JP2000338677A - ポジ型フォトレジスト組成物 - Google Patents

ポジ型フォトレジスト組成物

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JP2000338677A
JP2000338677A JP11150216A JP15021699A JP2000338677A JP 2000338677 A JP2000338677 A JP 2000338677A JP 11150216 A JP11150216 A JP 11150216A JP 15021699 A JP15021699 A JP 15021699A JP 2000338677 A JP2000338677 A JP 2000338677A
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慎一 漢那
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像力を有し、かつパターンのエッジラフ
ネスが改良された化学増幅型ポジ型フォトレジスト組成
物を提供する。 【解決手段】フェノール性水酸基を含有するアルカリ可
溶性樹脂の該フェノール性水酸基の少なくとも一部が特
定の構造の保護基により保護されている樹脂、活性光線
又は放射線の照射により酸を発生する化合物、有機塩基
性化合物及び溶剤を含有し、前記樹脂が、フェノール性
水酸基の保護率が異なる2種以上の樹脂の混合物であ
り、かつ該混合物中の樹脂の内最も保護率が大きい樹脂
の保護率と保護率が最も小さい樹脂の保護率との差が3
〜60の範囲にあるポジ型フォトレジスト組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路素
子、集積回路製造用マスク、プリント配線板、液晶パネ
ル等の製造に用いるポジ型フォトレジスト組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】遠紫外光やエキシマレーザー光を用いた
リソグラフィーのパターン形成に用いるレジストとし
て、米国特許第4,491,628 号、欧州特許第29,139号等に
記載されている化学増幅系レジスト組成物がある。化学
増幅型ポジレジスト組成物は、遠紫外光等の放射線の照
射により露光部に酸を生成させ、この酸を触媒とする反
応によって、活性放射線の照射部と非照射部の現像液に
対する溶解性を変化させパターンを基板上に形成させる
パターン形成材料である。
【0003】このような例として、光分解により酸を発
生する化合物と、アセタール又はO,N−アセタール化
合物との組合せ(特開昭48−89003号)、オルト
エステル又はアミドアセタール化合物との組合せ(特開
昭51−120714号)、主鎖にアセタール又はケタ
ール基を有するポリマーとの組合せ(特開昭53−13
3429号)、エノールエーテル化合物との組合せ(特
開昭55−12995号)、N−アシルイミノ炭酸化合
物との組合せ(特開昭55−126236号)、主鎖に
オルトエステル基を有するポリマーとの組合せ(特開昭
56−17345号)、第3級アルキルエステル化合物
との組合せ(特開昭60−3625号)、シリルエステ
ル化合物との組合せ(特開昭60−10247号)、及
びシリルエーテル化合物との組合せ(特開昭60−37
549号、特開昭60−121446号)等を挙げるこ
とができる。これらは原理的に量子収率が1を越えるた
め、高い感光性を示す。
【0004】同様に、室温経時下では安定であるが、酸
存在下加熱することにより分解し、アルカリ可溶化する
系として、例えば、特開昭59−45439号、特開昭
60−3625号、特開昭62−229242号、特開
昭63−27829号、特開昭63−36240号、特
開昭63−250642号、Polym.Eng.Sce.,23 巻、12
頁(1983);ACS.Sym.242 巻、11頁(1984);Semicond
uctor World 1987年、11月号、91頁;Macromolecules,2
1 巻、1475頁(1988);SPIE,920巻、42頁(1988)等に
記載されている露光により酸を発生する化合物と、第3
級又は2級炭素(例えばt-ブチル、2-シクロヘキセニ
ル)のエステル又は炭酸エステル化合物との組合せ系が
挙げられる。これらの系も高感度を有し、且つ、ナフト
キノンジアジド/ノボラツク樹脂系と比べて、Deep-UV
領域での吸収が小さいことから、前記の光源短波長化に
有効な系となり得る。
【0005】上記化学増幅型ポジレジスト組成物は、ア
ルカリ可溶性樹脂、放射線露光によつて酸を発生する化
合物(光酸発生剤)、及び酸分解性基を有するアルカリ
可溶性樹脂に対する溶解阻止化合物から成る3成分系
と、酸との反応により分解しアルカリ可溶となる基を有
する樹脂と光酸発生剤からなる2成分系、更に酸との反
応により分解しアルカリ可溶となる基を有する樹脂、酸
分解性基を有する低分子溶解阻止化合物、及び光酸発生
剤から成るハイブリット系に大別できる。
【0006】特開平2−19847号にはポリ(p−ヒ
ドロキシスチレン)のフェノール性ヒドロキシル基を全
部あるいは部分的にテトラヒドロピラニル基で保護した
樹脂を含有することを特徴とするレジスト組成物が開示
されている。特開平4−219757号には同様にポリ
(p−ヒドロキシスチレン)のフェノール性ヒドロキシ
ル基の20〜70%がアセタール基で置換された樹脂を
含有することを特徴とするレジスト組成物が開示されて
いる。更に特開平5−249682号にも同様のアセタ
ール保護された樹脂を用いたフォトレジスト組成物が示
されている。また特開平8−123032号にはアセタ
ール基で置換された基を含む三元共重合体を用いたフォ
トレジスト組成物が示されている。更に、特開平8−2
53534号にはアセタール基で置換された基を含む、
部分架橋ポリマーを用いたフォトレジスト組成物が示さ
れている。
【0007】近年、半導体チップの微細化の要求に伴
い、その微細な半導体の設計パターンは、0.13〜
0.35μmの微細領域に達している。しかしながら、
これらの組成物では、ラインパターンのエッジラフネス
等の要因によって、パターンの解像力が妨げられる問題
があった。ここで、エッジラフネスとは、レジストのラ
インパターンの頂部及び底部のエッジが、レジストの特
性に起因して、ライン方向と垂直な方向に不規則に変動
するために、パターンを真上からみたときにエッジが凸
凹して見えることをいう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来の
フォトレジスト組成物の公知技術では、パターンのエッ
ジにラフネスが見られ、安定なパターンが得られないた
め、更なる改良が望まれていた。従って、本発明の目的
は、高解像力を有し、かつパターンのエッジラフネスが
改良された化学増幅型型ポジ型フォトレジスト組成物を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる現状
に鑑み、鋭意検討した結果、化学増幅系レジストにおい
て、特定構造を有する置換基でフェノール性水酸基が保
護されたアルカリ溶解性樹脂を用い、その際に上記樹脂
として保護率が異なる2種以上の樹脂を組み合わせるこ
