JP2000337281A - 気体圧縮機 - Google Patents

気体圧縮機

Info

Publication number
JP2000337281A
JP2000337281A JP2000073379A JP2000073379A JP2000337281A JP 2000337281 A JP2000337281 A JP 2000337281A JP 2000073379 A JP2000073379 A JP 2000073379A JP 2000073379 A JP2000073379 A JP 2000073379A JP 2000337281 A JP2000337281 A JP 2000337281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
chamber
divided
pressure
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000073379A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Sekiguchi
洋明 関口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Seiki KK
Original Assignee
Seiko Seiki KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Seiki KK filed Critical Seiko Seiki KK
Priority to JP2000073379A priority Critical patent/JP2000337281A/ja
Publication of JP2000337281A publication Critical patent/JP2000337281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Rotary Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 実際のベーン背圧をできる限り理想的なベー
ン背圧に近づけることで、運転動力の削減とベーンの摩
耗等を防止し、耐久性に優れた小動力型の気体圧縮機を
提供する。 【解決手段】 サライ溝19を例えば2つの分割室19
a、19bとして仕切り分割し、低圧冷媒ガスの吸入過
程初期から圧縮過程初期までの間は、一方の分割室19
aからベーン溝8底部の背圧室20を通じてベーン9底
部に従来より低いオイル圧、すなわち軸受隙間で絞られ
た減圧オイルよりさらに低いオイル圧を作用させ、圧縮
過程中間期は、他方の分割室19aから背圧室20を通
じてベーン9底部に従来と同じ減圧オイル圧を作用させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カーエアコンシス
テムの一部として車両に搭載される気体圧縮機、または
空調システムの一部として室外機に搭載される気体圧縮
機に関し、特に、その過剰なベーン背圧を適正な値とす
ることで、機器の運転動力の削減とベーンの摩耗等を防
止したものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の気体圧縮機は、図8に示
すように内周略楕円状のシリンダ1を有し、シリンダ1
の両端面にはサイドブロック2、3が取り付けられ、シ
リンダ1の内側にはロータ4が収納されている。
【0003】ロータ4は、これに一体に形成されたロー
タ軸5と、そのロータ軸5の先端側および後端側を支持
する軸受6、7とを介して回転可能に設けられ、また、
ロータ4の外周面側にはスリット状のベーン溝8が複数
形成され(図9参照)、ベーン溝8にはベーン9が摺動
可能に装着されている。
【0004】上記のようなシリンダ1、サイドブロック
2、3、ロータ4、ベーン9等からなる組立構造体が圧
縮機本体10であり、この圧縮機本体10は一端開口型
のケーシング11内に収納されている。なお、ケーシン
グ11の開口端にはフロントヘッド12が取り付けられ
ており、フロントヘッド12の内側には、サイドブロッ
ク2との間で形成される吸入室13が設けられ、また、
ケーシング11の密閉端とリア側のサイドブロック3と
の間の後方空間は、吐出室14として構成されている。
【0005】図9に示すように、シリンダ1の内周側
は、シリンダ1内壁、サイドブロック2、3内面、ロー
タ4外周面、およびベーン9によって複数の小室に仕切
られるが、その仕切り形成された小室は圧縮室15と称
し、ロータ4の回転により容積の大小変化を繰り返す。
このような圧縮室15の容積変化が生じると、その容積
増加時に、吸入室13から圧縮室15への低圧冷媒ガス
の吸入が行われるとともに、その容積減少時に、圧縮室
15での低圧冷媒ガスの圧縮と、圧縮室15から吐出室
14側への高圧冷媒ガスの吐出が行われる。
