JP2000338008A - 車両自動運転装置の制御システムおよび制御方法 - Google Patents

車両自動運転装置の制御システムおよび制御方法

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JP2000338008A
JP2000338008A JP11150617A JP15061799A JP2000338008A JP 2000338008 A JP2000338008 A JP 2000338008A JP 11150617 A JP11150617 A JP 11150617A JP 15061799 A JP15061799 A JP 15061799A JP 2000338008 A JP2000338008 A JP 2000338008A
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vehicle
driving
performance map
operation amount
accelerator
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JP11150617A
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Takahiro Ogawa
恭広 小川
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 理想的な無駄の少ないアクセル操作量を自動
的に求めることができるとともに、実際の試験車両の特
性に近い走行性能マップを得ることができ、常に所望の
制御を行うことができる車両自動運転装置の制御システ
ム。 【解決手段】 学習運転において採取したデータに基づ
いて走行性能マップを作成し、この走行性能マップを用
いて車両を自動運転するようにした車両自動運転装置の
制御システムにおいて、自動運転システム制御系に、車
速とアクセル操作量の変化を観測する波形観測部11
と、アクセル操作量の補正を自動的に行うための修正ル
ールを有する修正ルール部12と、調整結果を判定する
評価指標を有する結果判定部13とからなるアクセル操
作量調整部14を設け、アクセル操作量を自動的に調整
するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シャシダイナモ
メータの回転ドラム上に駆動輪を載せて自動車などの車
両を走行させて、車両の動的な走行性能試験を室内で行
う実車走行シミュレート運転において、車両を自動運転
する装置の制御システムおよび制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両の動的な走行性能試験の
ため、シャシダイナモメータ(ダイナモ)によって実車
走行シミュレート運転が行われており、近時、この実車
走行シミュレート運転に、油圧や空気圧あるいはDCモ
ータまたはACモータなどによって複数のアクチュエー
タを個々に駆動し、このアクチュエータによってアクセ
ルペダル(以下、単にアクセルという)、ブレーキペダ
ル、クラッチペダルなどの踏込み操作や、シフトレバー
の切換えを行えるようにした車両自動運転装置が用いら
れるようになってきている。
【0003】ところで、上記実車走行シミュレート運転
においては、走行性能マップを用いて走行パターンに追
従するように車両を走行させる必要があるが、未登録の
車両の試験運転を行うときは、最初に当該試験車両に対
応した走行性能マップを作成する必要がある。ここで、
走行性能マップとは、速度と加速度からアクセル操作量
を得ることができるデータのことで、これは次のように
して得られる。すなわち、試験車両の学習運転を行っ
て、種々の異なるアクセル開度における速度と加速度と
を求め、アクセル開度、速度および加速度を関連付けた
データを得る。その後、学習運転によって得られたデー
タに基づいて、速度と加速度からアクセル操作量を得る
ことができるデータに展開するのである。
【0004】図16は、従来の車両自動運転装置の制御
システムの構成を概略的に示すもので、この図におい
て、1は試験に供せられる車両で、図示していないダイ
ナモに搭載されている。2は図示していないコンピュー
タなどの制御装置から与えられる目標速度Vtab に基づ
いて制御目標速度Vnom を出力する制御目標値発生器で
ある。3は制御目標速度Vnom と車両1の実際の速度
(実車速)Vact とが入力され、それらの差(車速偏
差)Verr を出力する突き合わせ点である。4,5は車
速偏差Verr をそれぞれP制御、I制御する比例項
(P;ゲイン)、積分項(T;時定数)で、比例項補正
加速度αp 、積分項補正加速度αi をそれぞれ出力す
る。6は制御目標速度Vnom を微分する微分器で、その
後段にはフィードフォワード予測加速度αffを出力する
フィードフォワード比率器7が設けられている。
【0005】そして、8は前記比例項補正加速度αp
積分項補正加速度αi (これらは、速度偏差Verr をフ
