JP2000339538A - バッテリ交換装置 - Google Patents
バッテリ交換装置Info
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- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
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Abstract
テリ交換装置を提供すること。 【解決手段】 バッテリ交換装置1は複数のスロット4
を有し、このスロット4に挿入されたバッテリ2は充電
器7で充電される。充電済みのバッテリ2は指示に従っ
てユーザに貸出される。貸出しに際しては保持機構5に
設けられたバッテリロックが外され、バッテリ2は隣接
するバッテリ2よりも前方に突出される。スロット4の
開口部近傍は、スロット4の底部よりも拡張された膨出
部分を有していて、バッテリ2の端部をつかみ易いよう
になっている。また、バッテリ自体はつかみやすいよう
に、手のひらサイズの断面形状が設定されている。
Description
に関し、特に、電動機を駆動源とする電動車両に搭載さ
れるバッテリの充電および貸出し等を集中して管理する
のに好適なバッテリ交換装置に関する。
を補助動力源として搭載した自転車(以下、「電動アシ
スト自転車」という)が利用されている。この電動機に
は、充電を繰り返して再使用することができるニッケル
−カドミウム電池等のバッテリが電源として使用され
る。
バッテリを個人的に所有した場合、充電等の管理を自己
で行わなければならない煩わしさがある。この煩わしさ
を解消するため、バッテリの充電を集中して管理するシ
ステムが考えられる。例えば、電動アシスト自転車のユ
ーザが、集中管理されているバッテリを借り受けて使用
し、バッテリが消耗したならば、そのバッテリを返却し
てフル充電されたバッテリを新たに借り受けるバッテリ
交換システムが考えられる。
録されたユーザに対して、バッテリの貸出しおよび返却
を自動的に行うバッテリ交換装置が開示されている。こ
のようなバッテリ交換装置を随所に配備することによ
り、ユーザは充電や保管等のバッテリ管理の煩わしさか
ら解放されるだけでなく、バッテリ消耗を気にすること
なく広い範囲で電動アシスト自転車を利用することがで
きる。
の自動交換装置が配備されていると、利便性が増す一
方、多数の人がこの交換装置を利用するようになるた
め、不特定の人がバッテリ交換装置を容易に取扱えるこ
とが求められる。特に、バッテリ交換装置内に収納され
ている比較的重量の大きいバッテリを取出す際の操作性
の向上が課題である。
の取出しが容易となるように構成されたバッテリ交換装
置を提供することを目的とする。
の本発明は、略四角柱形状のバッテリを長手方向で収納
することができる有底筒状体であって、バッテリを保持
する奥部分、および該奥部分から前記筒状体の開口部側
に広がり、収納されたバッテリの一端が突出するように
形成された膨出部分からなる収納部を具備した点に第1
の特徴がある。
体の底部近傍に保持させるロック手段と、前記ロック手
段を解除して、前記バッテリを隣接する他のバッテリよ
りも前記開口部側へ突出させるロック解除手段とを具備
した点に第2の特徴がある。
平方向にそれぞれ複数個ずつ配列されていて、上下また
は水平方向に配列された複数の有底筒状体に共通の扉を
具備した点に第3の特徴がある。また、さらに、本発明
は、収納されるバッテリの横断面形状は略長方形であ
り、その短辺が手のひらサイズである点に第4の特徴が
ある。
の一端が膨出部分に突出されているので、この一端をつ
かんで、バッテリをバッテリ交換装置に容易に出入する
ことができる。特に第2の特徴によれば、ロック解除手
段でロックを解除すればバッテリは、隣接する他のバッ
テリよりも突出されるので、より一層つかみ易い。ま
た、第3の特徴によれば、複数の収納部のうち必要に応
じて列単位または段単位で扉を開放してバッテリを出入