とにより、エッジラフネスの問題が解決し得るという知
見を得て本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
に係わるポジ型フォトレジスト組成物は下記構成であ
る。
【0010】(1)(a)フェノール性水酸基を含有す
るアルカリ可溶性樹脂の該フェノール性水酸基の少なく
とも一部が下記一般式(I)で表される保護基により保
護されている樹脂、(b)活性光線又は放射線の照射に
より酸を発生する化合物、(c)有機塩基性化合物及び
(d)溶剤を含有し、前記(a)樹脂が、フェノール性
水酸基の保護率が異なる2種以上の樹脂の混合物であ
り、かつ該混合物中の樹脂の内最も保護率が大きい樹脂
の保護率(BL1)%と保護率が最も小さい樹脂の保護
率(BL2)%との差(BL1−BL2)が3〜60の
範囲にあることを特徴とするポジ型フォトレジスト組成
物。
【0011】
【化4】
【0012】一般式(I)中:R1は、炭素数1〜4個
のアルキル基を表す。Wは、酸素原子、窒素原子、イオ
ウ原子、リン原子及び珪素原子からなる群から選択され
る少なくとも1種の原子と少なくとも1つの炭素原子を
含有する有機基、アミノ基、アンモニウム基、メルカプ
ト基、置換あるいは無置換のアリール基、又は置換ある
いは無置換の環状アルキル基を表す。nは、1〜4の自
然数である。
【0013】(2) 上記一般式(I)のWが、下記置
換基からなる群から選択される基であることを特徴とす
る前記(1)に記載のポジ型フォトレジスト組成物。 W:
【0014】
【化5】
【0015】上記式中:R2は、水素原子、炭素数1〜
6個の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルキル基、炭素
数2〜6個の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルケニル
基、置換あるいは無置換のアリール基、又は置換あるい
は無置換のアラルキル基を表す。R3は、水素原子、炭
素数1〜6個の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルキル
基、炭素数1〜6個の直鎖状、分岐状あるいは環状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、水酸
基、又はシアノ基を表す。Xは、ハロゲン原子を表す。
4は、置換あるいは無置換のアリール基、又は置換あ
るいは無置換の炭素数3〜15個の環状アルキル基を表
す。mは、1〜4の自然数である。
【0016】(3) 上記一般式(I)で表される基
が、下記一般式(II)で表される基であることを特徴と
する上記(1)に記載のポジ型フォトレジスト組成物。
【0017】
【化6】
【0018】(4)上記フェノール性水酸基を含有する
アルカリ可溶性樹脂が、ポリ(p−ヒドロキシスチレ
ン)であることを特徴とする前記(1)〜(3)のいず
れかに記載のポジ型フォトレジスト組成物。
【0019】
【発明の実施の形態】以下本発明を詳細に説明する。本
発明に用いられるフェノール性水酸基を有するアルカリ
可溶性樹脂は、o−,m−又はp−ヒドロキシスチレ
ン、あるいはo−,m−又はp−ヒドロキシ−α−メチ
ルスチレンを少なくとも30モル%、好ましくは50モ
ル%以上含有する共重合体又はそのホモポリマー、ある
いは部分的に水素添加された樹脂であることが好まし
く、p−ヒドロキシスチレンホモポリマーがより好まし
い。上記共重合モノマーとしては、アクリル酸エステル
類、メタクリル酸エステル類、アクリルアミド類、メタ
クリルアミド類、アクリロニトリル、メタクリロニトリ
ル、無水マレイン酸、スチレン、α−メチルスチレン、
アセトキシスチレン、アルコキシスチレン類が好まし
く、スチレン、アセトキシスチレン、t−ブトキシスチ
レンがより好ましい。このアルカリ可溶性樹脂の重量平
均分子量の範囲は、GPC法で測定されたポリスチレン
換算値として、好ましくは3000〜80000であ
り、より好ましくは7000〜50000である。分子
量分布(Mw/Mn)の範囲は1.01〜4.0であ
り、好ましくは1.05〜1.20である。この分子量
分布のポリマーを得るにはアニオン重合等の手法を用い
ることが好ましい。
【0020】本発明のポジ型フォトレジスト組成物で
は、上述したフェノール性水酸基を含有するアルカリ可
溶性樹脂のフェノール性水酸基が上記一般式(I)で表
される保護基により保護されている樹脂(以下「樹脂
(a)」ともいう)が配合される。そして樹脂(a)
は、フェノール性水酸基の保護率が異なる2種以上の樹
脂の組み合わせからなり、かつ組み合わせる樹脂の内最
も保護率が大きい樹脂の保護率(BL1)%と保護率が
最も小さい樹脂の保護率(BL2)%との差(BL1−
BL2)が3〜60、好ましくは5〜40、さらに好ま
しくは7〜20の範囲にある。該保護率の差(BL1−
BL2)が、60を越えると、保護率の大きい樹脂の調
製が困難となる傾向になり、一方3未満であるとエッジ
ラフネスが大きくなる。また、組み合わせる樹脂のフェ
ノール水酸基の保護率、即ち(BL1)%と(BL2)
%は、好ましくは5%以上、より好ましくは10〜30
%の範囲にある。
【0021】一般式(I)において:nは1〜4の自然
数であり、2又は3が好ましい。より具体的には、R1
として、メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブ
チルが好ましく挙げられ、なかでもメチルがより好まし
い。また、Wの有機基は、酸素原子、窒素原子、イオウ
原子、リン原子、珪素原子のうち少なくとも1種の原子
と少なくとも1つの炭素原子より構成される。より具体
的には、Wは以下に示される基が好ましい。
【0022】
【化7】
【0023】式中:R2は、水素原子、炭素数1〜6の
直鎖状、分岐状及び環状のアルキル基、炭素数2〜6の
直鎖状、分岐状及び環状のアルケニル基、置換あるいは
無置換のアリール基、並びに置換あるいは無置換のアラ
ルキル基からなる群から選択される基を表す。R3は、
水素原子、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状及び環状のア
ルキル基、炭素数1〜6の直鎖状、分岐状及び環状のア
ルコキシ基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、水酸
基、並びにシアノ基からなる群から選択される基を表
す。Xは、ハロゲン原子を表す。R4は、置換あるいは
無置換のアリール基、又は置換あるいは無置換の炭素数
3〜15個の環状アルキル基を表す。mは、1〜4の自
然数であり、1又は2が好ましい。
【0024】上記R2及びR3において、炭素数1〜6の
直鎖状、分岐状及び環状のアルキル基としては、メチ
ル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、シクロプロ
ピル、n−ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−
ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、シク
ロペンチル、ヘキシル、シクロヘキシル等が好ましく、
メチル、エチルがより好ましい。R2における炭素数2
