この回転検出器のリード線3が接続
されている。
【0009】前記ピン1は、図2で示されるように、前
記ピン基部2に一体に接続された平板状のピン本体4の
両側を折り曲げ部5で内側(手前)に折り曲げて曲折部
6,7を形成し、この各曲折部6,7の内端6a,7a
がピン1の幅方向Wの中心に向かって互いに対向配置さ
れて二枚状に重ねて形成され、各曲折部6,7は所定の
半径の円弧部(一般にアールと呼称)が形成されてい
る。
【0010】前記ピン1の先端部1aの一方の側部に
は、前述の一方の曲折部6の上部を切除して形成された
段部20が形成されており、この段部20の上部すなわ
ち先端側には、1対のほぼ90°の形状を有する角部2
1が形成されている。
【0011】前記ピン1の先端部1aの外周には、前記
リード線3にピン1を介して接続するための回転検出器
等の巻線8の端部が数回巻回されて接続され、この巻線
8とピン1の先端部1aとは、半田付によって強固に接
続され、その半田付範囲9は図5で示される通りであ
る。
【0012】前記巻線8は、前記段部20の上部の先端
側7aAに数回、前記段部20の下部の後端側7aBに
数回、各々巻回されており、前記先端側7aAの第1幅
1は、前記後端側7aBの第2幅W2よりも小であるよ
うに構成されている。従って、前述の段部20よりも上
方の先端側7aAに巻回された巻線8は、この段部20
に当接して下方へずり落ちることがないため、前記後端
側7aBに巻回された巻線8のずり落ちも効果的に防止
される。なお、前述のピン1は、両側が曲折された形状
の場合について述べたが、一枚状又は断面丸又は4角等
の棒状ピンについても同様の作用効果を得ることができ
る。また、回転検出器に限らず、あらゆる電子機器に応
用できる。
【0013】
【発明の効果】本発明によるピンと巻線の接続構造は、
以上のように構成されているため、次のような効果を得
ることができる。すなわち、ピン先端部に段部が形成さ
れているため、ピンに巻回した巻線のずり落ちを効果的
に防止することができる。また、段部上方に角部が形成
されているため、巻線機によって巻回された巻線がこの
角部で切断されるため、従来のように途中で切れること
がなく、作業者の後作業を省略することができる。ま
た、半田付範囲に位置する巻線の巻回数が安定するた
め、ピンに対する巻線の接続強度が安定する。従って、
ピンに巻線を接続する際の作業者による後作業を大幅に
省略でき、歩留まりの向上及び生産効率の向上を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるピンと巻線の接続構造を示す構成
図である。
【図2】図3のA部を示す拡大斜視図である。
【図3】図4の右側面図である。
【図4】本発明によるピンとピン基部の構造を示す構成
図である。
【図5】従来構成を示す斜視図である。
【図6】図5の要部を示す斜視図である。
【図7】従来のピンを示す構成図である。
【図8】従来のピンの全体を示す構成図である。
【符号の説明】
1 ピン 1a 先端部 2 ピン基部 4 ピン本体 6,7 曲折部 8 巻線 7aA 先端側 7aB 後端側 20 段部 W1 第1幅 W2 第2幅 W 幅方向

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピン(1)の先端部(1a)に巻線(8)を巻付
    け、半田によって前記巻線(8)を前記ピン(1)に固定する
    ようにしたピンと巻線の接続構造において、前記先端部
    (1a)に形成された段部(20)を有し、前記段部(20)の先端
    側(7aA)の第1幅(W1)は、前記段部(20)よりも後方の後
    端側(7aB)の第2幅(W2)よりも小であり、前記先端側(7a
    A)と後端側(7aB)の両方に前記巻線(8)が巻回されている
    構成よりなることを特徴とするピンと巻線の接続構造。
  2. 【請求項2】 前記ピン(1)は、平板状のピン本体(4)の
    両側を幅方向(W)の中心に向かって折り曲げた曲折部(6,
    7)を有し、前記各曲折部(6,7)は所定の半径の円弧部で
    形成されていることを特徴とする請求項1記載のピンと
    巻線の接続構造。
  3. 【請求項3】 前記ピン(1)は、前記ピン(1)と一体でか
    つ前記ピン(1)の長手方向に対して直交する方向に延設
    されたピン基部(2)を有し、前記ピン(1)とピン基部(2)
    は一体でかつ全体形状がほぼL字型をなし、前記ピン基
    部(2)にはリード線(3)が接続されていることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のピンと巻線の接続構造。
  4. 【請求項4】 前記ピン(1)及びピン基部(2)は、回転検
    出器に設けられていることを特徴とする請求項1ないし
    3の何れかに記載のピンと巻線の接続構造。
  5. 【請求項5】 前記段部(20)の先端側(7aA)の側部に
    は、ほぼ90°の角部(21)が形成されていることを特徴
    とする請求項1ないし4の何れかに記載のピンと巻線の
    接続構造。
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