JP2000340209A - 電気化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ - Google Patents
電気化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタInfo
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- JP2000340209A JP2000340209A JP11148813A JP14881399A JP2000340209A JP 2000340209 A JP2000340209 A JP 2000340209A JP 11148813 A JP11148813 A JP 11148813A JP 14881399 A JP14881399 A JP 14881399A JP 2000340209 A JP2000340209 A JP 2000340209A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Cell Separators (AREA)
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結晶性が高く、強度の強い微多孔膜を用いた
固体状電解質を用いることで、さらなる薄層化を可能と
し、電池特性を向上させ、短絡の発生を抑制可能な電気
化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパ
シタを実現すし、特に可塑剤等を用いることなく電解質
膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固体
電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次電
池、電気二重層キャパシタを実現する。 【解決手段】 結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔
膜を有する固体状電解質を有し、前記微多孔膜は、空孔
率:50%以上、孔径:0.02μm 以上、1μm 以下
である電気化学素子、およびこれを利用したリチウムイ
オン二次電池、電気二重層キャパシタとした。
固体状電解質を用いることで、さらなる薄層化を可能と
し、電池特性を向上させ、短絡の発生を抑制可能な電気
化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパ
シタを実現すし、特に可塑剤等を用いることなく電解質
膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固体
電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次電
池、電気二重層キャパシタを実現する。 【解決手段】 結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔
膜を有する固体状電解質を有し、前記微多孔膜は、空孔
率:50%以上、孔径:0.02μm 以上、1μm 以下
である電気化学素子、およびこれを利用したリチウムイ
オン二次電池、電気二重層キャパシタとした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高分子材料の微多孔
膜の利用に関し、この微多孔膜は電池用セパレータ、あ
るいは電解材料として、または電気2重層キヤパシタ用
のセパレータ、あるいは電解質材料として用いられるも
のである。さらには同様に電気化学反応を利用した電気
化学素子に応用されるものである。ここでいう電気化学
素子とは電気化学反応を利用した素子を意味する。
膜の利用に関し、この微多孔膜は電池用セパレータ、あ
るいは電解材料として、または電気2重層キヤパシタ用
のセパレータ、あるいは電解質材料として用いられるも
のである。さらには同様に電気化学反応を利用した電気
化学素子に応用されるものである。ここでいう電気化学
素子とは電気化学反応を利用した素子を意味する。
【0002】
【従来の技術】電気化学反応を利用した素子として電
池、電気二重層キャパシタ、エレクトロクロミック表示
装置といった電気化学素子が知られている。
池、電気二重層キャパシタ、エレクトロクロミック表示
装置といった電気化学素子が知られている。
【0003】現在さまざま形の電池がエレクトロニクス
の分野から自動車用途、あるいは電力貯蔵を目的とした
大型のものまで広く利用されている。このような電池
は、通常電解液として液体が用いられているが、これを
固体状に置き換えることにより、液漏れの防止、あるい
はシート構造化が可能になることから、次世代タイプの
電池として注目されている。
の分野から自動車用途、あるいは電力貯蔵を目的とした
大型のものまで広く利用されている。このような電池
は、通常電解液として液体が用いられているが、これを
固体状に置き換えることにより、液漏れの防止、あるい
はシート構造化が可能になることから、次世代タイプの
電池として注目されている。
【0004】特に、現在ノートブックパソコン等の携帯
機器の分野で急速に利用されているリチウムイオン二次
電池等の、シート化、あるいは積層小型化が実現できれ
ば、さらに応用展開が加速されるものと期待されてい
る。
機器の分野で急速に利用されているリチウムイオン二次
電池等の、シート化、あるいは積層小型化が実現できれ
ば、さらに応用展開が加速されるものと期待されてい
る。
【0005】こうした固体状の電解質を用いる場合、セ
ラミックス材料、高分子材料、あるいはそれらを複合的
に用いた材料が種々提案されている。中でも高分子電解
質を電解液を用いて可塑化したゲル電解質は、液体系の
高導電率と高分子系のプラスチック性を兼ね備えてお
り、電解質開発の上で有望視されている。ところで、こ
のような高分子電解質を用いた電池の長所の一つとして
薄型大面積化、すなわちシート状形態化を可能にする点
が挙げられる。これにより、さらに応用用途の展開が加
速される。今までにこのようなゲル化した電解質材料を
電池材料に適用した例としては、すでにUSP3989
540号により開示されており、さらには近年USP5
296318号、USP5418091号に示される可
塑化したPVDF系コポリマーを利用した電池が知られ
ている。特にUSP5296318号、USP5418
091号で開示された電池は、従来のゲル電解質を用い
た電池に比べ放電特性に優れており、USP55407
41号に示されているように、電池としてレート特性に
非常に優れたものが得られている。
ラミックス材料、高分子材料、あるいはそれらを複合的
に用いた材料が種々提案されている。中でも高分子電解
質を電解液を用いて可塑化したゲル電解質は、液体系の
高導電率と高分子系のプラスチック性を兼ね備えてお
り、電解質開発の上で有望視されている。ところで、こ
のような高分子電解質を用いた電池の長所の一つとして
薄型大面積化、すなわちシート状形態化を可能にする点
が挙げられる。これにより、さらに応用用途の展開が加
速される。今までにこのようなゲル化した電解質材料を
電池材料に適用した例としては、すでにUSP3989
540号により開示されており、さらには近年USP5
296318号、USP5418091号に示される可
塑化したPVDF系コポリマーを利用した電池が知られ
ている。特にUSP5296318号、USP5418
091号で開示された電池は、従来のゲル電解質を用い
た電池に比べ放電特性に優れており、USP55407
41号に示されているように、電池としてレート特性に
非常に優れたものが得られている。
【0006】しかしながら、USP5296318号、
USP5418091号、USP5540741号に開
