JP2000338582A - カメラのバッテリーチェック - Google Patents

カメラのバッテリーチェック

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JP2000338582A
JP2000338582A JP11149997A JP14999799A JP2000338582A JP 2000338582 A JP2000338582 A JP 2000338582A JP 11149997 A JP11149997 A JP 11149997A JP 14999799 A JP14999799 A JP 14999799A JP 2000338582 A JP2000338582 A JP 2000338582A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のバッテリーチェックは、電池の種類や消
耗度による電池側のバラつきは考慮していたが、電池に
より駆動される回路側のバラつきは考慮されず、適正な
バッテリーチェックが実施されてはいなかった。 【解決手段】本発明は、電池5に直列接続する抵抗10
とトランジスタ11からなる疑似バッテリーチェック部
12を設けて、トランジスタ11をCPU15の制御に
よりオンさせて、抵抗10に擬似的なバッテリーチェッ
ク用の電流IBCを流すことによって、電池5から電流を
とり出した状態でバッテリーチェックを行ない、カメラ
毎に記憶された各構成部の作動を保障する最低エネルギ
ー残量(判定値)と比較して、正確なバッテリーチェッ
クを行うカメラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラの電源とな
る電池の消耗度を調べるためのバッテリーチェック
(B.C)の技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パーソナルコンピュータや移動
無線電話機等の携帯用機器の普及により、動作時間を長
くする要望から、電池は、電池容量の増加や携帯機器の
小型化に伴う外形の小型化、軽量化など種々の改良が進
んでいる。
【0003】例えば、本出願人が特願平10−1804
07号に提案する技術は、装填する電池の種類や消耗度
を調べて、その結果に応じたストロボ充電や動作処理を
行うことにより、電池のエネルギー残量がある場合に
は、電池交換の表示や動作の停止を防止する技術であ
る。
【0004】このような技術は、装填されている電池に
対して、適正なバッテリーチェックを実施して、できる
だけ有効に電池のエネルギーを消費させることにより、
電池の使用時間を延ばして、その電池交換の回数を減ら
して、交換に掛かる手間や経済的な負担を軽減し、さら
に不要となった電池の処分量を減じることができ、環境
問題に対しても考慮している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たバッテリーチェックを実施した場合、電池の種類や消
耗度による電池側のバラつきは考慮しているものの、電
池により駆動される回路側のバラつきについては十分考
慮されていなかった。
【0006】つまり、回路側では多数の構成部品を実装
しており、製造時に構成部品や組立のばらつきにより、
その回路毎に特性のばらつきが発生する。従って、電池
側のバラつきだけを考慮していても適正なバッテリーチ
ェックが実施されているとは限らない。
【0007】また、カメラに装填した電池のエネルギー
残量で動くか動かないかは、実際に操作して作動するか
否かを事前にチェックすればよいが、例えば、シャッタ
が開くか開かないかを事前にチェックすると、不必要に
フィルムを露光してしまうといった問題が起こる。
【0008】そこで本発明は、カメラの駆動回路側の消
費に関する特性のバラつきを測定し、その測定結果を記
憶し、駆動の際に上記測定結果に基づき電池寿命を高精
度に測定して、電池内のエネルギー残量を有効に消費さ
せて、電池交換の頻度を減じ、経済的にも効果を有する
カメラを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、電池をエネルギー源とする第1及び第2の
電流供給回路と、上記電池の電圧に依存した信号を判定
する判定手段とを有するカメラにおいて、上記第1の電
流供給回路を動作させる前のタイミングで、上記第2の
電流供給回路と上記判定手段とを動作させ、その際の上
記判定手段の出力結果と所定値とで演算を行い、この演
算結果に従って上記電池の消耗度を決定する決定手段を
有するカメラを提供する。上記カメラにおいて、上記所
定値は、電圧検出のための個々のカメラ毎の判定値とし
て製造時に記憶手段に記憶される。
【0010】さらに、第1の電流消費回路と、第2の電
流消費回路とを有するカメラを調整する調整機におい
て、カメラ用の電源電圧を供給する可変電圧源と、上記
