JP2000337980A - 張力検出装置 - Google Patents

張力検出装置

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JP2000337980A
JP2000337980A JP11149344A JP14934499A JP2000337980A JP 2000337980 A JP2000337980 A JP 2000337980A JP 11149344 A JP11149344 A JP 11149344A JP 14934499 A JP14934499 A JP 14934499A JP 2000337980 A JP2000337980 A JP 2000337980A
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tension
position detecting
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Yukiko Shintani
友季子 新谷
Taku Iwade
卓 岩出
Masazumi Imae
正澄 今江
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良く、糸条の反転運動による張力上昇に
影響されてない平均的な張力を確実にかつ糸条品質に影
響を与えずに測定できる張力検出装置を提供することで
ある。 【解決手段】 振り支点ガイド1とトラバース装置2の
間に設置されトラバース装置2による横波を検出する糸
条位置検知手段4と、トラバース装置2の近傍に設置さ
れた糸条案内位置検知手段3と、見かけの横波伝播速度
を計測する計測手段5と、真の横波伝播速度を演算する
演算手段6とを備えた装置において、トラバース装置2
から糸条位置検出手段4までの距離を[h(m)]、振
り支点ガイド1から前記トラバース装置2までの距離を
[H(m)]とした時、糸条位置検出手段4が、2H/
3<h<5H/6の位置に設置された構成にしてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は糸条の製造設備等に
おいて使用される張力検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成繊維糸条の製造設備等における糸条
の張力測定装置として特開平10−305966号公報
に記載されている装置がある。
【0003】該糸条張力測定装置はトラバース装置の上
流側に設置されトラバース装置による横波を検出する糸
条位置検知手段と、トラバース装置に設置され糸条の案
内位置を検出する糸条案内位置検知手段と、トラバース
装置によって付与された横波が前記糸条位置検知手段に
よって検出されるまでの時間に基づいて見かけの横波伝
播速度を計測する計測手段と、糸条の走行速度と前記見
かけの横波伝播速度とに基づいて真の横波伝播速度を演
算する演算手段とを備えた構成になっている。
【0004】上述の糸条張力測定装置においては糸条位
置検知手段と糸条案内位置検知手段とによる糸条検知信
号の時間差と、糸条位置検知手段と糸条案内位置検知手
段との距離からトラバース装置の反転運動によって糸条
に付加される折線上の横波の頂点の伝播速度を計測し、
該計測値から張力を算出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の糸条張力測定装
置において糸条位置検知手段と糸条案内位置検知手段と
の距離が短いと、計測時間が短くなり時間測定精度を上
げないと、計測速度の精度が下がるという第1の問題が
ある。
【0006】また、トラバース中の張力はトラバースガ
イドの反転時に瞬間的に上昇し、該上昇張力を平均張力
として測定してしまうという第2の問題がある。
【0007】第1および第2の問題を解決するために糸
条位置検知手段と糸条案内位置検知手段との距離を長く
するため、糸条位置検知手段を振り支点ガイドに近づけ
ると糸条検出位置での糸条の移動距離が短くなり、糸条
位置検知手段の検知範囲内に糸条が留まり、糸条の屈曲
部を確実に検出できないという第3の問題がある。
【0008】また、糸条位置検知手段を振り支点ガイド
とトラバース装置の中間位置付近に設置すると、糸条の
トラバース装置による急激な折り返し運動によって振り
支点ガイド側(上流側)に伝播する横波の屈曲部が大き