〜6の直鎖状、分岐状及び環状のアルケニル基としては
ビニル、1−プロペニル、アリル、イソプロペニル、1
−ブテニル、2−ブテニル、2−ペンテニル、シクロヘ
キセニル等が好ましく、ビニル、イソプロペニルがより
好ましい。
【0025】R2、R4のアリール基としては、フェニ
ル、トリル、キシリル、メシチル、クメニル等が好まし
く、フェニルがより好ましい。アラルキル基としては、
ベンジル、フェネチル、α−メチルベンジル、ベンズヒ
ドリル等が好ましく、ベンジルがより好ましい。R4
おける炭素数3〜15個の環状アルキル基としては、シ
クロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等
が好ましい。これらの、アリール、アラルキル、環状ア
ルキル基には、ハロゲン原子、ニトロ基、アルコキシ
基、アセチル基、アミノ基、エステル基、アミド基等が
置換されていても良い。R3における炭素数1〜6の直
鎖状、分岐状及び環状のアルコキシ基としては、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等が好ましく、メ
トキシ基及びエトキシ基がより好ましい。
【0026】ハロゲン原子は、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素が好ましく、塩素、臭素がより好ましい。また、W
は上記に示したように、シアノ基、ホルミル基であって
もよい。
【0027】一般式(I)で表される保護基のより具体
的な例を以下に示すが、これらに限定されるものではな
い。但し、Meはメチル基、Etはエチル基、Phはフ
ェニル基を表す。
【0028】
【化8】
【0029】
【化9】
【0030】
【化10】
【0031】樹脂(a)を構成する上記保護基でフェノ
ール水酸基が保護されている樹脂は、対応するビニルエ
ーテルを合成し、テトラヒドロフラン等の適当な溶媒に
溶解したフェノール性水酸基含有アルカリ可溶性樹脂と
既知の方法により反応させることにより得ることができ
る。反応は、通常酸性の触媒、好ましくは、酸性イオン
交換樹脂や、塩酸、p−トルエンスルホン酸あるいは、
ピリジニウムトシレートのような塩の存在下実施され
る。対応するビニルエーテルは、クロロエチルビニルエ
ーテルのような活性な原科から、求核置換反応等の方法
により合成することができる。
【0032】樹脂(a)を構成する樹脂の構造を以下に
例示するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。Meはメチル基、Etはエチル基、Phはフェニル
基、tBuはt−ブチル基、Acはアセチル基を表す。
【0033】
【化11】
【0034】
【化12】
【0035】
【化13】
【0036】
【化14】
【0037】
【化15】
【0038】
【化16】
【0039】
【化17】
【0040】
【化18】
【0041】
【化19】
【0042】
【化20】
【0043】
【化21】
【0044】
【化22】
【0045】
【化23】
【0046】
【化24】
【0047】
【化25】
【0048】
【化26】
【0049】本発明のポジ型フォトレジスト組成物に
は、前述したように、フェノール水酸基が一般式(I)
で表される保護基により異なる保護率で保護された上記
樹脂の2種以上の混合物が含有される。保護率(BL
1)%である樹脂と保護率(BL2)%である樹脂の組
成物中の合計含有量は、本発明の組成物中の酸分解性基
含有樹脂の総重量に対して10重量%以上が好ましく、
より好ましくは50重量%以上である。保護率(BL
1)%である樹脂と保護率(BL2)%である樹脂の組
成物中の含有比率は、重量比で1:9〜9:1であるこ
とが好ましく、より好ましくは3:7〜7:3である。
本発明の組成物において、酸分解性樹脂(a)の総使用
量は、組成物の全重量(溶剤を除く)を基準として10
〜99.9重量%が好ましく、より好ましくは50〜9
9.5重量%、さらに好ましくは70〜99.0重量%
である。
【0050】本発明の組成物は、例えば一般式(I)で
表される保護基で例示される酸分解性基を含有していな
いアルカリ可溶性樹脂を含有することができ、これによ
り感度が向上する。酸分解性基を含有していないアルカ
リ可溶性樹脂(以下単に「アルカリ可溶性樹脂」とい
う)としては、ノボラック樹脂、ノボラック樹脂の誘導
体;ポリ(p−ヒドロキシスチレン)、p/m−ヒドロ
キシスチレン共重合体、p/o−ヒドロキシスチレン共
重合体、p−ヒドロキシスチレン−スチレン共重合体等
のp−ヒドロキシスチレンユニットを含有する共重合
体;4−ヒドロキシ−3−メチルスチレン樹脂、4−ヒ
ドロキシ−3,5−ジメチルスチレン樹脂等のアルキル
置換ヒドロキシスチレン樹脂;これらの樹脂のOH部の
アルキル化物又はアセチル化物が好ましく挙げられる。
【0051】更に上記樹脂のフェノール核の一部(全フ
ェノール核の30mol%以下)が水素添加されている
樹脂は、樹脂の透明性が向上し、感度、解像力、良好な
プロファイル形成の点で好ましい。そのような樹脂とし
て、部分水素化ノボラツク樹脂、部分水素化ポリヒドロ
キシスチレン等が挙げられる。
【0052】本発明の組成物に含有させることができる
その他のアルカリ可溶性樹脂として、アセトン−ピロガ
ロール樹脂、ヒドロキシスチレン−N−置換マレイミド
共重合体、ポリヒドロキシスチレンの一部O−アルキル
化物もしくはO−アシル化物、スチレン−無水マレイン
酸共重合体、カルボキシル基含有メタクリル系樹脂及び
その誘導体、スチレン−ポリヒドロキシスチレン共重合
体等を挙げることができるが、これらに限定されるもの
ではない。
【0053】本発明に用いられる特に好ましいアルカリ
可溶性樹脂は、ノボラック樹脂、p−ヒドロキシスチレ
ンユニットを含有するアルカリ可溶性樹脂(好ましくは
ポリ(p−ヒドロキシスチレン)、p/m−ヒドロキシ
スチレン共重合体、p/o−ヒドロキシスチレン共重合
体、p−ヒドロキシスチレン−スチレン共重合体)、4
−ヒドロキシ−3−メチルスチレン樹脂、4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルスチレン樹脂のようなアルキル置
換ヒドロキシスチレン樹脂、上記樹脂のOH部のアルキ
ル化物又はアセチル化物、ポリヒドロキシスチレン樹
脂、部分水素化ノボラック樹脂、部分水素化ポリヒドロ
キシスチレン樹脂である。
【0054】本発明において、ポリヒドロキシスチレン
とは、p−ヒドロキシスチレンモノマー、m−ヒドロキ
シスチレンモノマー、o−ヒドロキシスチレンモノマー
又はそれらのオルソ位が炭素数1〜4のアルキル置換さ
れたヒドロキシスチレンモノマーの中から選ばれた少な
くとも一種類以上のモノマーを重合して得られたポリマ
ーを示す。
【0055】上記ノボラック樹脂は所定のモノマーを主
成分として、酸性触媒の存在下、アルデヒド類と付加縮
合させることにより得られる。
【0056】所定のモノマーとしては、フェノール、m
−クレゾール、p−クレゾール、o−クレゾール等のク
レゾール類、2,5−キシレノール、3,5−キシレノ
ール、3,4−キシレノール、2,3−キシレノール等
のキシレノール類、m−エチルフェノール、p−エチル
フェノール、o−エチルフェノール、p−t−ブチルフ
