JP2000339695A - 光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスク記録装置

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JP2000339695A
JP2000339695A JP11149923A JP14992399A JP2000339695A JP 2000339695 A JP2000339695 A JP 2000339695A JP 11149923 A JP11149923 A JP 11149923A JP 14992399 A JP14992399 A JP 14992399A JP 2000339695 A JP2000339695 A JP 2000339695A
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traverse
recording
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optical disk
light beam
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JP11149923A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Toshimitsu
克之 利光
Masanobu Shimizu
正信 清水
Kazuhiro Teshirogi
和宏 手代木
Katsutoshi Sumida
勝利 隅田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ディスク装置の記録時の最大消費電流を抑
え、携帯型装置を代表とする装置における電源電池の長
寿命化を図る。 【解決手段】 光ディスク1にデータ記録する際,ま
ず,トラバース18を停止させる.次に磁気コイル駆動
回路22を駆動させるのと同時にレーザ出力制御回路2
0を記録用出力にし記録を開始する.このとき光スポッ
ト位置検出回路11の出力を監視しる.光ピックアップ
2のアクチュエータの変位が変位限界値を超えたことを
検出すると,磁気コイル駆動回路22の駆動を停止し,
同時にレーザ出力制御回路20を再生用出力にして記録
を一旦停止する.次にトラバース18を外周方向に所定
量移動させる.移動完了後,記録を一旦停止した位置に
光ピックアップ2を移動させ,記録を続ける.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクの情報
トラックに沿って情報を記録する光ディスクの記録装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクにおいては、光ピックアップ
の対物レンズを微小に位置制御しながら、光ディスクの
情報トラック(溝、ピット列)に添って情報の記録また
は再生を行い、光ピックアップ全体の光ディスク半径方
向への移送をトラバースモータで行っている。従来、光
ディスク記録装置は特開平10−188324号に記載
されたものが知られている。
【0003】図7は従来の光ディスク記録装置の構成ブ
ロック図を示すものである。図7において、1は同心円
状あるいは螺旋状の情報トラックを有する光ディスク、
2は光ピックアップであり、図示しないレーザ、対物レ
ンズ、前記対物レンズをディスク方向に移動させるフォ
ーカスアクチュエータ、ディスク半径方向に移動させる
トラッキングアクチュエータ2a、光ディスク1からの
反射光を電気信号に変換するフォトディテクタ2bから
なり、光ディスク1の情報面に光ビームを集光して光ス
ポットを形成しその反射光を検出するものである。3は
光ピックアップ2の出力からトラッキング誤差信号を生
成し出力するトラッキング誤差検出回路、4は前記トラ
ッキング誤差信号を入力としてトラッキング制御を行う
トラッキング制御回路、7はトラッキングアクチュエー
タ2aを光ディスク1の半径方向に駆動するアクチュエ
ータ駆動回路、11は前記光スポットの位置を検出する
光スポット位置検出回路で、情報トラックに垂直な方向
に少なくとも2分割された受光素子の差信号から求め
る。12は光スポット位置検出回路の出力から低周波数