示された材料系は、優れたレート特性を示すものの、作
製上の問題があった。すなわち、この系で用いられてい
るPVDF系コポリマーは、電解液により膨潤しやす
く、また、コポリマー化しているため、例えば、同じP
VDF系ホモポリマーに比べ変形しやすく、強度も弱く
なっている。これは、PVDFをコポリマー化したため
に生じる問題であり、結晶化が低いことによるもので、
材料の本質的なな性質に起因すると考えられる。その緒
果として、実用上使用可能な膜厚としては60μm 以上
を必要としてしまう。このため、従来の溶液を用いたリ
チウムイオン電池において使用されているセパレータ
が、通常25μm 程度であることに比べ膜厚の点で不利
となることは否定できない。そして、容量を増加させて
いくにつれて溶液系に比べ膜厚の点が障害になって薄型
化を図る上で、ゲル電解質を用いた電池としての特徴を
活かすまでに至っていない。
USP5418091号、USP5540741号に開
示された材料系は、優れたレート特性を示すものの、作
製上の問題があった。すなわち、この系で用いられてい
るPVDF系コポリマーは、電解液により膨潤しやす
く、また、コポリマー化しているため、例えば、同じP
VDF系ホモポリマーに比べ変形しやすく、強度も弱く
なっている。これは、PVDFをコポリマー化したため
に生じる問題であり、結晶化が低いことによるもので、
材料の本質的なな性質に起因すると考えられる。その緒
果として、実用上使用可能な膜厚としては60μm 以上
を必要としてしまう。このため、従来の溶液を用いたリ
チウムイオン電池において使用されているセパレータ
が、通常25μm 程度であることに比べ膜厚の点で不利
となることは否定できない。そして、容量を増加させて
いくにつれて溶液系に比べ膜厚の点が障害になって薄型
化を図る上で、ゲル電解質を用いた電池としての特徴を
活かすまでに至っていない。
【0007】また、集電体として用いられているエキス
パンドメタルがゲル電解質に食い込むため、それに対応
してPVDFコポリマーが局所的に薄くなる部分を生
じ、その結果、短絡しやすくなり、電池製作上の大きな
障害となっていた。
パンドメタルがゲル電解質に食い込むため、それに対応
してPVDFコポリマーが局所的に薄くなる部分を生
じ、その結果、短絡しやすくなり、電池製作上の大きな
障害となっていた。
【0008】さらに、電解液を含浸させたPVDF系の
コポリマーを高温下に保存したところ、ホモポリマーと
異なり、電解液が溶出するという現象も確認されてい
る。
コポリマーを高温下に保存したところ、ホモポリマーと
異なり、電解液が溶出するという現象も確認されてい
る。
【0009】以上をまとめると、PVDF系コポリマー
を用いたゲル化電解質の課題として下記の項目を挙げる
ことができる。 1.強度が弱い。 2.膜厚60μm 以下は作製がきわめて困難である。 3.短絡しやすい。 4.高温特性に劣る。
を用いたゲル化電解質の課題として下記の項目を挙げる
ことができる。 1.強度が弱い。 2.膜厚60μm 以下は作製がきわめて困難である。 3.短絡しやすい。 4.高温特性に劣る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、結晶
性が高く、強度の強い微多孔膜を用いた固体状電解質を
用いることで、さらなる薄層化を可能とし、電池特性を
向上させ、短絡の発生を抑制可能な電気化学素子、リチ
ウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタを実現する
ことである。
性が高く、強度の強い微多孔膜を用いた固体状電解質を
用いることで、さらなる薄層化を可能とし、電池特性を
向上させ、短絡の発生を抑制可能な電気化学素子、リチ
ウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタを実現する
ことである。
【0011】また、特に可塑剤等を用いることなく電解
質膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固
体電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次
電池、電気二重層キャパシタを実現することである。
質膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固
体電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次
電池、電気二重層キャパシタを実現することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点に鑑
み、本発明者らはPVDF系ホモポリマーについて、P
VDF系コポリマーの欠点を解消すべく、かつPVDF
ホモポリマーの欠点を補うことが可能な材料系を見いだ
すべく種々の検討を行った。
み、本発明者らはPVDF系ホモポリマーについて、P
VDF系コポリマーの欠点を解消すべく、かつPVDF
ホモポリマーの欠点を補うことが可能な材料系を見いだ
すべく種々の検討を行った。
【0013】そして、下記の3点に対する検討を行い、
改良を加えることで、上記公知文献と同等の機能を有す
る電解質が得られることを見いだした。 (1)セラミックス材料のシート化膜。 (2)PVDFホモポリマー粒子を分散させた膜。 (3)PVDFホモポリマー微多孔膜を電極に接着容易
に改良する。
改良を加えることで、上記公知文献と同等の機能を有す
る電解質が得られることを見いだした。 (1)セラミックス材料のシート化膜。 (2)PVDFホモポリマー粒子を分散させた膜。 (3)PVDFホモポリマー微多孔膜を電極に接着容易
に改良する。
【0014】本発明は、上記(3)に対する検討を進
め、優れた電解質膜を得られるに至った。また本発明で
得られた電解質膜は、公知文献に示されるように可塑剤
を用いていないため、作製された膜構造は、公知例の材
料とは全く異なる構造を呈している。
め、優れた電解質膜を得られるに至った。また本発明で
得られた電解質膜は、公知文献に示されるように可塑剤
を用いていないため、作製された膜構造は、公知例の材
料とは全く異なる構造を呈している。
【0015】すなわち、現在まで知られているゲル電解
質について詳細に検討した結果、原理的に以下の3種類
に大別されることが明らかになった。
質について詳細に検討した結果、原理的に以下の3種類
に大別されることが明らかになった。
【0016】1.化学ゲル、あるいは物理ゲルを膨潤さ
せた電解質膜。 2.可塑剤により微多孔質を同時に作製した電解質膜
で、これは1のゲル化膜に微多孔が存在する構造であ
り、機能としてはゲル化膜、微多孔の両方が電解質の役
割を果たしている。上記公知例で開示されている可塑剤
を用いた電解質膜はこれに相当する。 3.微多孔化した電解質膜で、これは微多孔が3次元的
に存在すること、および膜材料が電解液との膨潤性があ
り、保液できることが特徴となっている。この微多孔
は、上記2のものに比べて孔径が大きくなっている。
せた電解質膜。 2.可塑剤により微多孔質を同時に作製した電解質膜
で、これは1のゲル化膜に微多孔が存在する構造であ
り、機能としてはゲル化膜、微多孔の両方が電解質の役
割を果たしている。上記公知例で開示されている可塑剤
を用いた電解質膜はこれに相当する。 3.微多孔化した電解質膜で、これは微多孔が3次元的
に存在すること、および膜材料が電解液との膨潤性があ
り、保液できることが特徴となっている。この微多孔
は、上記2のものに比べて孔径が大きくなっている。
【0017】すなわち、上記目的は以下の構成により達
成される。 (1) 結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔膜を有
する固体状電解質を有し、前記微多孔膜は、空孔率:5