第1の電流消費回路により電流を消費しつつ動作するカ
メラ内の所定ブロックの実動作をモニタするモニタ手段
と、上記可変電圧源の出力電圧を切り換えて供給して最
低動作電圧を判定し、判定値を決定する決定手段とを有
する調整機を提供する。
【0011】以上のような構成のカメラは、電池の内部
抵抗を考慮した第2の電流供給回路に流れる電流を検出
し、得られた電流値に基づく演算結果とを製造時に予め
記憶した判定値により電池の消耗度を決定して、電池交
換を示唆するバッテリーチェックを実施するカメラであ
る。
【0012】また、電池の内部抵抗を考慮した駆動電源
となる可変電圧をカメラに供給して、供給電圧から電圧
降下を行い、所定の構成部位が正常動作する最低電圧を
測定し、これをカメラ毎に記憶させて、バッテリーチェ
ックの際に正常動作を行う判定値として用いる。
【0013】上記第1の電流供給回路は、プランジャや
モータ等のアクチェータやストロボ充電回路などのカメ
ラの動作機構に電流を供給する回路である。また、第2
の電流供給回路は、電池電圧検出のための回路である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について詳細に説明する。図1には、本発明によ
る実施形態に係るカメラの概略的な構成を示し説明す
る。図1は、カメラ1と、カメラ製造工程においてカメ
ラ1に接続する調整機2を示している。このカメラ1
は、電圧発生部3及び内部抵抗4からなる電池5と、ア
クチュエータ6及びトランジスタ7と、トランジスタ7
を駆動するプリドライブ回路(第1の電流供給回路)8
とからなるドライブ部9と、抵抗10及びトランジスタ
11とからなる疑似バッテリーチェック部(第2の電流
供給回路)12と、バッテリーチェック回路13と、カ
メラ製造時に後述する判定値(調整値)を記憶するメモ
リ(EEPROM)14と、上記全構成部位を駆動制御
するワンチップマイコンからなる制御回路(CPU)1
5と、電池電圧の変動を減少させて安定化した電源をメ
モリ14とCPU15に供給させるためのフィルタ回路
16とで構成される。
【0015】この構成において、フィルタ回路16は、
電池5から供給される電圧がアクチュエータ駆動時に変
動するため、この変動を減じて安定化させた電圧にし
て、CPU15やメモリ14等に供給させるものであ
る。また、メモリ14は、電気的に書き込み可能なEE
PROMを用いており、例えばシャッタの開口開始時間
等メカニズムの製造上のバラつきによって変動する要因
を電気的に補正するための補正データがカメラ製造時に
記憶されている。勿論、メモリ14は、EEPROMに
限定されるものではなく、電気的に複数回の書き換えが
可能な不揮発性メモリであればよい。
【0016】上記調整機2は、カメラの製造工程時に接
続され、CPU15と通信して、諸設定値や補正データ
等を上記メモリ14に書き込んだり、書き込むためのデ
ータ取り等を行う装置である。通常、装填している電池
5が消耗して、その電圧で動作するか否かを確認するに
は、事前に確認動作させればよい。しかし、アクチュエ
ータ6がシャッタ用のプランジャであった場合に、プラ
ンジャが正しく作動するか否かを撮影前にチェックしよ
うとすると、シャッタが開いてしまって、フィルムが露
光されてしまう。また、その他の機構についても操作し
て動作確認すると、撮影前に同じ動作が繰り返し行われ
るためタイムラグとなるし、電池の消費量を抑制するた
めにも好ましくない。
【0017】そこで、上記疑似バッテリーチェック部1
2のトランジスタ11をCPU15の制御によりオンさ
せて、抵抗10に電流IBCを流すことによって、擬似的
に電池5から電流をとり出した状態でバッテリーチェッ
クを行なうことができる。一方、電流を流さない開放電
圧状態で電池電圧Vc をチェックした場合には、電池5
の内部抵抗4の抵抗値rが考慮されない。つまり実際に
電流IPLを流す時には電圧降下によって、プランジャ電
圧VPLは、図2(a)に示すように、 Vcc1 =VPL=Vc −r・IPL …(1) となるが、この電圧ではプランジャが動かない可能性が
あり、内部抵抗を考慮しないと正確なバッテリーチェッ
クは行えない。
【0018】また、上記電流IBCによる電圧降下を考え
ると、その時の電源電圧は、図2(b)に示すように、 Vcc1 =VBC=Vc −r・IBC …(2) となる。従って、 VPL=VBC−r(IPL−IBC)=VBC−r・ΔI=VBC−ΔV …(3) となる。ここで、ΔVは、補正電圧とする。このように
して、バッテリーチェック電圧VBCよりプランジャ電圧
VPLが求められる。
【0019】この電流IPL及び電流IBCは、回路を構成
する部品の特性のバラつきによって、カメラ毎に異なる
ので、カメラ製造時に、カメラ毎に補正電流ΔI(所定
値)を求めてメモリ14に記憶しておく。そして、内部