成分を抽出するローパスフィルタ、20は低周波帯域を
所定のゲインで増幅する低域持ち上げ回路、17は低域
持上げ回路20の出力によりトラバースを駆動するトラ
バース駆動回路、18は光ピックアップ2を光ディスク
1の半径方向に移動させるトラバースである。21は記
録するデータに同期パターンを付加して所定の変調を施
し磁気変調駆動回路22にデータを出力する変調回路、
22は変調回路21から供給されたデータに応じて磁界
用コイル23を駆動し、光ディスク1の所定の領域に対
して磁界を印加する磁界用コイル駆動回路、23は磁界
用コイルである。
【0004】以上のように構成された光ディスク記録装
置のトラバース駆動部について、以下その動作について
説明する。
【0005】トラッキング誤差検出回路3の出力がトラ
ッキング制御回路4に入力され、所定のフィルタ処理と
ゲインを乗じてアクチュエータ駆動回路7に出力され、
前記光スポットが情報トラックに追従するようにトラッ
キング制御がなされる。ここで、光スポット検出回路1
1では光ピックアップ2の出力信号から光スポットの位
置を検出し、ローパスフィルタ12によりその低周波数
成分を抽出する。つぎに、低域持ち上げ回路20により
ローパスフィルタ12の出力信号の低域成分を増加さ
せ、トラバース駆動回路17に入力し、前記トラッキン
グアクチュエータの変位が小さくなるようにトラバース
18を駆動することにより、光ディスク記録装置の設置
姿勢によらずトラバース18の安定な追従を行うように
構成されている。
【0006】図7に示した光ディスク記録装置の記録動
作は、以上に述べたトラバース制御をおこないながら、
磁界用コイル駆動回路22を制御することにより行われ
る。光ディスク1にデータを記録する場合、まず、図示
せぬ信号処理装置より記録するデータが変調回路21に
入力される。変調回路21は記録するデータに同期パタ
ーンを付加して所定の変調を施し、磁界用コイル駆動回
路22にデータを出力する。磁界用コイル駆動回路22
は変調回路から供給されたデータに応じて磁界用コイル
23を駆動し、光ディスク1の所定の領域に対して磁界
を印加する。そのとき、光ピックアップ2からは、記録
用の光ビームが照射されているので、光ディスク1にお
ける光ビームが照射されている領域の記録媒体の温度が
上昇し、キュリー点を超えることになる。温度がキュリ
ー点を超えた部分の記録媒体は、磁界用コイル23によ
り印加されている磁界の方向に応じて磁化され、データ
が記録される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では光ディ
スクとして光磁気ディスクへの記録について説明した
が、一般に光ディスクに記録をおこなう場合、光ビーム
出力は記録用出力が再生用出力より大きな出力を必要と
する。また、記録時には上述のトラバース制御も同時に
おこなわれている。したがって、記録時にはレーザの光
ビーム出力を上げることが必要であると同時にトラバー
スを駆動することが必要となり、その分最大消費電流
(ピーク電流)が増大することになる。また、光磁気デ
ィスクへの記録の場合は磁界用コイル駆動回路を駆動す
る必要があるため、その消費電流によりさらに最大消費
電流が増大する。一方、携帯型装置を代表とする装置に
おいては、電源電池の長寿命化のためにも省電力が必要
であるばかりでなく、消費電流の変化による最大消費電
流は電池寿命により影響が大きいため、なるべく小さく
したいという要求が生じる。
【0008】本発明は、装置の最大消費電流を減少でき
る記録手段を提供し、省電力設計に有利な光ディスク記
録装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の光ディスク記録装置は、光ディスクに光ビー
ムを照射してトラッキング制御及びトラバース制御を行
いながらデータを記録する光ディスク記録装置であっ
て、前記光ディスクに記録を開始する際に、トラバース
を停止させた状態で光ビーム出力を記録用出力に切り換
えて記録を開始し、トラッキング誤差の検出に基づき光
スポットが情報トラックに追従するようにトラッキング
アクチュエータを駆動してトラッキング制御を行うと共
にそのトラッキングアクチュエータの変位を検出し、前
記トラッキングアクチュエータの変位が所定の変位量を
超えると前記光ビーム出力を再生用出力に切り換えると