0%以上、孔径:0.02μm 以上、1μm 以下である
電気化学素子。 (2) 前記微多孔膜は、溶融粘度1500Pa・s
-1(230℃、100s-1)以上の材料により形成され
ている上記(1)の電気化学素子。 (3) 前記微多孔膜は、ポリフッ化ビニリデンホモポ
リマーにより形成されている上記(1)または(2)の
電気化学素子。 (4) 前記微多孔膜は、融点が150℃以上、融解熱
が30J/g以上の材料により形成されている上記(1)
〜(3)のいずれかの電気化学素子。 (5) リチウムイオン二次電池である上記(1)〜
(4)のいずれかの電気化学素子。 (6) 電気二重層キャパシタである上記(1)〜
(5)のいずれかの電気化学素子。
成される。 (1) 結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔膜を有
する固体状電解質を有し、前記微多孔膜は、空孔率:5
0%以上、孔径:0.02μm 以上、1μm 以下である
電気化学素子。 (2) 前記微多孔膜は、溶融粘度1500Pa・s
-1(230℃、100s-1)以上の材料により形成され
ている上記(1)の電気化学素子。 (3) 前記微多孔膜は、ポリフッ化ビニリデンホモポ
リマーにより形成されている上記(1)または(2)の
電気化学素子。 (4) 前記微多孔膜は、融点が150℃以上、融解熱
が30J/g以上の材料により形成されている上記(1)
〜(3)のいずれかの電気化学素子。 (5) リチウムイオン二次電池である上記(1)〜
(4)のいずれかの電気化学素子。 (6) 電気二重層キャパシタである上記(1)〜
(5)のいずれかの電気化学素子。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の電気化学素子は、結晶性
が高く、耐溶剤性に優れた微多孔膜を有する固体状電解
質を有し、前記微多孔膜は、空孔率:50%以上、孔
径:0.02μm 以上、1μm 以下のものである。
が高く、耐溶剤性に優れた微多孔膜を有する固体状電解
質を有し、前記微多孔膜は、空孔率:50%以上、孔
径:0.02μm 以上、1μm 以下のものである。
【0019】このように、微多孔膜の空孔率と孔径を所
定の値に調整することにより、優れた特性の固体状電解
質を得ることができる。
定の値に調整することにより、優れた特性の固体状電解
質を得ることができる。
【0020】微多孔膜の空孔率は50%以上、好ましく
は50〜90%、より好ましくは70〜80%である。
また、孔径は0.02μm 以上、1μm 以下、好ましく
は0.04μm 以上、0.8μm 以下、より好ましくは
0.1μm 以上、0.6μm以下である。微多孔膜の膜
厚は、好ましくは20〜80μm 、より好ましくは25
〜45μm である。
は50〜90%、より好ましくは70〜80%である。
また、孔径は0.02μm 以上、1μm 以下、好ましく
は0.04μm 以上、0.8μm 以下、より好ましくは
0.1μm 以上、0.6μm以下である。微多孔膜の膜
厚は、好ましくは20〜80μm 、より好ましくは25
〜45μm である。
【0021】微多孔膜は、融点が好ましくは150℃以
上、特に160〜170℃、融解熱が好ましくは30J
/g以上、特に40〜60J/gの材料により形成されて
いることが好ましい。
上、特に160〜170℃、融解熱が好ましくは30J
/g以上、特に40〜60J/gの材料により形成されて
いることが好ましい。
【0022】結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔膜
としては特に限定されるものではないが、フッ素系の樹
脂が好ましく、特にフッ化ビニリデン単位を含有するも
のが好ましい。
としては特に限定されるものではないが、フッ素系の樹
脂が好ましく、特にフッ化ビニリデン単位を含有するも
のが好ましい。
【0023】このようなフッ素系高分子としては、例え
ば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリ
デン−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体
〔P(VDF−HFP)〕、フッ化ビニリデン−塩化3
フッ化エチレン(CTFE)共重合体〔P(VDF−C
TFE)〕、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピ
レンフッ素ゴム〔P(VDF−HFP)〕、フッ化ビニ
リデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレンフッ素ゴム〔P(VDF−TFE−HFP)〕、
フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテルフッ素ゴム等が好ましい。
なかでもポリフッ化ビニリデンホモポリマーが特に好ま
しい。
ば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、フッ化ビニリ
デン−ヘキサフルオロプロピレン(HFP)共重合体
〔P(VDF−HFP)〕、フッ化ビニリデン−塩化3
フッ化エチレン(CTFE)共重合体〔P(VDF−C
TFE)〕、フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピ
レンフッ素ゴム〔P(VDF−HFP)〕、フッ化ビニ
リデン−テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロ
ピレンフッ素ゴム〔P(VDF−TFE−HFP)〕、
フッ化ビニリデン−テトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテルフッ素ゴム等が好ましい。
なかでもポリフッ化ビニリデンホモポリマーが特に好ま
しい。
【0024】本発明で使用される微多孔膜の製造方法は
公知の方法を用いればよい。
公知の方法を用いればよい。
【0025】具体的には、可塑剤を導入、抽出して空孔
を作製する方法、あるいは無機材料系のフィラーを混合
させて空孔を作製する方法、樹脂を可溶性の溶媒に溶解
させた後、溶媒成分のみを抽出する方法等を挙げること
ができる。
を作製する方法、あるいは無機材料系のフィラーを混合
させて空孔を作製する方法、樹脂を可溶性の溶媒に溶解
させた後、溶媒成分のみを抽出する方法等を挙げること
ができる。
【0026】上記の方法に限定されず、本発明の微多孔
膜は、空孔率が所定の範囲に調整されていればいかなる
方法により製造されたものであってもよい。
膜は、空孔率が所定の範囲に調整されていればいかなる
方法により製造されたものであってもよい。
【0027】<結着剤>上記微多孔膜と電極との接着性
を向上させるための結着剤を使用してもよい。具体的に
は、ユニストール(三井化学社製)、SBR(日本ゼオ
ン社製)、アクアテックス(中央理化社製)、アドコー
ト(モートン社製)等のポリオレフィン系接着剤等を挙
げることができ、なかでもアクアテック等が好ましい。
を向上させるための結着剤を使用してもよい。具体的に
は、ユニストール(三井化学社製)、SBR(日本ゼオ
ン社製)、アクアテックス(中央理化社製)、アドコー
ト(モートン社製)等のポリオレフィン系接着剤等を挙
げることができ、なかでもアクアテック等が好ましい。
【0028】結着剤は、水、あるいはトルエン等の有機
溶剤に溶解、あるいは分散させて、散布、塗布等により
微多孔膜に付着・配置される。
溶剤に溶解、あるいは分散させて、散布、塗布等により
微多孔膜に付着・配置される。
【0029】<電解液>電解液は一般に電解質塩と溶媒
よりなる。リチウム電池への応用を考えると電解質塩に
はリチウムが含有されている必要があり、具体的にはL
iPF6 、LiClO4 、LiBF4 、LiAsF6 、