【0006】すなわち、圧縮室15の容積が最小から最
大となるまでの吸入過程では、吸入室13内の冷媒ガス
が、フロント側サイドブロック2の吸入通路21やシリ
ンダ1およびリア側サイドブロック3の吸入通路21を
介してシリンダ1の前後両端面側に移行し、かつこのシ
リンダ1前後両端面側から圧縮室15への低圧冷媒ガス
の吸入が行われる。そして、圧縮室15の容積が最大付
近になると、圧縮室15が吸入通路21から離れて密閉
空間となり、圧縮室15内に低圧冷媒ガスが閉じ込めら
れる。
【0007】次に、密閉空間である圧縮室15の容積が
最大から最小に移行すると、この容積減少量に応じて圧
縮室15内の低圧冷媒ガスが圧縮される。そして、圧縮
室15の容積が最小付近になると、その圧縮された高圧
冷媒ガスがシリンダ吐出孔22と吐出バルブ23を経て
シリンダ1外周面側の切欠き部(吐出チャンバ24)に
流出する。このようにして吐出チャンバ24内に流入し
た高圧冷媒ガスは、さらにリア側サイドブロック3の吐
出通路25を通過した後、同サイドブロック3に取り付
けられている吐出室14内の油分離器16を通過して、
吐出室14内に吐出する。
【0008】上記のような圧縮作用が行われる際には、
圧縮室15内の冷媒ガスの圧力は、ベーン9をベーン溝
8に押し下げようとする力(これを圧縮反力と呼ぶこと
とする。)としても作用し、圧力が高くなるに従い圧縮
反力も強くなる。この圧縮反力によりベーン9がベーン
溝8に押し下げられ、ベーン9の先端がシリンダ1の内
壁から離脱してしまうと、圧縮不良やベーン9の先端と
シリンダ1の内壁との衝突による騒音の原因となったり
する。それらの問題を解決するために、従来の気体圧縮
機では、次のような構成・作用によりベーン9先端の圧
縮反力によるシリンダ1内壁からの離脱防止を行ってい
る。
【0009】すなわち、吐出室14の底部がオイル溜り
17となっており、このオイル溜り17のオイルは、吐
出室14内の高圧冷媒ガス圧が作用することにより、リ
ア側サイドブロック3の高圧油穴18からロータ軸5後
端側の軸受7に圧送され、該軸受7の潤滑を行う。ま
た、オイル溜り17のオイルは、リア側サイドブロック
3の高圧油穴18からシリンダ1の高圧油穴18側に分
流した後、フロント側サイドブロック2の高圧油穴18
を経由してロータ軸5先端側の軸受6に圧送され、該軸
受6の潤滑をも行う。さらに、上記軸受6、7に達した
オイルは、ロータ軸5と軸受6、7の隙間6a、7a
(以下「軸受隙間」という。)の通過時に絞られ減圧さ
れた後、両サイドブック2、3の中圧油穴26および両
サイドブロック2、3のシリンダ対向面に設けられてい
る一対のサライ溝19、19(図10参照)を介してベ
ーン9底部の背圧室20に供給される。そして、このよ
うに背圧室20に供給されるオイルの圧力が、ベーン背
圧としてベーン9底部に作用し、該ベーン9を底部から
シリンダ1内壁に向って押し上げている。なお、ベーン
9にはロータ4の回転による遠心力も作用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の気体圧縮機によると、軸受隙間6a、7a
で絞られた減圧オイルの圧力をベーン背圧としてベーン
9底部に作用させているが、そのベーン背圧を測定した
ところ、図4に示した通り、実際のベーン背圧(測定
値)は理想的なベーン背圧(ベーン9を押し下げようと
する圧縮反力の理論値と釣り合う反対方向の力を、圧力
に換算した理論計算値(以下、単に「理論計算値」と呼
ぶこととする。))より高い部分が多く、それだけ余分
に運転動力が大きくなるとともに、過剰なベーン背圧に
よるベーン9先端あるいはシリンダ1内壁の摩耗等が生
じる等の問題点を有している。
【0011】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、実際のベーン背圧をでき
る限り理想的なベーン背圧に近づけることで、圧縮不良
や騒音を発生させることなく、運転動力の削減とベーン
の摩耗等を防止し、耐久性に優れた小動力型の気体圧縮
機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、内周略楕円状のシリンダと、上記シリン
ダの端面に取り付けられたサイドブロックと、上記シリ
ンダの内側に位置しかつロータ軸とその軸受を介して回
転可能に設けたロータと、上記ロータの外周面に形成さ
れたベーン溝と、上記ベーン溝に摺動可能に装着された
ベーンと、上記シリンダ、サイドブロック、ロータおよ
びベーンによって仕切り形成される圧縮室とを備え、上
記圧縮室が上記ロータの回転により容積の大小変化を繰
り返し、この圧縮室の容積変化により、吸入室側から圧
縮室への低圧冷媒ガスの吸入、圧縮室での冷媒ガスの圧
縮、および圧縮室から吐出室側の高圧冷媒ガスの吐出を
行う気体圧縮機において、上記サイドブロックのシリン
ダ対向面側には、上記ベーン底部に連通するサライ溝が
形成され、上記サライ溝が仕切りにより複数の分割室に
分割されてなることを特徴とするものである。
