JP2000339971A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP2000339971A
JP2000339971A JP11146873A JP14687399A JP2000339971A JP 2000339971 A JP2000339971 A JP 2000339971A JP 11146873 A JP11146873 A JP 11146873A JP 14687399 A JP14687399 A JP 14687399A JP 2000339971 A JP2000339971 A JP 2000339971A
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memory device
semiconductor memory
gate
word line
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JP11146873A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwaki
宏明 岩城
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Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 動作速度の劣化を抑えながらも、非選択ビッ
ト線対に要するプリチャージの消費電力を削減する。 【解決手段】 SRAM105内に、保持データをビッ
ト線対D,DBに出力するためのアクセストランジスタ
Tr1,Tr2のゲートとワード線WLとの接続をカラ
ム選択信号の反転信号SBによって切り替えるトランジ
スタTr3,Tr4を設け、カラム選択信号によって該
セルが選択された場合にアクセストランジスタTr1,
Tr2のゲートとワード線WLとを接続し、カラム選択
信号によって該セルが選択されない場合にアクセストラ
ンジスタTr1,Tr2のゲートをプルダウンさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体記憶装置に
関し、特に、SRAM(Static Random Access Memor
y)を用いた半導体記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のSRAMを用いた半導体
記憶装置の一構成例を示す図である。
【0003】本従来例は図5に示すように、(i+1)
カラム、[(m+1)×(i+1)]ワード×(n+
1)ビット構成であり、プリチャージデコーダ201
と、ワード線デコーダ202と、カラムデコーダ203
と、(n+1)個の(i+1)カラムのブロック200
−1〜200−(n+1)とから構成されている。ま
た、(i+1)カラムのブロック200−1〜200−
(n+1)のそれぞれには、(i+1)×(m+1)に
配列された{(i+1)×(m+1)}個のSRAMセ
ル205と、各ビット線対毎に設けられたプリチャージ
回路204と、カラムセレクタ207と、センスアンプ
208と、ライトバッファ209とが設けられている。
【0004】図6は、図5に示したSRAMセル205
の構成を示す図である。
【0005】本従来例におけるSRAMセル205は図
6に示すように、ラッチを構成するインバータINV
1,INV2と、アクセストランジスタTr1,Tr2
との6個のトランジスタから構成されている。
【0006】上記のように構成されたSRAMセルにお
いては、ワード線WLの信号によってトランジスタTr
1,Tr2がオン/オフし、それにより、ビット線対D
/DBとインバータINV1/INV2のラッチ部との
接続が決定される。
【0007】以下に、上記のように構成された半導体記
憶装置の動作について、入力クロック信号CLKの1周
期分の動作を用いて説明する。
【0008】図7は、図5に示した半導体記憶装置の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【0009】ここで、選択されるワード線とカラムビッ
ト線対は、WL[0]とD[0]/DB[0]とする。
他のワード線やカラムビット線対が選択される場合にお
いても、同様の動作である。
【0010】入力されるクロック信号CLKが“Lo”
から“Hi”に遷移すると、プリチャージラインPCが
“Lo”となり、また、カラム選択信号線S[0]及び
ワード線WL[0]が“Hi”となる。