LiSO3 CF3 、LiN(CF3 SO 2 )2 等の電解
質塩が適用可能である。また、電気2重層キャパシタに
用いる場合は、上記のLiを含むアルカリ金属塩の他
に、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ホウフッ化テ
トラエチルアンモニウム等の四級アンモニウム塩等が使
用できる。その他、応用する電気化学デバイスに応じ
て、後述の溶媒と相溶する電解質塩を適宜選択すればよ
い。このような電解質塩は単独で用いてもよいし、複数
の塩を所定の比率で混合して用いてもよい。
よりなる。リチウム電池への応用を考えると電解質塩に
はリチウムが含有されている必要があり、具体的にはL
iPF6 、LiClO4 、LiBF4 、LiAsF6 、
LiSO3 CF3 、LiN(CF3 SO 2 )2 等の電解
質塩が適用可能である。また、電気2重層キャパシタに
用いる場合は、上記のLiを含むアルカリ金属塩の他
に、過塩素酸テトラエチルアンモニウム、ホウフッ化テ
トラエチルアンモニウム等の四級アンモニウム塩等が使
用できる。その他、応用する電気化学デバイスに応じ
て、後述の溶媒と相溶する電解質塩を適宜選択すればよ
い。このような電解質塩は単独で用いてもよいし、複数
の塩を所定の比率で混合して用いてもよい。
【0030】電解質用の有機溶媒としては、上記高分子
材料、電解質塩との相溶性の良好なものであれば特に限
定されるものではないが、リチウム電池やキャパシタ等
の電気化学デバイスへの応用を考えると、高い電圧をか
けた場合にも分解の起こらないものが好ましく、例え
ば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボ
ネート(PC)、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート(DMC)、ジエチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネート等のカーボネート類、テトラヒドロフ
ラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン等の環
式エーテル、1,3−ジオキソラン、4−メチルジオキ
ソラン等の環式エーテル、γ−ブチロラクトン等のラク
トン、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメトキシ
エタン、ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタン、
エチルジグライム等を好ましく用いることができる。こ
られは単独で用いても、混合して用いてもかまわない。
その他、応用するデバイス等に応じて公知の溶媒の中か
ら好適なものを適宜選択すればよい。
材料、電解質塩との相溶性の良好なものであれば特に限
定されるものではないが、リチウム電池やキャパシタ等
の電気化学デバイスへの応用を考えると、高い電圧をか
けた場合にも分解の起こらないものが好ましく、例え
ば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボ
ネート(PC)、ブチレンカーボネート、ジメチルカー
ボネート(DMC)、ジエチルカーボネート、エチルメ
チルカーボネート等のカーボネート類、テトラヒドロフ
ラン(THF)、2−メチルテトラヒドロフラン等の環
式エーテル、1,3−ジオキソラン、4−メチルジオキ
ソラン等の環式エーテル、γ−ブチロラクトン等のラク
トン、スルホラン、3−メチルスルホラン、ジメトキシ
エタン、ジエトキシエタン、エトキシメトキシエタン、
エチルジグライム等を好ましく用いることができる。こ
られは単独で用いても、混合して用いてもかまわない。
その他、応用するデバイス等に応じて公知の溶媒の中か
ら好適なものを適宜選択すればよい。
【0031】電解液における電解質塩の濃度は、好まし
くは0.3〜5 mol/lであり、通常1 mol/l近辺で
最も高い伝導性を示す。
くは0.3〜5 mol/lであり、通常1 mol/l近辺で
最も高い伝導性を示す。
【0032】電解液の含有量は、固体電解質の30〜7
0wt%、特に40〜60wt%であることが好ましい。含
有量がこれより多くなると、余分な電解液が多くなり、
電池を作製したとき重量的に不利になってくる。また、
含有量がこれより少なくなると、十分なイオン伝導度が
得られにくくなってくる。
0wt%、特に40〜60wt%であることが好ましい。含
有量がこれより多くなると、余分な電解液が多くなり、
電池を作製したとき重量的に不利になってくる。また、
含有量がこれより少なくなると、十分なイオン伝導度が
得られにくくなってくる。
【0033】<固体電解質膜>本発明の固体電解質の膜
厚は、5〜100μm 、さらには5〜60μm 、特に1
0〜40μm であることが好ましい。本発明の固体電解
質は強度が強いので、膜厚を薄くすることができる。本
発明の固体電解質は、実用上60μm 以下にはできなか
った従来のゲル電解質と比べて薄膜化が可能であり、さ
らには、溶液系のリチウムイオン電池において使用され
ているセパレータ(通常25μm )よりも薄くできる。
そのため、固体電解質を用いる利点の一つである薄型大
面積化、すなわちシート状形態化が可能である。
厚は、5〜100μm 、さらには5〜60μm 、特に1
0〜40μm であることが好ましい。本発明の固体電解
質は強度が強いので、膜厚を薄くすることができる。本
発明の固体電解質は、実用上60μm 以下にはできなか
った従来のゲル電解質と比べて薄膜化が可能であり、さ
らには、溶液系のリチウムイオン電池において使用され
ているセパレータ(通常25μm )よりも薄くできる。
そのため、固体電解質を用いる利点の一つである薄型大
面積化、すなわちシート状形態化が可能である。
【0034】また、電解液を含浸させる前の乾燥時、つ
まり、無機粒子が高分子で結着された状態での空孔率が
30%以上、特に45%以上であることが好ましい。空
孔率がこれ未満であると、十分電解液を保持できず、イ
オン伝導度やレート特性が低下してくる。空孔率の上限
は、通常、70%以下である。大きすぎると強度の点で
不十分になってくる。なお、空孔率はアルキメデス法に
より測定できる。
まり、無機粒子が高分子で結着された状態での空孔率が
30%以上、特に45%以上であることが好ましい。空
孔率がこれ未満であると、十分電解液を保持できず、イ
オン伝導度やレート特性が低下してくる。空孔率の上限
は、通常、70%以下である。大きすぎると強度の点で
不十分になってくる。なお、空孔率はアルキメデス法に
より測定できる。
【0035】また、その平均細孔径は0.05〜2μm
、特に0.1〜0.8μm であることが好ましい。通
常、従来のゲル電解質よりも細孔径は大きい。平均細孔
径がこれより大きいと、均一な細孔径を維持するのが困
難になり、リチウムデントライトが発生する可能性があ
る。これより小さいと、Liイオンの拡散に問題が生じ
る可能性がある。細孔径は、水銀ポロシメータで測定で
きる。
、特に0.1〜0.8μm であることが好ましい。通
常、従来のゲル電解質よりも細孔径は大きい。平均細孔
径がこれより大きいと、均一な細孔径を維持するのが困
難になり、リチウムデントライトが発生する可能性があ
る。これより小さいと、Liイオンの拡散に問題が生じ
る可能性がある。細孔径は、水銀ポロシメータで測定で
きる。
【0036】<製造方法>次に、本発明の固体電解質の
具体的な作製方法を述べる。まず、高分子と無機粒子と
を溶媒に溶解・分散させる。このときの溶媒は高分子が
溶解可能な各種溶媒から適宜選択すればよく、工業的に
は高沸点で安全性の高いものが好ましい。例えば、N、
N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン、アセトン、メチルエチ
ルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトンなどを用
いることが好ましい。溶媒に対する高分子の濃度は好ま
しくは5〜25wt%である。なお、従来のゲル電解質で
は、通常、高分子を可塑化するが、本発明では可塑化す
る必要は必ずしもない。
具体的な作製方法を述べる。まず、高分子と無機粒子と
を溶媒に溶解・分散させる。このときの溶媒は高分子が
溶解可能な各種溶媒から適宜選択すればよく、工業的に
は高沸点で安全性の高いものが好ましい。例えば、N、
N−ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルアセト
アミド、N−メチルピロリドン、アセトン、メチルエチ
ルケトン(MEK)、メチルイソブチルケトンなどを用
いることが好ましい。溶媒に対する高分子の濃度は好ま
しくは5〜25wt%である。なお、従来のゲル電解質で
は、通常、高分子を可塑化するが、本発明では可塑化す
る必要は必ずしもない。
【0037】分散・溶解方法としては、高分子と無機粒
子の混合物を溶媒に加え、または、高分子溶液に無機粒
子を添加し、室温あるいは必要により加熱してマグネチ
ックスターラー、ホモジナイザー等の撹拌機、ポットミ
ル、ボールミル、ス−パーサンドミル、加圧ニーダー等
の分散機を用いて分散・溶解する。
子の混合物を溶媒に加え、または、高分子溶液に無機粒
子を添加し、室温あるいは必要により加熱してマグネチ
ックスターラー、ホモジナイザー等の撹拌機、ポットミ
ル、ボールミル、ス−パーサンドミル、加圧ニーダー等
の分散機を用いて分散・溶解する。
【0038】そして、高分子と無機粒子と溶媒との混合
スラリーを基体上に塗布するか、あるいはキャスティン
グ等してフィルム状にする。この基体は平滑なものなら
何でも良い。例えばポリエステルフィルム、ポリテトラ
フルオロエチレンフィルム等の樹脂や各種ガラスなどで
ある。混合スラリーを基体に塗布するための手段は特に
限定されず、基体の材質や形状などに応じて適宜決定す
ればよい。一般に、ディップコート法、スプレーコート
法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラビアコ
ート法、スクリーン印刷法等が使用されている。その
後、必要に応じて、平板プレス、カレンダーロール等に
より圧延処理を行う。
スラリーを基体上に塗布するか、あるいはキャスティン
グ等してフィルム状にする。この基体は平滑なものなら
何でも良い。例えばポリエステルフィルム、ポリテトラ
フルオロエチレンフィルム等の樹脂や各種ガラスなどで
ある。混合スラリーを基体に塗布するための手段は特に
限定されず、基体の材質や形状などに応じて適宜決定す
ればよい。一般に、ディップコート法、スプレーコート
法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラビアコ
ート法、スクリーン印刷法等が使用されている。その
後、必要に応じて、平板プレス、カレンダーロール等に
より圧延処理を行う。
【0039】塗布後に、混合スラリー中の溶媒を蒸発さ
せれば、無機粒子が高分子で結着されたフィルムが出来
上がる。乾燥方法は減圧乾燥しても、風乾でもよい。ま
た、加熱してもよい。
せれば、無機粒子が高分子で結着されたフィルムが出来
上がる。乾燥方法は減圧乾燥しても、風乾でもよい。ま
た、加熱してもよい。
【0040】そして、このフィルムを電解液に浸漬して
電解液を含浸させて本発明の固体電解質が得られる。
電解液を含浸させて本発明の固体電解質が得られる。
【0041】<電気化学デバイス>本発明のSPEは、
リチウム2次電池、電気2重層キャパシタ、ECディス
プレイ、センサ等電気化学デバイスに用いることがで
き、特にリチウム2次電池、電気2重層キャパシタに好
適に用いることができる。
リチウム2次電池、電気2重層キャパシタ、ECディス
プレイ、センサ等電気化学デバイスに用いることがで
き、特にリチウム2次電池、電気2重層キャパシタに好
適に用いることができる。
【0042】<リチウム2次電池>本発明の固体電解質
を使用したリチウム2次電池の構造は特に限定されない
が、通常、正極および負極と、本発明の電解質とから構
成され、積層型電池や円筒型電池等に適用される。
を使用したリチウム2次電池の構造は特に限定されない
が、通常、正極および負極と、本発明の電解質とから構
成され、積層型電池や円筒型電池等に適用される。
【0043】また、固体電解質と組み合わせる電極は、
リチウム2次電池の電極として公知のものの中から適宜
選択して使用すればよく、好ましくは電極活物質とゲル
電解質、必要により導電助剤との組成物を用いる。
リチウム2次電池の電極として公知のものの中から適宜
選択して使用すればよく、好ましくは電極活物質とゲル
電解質、必要により導電助剤との組成物を用いる。
【0044】負極には、炭素材料、リチウム金属、リチ
ウム合金あるいは酸化物材料のような負極活物質を用
い、正極には、リチウムイオンがインターカレート・デ
インターカレート可能な酸化物または炭素材料のような
正極活物質を用いることが好ましい。このような電極を
用いることにより、良好な特性のリチウム2次電池を得
ることができる。
ウム合金あるいは酸化物材料のような負極活物質を用
い、正極には、リチウムイオンがインターカレート・デ
インターカレート可能な酸化物または炭素材料のような
正極活物質を用いることが好ましい。このような電極を
用いることにより、良好な特性のリチウム2次電池を得
ることができる。
【0045】電極活物質として用いる炭素材料は、例え
ば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、天然あ
るいは人造の黒鉛、樹脂焼成炭素材料、カーボンブラッ
ク、炭素繊維などから適宜選択すればよい。これらは粉
末として用いられる。中でも黒鉛が好ましく、その平均
粒子径は1〜30μm 、特に5〜25μm であることが
好ましい。平均粒子径が小さすぎると、充放電サイクル
寿命が短くなり、また、容量のばらつき(個体差)が大
きくなる傾向にある。平均粒子径が大きすぎると、容量
のばらつきが著しく大きくなり、平均容量が小さくなっ
てしまう。平均粒子径が大きい場合に容量のばらつきが
生じるのは、黒鉛と集電体との接触や黒鉛同士の接触に
ばらつきが生じるためと考えられる。
ば、メソカーボンマイクロビーズ(MCMB)、天然あ
るいは人造の黒鉛、樹脂焼成炭素材料、カーボンブラッ
ク、炭素繊維などから適宜選択すればよい。これらは粉
末として用いられる。中でも黒鉛が好ましく、その平均
粒子径は1〜30μm 、特に5〜25μm であることが
好ましい。平均粒子径が小さすぎると、充放電サイクル
寿命が短くなり、また、容量のばらつき(個体差)が大
きくなる傾向にある。平均粒子径が大きすぎると、容量
のばらつきが著しく大きくなり、平均容量が小さくなっ
てしまう。平均粒子径が大きい場合に容量のばらつきが
生じるのは、黒鉛と集電体との接触や黒鉛同士の接触に
ばらつきが生じるためと考えられる。
【0046】リチウムイオンがインターカレート・デイ
ンターカレート可能な酸化物としては、リチウムを含む
複合酸化物が好ましく、例えば、LiCoO2、LiM
n2O 4、LiNiO2、LiV2O4などが挙げられる。
これらの酸化物の粉末の平均粒子径は1〜40μm 程度
であることが好ましい。
ンターカレート可能な酸化物としては、リチウムを含む
複合酸化物が好ましく、例えば、LiCoO2、LiM
n2O 4、LiNiO2、LiV2O4などが挙げられる。
これらの酸化物の粉末の平均粒子径は1〜40μm 程度
であることが好ましい。
【0047】電極には、必要により導電助剤が添加され