れすることができる。さらに、第4の特徴によるバッテ
リのように一端をつかんで利用するバッテリにおいて、
好適にバッテリ交換装置への出入れ作業性が向上され
る。
明する。図1は、本発明の一実施形態に係るバッテリ交
換装置を示す正面図、図2は同側面断面図である。図に
おいて、バッテリ交換装置1は、外形が直方体をなす筐
体からなる。この筐体は、複数のバッテリ2、コントロ
ーラ(電源装置および制御装置からなる)3とを収容す
るスペースを有する本体1aと、本体1aに対して開閉
自在な蓋体1bとからなる。なお、バッテリ2は複数の
バッテリセルを樹脂等のケース内に装填したバッテリパ
ックとして構成される。
した収納部としてのスロット4が設けられており、スロ
ット4はそれぞれ横に6列、縦に5段設けられている。
すなわち、本実施形態のバッテリ交換装置1は合計30
個のバッテリを同時に収容可能である。スロット4はバ
ッテリ2の保持機構(詳細は後述)5を有している。ス
ロット4の底部つまり奥の壁面にはバッテリ充電のため
の端子6が設けられていて、この端子6は充電器7に接
続されている。
を検出するセンサ手段(後述のリミットスイッチ56)
を有していて、バッテリ2の挿入が検出されたならば充
電器7を付勢して該バッテリ2の充電を行う。バッテリ
2の検出、充電の開始指示等は前記コントローラ3によ
って実行できる。コントローラ3の制御装置は、バッテ
リ2の充電が完了した場合、どのスロット4に充電済み
バッテリが収納されているかが認識できるレジスタを含
む制御手段を有している。このレジスタの内容によって
後述の表示手段による充電バッテリ表示が行われる。な
お、充電器7は個々のスロット4にそれぞれ別個に設け
るのではなく、例えば、3つのスロットで1つの充電器
7を共用することができる。
が設けられている。バッテリ交換装置1に空調手段を設
けると、そのために大きいスペースをとることになり、
屋内での使用に適しない。そこで、本実施形態では、ス
ペースを大きくとる空調手段を用いず、ファン8で外気
(設置場所の雰囲気)との換気をするだけにした。その
結果、後述のようにバッテリ交換装置1の小型化が達成
されている。
て横長の窓9が5段設けられていて、この窓9には6列
のスロット4の前面を一体的に覆う共通の扉10が設け
られている。扉10は透明の樹脂板で形成でき、上部に
設けたヒンジ11によって開閉自在に支持されている。
窓9の縁には、扉10を閉じたときにこの扉10の下端
部裏面が当接するストッパ12が設けられている。スト
ッパ12は緩衝機能があるゴム等の弾性材料であるのが
好ましい。また、窓9には各スロット4に対応して表示
灯(例えばLED)13が設けられていて、この表示灯
13が点灯又は点滅しているスロット4およびこのスロ
ット4に収容されているバッテリ2に関してユーザがア
クセス可能である。図1においては図の繁雑を避けるた
め最下段のスロットについてのみストッパおよび表示灯
を示す符号12,13を付している。
の数に限らないのはもちろんである。また、窓9は横長
に限らず、スロット4の列に合わせて縦長としてもよ
い。この場合、扉10も縦長となり、上下方向に伸びた
回動軸を有するヒンジで支持するのがよいのはもちろん
である。さらに、スロット4の数に応じて必要な数の窓
9だけに開閉自在な扉10を設けることとし、スロット
4の数が少ない場合は、使用しない窓9に蓋を取付けて
塞いでおくようにしてもよい。そして、スロット4を増
設した場合は、これに応じて、塞いであった窓9を開放
し、そこに扉10を取付ければよい。
され、電源ランプ15、準備中表示器16、操作手順表
示器17,18,19、カード返却ランプ20、および
カード使用残数表示器21が設けられている。準備中表
示器16ならびに操作手順表示器17,18,19は、
予めメッセージを書込んだ文字板と、この文字板を照射
するランプとからなる。準備中表示器16には「準備
中」の文字が、操作手順表示器17には「充電池を点灯