共に前記トラバースを所定量移動させるトラバース制御
を行い、このトラバース制御の間は記録を停止するよう
に構成したものである。
【0010】これにより、トラバースを停止した状態で
記録をおこない、かつトラバースの移動は記録を中断し
てからおこなうようにしたため、装置の最大消費電流を
抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、光ディスクに光ビームを照射してトラッキング制御
及びトラバース制御を行いながらデータを記録する光デ
ィスク記録装置であって、前記光ディスクに記録を開始
する際に、トラバースを停止させた状態で光ビーム出力
を記録用出力に切り換えて記録を開始し、トラッキング
誤差の検出に基づき光スポットが情報トラックに追従す
るようにトラッキングアクチュエータを駆動してトラッ
キング制御を行うと共にそのトラッキングアクチュエー
タの変位を検出し、前記トラッキングアクチュエータの
変位が所定の変位量を超えると前記光ビーム出力を再生
用出力に切り換えると共に前記トラバースを所定量移動
させるトラバース制御を行い、このトラバース制御の間
は記録を停止するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0012】本発明によれば、トラバース駆動時は必ず
光ビーム出力は再生用出力となり、装置の最大消費電流
を抑えることができる装置を提供できる。
【0013】本発明の請求項2に記載の発明は、請求項
1記載の光ディスク記録装置において、前記光ディスク
が光磁気ディスクである場合、前記記録を開始する際に
光ディスクに磁界を印加する磁界用コイルの駆動を行
い、トラッキングアクチュエータの変位が所定の変位量
を超えてトラバース制御を行うときはその磁界用コイル
の駆動を停止するように構成したことを特徴とするもの
である。
【0014】本発明によれば、光ディスクとして光磁気
ディスクを使用する場合、トラバース駆動時は必ず磁界
用コイル駆動回路を駆動せず、かつ光ビーム出力は再生
用出力となるので、装置の最大消費電流を大きく抑える
ことができる装置を提供できる。
【0015】本発明の請求項3に記載の発明は、光ディ
スクに光ビームを照射してトラッキング制御及びトラバ
ース制御を行いながら記録を行う光ディスク記録装置で
あって、前記光ディスク上に光ビームを集光して光スポ
ットを形成し前記光ビームの反射光を検出して電気信号
として出力すると共に前記光スポットをディスク半径方
向に移動させるトラッキングアクチュエータを有する光
ピックアップと、前記光ピックアップをディスクの半径
方向に移動させるトラバースと、前記トラバースを所定
量移動させるトラバース制御手段と、前記トラッキング
アクチュエータの変位を検出する変位検出手段と、前記
光ビームの出力を制御する光ビーム出力制御手段と、前
記トラバース制御手段と前記光ビーム出力制御手段を制
御する制御手段を有し、前記制御手段は、前記光ディス
クにデータ記録を開始する際に、前記トラバース制御手
段により前記トラバースを停止させ、前記光ビーム出力
制御手段により光ビーム出力を記録用出力にして記録を
開始し、前記変位検出手段の出力により前記トラッキン
グアクチュエータの変位が所定の変位量を超えると前記
光ビーム出力制御手段により光ビーム出力を再生用出力
にし、前記トラバース制御手段に前記トラバースを所定
量移動させ、トラバースが所定量移動後に停止させて更
に順次記録するように制御するように構成したことを特
徴とするものである。
【0016】本発明によれば、トラバース駆動時は必ず
光ビーム出力は再生用出力となり、装置の最大消費電流
を抑えることができる装置を提供できる。
【0017】本発明の請求項4に記載の発明は、前記光
ディスクに磁界を印加する磁界用コイルと、前記磁界用
コイルを駆動する磁界用コイル駆動手段を更に備え、前
記制御手段は、前記光ディスクが光磁気ディスクである
場合、当該光磁気ディスクにデータ記録を開始する際
に、前記トラバース制御手段により前記トラバースを停
止させ、前記磁界用コイル駆動手段により磁界用コイル
を駆動すると同時に前記光ビーム出力制御手段により光
ビームを記録用光ビーム出力にして記録を開始し、前記
変位検出手段の出力により前記トラッキングアクチュエ