ィードバック制御して得られる制御出力である)および
フィードフォワード予測加速度αff(これは制御目標速
度Vnom の変化率であり、目標加速度ともいう)を加算
する突き合わせ点で、制御加速度αctl を出力する。9
はアクセル開度予測値発生器で、制御目標車速V
nom (または実車速Vact )および突き合わせて点8か
らの制御加速度αctl とが入力されるとともに、横軸に
速度、縦軸に加速度をそれぞれ取り、アクセル開度θを
パラメータとする速度と加速度との関係を示す走行性能
マップ10が格納されている。そして、これらの入力お
よび走行性能マップ10に基づいて、種々の速度におけ
る制御加速度α ctl に対する制御アクセル操作量Aact
を得、これからの指令に基づいて、車両1におけるアク
セル用のアクチュエータ(図示していない)が制御され
る。
【0006】すなわち、従来の車両自動運転装置の制御
システムにおいては、制御目標車速Vnom を微分して得
られるフィードフォワード予測加速度αffと、車速偏差
er r をそれぞれP制御およびI制御して得られる補正
加速度αp ,αi とを加算して制御加速度αctl を求
め、この制御加速度αctl と制御目標車速Vnom (また
は実車速Vact )とを走行性能マップ10に入力してア
クセル操作量Aact を求め、これに基づいて車両1を制
御するようにしていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の車両自動運転装置の制御システムにおいては、アク
セル操作量Aact の調整は、目標加速度αffの比率、比
例ゲインP、時定数Tなどの制御パラメータをオペレー
タ自身で微調整を行わなければならないことがある。こ
の場合、前記微調整を効率よく行うためには、オペレー
タに制御の知識が要求され、誰でも簡単にアクセル操作
量を得ることができない。また、この調整作業にはオペ
レータに多大の負担がかかる。その結果、オペレータの
能力によって制御性能や調整作業時間に差(バラツキ)
が生ずるなどの問題があった。
【0008】また、従来の車両自動運転装置の制御シス
テムにおいては、次のような不都合があった。すなわ
ち、学習運転によって得られた走行性能マップ10をそ
のまま使用し、アクセル操作量など走行性の改善につい
ては、上述したように、アクセル操作量Aact の調整
は、前記制御パラメータを調整するに止まっており、走
行性能マップ10が実際の試験車両1の特性を正確に反
映していない場合、走行性能マップ10自体を修正する
ことができず、試験車両の特性に応じた制御を行うこと
ができなかった。
【0009】この発明は、上述の事柄に留意してなされ
たもので、その目的は、無駄の少ない理想的なアクセル
操作量を自動的に求めることができるとともに、実際の
試験車両の特性に近い走行性能マップを得ることがで
き、常に所望の制御を行うことができる車両自動運転装
置の制御システムおよび車両自動運転装置の制御方法を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明(第1発明)では、車両自動運転装置の制
御システムにおいては、学習運転において採取したデー
タに基づいて走行性能マップを作成し、この走行性能マ
ップを用いて車両を自動運転するようにした車両自動運
転装置の制御システムにおいて、自動運転システム制御
系に、車速とアクセル操作量の変化を観測する波形観測
部と、アクセル操作量の補正を自動的に行うための修正
ルールを有する修正ルール部と、調整結果を判定する評
価指標を有する結果判定部とからなるアクセル操作量調
整部を設け、アクセル操作量を自動的に調整するように
している(請求項1)。
【0011】上記車両自動運転装置の制御システムによ
れば、無駄の少ないアクセル操作量を求める調整を自動
的に行うことができる。したがって、オペレータの能力
に関係なく常に一定の性能で所望の制御を行うことがで
きる。そして、アクセル調整操作を自動的に行うことが
できるので、操作の簡略化が図れる。また、制御パラメ
ータの調整が不要または大幅に低減されるので、作業が
大幅に簡略化される。
【0012】そして、この発明(第2発明)では、学習
運転において採取したデータに基づいて走行性能マップ
を作成し、この走行性能マップを用いて車両を自動運転
するようにした車両自動運転装置の制御方法において、
自動運転システム制御系に、車速とアクセル操作量の変
化を観測する波形観測部と、走行性能マップを自動的に
修正する修正ルールを備えた修正ルール部と、走行性能
マップの正確さを判断する指標を有する結果判定部とか
らなる走行性能マップ修正部を設け、走行性能マップを
自動的に補正するようにしている(請求項2)。
【0013】上記車両自動運転装置の制御システムによ
れば、走行性能マップを自動的に修正することができ、
試験に実際に供される車両の特性に可及的に近い走行性
能マップを得ることができる。したがって、オペレータ
の能力に関係なく常に一定の性能で所望の制御を行うこ
とができる。そして、操作が自動であるので、操作が簡
単であり、使い勝手が向上する。また、制御パラメータ