の所に入れて下さい」の文字が、操作手順表示器18に
は「カードを入れて下さい」の文字が、操作手順表示器
19には「点滅の所から充電池を取出して下さい」の文
字がそれぞれ表示される。蓋体1bの最上段の窓9の側
部にはプリペイドカードを挿入するための挿入口22が
形成されている。挿入口22には、開閉自在な透明樹脂
カバー22aを設けることができる。
設けられている。このバッテリ交換装置1の高さHは1
20cm、奥行Dは45cm、幅Bは72.5cmであ
る。これらの寸法のうち、特に、高さHは、人間工学的
にみたバッテリ2の出し入れ容易性や、コンビニエンス
ストア等の店舗に設置した場合の見通しの確保ならびに
他の商品陳列台と共に配列したときの美観を考慮して決
定するのが好ましく、120cmの前後10cmの範囲
であるのが好ましい。
説明する。バッテリ交換装置1は、充電済みのバッテリ
2がない場合は準備中表示器16をオンにして「準備
中」の文字を表示している。充電済みバッテリ2を貸出
しできる場合は、準備中表示器16をオフにして「準備
中」の文字を消し、これに代わって操作手順表示器17
をオンにして「充電池を点灯の所に入れて下さい」の文
字を表示する。また、この表示と共に、空きスロット4
に対応した表示灯13を点灯させる。空きスロット4が
複数あるときは、それらのすべての表示灯13を点灯さ
せてもよいし、各スロット4が平均して利用されるよう
にスロット4のうち1つを選択して表示灯13を点灯さ
せてもよい。
ャートである。この処理はコントローラ3内の制御装置
(マイクロコンピュータを含む)によって実行される。
ステップS1では、バッテリ2がスロット4に入ったか
否かが判別される。バッテリ2が入れられたならばステ
ップS2に進み、受入れたバッテリ2が純正なものかど
うかをチェックする。バッテリ2が純正のものであっ
て、かつ異常がない場合(ステップS3が否定)はステ
ップS4に進む。なお、異常の際に点灯して注意を促す
警告ランプを前記蓋体1bに設けることができる。
ンにして操作手順表示器17をオフにする。これによっ
て、「充電池を点灯のところに入れて下さい」の文字は
消え、代わりに「カードを入れて下さい」の文字が表示
される。ステップS5では、プリペイドカードが前記挿
入口22に挿入されたか否かを判断する。カードが挿入
されたならばステップS6に進み、挿入されたカードの
チェックを行う。具体的には、受入れたカードがバッテ
リ交換装置1に適合し、予定の貸出し条件に合致した適
正なプリペイドカードであるか否かを判断し、正しいカ
ードの場合に料金を減算して残数をカード使用残数表示
器21に表示する。
オフにし、操作手順表示器19をオンにする。これによ
って、「カードを入れて下さい」の文字は消え、代わり
に「点滅の所から充電池を取り出して下さい」の文字が
表示される。この「点滅の所から充電池を取り出して下
さい」の文字の表示と共に、充電済みバッテリ2が収容
されているスロット4に対応した表示灯13を点滅させ
る。
れらのすべてに対応するスロット4の表示灯13を点滅
させてもよいし、すべてのスロット4がまんべんなく利
用されるように、例えばランダムにスロット4の1つを
選択して表示灯13を点滅させてもよい。ステップS8
では、バッテリ2が取り出されたか否かが判断される。
バッテリ2が取出されたならばステップS9に進み、カ
ード返却ランプ20をオンにしてカードを返却する。
するためにプリペイドカードを使用するようにしたが、
予め登録ユーザにだけ発行されたIDカードが使用され
た場合にのみバッテリ2の交換をできるようにしてもよ
い。
理するようにしてもよい。図4は複数のバッテリ交換装
置1を集中して管理するバッテリ・レンタルシステムの
構成図である。バッテリ交換装置1はネットワーク24
を介して管理装置25に接続されている。バッテリ交換
装置1は、例えばコンビニエンスストア等に配備されて
おり、管理装置25は複数台のバッテリ交換装置1を集
中して管理している。ユーザはシステム提供者と契約し