ータの変位が所定の変位量を超えると、前記磁界用コイ
ル駆動手段により磁界コイルの駆動を停止させると同時
に前記光ビーム出力制御手段により光ビーム出力を再生
用出力にし、前記トラバース制御手段に前記トラバース
を所定量移動させ、トラバースが所定量移動後に停止さ
せて更に順次記録するように制御するように構成したこ
とを特徴とするものである。
【0018】本発明によれば、光ディスクとして光磁気
ディスクを使用する場合、トラバース駆動時は必ず磁界
用コイル駆動回路を駆動せず、かつ光ビーム出力は再生
用出力となるので、装置の最大消費電流を大きく抑える
ことができる装置を提供できる。
【0019】以下、本発明の実施の形態について、図面
を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にお
ける光ディスク記録装置の構成ブロック図である。図1
において、1は同心円状あるいは螺旋状の情報トラック
を有する光ディスク、2は光ピックアップであり、図示
しない対物レンズと前記対物レンズを半径方向に移動さ
せるトラッキングアクチュエータ2aと光ディスク1か
らの反射光を電気信号に変換するフォトディテクタ2b
及び光ビームを出力するレーザ2c等からなり、光ディ
スク1の情報面に光ビームを集光して光スポットを形成
しその反射光を検出するものである。3は光ピックアッ
プ2の出力からトラッキング誤差信号を生成し出力する
トラッキング誤差検出回路、4は前記トラッキング誤差
信号を入力としてトラッキング制御を行うトラッキング
制御回路、7は前記トラッキングアクチュエータを光デ
ィスク1の半径方向に駆動するアクチュエータ駆動回路
である。
【0020】16はコントローラ19の指示によりトラ
バース18を制御するトラバース制御回路であって、ト
ラバース18を従来の技術で説明した制御をおこなう機
能、前記機能を停止しトラバース18を停止状態にする
機能、トラバース18を所定量移動させる機能を有し、
コントローラ19の指示により動作を切り替える。17
はトラバース制御回路16の出力信号によりトラバース
18を光ディスク1の半径方向に駆動するトラバース駆
動回路、18は光ピックアップ2を光ディスク1の半径
方向に移動させるトラバース、20はコントローラ19
の指示により前記光ピックアップの光ビーム出力を再生
用出力と記録用出力のどちらか一方に切り換えるレーザ
出力制御回路、19はコントローラである。
【0021】コントローラ19は、前述したトラッキン
グ制御回路4、トラバース制御回路16、レーザ出力制
御回路20の制御指令を行うが、そのトラバース制御に
おいて、トラバース18を所定量移動させる制御につい
ては、コンパレータ6の出力によって行う。このコンパ
レータ6は、トラッキングアクチュエータ2aの変位の
限界値を設定する判定値設定回路5の出力と、トラッキ
ング誤差に基づく光スポット位置検出回路11の出力と
を比較することにより、トラッキングアクチュエータ2
aの駆動時におけるその変位が所定量を越える位置を検
出ものである。そして、トラッキングアクチュエータ2
aの所定量を越える位置でコンパレータ6より出力され
ることにより、コントローラ19がトラバース18を停
止させる制御指令をトラバース制御回路16に出力する
ことになる。
【0022】以上のように構成された光ディスク記録装
置の記録動作について、図2のフローチャートを参照し
ながら説明をおこなう。
【0023】まず、コントローラ19により、記録時の
トラッキングアクチュエータの変位の限界値Xを判定値
設定回路5に設定する(ステップS1)。ここで、限界
値Xは、トラッキングアクチュエータ2aの物理的変位
限界値より小さく設定され、例えば、実際にトラッキン
グアクチュエータ2aを駆動させ、その時の光スポット
位置検出回路11の出力値を測定することにより求めら
れる。また、コントローラ19により、トラバース制御
回路16に指令を出し、動作設定を従来の技術で説明し
た自動追従制御にし、レーザ出力制御回路20に指令を
出し、光ビーム出力を再生用出力にする。
【0024】つぎに、光ディスク1を回転させ、図示し
ないフォーカスアクチュエータにより光スポットを合焦
させ、トラッキング誤差検出回路3の出力をトラッキン
グ制御回路4に入力し、所定のフィルタ処理とゲインを
乗じてアクチュエータ駆動回路7に出力d、前記光スポ