くなり、糸条が糸条位置検知手段に接触して擦過され糸
条品質に影響を与えたり、検知範囲内に糸条が入らず検
出不能になるという第4の問題がある。
【0009】本発明は精度良く、糸条の反転運動による
張力上昇に影響されてない平均的な張力を確実にかつ糸
条品質に影響を与えずに測定できる張力検出装置を提供
することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の糸条張力検出装
置は走行中の糸条を往復運動させるトラバース装置から
糸条位置検出手段までの距離を[h(m)]、振り支点
ガイドからトラバース装置までの距離を[H(m)]と
した時、糸条位置検出手段が、2H/3<h<5H/6
の位置に設置されていることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の糸条張力検出装置
の構成の1実施例を示す概略系統図であって、糸条張力
検出装置は振り支点ガイド1とトラバース装置2の間に
設置されトラバース装置2による横波を検出する糸条位
置検知手段4と、トラバース装置2の近傍に設置され糸
条の案内位置を検出する糸条案内位置検知手段3と、ト
ラバース装置2によって付与された横波が糸条案内位置
検知手段によって検出されてから糸条位置検知手段4に
よって検出されるまでの時間に基づいて見かけの横波伝
播速度を計測する計測手段5と、糸条の走行速度と見か
けの横波伝播速度とに基づいて真の横波伝播速度を演算
する演算手段6と、張力信号を出力する入出力インター
フェース7とを備えた構成になっている。
【0012】横波伝播速度とは糸条の走行方向に対し
て、直交方向への糸条の変位の糸条走行方向への移動速
度のことである。
【0013】上述のトラバース装置2は図2に示される
ような電動機8によって回転されるスクロールカムロー
ラ9に係合して往復動するトラバースガイド10とによ
り構成されている。
【0014】糸条位置検知手段4は反射式の光電センサ
が使用されており、該光電センサは投光器と受光器と信
号増幅器と比較回路とを備えた構成になっている。
【0015】該糸条位置検知手段4はトラバースガイド
10の移動軌跡(B′)ー(C′)と振り支点ガイド1
を結ぶ糸道の移動平面に対して略平行な面上の外側から
糸条に向けて(糸条の移動平面と略平行な方向から)投
光するように設けられている。
【0016】糸条案内位置検知手段3は反射式の光電セ
ンサまたは静電容量型センサが使用され、トラバースガ
イド10の糸案内部を位相として検知するようになって
いる。
【0017】計測手段5は糸条案内位置検知手段3から
の信号と横波を検出する糸条位置検知手段4からの信号
とによって時間差を検出する時間差検出回路11と、該
時間差検出回路11からの時間差に基づいて横波の見か
けの横波伝播速度を算出する演算回路12とにより構成
されている。
【0018】演算手段6は見かけの横波伝播速度と予め
入力された糸条走行速度から真の横波伝播速度を算出す
る速度演算回路13と、糸条の繊度と真の横波伝播速度
から張力を算出する張力演算回路14とにより構成され
ている。
【0019】入出力インタフェース7には糸条の繊度お
よび糸条速度等を入力するキーボード15、ディスプレ
イ用のCRT16、データを印刷するプリンタ17が必
要に応じて連結されている。
【0020】上述の演算回路12、速度演算回路13、
張力演算回路14における演算を一つの演算手段によっ
て行うことができることは言うまでもない。
【0021】また、ハードウェアではなくコンピーュー
タのソフトウェアによっても実施できる。
【0022】上述の糸条位置検出手段4は、走行中の糸
条を往復運動させるトラバース装置2から糸条位置検出
手段4までの距離を[h(m)]、振り支点ガイド1か
らトラバース装置2までの距離を[H(m)]とした
時、2H/3<h<5H/6の位置に設置されている。
【0023】上述の糸条張力測定装置における張力測定
動作を説明する。
【0024】糸条100が走行している状態で、糸条案
内位置検知手段4によるトラバースガイド10の検出は
トラバースガイド10が(C′)点から(B′)点に向
って移動して(A′)点を通過する時に行われて発信信
号が出力される。
【0025】該トラバースガイド10が(B′)点から
(C′)点に向って移動する時には発信信号が出力され
ないようになっている。