抵抗は一定と考えて、図3に示すバッテリーチェックの
フローチャートに従って、プランジャ作動が可能か否か
を判定すれば、プランジャを実作動させなくとも作動す
るか否かを判断できる。ここで、所定電圧VCKは、測定
した電圧がこの電圧よりも低ければ、プランジャが正し
く作動しないものとして設定された電圧値である。
【0020】まず、バッテリーチェックのモードが選択
されると、メモリ14からカメラ製造時に測定され記憶
されている補正電流ΔIと所定電圧VCKが読み出される
(ステップS1)。次に、疑似バッテリーチェック部1
2のトランジスタ11をCPU15の制御によりオンさ
せて、抵抗10に電流IBCを流して(ステップS2)、
バッテリーチェック電圧VBCをバッテリーチェック回路
13で検出する(ステップS3)。検出後、CPU15
の制御によりトランジスタ11をオフする(ステップS
4)。
【0021】そして、得られたバッテリーチェック電圧
VBCに基づき、前述した数式により計算して、補正電圧
ΔVを求める(ステップS5)。
【0022】次に、測定されたバッテリーチェック電圧
VBCにより正しく作動するか否か判定する(ステップS
6)。これは、前述した式(3)に基づくものであり、
プランジャ電圧VPLが所定電圧VCKよりも小さければ正
しく作動しないため、VBC−ΔV<VCKの判定を行う。
【0023】この判定で、プランジャ電圧VPLが所定電
圧VCKよりも小さい時には(YES)、プランジャは正
しく作動しないと考えられるので警告を行う。しかし、
プランジャ電圧VPLが所定電圧VCKよりも大きい時には
(NO)、プランジャは、正しく作動するものと判定し
リターンする。つまり、この実施形態によれば、電流I
BCと電流IPLを必ずしも一致させる必要がなく、尚且
つ、構成部品のバラつきも排除でき、正確なバッテリー
チェックが実現可能となる。また、特に電流IBCを小電
流に設計しておけば、低消費の効果もある。尚、前述し
た所定電圧VCKも、プランジャ毎にバラつきが発生して
いるため、カメラ製造時に測定して、補正電流ΔIと共
に、メモリ14に記憶しておく。上記所定電圧VCKや補
正電流ΔIがカメラ毎の判定値としてバッテリチェック
時に用いられる。
【0024】図4は、このようなカメラの調整機2の構
成例であり、カメラ1を調整機2にセットして、パーソ
ナルコンピュータ20を操作して調整を行なう作業者を
示している。この構成は、裏蓋を外した状態のカメラ1
を設置する調整機本体21と、光源22と、この光源2
2を駆動する電源23と、光源22が発光した光束を収
束させてカメラ1の撮影レンズに入射させるコリメータ
レンズ24と、カメラ1の背面側に設置され撮影レンズ
を通過した光束を受光する受光素子25と、受光素子2
5が受光したことを検出する検出回路26と、調整時に
カメラ1へ電源を供給するための可変電源回路27と、
電源ラインに接続された電池の内部抵抗に相当する抵抗
28と、カメラの消費電流を測定するための電流計29
とで構成され、これらの構成部部位は、パーソナルコン
ピュータ20により制御され、得られた測定値や検出信
号から前述した補正電流や所定電圧等の判定値が算出さ
れる。
【0025】この構成において、電池の内部抵抗相当す
る抵抗28は、カメラが電流を消費すると、電池と同様
に電圧低下を起こすように取り付けたものであり、カメ
ラ1の消費電流は電源ラインに接続された電流計29に
よって測定され、パーソナルコンピュータ20に出力さ
れる。
【0026】また、光源23が照射した光束は、カメラ
1のシャッタ30が開いていれば、所定量で受光素子2
5に達するが、シャッタ30が正常に作動せず受光素子
25に達しない場合には、光量不足となったり、光束が
入射しなかったりすることとなり、この状態を検出回路
26により検出して、パーソナルコンピュータ20に出
力する。
【0027】図5には、上記シャッタ30の概念的な構
造を示し説明する。
【0028】このシャッタ5において、シャッタバネ3
1は、軸32を中心にして上下に回動する。上に向う力
は、バネ33によって得られるが、プランジャ34と鉄
心35の間に設けられたバネ36のつっぱる力によっ
て、その動きが阻止されている。この状態では、シャッ
タの開口部37は閉じられているが、プランジャ34が
通電され、バネ36を押しつぶして鉄心35を吸引する
と、バネ33の力によってシャッタバネ31は、図5
(b)のように引き上げられて、開口部37があらわれ
る。この状態でカメラのフィルム面に撮影レンズを通過
した光束が到達することとなる。この到達時に受光素子
27で得られた光束の光量により判定する。
【0029】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、調整機による調整について説明する。まず、可変電
源回路27が開始時に所定の駆動電圧Vvとして、例え
ば2.5Vを出力して、シャッタ30を開状態にする