ットが前記情報トラックに追従するようにトラッキング
制御を行う(ステップS2)。次に、ステップS3でア
クセス動作により光スポットを記録開始位置に移動させ
ると、コントローラ19によりトラバース制御回路16
に停止指令を出し、トラバース18を停止状態にする
(ステップS4)。以後、コントローラ19によりトラ
バース制御回路22に停止解除命令が出されるまで、ト
ラバース18は停止したままである。
【0025】つぎに、ステップS5でレーザ出力制御回
路20に指令を出し、光ビーム出力を記録用出力にして
記録動作を開始する。このとき、光スポットは前記トラ
ッキング制御がなされているので、光スポット位置は外
周方向に移動していく。ここで、光スポット位置検出回
路11は、トラッキングアクチュエータ2aの変位を検
出し、検出した値とステップS1にて判定値設定回路5
に設定したトラッキングアクチュエータ2aの変位の限
界値Xとをコンパレータ6で比較し(ステップS6)、
トラッキングアクチュエータ2aが外周方向に限界値を
超えて変位したことを検出すると、ステップS7に進
み、コントローラ19によりレーザ出力制御回路20に
指令を出し、光ビーム出力を再生用出力にして一旦記録
動作を中断する。次に、ステップS8で、コントローラ
19によりトラバース制御回路16に停止解除指令を出
し、トラバース18の停止状態を解除し、つぎのステッ
プS9でコントローラ19によりトラバース制御回路1
6に指令を出し、外周方向にトラバース18を所定量移
動させる。そして、次のステップS10でトラバース1
8が所定量移動したかどうかを判断するが、このときト
ラバース18の移動量Yは、トラバースの起動時間を考
慮し、 X<Y<2X … (1) の範囲で設定する。
【0026】ここで、トラバース18は移動量が正確に
設定できるステッピングモータである場合は、(1)式
を満たす移動量だけ駆動すればよいが、DCモータの場
合は所定の幅のパルス列、あるいは一定電圧を印加し、
(1)に相当する移動を行った後の光スポットの位置信
号に相当する値と光スポット位置検出回路11の出力値
を比較し、(1)に相当する所定量をトラバース18が
移動したことを確認したなら、トラバース制御回路16
に停止指令を出力し、トラバース18への駆動電圧の印
加を停止させる(ステップS11)。
【0027】トラバース移動中も前記トラッキング制御
がなされているので、光スポット位置は相対的に内周側
に移動する。次のステップS12で記録を終了するかど
うかを判断して、終了することなく連続して記録を続け
る場合には、ステップS3に戻り、記録を中断した位置
に光スポットを移動させ、連続して記録しない場合は終
了する。すなわち、連続して記録する場合は、記録を中
断した位置を新たな記録開始位置として、図2のフロー
チャートにおけるステップS3に戻り連続して記録する
こととなる。このとき、トラバース18を移動させる速
さは光スポット位置がトラックに追従しながら外周方向
に移動していく速さと比較してはるかに大きいので、ト
ラバース移動中の光スポット位置の変位は少なく、アク
セスはトラッキングアクチュエータ2aの駆動のみでお
こなえる。
【0028】図3は本発明の第1の実施の形態による光
ディスク記録装置の記録時における光スポット位置検出
回路11の出力信号波形図、レーザ消費電流波形図、ト
ラバース駆動回路17の消費電流波形図を示す図であ
る。図3において、横軸は時間、(a)の縦軸は光スポ
ット位置検出回路11(すなわちトラッキングアクチュ
エータ2aの変位)の出力信号の電圧、(b)の縦軸は
レーザの消費電流、(c)の縦軸はトラバース駆動回路
17の消費電流で、A点は記録開始時、B点は記録中断
開始時、C点はトラバース18の移動完了時を示してい
る。また、C点は連続記録する場合の記録開始時をも示
すことになる。
【0029】図3において、A点ではコントローラ19
によりトラバース制御回路16によりトラバースを停止
状態にし、コントローラ19によりレーザ出力制御回路
20に指令を出し光ビーム出力を記録用出力にして、記
録を開始した時である。区間A−Bは光ビーム出力は記
録用出力であり、光ディスクに情報を記録している時間
である。A点ではすでに前記トラッキング制御はなされ
ている状態であり、光スポットは情報トラックに追従し