る。導電助剤としては、好ましくは黒鉛、カーボンブラ
ック、炭素繊維、ニッケル、アルミニウム、銅、銀等の
金属が挙げられ、特に黒鉛、カーボンブラックが好まし
い。
る。導電助剤としては、好ましくは黒鉛、カーボンブラ
ック、炭素繊維、ニッケル、アルミニウム、銅、銀等の
金属が挙げられ、特に黒鉛、カーボンブラックが好まし
い。
【0048】電極組成は、正極では、重量比で、活物
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜90:3〜10:1
0〜70の範囲が好ましく、負極では、重量比で、活物
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜90:0〜10:1
0〜70の範囲が好ましい。ゲル電解質は、特に限定さ
れず、通常用いられているものを用いればよい。また、
ゲル電解質を含まない電極も好適に用いられる。この場
合、バインダとしてはフッ素樹脂、フッ素ゴム等を用い
ることができ、バインダの量は3〜30wt%程度とす
る。
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜90:3〜10:1
0〜70の範囲が好ましく、負極では、重量比で、活物
質:導電助剤:ゲル電解質=30〜90:0〜10:1
0〜70の範囲が好ましい。ゲル電解質は、特に限定さ
れず、通常用いられているものを用いればよい。また、
ゲル電解質を含まない電極も好適に用いられる。この場
合、バインダとしてはフッ素樹脂、フッ素ゴム等を用い
ることができ、バインダの量は3〜30wt%程度とす
る。
【0049】本発明では、上記負極活物質および/また
は正極活物質、好ましくは両活物質を、ゲル電解質また
はバインダ中に混合して集電体表面に接着させる。
は正極活物質、好ましくは両活物質を、ゲル電解質また
はバインダ中に混合して集電体表面に接着させる。
【0050】電極の製造は、まず、活物質と必要に応じ
て導電助剤を、ゲル電解質溶液またはバインダ溶液に分
散し、塗布液を調製する。
て導電助剤を、ゲル電解質溶液またはバインダ溶液に分
散し、塗布液を調製する。
【0051】そして、この電極塗布液を集電体に塗布す
る。塗布する手段は特に限定されず、集電体の材質や形
状などに応じて適宜決定すればよい。一般に、メタルマ
スク印刷法、静電塗装法、ディップコート法、スプレー
コート法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラ
ビアコート法、スクリーン印刷法等が使用されている。
その後、必要に応じて、平板プレス、カレンダーロール
等により圧延処理を行う。
る。塗布する手段は特に限定されず、集電体の材質や形
状などに応じて適宜決定すればよい。一般に、メタルマ
スク印刷法、静電塗装法、ディップコート法、スプレー
コート法、ロールコート法、ドクターブレード法、グラ
ビアコート法、スクリーン印刷法等が使用されている。
その後、必要に応じて、平板プレス、カレンダーロール
等により圧延処理を行う。
【0052】集電体は、電池の使用するデバイスの形状
やケース内への集電体の配置方法などに応じて、適宜通
常の集電体から選択すればよい。一般に、正極にはアル
ミニウム等が、負極には銅、ニッケル等が使用される。
なお、集電体は金属箔、金属メッシュなどが、通常、使
用される。金属箔よりも金属メッシュの方が電極との接
触抵抗が小さくなるが、金属箔でも十分小さな接触抵抗
が得られる。
やケース内への集電体の配置方法などに応じて、適宜通
常の集電体から選択すればよい。一般に、正極にはアル
ミニウム等が、負極には銅、ニッケル等が使用される。
なお、集電体は金属箔、金属メッシュなどが、通常、使
用される。金属箔よりも金属メッシュの方が電極との接
触抵抗が小さくなるが、金属箔でも十分小さな接触抵抗
が得られる。
【0053】そして、溶媒を蒸発させ、電極を作製す
る。塗布厚は、50〜400μm 程度とすることが好ま
しい。
る。塗布厚は、50〜400μm 程度とすることが好ま
しい。
【0054】このようにして得られた正極、固体電解
質、負極をこの順に積層し、圧着して電池素体とする。
質、負極をこの順に積層し、圧着して電池素体とする。
【0055】<電気2重層キャパシタ>さらに、本発明
の固体電解質、電極は、電気2重層キャパシタにも有効
である。
の固体電解質、電極は、電気2重層キャパシタにも有効
である。
【0056】分極性電極に用いられる集電体は、導電性
ブチルゴム等の導電性ゴムなどであってよく、またアル
ミニウム、ニッケル等の金属の溶射によって形成しても
よく、上記電極層の片面に金属メッシュを付設してもよ
い。
ブチルゴム等の導電性ゴムなどであってよく、またアル
ミニウム、ニッケル等の金属の溶射によって形成しても
よく、上記電極層の片面に金属メッシュを付設してもよ
い。
【0057】電気2重層キャパシタには、上記のような
分極性電極と、固体電解質とを組み合わせる。
分極性電極と、固体電解質とを組み合わせる。
【0058】絶縁性ガスケットとしては、ポリプロピレ
ン、ブチルゴム等の絶縁体を用いればよい。
ン、ブチルゴム等の絶縁体を用いればよい。
【0059】本発明の固体電解質が使用される電気2重
層キャパシタの構造は特に限定されないが、通常、一対
の分極性電極が固体電解質を介して配置されており、分
極性電極および固体電解質の周辺部には絶縁性ガスケッ
トが配置されている。このような電気2重層キャパシタ
はコイン型、ペーパー型、積層型等と称されるいずれの
ものであってもよい。
層キャパシタの構造は特に限定されないが、通常、一対
の分極性電極が固体電解質を介して配置されており、分
極性電極および固体電解質の周辺部には絶縁性ガスケッ
トが配置されている。このような電気2重層キャパシタ
はコイン型、ペーパー型、積層型等と称されるいずれの
ものであってもよい。
【0060】
【実施例】次に、実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明する。 <実施例1>電解質膜として、下記の材料を用いて微多
孔膜を作製し、これを用いて固体電界膜とした。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 741(エルフ
アトケム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は
65%、孔径:0.3μm であった。
説明する。 <実施例1>電解質膜として、下記の材料を用いて微多
孔膜を作製し、これを用いて固体電界膜とした。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 741(エルフ
アトケム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は
65%、孔径:0.3μm であった。
【0061】上記微多孔膜表面に接着性を付与するた
め、ポリオレフィン系材料をスプレー等により堆積させ
てもよい。
め、ポリオレフィン系材料をスプレー等により堆積させ
てもよい。
【0062】そして、この固体電解質シートに、電解液
(ELと略す)1M LiPF6 /EC+DMC(E
C:DMC=1:2(体積比))を含浸させ、固体状電
解質を得た。
(ELと略す)1M LiPF6 /EC+DMC(E
C:DMC=1:2(体積比))を含浸させ、固体状電
解質を得た。
【0063】この固体状電解質の25℃におけるイオン
伝導度を測定した。イオン伝導度の測定は、交流インピ
ーダンス測定法を用い、電解質を直径15mmに切り抜
き、直径20mmの円形のSUS304製の電極で挟ん
で測定した。測定装置はソーラトロン社製SI1255
型インピーダンスアナライザーを用いた。
伝導度を測定した。イオン伝導度の測定は、交流インピ