の調整が不要または大幅に低減されるので、作業が大幅
に簡略化される。
【0014】そして、学習運転において採取したデータ
に基づいて走行性能マップを作成し、この走行性能マッ
プを用いて車両を自動運転するようにした車両自動運転
装置の制御システムにおいて、アクセル操作量の自動調
節および/または走行性能マップの自動補正を行うよう
にしてもよい(請求項3)。
【0015】すなわち、アクセル操作量の自動調節と走
行性能マップの自動補正とを併用してもよい。この場
合、先にアクセル操作量の自動調節を行い、その後、走
行性能マップの自動補正を行う手法と、先に走行性能マ
ップの自動補正を行い、その後、アクセル操作量の自動
調節を行う手法があるが、いずれの手法によっても、ア
クセル操作量の制御を良好に行うことができるととも
に、試験車両の特性に応じた走行性能マップを得ること
ができ、車両自動運転装置を極めて良好に制御すること
ができる。
【0016】また、前記アクセル操作量の自動調節およ
び走行性能マップの自動補正のいずれか一方のみを行う
ようにしてもよいことは言うまでもない。
【0017】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照しながら説明する。以下の図において、図16に示
した部材と同一の部材には、同一符号を付している。
【0018】まず、図1は、第1発明の車両自動運転装
置の制御システムの構成を概略的に示すものである。こ
の図1における構成が、図16に示した従来の車両自動
運転装置の制御システムと大きく異なる点は、自動運転
システム制御系に、車速とアクセル操作量の変化を観測
する波形観測部11と、アクセル操作量の補正を自動的
に行うための修正ルールを有する修正ルール部12と、
調整結果を判定する評価指標を有する結果判定部13と
からなるアクセル操作量調整部14を設け、アクセル操
作量を自動的に調整するようにしたことである。なお、
図1において、15はアクセル開度予測値発生器9の出
力Aact とアクセル操作量調整部14の出力との突き合
わせ点である。
【0019】前記波形観測部11には、アクセル操作量
と実車速Vact が入力される。そして、修正ルール部1
2には、波形観測部11からの信号が入力される。ま
た、結果判定部13は、修正ルール部12と信号の授受
を行うとともに、前記突き合わせ点15に対して信号を
出力する。これら各部11〜13の機能は、以下におい
て詳述する。
【0020】前記図1に示した車両自動運転装置の制御
システムにおいて、アクセル操作量を調整する手順は、
下記の通りである。すなわち、 学習運転を行い、走行性能マップを作成する。 アクセル操作量調整モードをオンにする。 代表的な走行モード(例えば10・15モード)の
一部を走行する。 前記の走行時において、波形観測部11で実車速
act とアクセ ル操作量Aact の挙動を観測する。 測定した挙動を修正ルール部12における修正ルー
ルにしたがってアクセル操作量の調整を実施する。 調整結果を車両データに反映し、データを修正した
車両データに更新する。 修正したデータで前記の走行パターンを走行す
る。このとき、結果判定部13に持っている評価指標の
結果がOKなら、アクセル操作量調整モードを終了し、
NGなら前記に戻り調整を繰り返す。
【0021】ところで、前記車両自動運転装置の制御シ
ステムにおける制御式は、下記(1)式で表される。
【0022】
【数1】
【0023】また、車両1におけるアクセル操作量A
act は、下記(2)式のように表される。 Aact =Map(αctl (k),Vact (k))+Aa ……(2) Map:走行性能マップで得られる操作量 Aa :スロッルの遊び量(アクセル効き始め位置)
【0024】すなわち、車両1において必要なアクセル
操作量Aact は、走行性能マップ10によって得られる
操作量にスロッルの遊び量Aa を加味したものである。
【0025】そこで、前記遊び量Aa を求める手法につ
いて、図2を参照しながら説明する。この図2(A)は
エンジン回転数の時間的変化を示すものであり、同図
(B)はアクセル踏み込み量の時間的変化を示すもので
ある。
【0026】(1)アクセル操作アクチュエータをアク
セルに接触する位置まで移動させる。このとき、エンコ
ーダの信号をリセットし、この位置を原点とする。
【0027】(2)図2(B)に示すように、一定踏み
込み量(ΔA)だけアクセルを踏み込み、その位置で一
定時間(Δt)保持し、エンジン回転数を計測する。
【0028】(3)前記(2)の手順を、エンジン回転
数がアイドル回転から一定量(ΔN、図2(A)参照)
上昇するまで繰り返す。
【0029】(4)エンジン回転数がΔN上昇したとき
のアクセル踏み込み量をAa とし、ここまでの踏み込み
量をスロットルの遊び量として、アクセル効き始め位置
とする(前記(2)式の第2項)。
【0030】(5)学習運転を実施し、走行性能マップ
10を求める。このときのアクセル踏み込み量は、前記
遊び量Aa を基準(原点)として求める(前記(2)式
の第1項)。
