JP2000337738A - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2000337738A
JP2000337738A JP11145031A JP14503199A JP2000337738A JP 2000337738 A JP2000337738 A JP 2000337738A JP 11145031 A JP11145031 A JP 11145031A JP 14503199 A JP14503199 A JP 14503199A JP 2000337738 A JP2000337738 A JP 2000337738A
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JP
Japan
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header
filter
refrigerant
liquid receiver
tank
Prior art date
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Application number
JP11145031A
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English (en)
Inventor
Shigeru Akiike
茂 秋池
Kazuyuki Kakinuma
和幸 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フィルタ等の耐久性を向上しつつ、装置の小
型化、コストダウンを促進することができる受液器を提
供する。 【解決手段】 タンク部と該タンク部の開口部を閉塞す
るヘッダとを有するとともに、前記ヘッダに冷媒の流入
ポートが設けられた受液器において、前記ヘッダのタン
ク内部側の面に流入ポートから流入する冷媒を拡散させ
る複数の案内板を設けたことを特徴とする受液器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、たとえば車両用空調装置等の冷
凍サイクルに用いられる受液器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用空調装置等の冷凍サイ
クルに用いられる受液器としては、たとえば図3に示す
ようなものが知られている。図において、70は受液器
を示している。受液器70は、上部が開口された円筒形
のタンク部71と、該タンク部71の開口部を閉塞する
ヘッダ72とを有している。ヘッダ72はタンク部71
に、接合されている。なお、図3においては、ヘッダ7
2はタンク部71に溶接されており、73はビード部を
示している。
【0003】ヘッダ72には、タンク部71内へ冷媒を
流入させるための流入ポート74と、受液器70の外部
へ冷媒を流出させるための流出ポート75と、該流出ポ
ート75に連通する流出孔76とが穿設されている。流
出孔76の開口は封止部材84により封止されている。
【0004】また、ヘッダ72には、タンク部71内の
冷媒を吸い上げるための吸上管77の一端が挿入される
挿入孔86が穿設されている。吸上管77の他端には、
タンク部71内に溜められた冷媒を吸入するための吸上
口78が設けられている。また、ヘッダ72の上部に
は、吸上管77内を流通する冷媒の状態を外部から観察
可能なサイトグラス85が設けられている。
【0005】タンク部71内には、複数の小孔(図示
略)が設けられたプレート79、フィルタ80、乾燥剤
81、フィルタ82、およびプレート79と同一形態の
プレート83が上方からこの順に配設されている。
【0006】上記のような受液器70においては、流入
ポート74からタンク部71内へ流入した冷媒は、プレ
ート79、フィルタ80、乾燥剤81、フィルタ82、
プレート83を介してタンク部71の下部に落下した
後、吸上管77により吸い上げられ、流出孔76を介し
て流出ポート75から受液器70の外部へ流出されるよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような受液器70においては、流入ポート74から流入
した冷媒がタンク部72の径方向に十分拡散されず、た
とえば流入ポート74の直下に対応するフィルタ80の
部分や乾燥剤81に集中して流入するおそれがある。こ
のため、フィルタ80等の部分的な劣化が生じ、結果と
してフィルタ80等の耐久性が低下しその交換サイクル
が短くなるような不都合を招来するおそれがある。ま
た、上記のような受液器70においては、流入ポート7
4から流入した冷媒の拡散を促進するためにヘッダ72
のタンク内部側の面87からプレート79、フィルタ8
0の間にスペースを設けているが十分とは言い難い。ま
た、このようなスペースを設けたのでは装置の小型化を
促進できなくなるおそれがある。
【0008】本発明の課題は、フィルタ等の耐久性を向
上することにより交換サイクルを延長でき、しかも装置
の小型化、低コスト化を達成することのできる高品質の
受液器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の受液器は、タンク部と該タンク部の開口部
を閉塞するヘッダとを有するとともに、前記ヘッダに冷
媒の流入ポートが設けられた受液器において、前記ヘッ
ダのタンク内部側の面に流入ポートから流入する冷媒を
拡散させる複数の案内板を設けたことを特徴とするもの
からなる。
【0010】上記案内板を流入ポートの周縁に放射状に
配置すれば、流入ポートから流入する冷媒をタンク部の
径方向全体に略均一に拡散させることができる。したが
って、上記案内板は流入ポートの周縁に放射状に配置さ
れることが好ましい。
【0011】また、上記案内板はヘッダに一体に設けら
れることが好ましい。案内板をヘッダに一体に設ければ
部品点数の増加を防止できる。また、案内板は、ヘッダ
を金型で成形する際に同時に成形することができる。し
たがって、案内板の設置に伴うコストアップを最小限に
抑制あるいは防止することができる。
【0012】また、上記案内板をタンク内部に配置され
るフィルタに当接させるようにすれば、図3のプレート
79は廃止することも可能になるので、コストダウンを
図ることができる。
【0013】上記のような受液器においては、ヘッダの
タンク内部側の面には流入ポートから流入する冷媒を拡
散させる複数の案内板が設けられているので、流入ポー
トからタンク部内へ流入される冷媒は案内板によりタン
ク部の径方向に略均一に拡散される。したがって、冷媒
が流入ポートの直下に対応するフィルタの部分、乾燥剤
に偏って流入してフィルタ等が部分的に劣化するよう不
具合を防止することができるので、フィルタ、乾燥剤の
耐久性が向上し、交換サイクルを延長することができ
る。また、従来装置においては、流入ポートから流入し
た冷媒を拡散させるために、ヘッダのタンク内部側の面