てユーザ登録し、IDカードの発行を受ける。IDカー
ドが使用された場合、バッテリ交換装置1はIDカード
に記述された情報を認識し、管理装置25との通信によ
りユーザの個人情報をやり取りしてバッテリ2の受付け
(返却)や貸出しを行う。このようなバッテリ・レンタ
ルシステムについては本出願人による先願(特開平10
−293874号)に詳述されている。また、プリペイ
ドカードやIDカードに限らず、現金を受付けてバッテ
リ交換に応じるようにしてもよいのはもちろんである。
はバッテリ2の正面図、図7は同底面図である。これら
の図において、バッテリ2は複数のバッテリセル(図示
せず)、およびバッテリセルを収容した略直方体のバッ
テリパック26を有している。バッテリパック26は、
その長手方向に沿った割面27で2分割されたパック部
分26R,26Lからなり、これらパック部分26R,
26Lは割面27を境に対称形状に形成されている。パ
ック部分26R,26Lの形状を割面27に対して対称
とすることにより、例えば、パック部分26R,26L
を成型するときの型の設計が容易になる。
極および負極にそれぞれ接続される端子28,29が、
前記割面27に対して対称位置に露出して配置されてい
る。バッテリパック26の正面寄り頂部にはスロット4
に設けられるロック装置(後述する)に係合する係合穴
30が形成されている。また、バッテリ2をスロット4
に収容するときのスロット4の壁面との摺動性、および
収容した後の安定性を確保するため、バッテリパック2
6aの底面には長手方向に延びた2条の筋状凸部31が
形成されている。
33を利用してボルト33A(図7)で一体に組み付け
ることができる。溝34は持ち運びの際の手掛かりとな
り、把持操作性の向上に貢献する。また、バッテリパッ
ク26の横断面形状の寸法は、人が手でつかみ易いよう
に、いわゆる手のひらサイズに設定されているのがよ
い。例えば、正面から見たときの高さhは約80mmで
あり、幅bが手のひらサイズの約55mmである。
は、バッテリ2を電動アシスト自転車に搭載したとき
に、鍵の一部をなすワイヤまたはロープ部分を通すのに
利用できる。また、バッテリパック26の角に形成され
た段部分36はバッテリ2を電動アシスト自転車に搭載
したときに、バッテリ2を車体に固定するのに利用され
る引掛部となる。バッテリ2を電動アシスト自転車に搭
載した例は図17等に関して後述する。バッテリパック
26の底面には、前記筋状凸部31で挟まれた領域にバ
ッテリ2の種類、製造者名、取扱注意表示等を記載した
シール(意匠シール)37が貼付けられている。このシ
ール37は筋状凸部31間に貼ることにより、スロット
4内への挿入や取出しの際に筋状凸部31で保護され、
傷みにくいという利点がある。
る。なお、パック部分26R,26Lは対称形状である
ので、パック部分26Rで代表して説明する。図8はバ
ッテリパック26のパック部分26Rの側面図、図9は
同内面図、図10は要部断面(図9のA−A断面)図で
あり、図5と同符号は同一部分を示す。特に、図9およ
び図10において、パック部分26Rの内面にはリブ3
8が設けられ、パック部分26Rの補強、収容されるバ
ッテリセル39の位置決め、および緩衝に供することが
できる。なお、リブ38の形状はこれに限定されない。
みを想像線で示しているが、さらに図示した数以上のも
のが、例えば熱収縮性チューブ等で一体に形成されてバ
ッテリパック26に装填されている。パック部分26R
の正面側の壁面には前記端子29を固定するための多段
の溝40が形成されている。
図11はバッテリパック26の要部正面図であり、図1
2はバッテリパック26の要部断面図である。端子2
8,29は樹脂製のアタッチメント41に所定の間隔を
保持して組付けられている。端子28,29にはネジ部
があり、このネジ部にはバッテリセル39との接続のた
めのケーブル39a,39bを締結するためのナット4
2が螺装されている。
26Lの多段溝40に嵌合され、両者に挟まれて固定さ