【0011】プリチャージラインPCが“Lo”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが終了する。
【0012】カラム選択信号線S[0]が“Hi”にな
ることにより、カラムセレクタ207を介してカラムビ
ット線対D[0]/DB[0]がセンスアンプ208及
びライトバッファ209に接続される。
【0013】ワード線WL[0]が“Hi”になること
により、選択ビット線対D[0]/DB[0]及び非選
択ビット線対D[1:i]/DB[1:i]には、ワー
ド線WL[0]に接続されたSRAMセル205におけ
る保持データに応じた電位差が生じる。
【0014】選択ビット線対D[0]/DB[0]にて
生じた電位差は、センスアンプ208を介して出力デー
タDOUT[0:n]として出力される。
【0015】その後、クロック信号CLKが“Hi”か
ら“Lo”に遷移すると、プリチャージラインPCが
“Hi”となり、また、カラム選択信号線S[0]及び
ワード線WL[0]が“Lo”となる。
【0016】プリチャージラインPCが“Hi”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが開始され
る。このとき、各ビット線対D[0:i]/DB[0:
i]は、ビット線対間に生じた電位差が等しくかつ、一
定のビット線プリチャージ電位Vpcとなるように充電
される。
【0017】このように、データ読み出しに関わる選択
ビット線対だけでなく、非選択ビット線対においても、
選択ワード線に接続されるSRAMセルを介して保持デ
ータの読み出しが行われるため、ビット線プリチャージ
において必要以上の電力が消費されてしまう。
【0018】そこで、この問題点を解決する半導体記憶
装置が特開平8−7574号公報に開示されている。
【0019】図8は、従来の半導体記憶装置の他の構成
例を示す図であり、特開平8−7374号公報に開示さ
れた半導体記憶装置の構成を示している。
【0020】本従来例は図8に示すように、(i+1)
カラム、[(m+1)×(i+1)]ワード×(n+
1)ビット構成であり、プリチャージデコーダ201
と、ワード線デコーダ202と、カラムデコーダ203
と、(n+1)個の(i+1)カラムのブロック300
−1〜300−(n+1)とから構成されている。ま
た、(i+1)カラムのブロック300−1〜300−
(n+1)のそれぞれには、(i+1)×(m+1)に
配列された{(i+1)×(m+1)}個のSRAMセ
ル205と、各ビット線対毎に設けられたプリチャージ
回路204と、カラムセレクタ207と、センスアンプ
208と、ライトバッファ209とが設けられている。
ここで、図5に示したものと比べた場合、SRAMセル
305の構成と、SRAMセル305にカラム選択信号
S[0:i]が入力される点が異なっている。
【0021】図9は、図8に示したSRAMセル305
の構成を示す図である。
【0022】本従来例におけるSRAM305は図9に
示すように、ラッチを構成するインバータINV31,
INV32と、アクセストランジスタTr31,Tr3
2と、アクセストランジスタTr31,Tr32とビッ
ト線対D,DBとの間に設けられ、ゲートにカラム選択
信号Sが入力されるトランジスタTr33,Tr34と
から構成されている。
【0023】上記のように構成されたSRAM305に
おいては、カラム選択信号Sが“Hi”の場合、トラン
ジスタTr33,Tr34がオンとなり、それにより、
アクセストランジスタTr31,Tr32がビット線対
D,DBにそれぞれ接続される。
【0024】また、カラム選択信号Sが“Lo”の場合
は、トランジスタTr33,Tr34がオフとなり、そ
れにより、アクセストランジスタTr31,Tr32が
ビット線対D,DBからそれぞれ切断される。
【0025】これにより、非選択ビット線対と接続され
たSRAMセルにおいては、“Lo”のカラム選択信号
Sが入力され、ビット線対へ保持データの読み出しが行
われなくなる。
【0026】以下に、上記のように構成された半導体記
憶装置の動作について、入力クロック信号CLKの1周
期分の動作を用いて説明する。
【0027】図10は、図8及び図9に示した半導体記
憶装置の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。また、図11は、図9に示したSRAMの等価回路
図である。
【0028】ここで、選択されるワード線とカラムビッ
ト線対は、WL[0]とD[0]/DB[0]とする。