ェノール、p−オクチルフエノール、2,3,5−トリ
メチルフェノール等のアルキルフェノール類、p−メト
キシフェノール、m−メトキシフェノール、3,5−ジ
メトキシフェノール、2−メトキシ−4−メチルフェノ
ール、m−エトキシフェノール、p−エトキシフェノー
ル、m−プロポキシフェノール、p−プロポキシフェノ
ール、m−ブトキシフェノール、p−ブトキシフェノー
ル等のアルコキシフェノール類、2−メチル−4−イソ
プロピルフェノール等のビスアルキルフェノール類、ジ
ヒドロキシビフェニル、ビスフェノールA、フェニルフ
ェノール、レゾルシノール、ナフトール等のヒドロキシ
芳香化合物を単独もしくは2種類以上混合して使用する
ことができるが、これらに限定されるものではない。
【0057】アルデヒド類としては、例えばホルムアル
デヒド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プ
ロピルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセト
アルデヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フ
ェニルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアル
デヒド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロ
キシベンズアルデヒド、o−ニトロベンズアルデヒド、
m−ニトロベンズアルデヒド、p−ニトロベンズアルデ
ヒド、o−メチルベンズアルデヒド、m−メチルベンズ
アルデヒド、p−メチルベンズアルデヒド、p−エチル
ベンズアルデヒド、p−n−ブチルベンズアルデヒド、
フルフラール及びこれらのアセタール体等を使用するこ
とができるが、これらの中で、ホルムアルデヒドを使用
するのが好ましい。
【0058】これらのアルデヒド類は、単独でもしくは
2種類以上組み合わせて用いられる。酸性触媒としては
硫酸、ギ酸、酢酸、シュウ酸等を使用することができ
る。酸分解性基を含有していないアルカリ可溶性樹脂の
含有量としては、該樹脂と酸分解性基含有樹脂との合計
に対して、50重量%以下、好ましくは30重量%以
下、更に好ましくは20重量%以下である。
【0059】本発明のポジ型フォトレジスト組成物に
は、(b)活性光線又は放射線の照射により酸を発生す
る化合物(光酸発生剤)が含有される。本発明で使用さ
れる(b)活性光線又は放射線の照射により分解して酸
を発生する化合物としては、光カチオン重合の光開始
剤、光ラジカル重合の光開始剤、色素類の光消色剤、光
変色剤、あるいはマイクロレジスト等に使用されている
公知の光(400〜200nmの紫外線、遠紫外線、特
に好ましくは、g線、h線、i線、KrFエキシマレー
ザー光)、ArFエキシマレーザー光、電子線、X線、
分子線又はイオンビームにより酸を発生する化合物及び
それらの混合物を適宜に選択して使用することができ
る。
【0060】また、その他の(b)本発明に用いられる
活性光線又は放射線の照射により酸を発生する化合物と
しては、たとえば S.I.Schlesinger,Photogr.Sci.Eng.,
18,387(1974)、T.S.Bal etal,Polymer,21,423(1980) 等
に記載のジアゾニウム塩、米国特許第4,069, 055 号、
同4,069,056 号、同 Re 27,992号、特願平3-140,140号
等に記載のアンモニウム塩、D.C.Necker etal,Macromol
ecules,17,2468(1984)、C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.R
ad.Curing ASIA,p478 Tokyo,Oct(1988) 、米国特許第4,
069,055 号、同4,069,056 号等に記載のホスホニウム
塩、J.V.Crivelloetal,Macromorecules,10(6),1307(1 9
77)、Chem.&Eng.News,Nov.28,p31(1988)、欧州特許第10
4,143 号、米国特許第339,049 号、同第410,201 号、特
開平2-150,848 号、特開平2-296,514 号等に記載のヨー
ドニウム塩、J.V.Crivello etal,Polymer J.17,73(198
5) 、J.V.Crivello etal.J.Org.Chem.,43,3055(197
8)、W.R.Watt etal,J.Polymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,
22, 1789(1984) 、J.V.Crivello etal,Polymer Bull.,1
4,279(1985)、J.V.Crivello etal,Macromorecules,14
(5),1141(1981) 、J.V.Crivello etal,J.PolymerSci.,P
olymer Chem.Ed.,17,2877(1979)、欧州特許第370,693
号、同3,902,114 号同233,567 号、同297,443 号、同29
7,442 号、米国特許第4,933,377 号、同161,811 号、
同410,201 号、同339,049 号、同4,760,013 号、同4,73
4,444 号、同2,833,827 号、獨国特許第2,904,626 号、
同3,604,580 号、同3,604,581 号等に記載のスルホニウ
ム塩、J.V.Crivello etal,Macromorecules,10(6),1307
(1977) 、J.V.Crivello etal,J.PolymerSci.,Polymer C
hem.Ed., 17,1047(1979) 等に記載のセレノニウム塩、
C.S.Wen etal,Teh,Proc.Conf.Rad.Curing ASIA,p478 To
kyo,Oct(1988) 等に記載のアルソニウム塩等のオニウム
塩、米国特許第3,905,815 号、特公昭46-4605 号、特開
昭48-36281号、特開昭55-32070号、特開昭60-239736
号、特開昭61-169835 号、特開昭61-169837 号、特開昭
62-58241号、特開昭62-212401 号、特開昭63-70243号、
特開昭63-298339 号等に記載の有機ハロゲン化合物、K.
Meier et al,J.Rad.Curing,13(4),26(1986) 、T.P.Gil
l et al,Inorg.Chem.,19,3007(1980)、D.Astruc,Acc.Ch
em.Res.,19(12),377(1896) 、特開平2-161445号等に記
載の有機金属/有機ハロゲン化物、S.Hayase etal,J.P
olymer Sci.,25,753(1987)、 E.Reichmanis etal,J.Phol
ymer Sci.,Polymer Chem.Ed.,23,1(1985)、Q.Q.Z hu eta
l,J.Photochem.,36,85,39,317(1987)、 B.Amit etal,Tet
rahedron Lett.,(24)2205(1973)、D.H.R.Barton etal,J.