れる。端子28,29の端部はパック部分26R,26
Lの孔42Aから外側に臨んでいる。なお、バッテリセ
ル39とパック部分との間にはゴム等の弾性材料からな
るクッション39cが配設されている。バッテリパック
26には、スロット4のロックロッド(後述)と係合さ
れる係合穴30が形成されるほか、この係合穴30が形
成されている面とは反対側の面にもうひとつの係合穴3
0Aが形成することができる。これら係合穴30,30
Aの機能については後述する。
3は、バッテリ保持機構を含むスロット4の側面図、図
14はスロット4の要部横断面図、図15はスロット4
の内面を示す透視図である。これらの図において、スロ
ット4にはバッテリ2の挿入が容易となるようにテーパ
43aを施した入口部材43が設けられ、この入口部材
43は板金加工によって形成されたスロット本体44
に、ボルト43bで固定されている。スロット本体44
は、バッテリ2を収容するスペースを確保するための下
板44aおよび上板44bからなる。上板44bはバッ
テリ保持機構5を搭載するベースを兼ねている。上板4
4b上には上下動自在なロックロッド45と、ロックロ
ッド45を上下動させるアーム46と、アーム46を一
方に付勢するソレノイド47と、アーム46をソレノイ
ド47による付勢方向とは逆方向に付勢する引張コイル
ばね48とを有する。
て上下動自在に支持されており、アーム46はピボット
軸51aによって部材51に回動自在に支持されてい
る。アーム46の一端はフォーク状に二叉になってい
て、その二叉がロックロッド45のピン45aに係合し
ている。アーム46の他端には引張コイルばね48の一
端が引掛けられていて、引張コイルばね48の他端は部
材52に引掛けられている。ピボット軸51aと引張コ
イルばね48一端の引掛部との中間部には連結ロッド5
3の一端が引掛けられていて、連結ロッド53の他端は
ソレノイド47のプランジャ54に引掛けられている。
た揺動板55が設けられている。この揺動板55の一端
はリミットスイッチ56のアクチュエータ56aに当接
可能に設定されており、他端はスロット4に挿入された
バッテリ2の上面に当接可能に設定されている。揺動板
55の前記他端はねじりコイルばね57でバッテリ2側
に付勢されている。
8が設けられていて、このプレート58にはその立板5
8aを貫通してシャフト59が係合されている。シャフ
ト59の両端は上板44bの側板60に設けられた長孔
60aに係合している。シャフト59の、前記長孔60
aから外方に突出した部分にはブラケット61の一端が
結合されている。ブラケット61の他端には、スロット
4を横断するように下板44aを貫通しているプッシュ
バー62が結合されている。プッシュバー62は下板4
4aの側板に穿たれたガイド溝63によってバッテリ2
の出し入れ方向に移動可能に案内されている。
方の立板64aには前記リミットスイッチ56が取付け
られている。プレート64の他方の立板64bには引張
コイルばね65の一端が引掛けられており、引張コイル
ばね65の他端はシャフト59に引掛けられている。引
張コイルばね65の作用によって、プレート58はスロ
ット4の開口側に付勢されている。スロット4の底部つ
まり奥には端子板66が設けられ、この端子板66には
前記充電器7に接続される端子6,6(図15)が埋設
されている。なお、バッテリ2が挿入されてバッテリ2
の端子28,29が端子6,6に接触する位置に達した
とき、ロックロッド45が下方向に偏倚してバッテリ2
の係合穴30に係合できるように、プレート64には落
とし孔58cが形成されている。
は、ソレノイド47が付勢されていて、プランジャ54
がソレノイド47内に引き込まれている。そのため、ア
ーム46は図13において時計方向に回動し、ロックロ
ッド45は上方に引き上げられている。ロックロッド4
5が引き上げられているときは、プレート58とロック
ロッド45の係合が解除されており、プレート58は引
張コイルばね65に引っ張られて図13において左方向