ながら外周方向に移動していく(図3(a)の区間A−
B)。また、区間A−Bでは光ビーム出力は記録用出力
であり、記録時電流が流れている(図3(b)の区間A
−B)のに対し、トラバース駆動回路17は停止状態に
あるので駆動電流は流れていない(図3(c)の区間A
−B)。次に、B点は、コンパレータ6が光スポット位
置検出回路11の出力により、トラッキングアクチュエ
ータ2aの変位が最大変位量を超えたことを検出し、光
ビーム出力を再生用出力に切り換える時である。そし
て、区間B−Cは光ビーム出力を再生用出力にした後、
トラバース18を所定量移動させている時間である。こ
の区間B−C間でもトラッキング制御をおこないながら
トラバース18を外周方向に移動させるので、相対的に
光スポット位置は内周方向に移動する(図3(a)の区
間B−C)。区間B−Cでは光ビーム出力は再生用出力
であり、再生時電流が流れているのに対し(図3(b)
の区間B−C)、トラバース駆動回路17は駆動状態に
あるので駆動電流は流れている(図3(c)の区間B−
C)。
【0030】以上のように本実施形態によれば、トラッ
キングアクチュエータの変位の限界値を設定しておき、
記録時に光スポット位置検出回路11の出力が限界値を
超えたなら、光ビーム出力を再生用出力にした後所定量
トラバース18を駆動させるようにしたため、トラバー
ス駆動時は必ず光ビーム出力は再生用出力となるので、
装置の最大消費電流を抑えることができる。 (実施の形態2)図4は本発明の第2の実施の形態にお
ける光ディスク記録装置の構成ブロック図である。この
実施の形態では、前記光ディスク1が光磁気ディスクで
ある場合の例であり、図4において、前述の図1と異な
る部分は、変調回路21、磁界用コイル駆動回路22、
磁界用コイル23を追加したことである。ここで、光デ
ィスク1にデータを記録する場合、まず、図示せぬ信号
処理装置より記録するデータが変調回路21に入力され
る。変調回路21は記録するデータに同期パターンを付
加して所定の変調を施し、磁界用コイル駆動回路22に
データを出力する。磁界用コイル駆動回路22は、コン
トローラ19の指令により変調回路から供給されたデー
タに応じて磁界用コイル23を駆動し、光ディスク1の
所定の領域に対して磁界を印加する。そのとき、光ピッ
クアップ2からは、記録用のレーザビームが照射されて
いるので、光ディスク1のレーザパワーが照射されてい
る領域の記録媒体の温度が上昇し、キュリー点を超える
ことになる。温度がキュリー点を超えた部分の記録媒体
は、磁界用コイル23により印加されている磁界の方向
に応じて磁化され、データが記録される。
【0031】以上のように構成された光ディスク記録装
置の記録動作について、図5のフローチャートを参照し
ながら説明をおこなう。
【0032】図5において、前述の図2と異なる部分
は、図2のステップS5とステップS7を、ステップS
13とステップS14としたことである。すなわち、ス
テップS13では、レーザ出力制御回路20に指令を出
し、光ビーム出力を記録用出力にして記録動作を開始
し、磁界用コイル駆動回路22に駆動指令を出力し、磁
界用コイル23の駆動を行う。また、ステップS7で
は、レーザ出力制御回路20に指令を出し、光ビーム出
力を再生用出力にして記録動作を中断すると共に、磁界
用コイル駆動回路22に駆動停止指令を出力し、磁界用
コイル23の駆動を停止する。
【0033】図6は本発明の第2の実施の形態による光
ディスク記録装置の記録時における光スポット位置検出
回路11の出力信号波形図、レーザ消費電流波形図、磁
界用コイル駆動回路22の消費電流波形図、トラバース
駆動回路17の消費電流波形図を示す図である。図6に
おいて、横軸は時間、(a)の縦軸は光スポット位置検
出回路11の出力信号の電圧、(b)の縦軸はレーザの
消費電流、(c)の縦軸は磁界用コイル駆動回路22の
消費電流、(d)の縦軸はトラバース駆動回路17の消
費電流で、Aは、記録開始時刻、Bは、記録中断時刻、
Cは、トラバース18の移動完了時刻を示している。
【0034】図6において、図3と異なる部分は、
(c)の磁界用コイル駆動回路22の消費電流波形図を
追加した点である。この(c)の波形から明らかなよう
に、磁界用コイル駆動回路22の消費電流は、レーザ出
力消費電流の記録用出力と再生用出力の切り換えに連動