Chem Soc.,3571(1965)、 P.M.Collins etal, J.Chem.So
C.,Perkin I,1695(1975)、M.Rudinstein etal,Tetrahedr
on Lett.,(17),1445(1975)、J.W.Walker etalJ.Am.Chem.
Soc.,110,7170(1988)、 S.C.Busman etal,J.Imaging Te
chnol.,11(4),191(1985)、 H.M.Houlihan etal,Macormol
ecules,21,2001(1988)、 P.M.Collins etal,J.Chem.So
c.,Chem.Commun.,532(1972)、S.Hayase etal,Macromolec
ules,18,1799(1985)、 E.Reichmanis etal,J.Electroche
m.Soc.,So lidState Sci.Technol.,130(6)、 F.M.Houlih
an etal,Macromolcules,21,2001(1988)、欧州特許第029
0,750号、同046,083 号、同156,535 号、同271,851
号、同0,388,343 号、 米国特許第3,901,710 号、同4,18
1,531 号、特開昭60-198538 号、特開昭53-133022 号等
に記載の0−ニトロベンジル型保護基を有する光酸発生
剤、M.TUNOOKA etal,Polymer Prepri nts Japan,35
(8)、G.Berner etal,J.Rad.Curing,13(4)、 W.J.Mijs eta
l,Coating Technol.,55(697),45(1983),Akzo、 H.Adachi
etal,Polymer Preprints,Japan,37(3)、 欧州特許第019
9,672号、同84515 号、同199,672 号、同044,115 号、
同0101,122号、米国特許第618,564 号、同4,371,605
号、同4,431,774 号、特開昭64-181 43号、特開平2-245
756号、特願平3-140109号等に記載のイミノスルフォネ
−ト等に代表される光分解してスルホン酸を発生する化
合物、特開昭61-166544 号等に記載のジスルホン化合物
を挙げることができる。
【0061】また、これらの光により酸を発生する基、
あるいは化合物をポリマーの主鎖又は側鎖に導入した化
合物、たとえば、M.E.Woodhouse etal,J.Am.Chem.So
c.,104,5586(1982) 、S.P.Pappas etal,J.Imaging Sc
i.,30 (5),218(1986) 、S.Kondoetal,Makromol.Chem.,R
apid Commun.,9,625(1988) 、Y.Yamadaetal,Makromol.C
hem.,152,153,163(1972) 、J.V.Crivello etal,J.Polym
erSci.,Polymer Chem.Ed.,17,3845(1979)、米国特許第
3,849,137 号、獨国特許第3914407 、特開昭63-26653
号、特開昭55-164824 号、特開昭62-69263号、特開昭6
3-146038 、特開昭63-163452 号、特開昭62-153853
号、特開昭63-146029 号等に記載の化合物を用いること
ができる。
【0062】さらにV.N.R.Pillai,Synthesis,(1),1(198
0)、A.Abad etal,Tetrahedron Lett.,(47)4555(1971)、
D.H.R.Barton etal,J.Chem.Soc.,(C),329(1970) 、米国
特許第3,779,778 号、欧州特許第126,712 号等に記載の
光により酸を発生する化合物も使用することができる。
【0063】上記(b)活性光線又は放射線の照射によ
り分解して酸を発生する化合物の中で、特に有効に用い
られるものについて以下に説明する。 (1)トリハロメチル基が置換した下記一般式(PAG
1)で表されるオキサゾール誘導体又は一般式(PAG
2)で表されるS−トリアジン誘導体。
【0064】
【化27】
【0065】式中、R201は置換もしくは未置換のアリ
ール基、アルケニル基、R202は置換もしくは未置換の
アリール基、アルケニル基、アルキル基、−C(Y)3
をしめす。Yは塩素原子又は臭素原子を示す。具体的に
は以下の化合物を挙げることができるがこれらに限定さ
れるものではない。
【0066】
【化28】
【0067】
【化29】
【0068】
【化30】
【0069】(2)下記の一般式(PAG3)で表され
るヨードニウム塩、又は一般式(PAG4)で表される
スルホニウム塩。
【0070】
【化31】
【0071】ここで式Ar1 、Ar2 は各々独立に置換
もしくは未置換のアリール基を示す。好ましい置換基と
しては、アルキル基、ハロアルキル基、シクロアルキル
基、アリール基、アルコキシ基、ニトロ基、カルボキシ
ル基、アルコキシカルボニル基、ヒロドキシ基、メルカ
プト基及びハロゲン原子が挙げられる。
【0072】R203、R204、R205は、各々独立に、置
換もしくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。好
ましくは、炭素数6〜14のアリール基、炭素数1〜8
のアルキル基及びそれらの置換誘導体である。好ましい
置換基としては、アリール基に対しては炭素数1〜8の
アルコキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、シクロアル
キル基、ニトロ基、カルボキシル基、メルカプト基、ヒ
ロドキシ基及びハロゲン原子であり、アルキル基に対し
ては炭素数1〜8のアルコキシ基、カルボキシル基、ア
ルコシキカルボニル基である。
【0073】Z- は対アニオンを示し、例えばBF4 -
AsF6 - 、PF6 - 、SbF6 -、SiF6 -2 、ClO4 -
、CF3SO3 -等のパーフルオロアルカンスルホン酸ア
ニオン、ペンタフルオロベンゼンスルホン酸アニオン、
ナフタレン−1−スルホン酸アニオン等の縮合多核芳香
族スルホン酸アニオン、アントラキノンスルホン酸アニ
オン、スルホン酸基含有染料等を挙げることができるが
これらに限定されるものではない。
【0074】またR203、R204、R205のうちの2つ及
びAr1、Ar2 はそれぞれの単結合又は置換基を介し
て結合してもよい。
【0075】また、露光後加熱処理までの経時での性能
変化(T−Top形成、線幅変化等)が少ないような光
酸発生剤が好ましい。そのような光酸発生剤としては例
えば、上記一般式(PAG3)、(PAG4)におい
て、Ar1、Ar2、R203〜R2 05が置換あるいは未置換