に偏倚している。これにより、ブラケット61を介して
プレート58に結合されているプッシュバー62は、ガ
イド溝63内でスロット4の開口寄りに偏倚されてい
る。
と、バッテリ2の端面(前記端子28,29が配置され
ている面)がプッシュバー62に当接して、プッシュバ
ー62はスロット4の奥の方へ押しやられる。一方、バ
ッテリ2が挿入されることにより、バッテリ2の上面が
アクチュエータ56aに当接してこれを上方に押し上げ
るため、リミットスイッチ56がオンになる。このリミ
ットスイッチ56のオン動作は前記コントローラ3で認
識され、コントローラ3はソレノイド47の付勢を停止
する信号を出力する。この信号に応答してソレノイド4
7の付勢が停止されると、アーム46は引張コイルばね
48に引張られて反時計方向に回動し、ロックロッド4
5は下方に付勢される。但し、プッシュバー62がスロ
ット4の奥へ押しやられ、この動きに伴ってプレート5
8が所定位置へ偏倚するまでは、プレート58の上面に
ロックロッド45の下端面が当接するので、ロックロッ
ド45はそのストロークの下端に至らず、途中でとどま
っている。
やられ、それによってプレート58がプッシュバー62
と同方向に偏倚し、バッテリ2の端子28,29が端子
6,6にそれぞれ接触したときに前記落とし孔58bを
貫通してロックロッド45は下方に落下する。こうして
バッテリ2の係合穴30にロックロッド45の下端が係
合してバッテリ2はスロット4内にロックされる。
と、コントローラ3は充電器7を付勢して当該バッテリ
2の充電を開始する。バッテリ2が充電され、ユーザが
バッテリ2をスロット4から取出す準備ができると、コ
ントローラ3の指示によりソレノイド47が付勢されて
ロックロッド45が上方に引き上げられ、ロックが解除
される。その結果、プッシュバー62は引張コイルばね
65で引っ張られてバッテリ2をスロット4から押し出
すように作用する。
た断面図である。この図のように、スロット4はバッテ
リ2が支持される奥部分4aと、バッテリ2が突出して
いて、ユーザが手で掴み易いように形成された膨出部分
4bとからなり、この膨出部分4bは入口部材43から
前方方向つまり前記扉10寄りへ開口されている。図中
鎖線で示したように、バッテリ2はプッシュバー62に
よる押し出し動作によって扉10方向に突出される。
端つまりスロット4から外に臨んでいる部分が他のスロ
ット4のバッテリ2より前方に突出するのでユーザの取
り出し操作は容易になる。また、前記膨出部分4bによ
り、バッテリ2の断面形状が手のひらサイズであること
も相俟ってその端部はをより一層つかみ易くなってい
る。
スト自転車を説明する。図17,図18および図19
は、いずれも電動アシスト自転車の右側面図であり、互
いに同符号は同一または同等部分を示す。図17におい
て、車体フレーム67は、その前端のヘッドパイプ68
と、ヘッドパイプ68から後下がりに延びるダウンパイ
プ69と、ダウンパイプ69の下端近傍に結合されたリ
アフォーク70と、ダウンパイプ69の下端に結合さ
れ、後上方に立ち上がるシートポスト71とを有する。
前記ヘッドパイプ68にはフロントフォーク72が操舵
可能に支承され、フロントフォーク72の下端には前輪
73が軸支されている。フロントフォーク72の上端に
はハンドル74が結合されている。
1に対して伸縮自在に嵌合された支持軸75が設けら
れ、かつ支持軸75の上端にはシート76が装着されて
いる。シートポスト71の上端から後下がりにステー7
7が延び、このステー77とリアフォーク70との交差
部は一体的に結合されて後輪78の軸受を形成してい
る。
交差部には車体の左右に延びた軸受パイプ(図示せず)
が結合されていて、この軸受パイプを貫通したクランク
軸にはペダル79および前スプロケット80が設けられ
ている。ペダル79は車体左側にも設けられているのは
もちろんである。後輪78の中心には後スプロケット8
1が連結され、前スプロケット80および後スプロケッ