他のワード線やカラムビット線対が選択される場合にお
いても、同様の動作である。
【0029】クロック信号CLKが”Lo”から“H
i”に遷移すると、プリチャージラインPCが“Lo”
となり、また、カラム選択信号S[0]及びワード線W
L[0]が”Hi”となる。
【0030】プリチャージラインPCが“Lo”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが終了する。
【0031】カラム選択信号線S[0]が“Hi”にな
ることにより、カラムセレクタ207を介してカラムビ
ット線対D[0]/DB[0]がセンスアンプ208及
びライトバッファ209に接続される。
【0032】また、カラム選択信号線S[0]の信号に
より、ビット線対D[0]/DB[0]に接続されるS
RAMセル305内のトランジスタTr33,Tr34
がオンとなる。
【0033】ワード線WL[0]が“Hi”になること
により、選択ビット線対D[0]/DB[0]に接続さ
れたSRAMセル305内のトランジスタTr31,T
r32がオンとなる。
【0034】すると、ラッチ部の接点Aに“Lo”デー
タが保持されている場合は、SRAMセル305のセル
電流Idが、トランジスタTr31,Tr33及びイン
バータINV32のオン抵抗Rtr31,Rtr33,
Rin32を介して流れ、また、ラッチ部の接点Bに
“Hi”データが保持されている場合は、SRAMセル
305のセル電流Idbが、トランジスタTr32,Tr
34及びインバータINV31のオン抵抗Rtr32,
Rtr34,Rip31を介して流れる。
【0035】これにより、ワード線WL0とカラム選択
信号線S[0]共に接続されるSRAMセルからのみ、
ビット線対D[0]/DB[0]における保持データに
応じた電位差が生じ、センスアンプ208を介して出力
データDOUT[0:n]として出力される。
【0036】その後、クロック信号CLKが“Hi”か
ら“Lo”に遷移すると、プリチャージラインPCが
“Hi”となり、また、カラム選択信号線S[0]及び
ワード線WL[0]が“Lo”となる。
【0037】プリチャージラインPCが“Hi”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが開始され
る。このとき、各ビット線対D[0:i]/DB[0:
i]は、ビット線対間に生じた電位差が等しくかつ、一
定のビット線プリチャージ電位Vpcとなるように充電
される。
【0038】このように、データ読み出しに関わる選択
ビット線対のみ保持データが読み出されるため、非選択
ビット線対の電位差がほぼ生じることはなく、ビット線
プリチャージに要する消費電力を削減することができ
る。
【0039】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の半導体記憶装置においては、SRAMセ
ルに保持されたデータが2つのトランジスタのオン抵抗
を介してビット線対に読み出されるため、ワード線が選
択されてからセンスンプを介してデータが出力されるま
での時間が長くなり、動作速度が劣化してしまうという
問題点がある。
【0040】本発明は、上述したような従来の技術が有
する問題点に鑑みてなされたものであって、動作速度の
劣化を抑えながらも、非選択ビット線対に要するプリチ
ャージの消費電力を削減することができる半導体記憶装
置を提供することを目的とする。
【0041】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、複数のワード線と複数のビット線対とによ
ってマトリックス状に接続された複数のセルを有し、前
記ビット線対を選択するためのカラム信号と前記ワード
線とによって、前記複数のセルのうち、保持データの読
み出しが行われるセルが選択される半導体記憶装置にお
いて、前記複数のセルのそれぞれは、ゲートが前記ワー
ド線と接続され、オン状態になった場合に該セルの保持
データを前記ビット線対に出力するアクセストランジス
タと、前記カラム選択信号に基づいて、前記アクセスト
ランジスタのゲートを前記ワード線に接続するかプルダ
ウンするかを切り替える切替手段とを有することを特徴
とする。
【0042】また、前記切替手段は、前記カラム選択信
号の反転信号が入力され、該反転信号によって、前記ア
クセストランジスタのゲートを前記ワード線に接続する
かプルダウンすることを特徴とする。
【0043】また、前記切替手段は、前記反転信号がL
レベルの場合に前記アクセストランジスタのゲートを前
