JP2000329428A - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2000329428A
JP2000329428A JP11139826A JP13982699A JP2000329428A JP 2000329428 A JP2000329428 A JP 2000329428A JP 11139826 A JP11139826 A JP 11139826A JP 13982699 A JP13982699 A JP 13982699A JP 2000329428 A JP2000329428 A JP 2000329428A
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JP
Japan
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hole
suction pipe
opening
liquid receiver
header
Prior art date
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Pending
Application number
JP11139826A
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English (en)
Inventor
Shigeru Akiike
茂 秋池
Kazuyuki Kakinuma
和幸 柿沼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanden Corp
Original Assignee
Sanden Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 封止部材を廃止し、組付け工程の簡素化を図
り、併せてコストダウンを促進することのできる受液
器。 【解決手段】 タンク部と該タンク部の上部に接合され
るヘッダとを有するとともに、該ヘッダに、冷媒の流入
ポートと流出ポートと前記タンク部から冷媒を吸い上げ
る吸上管が挿入される挿入孔と前記吸上管を介して吸い
上げられた冷媒を流出ポートへ送出する流出孔とを形成
した受液器において、前記流出孔を挿入孔側にのみ開口
を有する孔から形成するとともに、前記吸上管を挿入孔
に挿入して該吸上管で前記開口を封止し、前記吸上管に
流出孔と連通する連通部を設けたことを特徴とする受液
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば車両用空
調装置等の冷凍サイクルに用いられる受液器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用空調装置等の冷凍サイ
クルに用いられる受液器としては、たとえば図4に示す
ようなものが知られている。図において、70は受液器
を示している。受液器70は、上部が開口されたタンク
部71と、該タンク部71の開口部を閉塞するヘッダ7
2とを有している。ヘッダ72はタンク部71に、接合
されている。なお、図4においては、ヘッダ72はタン
ク部71に溶接されており、73はビード部を示してい
る。
【0003】ヘッダ72には、タンク部71内へ冷媒を
流入させるための流入ポート74と、受液器70の外部
へ冷媒を流出させるための流出ポート75と、該流出ポ
ート75に連通する流出孔76とが穿設されている。
【0004】また、ヘッダ72には、タンク部71内の
冷媒を吸い上げるための吸上管77の一端が挿入される
挿入孔86が穿設されている。吸上管77の他端には、
タンク部71内に溜められた冷媒を吸入するための吸上
口78が設けられている。また、ヘッダ72の上部に
は、吸上管77内を流通する冷媒の状態を外部から観察
可能なサイトグラス85が設けられている。
【0005】タンク部71内には、複数の小孔(図示
略)が設けられたプレート79、フィルタ80、乾燥剤
81、フィルタ82、およびプレート79と同一形態の
プレート83が上方からこの順に配設されている。
【0006】上記のような受液器70においては、流入
ポート74からタンク部71内へ流入した冷媒は、プレ
ート79、フィルタ80、乾燥剤81、フィルタ82、
プレート83を介してタンク部71の下部に落下した
後、吸上管77により吸い上げられ、流出孔76を介し
て流出ポート75から受液器70の外部へ流出されるよ
うになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような受液器70においては、吸上管77により吸い上
げられた冷媒を流出ポート75へと送出させるための流
出孔76は、反挿入孔側に開口を有する孔から形成され
ている。このため、上記冷媒流路を形成するためには、
上記開口を別部材である封止部材84で封止する必要が
あるが、該封止部材84を採用する構造においては、組
付工程が煩雑化するおそれがあるとともに、コストダウ
ンの要請に対しても十分に対応できなくなるおそれがあ
る。
【0008】本発明の課題は、封止部材を廃止しつつ、
流出孔を形成する孔の開口を確実に封止することによ
り、組付工程の簡素化を図り、併せてコストダウンの要
請にも対応可能な受液器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の受液器は、タンク部と該タンク部の上部に
接合されるヘッダとを有するとともに、該ヘッダに、冷
媒の流入ポートと流出ポートと前記タンク部から冷媒を
吸い上げる吸上管が挿入される挿入孔と前記吸上管を介
して吸い上げられた冷媒を流出ポートへ送出する流出孔
とを形成した受液器において、前記流出孔を挿入孔側に
のみ開口を有する孔から形成するとともに、前記吸上管
を挿入孔に挿入して該吸上管で前記開口を封止し、前記
吸上管に流出孔と連通する連通部を設けたことを特徴と
するものからなる。
【0010】上記連通部は、たとえば吸上管の管端に形
成された切欠部から構成することができる。また、上記
連通部は吸上管の端部の壁に形成された穴から構成する
こともできる。
【0011】上記のような受液器においては、流出孔は
挿入孔側にのみ開口を有する孔として形成されるととも
に、該開口は挿入孔に吸上管を挿入するだけで該吸上管
により封止されるので、別途封止部材を用いることなく
容易にしかも確実に上記開口を封止することができる。
また、上記吸上管には、流出孔に連通する連通部が形成
されているので、上記開口を封止するように吸上管を挿