ト81間にはチェーン82が架けられている。
る踏力を補助するための動力を与える電動機を含むパワ
ーユニット86が設けられ、その電動機の出力軸83が
前スプロケット80後方に隣接して配置されている。出
力軸83に結合されたアシストスプロケット84には、
その上部に載るようにチェーン82が架けられている。
チェーン82の張力は張力調節スプロケット85の位置
を変化させることによって調節される。パワーユニット
86はリアフォーク70に溶接等で固定されたブラケッ
ト70aとダウンパイプ69の下端に溶接等で固定され
たブラケット(図示せず)にボルト締めされて結合され
ている。
スペースにバッテリ受87が溶接されている。バッテリ
受87は皿状に形成されていてバッテリ2が前記端子2
8,29を下にしてシートポスト71に沿って縦長で収
まっている。シートポスト71には、さらにバックル8
8とバックル88に連結された止め輪89が設けられて
いる。止め輪89をバッテリ2の上端部角の前記段部分
36に引掛け、かつバックル88を回動させることによ
ってバッテリ2の上端がシートポスト71に確実に固定
される。
と接続する接点を含む給電部90が設けられていて、こ
の給電部90を通じてパワーユニット86に電力が供給
される。チェーン82上側を覆うチェーンカバー91
は、さらに前スプロケット80およびアシストスプロケ
ット84を全体的に覆うように形状が設定されている。
バッテリ受87にはバッテリパック26に穿たれた貫通
孔35に適合する孔92が形成されているので、この孔
92およびバッテリパック26の貫通孔35に鍵の一部
をなすワイヤまたはロープ部分を通し、それを後輪78
にかけ渡して施錠することにより、電動アシスト自転車
の盗難だけでなくバッテリ2の盗難防止が図られる。
ポスト71の前方に固定されていて、バッテリ2はシー
トポスト71前方に位置している。このように、シート
ポスト71後方に設置スペースが確保できない車体フレ
ームにおいてもバッテリ2を搭載することができる。ま
た、チェーンカバー91は前スプロケット80について
はその一部(上部)のみを覆うような形状に設定されて
いる。
ートポスト71の中間部に端部が突合わされて結合され
ている。そして、リアフォーク70はシートポスト71
の下端部つまりクランク軸付近から後方に延びている。
このような車体フレーム67の構造では、パワーユニッ
ト86を前スプロケット80の後方に配置するスペース
の確保が困難である。そこで、パワーユニット86は前
スプロケット80よりも前方に配置して、アシストスプ
ロケット84は前スプロケット80より前方でチェーン
82に巻き架けられるようにしている。このようなパワ
ーユニット86の配置を実現するため、電動機86の一
部はダウンパイプ69の下部に溶接されたブラケット9
3を介して車体フレーム67に結合されている。
86の取付態様をさらに説明する。図20は電動アシス
ト自転車の要部を示す図17の要部拡大図であり、図1
7と同符号は同一部分である。チェーンカバー91は取
り除いてある。図20において、パワーユニット86は
電動機94を内蔵しており、この電動機94の回転は図
示しない伝達機構を介して出力軸23に伝達される。ケ
ーシング95にはボス96,97が外方に張出すように
して形成されている。ボス96はリアフォーク70に設
けられたブラケット70aにボルト・ナット98で結合
され、ボス97はダウンパイプ69およびシートポスト
71を結合している軸受パイプ99から下方に突出した
ブラケット100にボルト・ナット101で結合されて
いる。
体フレームの型に対応できることが製造上好ましい。そ
こで、共通の「型」を使用してケーシング95を製造
し、かつ種々の車体フレームに適合して取り付けられる
ようにした。すなわち、ボス96,97に形成されるボ
ルト孔の距離をSとしたとき、これら双方のボルト孔か
ら距離Sの位置にボルト孔が位置するように第3のボス
102を想定する。そして、これらのボスのいずれを成
品に残すかは、取付けられる車体フレームの型に応じて