記ワード線に接続し、前記反転信号がHレベルの場合に
前記アクセストランジスタのゲートをプルダウンするこ
とを特徴とする。
【0044】また、前記切替手段は、複数のトランジス
タからなることを特徴とする。
【0045】また、前記切替手段は、ゲートに前記反転
信号が入力され、ソースにワード線が接続され、ドレイ
ンに前記アクセストランジスタのゲートが接続された第
1のトランジスタと、ゲートに前記反転信号が入力さ
れ、ソースに前記アクセストランジスタのゲートが接続
され、ドレインが接地された第2のトランジスタとを有
することを特徴とする。
【0046】また、前記複数のセルにおける保持データ
は、前記アクセストランジスタのオン抵抗のみを介して
前記ビット線対に出力されることを特徴とする。
【0047】(作用)上記のように構成された本発明に
おいては、セル内に設けられたアクセストランジスタが
ワード線によってオンし、それにより、セル内に保持さ
れたデータがビット線対に出力され、カラムセレクタに
おいてビット線対が選択され、選択されたビット線対に
出力されていたデータがセンスアンプを介して出力され
るが、その際、ビット線対を選択するためのカラム選択
信号が反転した信号によってワード線とアクセストラン
ジスタのゲートとの接続が制御される。
【0048】カラム選択信号によって選択されたセルに
おいては、アクセストランジスタのゲートとワード線と
が接続され、カラム選択信号によって選択されていない
セルにおいては、アクセストランジスタのゲートはワー
ド線と接続されず、プルダウンされる。
【0049】これにより、選択されたセルのデータのみ
がビット線対に出力されることとなり、ビット線プリチ
ャージにおいて必要以上の電力が消費されることはな
い。
【0050】また、複数のセルにおける保持データは、
アクセストランジスタのオン抵抗のみを介してビット線
対に出力されるので、消費電力の低減に伴って動作速度
が劣化することはない。
【0051】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0052】図1は、本発明の半導体記憶装置の実施の
一形態を示す図である。
【0053】本形態は図1に示すように、(i+1)カ
ラム、[(m+1)×(i+1)]ワード×(n+1)
ビット構成であり、プリチャージデコーダ101と、ワ
ード線デコーダ102と、カラムデコーダ103と、
(n+1)個の(i+1)カラムのブロック100−1
〜100−(n+1)とから構成されている。また、
(i+1)カラムのブロック100−1〜100−(n
+1)のそれぞれには、(i+1)×(m+1)に配列
された{(i+1)×(m+1)}個のSRAMセル1
05と、各ビット線対毎に設けられたプリチャージ回路
104と、カラムセレクタ107と、センスアンプ10
8と、ライトバッファ109とが設けられている。さら
に、本形態の特徴として、SRAMセル105に、カラ
ム選択信号S[0:i]の反転信号SB[0:i]が入
力される。この反転信号SB[0:i]により、選択ビ
ット線対以外のビット線対はSRAMセル105と接続
されない。 図2は、図1に示したSRAMセル105
の構成を示す図である。
【0054】本形態におけるSRAMセル105は図2
に示すように、ラッチを構成するインバータINV1,
INV2と、アクセストランジスタTr1,Tr2と、
カラム反転信号SBによりアクセストランジスタTr
1,Tr2のゲート電位をワード線WLと等電位または
“Lo”に決定するトランジスタ第1のトランジスタT
r3及び第2のトランジスタTr4とから構成されてい
る。なお、トランジスタTr3においては、ゲートにカ
ラム反転信号が入力され、ソースにワード線が接続さ
れ、ドレインにアクセストランジスタTr1,Tr2の
ゲートが接続されており、トランジスタTr4において
は、ゲートにカラム反転信号が入力され、ソースにアク
セストランジスタTr1,Tr2のゲートが接続され、
ドレインが接地されている。
【0055】上記のように構成されたSRAM105に
おいては、カラム反転信号が“Lo”の場合、トランジ
スタTr3がオンかつトランジスタTr4がオフとな
り、それにより、アクセストランジスタTr1,Tr2
のゲート電位がワード線WLと等電位になり、また、カ
ラム反転信号が“Hi”の場合、トランジスタTr3が
オフかつトランジスタTr4がオンとなり、それによ
り、アクセストランジスタTr1,Tr2のゲート電位
が“Lo”にプルダウンされる。
【0056】このように、非選択ビット線対と接続され