ーダンス測定法を用い、電解質を直径15mmに切り抜
き、直径20mmの円形のSUS304製の電極で挟ん
で測定した。測定装置はソーラトロン社製SI1255
型インピーダンスアナライザーを用いた。
【0064】さらに、得られたゲル電解質を用いて電池
を作製した。
を作製した。
【0065】正極活物質としてLiCoO2 を、導電助
剤としてアセチレンブラックを、バインダとしてPVD
F Kynar 2801を用いた。
剤としてアセチレンブラックを、バインダとしてPVD
F Kynar 2801を用いた。
【0066】重量比でLiCoO2 :アセチレンブラッ
ク:PVDF=83:6:11となるように秤量し、さ
らにアセトンをアセトン:PVDF=9:1(重量比)
となるように加え、これらを室温下で混合して正極用ス
ラリーとした。
ク:PVDF=83:6:11となるように秤量し、さ
らにアセトンをアセトン:PVDF=9:1(重量比)
となるように加え、これらを室温下で混合して正極用ス
ラリーとした。
【0067】また、負極活物質としてメソカーボンマイ
クロビーズ(MCMB)を、導電助剤としてアセチレン
ブラックを用いた。
クロビーズ(MCMB)を、導電助剤としてアセチレン
ブラックを用いた。
【0068】重量比でMCMB:アセチレンブラック:
PVDF=85:3:12となるように秤量し、さらに
アセトンをアセトン:PVDF=9:1(重量比)とな
るように加え、これらを室温下で混合して負極用スラリ
ーとした。
PVDF=85:3:12となるように秤量し、さらに
アセトンをアセトン:PVDF=9:1(重量比)とな
るように加え、これらを室温下で混合して負極用スラリ
ーとした。
【0069】そして、得られた正極用スラリー、負極用
スラリーをそれぞれドクターブレード法によりPETフ
ィルム上に塗布し、室温でアセトンを蒸発させてシート
化した。
スラリーをそれぞれドクターブレード法によりPETフ
ィルム上に塗布し、室温でアセトンを蒸発させてシート
化した。
【0070】このようにして得られた固体電解質、正極
および負極を所定のサイズに切断して、各シートを積層
し、130〜160℃で熱ラミネートした。その後、正
極には集電体として予め導電性接着剤を塗布したアルミ
ニウムグリッドを、負極には集電体として予め導電性接
着剤を塗布した銅グリッドを熱ラミネートした。そし
て、これに電解液として1M LiPF6 /EC+DM
C(EC:DMC=1:2(体積比))を含浸させた
後、アルミラミネートパックに封入し、リチウム2次電
池を作製した。
および負極を所定のサイズに切断して、各シートを積層
し、130〜160℃で熱ラミネートした。その後、正
極には集電体として予め導電性接着剤を塗布したアルミ
ニウムグリッドを、負極には集電体として予め導電性接
着剤を塗布した銅グリッドを熱ラミネートした。そし
て、これに電解液として1M LiPF6 /EC+DM
C(EC:DMC=1:2(体積比))を含浸させた
後、アルミラミネートパックに封入し、リチウム2次電
池を作製した。
【0071】作製した電池の放電特性を調べた。2C放
電容量(800mAの定電流で放電したときの容量)と
0.2C放電容量(80mAの定電流で放電したときの容
量)の比をレート特性として示した。その結果を表1に
示す。
電容量(800mAの定電流で放電したときの容量)と
0.2C放電容量(80mAの定電流で放電したときの容
量)の比をレート特性として示した。その結果を表1に
示す。
【0072】また、比較サンプルとして、PVDFコポ
リマー Kynar 2801を用いて制作した比較サンプルにつ
いても同様にして評価した。比較サンプルの微多孔膜の
空孔率は60%、孔径:0.08μm であった。
リマー Kynar 2801を用いて制作した比較サンプルにつ
いても同様にして評価した。比較サンプルの微多孔膜の
空孔率は60%、孔径:0.08μm であった。
【0073】
【表1】
【0074】表1から明らかなように、本発明サンプル
1は、比較サンプルと略同等の伝導度を示した。
1は、比較サンプルと略同等の伝導度を示した。
【0075】<実施例2>微多孔膜を形成する材料とし
て下記のものを用いた以外は実施例1と同様にして、固
体状電解質および電池を得、伝導度およびレート特性を
評価した。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 761(エルフ
アトケム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は
70%、孔径:0.3μm であった。 結果を表1に示す。
て下記のものを用いた以外は実施例1と同様にして、固
体状電解質および電池を得、伝導度およびレート特性を
評価した。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 761(エルフ
アトケム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は
70%、孔径:0.3μm であった。 結果を表1に示す。
【0076】<実施例3>微多孔膜を形成する材料とし
て下記のものを用いた以外は実施例1と同様にして、固
体状電解質および電池を得、伝導度およびレート特性を
評価した。 微多孔膜材料:PVDF K301(エルフアトケ
ム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は65
%、孔径:0.4μm であった。 結果を表1に示す。
て下記のものを用いた以外は実施例1と同様にして、固
体状電解質および電池を得、伝導度およびレート特性を
評価した。 微多孔膜材料:PVDF K301(エルフアトケ
ム社製)。本発明サンプルの微多孔膜の空孔率は65
%、孔径:0.4μm であった。 結果を表1に示す。
【0077】<実施例4>微多孔膜を形成する材料とし
て下記のものを用い、空孔率および孔径を表2に示すよ
うに換えた以外は実施例1と同様にして電池を得、レー
ト特性を評価した。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 761(エルフ
アトケム社製)。 結果を表2に示す。
て下記のものを用い、空孔率および孔径を表2に示すよ
うに換えた以外は実施例1と同様にして電池を得、レー
ト特性を評価した。 微多孔膜材料:PVDFホモポリマー 761(エルフ
アトケム社製)。 結果を表2に示す。
【0078】
【表2】
【0079】表2から明らかなように、空孔率55%以
上、孔径0.02μm 以上、0.5μm 以下の場合に良
好なレート特性が得られることがわかる。また、孔径が
大きすぎる場合や、空孔率が80%を超える場合には短
絡する。
上、孔径0.02μm 以上、0.5μm 以下の場合に良
好なレート特性が得られることがわかる。また、孔径が
大きすぎる場合や、空孔率が80%を超える場合には短
絡する。
【0080】<実施例5>実施例1,2,3で作製した
微多孔膜による電池と、USP5296318号、US
P5418091号に記載されているように、可塑化し
たPVDFとして下記の材料を用いて電池を得、短絡発
生率を測定した。短絡発生率は、電池30個中何個の電
池が短絡したかによって評価した。 微多孔膜材料:PVDF 2801(エルフアトケム社
製)。比較サンプルの空孔率は55%、孔径:0.03
μm であった。 結果を表3に示す。
微多孔膜による電池と、USP5296318号、US
P5418091号に記載されているように、可塑化し
たPVDFとして下記の材料を用いて電池を得、短絡発
生率を測定した。短絡発生率は、電池30個中何個の電
池が短絡したかによって評価した。 微多孔膜材料:PVDF 2801(エルフアトケム社
製)。比較サンプルの空孔率は55%、孔径:0.03
μm であった。 結果を表3に示す。
【0081】