【0026】また、糸条位置検出手段4における糸条1
00は、(C)点から(A)点までの間図3に示される
ような状態で検出される。
【0027】この時の横波の伝播の様子はトラバースガ
イド10が(イ)方向に移動する場合は図4、図5に示
されるような状態になり、トラバースガイド10が
(ロ)方向に移動する場合は図6示されるような状態に
なる。
【0028】該糸条の巻取においてトラバースガイド1
0は略等速運動を行っているが、トラバース端部
(B′)においては急激に減速して反転すると加速して
略等速運動を行うようになっている。この急激な反転に
よって上流側に伝播する横波の形状は(B′)から
(C′)への等速運動部と、(C′)から(B′)への
等速運動部を繋ぐ曲率の小さな屈曲部(D)となって振
り支点ガイド1へ向かって上昇する。
【0029】そのため、該糸条位置検出手段4の投光器
4aと受光器4bが振り支点ガイド1と屈曲部(D)を
結ぶ糸道に対しては図7に示されるように反射光と受光
器4bとが略同一線上に位置して受光量が大きくなり、
屈曲部(D)とトラバースガイド10の(A)位置とを
結ぶ糸道に対しては図8に示されるように反射光と受光
器4bとが同一線上に位置せず受光量が小さくなるよう
な角度(φ)に設定する。
【0030】上述の屈曲部(D)と糸条位置検出手段4
との距離(δ)は投光器4aと受光器4bの投光、受光
範囲(E)内で変化しても、屈曲部(D)の通過前の信
号に対して屈曲部(D)の通過後の信号は確実に小さい
方に変化するため、この変化を検出して出力することで
確実に屈曲部(D)の通過タイミングを検知することが
できる。
【0031】角度(φ)は望ましくは10度から30度
に、距離(δ)は10mmから30mmに設定する。
【0032】上述の糸条案内位置検出手段3からの出力
波形と糸条位置検出手段からの出力波形は図9に示され
るような関係になる。
【0033】上述の時間差検出回路11において糸条案
内位置検知手段3から糸条位置検出手段4に横波が伝播
されるまでの時間差(t1)が検出されて演算回路に横
波伝播時間として出力される。
【0034】演算回路12において横波伝播時間(t
1)と、トラバース装置2と糸条位置検出手段3との間
隔寸法[L(m)]とに基づいて見かけの横波伝播速度
[Vo(m/sec)]が下記計算式によって計算され
る。
【0035】Vo (m/sec)=L/t1 そして、見かけの横波伝播速度[Vo (m/sec)]
が演算手段6に出力されると、速度演算回路13におい
て該横波伝播速度[Vo (m/sec)]と糸条の走行
速度[Va(m/sec)]とに基づいて真の横波伝播
速度[V(m/sec)]が下記計算式によって計算さ
れる。糸条の走行速度は糸条の巻取速度または上流側の
糸条送り出し速度を用いるとよい。
【0036】また、巻取速度を用いる場合巻取速度にト
ラバースの綾角(θ)による巻取速度の加算分を考慮
し、Va=巻取速度×1/cosθとするとさらに精度
を高めることができる。
【0037】この(Va)はキーボード15から入力す
るか、巻取機と接続して該巻取機に設置されている速度
検知器によって検出された巻取速度を取り込む。
【0038】この真の横波伝播速度[V(m/se
c)]は、糸条案内位置検知手段4がトラバース装置2
より糸条走行方向の上流側に位置する場合はV=L/t
1+Vaとなり、糸条案内位置検知手段4がトラバース
装置2より糸条走行方向の下流側に位置する場合はV=
L/t1−Vaとなる。
【0039】該速度演算回路13において算出された真
の横波伝播速度(V)が張力演算回路14に出力される
と、該真の横波伝播速度(V)と単位長さ当たりの糸条
の質量(線密度)を[ρ(Kg/m)]に基づいて張力
[T(Kgf)]が下記計算式によって計算される。
【0040】T=ρV2 /9.807となる。
【0041】上述の糸条張力検出装置を、振り支点ガイ
ド1とトラバース装置2との間隔寸法(H)が0.46
m、糸道に対するセンサ取付角度(φ)が20度、糸条
の屈曲部(D)と糸条位置検知手段4との距離(δ)が
20mmになるように組み付け、糸条質量(繊密度)
(ρ)が0.008g/mのポリエステル フィラメン
ト(75デニール−36フィラメント)を糸条巻取速度
が4800m/分でトラバースさせて糸条の張力を測定
した。なお、実用的な張力測定範囲では、横波伝播速度
は30m/sから100m/sであった。
【0042】伝播速度を計測する際、トラバース装置2