のアリール基を表し、Z-が、光の照射により酸として
発生したときにレジスト膜中で拡散性が比較的小さいも
のである。具体的には、Z- が、分岐状又は環状の炭素
数8個以上のアルキル基又はアルコキシ基の群の中から
選ばれる基を少なくとも1個有するか、直鎖状、分岐状
又は環状の炭素数4〜7個のアルキル基又はアルコキシ
基の群の中から選ばれる基を少なくとも2個有するか、
もしくは直鎖状又は分岐状の炭素数1〜3個のアルキル
基又はアルコキシ基の群の中から選ばれる基を少くとも
3個有するベンゼンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸
又はアントラセンスルホン酸のアニオンを示す。
【0076】具体例としては以下に示す化合物が挙げら
れるが、これらに限定されるものではない。
【0077】
【化32】
【0078】
【化33】
【0079】
【化34】
【0080】
【化35】
【0081】
【化36】
【0082】
【化37】
【0083】
【化38】
【0084】
【化39】
【0085】
【化40】
【0086】
【化41】
【0087】
【化42】
【0088】
【化43】
【0089】
【化44】
【0090】
【化45】
【0091】
【化46】
【0092】一般式(PAG3)、(PAG4)で示さ
れる上記オニウム塩は公知であり、例えばJ.W.Knapczyk
etal,J.Am.Chem.Soc.,91,145(1969) 、A.L.Maycok eta
l, J.Org.Chem.,35,2532,(1970) 、E.Goethas etal ,Bu
ll.Soc.Chem.Belg.,73,546,(1964) 、H.M.Leicester 、
J.Ame.Chem.Soc. ,51,3587(1929) 、J.V.Crivello eta
l,J.Polym.Chem.Ed.,18,2677(1980)、米国特許第2,807,
648 号及び同4,247,473号、特開昭53-101,331号等に記
載の方法により合成することができる。
【0093】(3)下記一般式(PAG5)で表される
ジスルホン誘導体又は一般式(PAG6)で表されるイ
ミノスルホネート誘導体。
【0094】
【化47】
【0095】式中、Ar3、Ar4は、各々独立に、置換
もしくは未置換のアリール基を示す。R206は、置換も
しくは未置換のアルキル基、アリール基を示す。Aは置
換もしくは未置換のアルキレン基、アルケニレン基、ア
リーレン基を示す。具体例としては以下に示す化合物が
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0096】
【化48】
【0097】
【化49】
【0098】
【化50】
【0099】
【化51】
【0100】
【化52】
【0101】本発明において、(b)活性光線又は放射
線の照射により酸を発生する化合物が、オニウム塩、ジ
スルホン、4位DNQスルホン酸エステル、トリアジン
化合物であることが好ましい。
【0102】これらの活性光線又は放射線の照射により
分解して酸を発生する化合物の添加量は、感光性組成物
の全重量(塗布溶媒を除く)を基準として通常0.00
1〜40重量%の範囲で用いられ、好ましくは0.01
〜20重量%、更に好ましくは0.1〜5重量%の範囲
で使用される。活性光線又は放射線の照射により分解し
て酸を発生する化合物の添加量が、0.001重量%よ
り少ないと感度が低くなり、また添加量が40重量%よ
り多いとレジストの光吸収が高くなりすぎ、プロファイ
ルの悪化や、プロセス(特にベーク)マージンが狭くな
り好ましくない。
【0103】本発明の組成物には、(c)有機塩基性化
合物が配合される。これにより、保存時の安定性向上及
びPEDによる線巾変化が少なくなるため好ましい。本
発明で用いることのできる好ましい(c)有機塩基性化
合物とは、フェノールよりも塩基性の強い化合物であ
る。中でも含窒素塩基性化合物が好ましい。好ましい化
学的環境として、下記式(A)〜(E)構造を挙げるこ
とができる。
【0104】
【化53】
【0105】更に好ましい化合物は、一分子中に異なる
化学的環境の窒素原子を2個以上有する含窒素塩基性化
合物であり、特に好ましくは、置換もしくは未置換のア
ミノ基と窒素原子を含む環構造の両方を含む化合物もし
くはアルキルアミノ基を有する化合物である。好ましい
具体例としては、置換もしくは未置換のグアニジン、置
換もしくは未置換のアミノピリジン、置換もしくは未置
換のアミノアルキルピリジン、置換もしくは未置換のア
ミノピロリジン、置換もしくは未置換のインダーゾル、
置換もしくは未置換のピラゾール、置換もしくは未置換
のピラジン、置換もしくは未置換のピリミジン、置換も
しくは未置換のプリン、置換もしくは未置換のイミダゾ
リン、置換もしくは未置換のピラゾリン、置換もしくは
未置換のピペラジン、置換もしくは未置換のアミノモル
フォリン、置換もしくは未置換のアミノアルキルモルフ
ォリン等が挙げられる。好ましい置換基は、アミノ基、
アミノアルキル基、アルキルアミノ基、アミノアリール
基、アリールアミノ基、アルキル基、アルコキシ基、ア
シル基、アシロキシ基、アリール基、アリールオキシ
基、ニトロ基、水酸基、シアノ基である。特に好ましい
化合物として、グアニジン、1,1−ジメチルグアニジ
ン、1,1,3,3,−テトラメチルグアニジン、2−
アミノピリジン、3−アミノピリジン、4−アミノピリ
ジン、2−ジメチルアミノピリジン、4−ジメチルアミ
ノピリジン、2−ジエチルアミノピリジン、2−(アミ
ノメチル)ピリジン、2−アミノ−3−メチルピリジ
ン、2−アミノ−4−メチルピリジン、2−アミノ−5
−メチルピリジン、2−アミノ−6−メチルピリジン、
3−アミノエチルピリジン、4−アミノエチルピリジ
ン、3−アミノピロリジン、ピペラジン、N−(2−ア
ミノエチル)ピペラジン、N−(2−アミノエチル)ピ
ペリジン、4−アミノ−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン、4−ピペリジノピペリジン、2−イミノピ
ペリジン、1−(2−アミノエチル)ピロリジン、ピラ
ゾール、3−アミノ−5−メチルピラゾール、5−アミ
ノ−3−メチル−1−p−トリルピラゾール、ピラジ
ン、2−(アミノメチル)−5−メチルピラジン、ピリ
ミジン、2,4−ジアミノピリミジン、4,6−ジヒド
ロキシピリミジン、2−ピラゾリン、3−ピラゾリン、
N−アミノモルフォリン、N−(2−アミノエチル)モ
ルフォリン等が挙げられるがこれに限定されるものでは
ない。
【0106】これらの(c)有機塩基性化合物は、単独
であるいは2種以上一緒に用いられる。(c)有機塩基
性化合物の使用量は、ポジ型フォトレジスト組成物(溶
媒を除く)100重量部に対し、通常、0.001〜1
0重量部、好ましくは0.01〜5重量部である。0.