して切り換えられており、その消費電流はトラバース駆
動回路17の消費電流と逆転するようになっている。
【0035】以上のように本実施形態によれば、光ディ
スクとして光磁気ディスクを使用する場合、トラッキン
グアクチュエータ2aの変位の限界値を設定しておき、
記録時に光スポット位置検出回路11の出力が限界値を
超えたなら、光ビーム出力を再生用出力に設定し磁界用
コイル駆動回路22の駆動停止後、所定量トラバース1
8を駆動させるようにしたため、トラバース駆動時は必
ず磁界用コイル駆動回路22は駆動せず、かつ光ビーム
出力は再生用出力となるので、装置の最大消費電流を大
きく抑えることができる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記光デ
ィスクに記録を開始する際に、トラバースを停止させた
状態で光ビーム出力を記録用出力に切り換えて記録を開
始し、トラッキング誤差の検出に基づき光スポットが情
報トラックに追従するようにトラッキングアクチュエー
タを駆動してトラッキング制御を行うと共にそのトラッ
キングアクチュエータの変位を検出し、前記トラッキン
グアクチュエータの変位が所定の変位量を超えると前記
光ビーム出力を再生用出力に切り換えると共に前記トラ
バースを所定量移動させるトラバース制御を行い、この
トラバース制御の間は記録を停止するようにしたため、
トラバース駆動時は必ず光ビーム出力は再生用出力とな
り、装置の最大消費電流を抑えることができ、携帯型装
置を代表とする装置においては電源電池の長寿命化を図
ることができるという有利な効果が得られる。
【0037】また、光ディスクとして光磁気ディスクを
使用する場合、トラバース駆動時は必ず磁界用コイル駆
動回路を駆動せず、かつ光ビーム出力は再生用出力とな
るので、装置の最大消費電流を大きく抑えることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による光ディスク記
録装置の構成ブロック図
【図2】同記録時の動作概略フローチャート
【図3】同記録時における光スポット位置検出回路の出
力信号、光ピックアップのレーザ出力による消費電流、
トラバース駆動回路の消費電流波形図
【図4】本発明の第2の実施の形態による光ディスク記
録装置の構成ブロック図
【図5】同記録時の動作概略フローチャート
【図6】同記録時における光スポット位置検出回路の出
力信号、光ピックアップのレーザ出力による消費電流、
磁界用コイル駆動回路の消費電流、トラバース駆動回路
の消費電流波形図
【図7】従来の光ディスク記録装置の構成ブロック図
【符号の説明】
1 光ディスク 2 光ピックアップ 2a トラッキングアクチュエータ 2c レーザ 3 トラッキング誤差検出回路 4 トラッキング制御回路 7 アクチュエータ駆動回路 11 光スポット位置検出回路 16 トラバース制御回路 18 トラバース 19 コントローラ 20レーザ出力制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 手代木 和宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 隅田 勝利 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D090 AA01 BB10 CC01 CC16 DD03 DD05 EE20 FF02 HH02 KK03 5D117 AA02 CC04 EE27 GG06 5D118 AA08 AA13 BA01 BB06 BF03 CA13 CB03 CB07 CD03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに光ビームを照射してトラッ
    キング制御及びトラバース制御を行いながらデータを記
    録する光ディスク記録装置であって、 前記光ディスクに記録を開始する際に、トラバースを停
    止させた状態で光ビーム出力を記録用出力に切り換えて
    記録を開始し、トラッキング誤差の検出に基づき光スポ
    ットが情報トラックに追従するようにトラッキングアク
    チュエータを駆動してトラッキング制御を行うと共にそ
    のトラッキングアクチュエータの変位を検出し、前記ト