入しても、吸上管から流出した冷媒を確実に流出孔へと
流入させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の受液器の望ましい
実施の形態について、図面を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施態様に係る受液器を示している。図
において、1は受液器を示している。受液器1は、上部
が開口されたタンク部2と、該タンク部2の開口を閉塞
するヘッダ3とを有している。本実施態様においては、
ヘッダ3はタンク部2に溶接されており、4はビード部
を示している。
【0013】ヘッダ3には、タンク部2内へ冷媒を流入
させるための流入ポート5と、外部へ冷媒を流出させる
ための流出ポート6が穿設されている。
【0014】また、ヘッダ3には、タンク部2内から冷
媒を吸い上げるための吸上管7の一端が挿入される挿入
孔8と、吸上管7により吸い上げられた冷媒を流出ポー
ト6へと送出するための流出孔9とが穿設されている。
吸上管7の他端には、タンク部2内に溜められた冷媒を
吸入するための吸上口10が設けられている。
【0015】流出孔9は、図1に示すように挿入孔8側
にのみ開口11が形成された孔として形成されている。
したがって、開口11は、吸上管7の一端が挿入孔8に
挿入された際には、該吸上管7により封止されるように
なっている。
【0016】また、吸上管7の一端の管端には、該吸上
管7と流出孔9とを連通するための連通部としての切欠
部12が形成されている。切欠部12は、吸上管7の管
端を斜めにカットすることにより形成されている。
【0017】タンク部2内には、複数の小穴(図示略)
が設けられたプレート13、フィルタ14、乾燥剤1
5、フィルタ16、およびプレート13と同一形態のプ
レート17が上方からこの順に配置されている。
【0018】なお、本実施態様においては、ヘッダ3の
上部には外部から冷媒の流通状態を観察可能なサイトグ
ラス17がかしめ固定されている。
【0019】本実施態様のような受液器1においては、
流入ポート5からタンク部2内へ流入した冷媒は、プレ
ート13、フィルタ14、乾燥剤15、フィルタ16、
プレート17を介してタンク部2の下部に落下した後
に、吸上管7の他端に設けられた吸上口10から吸い上
げられるようになっている。そして、吸上管7の一端に
形成された切欠部12から流出孔9内へ流入し、流出ポ
ート6へと送出されるようになっている。
【0020】また、本実施態様のような受液器1におい
ては、流出孔9は挿入孔8側にのみ開口11を有する孔
として形成されるとともに、該開口11は挿入孔8に吸
上管7の一端を挿入するだけで該吸上管7により封止さ
れるので、従来装置のような封止部材を設けることな
く、容易にしかも確実に開口11を封止することができ
る。また、吸上管7には流出孔9に連通する切欠部12
が設けられているので、開口11を封止するように吸上
管7を挿入孔8に挿入しても、吸上管7から流出する冷
媒を確実に流出孔9へと流入させることができる。した
がって、封止部材の廃止が可能になるので、組付工程の
簡素化を図りつつ、併せてコストダウンにも寄与するこ
とができる。
【0021】なお、図1に示した受液器11において
は、吸上管7の管端を斜めにカットして連通部としての
切欠部12を形成しているが、たとえば切欠部12は、
図2に示すように吸上管7の管端を段付部に加工して形
成してもよい。
【0022】また、連通部は、切欠部に限定されるもの
ではなく、たとえば、図3に示すように吸上管7の壁
に、流出孔9に連通する穴18を形成して、該穴18を
連通部とすることもできる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の受液器に
よるときは、封止部材を廃止しつつ、流出孔を形成する
孔の開口を確実に封止することができるので、組付工程
を簡素化し併せてコストダウンを促進することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る受液器の断面図であ
る。
【図2】図1とは別の態様の連通部を設けた受液器の部
分断面図である。
【図3】図1とはもう一つ別の態様の連通部を設けた受
液器の部分断面図である。
【図4】従来の受液器の断面図である。
【符号の説明】
1 受液器 2 タンク部 3 ヘッダ 4 ビード部 5 流入ポート 6 流出ポート 7 吸上管 8 挿入孔 9 流出孔 10 吸上口 11 開口 12 切欠部 13、17 プレート 14、16 フィルタ 15 乾燥剤 17 サイトグラス 18 穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンク部と該タンク部の上部に接合され
    るヘッダとを有するとともに、該ヘッダに、冷媒の流入
    ポートと流出ポートと前記タンク部から冷媒を吸い上げ
    る吸上管が挿入される挿入孔と前記吸上管を介して吸い
    上げられた冷媒を流出ポートへ送出する流出孔とを形成
    した受液器において、前記流出孔を挿入孔側にのみ開口
    を有する孔から形成するとともに、前記吸上管を挿入孔
    に挿入して該吸上管で前記開口を封止し、前記吸上管に
    流出孔と連通する連通部を設けたことを特徴とする受液
    器。
  2. 【請求項2】 前記連通部が吸上管の管端に形成された
    切欠部からなる、請求項1の受液器。
  3. 【請求項3】 前記連通部が吸上管の端部の壁に形成さ
    れた穴からなる、請求項1の受液器。
JP11139826A 1999-05-20 1999-05-20 受液器 Pending JP2000329428A (ja)

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JP11139826A JP2000329428A (ja) 1999-05-20 1999-05-20 受液器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100453929C (zh) * 2003-12-09 2009-01-21 株式会社不二工机 气液分离器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN100453929C (zh) * 2003-12-09 2009-01-21 株式会社不二工机 气液分离器

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