【0031】以下、第1発明の第1実施例を、図3およ
び図4をも参照しながら説明する。図3(A),(B)
はそれぞれアクセル操作量補正前におけるアクセル操作
量補正前における実車速、アクセル操作量を示す図であ
る。図4(A),(B)はそれぞれアクセル操作量補正
後における実車速、アクセル操作量を示す図である。ま
た、図3(A),図4(A)において、仮想線は目標速
度パターン、実線は実際に走行したたきの速度変化を示
す曲線である。
【0032】11.波形観測 ここでいう波形とは、アクセル操作量や速度、エンジン
回転数など、経時的に変化する量のことをいう。これら
の量の変化の観測は、図1に示した波形観測部11にお
いて行われる。すなわち、代表的なモードの一部を運転
した際の速度0km/hから設定値Vc までの速度範囲
(設定速度範囲)において、アクセル操作量のバタツキ
を計測する(図3(A),(B)参照)。そして、図3
(B)に示すように、該当する速度範囲の最も大きな変
化部分であるA1 ,A2 のアクセル操作量を計測し、そ
の差を求める。 A1 −A2 =A12
【0033】(1)そして、アクセルの変化が+(プラ
ス)方向から−(マイナス)方向に変化する位置A1
求め、続いて、アクセルの変化が−方向から+方向に変
化する位置A2 を求める。 A1 −A2 =A12
【0034】(2)前記速度設定値Vc まで、前記
(1)の計測を行う。図3(B)においては、アクセル
の変化が+方向から−方向に変化する位置A3 と前記変
化が−方向から+方向に変化する位置A4 も求められ
る。 A3 −A4 =A34
【0035】(3)前記A12とA34の大きさを比較し、
大きい方(この例ではA12)を選択する。
【0036】12.アクセル操作量の修正 (1)このアクセル操作量の修正は、図1に示したルー
ル修正部12において行われる。この場合、最も簡単
で、アクセル操作の改善効果の大きいアクセル効き始め
位置の修正を行う。 Aa ’=Aa −W×A12 ……(3) Wは重み係数で、任意の値であるが、通常は0.5が選
ばれる。
【0037】(2)前記(3)式で求められた修正され
たアクセル効き始め位置を、前記(2)式に適用する。
すなわち、 Aact =Map(αctl (k),Vact (k))+Aa ’ ……(4)
【0038】(3)前記重み係数Wは一定値ではなく、
例えば、 1回目→ W1 =0.5 2回目→ W2 =0.75 3回目→ W3 =0.9 というように、修正回数に応じて変化させてもよい。
【0039】13.車速Vact の挙動を計測する。 (1)前記(1),(4)式を用いて、再度運転を実施
し、実車速Vact を計測する。
【0040】(2)そして、設定速度範囲(0≦Vact
<Vc )における速度偏差Verr (=Vtab −Vact
における+側の最大偏差(実車速Vact が目標車速V
tab に対して最も小さくなる箇所)−ΔV1 と、−側の
最大偏差(実車速Vact が目標車速Vtab に対して最も
大きくなる箇所)+ΔV2 を求める(図3(A)参
照)。
【0041】14.アクセルの挙動を計測する。 (1)前記3.(1)において、アクセルの挙動も計測
する。
【0042】(2)前記11.(1)および11.
(2)と同じ方法によって、AA1 ’とAA3 ’(図4
(B)参照)。
【0043】15.結果判定 この結果判定は、図1に示した結果判定部13において
行われる。 (1)A12’とA34’が予め設定されている一定値
ε1 ,ε2 の範囲内に入っているか否かを判定する。す
なわち、 A12’<ε1 ,A34’<ε2 であるかるか否か。この場合、必要に応じて、A1 ’<
3 ’,A2 ’<A4 ’であるか否かを判定に加えるの
が好ましい。
【0044】(2)上記の条件が全て満足された場合、
アクセル操作量は量に補正されたと判定される。
【0045】(3)そして、図4(A)に示す|−ΔV
1 ’|,|+ΔV1 ’|がそれぞれ、予め設定されてい
る一定値γ1 ,γ2 の範囲内に入っているか否かを判定
する。すなわち、 |−ΔV1 |<γ1 ,|+ΔV1 |<γ2 であるか否か。
【0046】(4)前記(3)の条件が全て満足された
場合、車速追従性も良好になったと判定される。
【0047】(5)そして、前記(1),(2)の条件
を満たさない場合、前記2.の修正ルールにしたがっ
て、前記(3)式の補正を行い、その後、前記13.,
14.および15.の手順を行う。
【0048】上記第1実施例では、車速Vact の挙動を
計測するのに、設定速度範囲(0≦Vact <Vc )にお
ける速度偏差Verr (=Vtab −Vact )における+側
の最大偏差−ΔV1 と、−側の最大偏差+ΔV2 を求め
ていたが、これに代えて、図5に示すようにしてもよ
い。以下、これを第2実施例として説明する。
【0049】この第2実施例においては、実線で示す実
車速曲線と仮想線で示す目標車速との差における面積S
を、下記の(6)式で求める。
【0050】
【数2】
【0051】そして、前記面積Sが所定の設定値σ1