【0013】本発明は、サライ溝を2つの分割室に仕切
り分割してなることを特徴とするものである。
【0014】本発明は、サライ溝を3つの分割室に仕切
り分割してなることを特徴とするものである。
【0015】本発明は、上記複数の分割室のうち、一の
分割室は、吸入過程初期から圧縮過程初期までの間、上
記ロータ軸と軸受の隙間で絞られた減圧オイルの圧力よ
り低いオイル圧をベーン底部に作用させる手段であり、
他の分割室は、圧縮過程中間期に、上記減圧オイルをベ
ーン底部に作用させる手段であることを特徴とするもの
である。
【0016】本発明は、上記一の分割室内に減圧オイル
の圧力より低いオイル圧を形成する手段が、上記一の分
割室に一端が開口しかつ他端が上記吸入室側に連通して
いる吸入側連通路からなることを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明は、上記サライ溝を仕切り分割する
仕切り壁が、ベーンまたはベーン溝と略平行な直線形状
であることを特徴とするものである。
【0018】本発明は、上記サライ溝を仕切り分割する
仕切り壁が、その仕切り壁中央付近より下部側が上記一
の分割室から他の分割室側に食い込むように屈曲形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0019】本発明では、サライ溝が仕切りにより複数
の分割室に分割されているから、低圧冷媒ガスの吸入過
程初期から圧縮過程初期までの間は、一の分割室からベ
ーン底部へ減圧オイルよりさらに低いオイル圧を供給す
ることができ、また、圧縮過程中間期は、他の分割室か
らベーン底部へ減圧オイル圧を供給することが可能であ
り、これにより吸入過程初期から圧縮過程初期までの間
における実際のベーン背圧を理論計算値に近い値にまで
引き下げることが可能である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る気体圧縮機の
実施形態について図1乃至図7を基に詳細に説明する。
【0021】なお、本実施形態の気体圧縮機の基本的な
構成、たとえば図1に示す如く、内周略楕円状のシリン
ダ1を有し、シリンダ1の両端面にはサイドブロック
2、3が取り付けられていること、シリンダ1の内側に
はロータ軸5とその軸受6、7を介して回転可能に設け
られたロータ4が配設されていること、さらに、図9を
代用して説明すると、上記ロータ4の外周面側にはベー
ン溝8を有し、ベーン溝8にはベーン9が摺動可能に装
着されていること、シリンダ1の内周側には、シリンダ
1内壁、サイドブロック2、3内面、ロータ4外周面、
およびベーン9によって仕切り形成された圧縮室15が
設けられていること、圧縮室15の容積がロータ4の回
転により大小変化すると、その容積変化により、吸入室
13側から圧縮室15への低圧冷媒ガスの吸入、圧縮室
15での冷媒ガスの圧縮、および圧縮室15から吐出室
14側への高圧冷媒ガスの吐出が行われること等につい
ては従来と同様であり、従来と同一部材には同一符号を
付し、その詳細説明は省略する。
【0022】図1及び図2に示すように、本実施形態の
気体圧縮機においても、リア側のサイドブロック3には
そのシリンダ対向面側にサライ溝19が設けられてお
り、このサライ溝19は、上記のような低圧冷媒ガスの
吸入過程初期から冷媒ガスの圧縮過程中間期までの間に
おいて、ベーン溝8底部の背圧室20を介してベーン9
底部側に連通するように形成されているが、本実施形態
では、このサライ溝19を仕切りにより左右2つの独立
した分割室19a、19bに分割している。
【0023】上記2つの分割室19a、19bのうち、
一方の分割室19aは、吸入過程初期から圧縮過程初期
までの間に、従来より低いオイル圧、つまり軸受隙間7
aで絞られた減圧オイルの圧力より低いオイル圧をベー
ン9底部に作用させる手段として構成されている。
【0024】すなわち、一方の分割室19aにはサイド
ブロック2に穿孔形成された吸入側連通路27の一端が
開口しており、その吸入側連通路27の他端は吸入通路
21を介して吸入室13側に連通するように構成されて
いる。したがって、本実施形態の気体圧縮機において
も、従来と同じく一方の分割室19a内には軸受隙間7
aで絞られた減圧オイルが導入されるが、この導入減圧
オイルは、一方の分割室19aから背圧室20を介して
ベーン9底部へ流れ込み供給されると同時に、吸入側連
通路27を介して吸入通路21、吸入室13側へも流出
する。このような減圧オイルの流出現象により、一方の
分割室19aから背圧室20を介してベーン9底部へ供
給されるオイルの圧力は、軸受隙間7aで絞られた減圧
オイルの圧力よりさらに低いオイル圧となる。要する
に、一方の分割室19aは、従来の減圧オイル圧でな
く、それよりさらに低いオイル圧をベーン9底部に作用
させる機能を有し、また、本実施形態では、上記のよう
な吸入側連通路27を設けることにより、そのような従
来より低いオイル圧を形成するものとしている。