からフィルタまでの間には比較的広いスペースを設けて
いたが(図3参照)、本発明の受液器においては上記ス
ペースを縮小することができるので、装置の小型化を促
進することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の受液器の望ましい
実施の形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施態様に係る受液器を示している。図
において、1は受液器を示している。受液器1は、上部
が開口された円筒状のタンク部2と、該タンク部2の開
口を閉塞するヘッダ3とを有している。本実施態様にお
いては、ヘッダ3はタンク部2に溶接されており、4は
ビード部を示している。
【0015】ヘッダ3には、タンク部2内へ冷媒を流入
させるための流入ポート5と、外部へ冷媒を流出させる
ための流出ポート6が穿設されている。
【0016】また、ヘッダ3には、タンク部2内から冷
媒を吸い上げるための吸上管7の一端が挿入される挿入
孔8と、吸上管7により吸い上げられた冷媒を流出ポー
ト6へと送出するための流出孔9とが穿設されている。
なお、吸上管7の他端には、タンク部2内に溜められた
冷媒を吸入するための吸上口10が設けられている。ま
た、流出孔9を形成するための開口は封止部材11によ
り封止されている。
【0017】なお、ヘッダ3の上部にはサイトグラス1
8がかしめ固定されており、吸上管7内を流通する冷媒
の状態は外部から観察できるようになっている。
【0018】ヘッダ3のタンク内部側の面12には、流
入ポート5から流入する冷媒を拡散させるための複数の
案内板13が一体に設けられている。案内板13は、図
2に示すように流入ポート5の周縁に放射状に配置され
ており、流入ポート5からタンク部2内に流入した冷媒
はタンク部2の径方向に略均一に拡散されるようになっ
ている。なお、上記のような案内板13を設けたヘッダ
3は、たとえば射出成形等により、一つの工程により簡
単に成形することができる。したがって、案内板13の
設置に伴うコストアップを最小限に抑制あるいは防止す
ることができる。
【0019】案内板13の先端は、フィルタ14に当接
するようになっている。したがって図3の従来装置のプ
レート79を廃止しつつ、フィルタ14を所定の位置に
固定できるようになっている。
【0020】フィルタ14の下部には乾燥剤15の層が
形成されており、該層の下部にはフィルタ16および複
数の小孔(図示略)が形成されたプレート17が設けら
れている。
【0021】本実施態様のような受液器1においては、
流入ポート5からタンク部2内へ流入した冷媒は、フィ
ルタ14、乾燥剤15、フィルタ16、プレート17を
介してタンク部2の下部に落下した後に、吸上管7の他
端に設けられた吸上口10から吸い上げられるようにな
っている。そして、吸上管7の一端から流出孔9内へ流
入し流出ポート6から外部へ送出されるようになってい
る。
【0022】また、本実施態様においては、ヘッダ3の
面12には流入ポート5から流入する冷媒を拡散させる
ための案内板13が設けられており、該案内板13は流
入ポート5の周縁に放射状に配置されている。したがっ
て、流入ポート5から流入した冷媒は案内板13により
タンク部2の径方向に略均一に拡散されるので、流入ポ
ート5の直下に対応するフィルタ14の部分や乾燥剤1
5が他の部分よりも早く劣化するような不具合が防止さ
れ、フィルタ14等の耐久性を向上でき、交換サイクル
を大幅に延長することができる。
【0023】また、本実施態様においては、流入ポート
5から流入した冷媒は案内板13により確実にタンク部
2の径方向に拡散されるので、従来装置のようにヘッダ
のタンク内部側の面とフィルタまでの間に冷媒を拡散さ
せるためのスペースを設ける必要はない。したがって、
装置の小型化を促進することができる。
【0024】また、上記スペースを廃止することによ
り、ヘッダ3の面12をフィルタ14に当接させて該フ
ィルタ14を所定の位置に固定することが可能となる。
したがって、図3の従来装置に示したプレート79を廃
止することも可能になり、コストダウンを図ることがで
きる。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受液器に
よるときは、流入ポートからタンク部内に流入する冷媒
をタンク部の径方向に略均一に拡散させることができる
ので、フィルタ、乾燥の耐久性が向上でき交換サイクル
を大幅に延長することができる。
【0026】また、タンク内部に冷媒を拡散させるため
のスペースを設ける必要もなくなるので、装置の小型化
を促進しつつ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る受液器の断面図であ
る。
【図2】図1のヘッダの部分斜視図である。
【図3】従来の受液器の断面図である。
【符号の説明】
1 受液器 2 タンク部 3 ヘッダ 4 ビード部 5 流入ポート 6 流出ポート 7 吸上管 8 挿入孔 9 流出孔 10 吸上口 11 封止部材 12 ヘッダのタンク内部側の面 13 案内板 14、16 フィルタ 15 乾燥剤 17 プレート 18 サイトグラス

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク部と該タンク部の開口部を閉塞す
    るヘッダとを有するとともに、前記ヘッダに冷媒の流入
    ポートが設けられた受液器において、前記ヘッダのタン
    ク内部側の面に流入ポートから流入する冷媒を拡散させ
    る複数の案内板を設けたことを特徴とする受液器。
  2. 【請求項2】 前記案内板が流入ポートの周縁に放射状
    に配置されている、請求項1の受液器。
  3. 【請求項3】 前記案内板がヘッダに一体に設けられて
    いる、請求項1または2の受液器。
  4. 【請求項4】 前記タンク部内にフィルタが設けられて
    おり、該フィルタに前記案内板が当接している、請求項
    1ないし3のいずれかに記載の受液器。
JP11145031A 1999-05-25 1999-05-25 受液器 Pending JP2000337738A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10627140B2 (en) 2013-04-11 2020-04-21 Mahle International Gmbh Receiver

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10627140B2 (en) 2013-04-11 2020-04-21 Mahle International Gmbh Receiver
EP2984421B1 (de) * 2013-04-11 2021-01-27 MAHLE International GmbH Sammler

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