【表3】
【0082】表3から明らかなように、本発明サンプル
は、比較サンプルに比べて短絡率が大幅に減少している
ことがわかる。
は、比較サンプルに比べて短絡率が大幅に減少している
ことがわかる。
【0083】さらに、上記各実施例において、溶融粘度
1500Pa・s-1(230℃、100s-1)以上、融点
150℃以上、融解熱30J/gの材料を用いることによ
り、より好ましい結果が得られることが確認された。
1500Pa・s-1(230℃、100s-1)以上、融点
150℃以上、融解熱30J/gの材料を用いることによ
り、より好ましい結果が得られることが確認された。
【0084】以上の実施例ではリチウムイオン二次電池
について評価したが、本発明の微多孔膜旗の電気化学素
子、例えば電気二重層キャパシタ等へ応用することがで
きる。
について評価したが、本発明の微多孔膜旗の電気化学素
子、例えば電気二重層キャパシタ等へ応用することがで
きる。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、結晶性が
高く、強度の強い微多孔膜を用いた固体状電解質を用い
ることで、さらなる薄層化を可能とし、電池特性を向上
させ、短絡の発生を抑制可能な電気化学素子、リチウム
イオン二次電池、電気二重層キャパシタを実現すること
ができる。
高く、強度の強い微多孔膜を用いた固体状電解質を用い
ることで、さらなる薄層化を可能とし、電池特性を向上
させ、短絡の発生を抑制可能な電気化学素子、リチウム
イオン二次電池、電気二重層キャパシタを実現すること
ができる。
【0086】また、特に可塑剤等を用いることなく電解
質膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固
体電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次
電池、電気二重層キャパシタを実現することができる。
質膜として適当な空孔率を有する微多孔質膜を用いた固
体電解質膜を有する電気化学素子、リチウムイオン二次
電池、電気二重層キャパシタを実現することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H021 CC00 EE00 EE10 HH00 HH02 HH03 HH06 HH07 5H029 AJ03 AK02 AK03 AK06 AK07 AK08 AL02 AL03 AL06 AL07 AL08 AL12 AM03 AM05 AM07 AM16 BJ04 DJ04 DJ13 EJ12 HJ00 HJ06 HJ09 HJ10 HJ14
Claims (6)
- 【請求項1】 結晶性が高く、耐溶剤性に優れた微多孔
膜を有する固体状電解質を有し、 前記微多孔膜は、空孔率:50%以上、孔径:0.02
μm 以上、1μm 以下である電気化学素子。 - 【請求項2】 前記微多孔膜は、溶融粘度1500Pa・
s-1(230℃、100s-1)以上の材料により形成さ
れている請求項1の電気化学素子。 - 【請求項3】 前記微多孔膜は、ポリフッ化ビニリデン
ホモポリマーにより形成されている請求項1または2の
電気化学素子。 - 【請求項4】 前記微多孔膜は、融点が150℃以上、
融解熱が30J/g以上の材料により形成されている請求
項1〜3のいずれかの電気化学素子。 - 【請求項5】 リチウムイオン二次電池である請求項1
〜4のいずれかの電気化学素子。 - 【請求項6】 電気二重層キャパシタである請求項1〜
5のいずれかの電気化学素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148813A JP2000340209A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電気化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11148813A JP2000340209A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電気化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000340209A true JP2000340209A (ja) | 2000-12-08 |
Family
ID=15461298
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11148813A Withdrawn JP2000340209A (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 電気化学素子、リチウムイオン二次電池、電気二重層キャパシタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000340209A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002052670A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Lithium ion polymer secondary cell |
JP2005533373A (ja) * | 2002-07-12 | 2005-11-04 | イドロ−ケベック | ハイブリッド導電性層で被覆された、非導電性コア又は半導電性コアを含む粒子とその製造方法、及び電気化学的デバイスにおけるその使用 |
-
1999
- 1999-05-27 JP JP11148813A patent/JP2000340209A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002052670A1 (en) * | 2000-12-26 | 2002-07-04 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Lithium ion polymer secondary cell |
JP2002270237A (ja) * | 2000-12-26 | 2002-09-20 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | リチウムイオンポリマー二次電池 |
US7235332B2 (en) | 2000-12-26 | 2007-06-26 | Mitsubishi Cable Industries, Ltd. | Lithium ion polymer secondary cell |
JP4629290B2 (ja) * | 2000-12-26 | 2011-02-09 | トータル ワイヤレス ソリューショオンズ リミテッド | リチウムイオンポリマー二次電池 |
JP2005533373A (ja) * | 2002-07-12 | 2005-11-04 | イドロ−ケベック | ハイブリッド導電性層で被覆された、非導電性コア又は半導電性コアを含む粒子とその製造方法、及び電気化学的デバイスにおけるその使用 |
US9870873B2 (en) | 2002-07-12 | 2018-01-16 | Hydro-Quebec | Particles containing a non-conducting or semi-conducting nucleus covered with a hybrid conducting layer, their processes of preparation and uses in electrochemical devices |
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