【0025】図中「0°」、「90°」、「180°」
の記は、ロータ4の回転に伴うベーン9の回転角、また
はロータ4の回転角(以下「ロータ回転角」という。)
を意味する。
【0026】ここで、ロータ回転角を用いて吸入、圧
縮、吐出の各過程を説明すると、13°〜54°の範囲
は吸入過程、54°〜120°の範囲は圧縮過程初期、
120°〜150°の範囲は圧縮過程中間期、150°
〜175°の範囲は圧縮過程末期である。
【0027】本実施形態の場合、上記のように従来の減
圧オイルより低いオイル圧を一方の分割室19aからベ
ーン9底部に作用させる時期は、吸入過程初期から圧縮
過程初期までの間であり、この間をロータ回転角で示す
と13°〜120°の範囲となる。そこで、本実施形態
の気体圧縮機では、吸入過程初期から圧縮過程初期まで
の間のみにおいて、ベーン9底部が背圧室20を介して
一方の分割室19aに連通できるようにするために、一
方の分割室19aの平面形状を13°〜120°という
ロータ回転角と同じ開き角の扇形に形成している。
【0028】他方の分割室19bは、圧縮過程中間期に
おいて、従来のオイル圧、すなわち軸受隙間7aで絞ら
れた減圧オイルの圧力をベーン9底部に作用させる手段
である。したがって、減圧オイルの圧力を他方の分割室
19bからベーン9底部に作用させる時期は、圧縮過程
中間期であり、この時期をロータ回転角で示すと120
°〜150°となる。そこで、本実施形態の気体圧縮機
では、圧縮過程中間期のみにおいて、ベーン9底部が背
圧室20を介して他方の分割室19bに連通できるよう
にするために、他方の分割室19bの平面形状を120
°〜150°というロータ回転角と同じ開き角の扇形に
形成している。
【0029】また、他方の分割室19bには軸受隙間7
で絞られた減圧オイルが導入されるが、この減圧オイル
の導入ルートは2つあり、1つは中圧油穴26を介して
軸受隙間7a側から他方の分割室19bに至るルートで
あり、他の1つは軸受隙間7aから直接他方の分割室1
9bに至るルートである。
【0030】要するに、本実施形態の場合、一方の分割
室19aと他方の分割室19bとを比較すると、他方の
分割室19bは減圧オイル圧、一方の分割室19aはそ
れよりさらに低いオイル圧であり、一方の分割室19a
のオイル圧の方が低くなるように構成されている。
【0031】ところで、上記のような2つの分割室19
a、19bは仕切り壁19cで仕切られており、この仕
切り壁19cは、図3の破線で示すように、ベーン9や
ベーン溝8と略平行な直線形状とすることもできるが、
本実施形態においては、図2に示すように、仕切り壁1
9cはその中央付近より下部側が他方の分割室19b側
に食い込むように、くの字状に屈曲形成されている。こ
のように屈曲した仕切り壁19cを採用したのは、ベー
ン9底部の背圧室20が双方の分割室19a、19bに
連通している時間が長ければ長いほど、他方の分割室1
9bから背圧室20に供給された減圧オイルが一方の分
割室19a側に多量に流れ込んでしまうため、このよう
な背圧室20から一方の分割室19aへの減圧オイルの
流れ込み現象を防止するためである。
【0032】すなわち、ロータ4が回転すると、ベーン
9底部の背圧室20は、一方の分割室19aの正面を通
り、次に、他方の分割室19bの正面を通過して行く
が、このとき、仕切り壁19cが図中破線で示す如く直
線形状であると、背圧室20全体が速やかに他方の分割
室19b側に移行せず、背圧室20底部の角部20aが
いつまでも一方の分割室19aから離れず取り残された
状態となり、比較的長い間、他方の分割室19bの減圧
オイルが該背圧室20底部の角部を経由して一方の分割
室19a側に流入してしまう。そのため、背圧室20か
ら一方の分割室19aへの減圧オイルの流れ込み量が多
くなり、一方の分割室19a内のオイル圧が上昇しやす
い状態となる。そこで、本実施形態においては、背圧室
20底部の角部20aが一方の分割室19aから速やか
に離れるようにするために、仕切り壁19cの中央付近
より下部側が他方の分割室19b側に食い込むように屈
曲形成する仕切り壁構造を採用した。
【0033】なお、フロント側のサイドブロック2につ
いても、リア側のサイドブロック3と同じく、サライ溝
19を2つの分割室19a、19bに分割しているが、
この分割室19a、19bの構成はリア側のサイドブロ
ック3のものと同様であるため、その詳細説明は省略す
る。
【0034】次に、上記の如く構成された気体圧縮機の
動作について図1および図2を基に説明する。
【0035】本実施形態の気体圧縮機にあっては、その
運転開始によりロータ4と一体にベーン9が回転する
が、図2に示したようにロータ回転角が13°〜120
°の範囲にあるとき、すなわち吸入過程初期から圧縮過
程初期までの間は、ベーン9底部側が背圧室20を介し
て一方の分割室19aに連通する。
【0036】これにより、一方の分割室19aには軸受
隙間7aから減圧オイルが流れ込むが、その減圧オイル