と糸条位置測定手段3との間隔寸法(h)が0.31m
の場合には、計測時間(t)は0.01秒から0.00
31秒となり、伝播速度の計測分解能を1m/sとする
ためには、0.00003秒の分解能が必要となる。こ
れに対し、トラバース装置2と糸条位置測定手段3との
間隔寸法(h)が0.1mの場合には、0.003秒か
ら0.001秒となり、伝播速度の計測分解能を1m/
sとするためには、0.00001秒の分解能が必要と
なる。
【0043】すなわち、分解能が同じ場合、間隔寸法
(h)が3倍になれば、計測速度の分解能も3倍にあが
ることになる。
【0044】また、トラバース中の張力状態は図10に
示されるようにトラバースガイド10の反転時に上昇
し、間隔寸法(h)が0.1mの場合は測定張力が1
5.5g、間隔寸法(h)が0.31mの場合は測定張
力が14.2gとなり、該間隔寸法(h)が大きいと測
定時間内にしめる瞬間に上昇する張力の割合が小さくな
る。このことから平均的な張力を測定することができる
ということができる。
【0045】該糸条がトラバースされる時図11示され
るように屈曲部の伝播経路が外側に膨らむことがあり、
間隔寸法(h)が0.1m、0.31mの場合は膨らみ
が10mm程度である。これに対して間隔寸法(h)が
0.2mの場合は膨らみが最大20mm程度になり、糸
条位置検知手段4の糸条検知範囲は図12に示されるよ
うに5〜15mm程度であるため、間隔寸法(h)が
0.2mの場合には糸条が糸条検知範囲に入らず検出不
能になったり、糸条が糸条位置検知手段4に接触して糸
条品質に影響を与えることになる。
【0046】また、上述の間隔寸法(h)が0.4mの
場合は図13に示されるように糸条の移動距離が15m
m程度であるため、糸条位置検知手段4の糸条検知範囲
内に留まることがあり、屈曲部を確実に検知できないこ
とがある。これに対して間隔寸法(h)が0.38mの
場合は糸条の移動距離が20mmになり、糸条位置検知
手段4の糸条検知範囲より糸条の移動距離の方が大きく
なって確実に屈曲部を検出することができる。
【0047】該間隔寸法(h)が0.4mの場合には、
検知器の検出距離に対して、検知器前面の糸条の運動範
囲が小さいため、屈曲部(D)を検出した直後に振り支
点ガイド1からの反射波を検知してしまい糸条の検知が
行われて誤作動することがある。
【0048】これ等のことからトラバース装置2と糸条
位置測定手段4との間隔寸法(h)を0.31m〜0.
38mの範囲になるように設定する必要がある。
【0049】次に、振り支点ガイド1からトラバース装
置2までの距離[H(m)]が0.3mの場合はトラバ
ース装置2と糸条位置測定手段4との間隔寸法(h)を
0.2mにすると、間隔寸法(h)が0.1mの場合と
比較して同じ時間分解能の測定装置を用いて速度を計測
した場合、測定すべき時間が2倍になるため、測定され
た速度の分解能が2倍になると共に、張力が前者の場合
15.3g、後者の場合16.2gとなり、間隔寸法
(h)が0.2mの方が平均的張力を測定することがで
きる。
【0050】該間隔寸法(h)が0.2m位置の場合の
糸条の膨らみは8mm程度であるが、間隔寸法(h)が
0.15mの場合は15mm、間隔寸法(h)が0.2
4mの場合は10mm、間隔寸法(h)が0.26mの
場合は16mmであり、間隔寸法(h)が0.25m以
上の場合は糸条が測定範囲に入らず誤動作する場合があ
る。
【0051】振り支点ガイド1からトラバース装置2ま
での距離[H(m)]が0.6mの場合、トラバース装
置2と糸条位置測定手段4との間隔寸法(h)を0.4
mにすると、間隔寸法(h)が0.1mの場合と比較し
て同じ時間分解能の測定装置を用いて速度を計測した場
合、測定すべき時間が4倍になるため、測定された速度
の分解能が4倍程度になると共に、張力が前者の場合1
4.2g、後者の場合15.5gとなり、間隔寸法
(h)が0.4mの方が平均的張力が測定することがで
きる。
【0052】該間隔寸法(h)が0.4m位置の場合の
糸条の膨らみは12mm程度であるが、間隔寸法(h)
が0.3mの場合は22mm、間隔寸法(h)が0.4
6mの場合は39mm、間隔寸法(h)が0.55mの
場合は16mmであり、間隔寸法(h)が0.5m以上
の場合は糸条が測定範囲に入らず誤動作する場合があ
る。
【0053】これ等のことから糸条位置測定手段4は平