り小さくなるか否かを判定し、すなわち、 S<σ1 であるか否かを判定し、これを満足するとき、修正を終
了するようにしてもよい。
【0052】なお、前記面積Sを求めるのに際して、前
記(6)式に代えて、サンプル時点のデータをそのまま
使用し、下記(7)式または(8)式を用いてもよい。
【0053】
【数3】
【0054】さらに、実車速と目標車速との偏差を、 実車速>目標車速 となる領域の面積S1 (図5参照)と、 実車速≦目標車速 となる領域の面積S2 (図5参照)とに区分して、それ
ぞれの領域において判定を行うようにしてもよい。すな
わち、 S1 ≦σ1 ,S2 ≦σ2 であるか否かを判定し、これを満足するとき、修正を終
了するようにしてもよい。
【0055】上記第1発明の車両自動運転装置の制御シ
ステムによれば、無駄の少ないアクセル操作量を求める
調整を自動的に行うことができる。したがって、オペレ
ータの能力に関係なく常に一定の性能で所望の制御を行
うことができる。そして、アクセル調整操作を自動的に
行うことができるので、操作の簡略化が図れる。また、
制御パラメータの調整が不要または大幅に低減されるの
で、作業が大幅に簡略化される。
【0056】次に、第2発明について説明する。図6
は、第2発明の第1実施例に係る車両自動運転装置の制
御システムの構成を概略的に示すものである。この図6
における構成が、図16に示した従来の車両自動運転装
置の制御システムと大きく異なる点は、自動運転システ
ム制御系に、車速とアクセル操作量の変化を観測する波
形観測部21と、走行性能マップを自動的に修正する修
正ルールを備えた修正ルール部22と、走行性能マップ
10の正確さを判断する指標を有する結果判定部23と
からなる走行性能マップ修正部24を設け、走行性能マ
ップ10を自動的に補正するようにしたことである。
【0057】前記波形観測部21には、走行性能マップ
10の出力Aact および実車速Vac t が入力されるとと
もに、目標速度Vnom 、目標加速度αff、比例項補正加
速度αp および積分項補正加速度αi が入力される。そ
して、修正ルール部22には、波形観測部21の出力が
入力される。また、結果判定部23は、修正ルール部2
2と信号を授受するとともに、走行性能マップ10に信
号を出力する。これら各部11〜13の機能は、以下に
おいて詳述する。
【0058】前記図6に示した車両自動運転装置の制御
システムにおいて、アクセル操作量を調整する手順は、
下記の通りである。すなわち、 学習運転を行い、走行性能マップを作成する。 アクセル操作量調整モードをオンにする。 代表的な走行モード(例えば10・15モード)の
一部を走行する。 前記の走行時において、波形観測部21で実車速
act 、アクセル操作量Aact 、フィードフォワード予
測加速度αff、比例項補正加速度αp および積分項補正
加速度αi の挙動を観測する。 測定した挙動を修正ルール部22における修正ルー
ルにしたがってアクセル操作量の調整を実施する。 調整結果を車両データに反映し、データを修正した
車両データに更新する。 修正したデータで前記の走行パターンを走行す
る。このとき、結果判定部23に持っている評価指標の
結果がOKなら、アクセル操作量調整モードを終了し、
NGなら前記に戻り調整を繰り返す。
【0059】第2発明の第1実施例を、図7〜図12を
参照しながら説明する。
【0060】21.波形観測 この波形観測は、上記第1発明における波形観測と同様
の意味であり、図6に示した波形観測部21においてな
される。まず、代表的なモード(例えば10・15モー
ド)を運転した際の速度0km/hから設定値Vset
での速度範囲(時間範囲では、t0 ≦t≦ts )におい
て、波形観測部21において波形観測を行う。
【0061】(1)比例項補正加速度αp の変化(図7
(A)参照)を計測し、その最大値αp-max とそのとき
の速度Vap-maxと目標速度Vtab-apを求める(図7
(B)参照)。なお、図7(A)は比例項補正加速度α
p の変化を示す図であり、同図(B)において、25,
26はそれぞれ目標速度、実車速を示す曲線である。
【0062】(2)次いで、加速走行から定速走行に移
行する部分(図8(A),(B)参照)の積分項補正加
速度αi の値αi-c を計測する。
【0063】(3)一般に、加速走行から定速走行に移
行する部分の時間をtc とすると、 0≦ts ≦tc である。
【0064】(4)前記図7および図8に示すように、
実走行時、値αp-max ,αi-c がマイナス側に変化して
いる場合、比例項補正加速度αp と積分項補正加速度α
i がフィードフォワード予測加速度αffを抑制するよう
に制御が行われ、その逆の場合、すなわち、値
αp-max ,αi-c がプラス側に変化している場合、フィ
ードフォワード予測加速度αffを増加させるように制御
が行われる。そして、前記値α p-max ,αi-c の変化が
小さい(ゼロに近づく)ほど、走行性能マップ10が試
験車両10の特性をより正確に反映していることにな
る。
【0065】(5)前記比例項補正加速度αp と積分項