(ステップS11)。そして、検出回路26によりシャ
ッタ30が正常に作動した開状態か否かを確認する(ス
テップS12)。この時、シャッタ30が開状態であれ
ば(YES)、駆動電圧Vvから0.1Vをデクリメン
トして(ステップS13)、ステップS12に戻す。し
かし、シャッタ30が正常に作動した開状態でなければ
(NO)、駆動電圧Vvに0.1Vをインクリメントし
て最低動作電圧に戻す(ステップS14)。
【0030】そして、前述した図3のフローチャートの
ように、疑似バッテリーチェック部12のトランジスタ
11をCPU15の制御によりオンさせて(ステップS
15)、抵抗10に流れる電流IBCを検出する(ステッ
プS16)。検出後、CPU15の制御によりトランジ
スタ11をオフする(ステップS17)。
【0031】次に、CPU15の制御によりプリドライ
ブ回路8がトランジスタ7をオンさせ(ステップS1
8)、バッテリーチェック回路13で電圧降下を考慮し
たプランジャ電圧VPLを検出し(ステップS19)、プ
ランジャ電流IP を算出する(ステップS20)。その
検出後、CPU15の制御によりトランジスタ7をオフ
する(ステップS21)。
【0032】そして得られた電流IBCと電流IPLとの差
分をとり、前述した式(3)に用いる補正電流ΔIを算
出し(ステップS22)、さらにこの時のプランジャ電
圧VPLの最低動作電圧を所定電圧VCKとして設定し(ス
テップS23)、これらの補正電流ΔI及び所定電圧V
CKをメモリ14に記憶し(ステップS24)、終了す
る。以上説明したように、本実施形態によれば、カメラ
を構成する部品の特性のバラつきを排除し、カメラ毎に
測定した最低動作電圧を設定したので、使用する際に、
電池の消耗度と正確な作動を考慮したバッテリーチェッ
クが可能となる。
【0033】尚、前述した実施形態では、シャッタのプ
ランジャを例として説明したが、その他の構成部位、例
えばフィルム給送用のモータ等のアクチュエータやスト
ロボ充電回路等の大電流を流す回路を作動させる前に行
うバッテリーチェックに好適する。
【0034】また、図3によるバッテリーチェック動作
では説明を容易にするために、内部抵抗を一定の値と設
定したが、図6に示したフローチャートのステップS1
6において、電流IBCを検出しているので、電流IBCの
有無で電池電圧Vcc1 を測定し、電流IBCを流さない時
の電圧をVcc1 とすると、 r=(Vcc1 −VBC)/IBC …(4) となる。これをカメラのCPU15により演算処理を行
い、より正確なバッテリーチェックの結果を得ることが
可能となる。この演算処理は、図3に示したステップS
5の中で式(3)を用いて行なう。この変形例は、電池
の種類がかわっても正確にバッテリーチェックができる
という効果がある。
【0035】また、携帯型パーソナルコンピュータや携
帯無線電話機の普及によって改良が進んでいる二次電池
等は、アルカリ電池などと比較すると内部抵抗の大きさ
が異なる。このように、どのような電池にでも対応可能
となる。
【0036】以上説明したように実施形態によれば、電
池の特性のばらつきだけでなく、回路による消費にかか
るばらつきを考慮した正しいバッテリーチェックを実施
することにより、電池のエネルギー残量を有効に消費さ
せて、その交換頻度を減らして、ユーザにかかる交換の
手間や経済的な負担を軽減する効果があり、さらには、
使用済み電池の数が減少することから廃棄処理の点で環
境問題を考慮することとなる。
【0037】以上の実施形態について説明したが、本明
細書には以下のような発明も含まれている。
【0038】(1)電池をエネルギー源とする第1及び
第2の電流供給回路と、上記電池の電圧に依存した信号
を判定する判定手段とを有するカメラにおいて、上記第
1の電流供給回路を動作させる前のタイミングで、上記
第2の電流供給回路と上記判定手段とを動作させ、その
際の上記判定手段の出力結果と所定値とで演算を行い、
この演算結果に従って上記電池の消耗度を決定する決定
手段を有することを特徴とするカメラ。
【0039】(2)上記所定値は、上記第1及び第2の
電流供給回路の電流値に基づいて計算された値である上
記(1)のカメラ。
【0040】(3)上記第1の電流供給回路は、カメラ
の動作機構に電流を供給する回路である上記(1)のカ
メラ。
【0041】(4)上記カメラの動作機構は、プランジ
ャ・モータ等のアクチュエータやストロボ充電回路であ
る上記(3)のカメラ。
【0042】(5)上記第2の電流供給回路は、電池の
電圧検出のための回路である上記(1)のカメラ。
【0043】(6)第1の電流消費回路と、第2の電流
消費回路とを有するカメラを調整する調整機において、
カメラ用の電源電圧を供給する可変電圧源と、上記第1
の電流消費回路により電流を消費しつつ動作するカメラ
内の所定ブロックの実動作をモニタするモニタ手段と、