001重量部未満では上記効果が得られない。一方、1
0重量部を超えると感度の低下や非露光部の現像性が悪
化する傾向がある。
【0107】本発明の化学増幅型ポジ型フォトレジスト
組成物には必要に応じて、更に界面活性剤、染料、顔
料、可塑剤、光増感剤及び現像液に対する溶解性を促進
させるフエノール性OH基を2個以上有する化合物等を
含有させることができる。
【0108】好適な界面活性剤は、具体的にはポリオキ
シエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンステ
アリルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、
ポリオキシエチレンオレイルエーテル等のポリオキシエ
チレンアルキルエーテル類、ポリオキシエチレンオクチ
ルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェ
ノールエーテル等のポリオキシエチレンアルキルアリル
エーテル類、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレ
ンブロックコポリマー類、ソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノパルミテート、ソルビタンモノステアレ
ート、ソルビタンモノオレエート、ソルビタントリオレ
エート、ソルビタントリステアレート等のソルビタン脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレンソルビタンモノラ
ウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノパルミテ
−ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレー
ト、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエート、ポ
リオキシエチレンソルビタントリステアレート等のポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類等のノニオ
ン系界面活性剤、エフトップEF301,EF303,
EF352(新秋田化成(株)製)、メガファックF1
71,F173 (大日本インキ(株)製)、フロラ−
ドFC430,FC431(住友スリーエム(株)
製)、アサヒガードAG710,サーフロンS−38
2,SC101,SC102,SC103,SC10
4,SC105,SC106(旭硝子(株)製)等のフ
ッ素系界面活性剤、オルガノシロキサンポリマーKP3
41(信越化学工業(株)製)やアクリル酸系もしくは
メタクリル酸系(共)重合ポリフローNo.75,N
o.95(共栄社油脂化学工業(株)製)等を挙げるこ
とができる。
【0109】これらの界面活性剤は単独で添加してもよ
いし、また、いくつかの組み合わせで添加することもで
きる。好ましい添加量は、組成物(溶媒を除く)100
重量部に対して、0.0005〜0.01重量部であ
る。好適な染料としては油性染料及び塩基性染料があ
る。具体的にはオイルイエロー#101、オイルイエロ
ー#103、オイルピンク#312、オイルグリーンB
G、オイルブルーBOS,オイルブルー#603、オイ
ルブラックBY、オイルブラックBS、オイルブラック
T−505(以上オリエント化学工業株式会社製)、ク
リスタルバイオレット(CI42555)、メチルバイ
オレット(CI42535)、ローダミンB(CI45
170B)、マラカイトグリーン(CI42000)、
メチレンブルー(CI52015)等を挙げることがで
きる。
【0110】さらに、下記に挙げるような分光増感剤を
添加し、使用する光酸発生剤が吸収を持たない遠紫外よ
り長波長領域に増感させることで、本発明の化学増幅型
ポジレジストをi又はg線に感度を持たせることができ
る。好適な分光増感剤としては、具体的にはベンゾフェ
ノン、p,p’−テトラメチルジアミノベンゾフェノ
ン、p,p’−テトラエチルエチルアミノベンゾフェノ
ン、2−クロロチオキサントン、アントロン、9−エト
キシアントラセン、アントラセン、ピレン、ペリレン、
フェノチアジン、ベンジル、アクリジンオレンジ、ベン
ゾフラビン、セトフラビン−T、9,10−ジフェニル
アントラセン、9−フルオレノン、アセトフェノン、フ
ェナントレン、2−ニトロフルオレン、5−ニトロアセ
ナフテン、ベンゾキノン、2−クロロ−4−ニトロアニ
リン、N−アセチル−p−ニトロアニリン、p−ニトロ
アニリン、、N−アセチル−4−ニトロ−1−ナフチル
アミン、ピクラミド、アントラキノン、2−エチルアン
トラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン1,2−
ベンズアンスラキノン、3−メチル−1,3−ジアザ−
1,9−ベンズアンスロン、ジベンザルアセトン、1,
2−ナフトキノン、3,3’−カルボニル−ビス(5,
7−ジメトキシカルボニルクマリン)及びコロネン等で
あるがこれらに限定されるものではない。
【0111】現像液に対する溶解性を促進させるフェノ
ール性OH基を2個以上有する化合物としては、ポリヒ
ドロキシ化合物が挙げられ、好ましくはポリヒドロキシ
化合物には、フェノール類、レゾルシン、フロログルシ
ン、フロログルシド、2,3,4−トリヒドロキシベン
ゾフェノン、2,3,4,4’−テトラヒドロキシベン
ゾフェノン、α,α' ,α''−トリス(4−ヒドロキシ
フェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン、
トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、トリス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1’−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンがある。
【0112】本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、
上記各成分を溶解する(d)溶剤に溶かして支持体上に
塗布するものであり、使用することのできる(d)溶剤
としては、エチレンジクロライド、シクロヘキサノン、
シクロペンタノン、2−ヘプタノン、γ−ブチロラクト
ン、メチルエチルケトン、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
2−メトキシエチルアセテート、エチレングリコールモ
ノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエ
ーテルアセテート、トルエン、酢酸エチル、乳酸メチ
ル、乳酸エチル、メトキシプロピオン酸メチル、エトキ
シプロピオン酸エチル、ピルビン酸メチル、ピルビン酸
エチル、ピルビン酸プロピル、N,N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリド
ン、テトラヒドロフラン等が好ましく、これらの溶剤を
単独あるいは混合して使用する。
【0113】本発明のポジ型フォトレジスト組成物は、
精密集積回路素子の製造に使用されるような基板(例:
シリコン/二酸化シリコン被覆)上にスピナー、コータ
ー等の適当な塗布方法により塗布後、所定のマスクを通
して露光し、ベークを行い現像することにより良好なレ
ジストパターンを得ることができる。
【0114】本発明のポジ型フォトレジスト組成物の現
像液としては、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウム、炭酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸ナト
リウム、メタケイ酸ナトリウム、アンモニア水等の無機
アルカリ類、エチルアミン、n−プロピルアミン等の第
1アミン類、ジエチルアミン、ジ−n−ブチルアミン等
の第2アミン類、トリエチルアミン、メチルジエチルア
ミン等の第3アミン類、ジメチルエタノールアミン、ト
リエタノールアミン等のアルコールアミン類、ホルムア