均的張力が検出できると共に糸条の膨らみが糸条位置測
定手段4の検知範囲内になるように振り支点ガイド1に
できるだけ近い位置に設けるのが好ましい。
【0054】上述の結果からトラバース装置2から糸条
信号検出位置(糸条位置検出手段4)までの距離を[h
(m)]、振り支点ガイド1から前記トラバース装置2
までの距離を[H(m)]とすると、走行中の糸条の横
波を検出する糸条信号検出位置(糸条検出手段位置)
が、2H/3<h<5H/6になるようにする必要があ
る。
【0055】
【発明の効果】本発明の糸条張力検出装置は走行中の糸
条を往復運動させるトラバース装置から糸条信号検出位
置までの距離を[h(m)]、振り支点ガイドから前記
トラバース装置までの距離を[H(m)]とした時、走
行中の糸条の横波を検出する糸条信号検出位置が、2H
/3<h<5H/6になるようにしているため必要な計
測時間を確実に保つことができ、速度分解能を上げるた
めに伝播速度の分解能を上げることなく測定精度を維持
することがで可能になる。また、計測時間が保たれるこ
とで、トラバース中の張力がトラバースガイドの反転時
に瞬間的に上昇し、該上昇張力を平均張力として測定す
ることがなく、糸条の反転運動による張力上昇に影響さ
れてない平均的な張力を確実に精度良く測定することが
できる。さらに、糸条の移動距離が適正な範囲に設定さ
れるので、糸条が糸条位置検知手段の検知範囲内に留ま
ったり、糸条が検知部に接触したりすることがなく確実
に屈曲点を検出することができると共に、糸条の品質を
損なうのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糸条張力測定装置の構成の1実施例を
示す概略系統図である。
【図2】図1におけるトラバース装置の1実施例を示す
概略図である。
【図3】糸条検出手段の発光素子用レンズおよび投光素
子用レンズの位置関係を示す概略図である。
【図4】、
【図5】、
【図6】横波の伝播状態を示す概略図である。
【図7】糸条の屈曲部(D)とトラバースガイド10の
(A)位置とを結ぶ糸道に対する糸条位置検出手段4の
関係を示す概略図である
【図8】振り支点ガイド1と屈曲部(D)を結ぶ糸道に
対する糸条位置検出手段4の関係を示す概略図である。
【図9】糸条案内位置検出手段3からの出力波形と糸条
位置検出手段からの出力波形の関係を示す概略図であ
る。
【図10】トラバース中の張力変化の状態を示す概略図
である。
【図11】糸条の屈曲部の伝播経路における膨らみ状態
を示す概略図である。
【図12】糸条位置検知手段4の糸条検出範囲を示す概
略図である。
【図13】トラバース方向における糸条の移動状態を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 振り支点ガイド 2 トラバース装置 3 糸条案内位置検出手段 4 糸条位置検出手段 5 計測手段 6 演算手段 7 入出力インタフェース 8 電動機 9 スクロールカムローラ 10トラバースガイド 11 時間差検出回路 12 演算回路 13 速度演算回路 14 張力演算回路 15 キーボード 16 CRT 17 プリンタ 4a 投光器 4b 受光器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振り支点ガイドとトラバース装置の間に
    設置されトラバース装置による横波を検出する糸条位置
    検知手段と、トラバース装置の近傍に設置され糸条の案
    内位置を検出する糸条案内位置検知手段と、トラバース
    装置によって付与された横波が前記糸条案内位置検知手
    段によって検出されてから前記糸条位置検知手段によっ
    て検出されるまでの時間に基づいて見かけの横波伝播速
    度を計測する計測手段と、糸条の走行速度と前記見かけ
    の横波伝播速度とに基づいて真の横波伝播速度を演算す
    る演算手段とを備えている張力検出装置において、走行
    中の糸条を往復運動させるトラバース装置から糸条位置
    検出手段までの距離を[h(m)]、振り支点ガイドか
    ら前記トラバース装置までの距離を[H(m)]とした
    時、糸条位置検出手段が、2H/3<h<5H/6の位
    置に設置されていることを特徴とする張力検出装置。
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