決定する。このように製造の「型」を設定することによ
り、多様な取付け態様にも対応できる種々のケーシング
を容易に製造できる。
95にピボット軸103で軸支されたレバー104に取
付けられている。レバー104は図示しないばね手段に
より、図中反時計方向に回動付勢されており、これによ
って、張力調節スプロケット85が回動し、チェーン8
2に適当な張力が付与されている。
シスト自転車に搭載した。しかし、このバッテリ2はこ
れに限らず他の電気製品、例えば、ポータブルのカセッ
トデッキやCDプレーヤに使用できる。これらの電気製
品の電源として使用する場合、バッテリ2とこれら電気
製品の入力端子とを接続するためのアダプタが必要とな
る。そして、このアダプタをバッテリ2に確実に結合さ
せるときに前記係合穴30,30Aが有用である。
30Aを利用してアダプタ105をバッテリパック26
に保持させることができる。アダプタ105は、このア
ダプタ105がバッテリパック26に結合されたときに
前記端子28,29と接触する端子(図示せず)を有し
ていて、この端子から引出されたコード106を通じて
バッテリ2を電気製品に接続することができる。
車およびその他の電気製品で共用できるので、例えば、
電動アシスト自転車を使用したサイクリング先で、電動
アシスト自転車からバッテリを外して音響製品に電力を
供給し、野外等で容易に電源が得られないときにも音楽
を楽しむことができる。
1ないし請求項4の発明によれば、有底筒状の収納部に
バッテリを受入れて充電を行うバッテリ交換装置に対す
るバッテリの出入れが容易である。したがって、バッテ
リ出入れのためにバッテリに取手をつける等の構造上の
付加が不要となって外部形状が簡素化される。
の正面図である。
の側面断面図である。
る。
る。
ある。
図である。
ローラ、 4…スロット、 5…バッテリ保持機構、
6…端子、 7…充電器、 9…窓、 10…扉、 1
1…ヒンジ、 12…ストッパ、 13…表示灯、 1
4…表示パネル、22…カード挿入口、 26…バッテ
リパック、 26L,26R…パック部分、 27…割
面、 28,29…端子、 30,30A…係合穴、
31…筋状凸部、 35…貫通孔、 36…段部分、
37…意匠シール、 39…バッテリセル、 40…端
子固定溝、 45…ロックロッド、 46…アーム、
47…ソレノイド、 56…リミットスイッチ、 61
…ブラケット、 62…プッシュバー、 71…シート
ポスト、 86…パワーユニット、 87…バッテリ
受、 88…バックル、 89…止め輪
Claims (4)
- 【請求項1】 略四角柱形状のバッテリを収納すること
ができる収納部、および該バッテリを充電する充電器を
有するバッテリ交換装置において、 前記収納部が、前記バッテリを長手方向で収納すること
ができる有底筒状体であって、バッテリを保持する奥部
分、および該奥部分から前記筒状体の開口部側に広が
り、収納されたバッテリの一端が突出するように形成さ
れた膨出部分からなることを特徴とするバッテリ交換装
置。 - 【請求項2】 前記バッテリを前記有底筒状体の底部近
傍に保持させるロック手段と、 前記ロック手段を解除して、前記バッテリを隣接する他
のバッテリよりも前記開口部側へ突出させるロック解除
手段とを具備したことを特徴とする請求項1記載のバッ
テリ交換装置。 - 【請求項3】 前記有底筒状体は、上下および水平方向
にそれぞれ複数個ずつ配列されていて、 上下または水平方向に配列された複数の有底筒状体に共
通の扉を具備したことを特徴とする請求項1たは請求項
2記載のバッテリ交換装置。 - 【請求項4】 収納されるバッテリの横断面形状は略長
方形であり、その短辺が手のひらサイズであることを特
徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のバッテ
リ交換装置。
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