ミドやアセトアミド等のアミド類、テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド、トリメチル(2−ヒドロキシエチ
ル)アンモニウムヒドロキシド、テトラエチルアンモニ
ウムヒドロキシド、トリブチルメチルアンモニウムヒド
ロキシド、テトラエタノールアンモニウムヒドロキシ
ド、メチルトリエタノールアンモニウムヒドロキシド、
ベンジルメチルジエタノールアンモニウムヒドロキシ
ド、ベンジルジメチルエタノールアンモニウムヒドロキ
シド、ベンジルトリエタノールアンモニウムヒドロキシ
ド、テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
ブチルアンモニウムヒドロキシド等の第4級アンモニウ
ム塩、ピロール、ピペリジン等の環状アミン等のアルカ
リ類の水溶液等がある。
【0115】
【実施例】以下、本発明によって更に具体的に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0116】合成例I 日本曹達株式会社製、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)
(VP-8000)をアルカリ可溶性樹脂A-1とした。重
量平均分子量は、9800であった。この樹脂(A-
1)50gをテトラヒドロフラン200m1を溶解し、
アセチルクロライド3.27g(0.042モル)を滴
下した。その後、5Lの超純水中に激しく撹拌しながら
滴下、再沈を行った。この再沈操作を3回繰り返した。
得られた樹脂を真空乾燥器中で120℃、12時間乾燥
し、p−ヒドロキシスチレン/p−アセトキシスチレン
共重合体であるアルカリ可溶性樹脂A-2を得た。得ら
れた樹脂の重量平均分子量は10000であった。
【0117】 合成例II-1 合成例Iの場合と同じアルカリ可溶性樹脂A−1 20g テトラヒドロフラン 80ml B-1(構造を下記する) 2.20g をフラスコ中で混合し、 p−トルエンスルホン酸 10mg を添加して、室温下で18時間撹拌した。反応液を、5
Lの超純水中に激しく撹拌しながら滴下、再沈を行っ
た。得られた樹脂を真空乾燥器中で70℃下、12時間
乾燥し、上記一般式(I)で表される保護基を有するア
ルカリ可溶性樹脂P-1を得た。以下に、本実施例で使
用したビニルエーテルの構造を示す。
【0118】
【化54】
【0119】合成例II−2〜II−8 表1に示したアルカリ可溶性樹脂とビニルエーテルを用
いて、合成II−1と同様にして上記一般式(I)で表さ
れる保護基を有するアルカリ可溶性樹脂P−2〜P−8
を得た。
【0120】
【表1】
【0121】実施例1〜3、比較例1 <感光性組成物の調製と評価>表2に示す各成分を溶剤
PGMEA(ポリエチレングリコールモノエチルエーテ
ルアセテート)8gに溶解し、0.1μmのフィルター
で濾過してレジスト溶液を調整した。このレジスト溶液
を、スピンコーターを利用して、シリコンウエハー上に
塗布し、130℃、60秒間、真空吸着型のホットプレ
ートで乾燥して、膜厚0.6μmのレジスト膜を得た。
また、実施例及び比較例に用いた光酸発生剤及ぴ有機塩
基性化合物を以下に示す。
【0122】
【表2】
【0123】
【化55】
【0124】このレジスト膜に波長248nmのKrF
エキシマレーザーステッパー(NA=0.60)を用い
て露光を行った。露光後、100℃ホットプレートで6
0秒間加熱を行い、直ちに0.26Nテトラメチルアン
モニウムハイドロオキサイド(TMAH)水溶液に60
秒間浸漬し、30秒間水でリンスして乾燥した。このよ
うにして得られたシリコンウエハー上のパターンを走査
型電子顕微鏡で観察し、下記レジストの性能を評価し
た。その結果を表3に示す。解像力は、0.20μmの
マスクパターンを再現する露光量における限界解像力を
表す。エッジラフネスの測定は、測長走査型電子顕微鏡
(SEM)を使用して孤立パターンのエッジラフネスで
行い、測定モニタ内で、ラインパターンエッジを複数の
位置で検出し、その検出位置のバラツキの分散(3σ)
をエッジラフネスの指標とし、この値が小さいほど好ま
しい。結果を表3に示した。
【0125】
【表3】
【0126】表3の結果から明らかなように、本発明に
係わる各実施例のポジ型フォトレジスト組成物は、それ
ぞれ満足すべき結果を得たが、比較例のフォトレジスト
組成物は、エッジラフネスにおいて不満足なものであっ
た。
【0127】
【発明の効果】本発明のポジ型フォトレジスト組成物
は、高解像力を有し、かつエッジラフネスの少ないレジ
ストパターンを形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 亨 静岡県榛原郡吉田町川尻4000番地 富士写 真フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA03 AB16 AC08 AD03 BE00 BE10 CB17 CB41 CB45 CC01 CC03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)フェノール性水酸基を含有するア
    ルカリ可溶性樹脂の該フェノール性水酸基の少なくとも
    一部が下記一般式(I)で表される保護基により保護さ
    れている樹脂、(b)活性光線又は放射線の照射により
    酸を発生する化合物、(c)有機塩基性化合物及び
    (d)溶剤を含有し、 前記(a)樹脂が、フェノール性水酸基の保護率が異な
    る2種以上の樹脂の混合物であり、かつ該混合物中の樹
    脂の内最も保護率が大きい樹脂の保護率(BL1)%と
    保護率が最も小さい樹脂の保護率(BL2)%との差
    (BL1−BL2)が3〜60の範囲にあることを特徴
    とするポジ型フォトレジスト組成物。 【化1】 一般式(I)中:R1は、炭素数1〜4個のアルキル基
    を表す。Wは、酸素原子、窒素原子、イオウ原子、リン
    原子及び珪素原子からなる群から選択される少なくとも
    1種の原子と少なくとも1つの炭素原子を含有する有機
    基、アミノ基、アンモニウム基、メルカプト基、置換あ
    るいは無置換のアリール基、又は置換あるいは無置換の
    環状アルキル基を表す。nは、1〜4の自然数である。
  2. 【請求項2】 上記一般式(I)のWが、下記置換基か
    らなる群から選択される基であることを特徴とする請求
    項1に記載のポジ型フォトレジスト組成物。 W: 【化2】 上記式中:R2は、水素原子、炭素数1〜6個の直鎖
    状、分岐状あるいは環状のアルキル基、炭素数2〜6個
    の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルケニル基、置換あ
    るいは無置換のアリール基、又は置換あるいは無置換の
    アラルキル基を表す。R3は、水素原子、炭素数1〜6
    個の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルキル基、炭素数
    1〜6個の直鎖状、分岐状あるいは環状のアルコキシ
    基、ハロゲン原子、ニトロ基、アミノ基、水酸基、又は
    シアノ基を表す。Xは、ハロゲン原子を表す。R4は、
    置換あるいは無置換のアリール基、又は置換あるいは無
    置換の炭素数3〜15個の環状アルキル基を表す。m
    は、1〜4の自然数である。
  3. 【請求項3】 上記一般式(I)で表される基が、下記
    一般式(II)で表される基であることを特徴とする請求
    項1に記載のポジ型フォトレジスト組成物。 【化3】
  4. 【請求項4】 上記フェノール性水酸基を含有するアル
    カリ可溶性樹脂が、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)で
    あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
    ポジ型フォトレジスト組成物。
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