の一部が一方の分割室19aから吸入側連通路27を介
して吸気通路21、吸入室13側へ流出する。このた
め、一方の分割室19a内のオイル圧は低下し減圧オイ
ルの圧力よりさらに低いオイル圧となる。そして、この
ように減圧オイルよりさらに低圧のオイル圧が一方の分
割室19aから背圧室20を通じてベーン9底部に作用
する。
【0037】したがって、吸入過程初期から圧縮過程初
期までの間は、従来より低いオイル圧、すなわち減圧オ
イルよりさらに低圧のオイル圧とロータ4の回転による
遠心力で、ベーン9がシリンダ1内壁側に向って飛び出
し押し付けられる。
【0038】次に、ロータ回転角が120°となる付近
から圧縮過程中間期に入るが、ロータ回転角が120°
を超えた頃からベーン背圧が高くなり始める。すなわ
ち、ロータ回転角が120°となる付近で、背圧室20
が一方の分割室19aから他方の分割室19b側に移行
し、ベーン9底部側が背圧室20を介して他方の分割室
19bに連通するようになる。このとき、他方の分割室
19bには軸受隙間7aで絞られた減圧オイルが中圧油
穴26や軸受隙間7aから直に導入されているので、そ
の減圧オイルの圧力が他方の分割室19bから背圧室2
0を通じてベーン9底部に作用する。このため、圧縮過
程中間期に入るとベーン背圧が減圧オイルの圧力まで高
まるようになる。
【0039】したがって、圧縮過程中間期は、減圧オイ
ルの圧力とロータ4の回転による遠心力で、ベーン9が
シリンダ1内壁側に向って飛び出し押し付けられる。
【0040】ところで、一方の分割室19a内は減圧オ
イルより低い圧力であり、他方の分割室19b内は減圧
オイルの圧力となっている。したがって、背圧室20が
一方の分割室19aから他方の分割室19b側に移行す
る切換え時には、両分割室19a、19bの圧力差によ
り、背圧室20の圧力が急激に上昇し、シリンダ1内壁
へのベーン9の押付け力が瞬時に大きくなる可能性が考
えられる。この点については、本実施形態では、一方の
分割室19aと他方の分割室19bを仕切り分割してい
る仕切り板19cの厚さを薄く形成し、背圧室20が双
方の分割室19a、19bにまたがって連通する瞬間を
設けているため、ベーン9の押付け力が瞬時に大きくな
ることはない。
【0041】なお、圧縮過程末期(ロータ回転角度:1
50°〜175°の範囲に相当)に入ると、オイル溜り
17あるいは高圧油穴18側に通じているサイドブロッ
ク2の高圧供給穴28と背圧室20とが連通するととも
に、高圧供給穴28からの吐出圧相当の高圧オイルが背
圧室20を通じてベーン9底部に作用し、この高圧オイ
ルの圧力とロータ4の回転による遠心力によって、ベー
ン9はシリンダ1内壁側に押し付けられる。
【0042】本実施形態の気体圧縮機におけるロータ回
転角と背圧室20の連通状態との関係等をまとめると、
次の表1のようになる。
【0043】
【表1】
【0044】以上のように、本実施形態の気体圧縮機に
あっては、低圧冷媒ガスの吸入過程初期から圧縮過程初
期までの間は、従来より低いオイル圧、すなわち軸受隙
間7aで絞られた減圧オイルよりさらに低いオイル圧
が、一方の分割室19aからベーン背圧としてベーン9
底部へ供給され、また、圧縮過程中間期は、他方の分割
室19bから従来と同様の減圧オイル圧が、ベーン背圧
としてベーン9底部へ供給されるように構成したもので
ある。このため、従来高過ぎたベーン背圧、特に低圧冷
媒ガスの吸入過程初期から圧縮過程初期までの間におけ
る実際のベーン背圧を、理論計算値に近い値にまで引き
下げることができ、過剰なベーン背圧によるシリンダ1
内壁へのベーン9の押付け力を低減できる。よって、ベ
ーン先端あるいはシリンダ内壁の摩耗等の防止を図れる
とともに、従来のように高過ぎるベーン背圧による余分
な運転動力の削減も図れる。
【0045】図4は、ベーン9の回転角度(θ)とベー
ン背圧(Pvn)との関係を実測したものであり、図中
の実線は、上記のようにサライ溝19を2分割したタイ
プの気体圧縮機(以下「本発明品(1)」という。)の
ベーン背圧、図中一点破線は、従来の気体圧縮機(以下
「従来品」という)のベーン背圧、図中二点破線は、ベ
ーン背圧の理論計算値をそれぞれ示したものである。こ
れらを比較すると、低圧冷媒ガスの吸入過程初期から圧
縮過程初期までの間において、従来品より本発明品
(1)のベーン背圧の方が低く、理論計算値とかなり接
近していることが分かる。上記実測値の測定条件は下記
の通りである。
【0046】測定条件:吐出圧(Pd)/吸入圧(P
s)=20/4(kgf/cm2G)≒2.0/0.4
(MPaG)
【0047】なお、上記実施形態では、従来のサライ溝
19を2つに分割した例について説明したが、この種の
サライ溝19の分割数は2つに限定されることはなく、
たとえば図5に示したように、サライ溝19を3分割す
ることもできる。
【0048】図5のサライ溝3分割構造は、図2に示し
た一方の分割室19aをさらに2つの分割室19a-1
19a-2に分割し、そのどちらの分割室19a-1、19