補正加速度αi の変化の計測と同時に、アクセル操作量
と実車速Vact の変化も計測する。すなわち、実車速V
actが0<Vact <VC の区間でアクセルの変化を求め
る。以下、これについて、図9を参照しながら説明す
る。 アクセルの変化が+方向から−方向に変化する位置
1 を求め、続いて、アクセルの変化が−方向から+方
向に変化する位置A2 を求め(図9(B)参照)、その
差をとる。 A1 −A2 =A12
【0066】 そして、該当する速度範囲では、もう
一箇所アクセル変化が+方向から−方向に変化する位置
3 を求め、続いて、アクセルの変化が−方向から+方
向に変化する位置A4 を求め(図9(B)参照)、その
差をとる。 A3 −A4 =A34
【0067】速度偏差Verr (=Vtab −Vact )にお
ける+側の最大偏差(実車速Vactが目標車速Vtab
対して最も小さくなる箇所)−ΔV1 と、−側の最大偏
差(実車速Vact が目標車速Vtab に対して最も大きく
なる箇所)+ΔV2 を求める(図9(A)参照)。
【0068】22.修正ルール (1)前記波形観測部21からのデータを用いて、学習
運転で得られた走行性能マップの近似式が実際の車両1
0が持つ特性とどの程度ずれているかの度合いが、図6
における修正ルール部22において求められる。そのた
めの評価式として、下記(11)式を用いる。 αcorr=Wpk×αp-max +Wik×αi-c ……(11) αcorr:修正加速度 Wpk:比例項の重み係数 Wik:積分項の重み係数 (2)前記Wpk,Wikは、一定値でもよく、また、ずれ
の度合いに応じて適宜変化させてもよい。Wpk(k=1
〜7)の比例項補正加速度αp の変化は、例えば以下の
通りである。
【0069】
【数4】
【0070】(3)同様に、Wpk(k=1〜7)の積分
項補正加速度αi の変化は、例えば以下の通りである。
【0071】
【数5】
【0072】(4)次に、前記修正加速度αcorrによる
走行性能マップの修正方法を、図10を参照しながら説
明する。この図は、走行性能マップの一例を示し、低速
度領域および高速度領域において、速度と加速度の関係
を、それぞれ異なる一次式で近似したもので、添え字に
lがあるものは低速度領域のものを、また、添え字にh
があるものは高速度領域のものをそれぞれ示している。
【0073】今、説明の便宜上、修正加速度αcorrを求
める前の速度Vap-maxが近似式α1=A1l+B1l×Vの
線上にあるものと仮定すると、修正によって得られた近
似式α1 =A1l+B1l×Vは、走行性能マップ上の速度
ap-max、加速度αff+αco rrの点(図10における点
3 )を通ることになる。
【0074】そこで、この点P3 を通るように近似式を
修正するため、修正比率βは、下記のようにして求めら
れる。 αap-max:αff+αcorr=A1l:A1l’ A1l’=(αff+αcorr)×A1l’/αff ……(14) ∴ β=(αff+αcorr)/αff ……(15) となる。
【0075】この場合の近似式は、走行性能マップの座
標(A1l’,0)と、P2 (V1 ,α1 )の2点を通る
一次式であるので、近似式の傾きB1l’は、 B1l’=(α1 −A1l’)/V1 ……(16) となり、修正する近似式α’は、 α1 =A1l’+B1l’×V として求められる。
【0076】(5)今回修正に用いた近似式α1 以外の
式、例えば、これより1つ上の近似式α2 についても、
前記式(15)に示した修正比率βを用いて、修正近似
式の切片A2l’、傾きB2l’についても求めることがで
きる。
【0077】(6)上記(1)〜(5)の実施例につい
ては、修正加速度を求める前の速度Vap-maxが近似式α
1 =A1l+B1l×Vの線上にあるものと仮定していた
が、図11(A)に示すように、修正前の点P4 (V
ap-max,αff)が近似式上にない場合には、この点P4
に最も近い近似式、例えば、α1 =A1l+B1l×Vを用
いることにより、同図(B)に示すように求めることが
できる。
【0078】23.結果判定 この結果判定は、図6に示した結果判定部23で行われ
る。以下、図12を参照しながら、この結果判定部23
における動作を説明する。
【0079】(1)前記修正ルール部22において修正
された走行性能マップを用いて、再度、代表的なモード
(例えば、10・15モード)の一部を走行する。
【0080】(2)前記走行における比例項補正加速度
αp 、積分項補正加速度αi および速度偏差Verr のそ
れぞれの変化を、前記波形観測における(5)に述べた
手順で求める。今、求められたアクセル変化をA12
(=A1 ’−A2 ’),A34’(=A3 ’−A4 ’)と
し、速度変化を+ΔV1 ’,−ΔV1 ’とする。
【0081】(3)今、A12>A12’、A34>A34’、
|+ΔV1 |>|+ΔV1 ’|および|−ΔV1 |>|
−ΔV1 ’|の条件が満たされており、A12’およびA
34’がそれぞれ一定値ε1 ,ε2 の範囲内に入ってお
り、すなわち、 A12’<ε1 ,A34’<ε2 および、速度変化+ΔV1 ’,−ΔV2 ’が一定値