たSRAMセルには、“Hi”のカラム反転信号が入力
され、ビット線対へ保持データの読み出しが行われなく
なる。 以下に、上記のように構成された半導体記憶装
置の動作について、入力クロック信号CLKの1周期分
の動作を用いて説明する。
【0057】図3は、図1及び図2に示した半導体記憶
装置の動作を説明するためのタイミングチャートであ
る。また、図4は、図2に示したSRAMの等価回路図
である。
【0058】ここで、選択されるワード線とカラムビッ
ト線対は、WL[0]とD[0]/DB[0]とする。
他のワード線やカラムビット線対が選択される場合にお
いても、同様の動作である。
【0059】クロック信号CLKが”Lo”から“H
i”に遷移すると、プリチャージラインPCが“Lo”
となり、また、カラム選択信号S[0]及びワード線W
L[0]が”Hi”となる。
【0060】プリチャージラインPCが“Lo”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが終了する。
【0061】カラム選択信号線S[0]が“Hi”にな
ることにより、カラムセレクタ107を介してカラムビ
ット線対D[0]/DB[0]がセンスアンプ108及
びライトバッファ109に接続される。
【0062】また、カラム選択信号線S[0]が“H
i”になることにより、反転信号SB[0]のみが“L
o”となり、ビット線対D[0]/DB[0]に接続さ
れるSRAMセルに入力される。
【0063】これにより、ワード線WL[0]とビット
線対D[0]/DB[0]に接続されるSRAMセルに
おいては、内部のトランジスタTr3がオン、トランジ
スタTr4がオフとなり、ビット線対D[0]/DB
[0]のみに、インバータINV1,INV2で構成さ
れるラッチ部に保持されているデータに応じた電位差が
生じる。
【0064】すると、ラッチ部の接点Aに“Lo”デー
タが保持されている場合は、SRAMセル105のセル
電流Idが、トランジスタTr1及びインバータINV
2のオン抵抗Rtr1,Rin2を介して流れ、また、
ラッチ部の接点Bに“Hi”データが保持されている場
合は、SRAMセル105のセル電流Idbが、トランジ
スタTr2及びインバータINV1のオン抵抗Rtr
2,Rip1を介して流れる。
【0065】また、他のビット線対D[1:i]/DB
[1:i]においては、データが読み出されないため、
ほぼプリチャージ時のビット線電位Vpcが維持され
る。
【0066】これにより、ワード線WL0とカラム選択
信号線S[0]共に接続されるSRAMセルからのみ、
ビット線対D[0]/DB[0]における保持データに
応じた電位差が生じ、センスアンプ108を介して出力
データDOUT[0:n]として出力される。
【0067】その後、クロック信号CLKが“Hi”か
ら“Lo”に遷移すると、プリチャージラインPCが
“Hi”となり、また、カラム選択信号線S[0]及び
ワード線WL[0]が“Lo”となる。
【0068】プリチャージラインPCが“Hi”になる
ことにより、各ビット線対のプリチャージが開始され
る。このとき、各ビット線対D[0:i]/DB[0:
i]は、ビット線対間に生じた電位差が等しくかつ、一
定のビット線プリチャージ電位Vpcとなるように充電
される。しかし、他のビット線対D[1:i]/DB
[1:i]においては、ビット線プリチャージ電位Vp
cが維持されるため、プリチャージによる充電がほとん
ど行われない。
【0069】カラム選択信号線S[0]が“Lo”にな
ることにより、反転信号SB[0]が“Hi”になり、
他の“Lo”レベルの反転信号SB[1:i]と共にS
RAMセルに入力される。
【0070】これにより、全てのSRAMセル105に
おいては、内部のトランジスタTr3がオフ、トランジ
スタTr4がオンとなり、ビット線対D[0:i]/D
B[0:i]には、データが読み出されることがなくな
る。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
カラム選択信号によって選択されたセルにおいては、切
替手段によりアクセストランジスタのゲートとワード線
とが接続され、カラム選択信号によって選択されていな
いセルにおいては、切替手段によりアクセストランジス
タのゲートはワード線と接続されず、プルダウンされる
構成としたため、選択されたセルのデータのみがビット
線対に出力されることとなり、動作速度の劣化を抑えな
がらも、非選択ビット線対に要するプリチャージの消費
電力を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体記憶装置の実施の一形態を示す