a-2にも吸入側連通路27、27をそれぞれ設けたもの
であり、各分割室19a-1、19a -2はそれぞれの吸入側
連通路27、27を介して吸入通路21、吸入室13側
に連通するように構成されている。また、このサライ溝
3分割構造の場合、3つの分割室19a-1、19a-2、1
9bのうち、第1の分割室19a-1は、吸入過程(ロー
タ回転角度でいうと13°〜54°の範囲)においてベ
ーン9底部と連通し、第2の分割室19a-2は、圧縮過
程初期(ロータ回転角度でいうと54°〜120°の範
囲)においてベーン9底部と連通し、第3の分割室19
bは、上記実施形態と同じく圧縮過程中間期においてベ
ーン9底部と連通するように構成されている。
【0049】ここで、上記第1および第2の分割室19
a-1、19a-2と第3の分割室19bとを比較すると、オ
イル圧は第3の分割室19bより第1および第2の分割
室19a-1、19a-2の方が低減される。これは第1およ
び第2の分割室19a-1、19a-2からそれぞれの吸入側
連通路27、27を介して吸入通路21側へオイルが流
出するためである。
【0050】また、第1の分割室19a-1と第2の分割
室19a-2とを比較すると、オイル圧は第1の分割室1
a-1の方が比較的高くなる。これは次の現象によるも
のと考えられる。すなわち、吸気から吐出までを一行程
とした場合、本実施形態の気体圧縮機においては、ロー
タ回転角でいうと13°〜175°までの間と193°
〜355°までの間がそれぞれ一行程となり、これらの
各行程の終り(圧縮過程末期:150°〜175°また
は330°〜355°)において高圧供給穴28から背
圧室20内へ高圧オイルが供給されるが、この一行程の
終りに供給された背圧室20内の高圧オイルが次の行程
の始まり(13°または193°)において第1の分割
室19a-1に流入する。つまり、第1の分割室19a-1
は一行程前の背圧室20内の高圧オイルが流入するた
め、第1の分割室19a-1のオイル圧の方が第2の分割
室19a-2のそれより比較的高くなるものと考えられ
る。
【0051】図6は、ベーン9の回転角度(θ)とベー
ン背圧(Pvn)との関係を実測したものであり、図中
実線は、上記のようにサライ溝19を3分割したタイプ
の気体圧縮機(以下「本発明品(2)」という。)のベ
ーン背圧、図中一点破線は、従来の気体圧縮機(以下
「従来品」という)のベーン背圧、図中二点破線は、ベ
ーン背圧の理論計算値をそれぞれ示したものである。こ
こで、本発明品(2)と従来品とを比較すると、低圧冷
媒ガスの吸入過程初期から圧縮過程初期までの間におい
て、従来品より本発明品のベーン背圧の方が低く、理論
計算値とかなり接近していることが分かる。
【0052】また、図4に示した本発明品(1)に係る
ベーン背圧と図6に示した本発明品(2)に係るベーン
背圧とを比較すると、後者の本発明品(2)の方が、ロ
ータ回転角度でいうと54°付近頃からより理論計算値
に近いベーン背圧となっている。これは、54°付近か
ら第1の分割室19a-1に代えて、第2の分割室19a -2
が背圧室20と連通するようになるが、その第2の分割
室19a-2のオイル圧が第1の分割室19a-1のオイル圧
より低いためである。このように第2の分割室19a-2
のオイル圧が第1の分割室19a-1のそれより低圧であ
るのは次の現象によるものと考えられる。すなわち、第
1の分割室19a-1には、前述の通り、一行程前の背圧
室20内の高圧オイルが流入してしまうが、第2の分割
室19a- 2へはそのような高圧オイルの流入がなく、高
圧オイルによるオイル圧の上昇が防止されるためであ
る。
【0053】なお、上記実測値の測定条件は下記の通り
である。
【0054】測定条件:吐出圧(Pd)/吸入圧(P
s)=20/4(kgf/cm2G)≒2.0/0.4
(MPaG)
【0055】上記各実施形態の吸入側連通路27(図
2、図5参照)は、いずれも、サイドブロック2、3を
穿孔して孔状に形成したが、図7に示すように、溝状の
吸入側連通路27を採用することもでき、この場合はサ
イドブロック2、3のシリンダ対向面を一部溝状に削り
取るものとする。
【0056】
【発明の効果】本発明にあっては、上記の如く、サライ
溝を仕切りにより複数の分割室に分割するという構成を
採用したものである。このため、低圧冷媒ガスの吸入過
程初期から圧縮過程初期までの間については、一の分割
室から減圧オイルよりさらに低いオイル圧をベーン背圧
としてベーン底部へ供給し、圧縮過程中間期は、他の分
割室から減圧オイル圧をベーン背圧としてベーン底部へ
供給することができ、吸入過程初期から圧縮過程初期ま
での間における実際のベーン背圧を理論計算値に近い値
にまで引き下げることが可能となる。よって、圧縮不良
や騒音を発生させることなく、過剰なベーン背圧による
ベーン先端あるいはシリンダ内壁の摩耗等の防止と、高
過ぎるベーン背圧による余分な動力の削減を図ることが