γ1 ,γ2 の範囲内に入っているか否かを判定する。す
なわち、 |−ΔV1 |<γ1 ,|+ΔV1 ’|<γ2 であるか否かを判断する。
【0082】(4)そして、前記(3)の条件が全て満
たされた場合、アクセル操作量および速度変化がともに
良好になったと判断される。
【0083】(5)また、前記(3)の条件が満たされ
ない場合には、修正ルール部22によって、走行性能マ
ップの修正を再度行う。
【0084】上記第1実施例では、修正ルール部22に
おいて用いる評価式(11)に、比例項補正加速度αp
および積分項補正加速度αi を用いていたが、これに代
えて、制御加速度αctl を用いてもよい。以下、これを
第2実施例として説明する。
【0085】図13は、第2発明の第2実施例の車両自
動運転装置の制御システムを概略的に示す図で、図6に
示した第1実施例の構成とは、突き合わせ点8における
信号、すなわち、制御加速度αctl を波形観測部21に
入力するようにした点が異なるだけである。
【0086】前記制御加速度αctl は、下記(17)式
で表される。 αctl =αff+αp +αi ……(17) そして、αff=dVnom /dtである。したがって、こ
の場合の評価式αcorrは、下記(18)式で表される。 αcorr=Wck×αc-max ……(18)
【0087】そして、制御加速度αctl は、図14に示
すように変化するから、このときの重み係数Wckとして
は、前記式(12),(13)に示したものと同様のも
の、例えば、下記(19)式に示すものを用いることが
できる。
【0088】
【数6】
【0089】上記第1実施例および第2実施例において
は、修正ルール部22において修正加速度を求めるの
に、(11)式〜(13)式、(18)式、(19)式
によって重み係数を決定しているが、これに代えて、フ
ァジィ推論を用いるようにしてもよい。
【0090】上記第2発明の車両自動運転装置の制御シ
ステムによれば、走行性能マップを自動的に修正するこ
とができ、試験に実際に供される車両の特性に可及的に
近い走行性能マップを得ることができる。したがって、
オペレータの能力に関係なく常に一定の性能で所望の制
御を行うことができる。そして、操作が自動であるの
で、操作が簡単であり、使い勝手が向上する。また、制
御パラメータの調整が不要または大幅に低減されるの
で、作業が大幅に簡略化される。
【0091】上述した第1発明および第2発明において
は、それぞれ、アクセルの遊び量を加味した制御および
走行性能マップの自動補正に基づく制御を行うものであ
ったが、これら両者を併用してもよい。以下、これを第
3発明として説明する。
【0092】図15は、第3発明の車両自動運転装置の
制御システムの構成の一例を概略的に示すもので、この
図において、30はアクセル操作量調整および走行性能
マップ修正部で、波形観測部31、第1修正ルール部3
2、第2修正ルール部33および結果判定部34とから
なる。
【0093】前記波形観測部31は、第1発明における
波形観測部11や第2発明における波形観測部21と同
様の機能を有し、アクセル操作量および実車速Vact
入力されるとともに、目標速度Vnom 、目標加速度
αff、比例項補正加速度αp および積分項補正加速度α
i が入力される。そして、第1修正ルール部32と第2
修正ルール部33は、互いに並列的に設けられ、第1修
正ルール部32は、第1発明における修正ルール部11
と同じ機能を有し、第2修正ルール部33は、第2発明
における修正ルール部21と同じ機能を有しており、こ
れらいずれかの修正ルール部32,33に対して波形観
測部21の出力が入力されるようにしてある。また、結
果判定部34は、第1修正ルール部32と第2修正ルー
ル部33のいずれかからの信号が入力されるようにして
あり、第1修正ルール部32から信号を受けた場合に
は、突き合わせ点15に信号を出力し、第2修正ルール
部33から信号を受けた場合には、走行性能マップ10
に信号を出力する。
【0094】すなわち、この第3発明の車両自動運転装
置の制御システムにおいては、前記第1発明における制
御システムの機能と第2発明の制御システムの機能を併
せ持つものである。したがって、アクセル操作量の自動
調節と走行性能マップ10の自動補正と行うことがで
き、例えば、先にアクセル操作量の自動調節を行い、そ
の後、走行性能マップ10の自動補正を行うことや、逆
に、先に走行性能マップの自動補正を行い、その後、ア
クセル操作量の自動調節を行うことができる。
【0095】したがって、この第3発明によれば、アク
セル操作量の制御を良好に行うことができるとともに、
試験車両1の特性に応じた走行性能マップ10を得るこ
とができ、車両自動運転装置を極めて良好に制御するこ
とができる。なお、この第3発明において、先にアクセ
ル操作量の自動調節を行い、その後、走行性能マップの
自動補正を行うようにする方が調整効果が大きい。
【0096】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明によれ