    ラッキングアクチュエータの変位が所定の変位量を超え
    ると前記光ビーム出力を再生用出力に切り換えると共に
    前記トラバースを所定量移動させるトラバース制御を行
    い、このトラバース制御の間は記録を停止するように構
    成したことを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 【請求項2】 前記光ディスクが光磁気ディスクである
    場合、前記記録を開始する際に光ディスクに磁界を印加
    する磁界用コイルの駆動を行い、トラッキングアクチュ
    エータの変位が所定の変位量を超えてトラバース制御を
    行うときはその磁界用コイルの駆動を停止するように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録
    装置。
  3. 【請求項3】 光ディスクに光ビームを照射してトラッ
    キング制御及びトラバース制御を行いながら記録を行う
    光ディスク記録装置であって、 前記光ディスク上に光ビームを集光して光スポットを形
    成し前記光ビームの反射光を検出して電気信号として出
    力すると共に前記光スポットをディスク半径方向に移動
    させるトラッキングアクチュエータを有する光ピックア
    ップと、前記光ピックアップをディスクの半径方向に移
    動させるトラバースと、前記トラバースを所定量移動さ
    せるトラバース制御手段と、前記トラッキングアクチュ
    エータの変位を検出する変位検出手段と、前記光ビーム
    の出力を制御する光ビーム出力制御手段と、前記トラバ
    ース制御手段と前記光ビーム出力制御手段を制御する制
    御手段を有し、 前記制御手段は、前記光ディスクにデータ記録を開始す
    る際に、前記トラバース制御手段により前記トラバース
    を停止させ、前記光ビーム出力制御手段により光ビーム
    出力を記録用出力にして記録を開始し、前記変位検出手
    段の出力により前記トラッキングアクチュエータの変位
    が所定の変位量を超えると前記光ビーム出力制御手段に
    より光ビーム出力を再生用出力にし、前記トラバース制
    御手段に前記トラバースを所定量移動させ、トラバース
    が所定量移動後に停止させて更に順次記録するように制
    御するように構成したことを特徴とする光ディスク記録
    装置。
  4. 【請求項4】 前記光ディスクに磁界を印加する磁界用
    コイルと、前記磁界用コイルを駆動する磁界用コイル駆
    動手段を更に備え、 前記制御手段は、前記光ディスクが光磁気ディスクであ
    る場合、当該光磁気ディスクにデータ記録を開始する際
    に、前記トラバース制御手段により前記トラバースを停
    止させ、前記磁界用コイル駆動手段により磁界用コイル
    を駆動すると同時に前記光ビーム出力制御手段により光
    ビームを記録用光ビーム出力にして記録を開始し、前記
    変位検出手段の出力により前記トラッキングアクチュエ
    ータの変位が所定の変位量を超えると、前記磁界用コイ
    ル駆動手段により磁界コイルの駆動を停止させると同時
    に前記光ビーム出力制御手段により光ビーム出力を再生
    用出力にし、前記トラバース制御手段に前記トラバース
    を所定量移動させ、トラバースが所定量移動後に停止さ
    せて更に順次記録するように制御するように構成したこ
    とを特徴とする請求項3記載の光ディスク記録装置。
JP11149923A 1999-05-28 1999-05-28 光ディスク記録装置 Pending JP2000339695A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6845065B2 (en) 2001-06-08 2005-01-18 Fujitsu Limited Magneto-optical recording medium processing apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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