でき、耐久性に優れた小動力型の気体圧縮機を提供し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気体圧縮機の一実施形態を示した
断面図。
【図2】図1に示した気体圧縮機におけるシリンダ側か
ら見たリア側サイドブロックの正面図。
【図3】本発明の要部、主に仕切り壁についての実施形
態の説明図。
【図4】ベーン回転角度とベーン背圧との関係の説明図
(サライ溝2分割タイプ)。
【図5】本発明の要部、主にサライ溝の3分割について
の実施形態の説明図。
【図6】ベーン回転角度とベーン背圧との関係の説明図
(サライ溝3分割タイプ)。
【図7】本発明の要部、主に吸入側連通路の他の実施形
態の説明図。
【図8】従来の気体圧縮機の断面図。
【図9】図8のA−A線でのシリンダ断面図。
【図10】従来の気体圧縮機におけるシリンダ側からみ
たリア側サイドブロックの正面図。
【符号の説明】
1 シリンダ 2 フロント側のサイドブロック 3 リア側のサイドブロック 4 ロータ 5 ロータ軸 6、7 軸受 6a、7a 軸受隙間 8 ベーン溝 9 ベーン 10 圧縮機本体 11 ケーシング 12 フロントヘッド 13 吸入室 14 吐出室 15 圧縮室 16 油分離器 17 オイル溜り 18 高圧油穴 19 サライ溝 19a 一方の分割室 19b 他方の分割室 19c 仕切り壁 20 背圧室 20a 背圧室角部 21 吸入通路 22 吐出孔 23 吐出バルブ 24 吐出チャンバ 25 吐出通路 26 中圧油穴 27 吸入側連通路 28 高圧供給穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周略楕円状のシリンダと、上記シリン
    ダの端面に取り付けられたサイドブロックと、上記シリ
    ンダの内側に位置しかつロータ軸とその軸受を介して回
    転可能に設けたロータと、上記ロータの外周面に形成さ
    れたベーン溝と、上記ベーン溝に摺動可能に装着された
    ベーンと、上記シリンダ、サイドブロック、ロータおよ
    びベーンによって仕切り形成される圧縮室とを備え、 上記圧縮室が上記ロータの回転により容積の大小変化を
    繰り返し、この圧縮室の容積変化により、吸入室側から
    圧縮室への低圧冷媒ガスの吸入、圧縮室での冷媒ガスの
    圧縮、および圧縮室から吐出室側の高圧冷媒ガスの吐出
    を行う気体圧縮機において、 上記サイドブロックのシリンダ対向面側には、上記ベー
    ン底部に連通するサライ溝が形成され、 上記サライ溝が仕切りにより複数の分割室に分割されて
    なることを特徴とする気体圧縮機。
  2. 【請求項2】 サライ溝を2つの分割室に仕切り分割し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  3. 【請求項3】 サライ溝を3つの分割室に仕切り分割し
    てなることを特徴とする請求項1に記載の気体圧縮機。
  4. 【請求項4】 上記複数の分割室のうち、一の分割室
    は、吸入過程初期から圧縮過程初期までの間、上記ロー
    タ軸と軸受の隙間で絞られた減圧オイルの圧力より低い
    オイル圧をベーン底部に作用させる手段であり、他の分
    割室は、圧縮過程中間期に、上記減圧オイルをベーン底
    部に作用させる手段であることを特徴とする請求項1乃
    至3に記載の気体圧縮機。
  5. 【請求項5】 上記一の分割室内に減圧オイルの圧力よ
    り低いオイル圧を形成する手段が、 上記一の分割室に一端が開口しかつ他端が上記吸入室側
    に連通している吸入側連通路からなることを特徴とする
    請求項1乃至3に記載の気体圧縮機。
  6. 【請求項6】 上記サライ溝を仕切り分割する仕切り壁
    が、ベーンまたはベーン溝と略平行な直線形状であるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3に記載の気体圧縮機。
  7. 【請求項7】 上記サライ溝を仕切り分割する仕切り壁
    が、その仕切り壁中央付近より下部側が上記一の分割室
    から他の分割室側に食い込むように屈曲形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3に記載の気体圧縮機。
JP2000073379A 1999-03-24 2000-03-16 気体圧縮機 Pending JP2000337281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000073379A JP2000337281A (ja) 1999-03-24 2000-03-16 気体圧縮機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11-80087 1999-03-24
JP8008799 1999-03-24