上記可変電圧源の出力電圧を切り換えて供給して、最低
動作電圧を判定して調整値を決定する決定手段と、を有
することを特徴とする調整機。
【0044】(7)上記決定手段は、上記最低動作電圧
を供給しつつ上記第1及び第2の電流消費回路を作動さ
せた際の電源電圧に基づいて上記調整値を決定する上記
(6)のカメラ。
【0045】(8)上記最低動作電圧及び調整値をカメ
ラ内の記憶手段に記憶させる手段を有する上記(6)の
カメラ。
【0046】(9)上記調整値は、上記第1及び第2の
電流消費回路の電流値に基づいて計算された値である上
記(1)のカメラ。
【0047】(10)上記第1の電流消費回路は、カメ
ラの動作機構に電流を供給する回路である上記(1)の
カメラ。
【0048】(11)上記カメラの動作機構は、プラン
ジャ・モータ等のアクチュエータやストロボ充電回路で
ある上記(3)のカメラ。
【0049】(12)上記第2の電流消費回路は、電池
の電圧検出のための回路である上記(1)のカメラ。
【0050】(13)カメラの動作機構を動作させる電
源電池と、この電源電池の残量を検出する検出手段と、
この検出手段が上記電源電池の残量を検出するための、
カメラ個々の判定値を記憶した記憶手段とを有すること
を特徴とするカメラ。
【0051】(14)上記記憶手段は、電気的に複数回
の書き換えが可能な不揮発性メモリである上記(8),
(13)のカメラ。
【0052】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、カ
メラの駆動回路側の消費に関する特性のバラつきを測定
し、その測定結果を記憶し、駆動の際に上記測定結果に
基づき電池寿命を高精度に測定して、電池内のエネルギ
ー残量を有効に消費させて、電池交換の頻度を減じ、経
済的にも効果を有するカメラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による実施形態に係るカメラの概略的な
構成を示す図である。
【図2】実施形態におけるプランジャ電流と電池電圧と
の関係を示す図である。
【図3】実施形態におけるバッテリーチェックを説明す
るためのフローチャートである。
【図4】実施形態におけるバッテリーチェックに用いる
調整機の構成例を示す図である。
【図5】カメラのシャッタの概念的な構造を示す図であ
る。
【図6】調整機による調整について説明するためのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1…カメラ 2…調整機 3…電圧発生部 4…内部抵抗 5…電池 6…アクチュエータ 7,11…トランジスタ 8…プリドライブ回路 9…ドライブ部 10…抵抗 11… 12…疑似バッテリーチェック部 13…バッテリーチェック回路 14…メモリ(EEPROM) 15…制御回路(CPU) 16…フィルタ回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電池をエネルギー源とする第1及び第2
    の電流供給回路と、上記電池の電圧に依存した信号を判
    定する判定手段とを有するカメラにおいて、 上記第1の電流供給回路を動作させる前のタイミング
    で、上記第2の電流供給回路と上記判定手段とを動作さ
    せ、その際の上記判定手段の出力結果と所定値とで演算
    を行い、この演算結果に従って上記電池の消耗度を決定
    する決定手段を有することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記所定値は、上記第1及び第2の電流
    供給回路の電流値に基づいて計算された値であることを
    特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 カメラの電源電池の電圧を検出可能なカ
    メラにおいて、電圧検出のための、個々のカメラ毎の判
    定値を製造時に記憶手段に記憶させておくことを特徴と
    するカメラ。
  4. 【請求項4】 第1の電流消費回路と、第2の電流消費
    回路とを有するカメラを調整する調整機において、 カメラ用の電源電圧を供給する可変電圧源と、 上記第1の電流消費回路により電流を消費しつつ動作す
    るカメラ内の所定ブロックの実動作をモニタするモニタ
    手段と、 上記可変電圧源の出力電圧を切り換えて供給して最低動
    作電圧を判定し、判定値を決定する決定手段と、 を有することを特徴とする調整機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009042183A (ja) * 2007-08-10 2009-02-26 Canon Inc 電子機器及びバッテリチェック方法

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