図である。
【図2】図1に示したSRAMセルの構成を示す図であ
る。
【図3】図1及び図2に示した半導体記憶装置の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図4】図2に示したSRAMの等価回路図である。
【図5】従来のSRAMを用いた半導体記憶装置の一構
成例を示す図である。
【図6】図5に示したSRAMセルの構成を示す図であ
る。
【図7】図5に示した半導体記憶装置の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図8】従来の半導体記憶装置の他の構成例を示す図で
ある。
【図9】図8に示したSRAMセルの構成を示す図であ
る。
【図10】図8及び図9に示した半導体記憶装置の動作
を説明するためのタイミングチャートである。
【図11】図9に示したSRAMの等価回路図である。
【符号の説明】
100−1〜100−(n+1) ブロック 101 プリチャージデコーダ 102 ワード線デコーダ 103 カラムデコーダ 104 プリチャージ回路 105 SRAMセル 107 カラムセレクタ 108 センスアンプ 109 ライトバッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワード線と複数のビット線対とに
    よってマトリックス状に接続された複数のセルを有し、
    前記ビット線対を選択するためのカラム選択信号と前記
    ワード線とによって、前記複数のセルのうち、保持デー
    タの読み出しが行われるセルが選択される半導体記憶装
    置において、 前記複数のセルのそれぞれは、 ゲートが前記ワード線と接続され、オン状態になった場
    合に該セルの保持データを前記ビット線対に出力するア
    クセストランジスタと、 前記カラム選択信号に基づいて、前記アクセストランジ
    スタのゲートを前記ワード線に接続するかプルダウンす
    るかを切り替える切替手段とを有することを特徴とする
    半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記切替手段は、前記カラム選択信号の反転信号が入力
    され、該反転信号によって、前記アクセストランジスタ
    のゲートを前記ワード線に接続するかプルダウンするこ
    とを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記切替手段は、前記反転信号がLレベルの場合に前記
    アクセストランジスタのゲートを前記ワード線に接続
    し、前記反転信号がHレベルの場合に前記アクセストラ
    ンジスタのゲートをプルダウンすることを特徴とする半
    導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記切替手段は、複数のトランジスタからなることを特
    徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体記憶装置におい
    て、 前記切替手段は、 ゲートに前記反転信号が入力され、ソースにワード線が
    接続され、ドレインに前記アクセストランジスタのゲー
    トが接続された第1のトランジスタと、 ゲートに前記反転信号が入力され、ソースに前記アクセ
    ストランジスタのゲートが接続され、ドレインが接地さ
    れた第2のトランジスタとを有することを特徴とする半
    導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の
    半導体記憶装置において、 前記複数のセルにおける保持データは、前記アクセスト
    ランジスタのオン抵抗のみを介して前記ビット線対に出
    力されることを特徴とする半導体記憶装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2008152724A1 (ja) * 2007-06-14 2008-12-18 Fujitsu Limited 半導体記憶装置
US8004879B2 (en) 2008-08-20 2011-08-23 Renesas Electronics Corporation Semiconductor memory device

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