JP2000073379A JP2000337281A (ja) 1999-03-24 2000-03-16 気体圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000337281A true JP2000337281A (ja) 2000-12-05

Family

ID=26421135

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000073379A Pending JP2000337281A (ja) 1999-03-24 2000-03-16 気体圧縮機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000337281A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107701447A (zh) * 2017-09-29 2018-02-16 珠海格力电器股份有限公司 一种压缩机的油路结构和压缩机
CN111065824A (zh) * 2018-08-16 2020-04-24 Lg电子株式会社 旋转式压缩机
CN111997898A (zh) * 2020-09-10 2020-11-27 常州康普瑞汽车空调有限公司 一种旋叶式压缩机背压优化结构及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107701447A (zh) * 2017-09-29 2018-02-16 珠海格力电器股份有限公司 一种压缩机的油路结构和压缩机
WO2019061892A1 (zh) * 2017-09-29 2019-04-04 格力电器(武汉)有限公司 一种压缩机的油路结构和压缩机
CN107701447B (zh) * 2017-09-29 2019-08-06 珠海格力电器股份有限公司 一种压缩机的油路结构和压缩机
US11248609B2 (en) 2017-09-29 2022-02-15 Gree Electric Appliances (Wuhan) Co., Ltd Oil line structure of compressor and compressor
CN111065824A (zh) * 2018-08-16 2020-04-24 Lg电子株式会社 旋转式压缩机
CN111997898A (zh) * 2020-09-10 2020-11-27 常州康普瑞汽车空调有限公司 一种旋叶式压缩机背压优化结构及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8251683B2 (en) Variable capacity rotary compressor
EP1923571B1 (en) Capacity-variable rotary compressor
US5676535A (en) Enhanced rotary compressor valve port entrance
EP1915531B1 (en) Compressor
US6336800B1 (en) Rotary compressor
JP2000337281A (ja) 気体圧縮機
JP2003227485A (ja) 複数シリンダ圧縮機
US20110135526A1 (en) Rotary compressor
EP2685106B1 (en) Two-stage compressor and two-stage compression system
JP2002221175A (ja) 気体圧縮機
JP3738148B2 (ja) 気体圧縮機
JP5727348B2 (ja) 気体圧縮機
JPS60113084A (ja) スライディングベ−ン式ロ−タリ−圧縮機
JP2003155985A (ja) 気体圧縮機
JPH09256977A (ja) ベーン型圧縮機
JP2001295782A (ja) 気体圧縮機
JP2789630B2 (ja) ベーン圧縮機
JPS6350696A (ja) ロ−タリコンプレツサ
JPS62178794A (ja) スクロ−ル圧縮機
KR20010076889A (ko) 저압식 로터리 압축기
JP2002174190A (ja) 気体圧縮機
JP4370037B2 (ja) 気体圧縮機
JP2000265983A (ja) 気体圧縮機
JP3123178B2 (ja) ローリングピストン型圧縮機
JPS59218393A (ja) 圧縮機

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040617

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090520

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20090610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091006