ば、無駄の少ないアクセル操作量を求める調整を自動的
に行うことができ、オペレータの能力に関係なく常に一
定の性能で所望の制御を行うことができる。そして、ア
クセル調整操作を自動的に行うことができるので、操作
の簡略化が図れる。また、制御パラメータの調整が不要
または大幅に低減されるので、作業が大幅に簡略化され
る。
【0097】そして、第2発明によれば、走行性能マッ
プを自動的に修正することができ、試験に実際に供され
る車両の特性に可及的に近い走行性能マップを得ること
ができる。したがって、オペレータの能力に関係なく常
に一定の性能で所望の制御を行うことができる。そし
て、操作が自動であるので、操作が簡単であり、使い勝
手が向上する。また、制御パラメータの調整が不要また
は大幅に低減されるので、作業が大幅に簡略化される。
【0098】また、第3発明のように、アクセル操作量
の自動調節と走行性能マップの自動補正とを併用した場
合、アクセル操作量の制御を良好に行うことができると
ともに、試験車両の特性に応じた走行性能マップを得る
ことができ、車両自動運転装置を極めて良好に制御する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明の車両自動運転装置の制御システムの
構成を概略的に示す図である。
【図2】スロットルの遊び量の求め方を説明するための
図である。
【図3】(A)はアクセル操作量補正前における実車速
を示す図、(B)はアクセル操作量補正前におけるアク
セル操作量を示す図である。
【図4】(A)はアクセル操作量補正後における実車速
を示す図、(B)はアクセル操作量補正後におけるアク
セル操作量を示す図である。
【図5】第1発明の他の実施例を説明するための図であ
る。
【図6】第2発明の第1実施例に係る車両自動運転装置
の制御システムの構成を概略的に示す図である。
【図7】波形観測部の動作を説明するための図である。
【図8】波形観測部の動作を説明するための図である。
【図9】(A)はアクセル操作量補正後における実車速
を示す図、(B)はアクセル操作量補正後におけるアク
セル操作量を示す図である。
【図10】走行性能マップの修正方法の一例を説明する
ための図である。
【図11】走行性能マップの修正方法の他の例を説明す
るための図である。
【図12】(A)はアクセル操作量補正後における実車
速を示す図、(B)はアクセル操作量補正後におけるア
クセル操作量を示す図である。
【図13】第2発明の第2実施例に係る車両自動運転装
置の制御システムの構成を概略的に示す図である。
【図14】制御加速度の変化を説明するための図であ
る。
【図15】第2発明の第3実施例に係る車両自動運転装
置の制御システムの構成を概略的に示す図である。
【図16】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
1…車両、10…走行性能マップ、11…波形観測部、
12…修正ルール部、13…結果判定部、14…アクセ
ル操作量調整部、21…波形観測部、22…修正ルール
部、23…結果判定部、24…走行性能マップ修正部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 学習運転において採取したデータに基づ
    いて走行性能マップを作成し、この走行性能マップを用
    いて車両を自動運転するようにした車両自動運転装置の
    制御システムにおいて、自動運転システム制御系に、車
    速とアクセル操作量の変化を観測する波形観測部と、ア
    クセル操作量の補正を自動的に行うための修正ルールを
    有する修正ルール部と、調整結果を判定する評価指標を
    有する結果判定部とからなるアクセル操作量調整部を設
    け、アクセル操作量を自動的に調整するようにしたこと
    を特徴とする車両自動運転装置の制御システム。
  2. 【請求項2】 学習運転において採取したデータに基づ
    いて走行性能マップを作成し、この走行性能マップを用
    いて車両を自動運転するようにした車両自動運転装置の
    制御方法において、自動運転システム制御系に、車速と
    アクセル操作量の変化を観測する波形観測部と、走行性
    能マップを自動的に修正する修正ルールを備えた修正ル
    ール部と、走行性能マップの正確さを判断する指標を有
    する結果判定部とからなる走行性能マップ修正部を設
    け、走行性能マップを自動的に補正するようにしたこと
    を特徴とする車両自動運転装置の制御システム。
  3. 【請求項3】 学習運転において採取したデータに基づ
    いて走行性能マップを作成し、この走行性能マップを用
    いて車両を自動運転するようにした車両自動運転装置の
    制御システムにおいて、アクセル操作量の自動調節およ
    び/または走行性能マップの自動補正を行うようにした
    ことを特徴とする車両自動運転装置の制御方法。
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